JP2014013115A - 空気調和装置用分岐型チャンバー - Google Patents
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Abstract
【課題】各排出口の風量を均一化して良好な風量バランスを得ることができ、また、製造ないし施工も簡便、確実に行うことができる空気調和装置用分岐型チャンバーを提供する。
【解決手段】ボックス状をなすチャンバー本体10の側壁に、空気調和装置側からのエアを導入する一つの導入口20と、導入したエアを分岐して排出するための複数の排出口31−36とを設けた空気調和装置用分岐型チャンバー1において、排出口の、該排出口から離隔して該排出口と対向する位置に、該排出口を塞ぐ仮想面とほぼ平行となる動圧抑制板41−46を備えた。動圧抑制板は、複数の脚部を備え、該脚部が排出口から伸びる分岐管31a−36aの内面に取り付けられてなる。
【選択図】図1
【解決手段】ボックス状をなすチャンバー本体10の側壁に、空気調和装置側からのエアを導入する一つの導入口20と、導入したエアを分岐して排出するための複数の排出口31−36とを設けた空気調和装置用分岐型チャンバー1において、排出口の、該排出口から離隔して該排出口と対向する位置に、該排出口を塞ぐ仮想面とほぼ平行となる動圧抑制板41−46を備えた。動圧抑制板は、複数の脚部を備え、該脚部が排出口から伸びる分岐管31a−36aの内面に取り付けられてなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和装置に用いられる分岐型チャンバーに関する。
従来、天井裏等に配設される空調設備の配管において、空気調和装置側からのエアを、室内に通じる吹出口に導くための分岐型チャンバーとして、ボックス状をなすチャンバー本体の側壁に、空気調和装置側からのエアを導入する一つの導入口と、導入したエアを分岐して排出するための複数の排出口とを設けたものが知られている。
チャンバー本体の形状としては、直方体状のものと、円柱形のものが知られている。チャンバー本体が直方体状のものでは、導入口に隣接する壁面や対向する壁面に排出口が設けられている。チャンバー本体が円柱形のものでは、排出口は放射状に設けられている。
上記のチャンバーにおいては、各排出口の位置や向きの相違によって、各排出口の風量バランスが均一に保ちにくいという問題があり、かかる問題に対処すべく、様々な検討がなされている。
特許文献1には、「空気流入口に、短筒状のバッフル筒をチャンバー内に突き出して取り付け、該バッフル筒の、正面と両側面の内、少なくとも一方を開口させたことを特徴とする空調設備用チャンバー。」が記載されている(特許請求の範囲)。
特許文献2には、「チャンバ本体の内部に前記空気流入口から前記複数の流出口までの流路断面に展開させた多孔体を配置したことを特徴とする空調用設備。」が記載されている(特許請求の範囲)。
特許文献3には、「空気流出口に風量バランス調整用のオリフィスを備えたことを特徴とする空調用設備」が記載されている(特許請求の範囲)。
特許文献4には、円筒状のチャンバー本体の内部に、チャンバー本体の上下方向に伸びるように設けられた複数個の整流筒からなる整流部材を設けた構成が開示されている(特許請求の範囲)。
チャンバー本体の形状としては、直方体状のものと、円柱形のものが知られている。チャンバー本体が直方体状のものでは、導入口に隣接する壁面や対向する壁面に排出口が設けられている。チャンバー本体が円柱形のものでは、排出口は放射状に設けられている。
上記のチャンバーにおいては、各排出口の位置や向きの相違によって、各排出口の風量バランスが均一に保ちにくいという問題があり、かかる問題に対処すべく、様々な検討がなされている。
特許文献1には、「空気流入口に、短筒状のバッフル筒をチャンバー内に突き出して取り付け、該バッフル筒の、正面と両側面の内、少なくとも一方を開口させたことを特徴とする空調設備用チャンバー。」が記載されている(特許請求の範囲)。
特許文献2には、「チャンバ本体の内部に前記空気流入口から前記複数の流出口までの流路断面に展開させた多孔体を配置したことを特徴とする空調用設備。」が記載されている(特許請求の範囲)。
特許文献3には、「空気流出口に風量バランス調整用のオリフィスを備えたことを特徴とする空調用設備」が記載されている(特許請求の範囲)。
特許文献4には、円筒状のチャンバー本体の内部に、チャンバー本体の上下方向に伸びるように設けられた複数個の整流筒からなる整流部材を設けた構成が開示されている(特許請求の範囲)。
本発明は、上記従来技術を考慮してなされたものであり、ボックス状をなすチャンバー本体の側壁に、空気調和装置側からのエアを導入する一つの導入口と、導入したエアを分岐して排出するための複数の排出口(特にチャンバー本体に対し排出口が放射状に形成されたもの)とを設けた空気調和装置用分岐型チャンバーにおいて、従来と異なる手段によって各排出口の風量を均一化して良好な風量バランスを得ることができ、また、製造ないし施工も簡便、確実に行うことができる空気調和装置用分岐型チャンバーを提供することを課題とする。
(1)ボックス状をなすチャンバー本体の側壁に、空気調和装置側からのエアを導入する一つの導入口と、導入したエアを分岐して排出するための複数の排出口とを設けた空気調和装置用分岐型チャンバーにおいて、
前記排出口の、該排出口から離隔して該排出口と対向する位置に、該排出口を塞ぐ仮想面とほぼ平行となる動圧抑制板を備えたことを特徴とする、
空気調和装置用チャンバーである。
(2)前記動圧抑制板は、前記排出口を覆う大きさを有する。
(3)前記動圧抑制板は、複数の脚部を備え、該脚部が前記チャンバー本体又は前記排出口から伸びる分岐管の内面に取り付けられてなる。
(4)前記動圧抑制板と前記排出口とのクリアランスを調整可能な可変機構を備えたものである。
前記排出口の、該排出口から離隔して該排出口と対向する位置に、該排出口を塞ぐ仮想面とほぼ平行となる動圧抑制板を備えたことを特徴とする、
空気調和装置用チャンバーである。
(2)前記動圧抑制板は、前記排出口を覆う大きさを有する。
(3)前記動圧抑制板は、複数の脚部を備え、該脚部が前記チャンバー本体又は前記排出口から伸びる分岐管の内面に取り付けられてなる。
(4)前記動圧抑制板と前記排出口とのクリアランスを調整可能な可変機構を備えたものである。
(1)本発明によれば、排出口の、排出口から離隔して該排出口と対向する位置に、該排出口を塞ぐ仮想面とほぼ平行となる動圧抑制板を備えたため、動圧抑制板は、導入口から導入されたエアの流れを受け止め、排出口から排出される動圧成分を抑制する。これにより、各排出口の風量が均一化し、良好な風量バランスが得られる。また、簡易な構造で製造も簡便である。
(2)前記動圧抑制板は、前記排出口を覆う大きさを有する構成により、的確に良好な風量バランスを得ることができる。
(3)前記動圧抑制板は、複数の脚部を備え、該脚部が前記チャンバー本体又は前記排出口から伸びる分岐管の内面に取り付けられてなる構成により、製作を簡便、確実に行うことができる。脚部を取り付ける位置(動圧抑制板と排出口とのクリアランスの程度)によって風量を調整できるため、現場での施工において融通が利く。
(4)前記動圧抑制板と前記排出口とのクリアランスを調整可能な可変機構を備えた構成により、風量バランスのより精密な調整が可能となる。
(2)前記動圧抑制板は、前記排出口を覆う大きさを有する構成により、的確に良好な風量バランスを得ることができる。
(3)前記動圧抑制板は、複数の脚部を備え、該脚部が前記チャンバー本体又は前記排出口から伸びる分岐管の内面に取り付けられてなる構成により、製作を簡便、確実に行うことができる。脚部を取り付ける位置(動圧抑制板と排出口とのクリアランスの程度)によって風量を調整できるため、現場での施工において融通が利く。
(4)前記動圧抑制板と前記排出口とのクリアランスを調整可能な可変機構を備えた構成により、風量バランスのより精密な調整が可能となる。
本発明の実施例を挙げ、図面を参照して説明するが、本発明は以下の形態に限定されるものではない。
<チャンバー本体>
図1に示すとおり、空気調和装置用分岐型チャンバー1のチャンバー本体10は、側壁11、天井部12及び底部13を有し、ボックス状に形成されている。図示の例では、側壁11は円筒形に形成され、平面形状は円形をなしている。なお、図1(a)は、天井部12を取り外した状態で示している。
図1に示すとおり、空気調和装置用分岐型チャンバー1のチャンバー本体10は、側壁11、天井部12及び底部13を有し、ボックス状に形成されている。図示の例では、側壁11は円筒形に形成され、平面形状は円形をなしている。なお、図1(a)は、天井部12を取り外した状態で示している。
チャンバー本体10の側壁11には、空気調和装置側からのエアを導入する、比較的径の大きい一つの導入口20と、導入したエアを排出するための、比較的径の小さい複数の排出口31,32,33,34,35,36(図示の例では6個)とが設けられている。複数の排出口31,32,・・・,36はそれぞれ同じ大きさに形成されている。
導入口20及び排出口31,32,・・・,36は、円形状をなし、各口にチャンバー本体10の側壁11から半径方向外方に突出して伸びる導入管20aと、各分岐管31a,32a,33a,34a,35a,36aが設けられており、該分岐管がダクトを外嵌固定するための接続部となる。
導入口20及び排出口31,32,・・・,36は、円形状をなし、各口にチャンバー本体10の側壁11から半径方向外方に突出して伸びる導入管20aと、各分岐管31a,32a,33a,34a,35a,36aが設けられており、該分岐管がダクトを外嵌固定するための接続部となる。
本実施例では排出口31,32,・・・,36は、側面視、水平方向に複数個整列されるとともに、上下(上下方向)に複数段、配置されている。また、側面視、上下に二段配置されており、上段に3つの排出口31,33,35が、また、下段に3つの排出口32,34,36が夫々配置されている。
また、排出口31,32,・・・,36は、側面視、千鳥状に配置されている。つまり、上段の排出口31,33,35と下段の排出口32,34,36とは、互いに水平方向の位置をずらして、ジグザグ状になるように配置されている。
また、排出口31,32,・・・,36は、側面視、千鳥状に配置されている。つまり、上段の排出口31,33,35と下段の排出口32,34,36とは、互いに水平方向の位置をずらして、ジグザグ状になるように配置されている。
導入口20及び複数の排出口31,32,・・・,36の軸線方向(導入管20a及び各分岐管31a,32a,・・・,36aの軸線方向)は、チャンバー本体10に対し、その中心から半径方向に向かっており、放射状をなしている(図2参照)。また、排出口31,32,・・・,36は、上段における排出口31,33,35及び下段における排出口32,34,36それぞれが、平面視、放射状に配置されている。平面視、全体として排出口31,32,・・・,36は、導入口20の軸線lを基準として左右対称に配置されている。各排出口31,32,・・・,36は、それぞれの軸線mがほぼ等角度βをなすように配置されている。しかし、導入口20とこれと隣り合う(最も近い)排出口31,36のそれぞれの軸線lと軸線mが(平面視)交叉する角度αは、各排出口31,32,・・・,36の軸線m同士が交叉する角度βよりも大きく形成されている。図に示す例では、各排出口31,32,・・・,36の軸線m同士が交叉する角度βは約36°であり、導入口20とこれと隣り合う排出口31,36のそれぞれの軸線l,mが交叉する角度は、約90°である。導入口20とこれと隣り合う排出口31,36のそれぞれの軸線l,mが交叉する角度は、排出口の数等にもよるが、良好な風量バランスを得る上で、80°以上、より好ましくは90°以上である。
チャンバー本体10の材質は、亜鉛メッキ鋼板等の金属材料が好ましく用いられる。円筒状をなすチャンバー本体10の側壁11として、既存の大径な空調ダクト(材料としての)を利用することができる利点がある。チャンバー本体10の内面、特に側壁11の内面には吸音・断熱材を施すことができる(図示省略)。吸音・断熱材は、グラスウール、ロックウール、セラミックウール等の不燃性材料を用いて構成される。好ましくは、吸音・断熱材の繊維の飛散、脱落を防止するため、最内面に黒色樹脂等をコーティングして皮膜を形成したものが用いられる。なお、チャンバー本体周囲上部には、適宜吊り金具を設けて、施工の際の吊り下げに使用する(図示省略)。
導入管20aと、各分岐管31a,32a,33a,34a,35a,36aの材質は、亜鉛鋼鈑等の金属材料が好ましく用いられる。公知の管継手を利用することができる。
導入管20aと、各分岐管31a,32a,33a,34a,35a,36aの材質は、亜鉛鋼鈑等の金属材料が好ましく用いられる。公知の管継手を利用することができる。
<動圧抑制板>
排出口31,32,33,34,35,36には、該排出口からチャンバー本体内面側へ離隔して該排出口(開口部)と対向する位置に、該排出口を塞ぐ仮想面とほぼ平行となる動圧抑制板41,42,43,44,45,46が設けられている。排出口を塞ぐ仮想面と厳密に平行である必要はないが、排出口からチャンバー本体へ向けて離隔した空間を有して対向している態様である。動圧抑制板41,42,43,44,45,46は、例えば亜鉛鋼鈑等の金属板材により形成される。通常、孔のないめくら板状に形成される。平板、波板のほか、パンチング板等を用いることもできる。図1(b)において動圧抑制板を透視位置に斜線ハッチングで示している。
動圧抑制板41,42,43,44,45,46は、排出口31,32,33,34,35,36の円形状と同様に相似形の円形状に形成されている。また、好ましくはチャンバー本体10の内面(排出口を塞ぐ仮想面)に沿う弧状の曲面に形成されている。
動圧抑制板41,42,43,44,45,46の大きさは、例えば、排出口31,32,33,34,35,36の大きさとほぼ同じか、あるいはそれを超える外径を有し、排出口を覆う大きさとするのが好ましい。
排出口31,32,33,34,35,36には、該排出口からチャンバー本体内面側へ離隔して該排出口(開口部)と対向する位置に、該排出口を塞ぐ仮想面とほぼ平行となる動圧抑制板41,42,43,44,45,46が設けられている。排出口を塞ぐ仮想面と厳密に平行である必要はないが、排出口からチャンバー本体へ向けて離隔した空間を有して対向している態様である。動圧抑制板41,42,43,44,45,46は、例えば亜鉛鋼鈑等の金属板材により形成される。通常、孔のないめくら板状に形成される。平板、波板のほか、パンチング板等を用いることもできる。図1(b)において動圧抑制板を透視位置に斜線ハッチングで示している。
動圧抑制板41,42,43,44,45,46は、排出口31,32,33,34,35,36の円形状と同様に相似形の円形状に形成されている。また、好ましくはチャンバー本体10の内面(排出口を塞ぐ仮想面)に沿う弧状の曲面に形成されている。
動圧抑制板41,42,43,44,45,46の大きさは、例えば、排出口31,32,33,34,35,36の大きさとほぼ同じか、あるいはそれを超える外径を有し、排出口を覆う大きさとするのが好ましい。
動圧抑制板41,42,43,44,45,46は、一つの動圧抑制板に複数の脚部(図示の例では2本)を備えている。例えば、排出口33における動圧抑制板43で見ると、脚部53a,53bは、動圧抑制板43の外縁部から直交する方向に延びており、排出口33から伸びる分岐管33aの内面に取り付けられ、これにより動圧抑制板43は所定の位置に支持、固定される。図3に、一つの動圧抑制板43を例示している。脚部の分岐管への取付け手段は、例えば、リベットによる固定のほか、ボルト・ナットその他適宜手段を用いることができる。
動圧抑制板43と排出口33とのクリアランス(距離)は、チャンバー本体の大きさや排出口の大きさ等によって選定し得る。一例として3〜7cm程度とすることができる。
動圧抑制板43と排出口33とのクリアランス(距離)は、チャンバー本体の大きさや排出口の大きさ等によって選定し得る。一例として3〜7cm程度とすることができる。
動圧抑制板と排出口とのクリアランスを調整可能な可変機構を採用してもよい。例えば、前記のような脚部を、分岐管の内面に、手動によりスライド可能に取り付けるようにすれば、クリアランスの調整を容易に行うことができる。
さらには、動圧抑制板と排出とのクリアランスを、センサー等を組み合わせた制御装置により自動的に可変制御するように構成することも可能である。
さらには、動圧抑制板と排出とのクリアランスを、センサー等を組み合わせた制御装置により自動的に可変制御するように構成することも可能である。
<作用>
従来、一般に、チャンバー本体に導入する空調空気の流量を調整することを目的として、導入管に接続されるダクト内(上流側)に図4に示すようにダンパーが設けられることがある。ダンパーを開閉して風量調整するため、このダンパーが偏流を起こす原因となる。ダンパーがチャンバー本体の近くにあるとき(距離L1)、特に偏流が大きく、分岐チャンバーの風量バランスが悪くなりやすい。
良好な風量バランスを得るためには、チャンバー本体に流入する空気をできるだけ整流する必要があり、そのためにはダンパーを分岐チャンバーから離して設置する必要が生じる(距離L2)。しかし、そうすると設置スペース大きくなりやすい。また、ダンパーの開度により風量バランスのバラツキが異なるという問題があった。
従来、一般に、チャンバー本体に導入する空調空気の流量を調整することを目的として、導入管に接続されるダクト内(上流側)に図4に示すようにダンパーが設けられることがある。ダンパーを開閉して風量調整するため、このダンパーが偏流を起こす原因となる。ダンパーがチャンバー本体の近くにあるとき(距離L1)、特に偏流が大きく、分岐チャンバーの風量バランスが悪くなりやすい。
良好な風量バランスを得るためには、チャンバー本体に流入する空気をできるだけ整流する必要があり、そのためにはダンパーを分岐チャンバーから離して設置する必要が生じる(距離L2)。しかし、そうすると設置スペース大きくなりやすい。また、ダンパーの開度により風量バランスのバラツキが異なるという問題があった。
上記問題に対し、本発明に係る分岐型チャンバーによれば、偏流の影響によるチャンバー本体内の動圧成分を抑制し、静圧成分とすることで、良好な風量バランスを得ることができる。分岐型チャンバーの近くにダンパー等の偏流を起こすものがあっても良好な風量バランスが得られる。
また、上記ダクトから導入管へと流れる空気を整流しなくても良好な風量バランスを確保することができる。ダンパー等を分岐型チャンバーから離して設置する必要がなく、設置スペースを小さくすることができる。ダンパー開度による風量バランスのバラツキが抑制できる。
また、上記ダクトから導入管へと流れる空気を整流しなくても良好な風量バランスを確保することができる。ダンパー等を分岐型チャンバーから離して設置する必要がなく、設置スペースを小さくすることができる。ダンパー開度による風量バランスのバラツキが抑制できる。
<使用方法>
本発明に係る空気調和装置用分岐型チャンバーは、公知の方法に従って施工し、使用することができる。
本発明に係る空気調和装置用分岐型チャンバーは、公知の方法に従って施工し、使用することができる。
<その他>
前述の実施例では、1個の導入口に対し6個の排出口を備えた空気調和装置用チャンバーについて説明したが、1個の導入口に対し4個の排出口を備えた空気調和装置用チャンバー1を図5に例示する。また、1個の導入口に対し8個の排出口を備えた空気調和装置用チャンバー1を図6に例示する。
図5に示す空気調和装置用チャンバー1は、各排出口が、側面視、水平方向に一列に整列されている。各排出口が比較的近い距離にある場合等において、隣り合う動圧抑制板41,42,43,44を互いに接続するか、あるいは、隣り合う動圧抑制板が連続した一体的な形状に形成することは可能である。
図6に空気調和装置用チャンバー1は、各排出口が、前述の実施例と同様、上下(上下方向)に二段、千鳥状に配置されている。
各図における動圧抑制板41−48の形状、構造、配置等は、前述の実施例とほぼ同様であるため、その説明を省略する。
前述の実施例では、1個の導入口に対し6個の排出口を備えた空気調和装置用チャンバーについて説明したが、1個の導入口に対し4個の排出口を備えた空気調和装置用チャンバー1を図5に例示する。また、1個の導入口に対し8個の排出口を備えた空気調和装置用チャンバー1を図6に例示する。
図5に示す空気調和装置用チャンバー1は、各排出口が、側面視、水平方向に一列に整列されている。各排出口が比較的近い距離にある場合等において、隣り合う動圧抑制板41,42,43,44を互いに接続するか、あるいは、隣り合う動圧抑制板が連続した一体的な形状に形成することは可能である。
図6に空気調和装置用チャンバー1は、各排出口が、前述の実施例と同様、上下(上下方向)に二段、千鳥状に配置されている。
各図における動圧抑制板41−48の形状、構造、配置等は、前述の実施例とほぼ同様であるため、その説明を省略する。
以上、発明を実施するための形態を説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で適宜変更、付加等して実施することができる。チャンバー本体の形状は、上記した円筒形でなくてもよい。排出口の数、配置も上記したものでなくてもよい。また、動圧抑制板の形状は排出口の形状とほぼ相似形でなくてもよく、構造、取付け方法等も変更し得る。すべての排出口に動圧抑制板を設けないこともできる。各排出口に位置する動圧抑制板の大きさ、形状は夫々同じでなくてもよい。
1 空気調和装置用分岐型チャンバー
10 チャンバー本体
11 側壁
20 導入口
20a 導入管
31−36 排出口
31a−36a 分岐管
41−48 動圧抑制板
53a,53b 脚部
10 チャンバー本体
11 側壁
20 導入口
20a 導入管
31−36 排出口
31a−36a 分岐管
41−48 動圧抑制板
53a,53b 脚部
Claims (4)
- ボックス状をなすチャンバー本体の側壁に、空気調和装置側からのエアを導入する一つの導入口と、導入したエアを分岐して排出するための複数の排出口とを設けた空気調和装置用分岐型チャンバーにおいて、
前記排出口の、該排出口から離隔して該排出口と対向する位置に、該排出口を塞ぐ仮想面とほぼ平行となる動圧抑制板を備えたことを特徴とする、
空気調和装置用チャンバー。 - 前記動圧抑制板は、前記排出口を覆う大きさを有する、請求項1に記載の空気調和装置用分岐型チャンバー。
- 前記動圧抑制板は、複数の脚部を備え、該脚部が前記チャンバー本体又は前記排出口から伸びる分岐管の内面に取り付けられてなる、請求項1又は2に記載の空気調和装置用分岐型チャンバー。
- 前記動圧抑制板と前記排出口とのクリアランスを調整可能な可変機構を備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和装置用分岐型チャンバー。
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