JP2001195649A - 高さ調整可能なラベル保持体 - Google Patents

高さ調整可能なラベル保持体

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JP2001195649A
JP2001195649A JP34872299A JP34872299A JP2001195649A JP 2001195649 A JP2001195649 A JP 2001195649A JP 34872299 A JP34872299 A JP 34872299A JP 34872299 A JP34872299 A JP 34872299A JP 2001195649 A JP2001195649 A JP 2001195649A
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JP
Japan
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label
label holder
guide plate
lid
height
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JP34872299A
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English (en)
Inventor
Eisei Okazaki
栄正 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N & S Kk
N&S KK
Original Assignee
N & S Kk
N&S KK
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさが異なるラベルの取り替えを容易に行
うことができる高さ調整可能なラベル保持体を提供す
る。 【解決手段】 周縁に下向きの側壁部12が連設された
上蓋部6と、周縁に上向きの側壁部15が連設された下
蓋部9と、前記上蓋部6および下蓋部9が互いに接近お
よび離間可能となるように保持する背面部Bとからな
り、商品表示ラベルLを保持した状態で自動販売機1内
に設置される高さ調整可能なラベル保持体Dであって、
商品表示ラベルLをガイドするための複数のガイド板1
3、16が、前記上蓋部6の下面および下蓋部9の上面
の周縁部に放射状に突設され、各蓋部6、9のガイド板
13a、13b、16a、16bと側壁部12、15と
で商品表示ラベルの上下端を保持するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュースやコーヒ
ー、ビールなどの飲料の自動販売機に設置される高さ調
整可能なラベル保持体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機に設置されるラベル保持体
は、一般に、光透過性の材料を用いて中空に形成された
ものが多く、商品の内容を表す変褪色性の低い印刷が施
された商品表示ラベル(以下、単にラベルという)が取
り付けられている。しかし、自動販売機の多くは屋外に
設けられるので、前記ラベルは日光に直射されて紫外線
を浴び、印刷模様や表示が短期間の内に変・褪色し易
い。そこで、従来より作業者などが定期的に自動販売機
の設置場所を巡回して、その設置場所でラベルを交換す
るようにしている。
【0003】また、自動販売機に新商品を入れたり企画
変更で他商品と入れ替えたりするに際しても、陳列され
ているラベル保持体、またはラベル保持体に取り付けら
れているラベルをそれぞれの現場で取り換える作業が必
要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在自動販
売機で販売される飲物は、その種類が多様化しており、
その容量も、200ml、220ml、250ml、2
80ml、350ml、500mlなど様々である。こ
のため、従来のラベル保持体では、たとえば容量が異な
る商品を自動販売機に入れ替えなければならないとき、
ラベルだけでなく、ラベル保持体も取り換える必要が生
じていた。
【0005】また、作業者が、自動販売機の商品を容量
の異なる別の商品に入れ換えるときには、ラベル保持体
とラベルの両方を交換できるように、ラベル保持体の種
類も豊富に用意しておく必要があった。あるいは、ラベ
ル保持体の大きさに合わないラベルを無理やり取り付け
ざるを得なかった。
【0006】本発明は上述の事柄に留意してなされたも
ので、その目的は、大きさが異なるラベルの取り替えを
容易に行うことができる高さ調整可能なラベル保持体を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の高さ調整可能なラベル保持体は、周縁に下
向きの側壁部が連設された上蓋部と、周縁に上向きの側
壁部が連設された下蓋部と、前記上蓋部および下蓋部が
互いに接近および離間可能となるように保持する背面部
とからなり、商品表示ラベルを保持した状態で自動販売
機内に設置される高さ調整可能なラベル保持体であっ
て、商品表示ラベルをガイドするための複数のガイド板
が、前記上蓋部の下面および下蓋部の上面の周縁部に放
射状に突設され、各蓋部のガイド板と側壁部とで商品表
示ラベルの上下端を保持するように構成した(請求項
1)。
【0008】また、前側のガイド板は、各蓋部の周縁側
ほど突出量が少なくなるほぼ直角三角形状に形成され、
後側のガイド板は、前側のガイド板と同じ形状か、また
は各蓋部の中央側に頂点を有するほぼ山状に形成されて
いるとしてもよく(請求項2)、前側のガイド板は、各
蓋部の周縁側ほど突出量が少なくなるほぼ直角三角形状
に形成され、後側のガイド板は、各蓋部の中央側に頂点
を有するほぼ山状に形成されているしてもよい(請求項
3)。
【0009】さらに、各蓋部の前記ガイド板と側壁部と
の間に隙間が形成されているとしてもよい(請求項
4)。
【0010】また、商品表示ラベルの左右両端が、前記
背面部の左右両端部によって保持されるしてもよい(請
求項5)。
【0011】上記の構成により、大きさが異なるラベル
の取り替えを容易に行うことができる高さ調整可能なラ
ベル保持体を提供することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に対応する実施例
を、図を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一
実施例に係る高さ調整可能なラベル保持体(以下、ラベ
ル保持体という)Dの構成を概略的に示す斜視図であ
る。1は、自動販売機であり、商品補充のために開閉自
在に設けられた扉2を前面に有している。この扉2の上
部には、商品表示ラベル(以下、ラベルという)Lを保
持した複数個のラベル保持体D、D…を展示するための
展示部2aが設けられており、各展示部2aの下部に
は、各ラベル保持体Dに関連づけて商品選択用の押しボ
タン2b、2b…が配置され、また、前記自動販売機1
の前面下部には、商品取り出し口2cが設けられてい
る。なお、2dは硬貨投入口、2eは紙幣投入口、2f
は釣り銭口、2gは釣り銭返却用の操作レバーである。
【0013】前記展示部2aには、図1の部分拡大図に
示すように、ラベル保持体Dを支えるための架台部3
と、この架台部3の下方に設けられた光源4とが設けら
れている。前記架台部3の上面には、ラベル保持体Dの
下部を嵌め込むための穴3’が、適宜の間隔をおいて複
数設けられており、ラベル保持体Dの下部を各穴3’に
嵌め込み、ラベル保持体Dを適宜の方向に回転させるこ
とで、各穴3’からラベル保持体Dの下部が抜けなくな
る構成となっている。また、前記光源4は、たとえば蛍
光灯であり、光源4からの光は、前記穴3’を経て、ラ
ベルLを保持した前記ラベル保持体Dの内側に照射さ
れ、この照射により、前記ラベルLがライトアップされ
ることになる。なお、前記ラベルLは、光透過性の合成
樹脂などで形成されている。
【0014】図2および図3は、前記ラベル保持体Dの
構成を概略的に示す分解斜視図および縦断面図である。
前記ラベル保持体Dは、上蓋部6およびこの上蓋部6の
背面に下側に向けて連設される下向き背面部7を有する
上部材5と、下蓋部9およびこの下蓋部9の背面に上側
に向けて連設される上向き背面部10を有する下部材8
と、後述する中子21とから構成されている。
【0015】前記下向き背面部7と、上向き背面部10
と、中子21とからなる背面部Bは、上蓋部6および下
蓋部9を互いに接近および離間可能となるように保持す
るものである。
【0016】この実施例においては、前記上向き背面部
10は、前記下向き背面部7よりも外側に位置すること
から、以下、前記上向き背面部10を外背面部10とい
うとともに、前記下向き背面部7は、前記外背面部10
の内側に当接されることから、以下、内背面部7とい
う。
【0017】前記上蓋部6は、平面視がほぼ円形状で背
面部が平らに形成された円形体11と、この円形体11
の周縁から下方に向けて連設された側壁部12とからな
る。なお、前記側壁部12の内壁は、上側ほど広くなる
テーパ面に形成してもよい。
【0018】前記円形体11下面には環状突起11’が
設けられており、また、円形体11下面の周縁部には、
放射状に配置された複数のガイド板13、13…が設け
られている。なお、各ガイド板13は、前記環状突起1
1’の側面から円形体11の周縁に向かって形成されて
いる。
【0019】ラベルLの上端をガイドするためのガイド
板13、13…は、下方に向かって突出するように形成
されており、円形体11の後側に配置された六つのガイ
ド板13a、13a…と、それ以外の箇所に配置された
ガイド板13b、13b…とからなる。
【0020】前記ガイド板13a、13a…は、他のガ
イド板13b、13b…よりも下方への突出量が多くな
っており、各ガイド板13aの側面視は、頂点が円形体
11の中央よりにある山を上下逆さまにした形状となっ
ている。また、前記ガイド板13a以外のガイド板13
bは、その側面視が、円形体11の周縁側ほど突出量が
少なくなるほぼ直角三角形状となるように形成されてい
る。
【0021】前記ガイド板13aは、円形体11の後側
に形成されていればよく、個数は六つに限るものではな
い。
【0022】前記下蓋部9は、平面視がほぼ円形状で背
面部が平らに形成された円形体14と、この円形体14
の周縁部から上方に向けて連設された側壁部15とから
なる。なお、前記側壁部15の内壁は、下側ほど広くな
るテーパ面に形成してもよい。
【0023】前記円形体14上面には背面部が切り欠か
れている(図示せず)円弧状突起14’が設けられてお
り、また、円形体14上面の周縁部には、放射状に配置
された複数のガイド板16、16…が設けられている。
なお、各ガイド板16は、前記円弧状突起14’の側面
から円形体14の周縁に向かって形成されている。
【0024】ラベルLの下端をガイドするためのガイド
板16、16…は、上方に向かって突出するように形成
されており、円形体14の後側に配置された六つのガイ
ド板16a、16a…と、それ以外の箇所に配置された
ガイド板16b、16b…とからなる。
【0025】前記ガイド板16a、16a…は、他のガ
イド板16b、16b…よりも上方への突出量が多くな
っており、各ガイド板16aの側面視は、頂点が円形体
14の中央よりにある山形状となっている。また、前記
ガイド板16a以外のガイド板16bは、その側面視
が、円形体14の周縁側ほど突出量が少なくなるほぼ直
角三角形状となるように形成されている。
【0026】前記ガイド板16aは、円形体14の後側
に形成されていればよく、個数は六つに限るものではな
い。
【0027】前記外背面部10は、上端から下端にかけ
て形成された二つのリブ10a、10aと、中央部に上
下方向に設けられた長孔17と、この長孔17に沿って
等間隔に設けられた複数の溝部18、18…と、前記長
孔17に連通する導入孔19とを有している。上記のよ
うにリブ10a、10aを設けたことにより、外背面部
10の強度を上昇させることが可能となる。なお、前記
溝部18、18…は、ラベル保持体Dの使用対象や使用
方法などに応じて形成すればよく、等間隔に設ける構成
に限らない。
【0028】前記各溝部18は、前記長孔17の左右両
側に延びるように形成されている。また、前記溝部18
は、四つ設けられており、上から順に、溝部18a、1
8b、18c、18dとなっている。なお、前記溝部1
8の個数は、四つに限るものではない。また、前記長孔
17の上端の位置は、複数の溝部18、18…の内、一
番上に設けられる溝部18aの位置よりも上にある方が
望ましいが、溝部18aとほぼ同じ位置としてもよい。
また、長孔17の下端の位置は、複数の溝部18、18
…の内、一番下に設けられる溝部18dの位置よりも下
にあるとしてもよいが、溝部18dとほぼ同じ位置とし
てもよい。
【0029】21は、ほぼ矩形状の部材からなる中子で
あり、前記内背面部7に設けられた貫通孔22、22お
よび前記外背面部10の導入孔19に挿通可能かつ前記
長孔17に沿って摺動可能であり、各溝部18に対して
係止させることが可能な二つの係止部20、20を有し
ている。また、中子21の背面には、上端から下端にか
けて二つのリブ21a、21aが設けられており、この
リブ21a、21aには、係止突部25が四つ設けられ
ている。上記のようにリブ21a、21aを設けたこと
により、中子21の強度を上昇させることが可能とな
る。
【0030】前記内背面部7は、前記中子21の背面が
前面に対して着脱自在であり、かつ前記係止部20、2
0が挿通可能である二つの貫通孔22、22を有してい
る。また、内背面部7の上端から下端に設けられた二つ
のリブ7a、7aには、係止穴24が四つ形成されてお
り、前記各係止突部25が係止できるように構成されて
いる。上記のようにリブ7a、7aを設けたことによ
り、内背面部7の強度を上昇させることが可能となる。
なお、前記二つのリブ7a、7aは、前記外背面部10
のリブ10a、10aに対応する位置に形成されてい
る。また、前記係止部20および貫通孔22の個数は、
二つに限るものではない。
【0031】前記円形体14の下面には、ほぼ円筒状の
円筒部26が形成されており、この円筒部26は、外周
面の適宜の位置に突出部分27、27を有している。な
お、この円筒部26を、その軸心が、円形体14の軸心
と同一直線上になるように配置してもよいが、そのよう
な構成に限るものではなく、たとえば円筒部26の軸心
が円形体14の軸心よりも後側に位置するように円筒部
26を配置すれば、ラベルLを保持した状態のラベル保
持体Dを自動販売機1の架台部3に取り付ける場合など
に、ラベル保持体Dの扱いが簡単になる。
【0032】前記上部材5には、上蓋部6から内背面部
7にかけて、上蓋部6に対する内背面部7の角度をほぼ
90度に保持するための上部材保持部5’が設けられて
おり、また、前記下部材8において、下蓋部9に対する
外背面部10の角度をほぼ90度に保持するために、外
背面部10の底部は肉厚に形成されている。前記上部材
保持部5’は、側面視が直角三角形状の部材である。な
お、上部材5に前記上部材保持部5’を設けなくてもよ
く、その場合には、内背面部7の上部を肉厚に形成する
ように構成してもよい。
【0033】前記係止部20は、正面視がT字形状の部
材であり、連設部28と、この連設部28前面の一端に
立設して設けられた摺動部29と、この摺動部の前側に
設けられた頭部30とからなる。前記連設部28は、一
端が前記中子21に設けられた貫通部31の側壁に連設
されている。また、前記摺動部29は、左右の幅が、前
記連設部28の左右の幅とほぼ同じである。さらに、前
記頭部30は、左右の幅が、前記連設部28および摺動
部29の左右の幅よりも大きく形成されており、また、
頭部30の上下の幅は、前記摺動部29の上下の幅より
も大きいか、あるいは等しくなるように形成されてい
る。
【0034】前記二つの係止部20、20のうち、下側
の係止部20の頭部30の裏側下部には、突出部(図示
せず)が形成されており、前記溝部18には、この突出
部が係止される。また、前記突出部を頭部30の裏側下
部に設けたことにより、溝部18に対して係止部20を
上側に移動させる操作(ラベル保持体Dの背を伸ばす操
作)は、比較的スムーズに行うことができるが、溝部1
8に対して係止部20を下側に移動させる操作(ラベル
保持体Dの背を縮める操作)は、前記の操作に比べると
大きな力を用いる必要がある。このような構成にしたこ
とにより、ラベル保持体Dが不意に縮むことによってラ
ベルLが押しつぶされるという事故を未然に防ぐことが
可能となるとともに、ラベル保持体Dの背を伸ばす操作
はスムーズに行えるため、非常に扱いやすいものとな
る。また、このような効果を得るために、前記突出部の
上部を、上側ほど緩やかに細くなる形状とし、下部を、
下側ほど急激に細くなる形状としてもよいし、また、前
記溝部18の上端部を、その深さが上側ほど緩やかに浅
くなる形状とし、下端部を、その深さが下側ほど急激に
浅くなる形状としてもよい。
【0035】前記二つの係止部20、20のうち、下側
の係止部20の頭部30にのみ突出部を形成している
が、両方の係止部20、20の各頭部30に前記突出部
を設けるようにしてもよい。なお、頭部30に突出部が
形成されていない係止部20は、外背面部10に対する
内背面部7および中子21のガタツキを防止する機能を
有し、頭部30に突出部が形成された係止部20は、上
記の役割に加えて前記突出部を溝部18に係止させると
いう機能を有することになる。
【0036】上記の構成からなる係止部20は、連設部
28が中子21に連設されていることから、前記頭部3
0を前後左右に移動させる力が加わると、自動的にもと
に戻る方向へ付勢されることになる。
【0037】次に、上記の構成からなるラベル保持体D
の組み立て方について説明する。図2に示すような分解
状態のラベル保持体Dを組み立てるには、まず、前記中
子21の各係止突部25を、内背面部7の各係止穴24
に係止させることにより、中子21を内背面部7に連結
する。このとき、中子21の係止部20、20は、内背
面部7の貫通孔22、22を挿通して、内背面部7の背
面側に至る。そして、各係止部20を、前記外背面部1
0の導入孔19に挿通し、横にスライドさせて、長孔1
7にまで移動させる。以上でラベル保持体Dの組み立て
が完了する。なお、前記導入孔19における長孔17へ
の連通部分19’は、長孔17に近いほど狭くなるよう
に設けられており、長孔17に移動した各係止部20
が、導入孔19に戻りにくい構成となっている。このよ
うな構成にしたことから、各係止部20が不意に長孔1
7から導入孔19へ移動するという恐れがない。また、
前記長孔17の左右の幅は、前記摺動部29の左右の幅
よりも大きく、前記頭部30の左右の幅よりも小さく形
成されている。このため、各係止部20の摺動部29は
長孔17に沿って摺動可能であり、かつ前記頭部30が
長孔17を挿通しないため、係止部20が不意に長孔1
7から抜けるという恐れがない。
【0038】また、前記係止部20の頭部30は、前記
導入孔19から長穴17にかけて形成される穴23に導
入されるため、前記導入孔19を、導入孔19の左右の
幅に長穴17の左右の幅を加えた穴23の幅が、係止部
20の頭部30の左右の幅に比べて、ほとんど同じが、
若干大きくなるように形成することにより、前記係止部
20の導入孔19から長穴17への移動距離を最小限と
することができる。
【0039】上記のように、中子21を内背面部7に組
付ける場合には、前記各係止突部25を各係止穴24に
嵌め込むようにすればよく、この状態にすると、中子2
1と内背面部7を一体的に扱うことができるため、外背
面部10に組付ける作業などが簡単になる。
【0040】次に、ラベル保持体Dの高さの調整方法に
ついて説明する。まず、ラベル保持体Dを最も高くする
には、長孔17に沿って前記摺動部29をスライドさせ
ることにより、係止部20、20を、一番上に位置する
溝部18aおよびそのすぐ下にある溝部18bに係止さ
せればよい。このとき、係止部20の頭部30は、常時
前方向に引っ張られている状態となるが、頭部30には
同時に、前記の引っ張りに対して抗う付勢がかかり、各
頭部30を各溝部18にしっかりと当接させておくこと
ができる。
【0041】また、ラベル保持体Dを最も低くするに
は、前記係止部20、20を、一番下に位置する溝部1
8dおよびそのすぐ上にある溝部18cに係止させれば
よい。この他、前記係止部20、20を、前記溝部18
bおよび18cに係止させることで、前記二つの高さの
中間の高さとすることができる。
【0042】上記の構成からなるラベル保持体Dの高さ
調整は、商品の容量(たとえば200ml、220m
l、250ml、280ml、350ml、500ml
など)に対応させて行われる。
【0043】ラベル保持体DにラベルLを取り付けるに
は、まず、ラベル保持体Dを上記のように組み立てた
後、ラベル保持体Dの高さが、ラベルLの高さよりも若
干高くなるように調整する。次に、ラベルLを丸めてラ
ベル保持体D内に挿入し、ラベルLの上端部を前記上蓋
部6のガイド板13、13…の下面に、ラベルLの下端
部を前記下蓋部9のガイド板16、16…の上面にそれ
ぞれ当接させる。そして、最後に、この状態を保ちなが
らラベル保持体Dを低くする調整を行い、ラベルLの高
さに応じた高さとすることで、ラベル保持体Dへのラベ
ルLの取り付けが完了する。すなわち、このとき、ラベ
ルLの上端部は、自ら有する弾性とガイド板13、13
…のガイド作用とによって、上蓋部6の外周側へ導か
れ、上端部前側は、下向きの側壁部12の内周面や前側
ガイド板13b、13b…などに当接することによって
保持され、上端部後側は、後側ガイド板13a、13a
…と下向きの側壁部12との隙間32(図4参照)に入
り込みよりしっかりと保持されることになる。また、ラ
ベルLの下端部は、自ら有する弾性とガイド板16、1
6…のガイド作用とによって、下蓋部9の外周側へと導
かれ、下端部前側は、上向きの側壁部15の内周面や前
側ガイド板16b、16b…などに当接することによっ
て保持され、下端部後側は、後側ガイド板16a、16
a…と上向きの側壁部15との隙間33(図4参照)に
入り込みよりしっかりと保持されることになる。さら
に、このとき、ラベルLの左右端部は、内背面部7の左
右端部35、35の内面に当接して保持されることにな
る。
【0044】上記の構成からなるラベル保持体Dでは、
背面に最も近い後側の六つのガイド板13a、13a…
および16a、16a…が前側のガイド板13b、13
b…および16b、16b…よりも上下方向に膨らんだ
形状に形成されており、上述したラベルLの取り付け過
程において、ラベルLがラベル保持体Dの内側に入り込
んでしまうことを防止することができる。
【0045】また、上述したように、前記上蓋部6の側
壁部12の内壁が上側ほど広いテーパ面に形成されてい
るとともに、前記下蓋部9の側壁部15の内壁が下側ほ
ど広いテーパ面に形成されていることから、ラベルLを
より確実に保持することが可能となっている。
【0046】なお、上記の構成からなるラベル保持体D
では、ガイド板13および16と、側壁部12および1
5との間に、それぞれ隙間32、33を形成している
が、前記隙間32、33は設けなくてもよい。
【0047】そして、ラベルLを保持したラベル保持体
Dを、前記自動販売機1の展示部2aに展示するには、
ラベル保持体Dの下部に設けられた円筒部26を穴3’
に嵌め込み、ラベル保持体Dを適宜の方向に回転させれ
ば、前記突出部分27、27が、架台部3の上部の下面
に係止され、ラベル保持体Dを架台部3に固定すること
ができる。
【0048】上記の構成からなるラベル保持体Dにおい
て、下向き背面部7を内背面部とし、上向き背面部10
を外背面部としたが、このような構成に限るものではな
く、前記下向き背面部7を外背面部とし、上向き背面部
10を内背面部としてもよい。
【0049】上記の構成からなるラベル保持体Dにおい
て、係止部20の連設部28を、一端のみが中子21に
連設されているとしたが、このような構成に限るもので
はなく、たとえば上下両端が中子21に連設されている
としてもよい。
【0050】上記の構成からなるラベル保持体Dでは、
前記中子21を内背面部7の内側に設けるようにしてい
るが、このような構成に限るものではなく、たとえば中
子21を外背面部10の外側に設ける構成としてもよ
い。この場合には、中子21の外側に設けられている係
止部20、20および各係止突部25が中子21の内側
に設けられることになり、内背面部7に設けられている
貫通孔22、22および各係止穴24が外背面部10に
設けられることになる。また、外背面部10に設けられ
ている長孔17、溝部18、導入孔19、連通部分1
9’、穴23は内背面部7に設けられることになる。
【0051】図5は、本発明の第二実施例に係る高さ調
整可能なラベル保持体D2 の構成を概略的に示す斜視図
である。なお、上記第一実施例に示したものと同一構造
の部材については、同じ符号を付し、その説明を省略す
る。ラベル保持体D2 の構成および効果は、上記第一実
施例のものとほとんど同じであるが、相違点は、中子2
1がなく、また、内背面部7’が、中子21に設けられ
ていた前記係止部20、20を有しているとともに、内
背面部7に設けられていた各貫通孔22および各係止穴
24を有していない点である。
【0052】上記の構成からなるラベル保持体D2 は、
組み立てる過程において、上記第一実施例では必要であ
った中子21を内背面部7に連結するという操作を省く
ことができる。
【0053】なお、図5に示した内背面部7’には、リ
ブ7a、7aが図示されていないが、リブ7a、7a
は、設けてもよいし、設けなくともよい。
【0054】上記二つの実施例では、上部に段部L’が
形成されているラベルLに対応させるため、前記下向き
背面部7、7’(内背面部7、7’)に、前記段部L’
に対応する段部34を設けているが、このような構成に
限るものではなく、前記段部34を、たとえばフラット
となるように形成してもよい。なお、前記段部34は、
ラベルLの属する缶の容量が、280ml、350m
l、500mlの場合に形成され、ラベルLの属する缶
の容量が、200ml、250mlの場合には、形成さ
れないのが通常である。
【0055】上記二つの実施例に示したラベル保持体D
〜D2 の材料は、たとえば耐熱性、耐老化性を有するポ
リプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)や、その再生品などである。
【0056】上記の構成からなるラベル保持体D、D2
では、上蓋部6に形成された後側のガイド板13a,1
3a…を、前側のガイド板13b,13b…と異なる形
状としているが、このような構成に限るものではなく、
図6に示すように、上蓋部6に形成された後側のガイド
板13a,13a…の形状を、前側のガイド板13b,
13b…と同じ形状としてもよい。同様に、上記の構成
からなるラベル保持体D、D2 では、下蓋部9に形成さ
れた後側のガイド板16a,16a…を、前側のガイド
板16b,16b…と異なる形状としているが、このよ
うな構成に限るものではなく、図6に示すように、下蓋
部9に形成された後側のガイド板16a,16a…の形
状を、前側のガイド板16b,16b…と同じ形状とし
てもよい。これらの場合も、充分にラベルLの上下両端
部の保持を行うことが可能である。なお、図6には、上
蓋部6に形成された後側のガイド板13aおよび下蓋部
9に形成された16aの形状が、それぞれ前側のガイド
板13bおよび16bと同じ形状となっているラベル保
持体Dを示しているが、下蓋部9に形成された後側のガ
イド板16aの形状は図4に示す山形状とし、上蓋部6
に形成された後側のガイド板13aのみをガイド板13
bと同じ形状としてもよいし、上蓋部6に形成された後
側のガイド板13aの形状は図4に示す山を上下逆さま
にした形状とし、下蓋部9に形成された後側のガイド板
16aのみをガイド板16bと同じ形状としてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、上記の構成からな
る本発明によれば、大きさが異なるラベルの取り替えを
容易に行うことができる高さ調整可能なラベル保持体を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るラベル保持体の構成
を概略的に示す斜視図である。
【図2】上記実施例の構成を概略的に示す分解斜視図で
ある。
【図3】上記実施例の構成を概略的に示す縦断面図であ
る。
【図4】上記実施例の要部の構成を概略的に示す説明図
である。
【図5】本発明の第二実施例に係るラベル保持体の要部
の構成を概略的に示す斜視図である。
【図6】上記第一および第二実施例におけるラベル保持
体のガイド板の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…自動販売機、6…上蓋部、9…下蓋部、12…側壁
部、13…ガイド板、13a…後側のガイド板、13b
…前側のガイド板、15…側壁部、16…ガイド板、1
6a…後側のガイド板、16b…前側のガイド板、B…
背面部、D…ラベル保持体、L…商品表示ラベル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁に下向きの側壁部が連設された上蓋
    部と、周縁に上向きの側壁部が連設された下蓋部と、前
    記上蓋部および下蓋部が互いに接近および離間可能とな
    るように保持する背面部とからなり、商品表示ラベルを
    保持した状態で自動販売機内に設置される高さ調整可能
    なラベル保持体であって、商品表示ラベルをガイドする
    ための複数のガイド板が、前記上蓋部の下面および下蓋
    部の上面の周縁部に放射状に突設され、各蓋部のガイド
    板と側壁部とで商品表示ラベルの上下端を保持するよう
    に構成したことを特徴とする高さ調整可能なラベル保持
    体。
  2. 【請求項2】 前側のガイド板は、各蓋部の周縁側ほど
    突出量が少なくなるほぼ直角三角形状に形成され、後側
    のガイド板は、前側のガイド板と同じ形状か、または各
    蓋部の中央側に頂点を有するほぼ山状に形成されている
    請求項1に記載の高さ調整可能なラベル保持体。
  3. 【請求項3】 前側のガイド板は、各蓋部の周縁側ほど
    突出量が少なくなるほぼ直角三角形状に形成され、後側
    のガイド板は、各蓋部の中央側に頂点を有するほぼ山状
    に形成されている請求項1に記載の高さ調整可能なラベ
    ル保持体。
  4. 【請求項4】 各蓋部の前記ガイド板と側壁部との間に
    隙間が形成されている請求項1から3のいずれかに記載
    の高さ調整可能なラベル保持体。
  5. 【請求項5】 商品表示ラベルの左右両端が、前記背面
    部の左右両端部によって保持される請求項1〜4のいず
    れかに記載の高さ調整可能なラベル保持体。
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