JP2002299002A - コネクタの端子保持部ロック用治具 - Google Patents

コネクタの端子保持部ロック用治具

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JP2002299002A
JP2002299002A JP2001093683A JP2001093683A JP2002299002A JP 2002299002 A JP2002299002 A JP 2002299002A JP 2001093683 A JP2001093683 A JP 2001093683A JP 2001093683 A JP2001093683 A JP 2001093683A JP 2002299002 A JP2002299002 A JP 2002299002A
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JP
Japan
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terminal
connector
terminal holding
jig
lock
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JP2001093683A
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English (en)
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Tomohiro Matsukuri
友宏 真造
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子保持部のロック作業の負担が軽減できる
とともに、半挿入状態で端子をロックするおそれがない
ようにする。 【解決手段】 コネクタ1を治具本体11の差し込み穴
11cで位置決めした状態で、端子挿入部1b(1a)
に端子2を挿入して、この端子2の電線3の部分を一方
の手で保持しながら他方の手でプッシュロッド12A
(12B)をプッシュ操作すると、このプッシュロッド
12A(12B)が端子保持部1d(1c)の方向に移
動して、端子保持部1d(1c)を閉じ方向aに揺動さ
せて端子挿入部1b(1a)にロックさせるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタの端子保
持部ロック用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コネクタは、端子挿入部に端子
を挿入すると、ランスによって端子が仮保持されるか
ら、端子が抜け外れるおそれがない。
【0003】しかし、近年ではランスの無いコネクタも
実用化されている。すなわち、図5に示すコネクタ1の
ように、2個の端子挿入部1a,1bと、この各端子挿
入部1a,1bにそれぞれヒンジ部1e,1fで結合さ
れた2個の端子保持部1c,1dとを備え、各端子挿入
部1a,1bに、電線3を接続した端子2をそれぞれ挿
入した後に、各端子保持部1c,1dを閉じ方向aにそ
れぞれ揺動させると、図6に示すように、各端子保持部
1c,1dのロック穴1gが各端子挿入部1a,1bの
ロック突起1hにそれぞれ係合してロックされるように
なる。
【0004】このロックによって、各端子保持部1c,
1dで各端子2の電線接続部が各端子挿入部1a,1b
に押圧されて保持されるようになるから、端子2が抜け
外れるおそれがなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端子保
持部1c,1dをロックする作業を行う場合には、図6
(b)に仮想線で示すようなコ字状の治具5内で、作業
者が手でつまんだコネクタ1を回すことにより(矢印r
参照)、治具5の内壁面で端子保持部1c,1dを閉じ
方向aに揺動させるようにしていたが、作業者に負担が
かかるという問題があった。
【0006】また、回し操作中に端子2が抜けやすいこ
とから、半挿入状態の端子2を端子保持部1c,1dで
ロックするおそれがあるので、端子2を変形させる可能
性があった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、端子保持部のロック作業の負担が軽減でき
るとともに、半挿入状態で端子をロックするおそれがな
いコネクタの端子保持部ロック用治具を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、端子挿入部と、この端子挿入部近傍にヒ
ンジ結合された端子保持部とを備え、端子挿入部に端子
を挿入した後に、端子保持部を閉じ方向に揺動させて端
子挿入部にロックしたときに、この端子保持部で端子の
電線接続部を端子挿入部に押圧して保持するようになる
コネクタの端子保持部をロックするための治具であっ
て、コネクタを位置決めする位置決め部と、コネクタの
端子保持部の方向に移動して、この端子保持部を閉じ方
向に揺動させて端子挿入部にロックさせるプッシュロッ
ドとを備えたことを特徴とするコネクタの端子保持部ロ
ック用治具を提供するものである。
【0009】本発明によれば、コネクタを治具の位置決
め部で位置決めした状態で、端子挿入部に端子を挿入し
て、この端子の電線部分を一方の手で保持しながら他方
の手でプッシュロッドをプッシュ操作すると、このプッ
シュロッドが端子保持部の方向に移動して、端子保持部
を閉じ方向に揺動させて端子挿入部にロックさせるよう
になる。
【0010】請求項2のように、上記プッシュロッド
は、手動でプッシュ操作するものであり、アンプッシュ
方向にスプリング力で自動復帰されるものが構成の簡素
化のために好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0012】図1〜図3に示すように、コネクタ1の端
子保持部1c,1dをロックするための治具10は、直
方体形状の合成樹脂製治具本体11を備え、この治具本
体11の上面11aの中央には凹部11bが形成され、
この凹部11bには、上記コネクタ1の端子挿入部1
a,1bを上方から着脱自在に差し込むための差し込み
穴11cが形成されている。
【0013】上記差し込み穴11cの上面は、コネクタ
1のフランジ部1iの下面を当て止めて下方向を位置決
めするとともに、この差し込み穴11cの穴形状は、フ
ランジ部1iの直ぐ下の多角断面形状に合わされて、コ
ネクタ1が回らないように回り方向を位置決めするよう
になる。なお、上記フランジ部1iは、端子保持部1
c,1dの下方においてコネクタ1の外周に形成されて
いる。
【0014】上記差し込み穴11cに端子挿入部1a,
1bが差し込まれたコネクタ1の端子保持部1c,1d
は、図1において、開いた状態(アンロック)では、一
方の端子保持部1dが左斜め上方向に位置し、他方の端
子保持部1cが右斜め下方向に位置するようになる。
【0015】上記治具本体11の中央の凹部11bから
各端子保持部1c,1dに対応して、左方向に貫通する
ガイド凹部11dと右方向に貫通するガイド凹部11e
とがそれぞれ形成され、各ガイド凹部11d,11eに
は、プッシュロッド12(A,B)がそれぞれ左右方向
にスライド自在に嵌め込まれている。
【0016】各プッシュロッド12(A,B)には、ス
ライド方向の長穴12aがそれぞれ形成され、この長穴
12aに、ガイド凹部11d,11eの底にそれぞれね
じ止めされるガイドピン13が嵌合されて、このガイド
ピン13により、プッシュロッド12(A,B)が浮き
上がらないようにスライドガイドされるようになる。
【0017】上記各プッシュロッド12(A,B)の長
穴12a内にはスプリング14がそれぞれ縮装され、こ
のスプリング14により各プッシュロッド12(A,
B)がアンプッシュ方向bに付勢されている。このプッ
シュロッド12(A,B)は、後端部12bを手動でプ
ッシュ方向cにプッシュ操作するものである。
【0018】上記各プッシュロッド12(A,B)の先
端部にはカット部12cが形成され、このカット部12
cは、電線3を接続した端子2を端子挿入部1a,1b
に挿入した後に、各プッシュロッド12(A,B)をプ
ッシュ方向cにプッシュ操作したときに、開いた(アン
ロック)状態の端子保持部1c,1dを押圧して閉じ
(ロック)方向に揺動させるようになる(図4参照)。
【0019】上記治具本体11の中央の凹部11bから
コネクタ1のロック部1j(コネクタ1をハウジング等
にロックするためのもの)に対応して、右方向に貫通す
る深い凹部11fが形成され、この凹部11fには、上
記ロック部1jの上面に係合可能なロック爪部15aを
有するロックレバー15が支軸16で左右方向に揺動自
在に嵌め込まれている。このロックレバー15のロック
爪部15aがコネクタ1のロック部1jの上面に係合す
ることで、コネクタ1の上方向が位置決めされるように
なる。
【0020】上記支軸16にはスプリング17が巻装さ
れ、このスプリング17によりロックレバー15がロッ
ク方向dに付勢されている。このロックレバー15は、
上端部を手動でアンロック方向eに操作するものであ
る。
【0021】上記のように構成した治具10を用いて、
コネクタ1の端子保持部1c,1dをロックする手順を
説明する。
【0022】図1〜図3に示したように、作業者は、一
方の手でつまんだコネクタ1の端子挿入部1a,1bを
治具本体11の差し込み穴11cに上方から所定の向き
で差し込みながら、他方の手でロックレバー15をアン
ロック方向eに操作する。このコネクタ1の端子挿入部
1a,1bを治具本体11の差し込み穴11cに差し込
むことで、コネクタ1の回り方向が位置決めされる。
【0023】そして、コネクタ1のフランジ部1iの下
面が差し込み穴11cの上面に当て止められると、コネ
クタ1の下方向が位置決めされ、この状態でロックレバ
ー15から手を離すと、ロックレバー15がスプリング
17でロック方向dに復帰して、ロック爪部15aがコ
ネクタ1のロック部1jの上面に係合すると、コネクタ
1の上方向が位置決めされる。
【0024】その後、一方の手で端子挿入部1bに端子
2を挿入して、その手でこの端子2の電線3の部分を保
持しながら、図4のように、他方の手でプッシュロッド
12(A)をプッシュ方向cにプッシュ操作すると、こ
のプッシュロッド12(A)のカット部12cが開いた
状態の端子保持部1dを押圧して、閉じ方向aに揺動さ
せるようになり、図6に示したように、端子保持部1d
のロック穴1gが端子挿入部1bのロック突起1hに係
合してロックされるようになる。このロックが完了した
状態でプッシュロッド12(A)から手を離すと、プッ
シュロッド12(A)がスプリング13でアンプッシュ
方向bに自動復帰する。
【0025】同様にして、一方の手で端子挿入部1aに
端子2を挿入して、その手でこの端子2の電線3の部分
を保持しながら、他方の手でプッシュロッド12(B)
をプッシュ方向cにプッシュ操作すると、このプッシュ
ロッド12(B)のカット部12cが開いた状態の端子
保持部1cを押圧して、閉じ方向aに揺動させるように
なり、図6に示したように、端子保持部1cのロック穴
1gが端子挿入部1aのロック突起1hに係合してロッ
クされるようになる。このロックが完了した状態でプッ
シュロッド12(B)から手を離すと、プッシュロッド
12(B)がスプリング13でアンプッシュ方向bに自
動復帰する。
【0026】上記各ロックによって、端子保持部1c,
1dで各端子2の電線接続部が端子挿入部1a,1bに
押圧されて保持されるようになるから、各端子2が抜け
外れるおそれがなくなる。
【0027】その後、一方の手でロックレバー15をア
ンロック方向eに操作して、ロック爪部15aによるコ
ネクタ1のロック部1jの係合を解除した状態で、両電
線3の部分を他方の手で持って上方に引き上げると、コ
ネクタ1は、端子挿入部1a,1bが治具本体11の差
し込み穴11cから上方に引き抜かれるようになる。
【0028】これにより、コネクタ1の端子保持部1
c,1dのロック作業が完了し、以下同様の作業を繰り
返す。
【0029】上記治具10によれば、作業者は、一方の
手で端子2の電線3の部分を保持し、他方の手でプッシ
ュロッド12(A,B)をプッシュ操作するだけである
から、端子保持部1c,1dのロック作業の負担が軽減
できるようになる。
【0030】また、一方の手で端子2の電線3の部分を
保持できるから、端子2が抜けないので、半挿入状態で
端子2をロックするおそれがなくなって、端子2を変形
させることもなくなる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、コネクタを治具の位置決め部で位置決めした状態
で、端子挿入部に端子を挿入して、この端子の電線部分
を一方の手で保持しながら他方の手でプッシュロッドを
プッシュ操作すると、このプッシュロッドが端子保持部
の方向に移動して、端子保持部を閉じ方向に揺動させて
端子挿入部にロックさせるようになる。
【0032】したがって、作業者は、一方の手で端子の
電線部分を保持し、他方の手でプッシュロッドをプッシ
ュ操作するだけであるから、端子保持部のロック作業の
負担が軽減できるようになる。また、一方の手で端子の
電線部分を保持できるから、端子が抜けないので、半挿
入状態で端子をロックするおそれがなくなって、端子を
変形させることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 端子保持部ロック用治具の平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【図4】 一方のプッシュロッドをプッシュ操作した状
態の治具の平面図である。
【図5】 コネクタであり、(a)は側面図、(b)は
後面図、(c)は前面図である。
【図6】 コネクタであり、(a)は端子保持部をロッ
クした状態の側面図、(b)は従来の治具で端子保持部
をロックした状態の後面図、(c)は側面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コネクタ 1a,1b 端子挿入部 1c,1d 端子保持部 1e,1f ヒンジ部 2 端子 3 電線 10 治具 11 治具本体 11c 差し込み穴(位置決め部) 12(A,B) プッシュロッド 15 ロックレバー a 閉じ方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E063 HA02 HA05 HB14 HB16 HB19 XA02 XA05 5E087 EE07 FF15 GG26 GG34 RR25 RR36 RR47

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子挿入部と、この端子挿入部近傍にヒ
    ンジ結合された端子保持部とを備え、端子挿入部に端子
    を挿入した後に、端子保持部を閉じ方向に揺動させて端
    子挿入部にロックしたときに、この端子保持部で端子の
    電線接続部を端子挿入部に押圧して保持するようになる
    コネクタの端子保持部をロックするための治具であっ
    て、 コネクタを位置決めする位置決め部と、コネクタの端子
    保持部の方向に移動して、この端子保持部を閉じ方向に
    揺動させて端子挿入部にロックさせるプッシュロッドと
    を備えたことを特徴とするコネクタの端子保持部ロック
    用治具。
  2. 【請求項2】 上記プッシュロッドは、手動でプッシュ
    操作するものであり、アンプッシュ方向にスプリング力
    で自動復帰される請求項1記載のコネクタの端子保持部
    ロック用治具。
JP2001093683A 2001-03-28 2001-03-28 コネクタの端子保持部ロック用治具 Abandoned JP2002299002A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140857A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Yazaki Corp コネクタの係止部材挿入治具
CN107978947A (zh) * 2017-12-26 2018-05-01 合肥得润电子器件有限公司 一种端子收口的工装

Cited By (3)

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JP2009140857A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Yazaki Corp コネクタの係止部材挿入治具
CN107978947A (zh) * 2017-12-26 2018-05-01 合肥得润电子器件有限公司 一种端子收口的工装
CN107978947B (zh) * 2017-12-26 2024-02-27 合肥得润电子器件有限公司 一种端子收口的工装

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