JP2002303082A - 障子枠 - Google Patents
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Abstract
や色を容易に変えることができ、見栄えの良い障子枠を
提供すること。 【解決手段】 障子枠5は、窓部材4が嵌めこまれて該
窓部材4を支持する樹脂製の構造枠16と、該構造枠1
6の表面に設けられた樹脂製の化粧枠17とを備えたも
のとする。そして、構造枠16は、縦構造枠材18と横
構造枠材19とを縦横に溶着して接合されており、この
溶着して接合された接合部36を覆うようにして化粧枠
17が設けられている。
Description
りつけられた窓枠に設置されて、窓部材が嵌めこまれる
障子枠に関するものである。
られており、この窓枠に障子枠と、この障子枠に嵌めこ
まれる窓ガラスとからなる障子が装着されている。そし
て、このような窓枠や障子枠は、断熱性に優れていて結
露を生じ難いことから樹脂製とすることが知られてい
る。この一例として特開平10−238245号公報記
載の技術が挙げられる。この技術では、窓枠は、上枠と
下枠と、左右の縦枠とを方形状に連結してなるものであ
り、この窓枠に障子が移動自在に装着されている。前記
障子は、樹脂製の上框、下框、召し合せ框、戸当たり框
を方形状に連結し、その内部にガラスが取り付けられて
いるものである。
10−238245号公報記載の技術において、前記上
框、下框、召し合せ框、戸当たり框は、通常、それぞれ
の部材を縦横に組み付けてその端部どうしをビス等によ
り打ち込んで接合している。しかし、前記上框、下框、
召し合せ框、戸当たり框の端部どうしをビス等によって
接合した場合は、打ち込まれたビスが外側から見えてし
まうことがあり見栄えがあまり良くなく、このような接
合部分を外観良く仕上げるには困難であった。また、前
記障子は、樹脂製の上框、下框、召し合せ框、戸当たり
框のみからなっており、つまり、障子を構成する上框、
下框、召し合せ框、戸当たり框は、それぞれ室内側と室
外側とに分かれておらず、1重構造であるので、室内側
を向く面と室外側を向く面とでそれぞれ異なる材質で製
造したり、異なる色とすることができなかった。したが
って、例えば、室内側を向く面に木質感を付与するとと
もに室内の周囲との違和感をなくして、質感、高級感を
高めることができなかった。本発明は、上記事情に鑑み
てなされたもので、室外側および室内側を向く面でそれ
ぞれ材質や色を容易に変えることができ、見栄えの良い
障子枠を提供することを課題としている。
に、請求項1の発明は、例えば、図1および図2に示す
ように、建物の開口部1に取りつけられた窓枠2に設置
されて、窓部材4が嵌めこまれる障子枠5であって、前
記窓部材4が嵌めこまれて該窓部材4を支持する樹脂製
の構造枠16と、該構造枠16の表面に設けられた樹脂
製の化粧枠17とを備えていることを特徴とする。
嵌めこまれて該窓部材4を支持する樹脂製の構造枠16
と、該構造枠16の表面に設けられた樹脂製の化粧枠1
7とを備えているので、従来と異なり、前記構造枠16
と前記化粧枠17とによって2重構造となり、補強され
た障子枠5とすることができる。また、前記構造枠16
の表面には前記化粧枠17が設けられているので、従来
と異なり、それぞれの部材を縦横に方形状に組み付けて
その端部どうしをビス等により打ち込んで接合している
場合でも、この表面に化粧枠17を設けることによって
打ち込まれたビス等が外側から見えることなく、外観品
質を向上させることができる。さらに、前記構造枠16
と前記化粧枠17とを備えているので、例えば、前記構
造枠16と前記化粧枠17とをそれぞれ異なる材質で製
造することができるとともに、前記構造枠16と前記化
粧枠17とをそれぞれ異なる色で形成することもでき、
よって意匠面の向上を図れる。
うに、請求項1記載の障子枠5において、前記構造枠1
6は、縦構造枠材18と横構造枠材19とを縦横に組み
付けてなり、前記縦構造枠材18の端部18aと横構造
枠材19の端部19aとが溶着して接合され、この溶着
して接合された接合部36を覆うようにして構造枠16
に前記化粧枠17が設けられていることを特徴とする。
は、縦構造枠材18と横構造枠材19とを縦横に組み付
けてなり、前記縦構造枠材18の端部18aと横構造枠
材19の端部19aとが溶着して接合されているので、
前記縦構造枠材18と前記横構造枠材19とが強固に接
合されるとともに、前記縦構造枠材18と前記横構造枠
材19との接合部36の気密性を確実に確保することが
できる。また、前記縦構造枠材18や前記横構造枠材1
9が湾曲したり垂れ下がったりすることもない。さら
に、溶着して接合された接合部36を覆うようにして構
造枠16に前記化粧枠17が設けられているので、前記
縦構造枠材18と前記横構造枠材19との接合部36が
外側から見えることなく、外観品質を向上させることが
できる。
横構造枠材19の端部19aとを溶着して接合すると
は、例えば、縦構造枠材18の端部18aと横構造枠材
19の端部19aとをそれぞれ45度に傾斜するように
して切断したうえで、これら端部18a,19aどうしを
縦横に組み付けて溶着接合することである。このように
端部18a,19aを45度に傾斜して切断したうえで、
溶着接合した場合は、それぞれの端部18a,19aどう
しをより密着させて接合することができる。つまり、切
断せずに端部18a,19aどうしをそのまま溶着接合し
た場合は、縦構造枠材18の端部18aの側端面と横構
造枠材19の端部19aの側端面とは当接せずに、縦構
造枠材18の端部18aは下方に荷重がかかるので、こ
れら端部18a,19aどうしは互いに密着する方向に力
がかからない。これに対して、縦構造枠材18の端部1
8aと横構造枠材19の端部19aとを切断して接合した
場合は、これら端部18a,19aどうしのそれぞれの側
端面が当接することになり、縦構造枠材18の端部18
aと横構造枠材19の端部19aとは、互いに密着する方
向に力がかかるので、これら端部18a,19aどうしを
より密着させてかつ強固に接合させることができる。
2に示すように、請求項2記載の障子枠5において、前
記化粧枠17は、縦化粧枠材24と横化粧枠材25とを
備え、該縦化粧枠材24と横化粧枠材25とのうち、一
方の側端部を他方の側端部に突きつけてなることを特徴
とする。
は、縦化粧枠材24と横化粧枠材25とのうち、一方の
側端部を他方の側端部に突きつけてなるので、前記縦化
粧枠材24と横化粧枠材25とが縦横に組みつけられる
ことによって、メリハリの利いた化粧枠17とすること
ができるとともに、縦化粧枠材24の側端部と横化粧枠
材25の側端部との突きつけ部分の見栄えも良い。
とは、縦勝ち納まりとしても良いし、横勝ち納まりとし
ても良い。また、縦化粧枠材24と横化粧枠材25とを
設置する順序は、例えば、縦化粧枠材24を設置した後
に、両縦化粧枠材24の間に横化粧枠材25を設置して
も良いし、横化粧枠材25を設置した後に、両横化粧枠
材25の間に縦化粧枠材24を設置しても良い。なお、
ここでは縦勝ち納まりとし、さらに、縦化粧枠材24を
設置したうえで横化粧枠材25を設置するのが好まし
い。すなわち、縦勝ち納まりでかつ、縦化粧枠材24を
設置したうえで横化粧枠材25を設置した場合は、縦化
粧枠材24を先に設置するので、横化粧枠材25を先に
設置する場合に比して、縦化粧枠材24を安定した状態
で設置することができるとともに、縦化粧枠材24の位
置決めが容易となる。したがって、横化粧枠材25が縦
化粧枠材24によって押さえつけられて、がたついたり
外れたりすることなく縦化粧枠材24と横化粧枠材25
とが強固に固定される。
2に示すように、請求項2または3記載の障子枠5にお
いて、前記縦構造枠材18および前記横構造枠材19
は、それぞれの横断面形状が同一であることを特徴とす
る。
18および前記横構造枠材19は、それぞれの横断面形
状が同一であるので、これら縦構造枠材18および横構
造枠材19を製造する際に、同じ型枠を使用して製造す
ることができ、施工作業の簡略化を図ることができると
ともに、型枠を複数必要としないのでコストの削減につ
ながる。また、前記縦構造枠材18の端部18aと横構
造枠材19の端部19aとを溶着しやすく接合作業が容
易で、かつ、縦構造枠材18と横構造枠材19との接合
強度や接合部36の気密性を確保することができる。
(図4参照)
2に示すように、請求項1〜4のいずれかに記載の障子
枠5において、前記化粧枠17には、前記構造枠16に
嵌めこまれた前記窓部材4の側周部を押さえ込む押縁3
1が設けられていることを特徴とする。
には、前記構造枠16に嵌めこまれた前記窓部材4の側
周部を押さえ込む押縁31が設けられているので、前記
押縁31によって前記窓部材4が前記構造枠16から外
れることなく、確実に構造枠16と化粧枠17とに固定
される。
2に示すように、請求項1〜5のいずれかに記載の障子
枠5において、前記構造枠16と前記化粧枠17とは、
材質および色のうち少なくとも一方が異なることを特徴
とする。
と前記化粧枠17とは、材質および色のうち少なくとも
一方が異なるので、例えば、化粧枠17を木粉と樹脂と
を含む木質様材料から製造し、構造枠16を樹脂を含む
成形材料から製造した場合は、室内側から見える化粧枠
17の質感を天然の木に近づけることができ、高級感の
ある意匠とすることができる。また、室内側からは見え
ることがない構造枠16には木粉を含ませないので、こ
の構造枠16を容易に製造することができる。また、例
えば、構造枠16の色を外壁の色と同じ色とし、化粧枠
17の色を室内の色に合わせた色に形成した場合は、構
造枠16や化粧枠17が外壁や室内の色と統一されて見
栄えが良くなる。
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、硬質ポリエチ
レン樹脂、軟質ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。
2に示すように、請求項1〜6のいずれかに記載の障子
枠5において、前記構造枠16と化粧枠17とには、互
いに係合する係合部(例えば、構造枠係合部26,化粧
枠係合部29)がそれぞれ形成されており、前記構造枠
16と化粧枠17との間には、前記係合部26,29ど
うしを圧接させるとともに前記窓枠4に密接する、弾性
を有する気密材30が設けられていることを特徴とす
る。
と化粧枠17との間には、前記係合部26,29どうし
を圧接させるとともに前記窓枠4に密接する、弾性を有
する気密材30が設けられているので、前記気密材30
によって、前記構造枠16の係合部26と前記化粧枠1
7の係合部29とが係合した際に、がたついたり、外れ
たりすることなく、構造枠16と化粧枠17とを強固に
固定することができる。また、前記窓枠4とそれぞれの
係合部26,29どうしとの間が密接するので、気密性
を確実に保つことができ、室内に外気が入り込むことな
く冷暖房効率に優れる。
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態の障
子枠が開口部に設置された構造を示す側断面図、図2
は、障子枠が開口部に設置された構造を示す平断面図、
図3は、窓枠の要部の斜視図、図4は、障子枠の要部の
斜視図、図5は、障子枠が召し合せ状に重なった構造を
示す平断面図である。図1および図2に示すように、建
物の開口部1には窓枠2が取りつけられており、該窓枠
2には障子3が設置されている。前記障子3は、窓部材
4と、該窓部材4が嵌めこまれる障子枠5とを備えてい
る。また、この障子3は、開口部1の室外側と室内側と
に2つ設けられており、室外側の障子3aと室内側の障
子3bとは引き違い戸である。
内周面6を覆う樹脂製の外枠7と、この外枠7の室内側
を向く面に設置される樹脂製の内枠8とを備えており、
前記外枠7は、内周面6の左右側面に固定される縦外枠
材9(図2参照)と、内周面6の上下面に固定される横
外枠材10(図1参照)とを備えている。そして、図3
に示すように、前記外枠7は、縦外枠材9と横外枠材1
0とが縦横に組みつけてなるものである。前記縦外枠材
9の端部9aと横外枠材10の端部10aとは、それぞれ
45度に傾斜するようにして切断されており、これらの
端部9a,10aどうしが溶着して接合されている。
れて設置される縦内枠材11(図2参照)と、前記横外
枠材10に嵌めこまれて設置される横内枠材12(図1
参照)とを備えている。そして、前記内枠8は、縦内枠
材11と横内枠材12とのうち、一方の側端部を他方の
側端部にそれぞれ縦横に突きつけてなるものである。
(図示しない)
いに係合する窓枠係合部13が形成されている。また、
前記横外枠材10と横内枠材12とにも、互いに係合す
る窓枠係合部13が形成されている。そして、前記縦外
枠材9と横外枠材10が接合された接合部37(図3参
照)を覆うようにして、縦外枠材9と縦内枠材11、横
外枠材10と横内枠材12の窓枠係合部13がそれぞれ
が係合することによって、外枠7と内枠8とが開口部1
の内周面6に固定されている。
ル部14がそれぞれ設けられており、このレール部14
に後述する障子枠5が設置されるようになっている。ま
た、横外枠材9のうち内周面6の下面に取りつけられた
横外枠材9のレール部14の上端には、アルミニウム製
のレール材40が押入されており、このレール材40に
よって、比較的重い障子枠5を支持することができるよ
うになっている。前記横外枠材10のレール部14周辺
には排水が流れる排水孔15が形成されている。
1および図2に示すように、障子枠5は、窓部材4が嵌
めこまれて該窓部材4を支持する樹脂製の構造枠16
と、該構造枠16の表面に設けられた樹脂製の化粧枠1
7とを備えている。前記構造枠16は、前記縦外枠材9
のレール部14に嵌めこまれる縦構造枠材18(図2参
照)と、前記横外枠材10のレール部14に嵌めこまれ
る横構造枠材19(図1参照)とを備えている。そし
て、図4に示すように、前記構造枠16は、縦構造枠材
18と横構造枠材19とを縦横に組みつけてなるもので
ある。前記縦構造枠材18の端部18aと横構造枠材1
9の端部19aとは、それぞれ45度に傾斜するように
して切断されており、これらの端部18a,19aどうし
が溶着して接合されている。
は、それぞれの横断面形状が同一となっている。前記縦
構造枠材18および横構造枠材19は、前記レール部1
4に設置されて該レール部14をスライドするスライド
部20と、前記窓部材4が嵌めこまれる嵌合部21とを
備えている。そして、スライド部20とレール部14と
の間には、気密材22が設けられている。
は、この嵌合部21に嵌めこまれた窓部材4の側周部を
押さえ込む押縁23が設けられている。また、この嵌合
部21のうちの室内側を向く面には、後述する化粧枠1
7の縦化粧枠材24および横化粧枠材25が係合する構
造枠係合部26が上下に2つ形成されている。この構造
枠係合部26は、断面視略矩形状である。なお、前記横
構造枠材19のうち内周面6の下面に取りつけられる横
構造枠材19には、排水が流れる排水孔41が形成され
ている。
嵌めこまれて設置される縦化粧枠材24(図2参照)
と、前記横構造枠材19に嵌めこまれて設置される横化
粧枠材25(図1参照)とを備えている。前記化粧枠1
7は、縦化粧枠材24と横化粧枠材25とのうち、一方
の側端部を他方の側端部にそれぞれ縦横に突きつけてな
るものである。そして、縦構造枠材18の構造枠係合部
26に、縦化粧枠材24の化粧枠係合部29(後述す
る)を係合させた後に、両縦化粧枠材24の間でかつ横
構造枠材19の構造枠係合部26に、横化粧枠材25の
化粧枠係合部29(後述する)が係合されており、縦勝
ち納まりとなっている。このようにして、構造枠16の
表面に化粧枠17が設けられることによって、縦構造枠
材18と横構造枠材19とが接合された接合部36が、
縦化粧枠材24と横化粧枠材25とによって覆われてい
る。
25について詳細に説明する。前記縦化粧枠材24は、
図2および図5に示すように、室外側の障子3aと室内
側の障子3bを閉じた際に、前記レール部14に嵌めこ
まれる戸当たり枠材27(図2参照)と、召し合せ状に
重なる召し合せ枠材28(図5参照)とを備えている。
は、図1および図2に示すように、それぞれの断面形状
が同一となっており、召し合せ枠材28はこれら戸当た
り枠材27と横化粧枠材25とは異なる断面形状であ
る。前記戸当たり枠材27と横化粧枠材25とは、縦構
造枠材18および横構造枠材19に形成された構造枠係
合部26の位置に対応するように、化粧枠係合部29が
それぞれ形成されている。そして、この戸当たり枠材2
7の化粧枠係合部29は、縦構造枠材18の構造枠係合
部26に係合し、横化粧枠材25の化粧枠係合部29
は、横構造枠材19の構造枠係合部26に係合してい
る。前記化粧枠係合部29は、断面視略矩形状である。
の間には、それぞれに形成された化粧枠係合部29と構
造枠係合部26どうしを圧接させるとともに、縦外枠材
9のレール部14に密接する、弾性を有する気密材30
が設けられている。また、横化粧枠材25と横構造枠材
19との間には、それぞれに形成された化粧枠係合部2
9と構造枠係合部26どうしを圧接させるとともに、横
外枠材10のレール部14に密接する、弾性を有する気
密材30が設けられている。さらに、これら戸当たり枠
材27と横化粧枠材25とは、前記構造枠16に嵌めこ
まれた窓部材4の側周部を押さえ込む押縁31がそれぞ
れ設けられている。
に、前記縦構造枠材18に形成された構造枠係合部26
の位置に対応するように、化粧枠係合部29が形成され
ており、化粧枠係合部29と構造枠係合部26とが係合
している。この化粧枠係合部29は、断面視略矩形状で
ある。また、召し合せ枠材28は、構造枠16に嵌めこ
まれた窓部材4の側周部を押さえ込む押縁31が設けら
れている。さらに、召し合せ枠材28は、室外側の障子
3aと室内側の障子3bとが閉められて、召し合せ状に重
なった際に、室外側の障子3aの召し合せ枠材28と室
内側の障子3bの召し合せ枠材28とがそれぞれ係合す
る係合片32を備えている。
の係合片32の先端には、気密材33が設けられてお
り、この気密材33によって障子3a,3bが閉じられた
際に、これら召し合せ枠材28が開口部1の内周面6側
に跳ね返って開くことを防止している。また、室外側の
障子3aの召し合せ枠材28の押縁31と、室内側の障
子3bの召し合せ枠材28の係合片32との間にも、気
密材38が設けられている。そして、この気密材38に
よって室外側の障子3aと室内側の障子3bとの間の隙間
がふさがれて、気密性が確保されている。
の障子3bの召し合せ枠材28の係合片32には、この
召し合せ枠材28と縦構造枠材18とを連結するピン3
9が差しこまれている。このピン39は、縦構造枠材1
8の構造枠係合部26に、召し合せ枠材28の化粧枠係
合部29を係合させる際に、予め、召し合せ枠材28の
係合片32から、縦構造枠材18に向けて差しこんで、
縦構造枠材18と召し合せ枠材28との位置決めをして
おくものである。
質が異なっている。すなわち、構造枠16は、例えば、
住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材、建物
建築中に排出される端材、おが屑等の木質廃材を粉砕す
ることによって得られる木粉と、食品等の包装に用いら
れた後回収されたトレー、食品コンテナ等の包装部材を
粉砕することによって得られる樹脂と、顔料とを混合・
溶融し所要形状に成形することによって製造されてい
る。化粧枠17は、例えば、木材、バカス、稲藁を粉砕
することによって得られる木粉と、樹脂と顔料とを混合
・溶融し所要形状に成形することによって製造されてい
る。
が異なっている。すなわち、構造枠16は外壁と同様の
色であり、化粧枠17は室内の装飾と同様の色である。
の表面には化粧枠17が設けられているので、構造枠1
6と化粧枠17とを備えた2重構造となり、補強された
障子枠5とすることができる。構造枠16は、縦構造枠
材18の端部18aと、横構造枠材19の端部19aとが
45度に傾斜して切断されたうえで、これら端部18a,
19aが溶着して接合されてなるので、これら端部18
a,19aどうしのそれぞれの側端面が当接することにな
り、縦構造枠材18の端部18aと横構造枠材19の端
部19aとは、互いに密着する方向に力がかかり、よっ
てこれら端部18a,19aどうしをより密着させてかつ
強固に接合させることができる。また、縦構造枠材18
と横構造枠材19との接合部36の気密性を確実に確保
することができ、かつ、縦構造枠材18や横構造枠材1
9が湾曲したり垂れ下がったりすることもない。さら
に、溶着して接合された接合部36を覆うようにして構
造枠16に化粧枠17が設けられているので、縦構造枠
材18と横構造枠材19との接合部36が外側から見え
ることなく、外観品質を向上させることができる。
5とのうち一方の側端部を他方の側端部に突きつけてな
り、縦勝ち納まりでかつ、縦化粧枠材24を設置したう
えで両縦化粧枠材25の間に横化粧枠材25が設置され
ているので、横化粧枠材25を先に設置する場合に比し
て、縦化粧枠材24を安定した状態で設置することがで
きるとともに、縦化粧枠材24の位置決めが容易とな
る。したがって、横化粧枠材25が縦化粧枠材24によ
って押さえつけられて、がたついたり外れたりすること
なく縦化粧枠材24と横化粧枠材25とが強固に固定さ
れる。
それぞれの横断面形状が同一であるので、これら縦構造
枠材18および横構造枠材19を製造する際に、同じ型
枠を使用して製造することができ、施工作業の簡略化を
図ることができるとともに、型枠を複数必要としないの
でコストの削減につながる。また、縦構造枠材18の端
部18aと横構造枠材19の端部19aとを溶着しやす
く、かつ、縦構造枠材18と横構造枠材19との接合強
度や接合部36の気密性を確保することができる。
ので、この押縁31が窓部材4の側周部を押さえ込むこ
とによって、窓部材4が構造枠16から外れることな
く、確実に構造枠16と化粧枠17とに固定される。
と、食品等の包装材や容器から得られる樹脂と、顔料と
を含む木質様材料から製造されており、廃材が再利用さ
れているので、資源の有効利用を図れる。化粧枠17
は、木材、バカス、稲藁を粉砕することによって得られ
る木粉と、樹脂と顔料とを混合・溶融し所要形状に成形
することによって製造されているので、木粉が表面にあ
らわれて質感を天然の木に近づけることができ、室内側
から見た際に、高級感のある意匠とすることができる。
枠係合部26,化粧枠係合部29どうしを圧接させると
ともに窓枠4に密接する気密材30が設けられているの
で、構造枠16の係合部26と化粧枠17の係合部29
とが係合した際に、がたついたり、外れたりすることな
く、構造枠16と化粧枠17とを強固に固定することが
できる。また、窓枠4とそれぞれの係合部26,29ど
うしとの間が密接するので、気密性を確実に保つことが
でき、室内に外気が入り込むことなく冷暖房効率に優れ
る。
横外枠材10の端部10aとが45度に傾斜して切断さ
れたうえで、溶着して接合されてなるので、これら端部
9a,10aどうしをより密着させてかつ強固に接合させ
ることができる。また、縦外枠材9と横外枠材10との
接合部37の気密性を確実に確保することができ、ま
た、縦外枠材9や横外枠材10が湾曲したり垂れ下がっ
たりすることもない。さらに、溶着して接合された接合
部37を覆うようにして外枠7に内枠8が設けられてい
るので、接合部37が外側から見えることなく、外観品
質を向上させることができる。
召し合せ枠材28は、化粧枠係合部29と押縁31と係
合片32とを備え、一体に形成された1つの部材からな
るものであったが、例えば、図6に示すように、化粧枠
係合部29と押縁31とを備えた部材34と、係合片3
2を備えた部材35の2つの部材からなるものとしても
良い。このように2つの部材34,35からなる召し合
せ枠材28aとした場合は、化粧枠係合部29と押縁3
1とを備えた部材34が、前記戸当たり枠材27や前記
横化粧枠材25と同様の部材となるので共用できる。よ
って、施工作業の簡略化およびコストの削減にもつなが
る。また、化粧枠係合部29と押縁31と係合片32と
が一体に形成された召し合せ枠材28(図5参照)に比
して、この召し合せ枠材28aは2つの部材34,35
に分かれているので、縦構造枠材18に係合し易くな
る。
構造枠係合部26、前記横化粧枠材25や縦化粧枠材2
4の化粧枠係合部29の断面形状は矩形状であるとした
が、例えば、図7(b)に示すように、断面形状が台形と
なるように形成しても良い。
樹脂と顔料とを含む木質様材料から製造されていたが、
例えば、室内側から見えない構造枠16は、木粉を含ま
せずに樹脂を含む成形材料から製造されるものとしても
良い。この場合は、構造枠16に木粉を含ませないので
製造が容易となる。
ても、材質と色が異なるように製造しても良い。つま
り、外枠7を、上述した構造枠16と同様に廃材を粉砕
することによって得られる木粉と樹脂と顔料とを含む木
質様材料から製造し、内枠8を、上述した化粧枠17と
同様に木材、バカス、稲藁を粉砕することによって得ら
れる木粉と樹脂と顔料とを含む木質様材料から製造す
る。
には化粧枠が設けられているので、前記構造枠と前記化
粧枠とによって2重構造となり、補強された障子枠とす
ることができる。また、従来と異なり、構造枠を組み付
ける際に打ち込まれたビス等が外側から見えることな
く、外観品質を向上させることができる。さらに、前記
構造枠と前記化粧枠とをそれぞれ異なる材質で製造する
ことができるとともに、前記構造枠と前記化粧枠とをそ
れぞれ異なる色とすることもでき、よって意匠面の向上
を図れる。
の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記縦構造
枠材と前記横構造枠材とが強固に接合されるとともに、
接合部の気密性を確実に確保することができ、また、前
記縦構造枠材や前記横構造枠材が湾曲したり垂れ下がっ
たりすることもない。また、接合部が外側から見えるこ
となく、外観品質を向上させることができる。
の効果を得ることができるのは勿論のこと、縦化粧枠材
と横化粧枠材とが縦横に組みつけられることによって、
メリハリの利いた化粧枠とすることができるとともに、
それぞれの側端部の突きつけ部分の見栄えも良い。
3と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前
記縦構造枠材および前記横構造枠材は、それぞれの横断
面形状が同一であるので、同じ型枠を使用して製造する
ことができ、施工作業の簡略化を図ることができるとと
もに、型枠を複数必要としないのでコストの削減につな
がる。また、前記縦構造枠材と横構造枠材との接合作業
が容易で、かつ、接合強度や接合部の気密性を確保する
ことができる。
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、押縁によって前記窓部材が前記構造枠から外れるこ
となく、確実に構造枠と化粧枠とに固定される。
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記構造枠と前記化粧枠とは、材質および色のうち
少なくとも一方が異なるので、外観品質を向上させるこ
とができる。
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、気密材によって、前記構造枠の係合部と前記化粧枠
の係合部とが係合した際に、がたついたり、外れたりす
ることなく、構造枠と化粧枠とを強固に固定することが
できる。また、気密性を確実に保つことができ、室内に
外気が入り込むことなく冷暖房効率に優れる。
部に窓枠と障子枠と窓部材とが設置された構造を示す側
断面図である。
れた構造を示す平断面図である。
平断面図である。
で、障子枠が召し合せ状に重なった構造を示す平断面図
である。
す側断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 建物の開口部に取りつけられた窓枠に設
置されて、窓部材が嵌めこまれる障子枠であって、 前記窓部材が嵌めこまれて該窓部材を支持する樹脂製の
構造枠と、該構造枠の表面に設けられた樹脂製の化粧枠
とを備えていることを特徴とする障子枠。 - 【請求項2】 請求項1記載の障子枠において、 前記構造枠は、縦構造枠材と横構造枠材とを縦横に組み
付けてなり、 前記縦構造枠材の端部と横構造枠材の端部とが溶着して
接合され、 この溶着して接合された接合部を覆うようにして構造枠
に前記化粧枠が設けられていることを特徴とする障子
枠。 - 【請求項3】 請求項2記載の障子枠において、 前記化粧枠は、縦化粧枠材と横化粧枠材とを備え、 該縦化粧枠材と横化粧枠材とのうち、一方の側端部を他
方の側端部に突きつけてなることを特徴とする障子枠。 - 【請求項4】 請求項2または3記載の障子枠におい
て、 前記縦構造枠材および前記横構造枠材は、それぞれの横
断面形状が同一であることを特徴とする障子枠。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の障子枠
において、 前記化粧枠には、前記構造枠に嵌めこまれた前記窓部材
の側周部を押さえ込む押縁が設けられていることを特徴
とする障子枠。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の障子枠
において、 前記構造枠と前記化粧枠とは、材質および色のうち少な
くとも一方が異なることを特徴とする障子枠。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の障子枠
において、 前記構造枠と化粧枠とには、互いに係合する係合部がそ
れぞれ形成されており、 前記構造枠と化粧枠との間には、前記係合部どうしを圧
接させるとともに前記窓枠に密接する、弾性を有する気
密材が設けられていることを特徴とする障子枠。
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-
2001
- 2001-04-09 JP JP2001110310A patent/JP3474864B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101896749B1 (ko) | 2015-09-18 | 2018-10-04 | (주)엘지하우시스 | 복합 소재 창호 제조방법 |
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