JP2002304658A - 商品表示ラベルの保持体とラベルの保持方法 - Google Patents

商品表示ラベルの保持体とラベルの保持方法

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JP2002304658A
JP2002304658A JP2001105709A JP2001105709A JP2002304658A JP 2002304658 A JP2002304658 A JP 2002304658A JP 2001105709 A JP2001105709 A JP 2001105709A JP 2001105709 A JP2001105709 A JP 2001105709A JP 2002304658 A JP2002304658 A JP 2002304658A
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品表示ラベルを変更するだけで、形状の異
なる2種類の容器形状を1種類で表現でき、加えて、容
量の異なるダミー体に対しても1種類のラベル保持体で
対応することが容易に可能なラベル保持体を提供する。 【解決手段】 自動販売機のダミー体2を構成するため
のラベル保持体7であって、商品表示ラベル6の上縁部
の保持部15を備えた上蓋部材16と、商品表示ラベル
6の下縁部の保持部17を備えた下蓋部材18と、上下
の蓋部材16,18にわたる背面部材19とからなり、
上蓋部材16のラベル保持部15が、下蓋部材18のラ
ベル保持部17とによってストレートラベル6をほゞ半
円筒状ないし円筒状に保持する第1のラベル保持部分1
5aと、下蓋部材18のラベル保持部17とによってネ
ックインラベル6をほゞ円筒状ないし円筒状に保持する
第2のラベル保持部分15bとを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュースやコーヒ
ー、ビールなどの飲料の自動販売機に設置される所謂ダ
ミー体、具体的には、商品表示ラベルとこのラベルの保
持体とからなるダミー体のラベル保持体と、このラベル
保持体に対する商品表示ラベルの保持方法とに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動販売機に設置されるダミー体を構成
するためのラベル保持体は、一般に透明または半透明の
素材を用いて中空に形成されたものが多く、変色性およ
び褪色性の低い印刷が施された、商品内容を表すための
商品表示ラベルが取り付けられている。しかし、自動販
売機の多くは屋外に設けられるので、前記商品表示ラベ
ルが日光に直射されて紫外線を浴び、印刷模様や表示が
短期間で変色または褪色しやすい。そこで、従来よりメ
ンテナンス要員などが定期的に自動販売機の設置場所を
巡回して、その設置場所で商品表示ラベルを交換するよ
うにしている。
【0003】また、自動販売機に新商品を入れたり企画
変更で他商品と入れ替えたりするに際しても、陳列され
ているラベル保持体、またはラベル保持体に取り付けら
れている商品表示ラベルをそれぞれの現場で取り換える
作業が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動販売機
で販売される飲料容器の形状は、ほとんど円筒状の所謂
ストレートタイプの容器5と、天板部の径を底板部(従
って胴下部)の径よりも小さくして胴上部から天板部に
かけて次第に縮径したある所謂ネックイン容器の2種類
があり、その容量も、200mL、220mL、250
mL、280mL、350mL、500mLなど多岐に
わたっている。
【0005】このため、従来では、容器の形状や容量の
異なる商品の入れ替えに対処するために、容量に合わせ
て高さの異なる数種類のラベル保持体を用意する必要が
あった。また、同一容量に対しても、円筒形の所謂スト
レートタイプの容器を表現する略フラットなシート状の
ラベル(以下「ストレートラベル」と記す。)をほゞ半
円筒状ないし円筒状に保持してストレートタイプの容器
を表現するラベル保持体と、胴部が円筒形で胴部から天
面にかけて縮径させてある所謂ネックイン形の容器を表
現するために上部をくびれ状に成形したラベル(以下
「ネックインラベル」と記す。)をほゞ半円筒状ないし
円筒状に保持してネックイン容器を表現するラベル保持
体の2種類のものを多数ストックしておく必要があっ
た。
【0006】これは極めて不経済であるだけでなく、ラ
ベル保持体のストックスペースを広く要する点で問題が
あった。
【0007】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、商品表示ラベルを変更するだ
けで、形状の異なる2種類の容器を1種類で表現でき、
加えて、容量の異なるダミー体にも対応することが容易
に可能なラベル保持体を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するに至
った本発明によるラベル保持体は、商品表示ラベルの上
縁部の保持部を備えた上蓋部材と、商品表示ラベルの下
縁部の保持部を備えた下蓋部材と、上下の蓋部材にわた
る背面部材とからなり、上蓋部材のラベル保持部が、下
蓋部材のラベル保持部とによってストレートラベルをほ
ゞ半円筒状ないし円筒状に保持する第1のラベル保持部
分と、下蓋部材のラベル保持部とによってネックインラ
ベルをほゞ円筒状ないし円筒状に保持する第2のラベル
保持部分とを備えてなる点に特徴がある(請求項1)。
【0009】即ち、本発明は、ストレートタイプの容器
を表現するラベル保持体と、ネックインタイプの容器を
表現するラベル保持体とでは、ラベル上縁部の保持部の
構成が異なるだけである点に着目して成されたものであ
って、第1及び第2のラベル保持部分を上蓋部材に備え
た本発明のラベル保持体によれば、2種類の商品表示ラ
ベルを用意することで、1種類のラベル保持体によっ
て、形状の異なる2種類の容器形状のダミー体を表現さ
せることができる。
【0010】商品表示ラベルの上下の縁部を上下の蓋部
材の保持部に保持させるには、障子や襖を鴨居と敷居と
の間に嵌め込むような形態で、商品表示ラベルの上縁部
を上蓋部材の第1又は第2のラベル保持部分に差し込
み、次いで商品表示ラベルを引下げて、この商品表示ラ
ベルの下縁部を下蓋部材のラベル保持部分に差し込むこ
とで達成される。
【0011】この場合、商品表示ラベルの上縁部を差し
込む上で、上蓋部材の第1又は第2のラベル保持部分
に、ラベル差し込みの余裕を持たせることが必要であ
り、さもなくば、請求項2に記載の通り、商品表示ラベ
ルの下縁部を挿通させるスリットを、下蓋部材ラベル保
持部付近の蓋部材周縁部に形成して、商品表示ラベルの
下縁部をスリットから下方に抜き出すようにセットし、
この後、商品表示ラベルを持ち上げて、ラベル下縁部を
下蓋部材の底面部に乗せかけるようにすればよいのであ
る。
【0012】好適には、上記の背面部材を、上蓋部材の
背面から下方に向けて連設された下向き背面部と、下蓋
部材の背面から上方に向けて連設された上向き背面部と
から構成し、かつ、背面部の両者を、スライド手段を介
して互いに上下方向にスライド可能に連結することであ
る(請求項3)。
【0013】かゝる構成のラベル保持体によれば、形状
の異なる2種類の容器形状を1種類のラベル保持体で表
現できることに加えて、容量の異なる商品に対応させる
ように上蓋部材の高さ位置を調整し、かつ、それに対応
した商品表示ラベルを用意することで、高さの異なる容
器形状のダミー体を表現させることができる。
【0014】即ち、請求項3記載のラベル保持体によれ
ば、容器の形状や容量の異なる多数種のダミー体を1種
類のラベル保持体で組み立てることができるのであっ
て、ラベル保持体を余分に用意する必要が一切なく、コ
スト面で極めて経済的である上に、ラベル保持体のスト
ックスペースも最小で済むことになり、極めて経済的で
ある。
【0015】更には、上蓋部材を上下にスライドさせる
ことで、商品表示ラベルの上下の縁部を上下の蓋部材の
保持部に簡単に保持させることができる利点もある。
【0016】別の観点から、請求項4に記載された商品
表示ラベルの保持方法では、ストレートラベルについて
は、これを上蓋部材の第1のラベル保持部分と下蓋部材
のラベル保持部とによってほゞ半円筒状ないし円筒状に
保持し、ネックインラベルについては、これを上蓋部材
の第2のラベル保持部分と下蓋部材のラベル保持部とに
よってほゞ半円筒状にないし円筒状保持することを特徴
としており、これによって、1種類のラベル保持体によ
って、形状の異なる2種類のダミー体を表現させること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は飲料の自動販売機を示し、
この自動販売機は、その前面に商品補充用の扉1を開閉
可能に備えている。
【0018】そして、この扉1の上部には、複数のダミ
ー体2を展示するための展示部3が例えば上下二段に形
成されており、各展示部3の台座4には、図1に一部を
取り出して拡大図示するように、複数のダミー体2を装
着するための開口部5が形成されている。
【0019】上記のダミー体2は、飲料商品の内容を表
示する商品表示ラベル(例えば光透過性の合成樹脂製で
あって、以下、必要に応じて単にラベルという。)6
と、これを保持するラベル保持体7とからなり、このダ
ミー体2を支持する台座4の内部には、例えば蛍光灯に
よる照明灯8が配置されていて、台座4のダミー体装着
孔部を通してダミー体2の商品表示ラベル6がライトア
ップされるようになっている。
【0020】また、扉1の各展示部3の下部には、各ダ
ミー体2に関連付けて商品選択用押しボタン9が配置さ
れており、更に、展示部3の下方には、紙幣投入口10
と硬貨投入口11と釣り銭口12及び釣り銭返却用操作
レバー13が設けられ、下方には商品取り出し口14が
設けられている。
【0021】次に、ラベル保持体7の構成について図2
〜図6を参照しながら説明する。このラベル保持体7
は、耐熱性、耐候性を有する例えばポリプロピレン、ポ
リカーボネート、ポリエチレンテレフタレートや、その
再生品などを用いて製作されており、商品表示ラベル6
の上縁部aの保持部15を備えた上蓋部材16と、商品
表示ラベル6の下縁部bの保持部17を備えた下蓋部材
18と、上下の蓋部材16,18にわたる背面部材19
とからなる。
【0022】上記の上蓋部材16のラベル保持部15
は、第1及び第2のラベル保持部分15a,15bから
なり、この内の第1のラベル保持部分15aは、図5に
示すように、下蓋部材18のラベル保持部17とによっ
てフラットなシート状の商品表示ラベル6をほゞ半円筒
状ないし円筒状に保持し、第2のラベル保持部分15b
は、図6に示すように、下蓋部材18のラベル保持部1
7とによって上部側がくびれたシート状の商品表示ラベ
ル6を半円筒状に保持するように構成されている。
【0023】具体的には、第1のラベル保持部分15a
は、平面視が円形で上面部が平らに形成された天板部2
0の周縁部とその内側とに、天板部20の中心まわりの
側壁部21,22を垂下連設して、この側壁部21,2
2間に、ラベル6の上縁部aの差し込み隙間を形成して
なり、そして、この第1のラベル保持部分15aの内側
の側壁部22を、第2のラベル保持部分15bとしてい
るのである。
【0024】下蓋部材18のラベル保持部17は、平面
視が天板部20とほぼ同形状の底板部23の周縁部とそ
の内側とに、底板部23の中心まわりの側壁部24,2
5を立ち上げ連設して、この側壁部24,25間に、ラ
ベル6の下縁部bの差し込み隙間を形成してなり、か
つ、底板部23の中心まわりでの側壁部24,25の半
径を、第1のラベル保持部分15aの側壁部21,22
の半径とほゞ等しく設定している。
【0025】そして、下蓋部材18の下部側には、台座
4の開口部5に挿通される筒状部材26が垂下連設さ
れ、更に、開口部5に連ねて形成の切り欠き部34,3
4の端縁を挟持する固定手段35,35が、筒状部材2
6に連設されている。
【0026】固定手段35は、切り欠き部34を上下方
向で貫通する水平部材35aと、ダミー体2の回転に伴
って切り欠き部34の端縁に当接する縦部材35bとか
ら成り、かつ、水平部材35aの上面部を、縦部材35
b側ほど高くなるテーパー面に形成している。
【0027】上記の水平部材35aのテーパー面は、水
平部材35aを切り欠き部34に貫通させて、縦部材3
5bを切り欠き部34の端縁に当接させるまで、ダミー
体2を回転させた際に、下蓋部材18の底板部23とに
よって台座4を挟着し、これによって下蓋部材18ひい
てはダミー体2を台座4の開口部5に固定するものであ
る。
【0028】一方、背面部材19は、上蓋部材16の背
面において半周よりやや小さい範囲で下側に向けて連設
される下向き背面部27と、下蓋部材18の背面におい
て半周よりやや小さい範囲で上側に向けて連設される上
向き背面部28とから構成され、かつ、背面部27,2
8の両者は、スライド手段29を介して互いに上下方向
にスライドならびに固定可能に連結されている。
【0029】尚、この実施の形態では、上蓋部材16に
連設の下向き背面部27を、下蓋部材18に連設の上向
き背面部28の外側に当接させることから、上蓋部材1
6に連設の下向きの背面部を外背面部27と言い、下蓋
部材18に連設の上向きの背面部を内背面部28と言う
ものとする。
【0030】この背面部27,28をスライド可能に連
結するスライド手段29は、次のように構成されてい
る。即ち、内背面部28の幅方向の中央部分にフラット
な板部30を設けると共に、この板部30の外面部に、
スペーサー部材31を介して上下方向にレール部材32
を設け、一方、外背面部27の内面部に、上記のレール
部材32を上下方向にスライド可能に案内するガイドレ
ール33,33を設けると共に、外背面部27の幅方向
の中央部の下部側に、上下に間隔を隔ててストッパ孔
c,cを形成し、更に、スライドに伴ってストッパ孔
c,cに択一的に係合するストッパdを、内背面部28
の外面部に設けてなり、かつ、レール部材32の外面
を、外背面部27の内面に倣わせるように曲面に形成し
ている。
【0031】上記の構成からなるラベル保持体7におい
て、例えばストレートラベル6を選択した場合、このラ
ベル6をほゞ半円筒状ないし円筒状に曲げて、その左右
の縁部e,eを内外の背面部28,27間に差し込み、
かつ、このラベル6を降ろして、その下縁部bを下蓋部
材18のラベル保持部17の側壁部24,25間に差し
込み、次いで、上蓋部材16を下方にスライドさせて、
第1のラベル保持部分15aの側壁部21,22間にラ
ベル6の上縁部aを差し込むことで、所謂ストレートタ
イプの飲料缶の大略前半分を表現するダミー体2が構成
される。
【0032】この際、ロングタイプのラベル6を選択し
た場合は、下部側のストッパ孔cにストッパdが係入
し、ショートタイプのラベル6を選択した場合は、上部
側のストッパ孔cにストッパdが係入して、上下の蓋部
材15,17の位置固定が成されるのである。
【0033】一方、ネックインラベル6を選択した場合
は、このラベル6をほゞ半円筒状ないし円筒状に曲げ
て、その左右の縁部e,eを内外の背面部28,27間
に差し込み、かつ、このラベル6を降ろして、その下縁
部bを下蓋部材18のラベル保持部17の側壁部24,
25間に差し込み、次いで、上蓋部材16を下方にスラ
イドさせるのである。
【0034】これまでの作業は、上記した所謂ストレー
トタイプのダミー体2を構成する手順と同じであるが、
今度は、第2のラベル保持部分(即ち、第1のラベル保
持部分15aの内側の側壁部22)15bの内面に、ラ
ベル6の上縁部aの外面を当接させるように、上蓋部材
16を下方にスライドさせるのであり、これによって所
謂ネックインタイプの飲料缶の大略前半分を表現するダ
ミー体2が構成されるのである。
【0035】上記のネックインタイプのダミー体2を構
成する上で、その際に用いるラベル6の上部側がくびれ
ていることから、その上部両側のくびれ部分を内外の背
面部28,27に当接させないように、この内外の背面
部28,27の幅と内背面部28の高さとを適切に設定
することが肝要である。
【0036】具体的には、ネックインタイプのショート
飲料缶の大略前半分を表現させるダミー体2を対象にし
て、それの商品表示ラベル6をほゞ半円筒状ないし円筒
状に曲げた状態で、左右の縁部e,eが内外の背面部2
8,27間に差し込まれるように、しかも、上部両側の
くびれ部分が内外の背面部28,27に当接しないよう
に、この内外の背面部28,27の幅と内背面部28の
高さとを設定する必要がある。
【0037】この設定状態では、上部側がくびれたシー
ト状の商品表示ラベル6は、左右の縁部e,eが背面部
27,28間で位置決めされて、元の姿勢に戻ろうとす
る弾性的な復元力で、その上縁部aの前面が、第2のラ
ベル保持部分15bつまりは側壁部22の内面に当接す
るのであり、これによってラベル上縁部aの位置保持が
成されるのである。
【0038】ところで、商品表示ラベル6は、日光に直
射される等により時には、ほゞ半円筒状ないし円筒状に
保持されているラベル6の上縁部aが、その筒状の半径
を小さくするように変形して、上縁部aの前面が側壁部
22の内面から離れるようになることもある。
【0039】しかし、これについては、図7(A)に示
すように、側壁部22内面からのラベル上縁部aの離れ
を防止するための部材、即ち、第3の側壁部36を天板
部20から垂下して、この側壁部36と上記の側壁部2
2とによって、第2のラベル保持部分15bを構成する
ことで、上記の懸念は解消されることになる。
【0040】この第3の側壁部36として、これを部分
円弧の板状壁体から構成しているが、図7(B)に示す
ように、上蓋部材16の中心に向けて下方に傾斜する複
数のリブ部材36a,36bを放射状に配置する構成に
変更が可能であり、この内のリブ部材36aの突出量
を、他のリブ部材36bの突出量よりも大にしている
が、全てを同じ突出量にしてもよく、その他、図7
(C)に示すように、第3の側壁部36に代えて、これ
をほゞ直角三角形状のリブ部材36cに構成変更しても
よいのである。
【0041】また、ネックインタイプの容器として、上
部側が更にくびれた構成のものを対象にする場合は、図
8(A)に示すように、第2のラベル保持部分15bを
構成する側壁部22の幅を広く形成すればよいのであ
り、或いは、図8(B)に示すように、側壁部22を例
えば逆山形状のリブ部材に形成して、これと第3の側壁
部36とによって第2のラベル保持部分15bを構成し
てもよいのであり、更に、図8(C)に示すように、側
壁部22と放射状のリブ部材22aとを複合させて、こ
れらと第3の側壁部36とによって第2のラベル保持部
分15bを構成してもよいのである。
【0042】自動販売機1の展示部3へのダミー体2の
展示に際しては、下蓋部材18の下部側の筒状部材26
を、台座4の開口部5に上方から挿通させつつ、この筒
状部材26に備えた固定手段35の水平部材35aを切
り欠き部34に貫通させて、縦部材35bが切り欠き部
34の端縁に当接するまで、ダミー体2を回転させるの
であり、この回転に伴って、水平部材35aのテーパー
面と下蓋部材18の底板部23とが台座4を挟着するこ
とで、ダミー体2は、展示部3の台座4に固定的に展示
されることになる。
【0043】そして、上記の構成にかゝるラベル保持体
7では、上蓋部材16側に第1及び第2のラベル保持部
分15a,15bを備えたことで、下蓋部材18のラベ
ル保持部17を共用して、所謂ストレートタイプとネッ
クインタイプの異なる2種類の容器の大略前半分を表現
するダミー体2を構成することができる。
【0044】これに加えて、スライド手段29によって
上蓋部材16の高さ調整を可能に構成したことから、容
量の異なる商品に対応させるように、上蓋部材16の高
さ位置を調整し、かつ、それに対応した商品表示ラベル
6を用意することで、高さの異なる容器形状のダミー体
2を表現させることができる。
【0045】尚、ラベル保持体7にスライド手段29を
備えることは必須の要件ではなく、即ち、スライド手段
29を省略して本発明を実施可能であり、この際、商品
表示ラベル6の上下の縁部a,bを、ラベル保持体7の
上下のラベル保持部15,17に保持させるには、障子
や襖を鴨居と敷居との間に嵌め込むような形態で、商品
表示ラベル6の上縁部aを、上蓋部材16の第1又は第
2のラベル保持部分15a,15bに差し込み、次いで
商品表示ラベル6を引下げて、この商品表示ラベル6の
下縁部bを下蓋部材18のラベル保持部17に差し込む
ことで達成される。
【0046】或いは、図9に示すように、商品表示ラベ
ル6を挿通させるためのスリットfを、下蓋部材18の
ラベル保持部17に臨ませて、下蓋部材18の中心まわ
りに形成して、商品表示ラベル6の保持に際して、ラベ
ル6の下縁部bをスリットから下方に抜き出すようにセ
ットし、この後、商品表示ラベル6を持ち上げて、ラベ
ル下縁部bを下蓋部材18の底板部23に乗せかけるよ
うにしてもよいのである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、商品表示ラベルを変更するだけで、形状の
異なる2種類の容器形状を一体で表現できるラベル保持
体が提供されるのであり、これに加えて、請求項3記載
の発明によれば、容量の異なるダミー体に対しても1種
類のラベル保持体で対応することが容易に可能なラベル
保持体が提供される。
【0048】そして、請求項4記載の発明によれば、ス
トレートラベルとネックインラベルそれぞれほゞ半円筒
状ないし円筒状に保持できる商品表示ラベルの保持方法
が提供されるのであって、本発明によれば、いく種類か
のダミー体用として1種類のラベル保持体を共通して使
えるので合理的であり、コスト面で極めて経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を取り出して拡大図示した自動販売機の斜
視図である。
【図2】商品表示ラベルとラベル保持体とからなるダミ
ー体の分解斜視図である。
【図3】ダミー体の横断面図である。
【図4】上蓋部材のラベル保持部の断面図である。
【図5】ストレートタイプの飲料缶の前半分を表現した
ダミー体の断面図である。
【図6】ネックインタイプの飲料缶の前半分を表現した
ダミー体の断面図である。
【図7】(A)〜(C)はそれぞれ別の実施の形態によ
る上蓋部材のラベル保持部の断面図である。
【図8】(A)〜(C)はそれぞれ更に別の実施の形態
による上蓋部材のラベル保持部の断面図である。
【図9】別の実施の形態による下蓋部材のラベル保持部
の断面図である。
【符号の説明】
6…商品表示ラベル、15…ラベル保持部、15a…第
1のラベル保持部分、15b…第2のラベル保持部分、
16…上蓋部材、17…ラベル保持部、18…下蓋部
材、19…背面部材、27,28…背面部、29…スラ
イド手段、a…上縁部、b…下縁部、f…スリット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機のダミー体を構成するための
    ラベル保持体であって、商品表示ラベルの上縁部の保持
    部を備えた上蓋部材と、商品表示ラベルの下縁部の保持
    部を備えた下蓋部材と、上下の蓋部材にわたる背面部材
    とからなり、上蓋部材のラベル保持部が、下蓋部材のラ
    ベル保持部とによってストレートラベルをほゞ半円筒状
    ないし円筒状に保持する第1のラベル保持部分と、下蓋
    部材のラベル保持部とによってネックインラベルをほゞ
    円筒状ないし円筒状に保持する第2のラベル保持部分と
    を備えてなることを特徴とする商品表示ラベル保持体。
  2. 【請求項2】 商品表示ラベルの下縁部を挿通させるス
    リットを、下蓋部材のラベル保持部付近の蓋部材周縁部
    に形成してなる請求項1に記載された商品表示ラベル保
    持体。
  3. 【請求項3】 背面部材を、上蓋部材の背面から下方に
    向けて連設された下向き背面部と、下蓋部材の背面から
    上方に向けて連設された上向き背面部とから構成し、か
    つ、背面部の両者を、スライド手段を介して互いに上下
    方向にスライド可能に連結してなる請求項1または2に
    記載された商品表示ラベルの保持体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載されたラ
    ベル保持体に対する商品表示ラベルの保持方法であっ
    て、ストレートラベルについては、これを上蓋部材の第
    1のラベル保持部分と下蓋部材のラベル保持部とによっ
    てほゞ半円筒状ないし円筒状に保持し、ネックインラベ
    ルについては、これを上蓋部材の第2のラベル保持部分
    と下蓋部材のラベル保持部とによってほゞ半円筒状にな
    いし円筒状保持することを特徴とする商品表示ラベルの
    保持方法。
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