JP2002301214A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002301214A
JP2002301214A JP2001105834A JP2001105834A JP2002301214A JP 2002301214 A JP2002301214 A JP 2002301214A JP 2001105834 A JP2001105834 A JP 2001105834A JP 2001105834 A JP2001105834 A JP 2001105834A JP 2002301214 A JP2002301214 A JP 2002301214A
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誠 保谷
Wataru Oshimi
渉 押見
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    • A63F7/00Indoor games using small moving playing bodies, e.g. balls, discs or blocks
    • A63F7/02Indoor games using small moving playing bodies, e.g. balls, discs or blocks using falling playing bodies or playing bodies running on an inclined surface, e.g. pinball games
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機のレール上で生じる静電気を簡便な構
造によって確実に除去し、遊技機の正常な処理動作を確
保することを目的とする。 【解決手段】 パチンコ遊技機10の発射レール30,
内レール49,外レール51から内枠用ヒンジ170な
いし機構板用ヒンジ190,195までの経路には、そ
れぞれ接続部材HB,接続部材UB,接続部材SBが配
設されている。この接続部材HB,UB,SBは、各レ
ール30,49,51から各ヒンジ170,190,1
95までの経路の形状を維持可能に賦形された金属製の
部材で構成される。遊技球Bとの摩擦等によって発射レ
ール30,内レール49および外レール51に生じた静
電気は、上記接続部材HB,UB,SBを通じて内枠用
ヒンジ170や機構板用ヒンジ190,195に確実に
導かれ、パチンコ遊技機10の外部に逃がされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、詳
しくは、発射された遊技球を所定のレールによって遊技
領域に誘導して所定の遊技を実行する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技機の遊技盤上には、打撃さ
れた遊技球(以下、打球という)を遊技領域に誘導する
手段として、発射レールや外レール,内レール等のレー
ルが設けられている。このようなレール上には、打球と
レールとの摩擦によって静電気が発生するが、このよう
な静電気を放置しておくと、静電気の電荷が遊技機の動
作を制御する制御機構に作用し、遊技機の誤動作を招く
おそれがある。そこで、従来、外レール,内レールに帯
電した静電気を金属製のガラス枠,該ガラス枠と接続さ
れたリード線を通じてアース処理部に導き、レール上の
静電気を除去する手法が提案されている(特開平5−2
28257号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手法では、レール上の静電気を除去するために、遊
技機の内外においてガラス枠とアース処理部とを接続す
る配線の結線作業を行なわなければならず、遊技機の組
み立て等の製造上極めて煩雑であった。
【0004】また、上記の手法では、遊技機の組み立て
や搬送,点検等の際に誤って配線が外れてしまった場合
には静電気を除去することができず、静電気を除去する
信頼性が十分とは言えなかった。例えば、ガラス枠やア
ース処理部に導線を係着して結線したような場合には、
遊技機の搬送の際に振動等によって係着部分に緩みが生
じたり、遊技機の点検等の際に不注意によって導線を引
っ掛けてしまうことにより、ガラス枠とアース処理部と
の接続が断ち切られてしまうおそれがあった。一方、こ
のような配線を行なうことなくレール上の静電気を除去
する手法は、従来において何ら提案されていなかった。
【0005】そこで、本発明は、上記の課題を解決し、
レール上の静電気を簡便な構造によって確実に除去し、
遊技機の正常な処理動作を確保することを目的として、
以下の構成を採った。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の遊技機は、発射された遊技球を所定のレールによ
って遊技領域に誘導して所定の遊技を実行する遊技機で
あって、導電材を用いて形成され、前記遊技機の一部を
開閉可能に軸支するヒンジと、前記レールと前記ヒンジ
とを接続する導電性の接続部材とを備え、前記接続部材
が、前記レールから前記ヒンジまでの経路形状をそのま
ま形成する部材で構成されたことを要旨とする。
【0007】上記発明の遊技機によれば、遊技球を遊技
領域に誘導するレールとヒンジとを、レールからヒンジ
までの経路形状をそのまま形成する導電性の接続部材で
接続する。従って、レールからヒンジまでの経路形状が
遊技機に対する外部からの衝撃等によって変化してしま
うということがない。従って、レールとヒンジとの接続
状態を確実に保持することが可能となり、レールに帯電
した静電気を確実にヒンジに導いて遊技機の外部に除去
することができる。
【0008】遊技の実行に際して閉止される開閉可能な
扉と、該扉が閉止されたときにレールとヒンジとを接続
部材を介して電気的に接続する閉止接続構造とを備える
ことも好適である。こうすれば、扉の閉止状態において
ヒンジとレールとが接続部材を介して導通される。従っ
て、遊技の実行中にレール上での遊技球の流動によって
発生する静電気を、扉の閉止という簡単な動作によって
確実に除去することができる。
【0009】接続部材として、扉を開けた状態において
レールと導通される第一接続部材と、扉の閉止に伴って
第一接続部材に当接する当接接続部材とを備え、当接接
続部材および第一接続部材のうちの少なくとも一方の部
材が、他方の部材に対する弾性力を有し、扉の閉止に伴
って当接接続部材が第一接続部材に当接するときに、当
接接続部材および第一接続部材のうちの少なくとも一方
の部材が弾性力に抗して変形する構成としてもよい。こ
うすれば、一方の部材の他方の部材に対する弾性力によ
り、扉を閉止する際に程よい抵抗感が付与され、扉の急
閉止を抑制することができる。
【0010】遊技の実行に際して閉止される開閉可能な
扉を、該扉を閉じたときに遊技領域を視認可能とする開
口部を有する前面扉とし、接続部材として、前面扉を開
けた状態においてレールと導通される第一接続部材と、
前面扉の裏面に所定の面積で設けられた板体と、該板体
とヒンジとを接続する第ニ接続部材とを備え、閉止接続
構造を、前面扉が閉止されたときに板体が少なくとも第
一接続部材に当接することにより、レールとヒンジとを
電気的に接続する構造とすることも望ましい。こうすれ
ば、前面扉を閉じることにより、レールに帯電した静電
気は、第一接続部材を通じて板体に導かれ、所定の面積
で設けられた板体内において分散される。従って、レー
ル上の静電気をレール外に効率よく逃がすことができ
る。
【0011】閉止接続構造を、前面扉が閉止されたとき
に板体が第一接続部材に加えて、レールの少なくとも一
部に当接する構造としてもよい。こうすれば、レールに
接触する対象が第一接続部材および板体となり、レール
と導電性部材との接触領域がより広くなる。従って、レ
ール上の静電気のレール外への除去効率をより一層高め
ることができる。例えば、前面扉が閉止されたときに板
体がレールの端部に接触する構成とすれば、端部等の尖
った部分に帯電しやすい性質を有する静電気を効果的に
レール外へ除去することができる。
【0012】板体を開口部の外周領域に非連続的に設け
ることも好ましい。こうすれば、レールから板体に導か
れた静電気の板体内におけるループを回避することがで
き、板体内の静電気を第ニ接続部材,ヒンジを通じて遊
技機外部に確実に逃がすことができる。なお、「板体を
非連続的に設ける」とは、具体的には、開口部の外周領
域に設けられる板体に端面同士が非接触となる部分を設
けることを意味する。このような構成としては、例え
ば、開口部の外周領域に、その一部が切り取られた一枚
の板体を設けたり、複数枚の板体を一の板体と他の板体
との間に所定の隙間を形成しつつ張設すること等を考え
ることができる。
【0013】所定のレールとして複数のレール部材を有
し、該複数のレール部材のうちの少なくとも二つのレー
ル部材を、該レール部材間における導通が可能な状態で
設けてもよい。こうすれば、レール部材間における電位
差が生じにくくなり、一のレール上での局所的な高電圧
の発生を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成および
作用を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明の特徴
を、本発明の実施例であるパチンコ遊技機10を用いて
示す説明図である。この図1では、パチンコ遊技機10
の前面に向かって左側の側面を外枠12を透視した状態
で示している。なお、以下の説明においては、パチンコ
遊技機10の前面方向から見たときの面を「表面」とい
い、パチンコ遊技機10の後面方向から見たときの面を
「裏面」という。図1では、向かって右側の面がパチン
コ遊技機10の表面となり、向かって左側の面がパチン
コ遊技機10の後面となる。
【0015】図1に示すように、パチンコ遊技機10
は、木製の外枠12に金属製の内枠用ヒンジ170,1
75を介して開閉可能に軸着される樹脂製の内枠20を
備える。内枠20の枠内に形成された開口部には、遊技
領域が形成された遊技盤40が嵌め込まれている。この
遊技盤40の裏面には、賞球払出し機構等の各種機構が
装着される機構板70が重合されている。この機構板7
0は、内枠20の正面に向かって左側(図1では手前
側)の外側側面に金属製の機構板用ヒンジ190,19
5を介して開閉ないし係脱可能に軸着されている。
【0016】内枠20の正面に向かって左側(図1では
手前側)の内側側面には、樹脂製のガラス枠22が金属
製のガラス枠用ヒンジ180,185を介して開閉可能
に軸着されている。このガラス枠22は、遊技球Bが遊
技領域を流下する途中で機外に飛び出さないように、遊
技の実行に際して閉止される。
【0017】また、内枠20表面下側の上皿24で覆わ
れる領域には、発射ハンドル(図示せず)の回転操作に
より発射された遊技球Bを外レール51に案内する金属
製の発射レール30が装着されている。また、遊技盤4
0の表面には、発射レール30からの遊技球Bを遊技領
域に誘導する金属製の外レール51および内レール49
が装着されている。
【0018】本実施例では、発射レール30から内枠用
ヒンジ170ないし機構板用ヒンジ190,195まで
の経路に接続部材HBを配設するとともに、内レール4
9から内枠用ヒンジ170ないし機構板用ヒンジ19
0,195までの経路に接続部材UBを、外レール51
から内枠用ヒンジ170ないし機構板用ヒンジ190,
195までの経路に接続部材SBを、それぞれ配設す
る。本実施例では、これらの接続部材HB,UB,SB
として、各レール30,49,51から各ヒンジ17
0,190,195までの経路の形状を形成しない部材
(例えば、導線のように、接触や振動等の外部からの軽
微な作用によって外形形状が簡単に変化する部材)を用
いず、各レール30,49,51から各ヒンジ170,
190,195までの経路の形状をそのまま形成する金
属製の部材のみを用いる。特許請求の範囲にいう「導電
性の接続部材」は、本実施例における接続部材HB,U
B,SBに相当する。
【0019】即ち、本発明は、このような接続部材H
B,UB,SBをパチンコ遊技機10の各所に配設する
ことにより、遊技球Bとの摩擦等によって発射レール3
0,内レール49および外レール51に生じた静電気
を、上記接続部材HB,UB,SBを通じて内枠用ヒン
ジ170や機構板用ヒンジ190,195に確実に導
き、各ヒンジ170,190,195からパチンコ遊技
機10の外部に逃がすことを特徴とするものである。
【0020】次に、本実施例のパチンコ遊技機10の全
体構成について図2および図3を参照しつつ説明する。
図2,図3は、それぞれパチンコ遊技機10の前面,後
面を示している。図2に示すように、パチンコ遊技機1
0は、木製の外枠12と、この外枠12の外側側面にセ
ットされるプリペイドカードユニット15を備える。
【0021】プリペイドカードユニット15は、貸球数
の情報が記録されたプリペイドカードを挿入することに
より所定数の遊技球Bを上皿24に供給する装置であ
り、AC100ボルトのカードユニット電源コード17
(図3を参照)と、度数表示部16a,貸出ボタン16
b,貸出ボタンランプおよび返却ボタン16cを有する
案内ユニット16を備える。このプリペイドカードユニ
ット15によって貸球がなされる仕組みについては後述
する。
【0022】パチンコ遊技機10は、外枠12に金属製
の内枠用ヒンジ170,175を介して開閉可能に軸着
される内枠20を備える。この内枠20に装着される各
部品について以下説明する。内枠20の枠内に形成され
た開口部には、予め描画シートが貼着された遊技盤40
が嵌め込まれており、この遊技盤40は非透明の樹脂を
用いて形成されたガラス枠22で覆われている。
【0023】ガラス枠22は、内枠20の一片側(図2
では向かって左側)の内側面に装着された金属製のガラ
ス枠用ヒンジ180,185を介して内枠20に開閉可
能に軸着されている。ガラス枠22は、ガラス枠22の
中央付近に形成された開口部22aと、この開口部22
a周囲の枠部22bとから構成されている。開口部22
aはガラスが装着されてガラス面とされており、このガ
ラス面周辺の枠部22bには、遊技状況に応じて点滅な
いし点灯する表示ランプ23が装着されている。ガラス
枠22を閉じた状態において、遊技盤40の遊技領域
は、上記ガラス枠22のガラス面で覆われる。これによ
り、パチンコ遊技機10の前面からガラス越しに遊技領
域を視認することができる。
【0024】また、ガラス枠22よりも下方の領域に
は、貸球や賞球としての遊技球Bを貯留する上皿24が
設けられている。この上皿24は、内枠20の一片側
(図2では向かって左側)の内側面に金属製の上皿用ヒ
ンジ(図示せず)を介して開閉可能に軸着されている。
【0025】なお、ガラス枠用ヒンジ180,185お
よび上皿用ヒンジとは反対側(図2では向かって右側)
の内枠20の端部には、ガラス枠22および上皿24の
開閉状態を切り換える金属製のキーユニット29が装着
されている。また、キーユニット29近傍のガラス枠2
2に設けられた鍵穴飾り27には、キーユニット29を
動作させる錠28が装着されている。このキーユニット
29の詳細については後述する。
【0026】上皿24よりも下方の内枠20表面には、
上皿24の容量を越えて払い出された遊技球Bを貯留す
る下皿25、発射ハンドル26aの回転操作によって上
皿24から供給された遊技球Bを遊技領域に向けて発射
する発射操作ユニット26等が取り付けられている。ま
た、上皿24を開けたときに露出する内枠20表面に
は、発射ハンドル26aの回転操作により発射された遊
技球Bを外レール51に案内する金属製の発射レール3
0が装着されている。
【0027】一方、内枠20の裏面には、図3に示すよ
うに、上皿24および発射操作ユニット26の取り付け
位置に対応する位置に、発射モータや打球竿等からなる
発射機構ユニット31が取り付けられる。また、内枠2
0の片側(図3では向かって右側)の側面には、後述す
る機構板70を軸受けするための金属製の受け金具33
が螺着されている。この受け金具33の詳細については
後述する。なお、内枠20裏面における開口部の左右に
は、開口部に嵌め込まれた遊技盤40を内枠20の裏面
側から支持する支持片32a,32bが軸着されてい
る。この左右の支持片32a,32bを軸を中心として
回転させた後に遊技盤40を引き出すことにより、遊技
盤40を内枠20の裏面側から取り外すことができる。
【0028】次に、遊技盤40について説明する。図2
に示すように、遊技盤40の表面には、発射操作ユニッ
ト26により発射された遊技球Bを遊技領域まで誘導す
る金属製の外レール51および内レール49、弾性力を
有する薄い金属で形成され、遊技領域に出た遊技球Bの
内レール49側への戻りを防止するファール球止め5
0、返しゴム52、遊技領域において打球が流下する方
向を変化させる多数の障害釘、遊技領域において打球が
流下する速度や方向を変化させる風車47およびランプ
風車48、遊技領域を流下する遊技球が進入可能な数個
の普通入賞口43および一個の始動入賞口44、遊技球
Bの普通図柄表示装置作動ゲート45の通過に伴って動
作する普通図柄表示装置42、遊技球Bの始動入賞口4
4への進入に伴って図柄変動を開始する特別図柄表示装
置41、特別図柄表示装置41によって特定図柄が表示
されたときに開く大入賞口46、各入賞口43,44,
46への入賞状況に応じて種々の形態で点灯ないし点滅
する表示ランプ54等の各種部品が装着されている。ま
た、遊技盤40の中央下部には、遊技領域において入賞
しなかった遊技球Bの入口であるアウト口53が形成さ
れている。このような各部により、ガラス枠22のガラ
ス越しの遊技盤40上に遊技領域が形成される。
【0029】一方、遊技盤40の裏面には、図3に示す
ように、特別図柄表示装置41として機能する液晶表示
器56、表示ランプ23,54の表示形態を制御するラ
ンプ制御基板57、外部に出力する音声の内容を特別図
柄表示装置41の動作状況に応じて制御する音声制御基
板58が、電気配線と共に取り付けられている。なお、
ランプ制御基板57および音声制御基板58は、金属製
のランプ・音声基板用プレート59を介して遊技盤40
に取り付けられる。こうした液晶表示器56、ランプ制
御基板57、音声制御基板58は、図示しない樹脂製の
カバーによって覆われている。
【0030】次に、樹脂製の機構板70について説明す
る。図3に示すように、機構板70は、機構板70の側
面の二箇所に設けられた金属製の機構板用ヒンジ19
0,195を介して、内枠20に遊技盤40を挟んで開
閉ないし係脱可能に装着される。この機構板用ヒンジ1
90,195の構成については後述する。
【0031】機構板70の略中央には矩形の開口部70
aが形成されている。図3に示すように、機構板70を
閉じた状態において、遊技盤40裏面の液晶表示器5
6,ランプ制御基板57および音声制御基板58は上記
開口部70a内に納まっている。
【0032】機構板70の裏面には、遊技場の球供給装
置から供給される遊技球を一時的に貯留する球タンク7
2、球タンク72から賞球/貸球払出しユニット75ま
でを連通するタンクレール73およびケースレール74
が取り付けられている。図3に示すように、最上部に取
り付けられた球タンク72の下部には二つの凸部72
a,72bが形成されている。これらの凸部72a,7
2bはタンクレール73の上端と接触している。また、
タンクレール73の末端はケースレール74の始端と接
触した状態となっている。
【0033】ケースレール74の末端には、保護カバー
76a,76b付きの賞球/貸球払出しユニット75お
よび鈴桶カバー78付きの鈴桶ベース77が連接されて
いる。これらのケースレール74,賞球/貸球払出しユ
ニット75、鈴桶ベース77は、図3に示すように、機
構板70の裏面に敷設された矩形の金属板90上に金属
板90と接触した状態で設置されている。また、ケース
レール74の始端と接するタンクレール73の末端も、
金属板90上に金属板90と接触した状態で設置されて
いる。この金属板90,ケースレール74,賞球/貸球
払出しユニット75および鈴桶ベース77の機構板70
への設置態様については後述する。
【0034】機構板70におけるケースレール74上方
の領域には電源・外部端子ユニット80が装着されてい
る。電源・外部端子ユニット80は、遊技場の島からA
C24ボルトの電源をパチンコ遊技機10内に導入する
ための遊技機電源コード80b、操作により供給電源の
オン/オフを行なう電源スイッチ80a、パチンコ遊技
機10に発生した特定図柄の表示による大当たり回数等
を外部に出力する遊技盤用外部端子板80c、球貸しや
球切れ,賞球に関する情報を外部に出力する枠用外部端
子板80dから構成されている。遊技機電源コード80
bから導入されたAC24ボルトの電源は、電気配線を
通じて後述する電源ユニット81に送られる。
【0035】開口部70aの下方には、電源基板81a
を有する電源ユニット81および発射制御基板82aを
有する発射制御ユニット82が、金属製の電源・発射制
御基板用プレート83を介して機構板70の裏面に取り
付けられている。また、機構板70の裏面には、電源ユ
ニット81および発射制御ユニット82の上面の一部を
覆うように、金属製の主基板用プレート85が螺着され
ており、この主基板用プレート85上に主基板84aを
有する主制御ユニット84が取り付けられている。ま
た、機構板70の裏面には、鈴桶カバー78の上面およ
び電源ユニット81の上面の一部を覆うように、金属製
の払出制御基板用プレート87が螺着されており、この
払出制御基板用プレート87上に払出制御基板86aを
有する払出制御ユニット86が取り付けられている。
【0036】外部端子ユニット80と電気配線を介して
接続された電源ユニット81は、遊技機電源コード80
bから送られてきた交流電源を直流に変換し、変換され
た直流電源を、給電線を通じて液晶表示器56、ランプ
制御基板57、音声制御基板58、発射制御ユニット8
2、主制御ユニット84および払出制御ユニット86等
の各制御パーツに供給する。発射制御ユニット82は発
射機構ユニット31の発射動作を制御する。主制御ユニ
ット84は、特別図柄表示装置41や普通図柄表示装置
42における図柄の表示動作等の遊技に伴う動作を制御
する。払出制御ユニット86は、賞球/貸球払出しユニ
ット75による払出し動作を制御する。
【0037】図3に二点鎖線で示すように、機構板70
の表面には、遊技球Bを誘導する各種の通路が設けられ
ている。一つは、賞球や貸球として払い出される遊技球
Bを上皿24に導く通路である案内路70bである。ま
た、上皿24の容量を越えて払い出された遊技球Bを下
皿25に導く通路である分岐路70c、アウト口53に
侵入した遊技球Bをアウト球として機外へ排出する通路
であるアウト球排出通路70dも設けられている。
【0038】金属板90,ケースレール74,賞球/貸
球払出しユニット75および鈴桶ベース77が機構板7
0に取り付けられる様子と機構板用ヒンジ190,19
5の構成を図4に示す。
【0039】図4に示すように、機構板用ヒンジ190
は、内枠20側面に装着される受け金具33上部に形成
された軸孔33t1付きの軸受部33aと、この軸孔3
3t1に挿入される軸191aを有する耳片191から
構成されており、機構板用ヒンジ195は、受け金具3
3下部に形成された軸孔33t2付きの軸受部33b
と、この軸孔33t2に挿入される軸196aを有する
耳片196から構成されている。軸受部33a,軸受部
33bは、金属製の受け金具33の一部を折り曲げるこ
とによって形成されており、軸191a,軸196a
は、金属製の耳片191,耳片196と一体として形成
されている。この軸191a,軸196aを、それぞれ
軸受部33aの軸孔33t1,軸受部33bの軸孔33
t2に挿入することにより、機構板70が内枠20に軸
着され、機構板70は軸孔33t1および軸孔33t2
を中心として回転自在となる。このように、機構板70
が内枠20に軸着されることにより、受け金具33は、
軸孔33t1,33t2において耳片191,196の
軸191a,196aに接触した状態となる。
【0040】図4に示すように、機構板70には、賞球
や貸球として払い出された遊技球Bを上皿24,下皿2
5に導く案内路70bが、機構板70を幅方向に貫通す
ることによって設けられている。この案内路70bより
もやや上方(図4に示すz方向)に金属板90が取り付
けられる。
【0041】図4に示すように、金属板90の側端部に
は折曲部90a,折曲部90bが形成されている。この
折曲部90a,折曲部90bは、それぞれ耳片191,
耳片196とともに、機構板70側面に螺着されてい
る。これにより、金属板90は、折曲部90a,90b
を介して金属製の耳片191,耳片196と導通可能な
状態となる。もとより、金属板90と耳片191,耳片
196とを予め一体的に形成しておいても差し支えな
い。
【0042】金属板90上の下方位置(図4に示す−z
方向寄りの位置)には、鈴桶ベース77が、鈴桶ベース
77の装着面77gと金属板90上面とが合わさるよう
に取り付けられる。この鈴桶ベース77内には、賞球な
いし貸球として払い出された遊技球Bの通路77aが形
成されており、この通路77aの中央には金属製のベル
77cが装着されている。
【0043】ベル77cは、装着面77gを貫通して立
設された金属製の支持軸79に装着されている。従っ
て、鈴桶ベース77を金属板90上に取り付けたとき
に、装着面77gおよび支持軸79は金属板90に当接
した状態となる。従って、ベル77cに帯電した静電気
は、金属板90の折曲部90a,90bを通じて機構板
用ヒンジ190,195(耳片191,196および受
け金具33)に導かれ、機構板用ヒンジ190,195
からパチンコ遊技機10の外部に除去される。
【0044】また、鈴桶ベース77が取り付けられたと
きに案内路70b,分岐路70cと対向する位置には、
通路77a内の遊技球Bを上皿24方向に排出するため
の第一出口77b,通路77a内の遊技球Bを下皿25
方向に排出するための第ニ出口77fが形成されてい
る。この第一出口77bと第ニ出口77fとの間には、
仕切り板77eが立設される。仕切り板77eの上方に
は、ガイド板77dが下向きの傾斜で設けられている。
このガイド板77dは、第ニ出口77fを覆う範囲に設
けられる。
【0045】鈴桶ベース77の通路77aの上方(図4
に示すz方向)には賞球/貸球払出しユニット75が装
着される。賞球/貸球払出しユニット75の装着位置よ
りも下方(図4に示す−z方向)の鈴桶ベース77は鈴
桶カバー78によって覆われている。鈴桶カバー78の
頂面の一箇所には有底孔78aが設けられており、この
有底孔78aの孔内には、主基板用プレート85および
払出制御基板用プレート87取り付け用のナットが埋め
込まれている。
【0046】賞球/貸球払出しユニット75は、その内
部に、モータ75a,75bを動力源として開閉するニ
個のストッパ(図示せず)を備える。このストッパが閉
成状態となることによりケースレール74からの遊技球
Bの流下が塞き止められる。なお、賞球/貸球払出しユ
ニット75の頂面には、モータ75a,75bをそれぞ
れ覆うようにニ個の保護カバー76a,76bが装着さ
れる。
【0047】賞球/貸球払出しユニット75の、図4に
示す−z方向側の底部には、各ストッパの位置から連通
された賞球排出口75c,貸球排出口75dが形成され
ている。また、賞球/貸球払出しユニット75内の賞球
排出口75c,貸球排出口75dの近傍には、賞球排出
口75c,貸球排出口75dから排出された賞球,貸球
としての遊技球Bの数を検知する賞球/貸球センサ(図
示せず)が埋め込まれている。
【0048】図4におけるケースレール74は、上下に
ニ分割された組み合わせ前の状態を表わしている。金属
板90の上方位置に取り付けられるケースレール74内
には、タンクレール73から流れてきた遊技球Bが進入
する進入口74a、進入口74aから進入した遊技球B
を賞球用通路74cと貸球用通路74dとに分岐する分
岐壁74b、分岐された遊技球Bの出口である賞球用遊
技球通過口74e,貸球用遊技球通過口74fが形成さ
れている。
【0049】このように構成されたパチンコ遊技機10
では、以下のように遊技内容が実行される。プリペイド
カードユニット15にプリペイドカードが挿入された後
に案内ユニット16の貸出ボタン16bが押されると、
貸球数の情報を検知した払出制御ユニット86が貸球排
出口75d側のストッパの開成を指示する。この結果、
ケースレール74の貸球用通路74dに貯まっていた遊
技球Bは、貸球用遊技球通過口74fから賞球/貸球払
出しユニット75内の貸球排出口75dを通じて鈴桶ベ
ース77の通路77aに進入する。通路77aに進入し
た遊技球Bは、ベル77cに衝突してベル77cを鳴ら
しながら第一出口77bに向けて流下し、第一出口77
bから案内路70bに排出される。これにより、貸球と
しての所定数の遊技球Bが案内路70bを通ってパチン
コ遊技機10前面側の上皿24に払い出される。
【0050】この後、図2に示す発射ハンドル26aの
回転操作がなされると、発射操作ユニット26は、発射
機構ユニット31の発射モータや打球竿等を駆動し、上
皿24に払い出された遊技球Bを遊技領域に向けて発射
する。発射された遊技球Bは、発射レール30上を通過
した後、外レール51と内レール49との間に形成され
た通路を外レール51や内レール49に接触しながら上
昇する。この後、遊技球Bは、該遊技球Bに付与された
付勢力により、内レール49の一端に装着されたファー
ル球止め50を押し開く。これにより、遊技球Bが遊技
領域に導かれる。
【0051】遊技領域に導かれた遊技球Bは、外レール
51や障害釘に衝突しながら遊技盤40上を流下し、ア
ウト口53,普通入賞口43,大入賞口46のうちのい
ずれかに進入する。アウト口53に進入した遊技球B
は、アウト球排出通路70dを通って機外へ排出され
る。一方、遊技中に普通入賞口43や大入賞口46に遊
技球Bが進入した場合には、この遊技球Bの進入を検知
した払出制御ユニット86が賞球排出口75c側のスト
ッパの開成を指示する。この結果、ケースレール74の
賞球用通路74cに貯まっていた遊技球Bは、賞球用遊
技球通過口74eから賞球/貸球払出しユニット75内
の賞球排出口75cを通じて鈴桶ベース77の通路77
aに進入する。通路77aに進入した遊技球Bは、ベル
77cに衝突してベル77cを鳴らした後、ガイド板7
7dに案内されて第一出口77bに向けて流下し、第一
出口77bから案内路70bに排出される。これによ
り、賞球としての所定数の遊技球Bが案内路70bを通
ってパチンコ遊技機10前面側の上皿24に払い出され
る。
【0052】上皿24の容量を越える遊技球Bが払い出
されると、遊技球Bは案内路70bから上皿24に流れ
ることができなくなる。この結果、案内路70bおよび
第一出口77bが遊技球Bで閉塞され、鈴桶ベース77
内の第一出口77b付近の下部に遊技球Bが滞留してい
く。遊技球Bが仕切り板77eを超える高さにまで滞留
すると、遊技球Bは仕切り板77eを乗り越えて第ニ出
口77fに向けて流下し、第ニ出口77fから分岐路7
0cに排出される。これにより、賞球としての遊技球B
が分岐路70cを通ってパチンコ遊技機10前面側の下
皿25に払い出される。
【0053】以上のような賞球や貸球の払出しに伴っ
て、ケースレール74,タンクレール73,球タンク7
2に貯まっていた遊技球Bは、順次に賞球/貸球払出し
ユニット75に向かうように移動する。賞球や貸球の払
出しにより、球タンク72への貯留数が一定数以下であ
ることが検出された場合には、この検出結果を受け取っ
た枠用外部端子板80dからの指示に基づき、遊技場の
球供給装置から球タンク72に遊技球Bが補給される。
【0054】なお、払い出された賞球や貸球の数は、賞
球/貸球払出しユニット75内に設けられた賞球/貸球
センサ(図示せず)によって検知される。賞球/貸球セ
ンサは所定数の払出しを検知したときに検知結果を払出
制御ユニット86に送出し、検知結果を受け取った払出
制御ユニット86は、賞球排出口75c側ないし貸球排
出口75d側のストッパの閉成を指示する。ストッパの
閉成により、賞球用遊技球通過口74eないし貸球用遊
技球通過口74fからの遊技球Bの流下が停止される。
この結果、球タンク72、タンクレール73およびケー
スレール74内は、入賞ないし球貸し発生前と同様の遊
技球Bが貯留した状態に戻る。
【0055】続いて、本実施例のパチンコ遊技機10に
おける特徴的な構成について図5ないし図10を参照し
つつ説明する。図5はガラス枠22の裏面を示す説明図
である。図5に示すように、ガラス枠22裏面の枠部2
2bには、平プレート150,平プレート151,包囲
プレート153という薄い金属製のプレートが装着され
ている。
【0056】包囲プレート153は、開口部22aの右
側から下側,左側にかけての範囲に装着された略コの字
型のプレートである。包囲プレート153は、開口部2
2aをとり囲む範囲に、包囲プレート153を折り曲げ
ることによってプレート面から所定の高さに立設された
折曲部153a,153b,153cを備える。このう
ち、折曲部153aの上方(図5における上方向)の端
部と折曲部153cの上方(図5における上方向)の端
部との間には、図5に示すように、金属製の連結金具1
54が載架されている。この連結金具154の載架によ
り折曲部153a,153b,153cの強度を確保し
ている。
【0057】折曲部153a,153b,153cの断
面形状を図6に示す。図6(A),(B),(C)は、
包囲プレート153を、それぞれ図5の6A−6A線,
6B−6B線,6C−6C線に沿って切断したときの断
面形状を示している。図6(A)および(C)に示すよ
うに、包囲プレート153の折曲部153a,153c
には、連結金具154が差し込まれる差込溝153s
a,153scが形成されている。
【0058】図6(A)ないし(C)に示すように、包
囲プレート153の折曲部153a,153b,153
cには、ガラスが嵌め込まれる嵌込溝153ga,15
3gb,153gcが形成されている。このうちの折曲
部153bには、図6(B)に示すように、嵌込溝15
3gb形成部分から水平方向(内枠20に装着された遊
技盤40の表面方向)に突出された形状の突出部153
btが形成されている。この突出部153btは、内枠
20の外レール51に対向する範囲を除く、折曲部15
3bのほぼ全範囲に形成されている。外レール51に対
向する範囲の折曲部153bは、嵌込溝153gb形成
部分から水平方向に突出されない切欠部153bmとさ
れている(後述する図9を参照)。
【0059】また、図6(C)に示すように、嵌込溝1
53gcとは反対側の折曲部153cには、金属製の係
止片155が、折曲部153cから水平方向(ガラス枠
22の外側方向)に延出された状態で装着されている。
なお、折曲部153cには、係止片155よりも下方の
位置に、係止片155と同じ形状の係止片156が装着
されている(図5を参照)。これらの係止片155,1
56は、後述するキーユニット29の上下二箇所に設け
られた係止部143c,143pと対応する位置に装着
されている。
【0060】図5に戻って説明する。図5に示すよう
に、平プレート150,平プレート151は、開口部2
2a外側の上方(図5における上方)領域に、包囲プレ
ート153を上から覆う態様で装着されている。平プレ
ート150と包囲プレート153とが重なり合う範囲に
は二本のビスが貫通しており、これにより平プレート1
50および包囲プレート153がガラス枠22裏面の枠
部22bに固定される。平プレート151も、平プレー
ト150と同様にビスによって貫通固定される。従っ
て、平プレート150は、常時、包囲プレート153に
当接することになり、これにより、平プレート150と
包囲プレート153との間における導通が可能な状態と
なる。また、平プレート151も、常時、包囲プレート
153に当接し、これにより、平プレート151と包囲
プレート153との間における導通が可能な状態とな
る。
【0061】一方、図5に示すように、平プレート15
0と平プレート151とは、所定の間隔d1をおいて、
互いに接触しない状態で枠部22bに装着されている。
つまり、開口部22a外側の周辺領域に設けられた平プ
レート150,151および包囲プレート153という
金属製のプレートは、平プレート150と平プレート1
51とを離間して装着することによって、非連続的に設
けられている。なお、本実施例では、図5に示す平プレ
ート150,平プレート151および包囲プレート15
3の装着により、ガラス枠22の裏面に約800平方セ
ンチメートルの面積を有する金属製のプレート領域が確
保される。
【0062】特許請求の範囲にいう「板体」は、本実施
例では、平プレート150,平プレート151および包
囲プレート153からなる金属製のプレートに相当す
る。もとより、「板体」を、上記の平プレート150,
平プレート151および包囲プレート153以外の他の
形態とすることも可能である。
【0063】なお、図5に示すように、平プレート15
1のガラス枠22外側方向の側端部(図5における向か
って右側の端部)には、ガラス枠用ヒンジ180の一部
を構成するロール部151gが形成されている。また、
ロール部151gの略鉛直下方の包囲プレート153上
には、ガラス枠用ヒンジ185の一部を構成する金属製
の軸受けプレート188が、包囲プレート153上面に
接触した状態で装着されている。この軸受けプレート1
88は、三本のねじによってガラス枠22裏面に螺着さ
れる。なお、ガラス枠用ヒンジ180,ガラス枠用ヒン
ジ185の詳細な構成については後述する。
【0064】ガラス枠22ないし上皿24を取り外した
状態におけるパチンコ遊技機10の前面を図7に示す。
この図7ではプリペイドカードユニット15の記載を省
略して示している。以下、図7について説明するが、こ
の説明においては、適宜、図8ないし図10を参照しな
がら説明する。
【0065】図7と図2とを比較してわかるように、内
枠20のガラス枠22で覆われる領域(以下、ガラス枠
被覆領域という)ないし内枠20の上皿24で覆われる
領域(以下、上皿被覆領域という)には、前述したキー
ユニット29が配設されている。また、上皿被覆領域に
は、ファール球を下皿25に案内する樹脂製のファール
球案内ユニット131、このファール球案内ユニット1
31上に装着される金属製の台座132、この台座13
2上に装着される発射レール30、台座132とキーユ
ニット29とを接続する金属製の連絡部材134が設け
られている。加えて、発射レール30のやや上方のガラ
ス枠被覆領域には、内レール49に外接された金属製の
板金110が設けられている。
【0066】また、図7と図2とを比較してわかるよう
に、図7に向かって左側方向に位置する外レール51近
傍のガラス枠被覆領域には、外レール51に外接された
金属製の板金115が設けられている。
【0067】図7に示すように、パチンコ遊技機10か
らガラス枠22ないし上皿24を取り外すと、ガラス枠
22ないし上皿24が取り付けられていた箇所に、内枠
用ヒンジ170,175を構成する部材の一部(図7に
示す軸形成部材171,176、軸171a,176
a、軸受けプレート173,178)やガラス枠用ヒン
ジ180,185を構成する部材の一部(図7に示す軸
形成部材171の突出部171b、軸186、台座18
7)が残る。
【0068】図7における発射レール30および内レー
ル49周辺の様子を図8に示した。まず、発射レール3
0周辺の様子について説明する。図8に示すように、フ
ァール球案内ユニット131上の台座132は、ねじを
用いて内枠20に固定されている。この台座132の上
に、発射レール30および球ストッパ133が装着され
ている。球ストッパ133は、発射レール30上の遊技
球Bが発射レール30の傾斜に沿って内枠20の底部開
口20yに落下することを防止する壁体である。この球
ストッパ133と発射レール30の始端との間に発射機
構ユニット31の打球竿31aが配置される。
【0069】また、ファール球案内ユニット131およ
び台座132の上には、連絡部材134がねじを用いて
装着されている。図8に示すように、連絡部材134
は、台座132上に重なる重合部134aと、重合部1
34aから略直角に折れ曲がる方向に延出された延長部
134bと、延長部134bから略直角に折り曲げられ
て重合部134aと反対方向に延出された差込部134
cを備える。延長部134bは、内枠20に形成された
案内面GSに沿って配置されている。また、差込部13
4cは、内枠20に形成されたキーユニット29の装着
面ISとキーユニット29のフレーム140の間に差し
込まれ、装着面ISとフレーム140との間で挟持され
ている。
【0070】図8に示すように、キーユニット29は、
ガラス枠被覆領域の縦方向(図8に示すz軸方向)の範
囲に延設されたフレーム140を備える。フレーム14
0は、略コの字形の横断面形状を有しており、内枠20
の案内面GSに螺着されている。なお、図8では、パチ
ンコ遊技機10の上方位置における内枠20およびフレ
ーム140の記載を省略している。
【0071】フレーム140の外側側面141aには、
上方のガラス枠被覆領域に相当する範囲に摺動板143
が、下方の上皿被覆領域に相当する範囲に摺動板147
が、それぞれ付設されている。摺動板143はガラス枠
22の開閉状態の切り換えに用いられ、摺動板147は
上皿24の開閉状態の切り換えに用いられる。なお、本
実施例では、摺動板147についての詳しい説明は省略
する。
【0072】摺動板143の中央付近には、ピン軸14
1,142の軸部と遊嵌可能な短辺長を有する長孔14
3a,143mが形成されている。ピン軸141,14
2は、この長孔143a,143mを貫通した状態でフ
レーム140の外側側面141aに装着される。これに
より、摺動板143はピン軸141,142の頭部と外
側側面141aとの間に、長孔143a,143mの長
辺に沿って上下方向に摺動可能に配置される。
【0073】摺動板143には、バネ(図示せず)を備
えたロック機構144が接続されている。図8に示す状
態では、摺動板143に装着されたバネが下方向に引っ
張られた状態でロック機構144に係止されており、こ
の係止により摺動板143は最も下の位置に配置されて
いる。このような状態を、以下、ロック機構144の開
錠状態という。開錠状態においてロック機構144の先
端部144aが押圧されると、ロック機構144による
バネの係止が解除される。これにより、バネの弾性力が
摺動板143に作用し、摺動板143はピン軸141,
142に遊嵌された長孔143a,143mに沿って上
方に移動する。この上方への移動により、ロック機構1
44は施錠状態となる。
【0074】上記したフレーム140、ピン軸141,
142、摺動板143およびロック機構144は、いず
れも金属を用いて形成されている。また、図8に示すよ
うに、摺動板143の各長孔143a,143mよりも
やや上方の一部は、切り欠き形状に形成されている。こ
の切り欠かれた部分を、以下、切欠部143b,143
nといい、一部切り欠きによって残された部分を、以
下、係止部143c,143pという。摺動板143の
係止部143c,143pは、切欠部143b,143
nよりもロック機構144の先端部144aが位置する
前側(図8ではx方向側)に位置する。なお、図8で
は、切欠部143bと切欠部143nの間におけるフレ
ーム140,摺動板143およびロック機構144の記
載を省略している。
【0075】前述したガラス枠22裏側の係止片15
5,156が切欠部143b,143nに進入した状態
でロック機構144の先端部144aが押圧されると、
係止部143c,143pが上方に移動してロック機構
144が施錠状態となり、ガラス枠22が図2に示した
ような閉じた状態に保たれる。ロック機構144の施錠
状態は、鍵穴飾り27に設けられた錠28の解錠操作に
伴って解除される。これにより、ロック機構144が開
錠状態となり、ガラス枠22をガラス枠用ヒンジ18
0,185を中心とした回転によって開くことが可能と
なる。なお、ガラス枠22を開いた後、上皿24裏面と
内枠20表面との間に指を入れ、摺動板147の一部を
押圧移動させることにより、上皿24とキーユニット2
9との係合状態が解除される。これにより、上皿24は
上皿用ヒンジを中心として回転可能となり、上皿24を
開くことができる。
【0076】以上、発射レール30周辺の様子について
説明した。このように、パチンコ遊技機10からガラス
枠22を取り外した状態において、発射レール30は、
台座132,連絡部材134を介してキーユニット29
に導通されている。特許請求の範囲にいう「第一接続部
材」は、発射レール30に関しては、本実施例における
キーユニット29に相当する。もとより、この「第一接
続部材」を他の形態とすることも可能である。
【0077】次に、内レール49周辺の様子について説
明する。図8に示すように、内レール49の外側近傍に
おける内枠20は、およそ内レール49のレール幅分だ
け、遊技盤40の盤面よりも隆起された形状とされてい
る。この隆起された形状の部分を、以下、隆起部20r
という。この隆起部20rの外周面に沿って略V字形の
板金110が装着される。即ち、図8に示すように、隆
起部20rは、前面20ra、遊技盤40と対向する後
面(図示せず)、上側面20rc、下側面20rdとい
う四つの外面を備える。板金110は、下側面20rd
から隆起部20r後面と遊技盤40の盤面との間の隙間
を通って上側面20rcと内レール49との間の空間領
域に至るように配設される。このように配設された状態
において、上側面20rcと内レール49との間に位置
する板金110は、該板金110が有する弾性力により
内レール49の外側に接触している。
【0078】このように配設された板金110は、隆起
部20rの下側面20rdにビス111を用いて固定さ
れる。また、図8に示すように、板金110の一の端部
には、該端部を折り曲げ形状とすることによって折曲部
110fが形成されている。板金110は、折曲部11
0fがパチンコ遊技機10の前面側(図8ではx方向
側)を向くように固定される。
【0079】特許請求の範囲にいう「第一接続部材」
は、内レール49に関しては、本実施例における板金1
10に相当する。もとより、この「第一接続部材」を他
の形態とすることも可能である。
【0080】外レール51に装着された板金115周辺
の様子を図9に示す。この図9は、ガラス枠22を開い
た状態におけるパチンコ遊技機10の斜視形状を表わし
ており、ガラス枠被覆領域よりも下部の構造を、ガラス
枠用ヒンジ185,上皿用ヒンジを除き、省略して示し
ている。
【0081】図9に示すように、内枠20表面の最外周
には、前方(図9におけるx方向)に突出された形状の
鍔部20d,20e,20fが形成されている。鍔部2
0dは、パチンコ遊技機10の正面に向かって左側(図
9における−y方向側)の外周に位置し、鍔部20e
は、パチンコ遊技機10の正面に向かって上側(図9に
おけるz方向側)の外周に位置する。パチンコ遊技機1
0の正面に向かって右側(図9におけるy方向側)の外
周に位置する鍔部20fについては、図9における図示
を省略している。ガラス枠22を閉じると、ガラス枠2
2は鍔部20d,20e,20fの内側に納まる。この
とき、鍔部20d,20e,20fの内側に形成された
内枠20の平面20hの一部は、ガラス枠22裏面の平
プレート151や包囲プレート153に覆われる。
【0082】平面20hよりも内側の内枠20の中央領
域には、平面20hから遊技盤40表面までの深さに凹
んだ形状の凹部20iが形成されている。この凹部20
i内の遊技盤40表面に外レール51および内レール4
9が装着される。内レール49の先端には、前述した金
属製のファール球止め50が装着される。
【0083】本実施例では、図9に示すように、ファー
ル球止め50が外レール51に僅かに接触する状態で、
ファール球止め50を内レール49に装着している。従
って、発射された遊技球Bによって押し開かれたファー
ル球止め50は、遊技球Bの通過後にその弾性力によっ
て元の位置に戻り、再び外レール51に僅かに接触す
る。これにより、外レール51と内レール49とは、遊
技球Bの通過時を除き、ファール球止め50を介して導
通される。従って、外レール51と内レール49との間
における電位差が生じにくくなり、外レール51上や内
レール49上での局所的な高電圧の発生を防止すること
ができる。
【0084】凹部20iを形成する側面のうち、パチン
コ遊技機10の正面に向かって左側の側面を側面20j
として図9に記す。図9に示すように、この側面20j
と外レール51との間の空間領域に板金115が配設さ
れる。なお、図9では、説明の便宜上、板金115を外
レール51を透視した状態で示している。
【0085】図9に示すように、板金115の二つの端
部のうち、遊技盤40の表面側(図9に示す−x方向
側)に位置する片端部には、該片端部を折り曲げること
によって折曲部115eが形成されている。また、ガラ
ス枠22の裏面方向側(図9に示すx方向側)に位置す
る他端部には、該他端部を折り曲げることによって折曲
部115fが形成されている。
【0086】側面20jと外レール51との間の空間領
域に板金115が配設された状態において、板金110
の折曲部115eは、折曲部115eの有する弾性力に
よって外レール51の外側に接触している。このように
配設された板金115は、折曲部115fがパチンコ遊
技機10の前面側(図9ではx方向側)を向くように、
側面20jにビス(図示せず)を用いて固定される。
【0087】特許請求の範囲にいう「第一接続部材」
は、外レール51に関しては、本実施例における板金1
15に相当する。もとより、この「第一接続部材」を他
の形態とすることも可能である。
【0088】続いて、内枠用ヒンジ170,175およ
びガラス枠用ヒンジ180,185の構造について、図
9および図10を参照しつつ説明する。図10は、内枠
用ヒンジ170およびガラス枠用ヒンジ180,185
の構造を、機構板用ヒンジ190,195の構造ととも
に示す説明図である。この図10では、内枠用ヒンジ1
70,175が取り付けられる内枠20および外枠1
2、ガラス枠用ヒンジ180,185が取り付けられる
ガラス枠22および内枠20、機構板用ヒンジ190,
195が取り付けられる機構板70および内枠20につ
き、これらの外形を二点鎖線を用いて示している。
【0089】まず、内枠用ヒンジ170,175につい
て説明する。図9および図10に示すように、内枠用ヒ
ンジ170は、内枠20の上側(図10に示すz方向
側)の側面に取り付けられる金属製の軸形成部材171
と、外枠12の上側(図10に示すz方向側)の側面な
いし左側(図10に示す−y方向側)の側面に取り付け
られる金属製の軸受けプレート173から構成されてい
る。軸形成部材171は、その上部に、内枠20の上側
の側面に載る載置部171eと、載置部171eと連続
し、内枠20の前方(図10に示すx方向側)に内枠2
0の厚さを越える長さに延出された第一延出部171f
とを備える。この第一延出部171fの先端には、略鉛
直下方向に延びた軸171aが装着されている。
【0090】軸形成部材171の下部には、内枠20の
厚みを越える長さに延出された第二延出部171gが形
成されている。この第二延出部171gは、軸形成部材
171の内枠20への取り付けの際に 内枠20の表裏
を貫通する貫通孔20cに挿入される。軸形成部材17
1が内枠20に取り付けられると、第二延出部171g
の延出終端の突出部171bは、内枠20の平面20h
よりも前方(図10に示すx方向)に突出した状態とな
る(図9を参照)。この突出部171bには、後述する
摺動軸181の軸部181bの径よりも若干大径の軸孔
171tが形成されている。
【0091】一方、軸受けプレート173には、図10
に示すように、内枠20方向(図10に示すx方向)に
延出された延出部173aが形成されており、この延出
部173aには軸171aの軸径よりも若干大径の軸孔
173tが穿設されている。
【0092】内枠用ヒンジ175も、内枠用ヒンジ17
0と同様に、軸176a付きの金属製の軸形成部材17
6と、軸176aの軸径よりも若干大径の軸孔178t
が穿設された金属製の軸受けプレート178から構成さ
れている(図7を参照)。この軸形成部材176および
軸受けプレート178は、内枠20の下側(図7に示す
下方向側)の側面と外枠12との間に取り付けられる。
【0093】上記の軸形成部材171,176の軸17
1a,176aを、軸受けプレート173,178の軸
孔173t,178tに挿入することにより、内枠20
が外枠12に対して開閉可能に軸着される。例えば、内
枠用ヒンジ170の場合には、図10に黒色の太矢印に
示すように、軸受けプレート173の延出部173aを
軸形成部材171の後側(図10に示す−x方向側)に
形成された切欠部171cに通した後、延出部173a
先端の軸孔173tに軸171aを挿入する。
【0094】次に、ガラス枠用ヒンジ180,185に
ついて説明する。図9および図10に示すように、ガラ
ス枠用ヒンジ180は、前述した内枠20に取り付けら
れる軸形成部材171の突出部171bに形成された軸
孔171tと、ガラス枠22の裏面に装着される平プレ
ート151のロール部151gと、このロール部151
g内に挿入されてロール部151g外側に上下に摺動可
能に係止された摺動軸181とから構成されている。
【0095】図10に示すように、ロール部151gは
平プレート151の端部を巻き回すことにより形成され
ている。軸挿入孔151hは、このロール部151g内
の空間として形成される。この軸挿入孔151hには、
摺動軸181の軸部181bが下から上に挿入される。
また、ロール部151gの外側にはバネの一端が係止さ
れるハンガー部151iが溶着されている。ハンガー部
151iに係止されたバネの他端は摺動軸181のつま
み部181aに巻き付けられている。これにより、摺動
軸181は、バネの弾性力によって上方向(図10に示
す矢印K方向)に付勢される。この結果、軸挿入孔15
1hに挿入された軸部181bは、軸挿入孔151hを
貫通してロール部151gの上方に突出した状態となっ
ている。
【0096】一方、ガラス枠用ヒンジ185は、図9お
よび図10に示すように、内枠20下方(図10では−
z方向)の平面20hに三本のビスを用いて固定される
軸186付きの台座187と、前述した包囲プレート1
53と重合した状態でガラス枠22の裏面に螺着される
軸受けプレート188から構成されている。軸186
は、台座187を貫通して下方に延出され、この延出終
端において内枠20に固定されている(図7を参照)。
この軸186の、台座187よりも上方に位置にする部
分がガラス枠用ヒンジ185として機能し、台座187
よりも下方に位置にする部分は上皿用ヒンジとして機能
する。
【0097】図9および図10に示すように、ガラス枠
用ヒンジ185を構成する台座187には、金属製の薄
板99の一端が装着されている。この薄板99の他端
は、内枠20の表裏を貫通するスリット20k(図10
を参照)に内枠20の表側から挿入され、内枠20裏側
側面の受け金具33に装着されている。
【0098】また、軸受けプレート188は、図9およ
び10に示すように、ロール部151gの略鉛直下方の
位置に、枠部22bの外側でプレート面に対して直角方
向に折り曲げられた後に水平方向に延出された折曲部1
88aを備える。この折曲部188aには、軸186の
軸径よりも若干大径の軸孔188tが形成されている。
【0099】上記の軸受けプレート188の軸孔188
tを台座187上の軸186に挿入した後に、摺動軸1
81の軸部181bを突出部171bの軸孔171tに
挿入することにより、ガラス枠22が内枠20に対して
開閉可能に軸着される。軸部181bを軸孔171tに
挿入する際には、まず、つまみ部181aをバネの弾性
力に抗して図10に示す矢印L方向に押し下げ、軸部1
81bがロール部151gの上方にあまり突出しない状
態とする。続いて、軸部181bを軸孔171tの位置
に合わせた後、つまみ部181aから手を離す。これに
より、摺動軸181は、バネの弾性力によって上方向
(図10に示す矢印K方向)に移動し、軸部181bが
軸孔171tに挿入される。これにより、ガラス枠22
は、図9に示すような状態で内枠20に軸着される。
【0100】このように、ガラス枠22が内枠20に軸
着されると、平プレート151のロール部151gは摺
動軸181の軸部181bに接触した状態となり、摺動
軸181の軸部181bは軸孔171tにおいて軸形成
部材171の突出部171bに接触した状態となる。ま
た、内枠20が外枠12に軸着されると、軸形成部材1
71は軸受けプレート173に接触した状態となる。つ
まり、内枠20が外枠12に,ガラス枠22が内枠20
にそれぞれ軸着された状態において、ガラス枠22裏面
の平プレート151は、ガラス枠用ヒンジ180(ロー
ル部151g,摺動軸181,軸形成部材171の突出
部171b)を介して内枠用ヒンジ170(軸形成部材
171および軸受けプレート173)に導通されてい
る。
【0101】他方、ガラス枠22が内枠20に軸着され
ると、包囲プレート153に重合された軸受けプレート
188は、軸孔188tにおいて軸186に接触した状
態となり、この軸186が装着された台座187は薄板
99を介して受け金具33に接続された状態となる。ま
た、図4において既述したように、機構板70が内枠2
0に軸着されると、受け金具33は、軸孔33t1,3
3t2において耳片191,196の軸191a,19
6aに接触した状態となる。つまり、ガラス枠22,機
構板70がそれぞれ内枠20に軸着された状態におい
て、ガラス枠22裏面の包囲プレート153は、ガラス
枠用ヒンジ185(軸受けプレート188,軸186,
台座187)および薄板99を介して機構板用ヒンジ1
90,195(受け金具33および耳片191,19
6)に導通されている。
【0102】特許請求の範囲にいう「第ニ接続部材」
は、本実施例では、平プレート151と内枠用ヒンジ1
70とを接続する「ガラス枠用ヒンジ180」、包囲プ
レート153と機構板用ヒンジ190,195とを接続
する「ガラス枠用ヒンジ185および薄板99」に相当
する。もとより、この「第ニ接続部材」を他の形態とす
ることも可能である。
【0103】以上のように構成されたパチンコ遊技機1
0において、ガラス枠用ヒンジ180,185を介して
内枠20に軸着されたガラス枠22を閉じると、ガラス
枠22裏面の折曲部153a,153b,153cや連
結金具154は、内枠20の凹部20i内に進入し、図
11に二点鎖線で示す範囲に納まる。図11に示すよう
に、折曲部153cの係止片155ないし係止片156
は領域Pないし領域Qにおいてキーユニット29に当接
する。また、折曲部153bの突出部153bt(図1
1では図示せず)は領域Rにおいて板金110に当接
し、折曲部153aは領域Sにおいて板金115に当接
する。領域Pないし領域Qにおける折曲部153cとキ
ーユニット29との当接状態を図12に、領域Rにおけ
る折曲部153bと板金110との当接状態を図13
に、領域Sにおける折曲部153aと板金115との当
接状態を図14に、それぞれ示した。以下、各図につい
て説明する。
【0104】まず、領域Pないし領域Qについて説明す
る。図12は、キーユニット29周辺の様子を図11の
12−12線に沿って示す説明図である。この図12で
は、キーユニット29が装着される内枠20を省略して
示している。また、ガラス枠22については、係止片1
55,156を切断面として斜線のハッチングで示すと
ともに、係止片155,156以外の部分を仮想形状と
して二点鎖線ないし点線を用いて示している。
【0105】図12(A)はガラス枠22が開いている
状態を示してり、キーユニット29のロック機構144
が開錠状態となっている。この状態においては、図8で
既述したように、発射レール30は、台座132,連絡
部材134を介してキーユニット29に導通されてい
る。
【0106】この状態からガラス枠22を閉じていく
と、まず、図12(B)に示すように、係止片155,
156が、係止部143c,143pの上方を通って摺
動板143の切欠部143b,143n内に進入する。
【0107】この後、図12(B)に示すように、ガラ
ス枠22裏面の包囲プレート153がロック機構144
の先端部144aに接触し、更にガラス枠22を閉じて
いくと、ロック機構144の先端部144aが包囲プレ
ート153によって押圧される。これによりロック機構
144が施錠状態となり、キーユニット29およびガラ
ス枠22は図12(C)に示す状態となる。即ち、係止
片155,156が切欠部143b,143n内に進入
した状態で先端部144aが押圧されると、摺動板14
3が長孔143a,143mに沿って上方に移動し、こ
の結果、摺動板143は係止片155,156の下端部
に当接する。
【0108】ロック機構144が施錠状態となった後に
ガラス枠22から手を離すと、ガラス枠22は押圧方向
と逆方向に戻ろうとするが、この戻りの際、ガラス枠2
2の係止片155,156は図12(D)に示すように
摺動板143の係止部143c,143pに当接し、係
止部143c,143pが係止片155,156の戻り
を妨げる。よって、ガラス枠22から手を離した後にお
いては、図12(D)に示すように、係止部143c,
143pと係止片155,156とが接触した状態とな
り、ガラス枠22が閉止状態に維持される。
【0109】このように、ガラス枠22の閉止状態にお
いては、キーユニット29の係止部143c,143p
と包囲プレート153の折曲部153cに装着された係
止片155,156とが接触した状態となる。このた
め、発射レール30は、台座132,連絡部材134,
キーユニット29の係止部143c,143p,包囲プ
レート153の折曲部153cを介して、包囲プレート
153および平プレート150,151を重ね合わせて
なるガラス枠22裏面の金属製のプレート領域に導通さ
れる。
【0110】また、図9および図10において既述した
ように、金属製のプレート領域を構成するプレートのう
ち、平プレート151は、ガラス枠用ヒンジ180(ロ
ール部151g,摺動軸181,軸形成部材171の突
出部171b)を介して内枠用ヒンジ170(軸形成部
材171および軸受けプレート173)に導通されてお
り、包囲プレート153は、ガラス枠用ヒンジ185
(軸受けプレート188,軸186,台座187)およ
び薄板99を介して機構板用ヒンジ190,195(受
け金具33および耳片191,196)に導通されてい
る。
【0111】このような発射レール30と内枠用ヒンジ
170との間の導通経路を構成する部材(台座132、
連絡部材134、キーユニット29、係止片155,1
56、包囲プレート153、平プレート151、ガラス
枠用ヒンジ180)、および、発射レール30と機構板
用ヒンジ190,195との間の導通経路を構成する部
材(台座132、連絡部材134、キーユニット29、
係止片155,156、包囲プレート153、ガラス枠
用ヒンジ185,薄板99,受け金具33)が、図1に
おける接続部材HBに相当する。発射レール30上で生
じた静電気は、この接続部材HBを順次に通って内枠用
ヒンジ170や機構板用ヒンジ190,195に導か
れ、各ヒンジ170,190,195から機外に逃がさ
れる。
【0112】次に、領域Rについて説明する。図13
は、図11の13−13線に沿って切断したときの板金
110周辺の様子を示す説明図である。図13(A)は
ガラス枠22が開いている状態をイメージとして示して
いる。この状態からガラス枠22を閉じると、ガラス枠
22の枠部22bは、内枠20の鍔部20d,20e,
20fの内側を通って平面20hに次第に近づいてい
き、ガラス枠22裏面の包囲プレート153の折曲部1
53a,153b,153cおよび連結金具154が内
枠20の凹部20iに進入する。
【0113】この折曲部153bの凹部20iへの進入
の際、折曲部153b先端の突出部153btは、内枠
20の隆起部20rに内レール49との接触を確保しつ
つ装着された板金110の折曲部110fに当接し、更
にガラス枠22を閉じることにより、突出部153bt
は、折曲部110fの弾性力に抗して折曲部110fを
押圧する。こうした板金110(折曲部110f)の包
囲プレート153(突出部153bt)に対する弾性力
により、ガラス枠22を閉止する際に程よい抵抗感が付
与され、ガラス枠22の急閉止を抑制することができ
る。
【0114】ロック機構144が施錠されてガラス枠2
2が閉止状態となったときには、図13(B)に示すよ
うに、折曲部110fの突出部153bt方向への弾性
力により、突出部153btと折曲部110fとが接触
した状態に維持される。
【0115】このように、ガラス枠22の閉止状態にお
いては、内レール49に外接された板金110の折曲部
110fと包囲プレート153の折曲部153bとが接
触した状態となる。このため、内レール49は、板金1
10,包囲プレート153の折曲部153bを介して、
包囲プレート153および平プレート150,151を
重ね合わせてなるガラス枠22裏面の金属製のプレート
領域に導通される。
【0116】また、図9および図10において既述した
ように、金属製のプレート領域を構成するプレートのう
ち、平プレート151は、ガラス枠用ヒンジ180(ロ
ール部151g,摺動軸181,軸形成部材171の突
出部171b)を介して内枠用ヒンジ170(軸形成部
材171および軸受けプレート173)に導通されてお
り、包囲プレート153は、ガラス枠用ヒンジ185
(軸受けプレート188,軸186,台座187)およ
び薄板99を介して機構板用ヒンジ190,195(受
け金具33および耳片191,196)に導通されてい
る。
【0117】このような内レール49と内枠用ヒンジ1
70との間の導通経路を構成する部材(板金110,包
囲プレート153,平プレート151,ガラス枠用ヒン
ジ180)、および、内レール49と機構板用ヒンジ1
90,195との間の導通経路を構成する部材(板金1
10,包囲プレート153,ガラス枠用ヒンジ185,
薄板99,受け金具33)が、図1における接続部材U
Bに相当する。内レール49上で生じた静電気は、この
接続部材UBを順次に通って内枠用ヒンジ170や機構
板用ヒンジ190,195に導かれ、各ヒンジ170,
190,195から機外に逃がされる。
【0118】次に、領域Sについて説明する。図14
は、図11の14−14線に沿って切断したときの板金
115周辺の様子を示す説明図である。この図14で
は、ガラス枠22につき、ガラス枠22裏面の包囲プレ
ート153を切断面として斜線のハッチングで示すとと
もに、包囲プレート153以外の部分を仮想形状として
二点鎖線を用いて示している。
【0119】図14(A)は、突出部171bにおいて
内枠20に軸着されたガラス枠22が開いているときの
状態を示している。この状態からガラス枠22を閉じる
と、ガラス枠22は内枠20の平面20hに次第に近づ
いていき、ガラス枠22裏面の包囲プレート153の折
曲部153aが内枠20の凹部20iに進入する。
【0120】この折曲部153aの凹部20iへの進入
の際、折曲部153aの先端部は、外レール51との接
触を折曲部115eにおいて確保しつつ内枠20の側面
20jに装着された板金115の折曲部115fに当接
する。更にガラス枠22を閉じることにより、折曲部1
53aの先端部は、折曲部115fの弾性力に抗して折
曲部115fを押圧する。こうした板金115(折曲部
115f)の包囲プレート153(折曲部153aの先
端部)に対する弾性力により、ガラス枠22を閉止する
際に程よい抵抗感が付与され、ガラス枠22の急閉止を
抑制することができる。
【0121】ロック機構144が施錠されてガラス枠2
2が閉止状態となったときには、図14(B)に示すよ
うに、折曲部115fの折曲部153a方向への弾性力
により、折曲部153aの先端部と折曲部115fとが
接触した状態に維持される。
【0122】このように、ガラス枠22の閉止状態にお
いては、外レール51に外接された板金115の折曲部
115fと包囲プレート153の折曲部153aとが接
触した状態となる。このため、外レール51は、板金1
15,包囲プレート153の折曲部153aを介して、
包囲プレート153および平プレート150,151を
重ね合わせてなるガラス枠22裏面の金属製のプレート
領域に導通される。
【0123】また、図9および図10において既述した
ように、金属製のプレート領域を構成するプレートのう
ち、平プレート151は、ガラス枠用ヒンジ180(ロ
ール部151g,摺動軸181,軸形成部材171の突
出部171b)を介して内枠用ヒンジ170(軸形成部
材171および軸受けプレート173)に導通されてお
り、包囲プレート153は、ガラス枠用ヒンジ185
(軸受けプレート188,軸186,台座187)およ
び薄板99を介して機構板用ヒンジ190,195(受
け金具33および耳片191,196)に導通されてい
る。
【0124】このような外レール51と内枠用ヒンジ1
70との間の導通経路を構成する部材(板金115,包
囲プレート153,平プレート151,ガラス枠用ヒン
ジ180)、および、外レール51と機構板用ヒンジ1
90,195との間の導通経路を構成する部材(板金1
15,包囲プレート153,ガラス枠用ヒンジ185,
薄板99,受け金具33)が、図1における接続部材S
Bに相当する。外レール51上で生じた静電気は、この
接続部材SBを順次に通って内枠用ヒンジ170や機構
板用ヒンジ190,195に導かれ、各ヒンジ170,
190,195から機外に逃がされる。
【0125】なお、各ヒンジ170,190,195に
導かれた静電気を機外に逃がす手法としては、遊技場の
島に設けられたアース線を各ヒンジ170,190,1
95に接続する手法を考えることができる。
【0126】以上のように、発射レール30,内レール
49,外レール51を接続部材HB,接続部材UB,接
続部材SBを介して各ヒンジ170,190,195に
接続することにより、パチンコ遊技機10内で発生した
静電気は迅速に機外に除去される。この結果、パチンコ
遊技機10内に帯電する静電気は、従来よりも大きく低
減される。なお、上記のパチンコ遊技機10では、上記
した各レール30,49,51と各ヒンジ170,19
0,195との接続部材HB,接続部材UB,接続部材
SBを介した導通に加えて、球タンク72,タンクレー
ル73,ケースレール74と賞球/貸球払出しユニット
75とを表面抵抗値の異なる樹脂製導電材を用いて形成
し、球タンク72等に帯電した静電気を金属板90を介
して機外に除去する構成や、各種の制御基板が敷設され
る電源・発射制御基板用プレート83、主基板用プレー
ト85、払出制御基板用プレート87およびランプ・音
声基板用プレート59という各プレートを相互に連絡す
る構成を採用する。このようなパチンコ遊技機10にお
いて遊技中の静電気によるノイズの影響を測定した結果
を図15(B)のグラフに示した。
【0127】図15は、賞球や貸球の払出しの前後にお
いてパチンコ遊技機に生じる電位差を表わすグラフであ
る。このグラフは、電源ラインにおける電位差の変化を
データとして採取したものであり、縦軸は電位差を示
し、横軸は経過時間を示す。また、図15(A)は従来
のパチンコ遊技機の測定結果を、図15(B)は本実施
例のパチンコ遊技機10の場合の測定結果を、それぞれ
表わしている。図15に示すように、賞球や貸球の払出
しがなされる前においては、電源ラインにおける電位差
は5ボルト前後で安定している。
【0128】図15(A)と図15(B)とを比較して
わかるように、従来のパチンコ遊技機においては、賞球
や貸球の払出しがなされる際に、最大で11ボルト,最
小で−2ボルトの電位差が生じ、電圧が変化する幅W2
は13ボルトとなる。これに対し、本実施例のパチンコ
遊技機10では、賞球や貸球の払出しがなされる際に、
最大で6ボルト,最小で4ボルトの電位差が生じ、電圧
が変化する幅W1は2ボルトとなる。このように、本実
施例のパチンコ遊技機10では、賞球や貸球の払出し時
において電源ラインの電圧が変化する幅は、±1ボルト
程度に止まり、従来のパチンコ遊技機の1/6程度にま
で低減される。以上より、本実施例のパチンコ遊技機1
0では、従来品と比べて、賞球や貸球の払出し等により
生じた静電気によるノイズが電源ラインにのりにくくな
っていることがわかる。
【0129】以上説明した本実施例のパチンコ遊技機1
0では、遊技球Bを遊技領域に誘導する発射レール3
0,内レール49,外レール51と内枠用ヒンジ17
0,機構板用ヒンジ190,195とを金属製の接続部
材HB,UB,SBで接続する。この接続部材HB,U
B,SBは、各レール30,49,51から各ヒンジ1
70,190,195までの経路形状をそのまま形成し
ているので、各レール30,49,51から各ヒンジ1
70,190,195までの経路形状がパチンコ遊技機
10に対する外部からの衝撃等によって変化してしまう
ということがない。従って、各レール30,49,51
と各ヒンジ170,190,195との接続状態を確実
に保持することが可能となり、各レール30,49,5
1に帯電した静電気を確実に各ヒンジ170,190,
195に導いてパチンコ遊技機10の外部に除去するこ
とができる。
【0130】具体的には、本実施例のパチンコ遊技機1
0では、各接続部材HB,UB,SBを遊技機10を構
成する面(以下、構成面という)に付設し、各接続部材
HB,UB,SBが動かないように構成面に止着してい
る。従って、パチンコ遊技機10の搬送や設置,点検等
の際に、振動や接触等により接続部材HB,UB,SB
が意に反して動いてしまい、各レール30,49,51
と各ヒンジ170,190,195との接続状態が断ち
切られてしまうといったことがない。
【0131】また、本実施例のパチンコ遊技機10で
は、接続部材HB,UB,SBを複数の金属製部品によ
って構成し、これら複数の金属製部品を連接することに
より、パチンコ遊技機10前面の各レール30,49,
51をパチンコ遊技機10後面の各ヒンジ170,19
0,195に接続する。従って、接続部材を複雑な形状
とすることなく、各レール30,49,51と各ヒンジ
170,190,195とを接続することができる。ま
た、パチンコ遊技機10には、その基本的な機能を果た
すために金属製の構成部品(例えば、ガラス枠22の開
閉のために用いられているキーユニット29や機構板7
0の開閉のために用いられている受け金具33等)が配
備されているが、本実施例のパチンコ遊技機10によれ
ば、こうした金属製の構成部品を接続部材HB,UB,
SBの一部として利用することができる。
【0132】本実施例のパチンコ遊技機10では、ガラ
ス枠22の閉止という遊技の実行前に通常行なわれる動
作により、各レール30,49,51と各ヒンジ17
0,190,195とが接続部材HB,UB,SBを介
して導通される。従って、遊技の実行中に各レール3
0,49,51上で生じる静電気を確実に除去すること
ができる。
【0133】本実施例のパチンコ遊技機10は、各接続
部材HB,UB,SBとして以下の部品を備える。 (1)接続部材HB ガラス枠22を開けた状態において発射レール30と
導通されるキーユニット29 ガラス枠22の裏面に約800平方センチメートルの
面積で設けられた平プレート150,151および包囲
プレート153 平プレート151と内枠用ヒンジ170とを接続する
ガラス枠用ヒンジ180、包囲プレート153と機構板
用ヒンジ190,195とを接続するガラス枠用ヒンジ
185および薄板99 (2)接続部材UB ガラス枠22を開けた状態において内レール49と導
通される板金110 ガラス枠22の裏面に約800平方センチメートルの
面積で設けられた平プレート150,151および包囲
プレート153 平プレート151と内枠用ヒンジ170とを接続する
ガラス枠用ヒンジ180、包囲プレート153と機構板
用ヒンジ190,195とを接続するガラス枠用ヒンジ
185および薄板99 (3)接続部材SB ガラス枠22を開けた状態において外レール51と導
通される板金115 ガラス枠22の裏面に約800平方センチメートルの
面積で設けられた平プレート150,151および包囲
プレート153 平プレート151と内枠用ヒンジ170とを接続する
ガラス枠用ヒンジ180、包囲プレート153と機構板
用ヒンジ190,195とを接続するガラス枠用ヒンジ
185および薄板99
【0134】以上の接続部材HB,UB,SBを有する
パチンコ遊技機10は、ガラス枠22が閉止されたとき
に、キーユニット29,板金110,板金115が
ガラス枠22裏面の平プレート150,151,包囲プ
レート153に当接することにより、各レール30,4
9,51と各ヒンジ170,190,195とを電気的
に接続する。従って、ガラス枠22を閉じることによ
り、各レール30,49,51に帯電した静電気は、
キーユニット29,板金110,板金115を通じて広
い面積のプレート領域に速やかに導かれ、プレート領域
内において分散される。従って、各レール30,49,
51上の静電気を各レール30,49,51外に効率よ
く逃がすことができる。また、プレート領域から各ヒン
ジ170,190,195までの接続経路は、各接続部
材HB,UB,SB間で共通の部品(ガラス枠用ヒンジ
180、ガラス枠用ヒンジ185および薄板99)によ
って形成されているので、静電気を逃がすために装着必
要な部品数を削減することができる。
【0135】また、本実施例のパチンコ遊技機10で
は、平プレート150と平プレート151とを互いに離
間した状態でガラス枠22裏面に装着することにより、
ガラス枠22裏面の金属製のプレート領域を非連続的に
設ける。従って、各レール30,49,51から金属製
のプレート領域に導かれた静電気がプレート領域内でル
ープしてしまうことを有効に回避することが可能とな
り、プレート領域内の静電気をガラス枠用ヒンジ18
0から内枠用ヒンジ170を通じて、または、ガラス枠
用ヒンジ185,薄板99から機構板用ヒンジ190,
195を通じてパチンコ遊技機10外部に確実に逃がす
ことができる。
【0136】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は、こうした実施例に限定されるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様
で実施可能である。
【0137】例えば、上記実施例では、ガラス枠22が
閉止されたときに、ガラス枠22裏面の平プレート1
50,151,包囲プレート153が、キーユニット
29,板金110,板金115に当接する構成とした
が、ガラス枠22が閉止されたときに、各プレート15
0,151,153が、キーユニット29,板金11
0,板金115のみならず各レール30,49,51の
端部に当接する構成としてもよい。こうすれば、各レー
ル30,49,51と金属部品との接触面積がより広く
なり、レール上の静電気のレール外への除去効率をより
一層高めることができる。特に、各レール30,49,
51の端部は、一般に尖った形状とされており帯電しや
すい性質を有するので、各プレート150,151,1
53に接触させることにより各レール30,49,51
上での局所的な高電圧の発生を十全に防止することがで
きる。
【0138】また、上記実施例では、平プレート15
0,151,包囲プレート153という3つのプレート
を重合させて配置することによりガラス枠22裏面に金
属製のプレート領域を形成したが、ガラス枠22裏面の
プレートの数は2以下や4以上であっても差し支えな
い。
【0139】上記実施例では、接続部材HB,UB,S
Bを複数の部品によって構成したが、接続部材HB,U
B,SBを一の部品によって構成しても差し支えない。
【0140】更に、上記実施例では、接続部材HB,U
B,SBを金属製の部材としたが、この接続部材HB,
UB,SBの全部または一部を金属以外の導電材で成形
しても差し支えない。例えば、接続部材HB,UB,S
Bの成形材料としてカーボンや導電性樹脂等を用いれ
ば、上記実施例とほぼ同様の効果を奏することができ
る。
【0141】本発明の実施例であるパチンコ遊技機10
は、球貸し等による上皿24への遊技球Bの補充や、上
皿24ないし下皿25に払い出された遊技球Bの機外へ
の取り出しが可能に構成されているが、機内に遊技用の
球が封入され、この球を流通させることにより遊技を行
なう他の遊技機にも、本発明を適用することができる。
また、上記実施例のパチンコ遊技機10では、遊技球B
の普通入賞口43等の入賞口への侵入に伴って所定数の
遊技球Bを賞球として払い出すが、このような賞球に替
えて所定数のメタルや景品等を払い出す他の遊技機に
も、本発明を適用することができる。このような遊技機
として、アレンジボール,パチンコ玩具等を考えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を実施例であるパチンコ遊技機1
0を用いて示す説明図である。
【図2】パチンコ遊技機10の前面を示す説明図であ
る。
【図3】パチンコ遊技機10の後面を示す説明図であ
る。
【図4】金属板90,ケースレール74,賞球/貸球払
出しユニット75および鈴桶ベース77が機構板70に
取り付けられる様子と機構板用ヒンジ190,195の
構成を示す説明図である。
【図5】ガラス枠22の裏面を示す説明図である。
【図6】包囲プレート153の折曲部153a,153
b,153cの断面形状を示す説明図である。
【図7】ガラス枠22ないし上皿24を取り外した状態
におけるパチンコ遊技機10の前面を示す説明図であ
る。
【図8】図7における発射レール30周辺の様子を示す
説明図である。
【図9】外レール51に装着された板金115周辺の様
子を示す説明図である。
【図10】内枠用ヒンジ170およびガラス枠用ヒンジ
180,185の構造を、機構板用ヒンジ190,19
5の構造とともに示す説明図である。
【図11】ガラス枠22を閉じたときに、ガラス枠22
裏面の折曲部153a,153b,153cや連結金具
154が内枠20の凹部20i内に納まる様子を示す説
明図である。
【図12】キーユニット29周辺の様子を図11の12
−12線に沿って示す説明図である。
【図13】図11の13−13線に沿って切断したとき
の板金110周辺の様子を示す説明図である。
【図14】図11の14−14線に沿って切断したとき
の板金115周辺の様子を示す説明図である。
【図15】賞球や貸球の払出しの前後においてパチンコ
遊技機に生じる電位差を表わすグラフである。
【符号の説明】
10…パチンコ遊技機 12…外枠 15…プリペイドカードユニット 16…案内ユニット 16b…貸出ボタン 16c…返却ボタン 17…カードユニット電源コード 20…内枠 20c…貫通孔 20d,20e,20f…鍔部 20h…平面 20i…凹部 20j…側面 20k…スリット 20r…隆起部 20ra…前面 20rc…上側面 20rd…下側面 20y…底部開口 22…ガラス枠 22a…開口部 22b…枠部 23…表示ランプ 24…上皿 25…下皿 26…発射操作ユニット 26a…発射ハンドル 28…錠 29…キーユニット 30…発射レール 31…発射機構ユニット 31a…打球竿 32a,32b…支持片 33…受け金具 33a,33b…軸受部 33t1,33t2…軸孔 40…遊技盤 41…特別図柄表示装置 42…普通図柄表示装置 43…普通入賞口 44…始動入賞口 45…普通図柄表示装置作動ゲート 46…大入賞口 47…風車 48…ランプ風車 49…内レール 50…ファール球止め 51…外レール 52…返しゴム 53…アウト口 54…表示ランプ 56…液晶表示器 57…ランプ制御基板 58…音声制御基板 59…ランプ・音声基板用プレート 59a,59b…脚部 59c,59d…水平部 59e,59f…壁部 60…カバー 70…機構板 70a…開口部 70b…案内路 70c…分岐路 70d…アウト球排出通路 72…球タンク 72a,72b…凸部 73…タンクレール 74…ケースレール 74a…進入口 74b…分岐壁 74c…賞球用通路 74d…貸球用通路 74e…賞球用遊技球通過口 74f…貸球用遊技球通過口 75…賞球/貸球払出しユニット 75a,75b…モータ 75c…賞球排出口 75d…貸球排出口 76a,76b…保護カバー 77…鈴桶ベース 77a…通路 77b…第一出口 77c…ベル 77d…ガイド板 77e…仕切り板 77f…第ニ出口 77g…装着面 78…鈴桶カバー 78a…有底孔 79…支持軸 80…電源・外部端子ユニット 80a…電源スイッチ 80b…遊技機電源コード 80c…遊技盤用外部端子板 80d…枠用外部端子板 81…電源ユニット 81a…電源基板 82…発射制御ユニット 82a…発射制御基板 83…電源・発射制御基板用プレート 84…主制御ユニット 84a…主基板 85…主基板用プレート 86…払出制御ユニット 86a…払出制御基板 86w…カバー 87…払出制御基板用プレート 90…金属板 90a,90b…折曲部 99…薄板 110…板金 110f…折曲部 111…ビス 115…板金 115e,115f…折曲部 131…ファール球案内ユニット 132…台座 133…球ストッパ 134…連絡部材 134a…重合部 134b…延長部 134c…差込部 140…フレーム 141,142…ピン軸 141a…外側側面 143…摺動板 143a,143m…長孔 143b,143n…切欠部 143c,143p…係止部 144…ロック機構 144a…先端部 147…摺動板 150,151…平プレート 151g…ロール部 151h…軸挿入孔 151i…ハンガー部 151…平プレート 153…包囲プレート 153a,153b,153c…折曲部 153bm…切欠部 153bt…突出部 153ga,153gb,153gc…嵌込溝 153sa,153sc…差込溝 154…連結金具 155,156…係止片 170…内枠用ヒンジ 170,190,195…ヒンジ 170…内枠用ヒンジ 171…軸形成部材 171a…軸 171b…突出部 171c…切欠部 171e…載置部 171f…第一延出部 171g…第二延出部 171t…軸孔 173…軸受けプレート 173a…延出部 173t…軸孔 175…内枠用ヒンジ 176…軸形成部材 176a…軸 178…軸受けプレート 178t…軸孔 180…ガラス枠用ヒンジ 181…摺動軸 181a…つまみ部 181b…軸部 185…ガラス枠用ヒンジ 186…軸 187…台座 188…軸受けプレート 188a…折曲部 188t…軸孔 190…機構板用ヒンジ 191…耳片 191a…軸 195…機構板用ヒンジ 196a…軸 196…耳片 B…遊技球 HB,UB,SB…接続部材 GS…案内面 IS…装着面
フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BC63 DA07 DA18 DA23 EA06 EA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射された遊技球を所定のレールによっ
    て遊技領域に誘導して所定の遊技を実行する遊技機であ
    って、 導電材を用いて形成され、前記遊技機の一部を開閉可能
    に軸支するヒンジと、 前記レールと前記ヒンジとを接続する導電性の接続部材
    とを備え、 前記接続部材が、前記レールから前記ヒンジまでの経路
    形状をそのまま形成する部材で構成された遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機であって、 前記遊技の実行に際して閉止される開閉可能な扉と、 前記扉が閉止されたときに、前記レールと前記ヒンジと
    を前記接続部材を介して電気的に接続する閉止接続構造
    とを備えた遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遊技機であって、 前記接続部材として、 前記扉を開けた状態において前記レールと導通される第
    一接続部材と、 前記扉の閉止に伴って前記第一接続部材に当接する当接
    接続部材とを備え、 前記当接接続部材および前記第一接続部材のうちの少な
    くとも一方の部材が、他方の部材に対する弾性力を有
    し、 前記扉の閉止に伴って前記当接接続部材が前記第一接続
    部材に当接するときに、前記当接接続部材および第一接
    続部材のうちの少なくとも一方の部材が前記弾性力に抗
    して変形する遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の遊技機であっ
    て、 前記扉は、該扉を閉じたときに前記遊技領域を視認可能
    とする開口部を有する前面扉であり、 前記接続部材として、 前記前面扉を開けた状態において前記レールと導通され
    る第一接続部材と、 前記前面扉の裏面に所定の面積で設けられた板体と、 該板体と前記ヒンジとを接続する第ニ接続部材とを備
    え、 前記閉止接続構造は、前記前面扉が閉止されたときに前
    記板体が少なくとも前記第一接続部材に当接することに
    より、前記レールと前記ヒンジとを電気的に接続する構
    造である遊技機。
  5. 【請求項5】 前記閉止接続構造を、前記前面扉が閉止
    されたときに前記板体が前記第一接続部材および前記レ
    ールの少なくとも一部に当接する構造とした請求項4に
    記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記板体を、前記開口部の外周領域に非
    連続的に設けた請求項4または5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の遊
    技機であって、 前記所定のレールとして複数のレール部材を有し、 該レール部材のうちの少なくとも二つのレール部材を、
    該レール部材間における導通が可能な状態で設けた遊技
    機。
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