JP2010117068A - 吹出口装置 - Google Patents

吹出口装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010117068A
JP2010117068A JP2008289941A JP2008289941A JP2010117068A JP 2010117068 A JP2010117068 A JP 2010117068A JP 2008289941 A JP2008289941 A JP 2008289941A JP 2008289941 A JP2008289941 A JP 2008289941A JP 2010117068 A JP2010117068 A JP 2010117068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
air
nozzle
hole
nozzle portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008289941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5133211B2 (ja
Inventor
Atsushi Kasuya
敦 粕谷
Kosuke Nishihata
康介 西端
Hiroaki Nakagawa
浩明 中川
Yoshiaki Higuchi
祥明 樋口
Kazuki Wada
一樹 和田
Yuji Abe
裕司 阿部
Seiji Miyazaki
清二 宮崎
Norihiro Tsukamoto
法宏 塚本
Yoichi Nakajima
洋一 中島
Keita Ueno
景太 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Kuken Kogyo Co Ltd
Kucho Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Kuken Kogyo Co Ltd
Kucho Giken Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd, Kuken Kogyo Co Ltd, Kucho Giken Kogyo Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP2008289941A priority Critical patent/JP5133211B2/ja
Publication of JP2010117068A publication Critical patent/JP2010117068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5133211B2 publication Critical patent/JP5133211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

【課題】 居住域に向けて吹出される気流を調整により適切に変化させられ、居住者の要求や活動スペースの状況に応じた空気調和状態を実現できる吹出口装置を提供する。
【解決手段】 略球体状のノズル部11の貫通孔11aにおける一の開口11bと他の開口11cの形状を異ならせ、ノズル部11を回動させて開口から吹出す気流の向きを調整できることに加え、各開口の位置関係を切替えて開口形状に伴う吹出状態も選択調整できることから、気流吹出に係る調整の自由度を高めて、吹出口毎に居住域の状況や居住者の好みに対応した調整が実現し、吹出口に割当てられた居住域所定領域に対し適切な空気調和が行える。また、ノズル部11の一の開口11c側にシャッター部が存在することから、シャッター部が吹出す気流を案内してその拡散を促すこととなり、一の開口からの周縁部拡開形状に沿った拡散吹出の場合に効率よく気流を拡散させられる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、屋内外の空気調和対象領域、特に室内空間における居住域に対し吹出方向や吹出状態を調整されつつ調和空気を吹出して空気調和を行う吹出口装置に関する。
空気調和対象となる室内空間に面して配設される吹出口に対し、ダクト等の気流通路を通じて調和空気の供給を行い、吹出口から調和空気を室内空間に吹出すことで行われる空気調和において、近年、室内空間全体への空気調和とは別に、室内空間の居住域(タスク域)で活動している人(居住者)の活動スペースに個別に対応する多数の吹出口を配設し、各吹出口から居住者の要求や状況に応じた気流を得ることにより、快適性の向上や、室内空間全体の一様な空気調和に対して省エネルギー化、ランニングコスト低減を図る、居住域への個別分散型の空調システム、いわゆるパーソナル空調システムが提案されている。
こうした空調システムに用いられる個別配置用の吹出口の例としては、特開2003−279100号公報や、特開平8−28945号公報に開示されるものがある。
また、前記空調システムとは別に、従来から居住者に対しスポット的に調和空気の気流を吹出す吹出口として、パンカールーバ型の吹出口も広く知られており、その一例として、特開平8−200785号公報に記載されるものがある。
特開2003−279100号公報 特開平8−28945号公報 特開平8−200785号公報
従来の居住者毎に対応可能な吹出口は前記各特許文献に示される構成となっているが、前記特許文献1に記載の吹出口は、単に居住域の各居住者の活動スペース毎に配設された風量調整可能な床吹出口に過ぎず、居住者に対応して吹出方向や吹出状態を調整することができず、居住者に対応した適切な空気調和が行えないという課題を有していた。
また、前記特許文献2に記載の吹出口は、吹出位置の選択や吹出方向の調整が行えるものの、装置が居住域に設置されるために、その分のスペースを占有してしまうことに加え、スポット型吹出口とスリット型吹出口との切換に要するスペースも大であり、使用にあたっての制約が大きく、導入が容易ではないという課題を有していた。
さらに、前記特許文献3に記載のパンカールーバ型の吹出口は、吹出方向の調整が自在に行えるものの、風量の調整や吹出状態の調整、切換が吹出口単独ではできず、個別の空調システムの一部として使用したとしても、居住者の要求や周囲の状況に適切に対応させることが困難であるという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、空気調和対象領域に向けて吹出される気流を調整により適切に変化させられ、空気調和対象領域で活動している人の要求や活動スペースの状況に応じた空気調和状態を実現できる吹出口装置を提供することを目的とする。
本発明に係る吹出口装置は、空気調和対象領域に面して配設され、前記空気調和対象領域に上流側から供給された調和空気を吹出す吹出口装置において、調和空気の通路となる貫通孔が設けられる略球状体で形成されるノズル部と、当該ノズル部の略球状の外周面に接してノズル部を囲み、ノズル部の球中心を回動の中心としてノズル部を回動自在且つ離脱不可能に支持しつつ前記室内空間に面する天井又は壁に取付けられる支持枠と、前記ノズル部の貫通孔貫通方向と平行に移動可能に配設され、貫通孔の一の開口を閉止可能な大きさの一端部を有して前記一の開口を開閉するシャッター部とを備え、前記ノズル部が、貫通孔における前記一の開口周縁部を拡開形状とされると共に、他の開口周縁部を少なくとも拡開しない形状とされ、前記シャッター部が、前記一端部を前記一の開口周縁部に近接させた状態で、ノズル部外周面と重なる仮想球面に沿う、又は当該仮想球面の内側に収るものである。
このように本発明によれば、略球体状のノズル部の貫通孔における一の開口と他の開口の形状を異ならせ、ノズル部を回動させて開口から吹出す気流の向きを調整できることに加え、各開口の位置関係をノズル部の回動で切替えて開口形状に伴う吹出状態も選択調整できることにより、気流吹出に係る調整の自由度を高めて、吹出口毎に空気調和対象領域の状況や空気調和対象領域で活動している人の好みに対応した調整が実現し、吹出口に割当てられた空気調和対象領域の所定範囲に対し適切な空気調和が行える。また、ノズル部の一の開口側にシャッター部が存在し、開放位置でも一の開口の正面側に位置することにより、シャッター部が吹出す気流を案内してその拡散を促すこととなり、シャッター部は貫通孔を開閉するだけにとどまらず、一の開口からの周縁部拡開形状に沿った拡散吹出の場合に効率よく気流を拡散させられ、空気調和対象領域に適切に拡散させた気流を到達させて快適性の向上が図れる。
また、本発明に係る吹出口装置は必要に応じて、前記ノズル部が、貫通孔における前記他の開口から所定長さ範囲の内周面部分を孔貫通方向と平行な円筒内周面形状とされるものである。
このように本発明によれば、ノズル部の他の開口側が孔貫通方向に平行な円筒内周面形状とされ、貫通孔で他の開口に向う気流がこの円筒内周面部分に沿って直進し、そのまま直進しながら他の開口から吹出すことにより、一の開口側の拡散吹出状態に対し、他の開口側では到達距離を重視した直進吹出状態とすることができ、空気調和対象領域で活動している人の所望する箇所に確実に到達可能な気流が得られ、この十分な量の気流を到達させて空気調和能力を強く発揮させる状態と、一の開口からの気流を拡散させてドラフトのない穏やかな空気調和状態とを適切に選択して使い分けられ、空気調和対象領域で所望の空気調和状態が確実に且つ効率よく得られ、空気調和対象領域における快適性を高められる。
また、本発明に係る吹出口装置は必要に応じて、前記シャッター部が、長手方向を貫通孔の貫通方向に一致させる配置で貫通孔内に位置して前記ノズル部に保持される略棒状部分を有すると共に、前記一端部を前記略棒状の他部分に対し拡大した形状とされ、当該拡大部分のうち前記一の開口周縁部と対向する部位を太さが徐々に拡大する略錐状の曲面として形成され、略棒状部分のノズル部に保持される位置を変えて前記一端部と前記一の開口周縁部との間隔を調整可能とされるものである。
このように本発明によれば、シャッター部を貫通孔の貫通方向に位置調整してシャッター部の一端部と一の開口周縁部との間隔を変化させ、一の開口を通過する調和空気の風量を調整可能とすることにより、ノズル部の支持枠に対する向きを調整して気流の吹出す向きや吹出状態を変化させた場合でも、吹出す調和空気の風量を適切に調整して空気調和対象領域に送出すことができ、空気調和対象領域における空気調和状態の調整の自由度を向上させられる。また、ノズル部における一の開口周縁部と対向するシャッター部の所定範囲を適切な形状とすることで、一の開口からの拡散吹出状態において、シャッター部と一の開口周縁部との間隔を広げると気流が開口から横向きに大きく拡散する状態が得られる一方、シャッター部と一の開口周縁部との間隔を狭めると気流の開口正面方向速度成分が強まって拡散の範囲が狭まった状態が得られることとなり、風量調整と同時に吹出状態も調整でき、風量と拡散状態のバランスを最適化して空気調和対象領域での空気調和能力をより一層高められる。
また、本発明に係る吹出口装置は必要に応じて、前記支持枠と一体化させて前記ノズル部の上流側に所定長さにわたって配設される筒体と、前記ノズル部から上流側に所定寸法離れた箇所で前記筒体と一体に配設され、筒体を通じてノズル部側に調和空気を送込むファンとを備えるものである。
このように本発明によれば、ノズル部上流側にファンを設け、ファンで発生させた気流をノズル部に導入し、室内空間側の開口から吹出せることにより、空調システム全体の調和空気供給とは独立して調和空気の気流を吹出口毎に発生させて細かく調整した上で吹出せることとなり、気流の吹出状態をより柔軟に変更可能となり、気流の居住域への到達を所望の状態に適切に設定でき、居住者の要求や空気調和の用途、居住域の状況等に対応して効率よく空気調和を行える。
また、本発明に係る吹出口装置は必要に応じて、前記ファンとノズル部との間に配設される整流部とを備えるものである。
このように本発明によれば、ノズル部上流側にファンと共に整流部を設け、ファンで発生させた気流を整流部を介して整流した上でノズル部に導入することにより、ファンで発生させた気流を偏流無くスムーズにノズル部側に到達させられ、ノズル部やシャッター部の気流に対する調整性能を正しく発揮させることができ、空気調和能力を十分に確保できる。
また、本発明に係る吹出口装置は必要に応じて、前記整流部が、前記筒体と平行に且つ筒体の内部空間を横切って配置される二枚の整流板を十字に交差させて組合わせた構造とされるものである。
このように本発明によれば、整流部を二枚の整流板の組合わせとし、筒体と平行な向きへの気流進行は許容する一方、それ以外の向きへの気流進行を阻止して整流を実行させることにより、簡略な形状ながらファンで発生させた気流の旋回速度成分を打消して適切な直進気流としてノズル部側に到達させられ、ノズル部やシャッター部の気流に対する調整性能の向上が図れ、空気調和能力を確実に発揮させられる。
また、本発明に係る吹出口装置は、空気調和対象領域に面して配設され、当該空気調和対象領域に調和空気を吹出す吹出口装置において、調和空気の通路となる貫通孔が設けられる略球状体で形成されるノズル部と、当該ノズル部の略球状の外周面に接してノズル部を囲み、ノズル部の球中心を回動の中心としてノズル部を回動自在且つ離脱不可能に支持しつつ前記空気調和対象領域に面する所定箇所に取付けられる支持枠と、前記ノズル部の貫通孔貫通方向と平行に移動可能に配設され、貫通孔の一の開口を閉止可能な大きさの一端部を有して当該一端部と前記一の開口周縁部との間隔を調整可能とされる風量調整体とを備え、前記ノズル部が、貫通孔における前記一の開口周縁部を拡開形状とされると共に、他の開口周縁部を少なくとも拡開しない形状とされてなり、前記風量調整体が、前記一端部を前記一の開口周縁部に最も近付けた状態で、ノズル部外周面と重なる仮想球面に沿う、又は当該仮想球面の内側に収るものである。
このように本発明によれば、略球体状のノズル部の貫通孔における一の開口と他の開口の形状を異ならせ、ノズル部を回動させて開口から吹出す気流の向きを調整できることに加え、各開口の位置関係をノズル部の回動で切替えて開口形状に伴う吹出状態も選択調整できることにより、気流吹出に係る調整の自由度を高めて、吹出口毎に空気調和対象領域の状況や空気調和対象領域で活動している人の好みに対応した調整が実現し、吹出口に割当てられた空気調和対象領域の所定範囲に対し適切な空気調和が行える。また、風量調整体を貫通孔の貫通方向に位置調整して風量調整体の一端部と一の開口周縁部との間隔を変化させ、一の開口を通過する調和空気の風量を調整可能とすることにより、ノズル部の支持枠に対する向きを調整して気流の吹出す向きや吹出状態を変化させた場合でも、吹出す調和空気の風量を適切に調整して空気調和対象領域に送出すことができ、空気調和対象領域における空気調和状態の調整の自由度を向上させられる。さらに、ノズル部の一の開口側に風量調整体が存在し、開放位置でも一の開口の正面側に位置することにより、風量調整体が吹出す気流を案内してその拡散を促すこととなり、風量調整体は吹出風量を調整するだけにとどまらず、一の開口からの周縁部拡開形状に沿った拡散吹出の場合に効率よく気流を拡散させられ、空気調和対象領域に適切に拡散させた気流を到達させて快適性の向上が図れる。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置を図1ないし図9に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る吹出口装置における直進吹出時の底面図、図2は本実施形態に係る吹出口装置におけるノズル部の平面図及び底面図、図3は本実施形態に係る吹出口装置の直進吹出時における全開状態の要部縦断面図、図4は本実施形態に係る吹出口装置の直進吹出時における半開状態の要部縦断面図、図5は本実施形態に係る吹出口装置における全閉状態の要部縦断面図、図6は本実施形態に係る吹出口装置の直進吹出時における風向調整状態の要部縦断面図、図7は本実施形態に係る吹出口装置における拡散吹出時の底面図、図8は本実施形態に係る吹出口装置の拡散吹出時における全開状態の要部縦断面図、図9は本実施形態に係る吹出口装置の拡散吹出時における半開状態の要部縦断面図である。
前記各図において本実施形態に係る吹出口装置10は、調和空気を通す貫通孔11aのある略球状体のノズル部11と、このノズル部11を回動自在に支持しつつ室内空間に面する天井50に取付けられる支持枠12と、ノズル部11に貫通孔11aの貫通方向と平行に移動可能として配設される前記シャッター部としての風量調整体13とを備える構成である。
前記ノズル部11は、中心を通る貫通孔11aが設けられた略球状体で形成され、前記支持枠20内側に球中心を回動中心として回動自在に且つ天井50内と室内空間のそれぞれに面する状態に支持される構成である。このノズル部11は、貫通孔11aの各開口面でちょうど球を切断したような外形を有し、これら貫通孔11aの各開口を、一方が天井50内に面し、他方が室内空間に面するように支持枠12に対し回動位置調整可能であり、天井50内に向けられた側の開口で調和空気を導入し、貫通孔11aを通った調和空気を室内空間に面する側の開口から室内空間に吹出せる仕組みである。
このノズル部11における貫通孔11aの一の開口11bを取囲む周縁部は、孔奥側から孔端部にかけて孔内径を徐々に拡大させる拡開曲面形状とされてなり、また、貫通孔の他の開口11cを取囲む周縁部は、孔奥側から孔端部に至るまで内径が略一定の円筒内周面形状としてほとんど拡開しない形状に形成される構成であり、どちらの開口端部を室内空間に向けるかで調和空気の吹出状態を変えられる仕組みとなっている。そして、貫通孔11aは、他の開口11c寄りの内径が略一定の円形孔部分が孔全体の半分以上を占め、残りが前記拡開曲面に沿って孔内径が拡大していく部分となる。このノズル部11における貫通孔11aの他の開口11cを含む内径略一定の円筒内周面形状部分の最小内径は、ノズル部11外周面の球半径以下とし、その長さは前記最小内径以上で且つノズル部11外周面の球半径の約4/3以下とするのが好ましい。
前記支持枠12は、前記ノズル部11の略球面状の外周面に接触する曲面状の内周面を有する略環状体とされてなり、ノズル部11を囲んでこのノズル部11が外れないよう支持した状態で天井50に取付けられて固定される構成である。支持枠12上部は、補助枠15を介して天井内のダクト51と接続されており、このダクト51から調和空気の供給を受けてノズル部11に導入することとなる。
前記風量調整体13は、細長い棒状体の一端部所定範囲を貫通孔11aの最小径より大きく拡大した形状として形成され、この拡大された一端部で貫通孔11aの一の開口11bを開閉するように貫通孔貫通方向と平行に移動可能としてノズル部11に配設される構成である。すなわち、風量調整体13は、ノズル部11の貫通孔11a内に設けられた支持部14に棒状部分を挿入されてその長手方向をノズル部11の孔貫通方向と一致させ、且つ前記一端部の拡大部分をノズル部11の一の開口11b周縁部寄りに位置させて、孔貫通方向に所定範囲移動可能として配設される構成である。
風量調整体13は、その拡大された一端部のうち、ノズル部11の一の開口11b周縁部と対向する部位を、太さが徐々に拡大する略錐状の曲面として形成され、この曲面をノズル部11側に当接させることで一の開口11bを閉止可能となっている。この風量調整体13の一端部が、開放位置でも一の開口11bの正面側に位置することから、風量調整体13の前記略錐状の曲面が気流を案内してその拡散を促すこととなり、風量調整体13は一の開口11bからの周縁部拡開形状に沿った拡散吹出の場合(図3参照)に効率よく気流を拡散させられる。
また、風量調整体13の一端部端面は、ノズル部11の球面状の外周面と同様の球面とされており、風量調整体13が全体を他の開口11c寄りに位置させてその一端部を一の開口11bの周縁部に近接させた状態では、ノズル部11外周面と重なる仮想球面に沿った状態となり、風量調整体13がノズル部11の支持枠10に対する回動の際の障害とはならない仕組みである。この風量調整体13の一端部の最大径は、ノズル部11外周面の球半径程度とするのが好ましい。
一方、風量調整体13の棒状部分では、所定長さ範囲に形成された歯部13aに、支持部14側に配設された爪14aが係合することで、人の手による位置調整操作以外では風量調整体13が容易に動かないよう規制保持される。そして、歯部13aと支持部14の爪14aの係合位置を変えることで、対向する風量調整体13一端部の略錐状曲面とノズル体の一の開口11b周縁部との間隔を変え、前記シャッター部として一の開口11bを開閉するだけでなく、一の開口11bの開口面積を少しずつ変化させて風量を調整できる仕組みである。
次に、前記構成に基づく吹出口装置における吹出状態について説明する。天井内のダクト51から送られた調和空気は、ノズル部11の天井内に面する開口から貫通孔11aに進入し、室内空間側に向う。調和空気が貫通孔11aを通って室内空間側に案内される状態で、室内空間側に向けている開口の形状並びに風量調整体13の位置によって、調和空気の室内空間への吹出状態は変化するが、調和空気の気流はノズル部11におけるいずれの開口の場合でも、室内空間に対しては開口正面方向に向けて進行することとなる。
ノズル部11の貫通孔11aにおける他の開口11cが室内空間側を向いている場合(図1、図3参照)、一の開口11bから貫通孔11aに進入した調和空気の気流は、孔周囲の円筒内周面形状部分に沿って進んで室内空間に吹出すことで、ほとんど拡散せずに室内空間を直進し、到達距離の長い気流となって、居住域における居住者の存在する狭い範囲に比較的強めの空気調和効果を与えることとなる。
この場合に、室内空間側から風量調整体13を動かして風量調整を行うと、気流の直進する吹出状態をあまり変えずに風量を変化させられ、居住域まで直進してくる気流を所望の強さに調整できることとなる(図4参照)。また、風量調整体13を他の開口11c側に最大限移動させて、風量調整体13で貫通孔11aを完全に閉塞した状態(図5参照)では、調和空気の吹出を停止することができる。
こうして、ノズル部11の他の開口11cを室内空間に向けて、貫通孔11aを通る気流を直進性の強い気流として室内空間へ吹出すことで、調和空気を所望の方向に直進気流として強めに吹出せることとなり、室内空間における居住域の所望の箇所に気流を確実に進行到達させて、この吹出口装置に割当てられた居住域の空気調和対象領域内で効率よく空気調和が行える。
一方、ノズル部11の一の開口11bが室内空間側を向いている場合(図7、図8参照)、他の開口11cから貫通孔11aに進入した調和空気の気流が、一の開口11b周縁の拡開曲面部分と風量調整体13の略錐状曲面部分との間の隙間を通って、進行方向を変えつつ室内空間に吹出すことで、気流は拡散しながら室内空間を進むこととなり、この気流は室内空間の空気を誘引することから、調和空気と室内空気との混合が促進され、居住域に達した状態ではドラフト感の少ない気流となって穏やかな空気調和が行える。
この場合に、室内空間側から風量調整体13を動かして風量調整を行うと、風量調整体13における一の開口11b周縁部との対向部分を略錐状曲面形状としていることで、一の開口11b周縁の拡開曲面部分とこの風量調整体13の略錐状曲面部分との間隔を広げるほど、調和空気の気流の吹出方向は孔貫通方向に直交する向きに近づいて拡散の度合が大きくなり(図8参照)、逆に一の開口11b周縁の拡開曲面部分と風量調整体13の略錐状曲面部分との間隔を狭めるほど、調和空気の気流の吹出方向は孔貫通方向に近づいて拡散の度合が小さくなるなど(図9参照)、風量だけでなく気流の吹出状態も変化させられる。風量調整体13を他の開口11c側に最大限移動させて、風量調整体13で貫通孔11aを完全に閉塞した状態では、前記同様、調和空気の吹出を停止させられる。
こうして、ノズル部11の一の開口11bを室内空間に向けて、貫通孔11aを通る気流をノズル部11と風量調整体13間の隙間から室内空間へ拡散させて吹出すことで、調和空気を所望の方向に拡散させながら進行させて、室内空間における居住域でのドラフトを抑えつつ所望の箇所に気流を到達させられ、この吹出口装置に割当てられた居住域の空気調和対象領域内において穏やかで違和感のない空気調和が行える。
なお、支持枠12に対しノズル部11を回動可能に配設していることで、ノズル部11を支持枠12に対し回動調整して室内空間に面する開口の向きを変化させれば、開口が支持枠12下部に露出可能な範囲内で、調和空気を吹出す向きを任意に調整できることとなり(図6参照)、吹出方向を居住域における居住者位置や障害物等の状況に対応して適切に設定でき、効率よく空気調和を行える。この場合、ノズル部11の回動調整は手操作の他、自動調整で行えるようにしてもよく、また、ノズル部11に自動的に所定角度範囲内の回動動作を繰返させたりすることもでき、周期的な吹出方向変化を与えられることとなる。
このように、本実施形態に係る吹出口装置においては、略球体状のノズル部11の貫通孔11aにおける一の開口11bと他の開口11cの形状を異ならせ、ノズル部11を回動させて開口から吹出す気流の向きを調整できることに加え、各開口の位置関係を切替えて開口形状に伴う吹出状態も選択調整できることから、気流吹出に係る調整の自由度を高めて、吹出口毎に居住域の状況や居住者の要求に対応した調整が実現し、吹出口に割当てられた居住域所定領域に対し適切な空気調和が行える。また、ノズル部11の他の開口11c側が孔貫通方向に平行な円筒内周面形状とされ、貫通孔11aで他の開口11cに向う気流がこの円筒内周面部分に沿って直進し、そのまま直進しながら他の開口11cから吹出すことから、一の開口11b側の拡散吹出状態に対し、他の開口11c側では到達距離を重視した直進吹出状態とすることができ、居住域における居住者の所望する箇所に確実に到達可能な気流が得られ、この十分な量の気流を到達させて空気調和能力を強く発揮させる状態と、一の開口からの気流を拡散させてドラフトのない穏やかな空気調和状態とを適切に選択して使い分けられる。
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る吹出口装置を図10ないし図13に基づいて説明する。図10は本実施形態に係る吹出口装置の直進吹出時における全開状態の要部縦断面図、図11は本実施形態に係る吹出口装置における全閉状態の要部縦断面図、図12は本実施形態に係る吹出口装置の拡散吹出時における全開状態の要部縦断面図、図13は本実施形態に係る吹出口装置における他の全閉状態の要部縦断面図である。
前記各図において本実施形態に係る吹出口装置20は、前記第1の実施形態同様、ノズル部21と、支持枠22と、風量調整体23とを備える一方、異なる点として、ノズル部21の上流側に、吹出気流発生用のファン24が配設されると共に、送風ファン24とノズル部21との間に整流部25が配設される構成を有するものである。なお、前記ノズル部21は、前記第1の実施形態同様の構成であり、説明を省略する。
前記支持枠22は、ノズル部21の球面状の外周面に接してノズル部21を回動可能に支持しつつ天井50に取付けられる構成を前記第1の実施形態と同じくしており、それらについては詳細な説明を省略する。この支持枠22の上側には所定長さの筒体26が一体に連結されて配設され、この筒体26の上部開口が調和空気を供給する天井内のチャンバ内に直接連通して調和空気を取込める仕組みであり、ノズル部21に面するこの筒体26内部空間を通じて調和空気がノズル部21に導入される。
前記風量調整体23は、前記ファン24による送風量を調整することで風量調整が行えることから、全開と全閉の二段階の調整でノズル部21の貫通孔21aを開閉するシャッター部としてのみ使用され、通常は風量調整には使用されないが、必要に応じて全開と全閉の中間位置として風量調整を行えるものとなっている。その構成自体は前記第1の実施形態同様の構成であり、詳細な説明を省略する。
前記ファン24は、前記ノズル部21から上流側に所定寸法離れた前記筒体26の開口近傍位置で筒体26と一体に配設され、送風動作により筒体26内部空間を通じてノズル部21側に調和空気を送込むものである。その構成は一般的な軸流ファン同様であり、詳細な説明は省略する。
前記整流部25は、筒体26内部におけるファン24とノズル部21との間に配設され、筒体26と平行に且つ筒体26の内部空間を横切って配置される二枚の整流板25a、25bを十字に交差させ組合わせてなる構成である。これら整流板25a、25bの筒体軸方向の長さは、ノズル部21の貫通孔21a最小径以上とするのが好ましく、ノズル部21の外周面の球半径以上とするのがより好ましい。
次に、前記構成に基づく吹出口装置における吹出状態について説明する。チャンバ側から供給される調和空気は、チャンバ上流側からの供給圧力及びファン24の動作による誘引で筒体26内に入り、整流部25を通過してノズル部21の天井内に面する開口からノズル部21内の貫通孔21aに入り、ノズル部21の内部を進んで室内空間側へ向うこととなる。ファン24を出た調和空気の気流が整流部25を通過することで、ファン24の回転により生じた気流の旋回速度成分が消失し、直進性の高い気流へと転換され、ノズル部21における吹出状態や吹出方向の調節が確実に行えることとなる。
ノズル部21の貫通孔21aにおける他の開口21cが室内空間側を向いている場合(図10参照)、一の開口21bから貫通孔21aに進入した調和空気の気流は、孔周囲の円筒内周面形状部分に沿って進んで室内空間に吹出すことで、前記第1の実施形態同様、ほとんど拡散せずに室内空間を直進し、到達距離の長い気流となって居住者位置に達するが、この場合に、室内空間側からの調整操作でファン24による送風量を変化させて風量調整を行うと、気流の直進する吹出状態をあまり変えずに、居住域まで直進してくる気流を所望の強さに調整できる。
調和空気の吹出を停止する場合には、ファン24による送風を停止させると共に、風量調整体23を操作して他の開口21c側に移動させて、風量調整体23で貫通孔21aを完全に閉塞した状態(図11参照)とすれば、貫通孔21aへの調和空気の進入はなくなり、調和空気の吹出は停止する。
一方、ノズル部21の一の開口21bが室内空間側を向いている場合(図12参照)、他の開口21cから貫通孔21aに進入した調和空気の気流が、一の開口21b周縁部と風量調整体23間の隙間を通って室内空間に吹出すことで、前記第1の実施形態同様、気流は拡散して室内空間の空気を誘引、混合しながら室内空間を進んで、穏やかに居住域の居住者周囲に達するが、この場合に、室内空間側からの調整操作でファンによる送風量を変化させて風量調整を行うと、前記第1の実施形態で風量調整体13を移動させる場合とは異なり、調和空気の気流の拡散する度合をあまり変化させずに、居住域に達する調和空気の気流の強さを所望の状態に調整できる。前記同様、調和空気の吹出を停止する場合には、ファン24による送風を停止させると共に、風量調整体23を動かして貫通孔21aを完全に閉塞した状態(図13参照)とすれば、貫通孔21aへのさらなる調和空気の進入はなくなり、調和空気の吹出は停止する。
なお、室内空間側に向ける開口の選択による吹出状態の切換や、開口の向き調整にかかる点は前記第1の実施形態同様であり、説明を省略する。
このように、本実施形態に係る吹出口装置においては、ノズル部21上流側に筒体26で支持されたファン24と整流部25を設け、ファン24で発生させた気流をノズル部21に導入し、室内空間側の開口から吹出せることから、空調システム全体の調和空気供給とは独立して調和空気の気流を吹出口毎に発生させて細かく調整した上で吹出せることとなり、気流の吹出状態をより柔軟に変更可能となり、気流の居住域への到達を所望の状態に適切に設定でき、居住者の要求や空気調和の用途、居住域の状況等に対応して効率よく空気調和を行える。
なお、前記第1及び第2の各実施形態に係る吹出口装置においては、ノズル部11、21やシャッター部としての風量調整体13、23を直接操作して吹出方向や吹出状態、風量の調整を行う構成としているが、これに限らず、ノズル部やシャッター部(風量調整体)を駆動するアクチュエータを配設し、居住域に設けたコントローラで居住者が吹出方向や吹出状態を遠隔操作する構成とすることもできる。また、居住域における居住者の位置を別途設置したセンサで検知し、得られた位置情報に基づいて吹出方向を自動調整することもでき、居住者の位置に確実に調和空気の気流を到達させられる。さらに、センサにより居住域における居住者の有無を検知し、居住者不在の場合にはファンの停止やシャッター部による開口閉止を自動的に行わせることもでき、調和空気の送風量を必要量に制御でき、さらなる省エネルギー化を図ることができる。
また、前記第1及び第2の各実施形態に係る吹出口装置においては、シャッター部を風量調整体として吹出風量調整に利用する構成としているが、これに限らず、ノズル部開口を開閉するシャッターとしてのみ利用することもでき、特にファンを設けている場合には風量調整をファンの送風量調整で行うことができるため、シャッター部をノズル部の開口の開閉のみ行える単純な構成にでき、吹出口の全体構造を簡略化できる。
また、前記第1及び第2の各実施形態に係る吹出口装置において、風量調整体13、23はシャッター部としてノズル部開口を開閉する役割を果す構成としているが、この他、吹出風量調整に特化した構成とすることもでき、風量調整体をノズル部寄りに最も近付けた状態でもノズル部の開口を完全には閉塞せず、所定の最小風量状態から最大風量状態(全開状態)までの間で風量調整を行うものとして、前記各実施形態同様に気流の居住域への到達を所望の状態に適切に設定できると共に、開口の閉塞が不要であるために風量調整体とノズル部との間で気密を確保する機構を簡略化でき、コストダウンも図れることとなる。
また、前記第1及び第2の各実施形態に係る吹出口装置においては、整流部25として整流板を十字に組合わせて用いる構成としているが、これに限らず、筒体と平行をなす整流板を格子状に組合わせたり、整流金網や整流格子など他の整流機構を用いる構成としてもかまわない。
また、前記第1及び第2の各実施形態に係る吹出口装置においては、風量調整体13の棒状部分における歯部13aと支持部14側の爪14aとの係合位置を変えることで風量調整体13の貫通孔11a貫通方向位置を調整する構成としているが、これに限らず、風量調整体の棒状部分を雄ねじとすると共にノズル体の支持部に雌ねじ部を設け、風量調整体の棒状部分を支持部に螺合させて風量調整体を保持し、その螺合位置をずらすことで風量調整体の位置を調整する機構とするなど、他の構成を用いることもできる。
さらに、前記第1及び第2の各実施形態に係る吹出口装置においては、天井50等取付対象箇所への取付支持について特定していないが、図14に示すように、支持枠22側部の複数箇所に取付けたバネ30を用い、支持枠22の天井50表面側の縁部分とバネ30とで天井50をなす天井材を挟み込むようにして天井50面に支持する構成とすることもでき、バネ30の付勢力を利用することで天井材の厚みが取付箇所によって異なる場合にも確実に対応して支持することができ、また取付けの際も、バネ30を支持枠22側に押し付けながら吹出口装置を天井50の孔に挿入すれば容易に取付け可能であり、取付け作業性も向上することとなる。
本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置における直進吹出時の底面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置におけるノズル部の平面図及び底面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置の直進吹出時における全開状態の要部縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置の直進吹出時における半開状態の要部縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置における全閉状態の要部縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置の直進吹出時における風向調整状態の要部縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置における拡散吹出時の底面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置の拡散吹出時における全開状態の要部縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吹出口装置の拡散吹出時における半開状態の要部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る吹出口装置の直進吹出時における全開状態の要部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る吹出口装置における全閉状態の要部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る吹出口装置の拡散吹出時における全開状態の要部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る吹出口装置における他の全閉状態の要部縦断面図である。 本発明の実施形態に係る吹出口装置におけるバネによる支持状態の要部縦断面図及び底面図である。
符号の説明
10、20 吹出口装置
11、21 ノズル部
11a、21a 貫通孔
11b、21b 一の開口
11c、21c 他の開口
12、22 支持枠
13、23 風量調整体
13a 歯部
14 支持部
14a 爪
15 補助枠
24 ファン
25 整流部
25a、25b 整流板
26 筒体
30 バネ
50 天井
51 ダクト

Claims (7)

  1. 空気調和対象領域に面して配設され、前記空気調和対象領域に上流側から供給された調和空気を吹出す吹出口装置において、
    調和空気の通路となる貫通孔が設けられる略球状体で形成されるノズル部と、
    当該ノズル部の略球状の外周面に接してノズル部を囲み、ノズル部の球中心を回動の中心としてノズル部を回動自在且つ離脱不可能に支持しつつ前記空気調和対象領域に面する所定箇所に取付けられる支持枠と、
    前記ノズル部の貫通孔貫通方向と平行に移動可能に配設され、貫通孔の一の開口を閉止可能な大きさの一端部を有して前記一の開口を開閉するシャッター部とを備え、
    前記ノズル部が、貫通孔における前記一の開口周縁部を拡開形状とされると共に、他の開口周縁部を少なくとも拡開しない形状とされ、
    前記シャッター部が、前記一端部を前記一の開口周縁部に近接させた状態で、ノズル部外周面と重なる仮想球面に沿う、又は当該仮想球面の内側に収ることを
    特徴とする吹出口装置。
  2. 前記請求項1に記載の吹出口装置において、
    前記ノズル部が、貫通孔における前記他の開口から所定長さ範囲の内周面部分を孔貫通方向と平行な略円筒内周面形状とされることを
    特徴とする吹出口装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の吹出口装置において、
    前記シャッター部が、前記一端部に対する他部分として、長手方向を貫通孔の貫通方向に一致させる配置で貫通孔内に位置して前記ノズル部に保持される略棒状部分を有し、一端部を前記略棒状部分に対し拡大した形状とされ、当該拡大部分のうち前記一の開口周縁部と対向する部位を太さが徐々に拡大する略錐状の曲面として形成され、略棒状部分のノズル部に保持される位置を変えて前記一端部と前記一の開口周縁部との間隔を調整可能とされることを
    特徴とする吹出口装置。
  4. 前記請求項1ないし3のいずれかに記載の吹出口装置において、
    前記支持枠と一体化させて前記ノズル部の上流側に所定長さにわたって配設される筒体と、
    前記ノズル部から上流側に所定寸法離れた箇所で前記筒体と一体に配設され、筒体を通じてノズル部側に調和空気を送込むファンとを備えることを
    特徴とする吹出口装置。
  5. 前記請求項4に記載の吹出口装置において、
    前記ファンとノズル部との間に配設される整流部を備えることを
    特徴とする吹出口装置。
  6. 前記請求項5に記載の吹出口装置において、
    前記整流部が、前記筒体と平行に且つ筒体の内部空間を横切って配置される二枚の整流板を十字に交差させて組合わせた構造であることを
    特徴とする吹出口装置。
  7. 空気調和対象領域に面して配設され、当該空気調和対象領域に調和空気を吹出す吹出口装置において、
    調和空気の通路となる貫通孔が設けられる略球状体で形成されるノズル部と、
    当該ノズル部の略球状の外周面に接してノズル部を囲み、ノズル部の球中心を回動の中心としてノズル部を回動自在且つ離脱不可能に支持しつつ前記空気調和対象領域に面する所定箇所に取付けられる支持枠と、
    前記ノズル部の貫通孔貫通方向と平行に移動可能に配設され、貫通孔の一の開口を閉止可能な大きさの一端部を有して当該一端部と前記一の開口周縁部との間隔を調整可能とされる風量調整体とを備え、
    前記ノズル部が、貫通孔における前記一の開口周縁部を拡開形状とされると共に、他の開口周縁部を少なくとも拡開しない形状とされてなり、
    前記風量調整体が、前記一端部を前記一の開口周縁部に最も近付けた状態で、ノズル部外周面と重なる仮想球面に沿う、又は当該仮想球面の内側に収ることを
    特徴とする吹出口装置。
JP2008289941A 2008-11-12 2008-11-12 吹出口装置 Active JP5133211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008289941A JP5133211B2 (ja) 2008-11-12 2008-11-12 吹出口装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008289941A JP5133211B2 (ja) 2008-11-12 2008-11-12 吹出口装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010117068A true JP2010117068A (ja) 2010-05-27
JP5133211B2 JP5133211B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=42304850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008289941A Active JP5133211B2 (ja) 2008-11-12 2008-11-12 吹出口装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5133211B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013117340A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Taisei Corp 吹出口装置
CN103196215A (zh) * 2012-01-05 2013-07-10 木村工机株式会社 空气吹出装置
JP2014013115A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fujimori Sangyo Kk 空気調和装置用分岐型チャンバー
KR200474174Y1 (ko) 2012-10-30 2014-08-27 원준호 장구형 디퓨저
JP2015068566A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
CN106642610A (zh) * 2016-12-14 2017-05-10 上海市安装工程集团有限公司 球形风口与钢管的连接装置及其安装方法
CN106839127A (zh) * 2017-03-30 2017-06-13 广东美的制冷设备有限公司 导风装置、导风控制方法和空调器
CN106839126A (zh) * 2017-03-30 2017-06-13 广东美的制冷设备有限公司 导风装置、导风控制方法和空调器
US20210402847A1 (en) * 2018-09-27 2021-12-30 Valeo Systemes Thermiques Motor vehicle ventilator, thermal management device and method using such a motor vehicle ventilator
KR102398645B1 (ko) * 2021-09-10 2022-05-16 김형진 이온 클러스터 공조시스템

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013117340A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Taisei Corp 吹出口装置
CN103196215A (zh) * 2012-01-05 2013-07-10 木村工机株式会社 空气吹出装置
JP2013139962A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Kimura Kohki Co Ltd 誘引パンカ
KR101407840B1 (ko) 2012-01-05 2014-06-17 키무라코우키 가부시키가이샤 공기 취출 장치
CN103196215B (zh) * 2012-01-05 2016-01-06 木村工机株式会社 空气吹出装置
JP2014013115A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fujimori Sangyo Kk 空気調和装置用分岐型チャンバー
KR200474174Y1 (ko) 2012-10-30 2014-08-27 원준호 장구형 디퓨저
JP2015068566A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
CN106642610A (zh) * 2016-12-14 2017-05-10 上海市安装工程集团有限公司 球形风口与钢管的连接装置及其安装方法
CN106642610B (zh) * 2016-12-14 2022-07-12 上海市安装工程集团有限公司 球形风口与钢管的连接装置及其安装方法
CN106839127A (zh) * 2017-03-30 2017-06-13 广东美的制冷设备有限公司 导风装置、导风控制方法和空调器
CN106839126A (zh) * 2017-03-30 2017-06-13 广东美的制冷设备有限公司 导风装置、导风控制方法和空调器
US20210402847A1 (en) * 2018-09-27 2021-12-30 Valeo Systemes Thermiques Motor vehicle ventilator, thermal management device and method using such a motor vehicle ventilator
JP2022502309A (ja) * 2018-09-27 2022-01-11 ヴァレオ システム テルミク 自動車ベンチレータ、熱管理デバイス、およびそのような自動車ベンチレータを使用した方法
JP7250915B2 (ja) 2018-09-27 2023-04-03 ヴァレオ システム テルミク 自動車ベンチレータ、熱管理デバイス、およびそのような自動車ベンチレータを使用した方法
KR102398645B1 (ko) * 2021-09-10 2022-05-16 김형진 이온 클러스터 공조시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP5133211B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5133211B2 (ja) 吹出口装置
JP6845867B2 (ja) 高アスペクト比通気口を有する熱システム
US11535082B2 (en) Vehicle air-conditioning control system, vehicle air-conditioning system, and controller
US8834239B2 (en) Air outlet in particular for a motor vehicle
JP6345024B2 (ja) 空気調和システム
US20120052787A1 (en) Air supply register with rotatable air flow control spheres
JP6381276B2 (ja) 吹出口装置
JP6292987B2 (ja) 空気調和システム
JP4942619B2 (ja) 吹出口装置
HU219104B (hu) Eljárás és frisslevegő-armatúra friss levegő szellőztetett térbe való bevezetésére
JP4398217B2 (ja) 吹出口装置
JP5318518B2 (ja) 吹出口装置
JP2015094551A (ja) 吹出口装置
JP2006138575A (ja) 空気調和装置
JP7140313B2 (ja) 吹出し口および空調システム
JP6961731B2 (ja) 置換空気流出口
JP2001201162A (ja) 吹出口装置
JP2020199990A (ja) 車両用シート空調装置
JP6628656B2 (ja) 吹出口装置
JP7015645B2 (ja) 空調システム
JP7032224B2 (ja) 床吹出口
JP6818295B2 (ja) 空気調和システム
JP5523865B2 (ja) 空調用吹出器
JP4671543B2 (ja) 空調用吹出口
JPH06193956A (ja) 座席付の空調用床

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121030

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5133211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250