JP4658365B2 - 商品表示ラベルの保持体とラベルの保持方法 - Google Patents

商品表示ラベルの保持体とラベルの保持方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジュースやコーヒー、ビールなどの飲料の自動販売機に設置される所謂ダミー体、具体的には、商品表示ラベルとこのラベルの保持体とからなるダミー体のラベル保持体と、このラベル保持体に対する商品表示ラベルの保持方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機に設置されるダミー体を構成するためのラベル保持体は、一般に透明または半透明の素材を用いて中空に形成されたものが多く、変色性および褪色性の低い印刷が施された、商品内容を表すための商品表示ラベルが取り付けられている。しかし、自動販売機の多くは屋外に設けられるので、前記商品表示ラベルが日光に直射されて紫外線を浴び、印刷模様や表示が短期間で変色または褪色しやすい。そこで、従来よりメンテナンス要員などが定期的に自動販売機の設置場所を巡回して、その設置場所で商品表示ラベルを交換するようにしている。
【0003】
また、自動販売機に新商品を入れたり企画変更で他商品と入れ替えたりするに際しても、陳列されているラベル保持体、またはラベル保持体に取り付けられている商品表示ラベルをそれぞれの現場で取り換える作業が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動販売機で販売される飲料容器の形状は、ほとんど円筒状の所謂ストレートタイプの容器と、天板部の径を底板部(従って胴下部)の径よりも小さくして胴上部から天板部にかけて次第に縮径しある所謂ネックイン容器の2種類があり、その容量も、200mL、220mL、250mL、280mL、350mL、500mLなど多岐にわたっている。
【0005】
このため、従来では、容器の形状や容量の異なる商品の入れ替えに対処するために、容量に合わせて高さの異なる数種類のラベル保持体を用意する必要があった。また、同一容量に対しても、円筒形の所謂ストレートタイプの容器を表現する略フラットなシート状のラベル(以下「ストレートラベル」と記す。)をほゞ半円筒状ないし円筒状に保持してストレートタイプの容器を表現するラベル保持体と、胴部が円筒形で胴部から天面にかけて縮径させてある所謂ネックイン形の容器を表現するために上部をくびれ状に成形したラベル(以下「ネックインラベル」と記す。)をほゞ半円筒状ないし円筒状に保持してネックイン容器を表現するラベル保持体の2種類のものを多数ストックしておく必要があった。
【0006】
これは極めて不経済であるだけでなく、ラベル保持体のストックスペースを広く要する点で問題があった。
【0007】
本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたものであって、その目的は、商品表示ラベルを変更するだけで、形状の異なる2種類の容器を1種類で表現でき、加えて、容量の異なるダミー体にも対応することが容易に可能なラベル保持体を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するに至った本発明によるラベル保持体は、商品表示ラベルの上縁部の保持部を備えた上蓋部材と、商品表示ラベルの下縁部の保持部を備えた下蓋部材と、上下の蓋部材にわたる背面部材とからなり、上蓋部材のラベル保持部が、下蓋部材のラベル保持部とによってストレートラベルをほゞ半円筒状ないし円筒状に保持する第1のラベル保持部分と、下蓋部材のラベル保持部とによってネックインラベルをほゞ円筒状ないし円筒状に保持する第2のラベル保持部分とを備えてなる点に特徴がある(請求項1)。
【0009】
即ち、本発明は、ストレートタイプの容器を表現するラベル保持体と、ネックインタイプの容器を表現するラベル保持体とでは、ラベル上縁部の保持部の構成が異なるだけである点に着目して成されたものであって、第1及び第2のラベル保持部分を上蓋部材に備えた本発明のラベル保持体によれば、2種類の商品表示ラベルを用意することで、1種類のラベル保持体によって、形状の異なる2種類の容器形状のダミー体を表現させることができる。
【0010】
商品表示ラベルの上下の縁部を上下の蓋部材の保持部に保持させるには、障子や襖を鴨居と敷居との間に嵌め込むような形態で、商品表示ラベルの上縁部を上蓋部材の第1又は第2のラベル保持部分に差し込み、次いで商品表示ラベルを引下げて、この商品表示ラベルの下縁部を下蓋部材のラベル保持部分に差し込むことで達成される。
【0011】
この場合、商品表示ラベルの上縁部を差し込む上で、上蓋部材の第1又は第2のラベル保持部分に、ラベル差し込みの余裕を持たせることが必要であり、さもなくば、請求項2に記載の通り、商品表示ラベルの下縁部を挿通させるスリットを、下蓋部材ラベル保持部付近の蓋部材周縁部に形成して、商品表示ラベルの下縁部をスリットから下方に抜き出すようにセットし、この後、商品表示ラベルを持ち上げて、ラベル下縁部を下蓋部材の底面部に乗せかけるようにすればよいのである。
【0012】
好適には、上記の背面部材を、上蓋部材の背面から下方に向けて連設された下向き背面部と、下蓋部材の背面から上方に向けて連設された上向き背面部とから構成し、かつ、背面部の両者を、スライド手段を介して互いに上下方向にスライド可能に連結することである(請求項3)。
【0013】
かゝる構成のラベル保持体によれば、形状の異なる2種類の容器形状を1種類のラベル保持体で表現できることに加えて、容量の異なる商品に対応させるように上蓋部材の高さ位置を調整し、かつ、それに対応した商品表示ラベルを用意することで、高さの異なる容器形状のダミー体を表現させることができる。
【0014】
即ち、請求項3記載のラベル保持体によれば、容器の形状や容量の異なる多数種のダミー体を1種類のラベル保持体で組み立てることができるのであって、ラベル保持体を余分に用意する必要が一切なく、コスト面で極めて経済的である上に、ラベル保持体のストックスペースも最小で済むことになり、極めて経済的である。
【0015】
更には、上蓋部材を上下にスライドさせることで、商品表示ラベルの上下の縁部を上下の蓋部材の保持部に簡単に保持させることができる利点もある。
【0016】
別の観点から、請求項4に記載された商品表示ラベルの保持方法では、ストレートラベルについては、これを上蓋部材の第1のラベル保持部分と下蓋部材のラベル保持部とによってほゞ半円筒状ないし円筒状保持し、ネックインラベルについては、これを上蓋部材の第2のラベル保持部分と下蓋部材のラベル保持部とによってほゞ半円筒状にないし円筒状保持することを特徴としており、これによって、1種類のラベル保持体によって、形状の異なる2種類のダミー体を表現させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は飲料の自動販売機を示し、この自動販売機は、その前面に商品補充用の扉1を開閉可能に備えている。
【0018】
そして、この扉1の上部には、複数のダミー体2を展示するための展示部3が例えば上下二段に形成されており、各展示部3の台座4には、図1に一部を取り出して拡大図示するように、複数のダミー体2を装着するための開口部5が形成されている。
【0019】
上記のダミー体2は、飲料商品の内容を表示する商品表示ラベル(例えば光透過性の合成樹脂製であって、以下、必要に応じて単にラベルという。)6と、これを保持するラベル保持体7とからなり、このダミー体2を支持する台座4の内部には、例えば蛍光灯による照明灯8が配置されていて、台座4のダミー体装着孔部を通してダミー体2の商品表示ラベル6がライトアップされるようになっている。
【0020】
また、扉1の各展示部3の下部には、各ダミー体2に関連付けて商品選択用押しボタン9が配置されており、更に、展示部3の下方には、紙幣投入口10と硬貨投入口11と釣り銭口12及び釣り銭返却用操作レバー13が設けられ、下方には商品取り出し口14が設けられている。
【0021】
次に、ラベル保持体7の構成について図2〜図6を参照しながら説明する。このラベル保持体7は、耐熱性、耐候性を有する例えばポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートや、その再生品などを用いて製作されており、商品表示ラベル6の上縁部aの保持部15を備えた上蓋部材16と、商品表示ラベル6の下縁部bの保持部17を備えた下蓋部材18と、上下の蓋部材16,18にわたる背面部材19とからなる。
【0022】
上記の上蓋部材16のラベル保持部15は、第1及び第2のラベル保持部分15a,15bからなり、この内の第1のラベル保持部分15aは、図5に示すように、下蓋部材18のラベル保持部17とによってフラットなシート状の商品表示ラベル6をほゞ半円筒状ないし円筒状に保持し、第2のラベル保持部分15bは、図6に示すように、下蓋部材18のラベル保持部17とによって上部側がくびれたシート状の商品表示ラベル6を半円筒状に保持するように構成されている。
【0023】
具体的には、第1のラベル保持部分15aは、平面視が円形で上面部が平らに形成された天板部20の周縁部とその内側とに、天板部20の中心まわりの側壁部21,22を垂下連設して、この側壁部21,22間に、ラベル6の上縁部aの差し込み隙間を形成してなり、そして、この第1のラベル保持部分15aの内側の側壁部22を、第2のラベル保持部分15bとしているのである。
【0024】
下蓋部材18のラベル保持部17は、平面視が天板部20とほぼ同形状の底板部23の周縁部とその内側とに、底板部23の中心まわりの側壁部24,25を立ち上げ連設して、この側壁部24,25間に、ラベル6の下縁部bの差し込み隙間を形成してなり、かつ、底板部23の中心まわりでの側壁部24,25の半径を、第1のラベル保持部分15aの側壁部21,22の半径とほゞ等しく設定している。
【0025】
そして、下蓋部材18の下部側には、台座4の開口部5に挿通される筒状部材26が垂下連設され、更に、開口部5に連ねて形成の切り欠き部34,34の端縁を挟持する固定手段35,35が、筒状部材26に連設されている。
【0026】
固定手段35は、切り欠き部34を上下方向で貫通する水平部材35aと、ダミー体2の回転に伴って切り欠き部34の端縁に当接する縦部材35bとから成り、かつ、水平部材35aの上面部を、縦部材35b側ほど高くなるテーパー面に形成している。
【0027】
上記の水平部材35aのテーパー面は、水平部材35aを切り欠き部34に貫通させて、縦部材35bを切り欠き部34の端縁に当接させるまで、ダミー体2を回転させた際に、下蓋部材18の底板部23とによって台座4を挟着し、これによって下蓋部材18ひいてはダミー体2を台座4の開口部5に固定するものである。
【0028】
一方、背面部材19は、上蓋部材16の背面において半周よりやや小さい範囲で下側に向けて連設される下向き背面部27と、下蓋部材18の背面において半周よりやや小さい範囲で上側に向けて連設される上向き背面部28とから構成され、かつ、背面部27,28の両者は、スライド手段29を介して互いに上下方向にスライドならびに固定可能に連結されている。
【0029】
尚、この実施の形態では、上蓋部材16に連設の下向き背面部27を、下蓋部材18に連設の上向き背面部28の外側に当接させることから、上蓋部材16に連設の下向きの背面部を外背面部27と言い、下蓋部材18に連設の上向きの背面部を内背面部28と言うものとする。
【0030】
この背面部27,28をスライド可能に連結するスライド手段29は、次のように構成されている。即ち、内背面部28の幅方向の中央部分にフラットな板部30を設けると共に、この板部30の外面部に、スペーサー部材31を介して上下方向にレール部材32を設け、一方、外背面部27の内面部に、上記のレール部材32を上下方向にスライド可能に案内するガイドレール33,33を設けると共に、外背面部27の幅方向の中央部の下部側に、上下に間隔を隔ててストッパ孔c,cを形成し、更に、スライドに伴ってストッパ孔c,cに択一的に係合するストッパdを、内背面部28の外面部に設けてなり、かつ、レール部材32の外面を、外背面部27の内面に倣わせるように曲面に形成している。
【0031】
上記の構成からなるラベル保持体7において、例えばストレートラベル6を選択した場合、このラベル6をほゞ半円筒状ないし円筒状に曲げて、その左右の縁部e,eを内外の背面部28,27間に差し込み、かつ、このラベル6を降ろして、その下縁部bを下蓋部材18のラベル保持部17の側壁部24,25間に差し込み、次いで、上蓋部材16を下方にスライドさせて、第1のラベル保持部分15aの側壁部21,22間にラベル6の上縁部aを差し込むことで、所謂ストレートタイプの飲料缶の大略前半分を表現するダミー体2が構成される。
【0032】
この際、ロングタイプのラベル6を選択した場合は、下部側のストッパ孔cにストッパdが係入し、ショートタイプのラベル6を選択した場合は、上部側のストッパ孔cにストッパdが係入して、上下の蓋部材15,17の位置固定が成されるのである。
【0033】
一方、ネックインラベル6を選択した場合は、このラベル6をほゞ半円筒状ないし円筒状に曲げて、その左右の縁部e,eを内外の背面部28,27間に差し込み、かつ、このラベル6を降ろして、その下縁部bを下蓋部材18のラベル保持部17の側壁部24,25間に差し込み、次いで、上蓋部材16を下方にスライドさせるのである。
【0034】
これまでの作業は、上記した所謂ストレートタイプのダミー体2を構成する手順と同じであるが、今度は、第2のラベル保持部分(即ち、第1のラベル保持部分15aの内側の側壁部22)15bの内面に、ラベル6の上縁部aの外面を当接させるように、上蓋部材16を下方にスライドさせるのであり、これによって所謂ネックインタイプの飲料缶の大略前半分を表現するダミー体2が構成されるのである。
【0035】
上記のネックインタイプのダミー体2を構成する上で、その際に用いるラベル6の上部側がくびれていることから、その上部両側のくびれ部分を内外の背面部28,27に当接させないように、この内外の背面部28,27の幅と内背面部28の高さとを適切に設定することが肝要である。
【0036】
具体的には、ネックインタイプのショート飲料缶の大略前半分を表現させるダミー体2を対象にして、それの商品表示ラベル6をほゞ半円筒状ないし円筒状に曲げた状態で、左右の縁部e,eが内外の背面部28,27間に差し込まれるように、しかも、上部両側のくびれ部分が内外の背面部28,27に当接しないように、この内外の背面部28,27の幅と内背面部28の高さとを設定する必要がある。
【0037】
この設定状態では、上部側がくびれたシート状の商品表示ラベル6は、左右の縁部e,eが背面部27,28間で位置決めされて、元の姿勢に戻ろうとする弾性的な復元力で、その上縁部aの前面が、第2のラベル保持部分15bつまりは側壁部22の内面に当接するのであり、これによってラベル上縁部aの位置保持が成されるのである。
【0038】
ところで、商品表示ラベル6は、日光に直射される等により時には、ほゞ半円筒状ないし円筒状に保持されているラベル6の上縁部aが、その筒状の半径を小さくするように変形して、上縁部aの前面が側壁部22の内面から離れるようになることもある。
【0039】
しかし、これについては、図7(A)に示すように、側壁部22内面からのラベル上縁部aの離れを防止するための部材、即ち、第3の側壁部36を天板部20から垂下して、この側壁部36と上記の側壁部22とによって、第2のラベル保持部分15bを構成することで、上記の懸念は解消されることになる。
【0040】
この第3の側壁部36として、これを部分円弧の板状壁体から構成しているが、図7(B)に示すように、上蓋部材16の中心に向けて下方に傾斜する複数のリブ部材36a,36bを放射状に配置する構成に変更が可能であり、この内のリブ部材36aの突出量を、他のリブ部材36bの突出量よりも大にしているが、全てを同じ突出量にしてもよく、その他、図7(C)に示すように、第3の側壁部36に代えて、これをほゞ直角三角形状のリブ部材36cに構成変更してもよいのである。
【0041】
また、ネックインタイプの容器として、上部側が更にくびれた構成のものを対象にする場合は、図8(A)に示すように、第2のラベル保持部分15bを構成する側壁部22の幅を広く形成すればよいのであり、或いは、図8(B)に示すように、側壁部22を例えば逆山形状のリブ部材に形成して、これと第3の側壁部36とによって第2のラベル保持部分15bを構成してもよいのであり、更に、図8(C)に示すように、側壁部22と放射状のリブ部材22aとを複合させて、これらと第3の側壁部36とによって第2のラベル保持部分15bを構成してもよいのである。
【0042】
自動販売機1の展示部3へのダミー体2の展示に際しては、下蓋部材18の下部側の筒状部材26を、台座4の開口部5に上方から挿通させつつ、この筒状部材26に備えた固定手段35の水平部材35aを切り欠き部34に貫通させて、縦部材35bが切り欠き部34の端縁に当接するまで、ダミー体2を回転させるのであり、この回転に伴って、水平部材35aのテーパー面と下蓋部材18の底板部23とが台座4を挟着することで、ダミー体2は、展示部3の台座4に固定的に展示されることになる。
【0043】
そして、上記の構成にかゝるラベル保持体7では、上蓋部材16側に第1及び第2のラベル保持部分15a,15bを備えたことで、下蓋部材18のラベル保持部17を共用して、所謂ストレートタイプとネックインタイプの異なる2種類の容器の大略前半分を表現するダミー体2を構成することができる。
【0044】
これに加えて、スライド手段29によって上蓋部材16の高さ調整を可能に構成したことから、容量の異なる商品に対応させるように、上蓋部材16の高さ位置を調整し、かつ、それに対応した商品表示ラベル6を用意することで、高さの異なる容器形状のダミー体2を表現させることができる。
【0045】
尚、ラベル保持体7にスライド手段29を備えることは必須の要件ではなく、即ち、スライド手段29を省略して本発明を実施可能であり、この際、商品表示ラベル6の上下の縁部a,bを、ラベル保持体7の上下のラベル保持部15,17に保持させるには、障子や襖を鴨居と敷居との間に嵌め込むような形態で、商品表示ラベル6の上縁部aを、上蓋部材16の第1又は第2のラベル保持部分15a,15bに差し込み、次いで商品表示ラベル6を引下げて、この商品表示ラベル6の下縁部bを下蓋部材18のラベル保持部17に差し込むことで達成される。
【0046】
或いは、図9に示すように、商品表示ラベル6を挿通させるためのスリットfを、下蓋部材18のラベル保持部17に臨ませて、下蓋部材18の中心まわりに形成して、商品表示ラベル6の保持に際して、ラベル6の下縁部bをスリットから下方に抜き出すようにセットし、この後、商品表示ラベル6を持ち上げて、ラベル下縁部bを下蓋部材18の底板部23に乗せかけるようにしてもよいのである。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、商品表示ラベルを変更するだけで、形状の異なる2種類の容器形状を一体で表現できるラベル保持体が提供されるのであり、これに加えて、請求項3記載の発明によれば、容量の異なるダミー体に対しても1種類のラベル保持体で対応することが容易に可能なラベル保持体が提供される。
【0048】
そして、請求項4記載の発明によれば、ストレートラベルとネックインラベルそれぞれほゞ半円筒状ないし円筒状に保持できる商品表示ラベルの保持方法が提供されるのであって、本発明によれば、いく種類かのダミー体用として1種類のラベル保持体を共通して使えるので合理的であり、コスト面で極めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部を取り出して拡大図示した自動販売機の斜視図である。
【図2】 商品表示ラベルとラベル保持体とからなるダミー体の分解斜視図である。
【図3】 ダミー体の横断面図である。
【図4】 上蓋部材のラベル保持部の断面図である。
【図5】 ストレートタイプの飲料缶の前半分を表現したダミー体の断面図である。
【図6】 ネックインタイプの飲料缶の前半分を表現したダミー体の断面図である。
【図7】 (A)〜(C)はそれぞれ別の実施の形態による上蓋部材のラベル保持部の断面図である。
【図8】 (A)〜(C)はそれぞれ更に別の実施の形態による上蓋部材のラベル保持部の断面図である。
【図9】 別の実施の形態による下蓋部材のラベル保持部の断面図である。
【符号の説明】
6…商品表示ラベル、15…ラベル保持部、15a…第1のラベル保持部分、15b…第2のラベル保持部分、16…上蓋部材、17…ラベル保持部、18…下蓋部材、19…背面部材、27,28…背面部、29…スライド手段、a…上縁部、b…下縁部、f…スリット。

Claims (4)

  1. 自動販売機のダミー体を構成するためのラベル保持体であって、商品表示ラベルの上縁部の保持部を備えた上蓋部材と、商品表示ラベルの下縁部の保持部を備えた下蓋部材と、上下の蓋部材にわたる背面部材とからなり、上蓋部材のラベル保持部が、下蓋部材のラベル保持部とによってストレートラベルをほゞ半円筒状ないし円筒状に保持する第1のラベル保持部分と、下蓋部材のラベル保持部とによってネックインラベルをほゞ円筒状ないし円筒状に保持する第2のラベル保持部分とを備えてなることを特徴とする商品表示ラベル保持体。
  2. 商品表示ラベルの下縁部を挿通させるスリットを、下蓋部材のラベル保持部付近の蓋部材周縁部に形成してなる請求項1に記載された商品表示ラベル保持体。
  3. 背面部材を、上蓋部材の背面から下方に向けて連設された下向き背面部と、下蓋部材の背面から上方に向けて連設された上向き背面部とから構成し、かつ、背面部の両者を、スライド手段を介して互いに上下方向にスライド可能に連結してなる請求項1または2に記載された商品表示ラベルの保持体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載されたラベル保持体に対する商品表示ラベルの保持方法であって、ストレートラベルについては、これを上蓋部材の第1のラベル保持部分と下蓋部材のラベル保持部とによってほゞ半円筒状ないし円筒状に保持し、ネックインラベルについては、これを上蓋部材の第2のラベル保持部分と下蓋部材のラベル保持部とによってほゞ半円筒状ないし円筒状保持することを特徴とする商品表示ラベルの保持方法。
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