JP2002304700A - 移動体警報システム - Google Patents
移動体警報システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両や歩行者等の移動体の移動状態を確実に
把握して互いに通知することで移動時の安全性を向上さ
せる。 【解決手段】 各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃは、
複数（例えば３つ）の基地局Ａ，…，Ａから受信した時
間情報や、人工衛星から受信したＧＰＳ信号や適宜の基
地局から受信したＤＧＰＳ信号に基づいて現在位置を算
出して、この位置情報を情報サーバ１２へ送信する。位
置情報を受信した情報サーバ１２は、各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃの移動方向および移動速度および移
動加速度に関する現在値および予測値を算出し、これら
の予測値に基づいて、所定時間（例えば、３秒）以内に
互いに交錯する可能性が有る各携帯電話１１ａ，１１
ｂ，１１ｃに対する警報情報を生成して、サーバ側通信
部３１を介して、交錯する可能性が有る各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃに向けて発信する。
把握して互いに通知することで移動時の安全性を向上さ
せる。 【解決手段】 各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃは、
複数（例えば３つ）の基地局Ａ，…，Ａから受信した時
間情報や、人工衛星から受信したＧＰＳ信号や適宜の基
地局から受信したＤＧＰＳ信号に基づいて現在位置を算
出して、この位置情報を情報サーバ１２へ送信する。位
置情報を受信した情報サーバ１２は、各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃの移動方向および移動速度および移
動加速度に関する現在値および予測値を算出し、これら
の予測値に基づいて、所定時間（例えば、３秒）以内に
互いに交錯する可能性が有る各携帯電話１１ａ，１１
ｂ，１１ｃに対する警報情報を生成して、サーバ側通信
部３１を介して、交錯する可能性が有る各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃに向けて発信する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両や歩行
者等の移動体同士間において相互の移動状態に基づいて
警報を通知する移動体警報システムに関する。
者等の移動体同士間において相互の移動状態に基づいて
警報を通知する移動体警報システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば特開平１１−３５３５９４
号公報に開示された対向車報知システムのように、対向
車線を越えて曲進する対向車と直進車との間で無線通信
を行い、双方の運転者に互いの存在を報知し合う対向車
報知システムが知られている。
号公報に開示された対向車報知システムのように、対向
車線を越えて曲進する対向車と直進車との間で無線通信
を行い、双方の運転者に互いの存在を報知し合う対向車
報知システムが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな対向車報知システムにおいては、車両相互で通信を
行うための通信システムを新たに搭載する必要があり、
システムの構築に要する費用が嵩むという問題がある。
また、例えば特開平９−２２６４９０号公報に開示され
た横断物の検出装置のように、車両に搭載したカメラに
よって撮像して得られる画像から、車両前方の歩行者等
の移動体と車両との間の距離を検出する検出装置が知ら
れている。しかしながら、このような検出装置では、例
えば障害物等によって遮蔽された位置に存在する歩行者
等を検出することはできず、回避動作を促す警報メッセ
ージの発報等に遅れを生じる場合があり、安全かつ快適
な走行支援の実現に支障を来す虞がある。
うな対向車報知システムにおいては、車両相互で通信を
行うための通信システムを新たに搭載する必要があり、
システムの構築に要する費用が嵩むという問題がある。
また、例えば特開平９−２２６４９０号公報に開示され
た横断物の検出装置のように、車両に搭載したカメラに
よって撮像して得られる画像から、車両前方の歩行者等
の移動体と車両との間の距離を検出する検出装置が知ら
れている。しかしながら、このような検出装置では、例
えば障害物等によって遮蔽された位置に存在する歩行者
等を検出することはできず、回避動作を促す警報メッセ
ージの発報等に遅れを生じる場合があり、安全かつ快適
な走行支援の実現に支障を来す虞がある。
【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、車両や歩行者等の移動体の移動状態を確実に把握し
て互いに通知することで、移動時の安全性を向上させる
ことが可能な移動体警報システムを提供することを目的
としている。
で、車両や歩行者等の移動体の移動状態を確実に把握し
て互いに通知することで、移動時の安全性を向上させる
ことが可能な移動体警報システムを提供することを目的
としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項１に記載の本発明の移動
体警報システムは、複数の携帯端末（例えば、後述する
実施の形態における各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１
ｃ）と、前記複数の携帯端末と通信接続可能とされた情
報サーバ（例えば、後述する実施の形態における情報サ
ーバ１２）とを備えた移動体警報システムであって、前
記複数の各携帯端末は、自己の位置を算出する位置情報
算出手段（例えば、後述する実施の形態における現在位
置算出部２３）と、前記位置情報算出手段にて算出した
前記位置の情報を前記情報サーバへ送信する通信手段
（例えば、後述する実施の形態における通信部２１）と
を備え、前記情報サーバは、前記複数の各携帯端末から
受信した前記位置の情報を記憶する位置情報記憶手段
（例えば、後述する実施の形態における位置情報記憶部
３２）と、前記位置情報記憶手段にて記憶した前記位置
の情報に基づいて、前記複数の各携帯端末の移動方向お
よび移動速度および移動加速度の予測値を算出する移動
予測手段（例えば、後述する実施の形態における移動予
測部３３）と、前記移動予測手段にて算出した前記移動
方向および移動速度および移動加速度の予測値に基づい
て、互いに交錯する可能性のある前記複数の携帯端末に
対して警報情報を出力する警報出力手段（例えば、後述
する実施の形態における警報出力部３４）とを備えたこ
とを特徴としている。
目的を達成するために、請求項１に記載の本発明の移動
体警報システムは、複数の携帯端末（例えば、後述する
実施の形態における各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１
ｃ）と、前記複数の携帯端末と通信接続可能とされた情
報サーバ（例えば、後述する実施の形態における情報サ
ーバ１２）とを備えた移動体警報システムであって、前
記複数の各携帯端末は、自己の位置を算出する位置情報
算出手段（例えば、後述する実施の形態における現在位
置算出部２３）と、前記位置情報算出手段にて算出した
前記位置の情報を前記情報サーバへ送信する通信手段
（例えば、後述する実施の形態における通信部２１）と
を備え、前記情報サーバは、前記複数の各携帯端末から
受信した前記位置の情報を記憶する位置情報記憶手段
（例えば、後述する実施の形態における位置情報記憶部
３２）と、前記位置情報記憶手段にて記憶した前記位置
の情報に基づいて、前記複数の各携帯端末の移動方向お
よび移動速度および移動加速度の予測値を算出する移動
予測手段（例えば、後述する実施の形態における移動予
測部３３）と、前記移動予測手段にて算出した前記移動
方向および移動速度および移動加速度の予測値に基づい
て、互いに交錯する可能性のある前記複数の携帯端末に
対して警報情報を出力する警報出力手段（例えば、後述
する実施の形態における警報出力部３４）とを備えたこ
とを特徴としている。
【０００６】上記構成の移動体警報システムによれば、
例えば携帯電話等をなす各携帯端末は自己の現在位置を
算出して、この位置情報を、例えば所定時間周期で情報
サーバへと送信する。各携帯端末から位置情報を受信し
た情報サーバは、この位置情報を時系列データとして扱
って、各携帯端末の移動状態、つまり移動速度や移動速
度や移動加速度の予測値を算出する。そして、これらの
予測値に基づいて、交錯する可能性のある各携帯端末を
予測して、各々に警報情報を送信する。
例えば携帯電話等をなす各携帯端末は自己の現在位置を
算出して、この位置情報を、例えば所定時間周期で情報
サーバへと送信する。各携帯端末から位置情報を受信し
た情報サーバは、この位置情報を時系列データとして扱
って、各携帯端末の移動状態、つまり移動速度や移動速
度や移動加速度の予測値を算出する。そして、これらの
予測値に基づいて、交錯する可能性のある各携帯端末を
予測して、各々に警報情報を送信する。
【０００７】この場合、各移動体が携帯する携帯電話等
によって現在位置の情報が算出されることから、各移動
体の移動状態を把握するための特別の装置を備える必要
が無く、容易に各移動体の位置情報を収集することがで
きる。しかも、各移動体の移動状態を予測して警報情報
を出力するため、互いに視認できない状態であっても、
交錯する可能性のある各移動体は余裕のある回避動作を
実行することができる。
によって現在位置の情報が算出されることから、各移動
体の移動状態を把握するための特別の装置を備える必要
が無く、容易に各移動体の位置情報を収集することがで
きる。しかも、各移動体の移動状態を予測して警報情報
を出力するため、互いに視認できない状態であっても、
交錯する可能性のある各移動体は余裕のある回避動作を
実行することができる。
【０００８】さらに、請求項２に記載の本発明の移動体
警報システムは、前記位置情報算出手段は、前記携帯端
末と人工衛星との間の距離に基づいて自己の位置を算出
することを特徴としている。上記構成の移動体警報シス
テムによれば、例えば人工衛星から受信したＧＰＳ信号
や適宜の基地局から受信したＤＧＰＳ信号に基づいて、
各携帯端末の現在位置を精度良く算出することができ
る。
警報システムは、前記位置情報算出手段は、前記携帯端
末と人工衛星との間の距離に基づいて自己の位置を算出
することを特徴としている。上記構成の移動体警報シス
テムによれば、例えば人工衛星から受信したＧＰＳ信号
や適宜の基地局から受信したＤＧＰＳ信号に基づいて、
各携帯端末の現在位置を精度良く算出することができ
る。
【０００９】さらに、請求項３に記載の本発明の移動体
警報システムは、前記位置情報算出手段は、前記携帯端
末と、移動体通信の基地局との間の距離に基づいて自己
の位置を算出することを特徴としている。上記構成の移
動体警報システムによれば、複数（例えば３つ）の基地
局から受信した時間情報の信号に基づいて、各携帯端末
の現在位置を精度良く算出することができる。
警報システムは、前記位置情報算出手段は、前記携帯端
末と、移動体通信の基地局との間の距離に基づいて自己
の位置を算出することを特徴としている。上記構成の移
動体警報システムによれば、複数（例えば３つ）の基地
局から受信した時間情報の信号に基づいて、各携帯端末
の現在位置を精度良く算出することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
移動体警報システムについて添付図面を参照しながら説
明する。図１は本発明の一実施形態に係る移動体警報シ
ステム１０の構成図である。本実施の形態による移動体
警報システム１０は、例えば車両Ｖの乗員が携帯する携
帯電話１１ａや二輪車Ｂの乗員が携帯する携帯電話１１
ｂや歩行者Ｃが携帯する携帯電話１１ｃ等からなる複数
の携帯端末と、情報サーバ１２とを備えて構成されてい
る。
移動体警報システムについて添付図面を参照しながら説
明する。図１は本発明の一実施形態に係る移動体警報シ
ステム１０の構成図である。本実施の形態による移動体
警報システム１０は、例えば車両Ｖの乗員が携帯する携
帯電話１１ａや二輪車Ｂの乗員が携帯する携帯電話１１
ｂや歩行者Ｃが携帯する携帯電話１１ｃ等からなる複数
の携帯端末と、情報サーバ１２とを備えて構成されてい
る。
【００１１】複数の携帯端末をなす各携帯電話１１ａ，
１１ｂ，１１ｃは、例えば、通信部２１と、測位信号受
信部２２と、現在位置算出部２３と、表示装置２４と、
スピーカ２５とを備えて構成されている。通信部２１
は、例えば所定の時間周期で、アンテナ２１ａを介して
複数（例えば３つ）の基地局Ａ，…，Ａから時間情報を
取得して現在位置算出部２３へ出力すると共に、後述す
るように、現在位置算出部２３にて算出した自己の現在
位置の位置情報を情報サーバ１２へ向けて送信する。さ
らに、後述するように、通信部２１は情報サーバ１２か
ら警報情報を受信して表示装置２４やスピーカ２５へ出
力する。測位信号受信部２２は、例えば人工衛星を利用
して各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの位置を測定す
るためのＧＰＳ（Global Position System）信号や、Ｇ
ＰＳ信号の誤差を補正して測位精度を向上させるための
Ｄ（Differential）ＧＰＳ信号等の測位信号を受信し
て、現在位置算出部２３へ出力する。
１１ｂ，１１ｃは、例えば、通信部２１と、測位信号受
信部２２と、現在位置算出部２３と、表示装置２４と、
スピーカ２５とを備えて構成されている。通信部２１
は、例えば所定の時間周期で、アンテナ２１ａを介して
複数（例えば３つ）の基地局Ａ，…，Ａから時間情報を
取得して現在位置算出部２３へ出力すると共に、後述す
るように、現在位置算出部２３にて算出した自己の現在
位置の位置情報を情報サーバ１２へ向けて送信する。さ
らに、後述するように、通信部２１は情報サーバ１２か
ら警報情報を受信して表示装置２４やスピーカ２５へ出
力する。測位信号受信部２２は、例えば人工衛星を利用
して各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの位置を測定す
るためのＧＰＳ（Global Position System）信号や、Ｇ
ＰＳ信号の誤差を補正して測位精度を向上させるための
Ｄ（Differential）ＧＰＳ信号等の測位信号を受信し
て、現在位置算出部２３へ出力する。
【００１２】現在位置算出部２３は、通信部２１にて複
数（例えば３つ）の基地局Ａ，…，Ａから受信した時間
情報や、測位信号受信部２２にて、例えば人工衛星から
受信したＧＰＳ信号や適宜の基地局から受信したＤＧＰ
Ｓ信号に基づいて、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃ
の現在位置を算出して、通信部２１へ出力する。すなわ
ち、各基地局Ａ，…，Ａや人工衛星に対する位置情報は
既知であるため、例えば各基地局Ａ，…，Ａから発信さ
れる時間情報を受信することで、各基地局Ａ，…，Ａ
と、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃとの間の距離を
算出することができる。そして、これらの距離に基づい
て各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの位置を算出す
る。
数（例えば３つ）の基地局Ａ，…，Ａから受信した時間
情報や、測位信号受信部２２にて、例えば人工衛星から
受信したＧＰＳ信号や適宜の基地局から受信したＤＧＰ
Ｓ信号に基づいて、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃ
の現在位置を算出して、通信部２１へ出力する。すなわ
ち、各基地局Ａ，…，Ａや人工衛星に対する位置情報は
既知であるため、例えば各基地局Ａ，…，Ａから発信さ
れる時間情報を受信することで、各基地局Ａ，…，Ａ
と、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃとの間の距離を
算出することができる。そして、これらの距離に基づい
て各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの位置を算出す
る。
【００１３】表示装置２４は、例えば液晶表示装置等を
なしており、後述するように通信部２１を介して情報サ
ーバ１２から受信した警報情報に基づいて、警報および
各種の情報、例えば各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃ
間において互いに交錯（例えば、接近や衝突等）の可能
性があるものに関する情報（例えば、移動速度等）やこ
れらを視覚的に表示する図形や、衝突予測位置までの距
離や時間等を表示する。スピーカ２５は、後述するよう
に通信部２１を介して情報サーバ１２から受信した警報
情報に基づいて、警報音や音声、例えば各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃ間において互いに交錯の可能性があ
るものに関する情報や、衝突の回避動作や停止動作等を
促す各種の警報メッセージ等を出力する。
なしており、後述するように通信部２１を介して情報サ
ーバ１２から受信した警報情報に基づいて、警報および
各種の情報、例えば各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃ
間において互いに交錯（例えば、接近や衝突等）の可能
性があるものに関する情報（例えば、移動速度等）やこ
れらを視覚的に表示する図形や、衝突予測位置までの距
離や時間等を表示する。スピーカ２５は、後述するよう
に通信部２１を介して情報サーバ１２から受信した警報
情報に基づいて、警報音や音声、例えば各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃ間において互いに交錯の可能性があ
るものに関する情報や、衝突の回避動作や停止動作等を
促す各種の警報メッセージ等を出力する。
【００１４】情報サーバ１２は、例えば、サーバ側通信
部３１と、位置情報記憶部３２と、移動予測部３３と、
警報出力部３４とを備えて構成されている。サーバ側通
信部３１は、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃから送
信される現在位置の位置情報を受信して位置情報記憶部
３２へ格納すると共に、後述するように、警報出力部３
４から出力される警報情報を所望の各携帯電話１１ａ，
１１ｂ，１１ｃへ向けて発信する。移動予測部３３は、
位置情報記憶部３２に記憶された各携帯電話１１ａ，１
１ｂ，１１ｃの現在位置の位置情報を時系列データとし
て扱って、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの移動方
向および移動速度および移動加速度に関する現在値およ
び予測値を算出する。
部３１と、位置情報記憶部３２と、移動予測部３３と、
警報出力部３４とを備えて構成されている。サーバ側通
信部３１は、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃから送
信される現在位置の位置情報を受信して位置情報記憶部
３２へ格納すると共に、後述するように、警報出力部３
４から出力される警報情報を所望の各携帯電話１１ａ，
１１ｂ，１１ｃへ向けて発信する。移動予測部３３は、
位置情報記憶部３２に記憶された各携帯電話１１ａ，１
１ｂ，１１ｃの現在位置の位置情報を時系列データとし
て扱って、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの移動方
向および移動速度および移動加速度に関する現在値およ
び予測値を算出する。
【００１５】警報出力部３４は、移動予測部３３にて算
出した各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの移動方向お
よび移動速度および移動加速度に関する予測値に基づい
て、所定時間（例えば、３秒）以内に互いに交錯（例え
ば、接近や衝突等）する可能性が有る各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃに対する警報情報を生成して、サー
バ側通信部３１を介して、衝突の可能性が有る各携帯電
話１１ａ，１１ｂ，１１ｃに向けて発信する。ここで警
報情報は、例えば各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの
移動状態（例えば、移動速度や、移動加速度や、移動方
向や、移動位置等）の情報や、交錯予測位置までの距離
や時間や、交錯の回避動作や停止動作等を促す各種の警
報メッセージ等を含んで構成されている。
出した各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの移動方向お
よび移動速度および移動加速度に関する予測値に基づい
て、所定時間（例えば、３秒）以内に互いに交錯（例え
ば、接近や衝突等）する可能性が有る各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃに対する警報情報を生成して、サー
バ側通信部３１を介して、衝突の可能性が有る各携帯電
話１１ａ，１１ｂ，１１ｃに向けて発信する。ここで警
報情報は、例えば各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの
移動状態（例えば、移動速度や、移動加速度や、移動方
向や、移動位置等）の情報や、交錯予測位置までの距離
や時間や、交錯の回避動作や停止動作等を促す各種の警
報メッセージ等を含んで構成されている。
【００１６】本実施の形態による移動体警報システム１
０は上記構成を備えており、次に、この移動体警報シス
テム１０の動作について説明する。先ず、各携帯電話１
１ａ，１１ｂ，１１ｃは、複数（例えば３つ）の基地局
Ａ，…，Ａから受信した時間情報や、例えば人工衛星か
ら受信したＧＰＳ信号や適宜の基地局から受信したＤＧ
ＰＳ信号に基づいて、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１
ｃの現在位置を算出して、この現在位置の位置情報を情
報サーバ１２へ送信する。
０は上記構成を備えており、次に、この移動体警報シス
テム１０の動作について説明する。先ず、各携帯電話１
１ａ，１１ｂ，１１ｃは、複数（例えば３つ）の基地局
Ａ，…，Ａから受信した時間情報や、例えば人工衛星か
ら受信したＧＰＳ信号や適宜の基地局から受信したＤＧ
ＰＳ信号に基づいて、各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１
ｃの現在位置を算出して、この現在位置の位置情報を情
報サーバ１２へ送信する。
【００１７】各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの現在
位置の位置情報を受信した情報サーバ１２は、各携帯電
話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの移動方向および移動速度お
よび移動加速度に関する現在値および予測値を算出し、
これらの移動方向および移動速度および移動加速度に関
する予測値に基づいて、所定時間（例えば、３秒）以内
に互いに交錯する可能性が有る各携帯電話１１ａ，１１
ｂ，１１ｃに対する警報情報を生成して、サーバ側通信
部３１を介して、交錯する可能性が有る各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃに向けて発信する。情報サーバ１２
から警報情報を受信した各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１
１ｃは、受信した警報情報を表示装置２４に表示した
り、警報音や警報メッセージ等をスピーカ２５から出力
する。
位置の位置情報を受信した情報サーバ１２は、各携帯電
話１１ａ，１１ｂ，１１ｃの移動方向および移動速度お
よび移動加速度に関する現在値および予測値を算出し、
これらの移動方向および移動速度および移動加速度に関
する予測値に基づいて、所定時間（例えば、３秒）以内
に互いに交錯する可能性が有る各携帯電話１１ａ，１１
ｂ，１１ｃに対する警報情報を生成して、サーバ側通信
部３１を介して、交錯する可能性が有る各携帯電話１１
ａ，１１ｂ，１１ｃに向けて発信する。情報サーバ１２
から警報情報を受信した各携帯電話１１ａ，１１ｂ，１
１ｃは、受信した警報情報を表示装置２４に表示した
り、警報音や警報メッセージ等をスピーカ２５から出力
する。
【００１８】上述したように、本実施の形態による移動
体警報システム１０によれば、各移動体が携帯する携帯
電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃから送信される位置情報に
基づいて、各移動体の移動状態が予測され、交錯する可
能性が有る場合には警報情報が通知されることから、各
移動体の衝突を回避することができる。これにより、例
えば図２に示すように、一方の移動体（例えば、車両
Ｖ）から障害物Ｄ等で遮蔽されて視認することができな
い移動体（例えば、歩行者Ｃ）が存在する場合であって
も、交錯する可能性がある場合には双方に対して警報情
報が出力されることから、余裕を持って回避動作を行う
ことができる。
体警報システム１０によれば、各移動体が携帯する携帯
電話１１ａ，１１ｂ，１１ｃから送信される位置情報に
基づいて、各移動体の移動状態が予測され、交錯する可
能性が有る場合には警報情報が通知されることから、各
移動体の衝突を回避することができる。これにより、例
えば図２に示すように、一方の移動体（例えば、車両
Ｖ）から障害物Ｄ等で遮蔽されて視認することができな
い移動体（例えば、歩行者Ｃ）が存在する場合であって
も、交錯する可能性がある場合には双方に対して警報情
報が出力されることから、余裕を持って回避動作を行う
ことができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
本発明の移動体警報システムによれば、各移動体の移動
状態を把握するための特別の装置を備える必要が無く、
容易に各移動体の位置情報を収集することができる。し
かも、各移動体の移動状態を予測して警報情報を出力す
るため、互いに視認できない状態であっても、交錯する
可能性のある各移動体は余裕のある回避動作を実行する
ことができる。
本発明の移動体警報システムによれば、各移動体の移動
状態を把握するための特別の装置を備える必要が無く、
容易に各移動体の位置情報を収集することができる。し
かも、各移動体の移動状態を予測して警報情報を出力す
るため、互いに視認できない状態であっても、交錯する
可能性のある各移動体は余裕のある回避動作を実行する
ことができる。
【００２０】さらに、請求項２に記載の本発明の移動体
警報システムによれば、人工衛星から受信したＧＰＳ信
号や適宜の基地局から受信したＤＧＰＳ信号に基づい
て、各携帯端末の現在位置を精度良く算出することがで
きる。さらに、請求項３に記載の本発明の移動体警報シ
ステムによれば、複数（例えば３つ）の基地局から受信
した時間情報の信号に基づいて、各携帯端末の現在位置
を精度良く算出することができる。
警報システムによれば、人工衛星から受信したＧＰＳ信
号や適宜の基地局から受信したＤＧＰＳ信号に基づい
て、各携帯端末の現在位置を精度良く算出することがで
きる。さらに、請求項３に記載の本発明の移動体警報シ
ステムによれば、複数（例えば３つ）の基地局から受信
した時間情報の信号に基づいて、各携帯端末の現在位置
を精度良く算出することができる。
【図１】 本発明の一実施形態に係る移動体警報システ
ムの構成図である。
ムの構成図である。
【図２】 図１に示す移動体警報システムの動作の一例
を示す図である。
を示す図である。
１０ 移動体警報システム １１ａ，１１ｂ，１１ｃ 携帯電話（携帯端末） １２ 情報サーバ ２１ 通信部（通信手段） ３２ 位置情報記憶部（位置情報記憶手段） ３３ 移動予測部（移動予測手段） ３４ 警報出力部（警報出力手段）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６０Ｒ 21/00 ６２８ Ｂ６０Ｒ 21/00 ６２８Ｂ ６２８Ｃ Ｇ０８Ｂ 25/00 ５１０ Ｇ０８Ｂ 25/00 ５１０Ｄ ５１０Ｋ 25/08 25/08 Ａ 25/10 25/10 Ｄ 27/00 27/00 Ｃ Ｈ０４Ｂ 7/26 Ｈ０４Ｂ 7/26 Ｅ Ｈ０４Ｑ 7/34 １０９Ｍ 7/38 １０６Ａ Ｆターム(参考） 5C087 AA02 AA03 AA04 AA09 AA10 AA21 AA25 AA40 BB12 BB21 BB46 BB65 BB74 DD03 DD13 DD49 EE05 EE07 EE18 GG12 GG14 GG32 GG36 GG67 5H180 AA01 AA21 BB05 FF05 FF13 FF33 LL01 LL04 LL07 LL08 5K067 AA35 BB04 BB21 DD28 EE02 EE10 EE25 FF03 FF27 GG01 JJ52 JJ56 JJ63
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末
と通信接続可能とされた情報サーバとを備えた移動体警
報システムであって、 前記複数の各携帯端末は、自己の位置を算出する位置情
報算出手段と、 前記位置情報算出手段にて算出した前記位置の情報を前
記情報サーバへ送信する通信手段とを備え、 前記情報サーバは、前記複数の各携帯端末から受信した
前記位置の情報を記憶する位置情報記憶手段と、 前記位置情報記憶手段にて記憶した前記位置の情報に基
づいて、前記複数の各携帯端末の移動方向および移動速
度および移動加速度の予測値を算出する移動予測手段
と、 前記移動予測手段にて算出した前記移動方向および移動
速度および移動加速度の予測値に基づいて、互いに交錯
する可能性のある前記複数の携帯端末に対して警報情報
を出力する警報出力手段とを備えたことを特徴とする移
動体警報システム。 - 【請求項２】 前記位置情報算出手段は、前記携帯端末
と人工衛星との間の距離に基づいて自己の位置を算出す
ることを特徴とする請求項１に記載の移動体警報システ
ム。 - 【請求項３】 前記位置情報算出手段は、前記携帯端末
と、移動体通信の基地局との間の距離に基づいて自己の
位置を算出することを特徴とする請求項１に記載の移動
体警報システム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001108329A JP2002304700A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 移動体警報システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001108329A JP2002304700A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 移動体警報システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002304700A true JP2002304700A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18960491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001108329A Pending JP2002304700A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 移動体警報システム |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2002304700A (ja) |
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