JP2002303607A - 磁粉液用発泡性粉末状分散剤 - Google Patents

磁粉液用発泡性粉末状分散剤

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JP2002303607A JP2001105907A JP2001105907A JP2002303607A JP 2002303607 A JP2002303607 A JP 2002303607A JP 2001105907 A JP2001105907 A JP 2001105907A JP 2001105907 A JP2001105907 A JP 2001105907A JP 2002303607 A JP2002303607 A JP 2002303607A
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嘉高 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄鋼工場や自動車工場などにおいて実施され
ている湿式磁粉探傷試験方法における磁粉液の調製に際
して、水中での分散・溶解性が非常に優れている磁粉液
用発泡性粉末状分散剤を提供する。 【解決手段】 トリポリ燐酸ソーダ粉末65〜80重量
%、HLB値8〜14のノニオン系界面活性剤5〜10
重量%、炭酸塩又は炭酸水素塩粉末5〜10重量%及び
有機酸粉末10〜15重量%を含有してなる湿式磁粉探
傷試験方法に用いられる磁粉液用発泡性粉末状分散剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式磁粉探傷試験方法
に用いられる磁粉液用発泡性粉末状分散剤に関し、本発
明に係る分散剤は、鉄鋼工場や自動車工場において実施
されている湿式磁粉探傷試験方法に用いられる。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、鉄鋼工場においては角ビレ
ットや丸ビレット等の鋼材を被検査物として、また、自
動車業界においてはナックルアームやシャフト等の鋼製
部品を被検査物として、その表面欠陥部探傷に「湿式磁
粉探傷試験方法」が汎用されている。湿式磁粉探傷試験
方法は、通常、水1l 当り非蛍光磁粉又は蛍光磁粉0.
2〜15gを分散させた磁粉液を被検査物表面に接触さ
せることによって実施されているが、当該磁粉液の調製
に当っては、界面活性剤が配合された「磁粉液用分散
剤」が必ず使用されている。
【0003】なお、JIS−G−0565−1992
(鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び磁粉模様の分類)に
は「…湿式法には、…水などを分散媒とし、必要に応じ
適当な…界面活性剤を入れた検査液を用いる。…」と規
定されているが、水に非蛍光磁粉又は蛍光磁粉を分散さ
せて磁粉液を調製するに当って、上記の通り、界面活性
剤が配合された磁粉液用分散剤の使用が必須であること
は、当業者の技術常識である。
【0004】湿式磁粉探傷試験方法に用いられる磁粉液
用分散剤には、古くから汎用されている液状の分散剤と
例えば特許第2813948号公報や特開平8−304
347号公報に開示されている粉末状の分散剤とがあ
る。
【0005】前記液状の分散剤の基本的処方は、水にH
LB8〜14のノニオン系界面活性剤約2〜30重量%
を溶解又は分散させたものであり、これに必要に応じ
て、市販のシリコン系消泡剤(例えば、シリコン消泡剤
KM−508,同KM−531:いずれも商品名:信越
化学株式会社製)や市販の防錆剤(例えば、亜硝酸ソー
ダ)が適量配合(なお、消泡剤や防錆剤が配合された処
方では、その配合量に見合う量の水が減量される)され
ており、水1l 当り蛍光磁粉0.2〜2gを分散させた
磁粉液を調製する場合、通常、水1l 当りの有効成分
(水以外の成分:ノニオン系界面活性剤等)濃度が1〜
3%となるように添加して使用されている。これは、水
1l 当り0.2〜2gの蛍光磁粉を充分に分散させ、且
つ、当該磁粉液を被検査物表面に接触させたとき該表面
を均一に濡すためには、少なくとも、有効成分濃度1%
以上が必要であり、有効成分濃度3%以上としても、分
散並びに濡れ効果の顕著な向上が認められないからであ
る。
【0006】ところで、前記液状の分散剤は、通常、1
8l 缶(石油缶)に充填(風袋込み重量:約20kg)し
た形態で取引されているが、保管や輸送に当って、その
嵩と重量がネックとなっている(因みに、鉄鋼工場や自
動車工場への納品は一回当り50〜60缶単位で行われ
ている)。
【0007】もっとも、湿式磁粉探傷試験方法の実施現
場において、液状分散剤を調製すれば、上記問題点は解
決するが、実施現場における液状分散剤の調製は、次の
理由によって行われていない。何故なら、界面活性剤に
は、ノニオン系,アニオン系,カチオン系及び両性系と
各種のものが存在するが、アニオン系界面活性剤は水溶
液においてイオンに解離してアルカリ性を呈し、また、
金属イオンと反応し易く、反応すると水不溶性となるた
め、磁粉液用分散剤として用いるには適切でなく、カチ
オン系界面活性剤も水溶液においてイオンに解離して殆
んどの場合、酸性を呈するため、磁粉液用分散剤として
用いるには適切でなく、磁粉液用分散剤にはノニオン系
界面活性剤が用いられている。事実、米国軍隊規格MI
L−STD−1949A(4,9,4項)には、磁粉液
用分散剤にはノニオン系界面活性剤を用いることとされ
ている。また、HLB16又は18のノニオン系界面活
性剤には粉末やフレーク状のものがあるが、非蛍光磁粉
や蛍光磁粉を分散・湿潤させることができず、HLB8
〜14のノニオン系界面活性剤であれば分散・湿潤させ
ることができるので、磁粉液用分散剤には、専らHLB
8〜14のノニオン系界面活性剤が用いられている。
【0008】そして、磁粉液用分散剤に実用されている
HLB8〜14のノニオン系界面活性剤は、液状であっ
て、水に溶解又は分散させることが非常に厄介なもので
ある。詳言すれば、HLB8〜14のノニオン系界面活
性剤(液状物)の一定量を一定量の水に溶解又は分散さ
せて希釈しようとするとき、当該活性剤の一定量(例え
ば2g)に一定量(例えば98cc)の水を一時に注入し
た場合には、いくら攪拌してもゲル状となり、いつまで
も粘度が下らず、一方、当該活性剤の一定量(例えば2
g)に一定量(例えば98cc)の水を少量(例えば10
cc)ずつ攪拌しながら添加して行った場合には、初めは
粘度が上昇して乳白色分散液状又はゼリー状となるが、
ある時点を通過すると粘度が下って半透明分散液又は透
明溶液にするとこができる。従って、湿式磁粉探傷試験
方法の実施現場において、水にHLB8〜14のノニオ
ン系界面活性剤を溶解又は分散させて磁粉液用分散剤を
調製することは殆んど不可能であり、磁粉液用分散剤の
メーカー側においてあらかじめ透明溶液又は半透明分散
液を調製し、前記の通り、18l 缶に充填して納品して
いるのが現状である。
【0009】前記粉末状の分散剤は、前記液状の分散剤
がもつ上述のとおりの問題点を解決するために開発され
たものであり、その基本的処方は、水に溶解する粒子粉
末(例えば、トリポリ燐酸ソーダ粉末や亜硝酸ソーダ粉
末)80〜99.5重量%にHLB8〜14のノニオン
系界面活性剤0.5〜20重量%を吸収又は吸着させた
ものであり、これに必要に応じて、市販のシリコン系消
泡剤(前出)や市販の防錆剤(前出)が適量配合(な
お、消泡剤や防錆剤が配合された処方では、その配合量
に見合う量の水に溶解する粒子粉末が減量される)され
ており(特許第2813948号公報参照)、水1l当
り蛍光磁粉0.2〜2gを分散させた磁粉液を調製する
場合、通常、水1l当りの有効成分(水に溶解する粒子
粉末以外の成分:ノニオン系界面活性剤等)濃度が1〜
3%となる量を所定量の蛍光磁粉と共に添加して使用さ
れている。なお、有効成分濃度が1〜3%とされている
理由は、前記液状の分散剤の場合と同じである。
【0010】また、前記粉末状の分散剤の粉体流動性を
向上させるために、前記基本的処方からなる粉末状配合
物100重量部に対して水不溶性非磁性体粒子粉末(例
えば、シリカ粉末やクレー粉末)2〜30重量部を混合
してなる粉末状の分散剤も提案されている(特開平8−
304347号公報参照)。
【0011】前記粉末状の分散剤は実用化されていて市
販品もあり、その代表的な処方は、トリポリ燐酸ソーダ
粉末90〜95重量%にHLB8〜14のノニオン系界
面活性剤5〜10重量%を吸収させたものであり、ま
た、トリポリ燐酸ソーダ粉末85〜94.9重量%にH
LB8〜14のノニオン系界面活性剤5〜10重量及び
シリコン系消泡剤0.1〜5重量%を吸着させたものも
ある。
【0012】なお、前記粉末状の分散剤の内で実用化さ
れているものにトリポリ燐酸ソーダ粉末が用いられてい
るのは、該粉末が他の水に溶解する粒子粉末に比較し
て、吸油量が大きいのでノニオン系界面活性剤等の液状
物の吸収力が大きく、また、防錆力も高いからである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記トリポリ燐酸ソー
ダ粉末が用いられている粉末状の分散剤は、鉄鋼工場や
自動車工場において実施されている湿式磁粉探傷試験方
法に実用されてはいるが、次のような問題点が内在して
いる。すなわち、鉄鋼工場においては、一時に数千リッ
トルの磁粉液を調製する場合がり、この場合には前記ト
リポリ燐酸ソーダ粉末が配合されている粉末状の分散剤
の投入量も数十キログラムとなり、充分な攪拌がなされ
ていないときには、トリポリ燐酸ソーダと水との反応が
発熱反応であるため液温が上昇し、投入した粉末状の分
散剤が水中で塊状物となってしまい分散・溶解させるこ
とができないという問題がある。
【0014】また、前記トリポリ燐酸ソーダ粉末が配合
されている粉末状の分散液を用いて調製した磁粉液のp
H値は中性〜強アルカリ性を呈するので、強アルカリ性
を呈する場合には安全性の点で問題がある。
【0015】本発明は、前記トリポリ燐酸ソーダ粉末が
配合されている粉末状の分散剤に内在する上述の問題点
を解決することを技術的課題とする。
【0016】本発明者は、数多くの試作・実験を重ねた
結果、前記トリポリ燐酸ソーダ粉末が配合されている粉
末状の分散剤に特定量の炭酸塩粉末又は炭酸水素塩粉末
と特定量の有機酸粉末とを配合することにより、当該粉
末状の分散剤に自己発泡性を付与すると共に、当該粉末
状の分散液を用いて調製した磁粉液のpH値を中性〜弱
アルカリ性を呈するものとし、前記課題を達成したもの
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題は、次のとおり
の本発明によって達成できる。
【0018】すなわち、本発明は、トリポリ燐酸ソーダ
粉末65〜80重量%、HLB値8〜14のノニオン系
界面活性剤5〜10重量%、炭酸塩又は炭酸水素塩粉末
5〜10重量%及び有機酸粉末10〜15重量%を含有
することを特徴とする湿式磁粉探傷試験方法に用いられ
る磁粉液用発泡性粉末状分散剤である。
【0019】また、本発明は、トリポリ燐酸ソーダ粉末
60〜79.9重量%、HLB値8〜14のノニオン系
界面活性剤5〜10重量%、炭酸塩又は炭酸水素塩粉末
5〜10重量%、有機酸粉末10〜15重量%及びシリ
コン系消泡剤0.1〜5重量%を含有することを特徴と
する湿式磁粉探傷試験方法に用いられる磁粉液用発泡性
粉末状分散剤である。
【0020】また、本発明は、トリポリ燐酸ソーダ粉末
55〜79.8重量%、HLB値8〜14のノニオン系
界面活性剤5〜10重量%、炭酸塩又は炭酸水素塩粉末
5〜10重量%、有機酸粉末10〜15重量%、シリコ
ン系消泡剤0.1〜5重量%及び防錆剤0.1〜5重量
%を含有することを特徴とする湿式磁粉探傷試験方法に
用いられる磁粉液用発泡性粉末状分散剤である。
【0021】本発明の構成をより詳しく説明すれば、次
のとおりである。
【0022】先ず、本発明においるトリポリ燐酸ソーダ
粉末としては、目的物の使用時における溶解速度の面か
ら16メッシュのフルイ(目開き1000μm ・JIS
−Z−8801)を通過する粒子粉末が好適であり、市
販品から所要の粒子径のものを選定・入手して用いれば
よい。
【0023】次に、本発明におけるHLB8〜14のノ
ニオン系界面活性剤としては、市販品から所要のHLB
値のものを選定・入手して用いればよく、具体的には、
ニューコール864(商品名:日本乳化剤株式会社製:
HLB13.8)やオクタポール50(商品名:三洋化
成株式会社製:HLB10.3)が好適である。
【0024】次に、本発明における炭酸塩又は炭酸水素
塩粉末としては、水中において有機酸と反応して炭酸ガ
スを発生するものであればよく、具体的には、市販の炭
酸ナトリウム粉末、炭酸カリウム粉末、炭酸マグネシウ
ム粉末、セスキ炭酸ナトリウム粉末、炭酸水素ナトリウ
ム粉末等が挙げられ、これらの単独又は混合物を用いれ
ばよい。なお、目的物の使用時における溶解速度の面か
ら16メッシュのフルイ(前出)を通過する粒子粉末を
選定・入手して用いることが好適である。
【0025】次に、本発明における有機酸粉末として
は、市販のコハク酸粉末、リンゴ酸粉末、洒石酸粉末、
フマル酸粉末等が挙げられ、これらの単独又は混合物を
用いればよい。なお、目的物の使用時における溶解速度
の面から16メッシュのフルイ(前出)を通過する粒子
粉末を選定・入手して用いることが好適である。
【0026】本発明において、前記トリポリ燐酸ソーダ
粉末、前記HLB8〜14のノニオン系界面活性剤、前
記炭酸塩又は炭酸水素塩粉末及び前記有機酸粉末の配合
割合は重要である。
【0027】前記トリポリ燐酸ソーダ粉末は少なくとも
55重量%以上を必要とし、55重量%未満では目的物
に充分な粉体流動性を付与することが困難となる。後出
のシリコン系消泡剤や防錆剤を配合しない場合には65
重量%以上を配合することが好適である。なお、配合割
合の上限は、その他の配合成分割合から定まる。
【0028】前記HLB8〜14のノニオン系界面活性
剤は5重量%以上を必要とし、5重量%未満では磁粉液
調製時に磁粉を充分に分散させることが困難となり、調
製した磁粉液の濡れ効果が不充分となる。なお、10重
量%を越えて配合しても磁粉の分散性及び濡れ効果はさ
ほど向上せず、目的物の粉体流動性に悪影響を及ぼすこ
とになるので10重量%以内に止めるべきである。
【0029】前記炭酸塩又は炭酸水素塩粉末と前記有機
酸粉末との使用割合は特に重要であり、前者:後者=
1:1〜3の比率にて使用する必要があり、前者:後者
=1:1未満の場合には、前記トリポリ燐酸ソーダ粉末
が溶解している磁粉液のpH値がアルカリ性を呈するた
めに前者と後者との間で反応が起こらないので目的物に
自己発泡性を付与することができず、また、前者:後者
=1:3以上の場合には、前記トリポリ燐酸ソーダ粉末
が溶解している磁粉液のpH値が酸性を呈するために被
検査物である鋼材や鋼製部品に錆を発生させる危険があ
る。
【0030】従って、前記炭酸塩又は炭酸水素塩粉末を
5〜10重量%配合すると共に前記有機酸粉末を10〜
15重量%配合する。なお、前者が5重量%未満で後者
が10重量%未満の場合には目的物に充分な自己発泡性
を付与することが困難であり、また、両者の配合割合の
各上限はその他の配合成分割合から定まる。
【0031】前記炭酸塩又は炭酸水素塩粉末と有機酸粉
末との各配合量を前記各配合割合の範囲内において調節
することによって前記トリポリ燐酸塩粉末が溶解してい
る磁粉液のpH値を中性〜弱アルカリ性にすることがで
きる。
【0032】前記各配合成分を前記配合割合にて配合し
てなる本発明に係る磁粉液用発泡性粉末状分散剤は、磁
粉液調製時において水中に投入すれば自己発泡して速や
かに溶解し、溶解後には殆んど泡立ちは認められない
が、磁粉を分散させた後の泡立ちを充分に抑制する必要
がある場合には、従来の磁粉液用分散剤と同様にシリコ
ン系消泡剤を配合することができる。
【0033】本発明におけるシリコン系消泡剤として
は、市販品を用いればよく、具体的には、シリコン消泡
剤KM508(商品名:信越化学株式会社製)やシリコ
ン消泡剤KM531(商品名:信越化学株式会社製)が
好適である。
【0034】前記シリコン系消泡剤は0.1重量%以上
を必要とし、0.1重量%未満では、消泡効果が得られ
難く、通常、1〜3重量%程度を配合すれば充分であ
り、5重量%を越えて配合する必要はない。なお、前記
シリコン系消泡剤を配合する場合には、当該配合量に見
合う前記トリポリ燐酸ソーダ粉末の配合量を減量する。
【0035】また、前記各配合成分を前記配合割合にて
配合してなる本発明に係る磁粉液用発泡性粉末状分散剤
は、その配合成分中の前記トリポリ燐酸ソーダ粉末が防
錆力を有しているので、通常は防錆剤を配合する必要は
ないが、被検査物の材質に応じて強い防錆力が要求され
る場合には、従来の磁粉液用分散剤と同様に防錆剤を配
合することができる。
【0036】本発明における防錆剤としては、市販の亜
硝酸ソーダ粉末やグルコン酸ソーダ粉末が好適であり、
通常、2〜4重量%程度を配合すれば充分であり、5重
量%を越えて配合することは避けるべきである。これは
前記防錆剤を配合する場合にも当該配合量に見合う前記
トリポリ燐酸ソーダ粉末の配合量を減量することになる
が、前記トリポリ燐酸ソーダ粉末の配合割合が55重量
%未満では目的物に充分な粉体流動性を付与することが
できなくなるからである。
【0037】本発明に係る磁粉液用発泡性粉末状分散剤
の製造は容易であり、前記各配合成分の内、前記トリポ
リ燐酸ソーダ粉末、前記HLB値8〜14のノニオン系
界面活性剤及び必要に応じて配合される前記シリコン系
消泡剤や前記防錆剤をそれぞれ所定量秤取して容器(例
えばステンレス製タンク)に投入し、周知の攪拌器(例
えば、電動ミキサー)を用いて充分に混合・攪拌した
後、前記炭酸塩又は炭酸水素塩粉末と前記有機酸粉末と
をそれぞれ所定量秤取して当該容器に追加投入し、さら
に充分に混合・攪拌して粉末状配合物とすれば目的物が
得られる。
【0038】本発明に係る磁粉液用発泡性粉末状分散剤
の使用法は、前記した従来の粉末状の分散剤と同様であ
り、例えば、水1l当り蛍光磁粉0.2〜2gを分散さ
せた磁粉液を調製する場合には、通常、水1l当りの有
効成分(前記トリポリ燐酸ソーダ粉末、前記炭酸塩又は
炭酸水素塩粉末及び前記有機酸粉末以外の成分:前記H
LB値8〜14のノニオン系界面活性剤等)濃度が1〜
3%となる量を所定量の蛍光磁粉と共に水に添加し、混
合・攪拌すればよく、より具体的には、水1l当り蛍光
磁粉1gを分散させた磁粉液を調製する場合には、通
常、水1l当り本発明に係る磁粉液用発泡性粉末状分散
剤2gを蛍光磁粉1gと共に水に添加して混合・攪拌す
れば、当該分散剤は発泡しながら速やかに溶解してしま
い、前記した従来の液状や粉末状の分散剤を用いる場合
と変らない磁粉液が調製できる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の代表的な実施の形態は、
次のとおりである。
【0040】実施の形態1
【0041】磁粉液用発泡性粉末状分散剤の製造:16
メッシュのフルイ(目開き1000μm ・JIS−Z−
8801)を通過するトリポリ燐酸ソーダ粉末(住友化
学工業株式会社製)800gとニューコール864(商
品名:日本乳化剤株式会社製:HLB13.8)50g
とをステンレス製タンクに投入し、電動ミキサーを用い
て充分に混合・攪拌した後、16メッシュのフルイ(前
出)を通過する炭酸マグネシウム粉末(株式会社トクヤ
マ製)50gと16メッシュのフルイ(前出)を通過す
るコハク酸粉末(扶桑化学株式会社製)100gとを当
該タンクに追加投入し、さらに充分に混合・攪拌して磁
粉液用発泡性粉末状分散剤約1000gを得た。
【0042】粉末化評価試験:ここに得た発泡性粉末状
分散剤をガラス容器に入れ、当該ガラス容器を水平位置
から徐々に傾斜させて容器内の粉末状分散剤に流動が生
じた時の角度を測定し、55度未満の角度で流動が生じ
たものを「○(良好)」、55度以上の角度で流動が生
じたものを「×(悪い)」と評価した。その結果「○」
であった。
【0043】発泡性評価試験:ここに得た発泡性粉末状
分散剤2gを水1lを入れたガラスビーカーに投入し、
攪拌しない状態下において目視にて観察し、泡が生じた
ものを「○(良い)」、泡が生じなかったものを「×
(悪い)」と評価した。その結果は「○」であった。
【0044】溶解性評価試験:ここに得た発泡性粉末状
分散剤2gを水1lを入れたガラスビーカーに投入し、
攪拌しない状態下において投入時点から完全に溶解する
までの時間を測定し、15分以内に溶解したものを
「◎」、15〜30分の間で溶解したものを「○」、溶
解するのに30分以上を必要としたものを「×」と評価
した。その結果は「◎」であった。
【0045】pH値の測定:ここに得た発泡性粉末状分
散剤2gを水1lに溶解させた水溶液のpH値をガラス
電極式水素イオン濃度計HM−20S(東亜電工株式会
社製)を用いて測定した。その結果は「8.1」であっ
た。
【0046】防錆性評価試験:ここに得た発泡性粉末状
分散剤2gを水1lを入れたガラスビーカーに投入して
溶解させた後、当該ビーカー中に試験片(JIS−SP
CC−Bの鋼板)を約3秒間浸漬して引上げ、室温(2
0℃)にて24時間放置後に試験片表面の発錆状態を目
視にて観察し、錆が発生していないものを「○(良
い)」、錆が発生しているものを「×(悪い)」と評価
した。その結果は「○」であった。
【0047】磁粉分散性評価試験:ここに得た発泡性粉
末状分散剤2gと湿式磁粉探傷試験方法に用いられてい
る市販の蛍光磁粉:スーパーマグナ蛍光磁粉LY−10
(商品名:マークテック株式会社製)1gとを混合し、
当該混合物を水1lを入れたガラスビーカーに投入して
磁粉液を調製した。
【0048】また、湿式磁粉探傷試験方法に用いられて
いる市販の磁粉用粉末状分散剤:スーパーマグナ磁粉分
散剤BC−1(商品名:マークテック株式会社製)2g
とスーパーマグナ蛍光磁粉LY−10(前出)1gとを
混合し、当該混合物を水1lを入れたガラスビーカーに
投入して比較用磁粉液を調製した。なお、当該比較用磁
粉液のpH値を前記と同じ測定法により測定した結果は
「9.9」であった。
【0049】前記両磁粉液の分散状態を、暗所における
紫外線灯の照射下において目視にて観察し、充分に分散
している比較用磁粉液の分散状態と同等の分散状態を視
認した場合には「○(良い)」、比較用磁粉液の分散状
態よりも劣る分散状態を視認した場合には「×(悪
い)」と評価した、その結果「○」であった。
【0050】実施の形態2
【0051】磁粉液用発泡性粉末状分散剤の製造:前記
実施の形態1で用いたトリポリ燐酸ソーダ粉末と同じも
の799gとニューコール864(前出)50gとシリ
コン消泡剤KM508(商品名:信越化学株式会社製)
1gとをステンレス製タンクに投入し、電動ミキサーを
用いて充分に混合した後、前記実施の形態1で用いた炭
酸マグネシウム粉末と同じもの50gと前記実施の形態
1で用いたコハク酸粉末と同じもの100gとを当該タ
ンクに追加投入し、さらに充分に混合して磁粉液用発泡
性粉末状分散剤約1000gを得た。
【0052】ここに得た発泡性粉末状分散剤について、
前記実施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と
同じ評価試験及び測定に行った結果は、次のとおりであ
った。
【0053】粉末化評価試験結果:「○」、発泡性評価
試験結果:「○」、溶解性評価試験結果:「◎」、pH
値測定結果:「8.1」、防錆性評価試験結果:
「○」、磁粉分散性評価試験結果:「○」。
【0054】実施の形態3
【0055】磁粉液用発泡性粉末状分散剤の製造:前記
実施の形態1で用いたトリポリ燐酸ソーダ粉末と同じも
の700gとニューコール864(前出)50gとシリ
コン消泡剤KM508(前出)10gと16メッシュの
フルイ(前出)を通過する亜硝酸ソーダ粉末(住友化学
工業株式会社製)40gとをステンレス製タンクに投入
し、電動ミキサーを用いて充分に混合した後、16メッ
シュのフルイ(前出)を通過する炭酸水素ナトリウム粉
末(旭硝子株式会社製)50gと16メッシュのフルイ
(前出)を通過する洒石酸粉末(扶桑化学株式会社製)
150gとを当該タンクに追加投入し、さらに充分に混
合して磁粉液用発泡性粉末状分散剤約1000gを得
た。
【0056】ここに得た発泡性粉末状分散剤について、
前記実施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と
同じ評価試験及び測定を行った結果は、次のとおりであ
った。
【0057】粉末化評価試験結果:「○」、発泡性評価
試験結果:「○」、溶解性評価試験結果:「◎」、pH
値測定結果:「7.3」、防錆性評価試験結果:
「○」、磁粉分散性評価試験結果:「○」。
【0058】
【作用】本発明に係る磁粉液用発泡性粉末状分散剤は、
前記した従来の粉末状の分散剤(特許第2813948
号公報参照)と同じく、粒子粉末をHLB値8〜14の
ノニオン系界面活性剤の媒体としており、当該粉末を構
成している各粒子に有効成分(界面活性剤等)が吸収さ
れているから、その体積(嵩)及び重量は、前記した従
来の液状の分散剤の体積(嵩)及び重量と比較して非常
に小さく軽いものである。
【0059】しかも、本発明に係る磁粉液用発泡性粉末
状分散剤は、その配合成分中に特定量の前記炭酸塩粉末
又は炭酸水素塩粉末と特定量の前記有機酸粉末とが配合
されているから、磁粉液の調製時において水中に投入さ
れると当該炭酸塩粉末又は炭酸水素塩粉末と当該有機酸
粉末とが反応して炭酸ガスを発生するので発泡し、この
発泡現象によって配合成分中の各粉末の溶解が促進され
るので、水への投入量がキログラム単位と大量であって
も強力な攪拌を必要とせずに速やかに分散・溶解すると
共に、炭酸塩又は炭酸水素塩と有機酸との反応は吸熱反
応であるため、前記したトリポリ燐酸ソーダと水との反
応による発熱が抑制できる。
【0060】さらに、当該炭酸塩粉末又は炭酸水素塩粉
末と当該有機酸粉末の配合割合を調節することによって
調製される磁粉液のpH値を中性〜弱アルカリ性とする
ことができる。
【0061】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げる。
【0062】実施例1:前記実施の形態1で用いたトリ
ポリ燐酸塩粉末と同じもの700gとニューコール86
4(前出)50gとシリコン消泡剤KM508(前出)
10gと前記実施の形態3で用いた亜硝酸ソーダ粉末と
同じもの40gとをステンレス製タンクに投入し、電動
ミキサーを用いて充分に混合した後、前記実施の形態3
で用いた炭酸水素ナトリウム粉末と同じもの100gと
16メッシュのフルイ(前出)を通過するリンゴ酸粉末
(扶桑化学株式会社製)100gとを当該タンクに追加
投入し、さらに充分に混合して磁粉液用発泡性粉末状分
散剤約1000gを得た。
【0063】ここに得た発泡性粉末状分散剤について、
前記実施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と
同じ評価試験及び測定を行った結果は、次のとおりであ
った。
【0064】粉末化評価試験結果:「○」、発泡性評価
試験結果:「○」、溶解性評価試験結果:「◎」、pH
値測定結果:「8.5」、防錆性評価試験結果:
「○」、「磁粉分散性評価試験結果:「○」。
【0065】実施例2:前記実施の形態1で用いたトリ
ポリ燐酸塩粉末と同じもの550gとニューコール86
4(前出)100gとシリコン消泡剤KM508(前
出)50gと前記実施の形態3で用いた亜硝酸ソーダ粉
末と同じもの50gとをステンレス製タンクに投入し、
電動ミキサーを用いて充分に混合した後、16メッシュ
のフルイ(前出)を通過する炭酸ナトリウム粉末(旭硝
子株式会社製)100gと16メッシュのフルイ(前
出)を通過するフマル酸粉末(扶桑化学株式会社製)1
50gとを当該タンクに追加投入し、さらに充分に混合
して磁粉液用発泡性粉末状分散剤約1000gを得た。
【0066】ここに得た発泡性粉末状分散剤について、
前記実施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と
同じ評価試験及び測定を行った結果は、次のとおりであ
った。
【0067】粉末化評価試験結果:「○」、発泡性評価
試験結果:「○」、溶解性評価試験結果:「◎」、pH
値測定結果:「7.6」、防錆性評価試験結果:
「○」、磁粉分散性評価試験結果:「○」。
【0068】比較例1:前記実施の形態1で用いたトリ
ポリ燐酸塩粉末と同じもの750gとニューコール86
4(前出)50gとシリコン消泡剤KM508(前出)
10gとをステンレス製タンクに投入し、電動ミキサー
を用いて充分に混合した後、前記実施の形態3で用いた
炭酸水素ナトリウム粉末と同じもの40gと前記実施の
形態1で用いたコハク酸粉末と同じもの150gとを当
該タンクに追加投入し、さらに充分に混合して比較用粉
末状分散剤約1000gを得た。
【0069】ここに得た比較用粉末状分散剤について、
前記実施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と
同じ評価試験及び測定を行った結果は、次のとおりであ
った。
【0070】粉末化評価試験結果:「○」、発泡性評価
試験結果:「○」、溶解性評価試験結果:「○」、pH
値測定結果:「6.8」、防錆性評価試験結果:
「×」、磁粉分散性評価試験結果:「×」。
【0071】比較例2:トリポリ燐酸塩粉末の配合量を
700gに変更し、前記実施の形態3で用いた亜硝酸ソ
ーダ粉末を50g添加した以外は、比較例1と同様にし
て、比較用粉末状分散剤約1000gを得た。
【0072】ここに得た比較用粉末状分散剤について、
前記実施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と
同じ評価試験及び測定を行った結果は、次のとおりであ
った。
【0073】粉末化評価試験結果:「○」、発泡性評価
試験結果:「○」、溶解性評価試験結果:「○」、pH
値測定結果:「6.7」、防錆性評価試験結果:
「×」、磁粉分散性評価試験結果:「×」。
【0074】比較例3:前記実施の形態1で用いたトリ
ポリ燐酸塩粉末と同じもの700gとニューコール86
4(前出)50gとシリコン消泡剤KM508(前出)
10gと前記実施の形態3で用いた亜硝酸ソーダ粉末と
同じもの50gとをステンレス製タンクに投入し、電動
ミキサーを用いて充分に混合した後、前記実施の形態2
で用いた炭酸水素ナトリウム粉末と同じもの100gと
実施例2で用いたフマル酸粉末と同じもの90gとを当
該タンクに追加投入し、さらに充分に混合して比較用粉
末状分散剤約1000gを得た。
【0075】ここに得た比較用粉末状分散剤について、
前記実施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と
同じ評価試験及び測定を行った結果は、次のとおりであ
った。
【0076】粉末化評価試験結果:「○」、発泡性評価
試験結果:「×」、溶解性評価試験結果:「×」、pH
値測定結果:「8.4」、防錆性評価試験結果:
「○」、磁粉分散性評価試験結果:「×」。
【0077】比較例4:前記実施の形態1で用いたトリ
ポリ燐酸塩粉末と同じもの500gとニューコール86
4(前出)100gとシリコン消泡剤KM508(前
出)50gと前記実施の形態3で用いた亜硝酸ソーダ粉
末と同じもの50gとをステンレス製タンクに投入し、
電動ミキサーを用いて充分に混合した後、実施例2で用
いた炭酸ナトリウム粉末と同じもの100gと実施例1
で用いたリンゴ酸粉末と同じもの200gとを当該タン
クに追加投入し、さらに充分に混合して比較用分散剤約
1000gを得た。
【0078】ここに得た比較用分散剤について、前記実
施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と同じ評
価試験及び測定を行った結果は、次のとおりであった。
【0079】粉末化評価試験結果:「×」、発泡性評価
試験結果:「○」、溶解性評価試験結果:「◎」、pH
値測定結果:「7.8」、防錆性評価試験結果:
「○」、「磁粉分散性評価試験結果:「○」。
【0080】比較例5:トリポリ燐酸塩粉末の配合量を
800gに変更し、炭酸ナトリウム粉末及びリンゴ酸粉
末を配合しなかった以外は、比較例と同様にして、比較
用粉末状分散剤約1000gを得た。
【0081】ここに得た比較用粉末状分散剤について、
前記実施の形態1で行った各評価試験及びpH値測定と
同じ評価試験及び測定を行った結果は、次のとおりであ
った。
【0082】粉末化評価試験結果:「○」、発泡性評価
試験結果:「×」、溶解性評価試験結果:「×」、pH
値測定結果:「11.2」、防錆性評価試験結果:
「○」、磁粉分散性評価試験結果:「○」。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、前記した従来の液状の
分散剤の体積(嵩)及び重量と比較して非常に体積
(嵩)が小さく、重量が軽く、しかも、前記した従来の
粉末状の分散剤の水中での分散・溶解性と比較して非常
に優れた水中での分散・溶解性を具備している磁粉液用
発泡性粉末状分散剤が提供できる。
【0084】また、本発明に係る磁粉液用発泡性粉末状
分散剤は、粉体流動性がよいので、その使用時(磁粉液
調製時における計量時など)における取扱いが容易であ
ると共に、中性〜弱アルカリ性の磁粉液が調製できる。
【0085】従って、本発明は鉄鋼業界や自動車業界に
大きく貢献できるものであり、その産業利用性は非常に
大きいといえる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリポリ燐酸ソーダ粉末65〜80重量
    %、HLB値8〜14のノニオン系界面活性剤5〜10
    重量%、炭酸塩又は炭酸水素塩粉末5〜10重量%及び
    有機酸粉末10〜15重量%を含有することを特徴とす
    る湿式磁粉探傷試験方法に用いられる磁粉液用発泡性粉
    末状分散剤。
  2. 【請求項2】 トリポリ燐酸ソーダ粉末60〜79.9
    重量%、HLB値8〜14のノニオン系界面活性剤5〜
    10重量%、炭酸塩又は炭酸水素塩粉末5〜10重量
    %、有機酸粉末10〜15重量%及びシリコン系消泡剤
    0.1〜5重量%を含有することを特徴とする湿式磁粉
    探傷試験方法に用いられる磁粉液用発泡性粉末状分散
    剤。
  3. 【請求項3】 トリポリ燐酸ソーダ粉末55〜79.8
    重量%、HLB値8〜14のノニオン系界面活性剤5〜
    10重量%、炭酸塩又は炭酸水素塩粉末5〜10重量
    %、有機酸粉末10〜15重量%、シリコン系消泡剤
    0.1〜5重量%及び防錆剤0.1〜5重量%を含有す
    ることを特徴とする湿式磁粉探傷試験方法に用いられる
    磁粉液用発泡性粉末状分散剤。
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