JP2002303444A - 空調用チャンバ - Google Patents

空調用チャンバ

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JP2002303444A
JP2002303444A JP2001100475A JP2001100475A JP2002303444A JP 2002303444 A JP2002303444 A JP 2002303444A JP 2001100475 A JP2001100475 A JP 2001100475A JP 2001100475 A JP2001100475 A JP 2001100475A JP 2002303444 A JP2002303444 A JP 2002303444A
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JP
Japan
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air
noise
perforated plate
frequency band
port
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Pending
Application number
JP2001100475A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Fukuda
栄次 福田
Masato Furuya
真人 古屋
Hiroyuki Momiki
浩行 椴木
Junji Shikakura
潤二 鹿倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気流出口において、流量制限による風量調
節を行いつつ低周波数帯域の騒音低減を図る。 【解決手段】 箱体10の外面に空気流入口11と複数
の空気流出口12を設けた空調用チャンバである。所要
の空気流出口12b、12cを四角孔13aの多孔板1
3で塞いで、その開口率により各空気流出口12の風量
バランスを調整する。多孔板13の開口率調整は容易で
あって、多孔板13を通る気流による発生騒音の主力は
中・高周波数帯域に移行し、低周波数帯域の騒音はオリ
フィスなどに比べれば低減する。中・高周波数帯域の騒
音は、安価な消音フレキ、吹出口ボックスでの低減が容
易である。空気流入口11の軸線に沿う空気流出口12
a、12bはその空気流入口から遠ざかるにつれて開口
率を小さくし、空気流入口に対向する空気流出口12c
はその沿う空気流出口12a、12bよりさらに開口率
を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の空調設
備における天井裏などに配置される空気分配用チャンバ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスビルや工場などの各種建築物内
の空調設備は、空調機によって温度や湿度などを調整し
た空気を、ダクトなどを経て天井などに配置された複数
の吹出口から室内へ空気を吹き出す方式が一般的であ
る。
【0003】この空調設備において、空調機から各吹出
口に空気を分配する機器としてチャンバが用いられる。
このチャンバとして、特開2000−193298号公
報には、箱体の外面に空気流入口と複数の空気流出口を
設け、その空気流出口に風量バランス用オリフィスを備
えたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このオリフィス付きチ
ャンバはそれなりに有益な効果を発揮するが、オリフィ
スは、流通断面積を絞って狭くする構造であって、開口
部は一つのため、空気流出口における気流による発生騒
音の主力は低周波数帯域にある。この低周波数帯域の音
は人に不快感を与えるため、空調設備ではその帯域の騒
音が問題となる。従来では、その帯域騒音除去のための
高価な消音器を必要とし、その消音器を取り付ければ、
コストアップになるうえに、空調設計も煩雑となる。
【0005】この発明は、流量制限による風量調節を行
いつつ低周波数帯域の騒音を低減することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、流量制限を多孔板で行うことにした
のである。多孔板の開口率を変えることにより、容易に
流通面積を調整することができ、図9に示すように、そ
の多孔板を用いた空気流出口における気流による発生騒
音の主力は中・高周波数帯域に移行し、低周波数帯域の
騒音はオリフィスに比べれば低減する。中・高周波数帯
域の騒音は、安価な消音フレキ、吹出口ボックスでの低
減が容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、箱
体の外面に空気流入口と複数の空気流出口を設けた空調
用チャンバにおいて、前記所要の空気流出口を多孔板で
塞いで、その各多孔板の開口率により各空気流出口の風
量バランスを調整するようにした構成を採用し得る。
【0008】この構成において、空気流入口の軸線に沿
う空気流出口はその空気流入口から遠ざかるにつれて上
記開口率を小さくし、空気流入口に対向する空気流出口
はその沿う空気流出口よりさらに開口率を小さくすると
よい。このように、動圧の高い流出口を低い開口率とす
れば、風量バランスを容易にとることができる。
【0009】また、上記多孔板の孔は四角形とすれば、
開口率の調整が容易であり、低周波帯域の騒音も低下す
る。
【0010】
【実施例】図1乃至図3に一実施例を示し、この実施例
は、四角状箱体10の一面に空気流入口11、その側面
及び対面にそれぞれ空気流出口12a、12b、12c
(総称符号:12)を設けたものである。箱体10は、
断熱壁10aからなって、内容積が、縦:450、横:
450、高さ:300(mm)のものである。
【0011】各空気流出口12の一部(12b、12
c)には、図3に示すように四角孔13aのパンチング
メタル(多孔板)13をビス止めし、その空気流出口1
2b、12cの開口率(パンチングメタルの開口率)を
12b:63%、12c:48%とした。因みに、空気
流出口12aは100%である。
【0012】この実施例は、図1に示すように、空気流
入口11に空調機からのフレキシブルダクト14aを接
続し、各空気流出口12には各部屋へのフレキシブルダ
クト14bを接続し、その端に空気吹出口15を設け
る。
【0013】この実施例による送風時の騒音を測定する
ために、図7に示すように、各空気流入口11、12に
フレキシブルダクト14a、14bを接続し、その流入
口ダクト14aに無音送風aを行い、残響室Aへのダク
ト(枝管)14bの風速を6m/sとして、その残響室
A内の平均音圧レベルを測定した。また、比較例とし
て、同一開口率で、図5(a)、(b)に示すように、
流出口12に平板邪魔板(せき板)16(比較例1)、
オリフィス17(比較例2)を設けたもの及び全く風量
調節をしないもの(多孔板などを付けないもの、比較例
3)を作成して、同一条件で平均音圧レベルを測定し
た。
【0014】その測定結果を図8に示し、これによる
と、低周波数帯域の騒音のみならず、殆ど全ての周波数
帯域でこの実施例が比較例1、2に対し優れていること
がわかる。これは、多孔板13の方が比較例3の流通状
態により近づくことによるものと考える。
【0015】多孔板としては、パンチングメタル13に
代えて、種々のものを採用でき、また、その孔13aの
形状も、四角にかぎらず、図4に示すように、円形(同
図(a)、(b))、三角形(同(c)、(d))、六
角形(同(e))などの角形等と任意であり、その孔1
3aの配置態様も、同一列状(同(a)、(c))、千
鳥足状(ハニカム状)(同(b)、(d)、(e))及
び上下逆にする(同d)などと任意であり、このとき、
その態様は開口率等の関係で適宜に決定する。例えば、
図3と図4(a)の比較から、高い開口率を得て、比較
例3の騒音状態に近づけるには、円形より四角形の孔1
3aのものが優れている。
【0016】箱体10の縦・横・高さの各寸法は任意で
あって、それに基づく大きさ(容積)も空調態様に応じ
て適宜に選定し、また、空気流出口12の取付態様も図
6に示すように任意であり、さらに、流出口12の大き
さも、空調態様によって任意である。例えば、空気流出
口12の大きさも、空気流入口11から遠ざかるにつれ
て小さくし(12a>12b)、対向する空気流出口1
2cはさらに小さくする、などと任意である。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上のように、多孔板で風
量調整を行うようにしたので、騒音に対して有利なもの
とし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の斜視図
【図2】(a)は同実施例の平面図、(b)は同右側面
図、(c)は同一部切欠正面図
【図3】同実施例の空気流出口の正面図
【図4】各図は多孔板の各例の正面図
【図5】空気流出口の各比較例の正面図
【図6】他の各実施例の斜視図
【図7】騒音実験仕様図
【図8】周波数に対する音圧レベルの関係図
【図9】周波数に対する発生騒音の関係図
【符号の説明】
10 箱体 11 空気流入口 12、12a、12b、12c 空気流出口 13 パンチングメタル(多孔板) 13a 孔 14a、14b ダクト A 残響室 a 無音送風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椴木 浩行 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 鹿倉 潤二 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 Fターム(参考) 3L080 AA05 AC01 AD01 AE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体10の外面に空気流入口11と複数
    の空気流出口12を設けた空調用チャンバであって、前
    記所要の空気流出口12b、12cを多孔板13で塞い
    で、その各多孔板13の開口率により各空気流出口12
    の風量バランスを調整するようにしたことを特徴とする
    空調用チャンバ。
  2. 【請求項2】 上記空気流入口11の軸線に沿う空気流
    出口12a、12bはその空気流入口から遠ざかるにつ
    れて上記開口率を小さくし、空気流入口11に対向する
    空気流出口12cはその沿う空気流出口12a、12b
    よりさらに開口率を小さくしたことを特徴とする請求項
    1に記載の空調用チャンバ。
  3. 【請求項3】 上記多孔板13の孔13aが四角形であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調用チャ
    ンバ。
JP2001100475A 2001-03-30 2001-03-30 空調用チャンバ Pending JP2002303444A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013115A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fujimori Sangyo Kk 空気調和装置用分岐型チャンバー
JP2015183940A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 フジモリ産業株式会社 空調用分岐チャンバー
JP2016057010A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 株式会社ササクラ 空調設備用の吹き出し装置及び吸込み装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013115A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fujimori Sangyo Kk 空気調和装置用分岐型チャンバー
JP2015183940A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 フジモリ産業株式会社 空調用分岐チャンバー
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