JP2009025556A - ボトル内容表示プレート - Google Patents
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Abstract
【課題】ワインセラーに収容されたワインボトルなど、横置きにしたボトルに設置しても、その記載内容を確実に視認することのできるボトル内容表示プレートを提供する。
【解決手段】ボトル20のネック部分21を内挿する孔部12を具備し、ボトルネック部分に設けられるボトル内容表示プレート10であって、これが設置されるボトルが載置される面に当接する程度に張り出した底辺14を具備し、当該ボトル内容表示プレートの上辺側に確保されるボトル内容表示領域部分11は、ボトルの載置面に当接したボトル内容表示プレートの底辺と、ボトルのネック部分に当接した孔部で支持されて、横倒した状態のボトルのネック部分に対して立設状態に保持されるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ボトル20のネック部分21を内挿する孔部12を具備し、ボトルネック部分に設けられるボトル内容表示プレート10であって、これが設置されるボトルが載置される面に当接する程度に張り出した底辺14を具備し、当該ボトル内容表示プレートの上辺側に確保されるボトル内容表示領域部分11は、ボトルの載置面に当接したボトル内容表示プレートの底辺と、ボトルのネック部分に当接した孔部で支持されて、横倒した状態のボトルのネック部分に対して立設状態に保持されるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明はボトルのネック部分に装着されて、そのボトルの内容物に関する情報を表示するためのボトル内容表示プレートに関し、特に様々な大きさのボトルのネック部分に装着することができると共に、装着後は意図せず脱落することのないボトル内容表示プレート、およびボトルを横倒した状態においても、ボトルの内容物を確認できるようにしたボトル内容表示プレートに関する。
従来、ボトルのネック部分には、宣伝広告用の印刷を施した下げ札(乃至はラベル)や、ボトルの管理目的のICタグを設置するための支持シートを設けることが提案されている。
例えば、宣伝広告用の印刷を施した下げ札については、特許文献1(特開平10-039756号公報)が提案されている。この文献では、連続する複数のシートを開封自在に折り畳んでなるシート本体と、シート本体の上方に連続し且包装用瓶等の首部に係止可能な係止片とからなる吊り下げ札であって、折り畳み状態にあるシート本体を損傷させることなく開放できるようにするとともに、一旦開放したシート本体を再度元通りに折り畳んでおくことのできる吊り下げ札が提案されている。
また、ボトルの管理目的のICタグを設置するための支持シートについては、特許文献2(特開2007-168883号公報)が提案されており、この文献では従前のICタグの形状を工夫し、且つ液体の入ったボトルなどの容器に対する装着箇所を工夫することにより、液体の影響を受けない液体ボトル用ICタグ及びICタグを装着するべく、ボトルのネック部分に支持シートを突き出すように設ける態様が開示されている。
更に、横倒しにした状態のボトルのネック部分に設けるタグとして、ワインタッグも提供されている(非特許文献1)。かかる従前のワインタッグは、横倒しにしたボトルのネック部分に吊り下げるような形式のものとして提供されている。
特開平10-039756号公報
特開2007-168883号公報
株式会社鷲谷商店、" ワインタッグ"、〔online〕、〔平成19年7月18日検索〕、インターネット<URL:http://www.rakuten.co.jp/wassys/443292/1793382/>
飲料その他の液状物を収容したボトルを閉塞する栓としてコルクが使用されている場合には、当該栓の乾燥を防ぐために、ボトルは横倒しにして保管される事が多い。しかしながら、前記特許文献1や特許文献2で提案されている下げ札や支持シートなどは、本来的に横倒しの状態で使用されることを前提としていない。具体的には、前述の下げ札を横倒しにしたボトルに使用した場合、ボトルの周面に沿って延伸する下げ札は、その視認性を欠くことになり、また前述の支持シートにあっては、ICタグの読み取り性能に関して十分に機能しないことが考えられる。
この点、前記非特許文献1に開示されているワインタッグは、そもそも横倒しにしたワインボトルのネック部分に吊り下げて使用される様に構成されている。
しかしながら、ワインなどのように外気温や湿度、或いは紫外線などの影響を受けて味が変わってしまう物の場合は、専用の保管庫が使用されており、特にワインにあってはワインセラーと称される保管庫が使用されている。
かかるワインセラーは、庫内を一定の温度に保つ事ができるように形成されており、その多くは、ワインを横倒しにした状態で保管できるように形成されている。ここで、ワインの銘柄や製造年度などは、ボトルの正面(側面)に貼付されたラベルに記載されているのが通例であり、横倒しにしてワインセラーの棚内に保管した状態においては、その銘柄等を確認できないものとなっている。
そこで、ワインセラーから特定のワインを取り出すには、ワインセラーの扉を開けて、1つ1つワインを引き出しながら正面のラベルを確認しなければならない。しかしながら、ワインセラーの扉を開けることで、一定に保たれているワインセラー内の温度が変化し、またワインを引き出す事により、ボトル内熟成が進んでいるワインに対して悪影響を及ぼす事が危惧される。即ち、ワインなどの非蒸留酒は、あまり動かさずに、温度変化の無い状態で保管する事が望ましい。
しかしながら、従来提供されているワインタッグ(前記非特許文献1)は、もともとワインボトルのネック部分に吊り下げる様に形成されていることから、必ずしもワインセラー内で使用するのに適したものとはなっていない。具体的には、従来提供されているワインタッグをワインセラー内に収容したワインボトルのネック部分に吊り下げた場合、従前のワインタッグが長すぎてワインを載せた棚に当たってしまい、その記載内容を確認しにくいものとなっている。
ここで、単純に、従前のワインタッグの長さを短くする事も考えられるが、今度は各種情報の記載領域が小さくなってしまい、十分な情報を記載できない。更に吊り下げたワインタッグが、ボトルのネック部分の影になってしまい視認性に劣ることになる。
そこで本発明は、ワインセラーに収容されたワインボトルなど、横置きにしたボトルに設置しても、その記載内容を確実に視認することのできるボトル内容表示プレートを提供することを第一の課題とする。
また本発明は、ワインセラーなどのように複数の棚が設けられて、夫々の棚にボトルを横置きにする場合の姿勢を考慮し、より広い情報記載領域を確保する事のできる構成としたボトル内容表示プレートを提供することを第二の課題とする。
更に従来提供されているボトルは、そのネック部分の大きさが様々であるばかりでなく、ネック部分の先端である注ぎ口近傍もその外径の大きさが様々である。ここで、当該ボトル先端の注ぎ口近傍の外径が大きい場合、従来提供されているワインタッグはその孔部の大きさの関係で装着することができなかった。ここで、単純にワインタッグを装着するための孔部の内径を大きくすることも考えられるが、それではワインタッグが抜けやすくなってしまい、ワインボトルから意図せず脱落してしまうおそれもある。
そこで本発明は、このような注ぎ口近傍の外径が大きくとも装着可能であって、かつ意図しない脱落を阻止することのできるボトル内容表示プレートを提供することを第三の課題とする。
本発明は横置きにしたボトル、特に様々な大きさのボトルネック部分に使用可能でありながらも意図しない脱落を阻止し、また複数の棚に横置きされたボトルのネック部分に設置しても視認性を高めることができるように、情報の記載領域をボトルのネック部分に立設させるようにしたボトル内容表示プレートを提供する。
即ち、本発明では前記課題の少なくとも何れかを解決する為に、ボトルのネック部分を内挿する孔部を備えると共に、この孔部にボトルのネック部分を内挿して当該ボトルに設置されるボトル内容表示プレートであって、当該ボトル内容表示プレートは、その輪郭を形成する周縁に向かって前記孔部から切開された切り込みを具備し、当該孔部の内径が25〜40mmに形成されているボトル内容表示プレートを提供する。
かかるボトル内容表示プレートでは、ボトルネック部分を内挿する孔部から、当該ボトル内容表示プレートの輪郭を形成する周縁に至る切り込みが形成されていることから、注ぎ口が大きく形成されたボトルに装着する場合には、当該切り込みを広げることにより孔部を広げ、これによりボトルのネック部分を当該孔部に案内する。よって、この様に形成されるボトル内容表示プレートは、全体が可撓性を有するか、或いは変形自在な材料で形成される必要がある。
特に、上記のボトル内容表示プレートでは、孔部におけるボトルネックに当接する部分を何れかの辺(即ち縁部分)側に偏在させる事が望ましい。これにより、ボトルのネック部分に係止したボトル内容表示プレートは、重心が偏在して特定の方向に立設状になる事ができる。
なお、上記のボトル内容表示プレートでは、その輪郭形状は何ら制限されるものではなく、正方形、矩形、円形、菱形あるいは何らかの形を模した形状など、様々な形状に形成することができ、その底辺の形状も何ら制限されるものではない。
また、本発明では、横倒しにしたボトルのネック部分に対して直立状に設置する事のできるボトル内容表示プレートを提供する。
また、本発明では、横倒しにしたボトルのネック部分に対して直立状に設置する事のできるボトル内容表示プレートを提供する。
即ち、本発明では前記課題の少なくとも何れかを解決する為に、ボトルのネック部分を内挿する孔部を具備し、ボトルネック部分に設けられるボトル内容表示プレートであって、これが設置されるボトルが載置される面に当接する程度に張り出した底辺を具備し、当該ボトル内容表示プレートの上辺側に確保されるボトル内容表示領域部分は、ボトルの載置面に当接したボトル内容表示プレートの底辺と、ボトルのネック部分に当接した孔部で支持されて、横倒した状態のボトルのネック部分に対して立設状態に保持されるように構成されたボトル内容表示プレートを提供する。
かかるボトル内容表示プレートは、ボトルのネック部分に立設するようにして、ボトル内容表示領域部分が設けられることから、横倒し状態になっているボトルの先端側からでも確実にボトル内容表示領域に記載された情報を読み取る事ができる。特に、ワインセラーなどのように複数の棚に横置きにボトルを配置する場合には、当該ボトルの引き出し空間を確保する為に、ボトルの上方にはある程度の空間が確保されている。よって、ボトル内容表示領域部分をボトルの上方に存在させることにより、より広い面積で確保する事ができる。即ち、このように形成されたボトル内容表示プレートは、特にワインセラーの様に、複数の棚に横置きにボトルをストックしておくときに使用するボトル内容表示プレート、特にワインセラー用のワインタッグとして好適に使用することができる。
なお、本明細書におけるボトル内容表示領域部分は、ボトル内容物を表示する部分であり、例えばワインなどにおいては、名称、産地、製造年度の他、販売価格や仕入れ価格など、何れのワインを取り出すかの指標となる情報を表示することができる。またこのボトル内容表示領域部分には、罫線を表したり、記載項目を表示したりする他、何も記載されていない空白領域として確保しておくことができる。
また、このボトル内容表示プレートの底辺は、望ましくはボトルが横置きにされた面(棚など)に2点以上、もしくは面や線で接するように形成されるべきであり、当該底辺がボトル載置面に当接し、かつボトルのネック部分を内装する孔部がボトル部分に当接することで、当該ボトル内容表示領域をボトルのネック部分に対して略垂直状に保持することができる。
また本発明では、前記課題の少なくとも何れかを解決する為に、矩形に形成されたボトル内容表示プレートであって、何れかの長辺に偏在して設けられた、ボトルのネック部分を内装する孔部を具備し、当該孔部は、これが設置されるボトルのネック部分の外径よりも小さい径で形成されると共に、孔部の周縁には、放射方向に延伸する1つ以上の切り込みが形成されているボトル内容表示プレートを提供する。
特にこの様に形成されたボトル内容表示プレートでは、孔部がボトルのネック部分に外嵌して、ボトルのネック部分に対して略鉛直状に保持されることになる。その際、孔部の周縁に切り込みを形成していることから、当該孔部は、ボトルのネック部分に合致するように広がり、かつその弾性力によりボトルのネック部分を挟持することができる。
また、孔部を矩形に形成されたボトル内容表示プレートの何れかの長辺に偏在させることにより、他方の長辺側には、広い面積でボトル内容表示領域部分を確保する事ができる。そしてこの様に形成されたボトル内容表示プレートでは、横倒状態で保管されたボトルの上方に向かってボトル内容表示領域部分が展開するようにして使用される。
以上の様に構成されたボトル内容表示プレートでは、望ましくは以下の構成を伴う事ができる。
即ち、上記ボトル内容表示プレートにおいて、前記ボトル内容表示領域部分が、前記底辺側よりもボトルネック部分の外方に張り出し、かつ前記孔部から底辺に向かって切開されている切開部分を形成することができる。
ボトル内容表示領域部分をボトルのボディー部分よりも外方に張り出して形成することにより、その表示面積を広く確保する事ができる。これは、当該ボトル内容表示プレートが、ボトル内容表示領域部分を上方に存在させている事により達成される。また、孔部から底辺に向かって切開された切開部分を形成することにより、ボトルネック部分の先端の径が大きく形成されている場合であっても、当該ボトル内容表示プレートをボトルのネック部分に存在させる事ができる。切開部分により、孔部を自在に広げる事ができるためである。
また上記本発明にかかるボトル内容表示プレートでは、前記ボトル内容表示プレートが、表面と裏面とを区別可能な識別手段を備えることが望ましい。このような識別手段としては、表面と裏面で異ならせた着色および識別記号、ならびに左右非対称な形状部分の少なくとも何れかとして具体化することができる。当該ボトル内容表示プレートが使用されるボトルがワインボトルである場合、当該ボトル内容表示プレートは、何れかの面を白色またはこれに近似する色に、他方の面は赤、桃色またはこれに近似する色にすることができる。また左右非対称な形状としては様々な輪郭形状に形成することができるが、例えば左右の何れかに偏在させて形成した切り欠きとして具体化することもできる。この様な切り欠きを形成した場合、当該切り欠きが左右何れかに存在するかによっても、ボトルの内容物を区別することができる。
更に上記本発明にかかるボトル内容表示プレートでは、ボトル内容表示領域部分に文字や記号を記載して当該ボトルの内容物に関する情報を示す他、非接触式のICタグを設けて、このICタグ内に各種の情報を記録しておくこともできる。更に、当該ボトル内容表示領域部分には、バーコードなどの二次元コードや、QRコードなどの三次元コードなど、各種情報をコード化したモザイクを表示することもできる。
上記本発明にかかるボトル内容表示プレートによれば、そのボトル内容表示領域部分は、横置きにされたボトルの上方に展開することから、ワインセラーに収容されたワインボトルなど、横置きにして保管されたボトルに設けても、その記載内容を確実に視認することのできるボトル内容表示プレートが提供される。特に、ワインセラーに保管されたワインボトルに使用した場合、ワインセラーのガラス扉を通して、当該ボトル内容表示領域部分に記載された情報を読み取る事ができるので、ワインセラーの扉を開ける回数や時間が格段に減じられ、その結果ワインセラー内の温度変化を極力少なくすることができる。更に、当該ボトル内容表示領域部分に記載された情報により、いちいちワインボトルを引き出す必要を無くす事ができるので、ワインボトルを静かに保管する事ができる。よって、本発明にかかるボトル内容表示プレートは、特にワインセラーで使用するのに適したワインタッグとして使用することができる。
また本発明にかかるボトル内容表示プレートは、ワインセラーなどのように複数の棚が設けられて、夫々の棚にボトルを横置きにする場合の空間配置を考慮して、ワインボトルの上方にボトル内容表示領域部分を存在させている事から、より広い情報記載領域を確保する事ができる。
更に孔部から底辺に至る切り込みが形成されていることから、ボトルの注ぎ口外形が大きい場合、即ちネック部分よりも外側に張り出して形成されている場合でも、当該ボトル内容表示プレートを装着する事ができ、かつ一旦装着した後においては、意図しない脱落を阻止する事ができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は第1の実施の形態にかかるボトル内容表示プレート10を示す正面図、図2はこのボトル内容表示プレート10の設置状態を示す斜視図、図3はこのボトル内容表示プレート10の使用状態を示す斜視図、図4〜8は好ましい実施の形態におけるボトル内容表示プレート10を示している。
先ず、図1を参照しながら本実施の形態にかかるボトル内容表示プレート10の構成を説明する。この図に示すボトル内容表示プレート10は、全体略矩形に形成されており、その底辺14寄りに、ボトル20のネック部分21を内挿する孔部12が形成されている。そして底辺14側には、この孔部12から底辺14まで至る切り込み13が形成されており、この切り込み13が形成されている故に、様々な大きさに形成されるボトル20のネック部分21にも、このボトル内容表示プレート10を使用できるようなっている。
またこのボトル内容表示プレート10における孔部12よりも上方には、ボトル20内に充填されたものに関する情報、例えばワインの銘柄や製造年、製造者名、製造国(地域)、原料となった葡萄の品種、仕入れ価格、販売価格、仕入先などを記載する為の領域部分、即ちボトル内容表示領域部分11が確保されている。なお、このような情報を記載するボトル内容表示領域部分11は、必ずしも孔部12の上方領域に限られず、孔部12の側方など、情報を記述可能な領域であれば、何れの部分であっても全てボトル内容表示領域部分11に該当する。
また、かかるボトル内容表示プレート10の正面または背面に出現する平面領域には、上記のようなボトル20の内容物に関する情報に限らず、広告情報や、所有者情報、或いはその他の情報などを記述する事ができる。広告情報であれば、たとえば当該ボトル内容表示プレート10を企業の販売促進商品として使用する際、当該平面領域の一部に、企業名や商品名を表示しておく事ができる。また所有者情報としては、例えば当該ワインの購入日、或いは製造年が何らかの記念日(結婚記念日や誕生日など)の属する年である場合には、その記念に関するメモリアル情報を記載したり、あるいは何らかのイベント(成人式や結婚式など)の時に封を開ける予定で購入した場合には、そのイベントの名称を記述しておくことも当然に可能である。
更に、このようなボトル内容表示領域部分11には、例えば図4に示すように、予め罫線等を設けて利用者が記述しやすいように形成したり、或いは利用者の殆どが記載するであろう項目、例えばワインなどの内容物の名称や製造年、或いは原産国などの項目を表示しておくこともできる。更に、多くのユーザーが記述するであろう特定の情報、例えば前述のメモリアル情報やイベント情報などを予め印刷しておくこともできる。
かかるボトル内容表示プレート10は、プラスチックなどの樹脂製のプレートとして形成する他、紙製のプレートや、金属またはセラミックス製のプレートとして形成することができる。特に紙製のプレート(特に一定の厚さの有る普通紙)であれば、製造コストを抑えることができ、また筆記具による記述も確実に行う事ができる。
上記図1に示す態様のボトル内容表示プレート10では、横幅(M)が75mm、高さ(L)が67mmの矩形であって、内径(O)が31mmの孔部12を、下辺からの距離(N)が8.5mmとなる位置に形成している。特に、この孔部12の内径(O)は、ボトル20のネック部分21の外径(Q)よりも大きく形成されるべきであるが、注ぎ口22の外径(P)とは同じであっても、これよりも大きくとも小さくとも良い。但し、当該孔部の内径(O)は、この注ぎ口22の外径(P)よりも小さく形成されていれば、意図しないボトル内容表示プレートの脱落を阻止することができるので望ましい実施の態様となる。
図2は、上記図1に示したボトル内容表示プレート10を設置した状態を示しており、当該ボトル内容表示プレート10は、その孔部12にボトル20のネック部分21を通して、当該ネック部分21の中心軸に対して直交に近い状態で保持されている。特に、本実施の形態に係るボトル内容表示プレート10は、この図に示すように、ボトル20の注ぎ口22の近傍の外形が孔部12よりも大きい場合であっても、前記孔部12から底辺14に至る切り込み13が形成されていることから、当該切り込み13を広げる事により、この様な場合でもボトル20ネック部分21に装着する事ができる。
このように設置されたボトル内容表示プレート10は、例えば図3に示すように、複数段の棚30の上に横置きされたボトル20に設置した場合でも、そのボトル内容表示領域部分11に記載した記載内容を、容易かつ確実に確認することができるようになる。特に図3に示すようなボトル20のストック状態は、ワインセラー内におけるボトル20のストック状態と同様であり、市販されている多くのワインセラーでは、図3におけるボトル20の注ぎ口22側に、ガラスなどで形成された透明領域を具備する扉が設けられている。
このように設置されたボトル内容表示プレート10は、例えば図3に示すように、複数段の棚30の上に横置きされたボトル20に設置した場合でも、そのボトル内容表示領域部分11に記載した記載内容を、容易かつ確実に確認することができるようになる。特に図3に示すようなボトル20のストック状態は、ワインセラー内におけるボトル20のストック状態と同様であり、市販されている多くのワインセラーでは、図3におけるボトル20の注ぎ口22側に、ガラスなどで形成された透明領域を具備する扉が設けられている。
よってこの図3に示す状態でワインセラー内にストックされたワインは、それぞれに設けられたボトル内容表示プレート10が、ガラスなど、扉の透明領域を通して外から確認できるようになる。そして当該ボトル内容表示プレート10におけるボトル内容表示領域部分11には、当該ボトル20内に充填されたものの情報などが記述され、これはストックされた各ボトル20のネック部分21に直立状態で保持されることから、いちいちワインセラーの扉を開け、ワインを引き出して確認しなくとも、ワインセラーの外からでも確認する事ができる。これによりワインセラーの扉の開放によるセラー内の温度変化や、引出によるワインへの振動をなくすことができ、ワインに対して最適な保存環境を提供できるようになる。
この点、仮に従来から提供されているワインタッグを使用しようとしても、当該ワインタッグは各ボトル20のネック部分21に垂れ下げ形式で使用されるのが前提であり、一方で各ワインボトル20のネック部分21の下方(各棚30板までの空間)には、このようなワインタッグを垂れ下げるだけの空間は存在しない。しかも本発明にかかるボトル内容表示プレート10のようにボトル20ネックに対して直立状態に保持できる構成とはなっていないことから、従前のワインタッグは、図3に示すような状態でボトル20をストックしておく、普及型のワインセラーで使用するには適していない。
よって、この実施の形態に示すボトル内容表示プレート10は、従前のワインタッグでは使用に耐え得なかったワインセラー内で使用するのに適したワインタッグとして好適に使用することができる。
図5は、上記図1に示したボトル内容表示プレート10(すなわちボトル20用タグ乃至は瓶用の情報表示タグ)の6面図を示しており、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は右側面図、(D)は左側面図、(E)は上面図、(F)は底面図、(G)は(A)におけるG−G’矢視断面図である。この図に示すボトル内容表示プレート10もボトル20の内容物(ワインなど)に関する情報を含む各種の情報を記載しておく為に使用することができ、正面中央よりも下方寄りに形成された孔部12内にボトル20の部分を内挿することで、ボトル20のネック部分21に係止する事ができる。
また、この図では正面と背面とで色を異ならせており、これにより表向き又は裏向きの何れで使用するかによっても、これが設置されたボトル20の内容物を区別できるように形成されている。特に表面を桃色など赤色に近い色で形成し、裏面を白色に近い色で形成した場合には、特にワインの種類(赤、白など)を区別する為に使用することができる。
図6は、表面と裏面とで色を変える代わり、あるいは色を変えると共に、その輪郭形状で表向き又は裏向きを区別できるようにしたボトル内容表示プレート110であり、左右非対称となるような輪郭形状に形成することで、これを実現する事ができる。この図では、正面図(A)の上縁の左寄りに「V」字状の切り欠き15を形成しており、これを裏返しにした場合には、当該「V」字状の切り欠き15が、背面図(B)において右側に存在する事になる。その他、この図に示した部材乃至は部位については、前記図1と同じ符号を付して説明を省略する。
また、図7はボトル内容表示プレート210の底辺214の形状を変更した態様を示しており、この図に示すボトル内容表示プレート210では、底辺214の左右二箇所に脚状の突起を設けており、二箇所の脚部が、ボトル20を載置している面に当接し、そして孔部12の上部が、内挿したボトル20のネック部分21に当接することで三点支持され、ボトル内容表示領域部分11を略直立状に保持することができる様になっている。その他、この図に示した部材乃至は部位については、前記図1と同じ符号を付して説明を省略する。
そして図8は、前記孔部12から底辺14にかけて形成した切り込み13に代えて、また当該切りこみ13と共に、ボトル20のネック部分21の大きさに追従して孔部12の大きさを変えることができるように、孔部12の周りに放射状の切り込み313を複数形成している。かかる切り込み313の形成により、孔部12の周りは脆弱となり、ボトル20のネック部分21に追従して変化する事ができるようになる。これにより、様々な大きさ及び形状のネック部分21を有するボトル20に対しても使用できるボトル内容表示プレート310となっている。
以上説明した、本発明のボトル内容表示プレート10、110、210、310は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 ボトル内容表示プレート
11 ボトル内容表示領域部分
12 孔部
14 底辺
20 ボトル
21 ネック部分
22 注ぎ口
30 棚
11 ボトル内容表示領域部分
12 孔部
14 底辺
20 ボトル
21 ネック部分
22 注ぎ口
30 棚
Claims (5)
- ボトルのネック部分を内挿する孔部を備えると共に、この孔部にボトルのネック部分を内挿して当該ボトルに設置されるボトル内容表示プレートであって、
当該ボトル内容表示プレートは、その輪郭を形成する周縁に向かって前記孔部から切開された切り込みを具備し、
当該孔部の内径が25〜40mmに形成されている事を特徴とする、ボトル内容表示プレート。 - ボトルのネック部分を内挿する孔部を備えると共に、この孔部にボトルのネック部分を内挿して当該ボトルに設置されるボトル内容表示プレートであって、
当該ボトル内容表示プレートは、これが設置されるボトル載置面に当接する程度に張り出した底辺を具備し、
当該ボトル内容表示プレートの上辺側に確保されるボトル内容表示領域部分は、ボトルの載置面に当接したボトル内容表示プレートの底辺と、ボトルのネック部分に当接した孔部によって支持されて、横倒した状態のボトルのネック部分に対して立設状態に保持される事を特徴とする、ボトル内容表示プレート。 - 前記ボトル内容表示領域部分は、前記底辺側よりもボトルネック部分の外方に張り出して形成されており、かつ前記孔部から底辺に向かって切開された切開部分が形成されてなる、請求項2に記載のボトル内容表示プレート。
- 前記ボトル内容表示プレートは、表面と裏面とを区別可能な識別手段を備えており、
当該識別手段は、表面と裏面で異ならせた着色および識別記号、ならびに左右非対称な形状部分の少なくとも何れかである、請求項2又は3に記載のボトル内容表示プレート。 - 矩形に形成されたボトル内容表示プレートであって、
何れかの長辺に偏在して設けられた、ボトルのネック部分を内装する孔部を具備し、
当該孔部は、これが設置されるボトルのネック部分の外径よりも小さい径で形成されると共に、孔部の周縁には、放射方向に延伸する1つ以上の切り込みが形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のボトル内容表示プレート。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2469512A (en) * | 2009-04-17 | 2010-10-20 | Peter Antonis Christofi | Plastic tag for neck of bottle |
JP2011224034A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Hochiki Corp | トンネル消火器装置及びタグ装置 |
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