JP2002302902A - 道路拡幅ブロック及びその固定構造 - Google Patents

道路拡幅ブロック及びその固定構造

Info

Publication number
JP2002302902A
JP2002302902A JP2001110832A JP2001110832A JP2002302902A JP 2002302902 A JP2002302902 A JP 2002302902A JP 2001110832 A JP2001110832 A JP 2001110832A JP 2001110832 A JP2001110832 A JP 2001110832A JP 2002302902 A JP2002302902 A JP 2002302902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
wall
frame
widening block
overhanging wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001110832A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nakayama
憲士 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LANDEX KOGYO KK
Original Assignee
LANDEX KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LANDEX KOGYO KK filed Critical LANDEX KOGYO KK
Priority to JP2001110832A priority Critical patent/JP2002302902A/ja
Publication of JP2002302902A publication Critical patent/JP2002302902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路拡幅ブロックを使用して既設道路の側縁
に車道用の道路を拡幅する場合、躯体として張出壁を底
版の反道路側端部より大きく張出させたものでは、張出
壁上に大荷重が加わったときに転倒の危険がある。 【解決手段】 底版11と、立上げ壁12と、張出壁1
3と、縦リブ14とをコンクリートで一体成形してなる
躯体1に、張出壁13の道路側寄り上面から縦リブ14
内を通って躯体1の道路側下端部付近に貫通するアンカ
ー材挿通用の貫通穴16を形成していることにより、張
出壁13を底版の反道路側端部11aから大きく超えて
張出させたものであっても、この躯体をアンカー材2で
固定できるので、張出壁13上を車道として使用しても
安全性を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば山肌に形
成された既設道路の路幅を拡幅するのに使用される道路
拡幅ブロック及びその固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】山肌に所定路幅の道路を形成する場合
に、山肌の勾配が急になるほど大量の土壌を除去する必
要があるとともに、掘削した切土部壁面の養生面積も広
くなる。従って、例えば2車線分の路幅(6m程度の路
幅が必要)が欲しくても、山肌を削っただけで道路を形
成する場合には1車線分(2.5〜3m程度)の路幅し
か取れないことがよくある。
【0003】ところで、既設道路を拡幅する場合に、従
来から、例えば図11又は図12に示すように、既設道
路7の側縁にコンクリート製の道路拡幅ブロックZ
1(又はB2)を配置して、その道路拡幅ブロック上に増
設道路(車道8A又は歩道8B)を構築することが行わ
れている。
【0004】図11に使用されている道路拡幅ブロック
1は、特開平10−8406号公報に開示されている
ものでり、他方、図12に使用されている道路拡幅ブロ
ックZ2は、特開平10−46508号公報に開示され
ているものである。これらの道路拡幅ブロックZ1,Z2
は、底版11と、該底版11の幅方向中間部から上方に
立上げた立上げ壁12と、該立上げ壁12の上端部から
谷側(反道路側)に上り傾斜状態で張出させた張出壁1
3とを有している。そして、これらの道路拡幅ブロック
1,Z2は、図11又は図12に示すように、既設道路
(車道)7の谷側側縁を掘削した切土部4に設置し、立
上げ壁12の内側及び張出壁13の上側に土を埋戻し
(埋戻し土9)、その上に舗装10を施して、車道8A
(図11の場合)又は歩道8B(図12の場合)を増設
している。尚、この種の道路拡幅ブロックを山肌の道路
の側縁に設置する場合、底版11の奥行き幅が大きくな
るほど、切土部4を形成するための排出土壌量が多くな
って工事が大掛かりとなる(コストアップになる)。従
って、この種の道路拡幅ブロックとしては、底版11の
奥行き幅が2m程度までのものが一般的である。
【0005】ところで、図11の道路拡幅ブロックZ1
は、車道拡幅用に用いられるものであり、この場合には
道路拡幅ブロックZ1上の増設道路(車道)8A上にト
ラック重量等の大荷重が加わる関係で、転倒防止のため
に張出壁13の反道路側端部13aが底版11の反道路
側端部11aからはみ出さない(上下ほぼ同位置にな
る)ように設計されている。
【0006】他方、図12の道路拡幅ブロックZ2は、
歩道増設用に用いられるものであり、この場合には道路
拡幅ブロックZ2上の増設道路(歩道)8B上にさほど
大きな荷重が加わらないので、張出壁13の反道路側端
部13aを底版11の反道路側端部11aからかなり大
きく張出(図示例では出幅W2=50cm程度)させても
安全面でほとんど問題がない。尚、歩道8Bの有効幅W
3は、2m弱あれば十分であり、図12の道路拡幅ブロ
ックZ2を用いて歩道を増設する場合には、張出壁端部
13aの出幅W2分だけ底版11の奥行き幅を小さくし
て、切土部4の排出土壌量を少なくできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、既設道路7
に車道を拡幅するのに、図11に示す車道拡幅用の道路
拡幅ブロックZ1を使用した場合には、既設車道7(路
幅W0=2.5〜3m)の谷側側縁に比較的小幅W1(2
m弱)しか増設車道8Aを形成できず、2車線道路(路
幅が6m以上必要)を形成することができない。尚、図
11の道路拡幅ブロックZ1において、底版11の奥行
き幅を3.5〜4m程度まで大きくすれば、増設車道部
分を含めた合計路幅を2車線分まで広くできるが、その
場合には底版11の全幅を支持するのに切土部4を深く
まで掘削したりあるいは山肌に盛り土をしたりする必要
があり、現実的でない。
【0008】又、図12に示すように張出壁13の反道
路側端部13aを底版11の反道路側端部11aより大
きく反道路側に張出させた道路拡幅ブロックZ2を使用
する場合は、その張出壁13の出幅W2を大きくする
(例えばW2を2m程度まで張出させる)ことにより増
設道路8Bの路幅W3を広くできるが、大きな荷重が加
わる車道には転倒の危険があって不向きである。
【0009】本願発明は、上記した従来の問題点に鑑
み、底版の反道路側端部から張出壁の反道路側端部の出
幅を例えば2m程度まで大きくして増設路幅を大きくで
きるようにしたものであっても、安全に施工できるよう
にした、道路拡幅ブロック及びその固定構造を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明は、既設道路の側縁に設置して路幅
を拡幅するためのコンクリート製の道路拡幅ブロックを
対象にしている。尚、本願において、道路側又は反道路
側とは、この道路拡幅ブロックを既設道路の側縁に設置
した場合の道路側又は反道路側を意味するものである。
又、本願において、奥行き幅とは、この道路拡幅ブロッ
クを既設道路の側縁に設置した場合の道路幅方向の長さ
を意味するものである。
【0011】この請求項1の道路拡幅ブロックは、底版
と、該底版の反道路側端部付近から上方に立上げた立上
げ壁と、該立上げ壁の上端部から底版の反道路側端部を
超えて反道路側に張出させた張出壁と、底版の上面と立
上げ壁の道路側側面に跨がる補強用の縦リブとを一体成
形してなるコンクリート製の躯体で構成されている。
尚、本願の説明において、道路拡幅ブロックという表現
と躯体という表現とは同義語である。
【0012】本願の道路拡幅ブロックにおいて、底版の
奥行き幅、立上げ壁の高さ、張出壁の底版反道路側端部
からの張出幅、躯体全体の奥行き方向と直交する長さ、
をそれぞれ2m程度に設計できる。この場合、躯体全体
の奥行き長さ(底版奥行き幅と張出壁張出幅の合計長
さ)を4m程度に設計できるが、設置現場において切土
部に接触する平面部分は底版(奥行き幅が2m)のみで
ある。又、底版、立上げ壁、張出壁、縦リブの各厚さ
は、20〜30cm程度に設計できる。尚、上記の各数値
は特に限定するものではなく、適宜に設計変更できるも
のである。
【0013】本願請求項1の道路拡幅ブロックには、躯
体に、張出壁の道路側寄り上面から縦リブ内を通って躯
体の道路側下端部付近に貫通するアンカー材挿通用の貫
通穴を形成している。
【0014】この貫通穴に挿通されるアンカー材(例え
ばPC鋼棒)は、その下端側が地盤中に掘削形成した削
孔内に固化材で固定される。そして、アンカー材を躯体
の貫通穴に挿通させた状態で、アンカー材上端部に緊締
具を締め込むことにより、躯体を地盤側に押付けた状態
で固定することができる。
【0015】本願請求項1の道路拡幅ブロックは、既設
道路の側縁に掘削形成した切土部に順次接合状態で並設
される。この道路拡幅ブロックの設置状態では、躯体の
張出壁が底版の反道路側端部より大きく反道路側に張出
している。尚、張出壁の反道路側端部は、既設道路の側
縁から底版の奥行き幅と張出壁の張出幅の合計長さ(4
m程度)だけ反道路側に離間した位置にある。そして、
この道路拡幅ブロックは、既設道路の側縁に設置した状
態で、躯体の貫通穴にアンカー材を挿通させ、該アンカ
ー材の下端側を地盤中に固定する一方、アンカー材上端
部に緊締具(例えばナット)を締め込めば、躯体を地盤
側に押付けた状態で固定し得る。尚、底版上には土壌が
埋戻されて、該埋戻し土の重量によっても躯体が固定さ
れる。
【0016】このように、請求項1の道路拡幅ブロック
によれば、躯体にアンカー材挿通用の貫通穴を形成して
いるので、上記のように張出壁が大きく反道路側に張出
している躯体であっても、アンカー材を用いて強固に固
定でき、底版の上方とともに躯体張出壁の上部も車道と
して利用し得る。
【0017】又、この道路拡幅ブロックを設置する場合
には、アンカー材が貫通穴を通して配置されるので、該
貫通穴内に固化材を充填することにより、アンカー材の
表面を固化材で被覆でき(空気や水の接触を遮断で
き)、アンカー材に対する腐食を防止し得る。
【0018】ところで、躯体の張出壁部分を実際に車道
として使用した場合に、該張出壁上にトラック重量等の
大荷重が加わると、該張出壁部分に押下げ力が働いて立
上げ壁を反道路側に倒そうとする作用が働く。この場
合、底版上に埋戻し土が載っているので縦リブに引っ張
り方向の応力が働く(コンクリート壁は圧縮力に強いが
引っ張り力に弱い性質がある)が、躯体をアンカー材で
固定した状態では、該アンカー材で張出壁の道路側寄り
上面を支持することができるので、該縦リブに対する引
っ張り力をアンカー材で受けることができ、縦リブに対
する引っ張り力を緩和させることができる。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、請求項1の道路拡幅ブロックに
おいて、貫通穴の上端部が位置する張出壁の上面に、ア
ンカー材の緊締具を収容するための凹室を設けている。
この凹室は、アンカー材の上端部及び緊締具が張出壁の
上面より上方に突出しないようにするためのものであ
る。本願請求項3の発明 本願請求項3の発明は、上記請求項1の道路拡幅ブロッ
クを既設道路の側縁に設置したときの固定構造を対象に
している。
【0019】この請求項3の道路拡幅ブロックの固定構
造では、上記請求項1の道路拡幅ブロックを既設道路の
側縁に設置した状態で、アンカー材を躯体の貫通穴に通
し、該アンカー材の下端側を地盤中に固定する一方、ア
ンカー材の上端部に設けた緊締具で躯体を地盤側に押付
けた状態で固定している。
【0020】アンカー材の下端側は、地盤中に掘削形成
した削孔内に固化材で強固に固定されている。又、躯体
の貫通穴内にも固化材を充填しておくと、躯体とアンカ
ー材とを一体的に固着できるとともに、アンカー材の貫
通穴挿通部分が腐食しにくくなる。
【0021】又、この道路拡幅ブロックの固定構造で
は、設置した躯体の底版上には土壌が埋戻され、その土
壌上及び張出壁上に既設道路の側縁に連続した舗装がな
されて、広幅の増設車道が構築される。
【0022】本願請求項3の道路拡幅ブロックの固定構
造によれば、躯体をアンカー材で固定しているので、張
出壁が大きく反道路側に張出した道路拡幅ブロックであ
っても強固に固定でき、大荷重が加わる車道用としても
十分に対応できる。本願請求項4の発明 本願請求項4の発明は、上記請求項2の道路拡幅ブロッ
クを使用した場合の固定構造であり、アンカー材の緊締
具が躯体張出壁の上面に設けた凹室内に収容されている
とともに、凹室の開口部に蓋を設けた状態で、躯体張出
壁上に掘削可能な舗装材料を被覆している。尚、舗装材
料としては一般にアスファルトが採用されるが、アスフ
ァルトは比較的容易に掘削できる。
【0023】ところで、本願のように、アンカー材及び
緊締具で躯体を固定したものでは、経時変化によりアン
カー材が延びたり緊締具が緩んだりして躯体に対する緊
締力が低下することがあるが、この請求項4の発明は、
このような緊締力の低下を補正し得るようにしたもので
ある。
【0024】即ち、この請求項4の場合は、張出壁上に
舗装材料(アスファルト)を被覆しても、凹室内が蓋に
より空室のままで維持されているので、アンカー材の緊
締具にアスファルトが固着することがない。そして、張
出壁の凹室部分を被覆しているアスファルトを剥がすと
該凹室の蓋が露出し、さらに該蓋を開放すると緊締具が
露出するので、該緊締具の緊締状態を点検できるととも
に、必要に応じて緊締具を締め込み操作できる。本願請求項5の発明 本願請求項5の発明も、上記請求項4のように後で緊締
具の緊締状態を点検し得るようにしたものであり、この
請求項5では、緊締具を収容している凹室内に後で排除
可能な充填物を充填した状態で、躯体張出壁上に掘削可
能な舗装材料を被覆している。凹室内に充填される充填
物としては、砂のような凝固しにくい材質のものが好ま
しい。
【0025】そして、この請求項5の道路拡幅ブロック
の固定構造において、緊締具の緊締状態を点検する場合
は、張出壁の凹室上の舗装材料(アスファルト)を剥が
し、凹室内の充填物を掘削・除去すれば、緊締具を露出
させることができ、該定着具を点検することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を参照して本
願の実施形態を説明すると、図1〜図2には本願実施形
態の道路拡幅ブロックZが示され、図3〜図9には該道
路拡幅ブロックZを用いた固定構造の第1実施形態が示
され、図10には他の実施形態(第2実施形態)の道路
拡幅ブロックの固定構造が示されている。
【0027】図1及び図2に示す道路拡幅ブロックZ
は、コンクリートで一体成形された躯体1が用いられて
いる。この躯体1には、所定面積を有する底版11と、
該底版11の反道路側端部11aから上方に立上げた立
上げ壁12と、該立上げ壁12の上端部から反道路側に
張出させた張出壁13と、底版11の上面と立上げ壁1
2の道路側側面に跨がる補強用の縦リブ14と、立上げ
壁12の反道路側側面と張出壁13の下面に跨がる補強
リブ15とが一体に設けられている。尚、張出壁13の
先端部(反道路側端部13a)には、小高さの凸条部1
3bが形成されている。この凸条部13b上には、図8
に示すようにガードレールGが取付けられる。
【0028】底版11と立上げ壁12間の縦リブ14
は、張出壁13の上面と同高さで底版11の道路側端部
11bに達する四角形状の大面積を有している。又、立
上げ壁12と張出壁13間の補強リブ15は、円弧状に
切欠いた形状となっている。尚、この実施形態では、縦
リブ14は躯体1の幅方向(符号Aの範囲)の中央部の
1つだけ形成しているが、他の実施形態では、該縦リブ
14を間隔をもって複数箇所(例えば2箇所)に形成し
てもよい。
【0029】この躯体1の各種寸法は、特に限定するも
のではないが、図1において、躯体1の長さ(奥行き方
向と直交する長さ)A、底版11の奥行き幅B、張出壁
13の張出幅C、立上げ壁12の高さD(底版11上面
から張出壁13の上面まで)、がそれぞれ2mに設定さ
れている。従って、躯体1全体の奥行き幅E(底版11
の道路側端部11bから張出壁13の反道路側端部13
aまでの水平長さ)が4mになる。又、底版11、立上
げ壁12、張出壁13、縦リブ14、補強リブ15の各
厚さは、25cmに設定している。
【0030】この道路拡幅ブロックZの躯体1には、張
出壁13の道路側寄り上面から縦リブ14内を通って躯
体1の道路側下端部付近(底版11の道路側端部11b
付近)に貫通するアンカー材挿通用の貫通穴16を形成
している。この貫通穴16は、内径が16cm程度で、底
版11の上面に対して角度40°〜45°程度傾斜した
状態で形成されている。尚、縦リブ14を躯体1の幅方
向に間隔をもって複数箇所(例えば2箇所)に形成した
ものでは、該各縦リブ14部分にそれぞれ貫通穴16を
形成してもよく、あるいは何れか一つの縦リブ14部分
にのみ貫通穴16を形成してもよい。
【0031】張出壁13の反道路側端部13a付近に
は、図3に示すようにPC鋼棒21を挿通させるための
挿通穴20が奥行き方向とは水平直交方向に向けて形成
されている。PC鋼棒21は、例えば10m程度の長尺
のものを使用し、複数個(例えば5個)の躯体1を1本
のPC鋼棒21で連結するようにしている。この場合、
1本のPC鋼棒21を複数個(例えば5個)の躯体1,
1・・の各挿通穴20,20・・に通した状態で、該P
C鋼棒21の両端から緊締具(ナット)で各躯体1,1
・・を締め付けるようにするとよい。尚、このPC鋼棒
21による連結位置は、この張出壁13端部付近のほか
に、躯体1の各コーナー部や底版11の道路側端部等の
適宜の位置も追加することができる。
【0032】張出壁13の上面における貫通穴16の上
端部が位置する部分には、アンカー材2の緊締具3(図
5〜図10)を収容するための凹室17が形成されてい
る。この凹室17は、20cm×40cm程度(特に限定す
るものではない)の開口面積を有している。
【0033】この実施形態では、アンカー材2として図
5〜図10に示すように鋼棒(PC鋼棒)が採用されて
いる。アンカー材2の下端側の外面には、抜け止め用の
小凹凸を設けるとよい。又、この実施形態では、アンカ
ー材2の上端部に雄ネジを形成している。尚、アンカー
材2としては、異形鋼棒やPC撚り線等も採用可能であ
る。アンカー材2の緊締具3としては、ナットが使用さ
れている。
【0034】図1及び図2に示す道路拡幅ブロックZ
は、例えば図3〜図8に示すように、山肌等の道路で路
幅の比較的狭い既設道路7を拡幅するのに使用される。
そして、この道路拡幅ブロックZは、図3に示すように
既設道路7の側縁に沿って順次接合状態で並設される
が、その設置方法について図4〜図9を参照しながら説
明する。
【0035】まず、図4に示すように、既設道路7の側
縁に道路拡幅ブロックZを設置するための切土部4を形
成しておく。この切土部4は、躯体底版11の奥行き幅
B(図1)を完全に載せることができ、且つ躯体1を切
土部底面上に載せたとき(図5)に張出壁13の上面が
既設道路7の上面よりやや低くなるような大きさに形成
する。尚、この切土部4の底部には、コンクリート基盤
22を打設して、躯体1の沈下を防止するようにしてい
る。又、図4に示すように、躯体1を切土部4に設置す
る前に、切土部4の適所に予めアンカー材挿入用の削孔
5を形成しておく。この削孔5は、切土部4に躯体1を
設置したときに、躯体1の貫通穴16が直線状に連通す
るように角度及び位置が決められ、且つ切土部4に並設
される躯体間隔をもって順次形成される。
【0036】次に、図5に示すように、切土部4の底面
上の適所に道路拡幅ブロックZを載置する。このとき、
躯体1の貫通穴16を切土部4の削孔5に連続させる。
尚、道路拡幅ブロックZは切土部4上に適数個(例えば
5個)を接合状態で並置し、図6に示すようにそれらの
挿通穴20にPC鋼棒21を通しておく。
【0037】続いて、アンカー材2を貫通穴16の上端
開口から挿入させていき、図6に示すようにアンカー材
2の上端部が凹室17内に位置する状態(アンカー材上
端部が張出壁13の上面から突出しない状態)で該アン
カー材2を仮止めする。次に、固化材注入用のホース
(図示しない)を躯体1の貫通穴16及び削孔5を通し
て削孔5の底部付近まで差し込み、該固化材注入ホース
の先端から固化材6(図6)を削孔5内に注入してい
く。この場合、固化材6は削孔5の底部から注入してい
き、ホースを徐々に引き上げながら、削孔5の所定深さ
まで固化材6を充填する。尚、他の方法では、アンカー
材2を削孔5内に挿入する前に削孔5内に固化材6を充
填し、その固化材6が柔らかい状態でアンカー材2の下
端部を削孔5内の所定深さまで挿入するようにしてもよ
い。
【0038】次に、削孔5内の固化材6が十分に固化す
るのを待って、緊張ジャッキにより躯体1を削孔5側に
押付け、続いて図7に示すように躯体1の貫通穴16内
にも固化材6を注入する。このとき、削孔5内の固化材
6と貫通穴16内の固化材6とが連続する。
【0039】そして、貫通穴16の上端開口を蓋板3a
で被覆し、アンカー材2の上端部(雄ネジ)に緊締具
(ナット)3を螺合させ、該緊締具3で躯体1を固定す
る。このとき、緊締具3は、凹室17内にあって張出壁
13の上面より下方に位置している。
【0040】次に、図7に示すように凹室17の開口部
に蓋18を被せ、該蓋18で緊締具3及びアンカー材2
の上端部を被覆する。
【0041】次に、図8に示すように底版11と立上げ
壁12で囲われた空所に土を埋戻し(埋戻し土9)、該
埋戻し土9を締め固めた後、埋戻し土9の上部及び張出
壁13の上部に舗装材料(アスファルト)10を被覆す
る。このとき、図8及び図9に示すように、凹室17の
開口部が蓋18で被覆されているので、舗装材料10が
凹室17内に侵入することがなく、緊締具3やアンカー
材2の上端部に舗装材料が固着することがない。
【0042】躯体1上の舗装部10は、図8に示すよう
に既設道路7の路面と段差なしに連続しており、路幅W
4(W4=4m弱)の増設道路8が構築される。従って、
元の既設道路7部分の路幅W0と増設道路8部分の路幅
4の合計路幅で2車線道路に拡幅できる。
【0043】図8に示す本願第1実施形態の道路拡幅ブ
ロックの固定構造では、張出壁13が底版11の反道路
側端部11aより反道路側に大きく張出しているが、躯
体1をアンカー材2で地盤側に固定しているので、張出
壁13上にトラック重量等の大荷重が加わっても、躯体
1が反道路側に転倒するのを確実に防止でき、従って該
張出壁13上を車道として使用できるようになる。
【0044】又、躯体張出壁13部分上にトラック重量
等の大荷重が加わると、該張出壁13部分に押下げ力が
働いて立上げ壁12を反道路側に倒そうとする作用が働
く。この場合、縦リブ14に引っ張り方向の応力が働く
(コンクリート壁は圧縮力に強いが引っ張り力に弱い性
質がある)が、アンカー材2が張出壁13の道路側寄り
上面を支持しているので、該引っ張り力をアンカー材2
で受けることができ、縦リブ14に対する引っ張り力を
緩和させることができる。
【0045】ところで、図8に示す増設道路8部分を長
年車道として使用していると、経時変化によりアンカー
材2が延びたり緊締具3が緩んだりして躯体1に対する
緊締力が低下することがあるが、この実施形態の道路拡
幅ブロックの固定構造では、このような緊締具3の緊締
力を点検することができるようにしている。
【0046】即ち、張出壁13上に舗装材料(アスファ
ルト)10は、比較的掘削し易い材質であり、張出壁1
3の凹室17部分上のアスファルト10a(図9の2点
鎖線F,F間の範囲)を剥がすと該凹室17の蓋18が
露出する。そして、該蓋18を開放すると緊締具3が露
出するので、該緊締具3の緊締状態を点検できるととも
に、必要に応じて緊締具3を締め込み操作できる。
【0047】図10に示す第2実施形態では、凹室17
の開口部を蓋で被覆するのに代えて、該凹室17内に後
で排除可能な充填物19を充填した状態で、その上に舗
装材料(アスファルト)10を被覆している。この充填
物19としては、例えば砂のような凝固しにくい材質の
ものが採用される。そして、この図10の固定構造にお
いて、緊締具3の緊締力を点検する際には、張出壁13
の凹室17部分上のアスファルト10a(2点鎖線F,
F間の範囲)を剥がし、凹室17内の充填物19を排除
すれば緊締具3が露出し、該緊締具3の緊締力を点検で
きる。
【0048】
【発明の効果】本願発明の道路拡幅ブロック及び道路拡
幅ブロックの固定構造は、次のような効果がある。本願請求項1の発明の効果 本願請求項1の道路拡幅ブロックは、底版11と、立上
げ壁12と、張出壁13と縦リブ14とを一体成形して
なる躯体1を有し、該躯体1に張出壁13の道路側寄り
上面から縦リブ14内を通って躯体1の道路側下端部付
近に貫通するアンカー材挿通用の貫通穴16を形成して
いるので、張出壁13が大きく反道路側に張出している
躯体1であってもアンカー材2を用いて強固に固定で
き、底版11の上方のほかに躯体張出壁13の上部も車
道として安全に利用できるという効果がある。
【0049】又、この請求項1の道路拡幅ブロックを設
置する場合、アンカー材2が貫通穴16を通して配置さ
れるので、該貫通穴16内に固化材6を充填することに
より、アンカー材2に対する腐食を防止することができ
るという効果がある。
【0050】さらに、この請求項1の道路拡幅ブロック
をアンカー材2で固定した状態では、アンカー材2で張
出壁13の道路側寄り上面を支持することができるの
で、張出壁13上に大荷重が加わって縦リブ14に引っ
張り力が発生しても、該引っ張り力をアンカー材2で受
けることができ、縦リブ14に対する引っ張り力を緩和
させることができるという効果がある。本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の発明は、請求項1の道路拡幅ブロックに
おいて、貫通穴16の上端部が位置する張出壁13の上
面にアンカー材2の緊締具3を収容する凹室17を設け
ている。従って、この請求項2の発明では、上記請求項
1の効果に加えて、躯体1をアンカー材2及び緊締具3
を用いて固定した際に、該緊締具3が張出壁13の上面
から上方に突出しなくなり、該緊締具3が張出壁13上
に形成される舗装部10の邪魔にならないという効果が
ある。本願請求項3の発明の効果 本願請求項3の発明の道路拡幅ブロックの固定構造は、
上記請求項1の道路拡幅ブロックを使用し、該道路拡幅
ブロックを既設道路の側縁に設置した状態で、アンカー
材2を躯体1の貫通穴16に通し、該アンカー材2の下
端側を地盤中に固定する一方、アンカー材2の上端部に
設けた緊締具3で躯体1を地盤側に押付けて固定してい
る。
【0051】従って、この請求項3の道路拡幅ブロック
の固定構造では、張出壁13が反道路側に大きく張出し
たものであっても、躯体1をアンカー材2で強固に固定
しているので、張出壁13の上部も車道(大荷重が加わ
る)として安全に使用できるという効果がある。
【0052】又、この請求項3の固定構造では、請求項
1の効果と同様に、貫通穴16内に固化材6を充填する
ことにより、アンカー材2に対する腐食を防止すること
ができ、さらにアンカー材2で張出壁13の道路側寄り
上面を支持しているので、張出壁13上に大荷重が加わ
ったときの縦リブ14に対する引っ張り力をアンカー材
2で受けることができるという効果もある。本願請求項4及び5の各発明の効果 本願請求項4及び5の各発明は、上記請求項3の道路拡
幅ブロックの固定構造において、アンカー材2の緊締具
3が躯体張出壁13の上面に設けた凹室17内に収容さ
れているとともに、該凹室17の開口部に蓋18を設け
た状態(請求項4)、あるいは該凹室17内に後で排除
可能な充填物19を充填した状態(請求項5)で、躯体
張出壁13上に掘削可能な舗装材料10を被覆してい
る。
【0053】従って、この請求項4及び5の各発明で
は、上記請求項3の効果に加えて、この道路拡幅ブロッ
クを使用して増設道路8を形成した後、張出壁13の凹
室17部分上の舗装材料10を剥がし、蓋18又は充填
物19を除去すると、緊締具3を露出させることがで
き、該緊締具3の保守点検(緊締状態を点検したり必要
に応じて緊締具3を締め込み操作すること)が容易に行
えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の道路拡幅ブロックの斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の道路拡幅ブロックの設置状態を示す斜視
図である。
【図4】図1の道路拡幅ブロックの設置方法説明図であ
る。
【図5】図4からの状態変化図である。
【図6】図5からの状態変化図である。
【図7】図6からの状態変化図である。
【図8】図7からの状態変化図で、本願第1実施形態の
道路拡幅ブロックの固定構造を示す断面図である。
【図9】図8の一部拡大図である。
【図10】本願第2実施形態の道路拡幅ブロックの固定
構造を示す図9相当図である。
【図11】従来の道路拡幅ブロックを使用した拡幅道路
構造の断面図である。
【図12】従来の別の道路拡幅ブロックを使用した拡幅
道路構造の断面図である。
【符号の説明】
1は躯体、2はアンカー材、3は緊締具、4は切土部、
5は削孔、6は固化材、7は既設道路、8は増設道路、
10は舗装材料(舗装部)、11は底版、11aは底版
反道路側端部、12は立上げ壁、13は張出壁、14は
縦リブ、16は貫通穴、17は凹室、18は蓋、19は
充填物である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設道路(7)の側縁に設置して路幅を
    拡幅するためのコンクリート製の道路拡幅ブロックであ
    って、 底版(11)と、該底版(11)の反道路側端部(11
    a)付近から上方に立上げた立上げ壁(12)と、該立
    上げ壁(12)の上端部から前記底版(11)の反道路
    側端部(11a)を超えて反道路側に大きく張出させた
    張出壁(13)と、底版(11)の上面と立上げ壁(1
    2)の道路側側面に跨がる補強用の縦リブ(14)とを
    一体成形してなる躯体(1)を有するとともに、 該躯体(1)に、前記張出壁(13)の道路側寄り上面
    から前記縦リブ(14)内を通って躯体(1)の道路側
    下端部付近に貫通するアンカー材挿通用の貫通穴(1
    6)を形成した、 ことを特徴とする道路拡幅ブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 貫通穴(16)の上端部が位置する張出壁(13)の上
    面に、アンカー材(2)の緊締具(3)を収容する凹室
    (17)を設けた、 ことを特徴とする道路拡幅ブロック。
  3. 【請求項3】底版(11)と、該底版(11)の反道路
    側端部(11a)付近から上方に立上げた立上げ壁(1
    2)と、該立上げ壁(12)の上端部から前記底版(1
    1)の反道路側端部(11a)を超えて反道路側に大き
    く張出させた張出壁(13)と、底版(11)の上面と
    立上げ壁(12)の道路側側面に跨がる補強用の縦リブ
    (14)とを一体成形してなるコンクリート製の躯体
    (1)を有し、且つ前記張出壁(13)の道路側寄り上
    面から前記縦リブ(14)内を通って躯体(1)の道路
    側下端部付近に貫通するアンカー材挿通用の貫通穴(1
    6)を形成してなる道路拡幅ブロック(Z)を用い、 該道路拡幅ブロック(Z)を既設道路(7)の側縁に設
    置した状態で、アンカー材(2)を躯体(1)の貫通穴
    (16)に通し、該アンカー材(2)の下端側を地盤中
    に固定する一方、アンカー材(2)の上端部に設けた緊
    締具(3)で躯体(1)を地盤側に押付けて固定してい
    る、 ことを特徴とする道路拡幅ブロックの固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 アンカー材(2)の緊締具(3)が躯体(1)の張出壁
    (13)の上面に設けた凹室(17)内に収容されてい
    るとともに、 該凹室(17)の開口部に蓋(18)を設けた状態で前
    記張出壁(13)上に掘削可能な舗装材料(10)を被
    覆させた、 ことを特徴とする道路拡幅ブロックの固定構造。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 アンカー材(2)の緊締具(3)が躯体(1)の張出壁
    (13)の上面に設けた凹室(17)内に収容されてい
    るとともに、 該凹室(17)内に後で排除可能な充填物(19)を充
    填した状態で前記張出壁(13)上に掘削可能な舗装材
    料(10)を被覆させた、 ことを特徴とする道路拡幅ブロックの固定構造。
JP2001110832A 2001-04-10 2001-04-10 道路拡幅ブロック及びその固定構造 Pending JP2002302902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001110832A JP2002302902A (ja) 2001-04-10 2001-04-10 道路拡幅ブロック及びその固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001110832A JP2002302902A (ja) 2001-04-10 2001-04-10 道路拡幅ブロック及びその固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002302902A true JP2002302902A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18962532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001110832A Pending JP2002302902A (ja) 2001-04-10 2001-04-10 道路拡幅ブロック及びその固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002302902A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100964721B1 (ko) 2009-07-02 2010-06-21 박성진 도로 확장 블록 시공방법
JP2010209514A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Hakogata Yoheki Kenkyusho:Kk 道路用ブロック、道路及び道路拡幅方法
JP2010229709A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Okumura Corp 仮設支柱の基礎構造及びその構築方法
KR101059539B1 (ko) 2010-03-04 2011-08-31 박성진 도로 확장 블록
JP2018076711A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 旭コンクリート工業株式会社 張り出し歩車道
CN110761127A (zh) * 2019-12-04 2020-02-07 中铁二院工程集团有限责任公司 一种岩石地基既有高铁路堤力平衡帮宽结构及构筑方法
KR102118665B1 (ko) * 2020-01-23 2020-06-03 주식회사 스팅이앤씨 부지확장을 위한 조립식 옹벽 및 그 시공방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209514A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Hakogata Yoheki Kenkyusho:Kk 道路用ブロック、道路及び道路拡幅方法
JP2010229709A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Okumura Corp 仮設支柱の基礎構造及びその構築方法
KR100964721B1 (ko) 2009-07-02 2010-06-21 박성진 도로 확장 블록 시공방법
KR101059539B1 (ko) 2010-03-04 2011-08-31 박성진 도로 확장 블록
JP2018076711A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 旭コンクリート工業株式会社 張り出し歩車道
CN110761127A (zh) * 2019-12-04 2020-02-07 中铁二院工程集团有限责任公司 一种岩石地基既有高铁路堤力平衡帮宽结构及构筑方法
KR102118665B1 (ko) * 2020-01-23 2020-06-03 주식회사 스팅이앤씨 부지확장을 위한 조립식 옹벽 및 그 시공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4848972A (en) Process and apparatus for widening roadways
JP2008196162A (ja) 落橋防止構造
JP2002302902A (ja) 道路拡幅ブロック及びその固定構造
KR101726725B1 (ko) Pc블록과 현장타설을 이용한 확장도로 및 그 시공방법
JP5704847B2 (ja) 側溝蓋及びその設置方法並びに側溝
JP6810472B2 (ja) 橋梁用排水桝蓋の改修工法
KR100190277B1 (ko) 조립식 옹벽장치 및 그 설치방법
KR100964721B1 (ko) 도로 확장 블록 시공방법
JP2927727B2 (ja) 地下構造物の施工方法
KR20030044571A (ko) 암반붕괴 방지용 락볼트(네일) 연계 고정장치
JP3188328B2 (ja) コンクリート製のプレキャストガードフェンスの構造
KR100969778B1 (ko) ㄷ자 형강이 마주보는 형태로 배치된 구조의 엄지 말뚝을구비한 지지말뚝을 이용한 합성 벽체 및 그 시공방법
KR100828181B1 (ko) 측벽블록을 이용한 도로의 시공방법
JP3188436B2 (ja) コンクリート製のプレキャストガードフェンスブロックを使用したガードフエンスの施工方法及び該施工方法により施工されたプレキャストガードフエンスブロックを使用したガードフェンスの構造
JP3168197B2 (ja) ケーソンのアンカー構造及びその施工方法
KR101605012B1 (ko) 배면 인장을 이용한 절토 방호벽 시공방법
KR101059539B1 (ko) 도로 확장 블록
JP2552864B2 (ja) 地下室等の壁パネル
KR102146635B1 (ko) 도로 측구 보호 장치 및 이를 이용한 도로 측구의 설치 방법
CN116378677B (zh) 一种全跨充填型溶洞段的隧道修建方法及隧道结构
JP3531862B2 (ja) ポール式標識取付け型側溝用コンクリート蓋
KR100488130B1 (ko) 조립식 옹벽
JP3124904U (ja) 道路用路肩ブロック
JP2001115541A (ja) 側 溝
JPH0384117A (ja) 盛土法面の急勾配化工法