JP2002302663A - 接着剤用ポリエステル及びそれを用いた接着剤組成物 - Google Patents

接着剤用ポリエステル及びそれを用いた接着剤組成物

Info

Publication number
JP2002302663A
JP2002302663A JP2002027177A JP2002027177A JP2002302663A JP 2002302663 A JP2002302663 A JP 2002302663A JP 2002027177 A JP2002027177 A JP 2002027177A JP 2002027177 A JP2002027177 A JP 2002027177A JP 2002302663 A JP2002302663 A JP 2002302663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
adhesive
acid
hydroxyl group
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002027177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4337023B2 (ja
Inventor
Takahiro Hatsutori
貴洋 服部
Katsuya Emoto
克也 江本
Tsuyoshi Hachitsuka
剛志 八塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2002027177A priority Critical patent/JP4337023B2/ja
Publication of JP2002302663A publication Critical patent/JP2002302663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4337023B2 publication Critical patent/JP4337023B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種プラスチックフィルムへの接着性や、
銅、アルミ、ステンレスなどの金属への接着性、ガラス
への接着性、耐熱性、耐湿性、シェルフライフ等に優れ
た接着剤を提供する。 【解決手段】 ポリエステルの全酸成分、グリコール成
分それぞれの合計量を100モル%としたとき、グリコ
ール成分として2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール及びシクロヘキサンジメタノールから
なる群より選ばれる少なくとも1種のグリコールを30
モル%以上含有し、かつフェノール性水酸基を有する接
着剤用ポリエステルに関する。あるいはフェノール性水
酸基を有するポリエステル、エポキシ化合物、硬化触媒
を含有することを特徴とする接着剤組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種プラスチックフ
ィルムへの接着性や、銅、アルミ、ステンレスなどの金
属への接着性、ガラスへの接着性、耐熱性、耐湿性、シ
ェルフライフ等に優れた接着剤用ポリエステルとそれを
用いた接着剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な分野で接着剤は使用されて
いるが使用目的の多様化により、従来使用されてきた接
着剤よりも各種プラスチックフィルムへの接着性や、
銅、アルミ、ステンレスなどの金属への接着性、ガラス
への接着性、耐熱性、耐湿性、シェルフライフ等、更な
る高性能化が求められている。例えば、フレキシブルプ
リント配線基盤(以下FPCと略すことがある)を始め
とする回路基板用の接着剤としては、エポキシ/アクリ
ルブタジエン系接着剤や、エポキシ/ポリビニルブチラ
ール系接着剤等が使用されている。回路基板用接着剤と
して用いられる場合、ハンダ耐熱性や、高温雰囲気化で
の接着性が求められる。
【0003】特に最近の鉛フリーハンダに対応する為、
より高度な耐熱性を有する接着剤が求められている。ま
た、接着剤を被着体に塗布・乾燥した後、巻き取り保存
し、さらに時間が経過してから回路基板に接着させる工
程を経るのが通常であるため回路基板を作成するまでの
保管に際して、長い可使時間(いわゆるシェルフライ
フ)が必要とされる。従来のエポキシ/アクリルブタジ
エン系接着剤や、エポキシ/ポリビニルブチラール系接
着剤では、常温保存では可使時間が短いため、低温にて
保管しなければならず、また、金属やプラスチックフィ
ルムの接着性も十分ではなかった。またこれら従来の接
着剤では、耐マイグレーション性が不十分であるため、
長期使用時に回路のショートや銅の変色等が生じてしま
い十分に満足できる接着剤が得られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題はこれら
従来の接着剤組成物が抱えている各問題点を改良するも
のであり、具体的には各種プラスチックフィルムへの接
着性や、銅、アルミ、ステンレスなどの金属への接着
性、ガラスへの接着性、耐熱性、耐湿性、シェルフライ
フ等に優れた接着剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、各種プラ
スチックフィルムへの接着性や、銅、アルミ、ステンレ
スなどの金属への接着性、ガラスへの接着性、耐熱性、
耐湿性、シェルフライフ等に優れた接着剤を得るべく鋭
意研究を重ねた結果、本発明に達した。すなわち、本発
明は以下のポリエステルおよびそれを用いた接着剤組成
物である。
【0006】(1)ポリエステルの全酸成分、グリコー
ル成分それぞれの合計量を100モル%としたとき、グ
リコール成分として2−メチル−1,3−プロパンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール及びシクロヘキサンジメタノールか
らなる群より選ばれる少なくとも1種のグリコールを3
0モル%以上含有し、かつフェノール性水酸基を有する
接着剤用ポリエステル。
【0007】(2)ポリエステルがフェノール性水酸基
を150当量/106g以上有し、数平均分子量が50
00〜50000である事を特徴とする(1)に記載の
接着剤用ポリエステル。
【0008】(3)フェノール性水酸基を有するポリエ
ステル、エポキシ化合物、硬化触媒を含有することを特
徴とする接着剤組成物。
【0009】(4)フェノール性水酸基を有するポリエ
ステルとして(1)または(2)に記載のポリエステル
を用いたことを特徴とする(3)記載の接着剤組成物。
【0010】(5)さらにシリカを配合することを特徴
とする(3)または(4)に記載の接着剤組成物。
【0011】(6)さらにシランカップリング剤を配合
することを特徴とする(3)〜(5)に記載の接着剤組
成物。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステルはフェノー
ル性水酸基を有することが必要である。フェノール性水
酸基をポリエステル中に含有させる方法としては、フェ
ノール性水酸基とエステル結合を形成しうる塩基酸や水
酸基成分を有する化合物を共重合する方法が望ましい。
【0013】このフェノール性水酸基とエステル結合を
形成しうる塩基酸や水酸基成分を有する化合物として
は、5−ヒドロキシイソフタル酸、p−ヒドロキシ安息
香酸、p−ヒドロキシフェニチルアルコール、p−ヒド
ロキシフェニルプロピオン酸、p−ヒドロキシフェニル
酢酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、4,4−ビス
(p−ヒドロキシフェニル)バレリック酸等が挙げられ
る。これらのうち、目的とする分子量のポリエステルを
得やすい等の理由から5−ヒドロキシイソフタル酸が好
ましい。
【0014】ポリエステルに含まれるフェノール性水酸
基は、ポリエステル1t当たり150当量以上含まれる
ことが好ましい(以下150当量/106g以上と記載
する)。より好ましくは300当量/106g以上、さ
らに好ましくは500当量/106g以上である。15
0当量/106gより少ない場合は、後述するエポキシ
化合物と反応するフェノール性水酸基の官能基数が少な
くなるため十分な架橋密度が得られず、十分な耐熱性が
得られないことがある。
【0015】本発明のポリエステルの二塩基酸成分とし
ては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、
1,5−ナフタル酸、2,6−ナフタル酸、4,4’−
ジフェニルジカルボン酸、2,2’−ジフェニルジカル
ボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸等
の芳香族二塩基酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−
シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサン
ジカルボン酸、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジ
カルボン酸、ダイマー酸等の脂肪族や脂環族二塩基酸、
無水トリメリット酸等の芳香族三塩基酸等が挙げられ
る。これらのうちポリエステルの全酸成分、グリコール
成分それぞれの合計量を100モル%とすると、テレフ
タル酸及び/又はイソフタル酸を50〜95モル%共重
合することが好ましい。より好ましい下限は60モル
%、さらに好ましくは70モル%である。テレフタル酸
及び/又はイソフタル酸の共重合量が50モル%未満に
なると加湿下の耐ハンダ性や高温下での剥離強度が低下
する場合がある。
【0016】本発明のポリエステルのグリコール成分と
してはエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロ
パンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコ−ル、
ジエチレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、シク
ロヘキサンジメタノ−ル、ネオペンチルヒドロキシピバ
リン酸エステル、ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイ
ド付加物およびプロピレンオキサイド付加物、水素化ビ
スフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物およびプロ
ピレンオキサイド付加物、1,9−ノナンジオール、2
−メチルオクタンジオール、1,10−ドデカンジオー
ル、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ル、トリシクロデカンジメタノール等が挙げられるが、
これらのうち2−メチル−1,3−プロパンジオール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペン
チルグリコール及びシクロヘキサンジメタノールからな
る群より選ばれる少なくとも1種のグリコールを30モ
ル%以上含有するのものが好ましい。さらに好ましくは
2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオールからなる群よ
り選ばれる少なくとも1種のグリコールを30モル%以
上含有するのものである。含有量は、より好ましくは5
0モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上、最も
好ましくは100モルである。これらグリコールを30
モル%以上含有することにより、特に接着剤として使用
したときの耐ハンダ性が飛躍的に向上する。理由は明ら
かでないが、高温のハンダに接触したときの急激な加水
分解を抑え、結果的に耐熱性を向上させているものと推
測される。
【0017】本発明のポリエステルの組成及び組成比を
決定する方法としては例えばポリエステルを重クロロホ
ルム等の溶媒に溶解して測定する1H−NMRや13C−
NMR、ポリエステルのメタノリシス後に測定するガス
クロマトグラフィーによる定量等が挙げられる。これら
のうち、1H−NMRが簡便であり好ましい。
【0018】本発明のポリエステルの数平均分子量は5
000〜50000である事が好ましい。より好ましい
下限は8000、さらに好ましくは10000である。
一方より好ましい上限は30000,さらに好ましくは
23000である。数平均分子量が5000より低いポ
リエステルであると、接着剤としての機械特性が不足し
てしまい十分な接着性、耐熱性が得られないことがあ
る。数平均分子量が50000より高いと、本接着剤を
溶剤に溶解して使用する場合に、溶液粘度が高くなりす
ぎて、実使用できない等の問題が生じることがある。
【0019】本発明の接着剤組成物に使用するエポキシ
化合物としては特に限定されないが、例えば、ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールSジグ
リシジルエーテル、ノボラックグリシジルエーテル、ブ
ロム化ビスフェノールAジグリシジルエーテル等のグリ
シジルエーテルタイプ、ヘキサヒドロフタル酸グリシジ
ルエステル、ダイマー酸グリシジルエステル等のグリシ
ジルエステルタイプ、トリグリシジルイソシアヌレー
ト、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン等のグ
リシジルアミン、あるいは3,4−エポキシシクロヘキ
シルメチルカルボキシレート、エポキシ化ポリブタジエ
ン、エポキシ化大豆油等の脂環族あるいは脂肪族エポキ
サイド、あるいはテトラグリシジルジアミノジフェニル
メタン、トリグリシジルパラアミノフェノール、テトラ
グリシジルビスアミノメチルシクロヘキサノン、N,
N,N’,N’−テトラグリシジルm−キシレンジアミ
ン等のグリシジルアミン系などが挙げられる。これらの
うちビスフェノールAジグリシジルエーテルやノボラッ
クグリシジルエーテルのグリシジルエーテルタイプが接
着性及び耐熱性の点で好ましい。その際の配合量はポリ
エステル100重量部に対して5〜30重量部の配合量
であることが好ましい。この範囲であればポリエステル
とエポキシ化合物の反応点のバランスが合うため、強固
な接着性能を得ることができる。
【0020】本発明の接着剤組成物に使用するエポキシ
硬化触媒としては特に限定されないが、例えば2−メチ
ルイミダゾールや1,2−ジメチルイミダゾール、2−
エチル−4−メチルイミダゾールや2−フェニル−4−
メチルイミダゾールや1−シアノエチル−2−エチル−
4−メチルイミダゾール等のイミダゾール系化合物やト
リエチルアミンやトリエチレンジアミンやN’−メチル
−N−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジンや1,
8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−7や
1,5−ジアザビシクロ(4,3,0)−ノネン−5や
6−ジブチルアミノ−1,8−ジアザビシクロ(5,
4,0)−ウンデセン−7等の3級アミン類及びこれら
の3級アミン類をフェノールやオクチル酸や4級化テト
ラフェニルボレート塩等でアミン塩にした化合物、トリ
アリルスルフォニウムヘキサフルオロアンチモネートや
ジアリルヨードニウムヘキサフルオロアンチモナート等
のカチオン触媒、トリフェニルフォスフィン等が挙げら
れる。これらのうちが1,8−ジアザビシクロ(5,
4,0)−ウンデセン−7や1,5−ジアザビシクロ
(4,3,0)−ノネン−5や6−ジブチルアミノ−
1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−
7等の3級アミン類及びこれらの3級アミン類をフェノ
ールやオクチル酸等や4級化テトラフェニルボレート塩
でアミン塩にした化合物が熱硬化性及び耐熱性、金属へ
の接着性、配合後の保存安定性の点で好ましい。その際
の配合量はポリエステル100重量部に対して0.01
〜1.0重量部の配合量であることが好ましい。この範
囲であればポリエステルとエポキシ化合物の反応に対す
る効果が一段と増し、強固な接着性能を得ることができ
る。
【0021】本発明のポリエステル接着剤組成物には必
要に応じてシリカを配合しても良い。シリカを配合する
ことにより耐熱性の特性が向上するため非常に好まし
い。シリカとしては一般に疎水性シリカと親水性シリカ
が知られているが、ここでは耐湿性を付与する上でジメ
チルジクロロシランやヘキサメチルジシラザン、オクチ
ルシラン等で処理を行った疎水性シリカの方が良い。シ
リカの平均粒子径は3μm以下が好ましい。より好まし
くは50nm以下である。平均粒子径が3μmより大き
いと分散不良や接着不良を起こし、耐熱性や接着性が低
下する場合がある。シリカの配合量はポリエステル10
0重量部に対して0.05〜20重量部の配合量である
ことが好ましい。0.05重量部未満であると耐熱性が
不良となる場合がある。一方20重量部を越えるとシリ
カの分散不良が生じたり溶液粘度が高くなりすぎて作業
性に不具合が生じたり或いは接着性が低下する場合があ
る。
【0022】本発明のポリエステル接着剤組成物には必
要に応じてシランカップリング剤を配合しても良い。シ
ランカップリング剤を配合することにより金属への接着
性や耐熱性の特性が向上するため非常に好ましい。シラ
ンカップリング剤としては特に限定されないが、例えば
ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シランやビニルト
リエトキシシランやビニルトリメトキシシランやシラン
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランやβ−
(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシ
シランやβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリエトキシシランやN−β(アミノエチル)γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシランやN−β(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランやN−
フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等が
挙げられる。これらのうち耐熱性の観点からγ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシランやβ−(3,4エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランやβ−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキ
シシラン等のグリシジル基を有したシランカップリング
剤がさらに好ましくなる。シランカップリング剤の配合
量はポリエステル100重量部に対して0.5〜20重
量部の配合量であることが好ましい。0.5重量部未満
であると耐熱性不良となる場合がある。一方20重量部
を越えると耐熱性不良や接着性不良なる場合がある。
【0023】本発明の接着剤組成物は溶剤に溶解して使
用することが好ましい。使用する有機溶剤としてはトル
エン、キシレン、ソルベッソなどの芳香族系炭化水素
類、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、二塩基酸エステル等のエ
ステル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、n−
ブチルセロソルブ、t−ブチルセロソルブなどのエーテ
ル類等が挙げられ、溶解性、蒸発速度等を考慮して選択
される。これらのうち、乾燥性を考慮するとトルエン、
酢酸エチル、メチルエチルケトンの単独あるいは混合物
であるものがより好ましい。
【0024】本発明の接着剤組成物には必要に応じ、臭
素系や水酸化金属化合物等の難燃剤、レベリング剤、顔
料、染料等の添加剤を適宜配合することができる。
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に例示す
る。実施例中に単に部とあるのは重量部を示す。
【0025】ポリエステルの合成例1 温度計、撹拌機、還流式冷却管および蒸留管を具備した
反応容器にテレフタル酸84.7部、イソフタル酸14
1.1部、5−ヒドロキシイソフタル酸61.9部、
1,5−ペンタンジオール353.6部、チタンテトラ
ブトキシド0.12部を仕込み、4時間かけて230℃
まで徐々に昇温し、留出する水を系外に除きつつエステ
ル化反応を行った。続いてこれを30分かけて10mm
Hgまで減圧初期重合を行うと共に温度を250℃まで
昇温し、更に1mmHg以下で60分間後期重合を行い
ポリエステルを得た。この様にして得られたポリエステ
ルの特性値を表1に示した。各測定評価項目は以下の方
法に従った。
【0026】(1)樹脂組成 ポリエステルを重クロロホルムに溶解し、1H−NMR
分析により、酸成分、アルコール成分のモル比を求め
た。
【0027】(2)還元粘度 ポリエステル0.1gをフェノール/テトラクロロエタ
ン(重量比6/4)混合溶媒25ccに溶かし、ウベロ
ーデ粘度計を用いて30℃にて測定した。単位をdl/
gで示す。
【0028】(3)数平均分子量 テトラハイドロフランを溶媒として、ゲル浸透クロマト
グラフィーにより測定した。
【0029】(4)ガラス転移温度 示差走査熱量計(DSC)を用いて20℃/分の昇温速
度で測定した。 (5)酸価 ポリエステル0.2gを20mlのクロロホルムに溶解
し、0.1Nの水酸化カリウムエタノール溶液で滴定
し、樹脂106g当たりの当量(当量/106g)を求め
た。 (6)フェノール性水酸基濃度 ポリエステル組成中に占めるフェノール化合物原料の割
合とフェノール化合物原料のフェノール価を用いて計算
により求めた。単位は当量/106gで表した。
【0030】ポリエステル合成例2〜8 合成例1と同様にして、表1に示す原料を用いて、ポリ
エステルを得た。この特性値を表1に示した。
【0031】ポリエステル比較合成例1〜3 合成実施例1と同様にして、表1に示す原料を用いて、
ポリエステルを得た。この特性値を表1に示した。比較
合成例1〜3はフェノール性水酸基が含まれていないの
で特許請求の範囲外である。
【0032】実施例1 合成例1で得られたポリエステルを100部、及びエポ
キシ化合物として、東都化成(株)製YDCN703
(o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂)18部
を、メチルエチルケトンを用いて固形分濃度が40%と
なるように溶解し、この溶液に、エポキシ硬化剤とし
て、四国ファインケミカルズ(株)製キュアゾール2E
4MZを0.3部加えて十分に撹拌を行い目的とする接
着剤溶液を得た。
【0033】耐マイグレーション試験用FPCの作成及
び試験を以下の通りに行った。上記接着剤溶液を25μ
mのポリイミドフィルムに、乾燥後の厚みが30μmと
なる様に塗布し、120℃で3分乾燥した。この様にし
て得られた接着性フィルムを30μmの圧延銅箔と貼り
合わせる際、圧延銅箔の酸処理面が接着剤と接する様に
して、140℃で5kgf/cm2の加圧下に1分間プ
レスし、接着した。得られた接着サンプルを140℃に
4時間熱処理して硬化させた。この様にして銅貼り積層
板を得た。この銅貼り積層板の銅箔面にフォトレジスト
塗布、パターン露光、現像、銅箔パターンエッチング、
フォトレジスト剥離行程をへて、銅線間が0.1mmと
なる様にパターン基板を作成した。
【0034】また、上記接着剤溶液を25μmのポリイ
ミドフィルムに、乾燥後の厚みが30μmとなる様に塗
布し、120℃で3分乾燥した。このフィルムを140
℃にて2時間熱処理し、フレキシブルプリント配線板用
カバーフィルムを得た。このカバーフィルムと上記パタ
ーン基板を140℃で5kgf/cm2の加圧下にて1
分間プレスし、接着した。このサンプルを170℃にて
3時間の熱処理を行い目的のサンプルを得た。この様に
して得られた耐マイグレーション試験用FPCの導電試
験を行った。
【0035】 (条件)温度85℃、湿度85%、直流100V、1000時間 (試験結果判定)○:短絡、変色なし ×:短絡もしくは変色を起こす
【0036】耐ハンダ性、剥離強度試験用サンプルの作
成及び試験を以下の様に行った。上記接着剤溶液を25
μmのポリイミドフィルムに、乾燥後の厚みが30μm
となる様に塗布し、120℃で3分乾燥した。この様に
して得られた接着性フィルムを30μmの圧延銅箔と貼
り合わせる際、圧延銅箔の酸処理面が接着剤と接する様
にして、140℃で5kgf/cm2の加圧下に1分間
プレスし、接着した。得られた接着サンプルを140℃
に4時間熱処理して硬化させた。
【0037】(条件及び試験結果判定) 耐ハンダ性 常態:サンプルを120℃にて30分乾燥
した後、加熱したハンダ浴に1分間浸漬し、膨れが発生
しない上限の温度を測定した。測定値の高い方が良好な
耐熱性を持つことを示す。 加湿:サンプルを40℃、80%加湿下にて2日間放置
後、加熱したハンダ浴に1分間浸漬し、膨れが発生しな
い上限の温度を測定した。測定値の高い方が良好な耐熱
性を持つことを示す。 剥離強度:25℃及び100℃の雰囲気下において、引
張速度100mm/minで90°剥離試験を行った。
【0038】シェルフライフ試験用サンプルの作成及び
試験を以下の様に行った。上記接着剤溶液を25μmの
ポリイミドフィルムに、乾燥後の厚みが30μmとなる
様に塗布し、120℃で3分乾燥した。この様にして得
られた接着性フィルムを20℃雰囲気中に6ヶ月放置
し、この接着フィルムを、耐マイグレーション試験用F
PCの作成及び試験、耐ハンダ性、剥離強度試験用サン
プルの作成及び試験方法と同様に評価を行った。
【0039】(条件及び試験結果判定)初期の評価結果
と20℃6ヶ月放置後の評価結果とを比較し、 性能の低下なし:○ 性能が低下した:× で判定を行った。この試験結果を表3に示す。
【0040】実施例2〜12 表1に示すポリエステルを用いて、表2に示す割合で配
合を行い、実施例1と同様にサンプルを作成した。得ら
れたサンプルの各評価を実施例1と同様に行った。この
試験結果を表3に示す 比較例1〜5 表1に示すポリエステルを用いて、表2に示す割合で配
合を行い、実施例1と同様にサンプルを作成した。得ら
れたサンプルの各評価を実施例1と同様に行った。この
試験結果を表3に示す。
【0041】比較例6 日本ゼオン(株)製Nipol1072J(ニトリルブ
チレンラバー)25部、日本化薬(株)製BREN−S
(臭素化エポキシ)20部、東都化成(株)製YDB4
00(臭素化エポキシ)20部、東都化成(株)製YD
014(エポキシ)30部、ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物 5部、新日本理化(株)製リカシッド
TMTA−C(酸無水物化合物)4部、四国ファインケ
ミカルズ(株)製2E4MZ(イミダゾール系触媒)1
部、水酸化アルミニウム(難燃剤)30部をメチルエチ
ルケトンで固形分濃度が40%となるように溶解し、接
着剤溶液を得た。この様にして得られた接着剤溶液を用
いて、実施例1と同様に試験を行った。この試験結果を
表3に併せて示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】 YDCN703:東都化成(株)製 o−クレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂 HP−7200:大日本インキ化学工業(株)製 ジシ
クロペンタンジエン型エポキシ樹脂 2E4MZ:四国ファインケミカル(株)製 2−エチ
ル−4−メチルイミダゾール 2MZ−CN:四国ファインケミカル(株)製 1−シ
アノエチル−2−メチルイミダゾール UCAT5002:サンアプロ(株)製 1,8−ジア
ザビシキロ(5,4,0)−ウンデセン−7誘導体のテ
トラフェニルボレート塩 KBM303:信越シリコーン(株)製 β−(3,4
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン KBM403:信越シリコーン(株)製 γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン Coat O Sil 1770:日本ユニカー(株)
製 β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リエトキシシラン R972:日本アエロジル(株)製 平均粒子系16n
mの疎水性シリカ
【0044】
【表3】
【0045】表3より明らかなように、比較例に対して
実施例は耐マイグレーション性、耐ハンダ性、接着性、
シェルフライフのいずれかの点で優れていることがわか
る。
【0046】
【発明の効果】本発明のポリエステルおよびそれを用い
た接着剤組成物は、各種プラスチックフィルムへの接着
性や、銅、アルミ、ステンレスなどの金属への接着性、
ガラスへの接着性、耐熱性、耐湿性、シェルフライフ等
に優れ、回路基板用の接着剤として用いた際には、耐ハ
ンダ性、耐マイグレーション性に優れる接着剤である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 EC002 ED001 GA05 HA306 HD32 KA14 LA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルの全酸成分、グリコール成
    分それぞれの合計量を100モル%としたとき、グリコ
    ール成分として2−メチル−1,3−プロパンジオー
    ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
    ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペ
    ンチルグリコール及びシクロヘキサンジメタノールから
    なる群より選ばれる少なくとも1種のグリコールを30
    モル%以上含有し、かつフェノール性水酸基を有する接
    着剤用ポリエステル。
  2. 【請求項2】 ポリエステルがフェノール性水酸基を1
    50当量/106g以上有し、数平均分子量が5000
    〜50000である事を特徴とする請求項1に記載の接
    着剤用ポリエステル。
  3. 【請求項3】 フェノール性水酸基を有するポリエステ
    ル、エポキシ化合物、硬化触媒を含有することを特徴と
    する接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 フェノール性水酸基を有するポリエステ
    ルとして請求項1または2に記載のポリエステルを用い
    たことを特徴とする請求項3記載の接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 さらにシリカを配合することを特徴とす
    る請求項3または4に記載の接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 さらにシランカップリング剤を配合する
    ことを特徴とする請求項3〜5に記載の接着剤組成物。
JP2002027177A 2001-02-05 2002-02-04 接着剤用ポリエステル及びそれを用いた接着剤組成物 Expired - Fee Related JP4337023B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002027177A JP4337023B2 (ja) 2001-02-05 2002-02-04 接着剤用ポリエステル及びそれを用いた接着剤組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028585 2001-02-05
JP2001-28585 2001-02-05
JP2002027177A JP4337023B2 (ja) 2001-02-05 2002-02-04 接着剤用ポリエステル及びそれを用いた接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002302663A true JP2002302663A (ja) 2002-10-18
JP4337023B2 JP4337023B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=26608937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002027177A Expired - Fee Related JP4337023B2 (ja) 2001-02-05 2002-02-04 接着剤用ポリエステル及びそれを用いた接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4337023B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005247910A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Nitto Denko Corp 熱硬化型粘接着テープ又はシート、及びその製造方法
US7427435B2 (en) * 2005-07-26 2008-09-23 Mitsubishi Polyester Film, Inc. Coating composition for adhering metallized layers to polymeric films
WO2010074135A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 東洋紡績株式会社 接着剤用樹脂組成物、これを含有する接着剤、接着シート及びこれを接着層として含むプリント配線板
KR20200042756A (ko) * 2018-10-16 2020-04-24 주식회사 서연이화 차량용 폴리카보네이트 글레이징 및 제조방법
WO2024038816A1 (ja) * 2022-08-17 2024-02-22 東洋紡株式会社 接着剤組成物

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005247910A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Nitto Denko Corp 熱硬化型粘接着テープ又はシート、及びその製造方法
US7427435B2 (en) * 2005-07-26 2008-09-23 Mitsubishi Polyester Film, Inc. Coating composition for adhering metallized layers to polymeric films
WO2010074135A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 東洋紡績株式会社 接着剤用樹脂組成物、これを含有する接着剤、接着シート及びこれを接着層として含むプリント配線板
CN102264855A (zh) * 2008-12-26 2011-11-30 东洋纺织株式会社 粘合剂用树脂组合物、含有它的粘合剂、粘合片以及将粘合片作为粘合层含有的印制线路板
CN102264855B (zh) * 2008-12-26 2014-03-12 东洋纺织株式会社 粘合剂用树脂组合物、含有它的粘合剂、粘合片以及将粘合片作为粘合层含有的印制线路板
JP2015187271A (ja) * 2008-12-26 2015-10-29 東洋紡株式会社 接着剤用樹脂組成物、これを含有する接着剤、接着シート及びこれを接着層として含むプリント配線板
JP5803105B2 (ja) * 2008-12-26 2015-11-04 東洋紡株式会社 接着剤用樹脂組成物、これを含有する接着剤、接着シート及びこれを接着層として含むプリント配線板
KR101605221B1 (ko) * 2008-12-26 2016-03-21 도요보 가부시키가이샤 접착제용 수지 조성물, 이것을 함유하는 접착제, 접착 시트 및 이것을 접착층으로서 포함하는 프린트 배선판
KR20200042756A (ko) * 2018-10-16 2020-04-24 주식회사 서연이화 차량용 폴리카보네이트 글레이징 및 제조방법
KR102203067B1 (ko) * 2018-10-16 2021-01-14 주식회사 서연이화 차량용 폴리카보네이트 글레이징 및 제조방법
WO2024038816A1 (ja) * 2022-08-17 2024-02-22 東洋紡株式会社 接着剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4337023B2 (ja) 2009-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7332557B2 (en) Epoxy resin, epoxy resin composition thereof and cured product thereof
JP5156233B2 (ja) エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP4577716B2 (ja) 加熱硬化型エポキシ樹脂組成物及びその硬化接着層を有する物品
JPH11116930A (ja) 接着用樹脂組成物及び接着用フィルム
JP4470091B2 (ja) ポリウレタン樹脂組成物、積層体およびフレキシブルプリント配線板
WO2018179707A1 (ja) カルボン酸基含有ポリエステル系接着剤組成物
JP3539633B2 (ja) アルコキシ基含有シラン変性ポリアミック酸樹脂組成物およびポリイミド−シリカハイブリッド硬化物
JP4104107B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及びその用途
JP4337023B2 (ja) 接着剤用ポリエステル及びそれを用いた接着剤組成物
JP2007070481A (ja) 接着剤組成物およびこれを用いてなるフレキシブルプリント配線基板
JP4967485B2 (ja) 接着剤組成物および透明積層体
JP4258317B2 (ja) ポリウレタン樹脂およびそれを用いた接着剤
JP2007073738A (ja) 接着剤層付き補強材および補強材付きフレキシブルプリント配線板並びにその製造方法
JP4645170B2 (ja) 接着剤およびそれを用いたフレキシブル印刷回路基板
JP2005078967A (ja) 導電性ペースト
JP6370068B2 (ja) 熱反応性樹脂組成物
JP5151003B2 (ja) 接着剤およびそれを用いた回路基板
WO2002068495A1 (fr) Composition pour film protecteur, procede d'utilisation et utilisation celui-ci
WO2018105543A1 (ja) カルボン酸基含有高分子化合物およびそれを含有する接着剤組成物
JP5011893B2 (ja) 樹脂組成物、該樹脂組成物の製造方法、及び該樹脂組成物を含む被膜形成材料
JP5219248B2 (ja) エピスルフィド基置換ケイ素化合物及びそれを含有する熱硬化性樹脂組成物
JP3948980B2 (ja) 保護膜用組成物、その使用方法及びその用途
JP2002332332A (ja) ポリエステル樹脂およびポリエステル樹脂組成物
JPH069759A (ja) 積層板用エポキシ樹脂組成物
JP2002012819A (ja) 保護膜用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090604

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090617

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4337023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees