JPH07192812A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JPH07192812A
JPH07192812A JP5350076A JP35007693A JPH07192812A JP H07192812 A JPH07192812 A JP H07192812A JP 5350076 A JP5350076 A JP 5350076A JP 35007693 A JP35007693 A JP 35007693A JP H07192812 A JPH07192812 A JP H07192812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector housing
connector
movable member
housing
slope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5350076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3130196B2 (ja
Inventor
Hitoshi Okumura
均 奥村
Koichiro Tokuwa
孝一郎 徳和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP05350076A priority Critical patent/JP3130196B2/ja
Priority to DE69423448T priority patent/DE69423448T2/de
Priority to EP94120349A priority patent/EP0660451B1/en
Priority to US08/364,135 priority patent/US5575678A/en
Publication of JPH07192812A publication Critical patent/JPH07192812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3130196B2 publication Critical patent/JP3130196B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さな力で嵌合できるようにしつつ、半嵌合
などの嵌合不良を起こさないようにする。 【構成】 当接部材18が突出部材24cの山形斜面を
乗り越える過程を設けることにより、可動部材24を押
し込み操作するときに雌側ハウジング10が雄側ハウジ
ング20の所定位置まで押し込まれていれば正規の位置
まで引き込まれるし、所定位置まで押し込まれていない
状態で押し込み操作してしまうと逆に押し出されてしま
う。従って、中途半端な状態は存在せず、嵌合不良を見
逃さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雌雄コネクタの嵌合力
補助機構を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、20極以上の雌雄コネクタを結
合しようとする場合、大きな結合力を必要とする。この
ため、てこの原理を利用して比較的小さな力で容易に結
合できるようにしたレバー式コネクタが利用されてい
る。従来のレバー式コネクタは、雄側ハウジングにはフ
ードを形成して雌側ハウジングを挿入できるようにして
おくとともに、同雌側ハウジングの側面に突出して形成
したガイドピンの挿入を妨げないように脱着方向に沿っ
て切り欠きを形成し、さらにはこの切り欠きに対面して
傾斜面を備えたレバーを回動可能に支持している。同傾
斜面はレバーが初期位置にあるときには切り欠き上にか
かっておらず、同レバーを回動させるにつれて切り欠き
上を奥側に向かって移動するように形成されている。
【0003】かかる構成において、雌側ハウジングを雄
側ハウジングのフードに挿入していくと、ガイドピンは
切り欠きの入り口の辺りまで案内されるものの、互いの
ハウジングが保持している端子金具同士が当接し、挿入
を妨げられる。この状態でレバーの端を保持して回動さ
せると、切り欠き上で傾斜面が奥側に向かって移動する
ため、ガイドピンは同傾斜面によって切り欠きの奥に向
かって押し込められる。レバーを回動させる範囲は大き
いが、引き込まれる量は短いため、小さな力でも容易に
嵌合させることができる。なお、このようなレバー式コ
ネクタは多極の場合に限らず、嵌合力を要するものに適
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコネク
タにおいては、レバーを回転させるときに傾斜面がガイ
ドピンに係合するまで雌側ハウジングを挿入してからレ
バーを回転させることにより、雌側ハウジングは雄側ハ
ウジングに向かって引き込まれるが、その位置まできち
んと挿入されていないのを知らずにレバーを回転させて
しまった場合には、正確に嵌合されないことはもちろん
のこと、場合によっては半嵌合であるにもかかわらず、
それに気がつかないこともあるという課題があった。本
発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、小さな
力で嵌合できるようにしつつ、半嵌合などの嵌合不良を
起こさないようにすることが可能なコネクタの提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、互いに相対応する端子金
具を備えた一対の第一コネクタハウジングと第二コネク
タハウジングとからなり、第一コネクタハウジングには
一方向から挿入されて嵌合する第二コネクタハウジング
の収容スペースを形成するとともに、上記第一コネクタ
ハウジングにおける上記収容スペースの側方には当該第
一コネクタハウジングに対する所定位置に対して近接及
び離反可能に可動部材を配設し、かつ、第二コネクタハ
ウジングの脱着方向に沿って形成された山形斜面を備え
る突出部材と上記第二コネクタハウジングの脱着時に上
記突出部材の山形斜面に沿って摺接する当接部材とから
なる一対の部材が、上記第一コネクタハウジングと上記
第二コネクタハウジングの嵌合位置において上記当接部
材が山形斜面の頂部を越える位置となるように、上記可
動部材と第二コネクタハウジングに配設した構成として
ある。
【0006】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載のコネクタにおいて、上記可動部材を、上記第一
コネクタハウジングに対して回動可能に支持せしめ、支
持点を支点として回転するときに当該第一コネクタハウ
ジングの所定位置に対して近接及び離反するように構成
としてある。また、請求項3にかかる発明は、請求項1
または2に記載のコネクタにおいて、上記可動部材を、
上記第一コネクタハウジングの側面に沿ってフード状に
形成した構成としてある。また、請求項4にかかる発明
は、請求項3に記載のコネクタにおいて、フード状とし
た上記可動部材を、上記第一コネクタハウジングの側面
に対して近接するように付勢機構を配設して構成してあ
る。
【0007】また、請求項5にかかる発明は、請求項4
に記載のコネクタにおいて、上記付勢機構を、上記可動
部材における上記第一コネクタハウジングの側面に対し
て近接及び離反する側の端部とは上記支持点を挟んで反
対の側に可撓性を有するスプリング片を形成し、当該可
動部材を第一コネクタハウジングから離反させるように
回動させたときに当該上記スプリング片が上記第一コネ
クタハウジングに当接するように構成してある。
【0008】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいて、第一コネクタハウジングの収容スペースに向か
って第二コネクタハウジングを挿入していくと、互いに
保持している端子金具同士が当接して大きな力をかけな
いかぎりは挿入できない。ところで、第一コネクタハウ
ジングの側方には可動部材を配設してあり、当該第一コ
ネクタハウジングに対する所定位置に対して近接及び離
反可能となっている。ここにおいて、山形斜面を備える
突出部材とこの山形斜面に沿って摺接する当接部材とか
らなる一対の部材が、これらの可動部材と第二コネクタ
ハウジングに配設してある。これらの部材は、可動部材
と第二コネクタハウジングとのいずれの側にあってもよ
い。当接部材は上記第二コネクタハウジングの脱着時に
上記突出部材の山形斜面に沿って摺接するように配設し
てあるので、第二コネクタハウジングを挿入していく過
程において、当接部材が上り斜面に摺接しているときに
は可動部材を押し出し、頂部を越えて下り斜面に摺接し
始めると可動部材は第二コネクタハウジングの側に向か
って近接できるようになる。
【0009】従って、第二コネクタハウジングを第一コ
ネクタハウジングの収容スペースに挿入していくとき
に、少なくとも、当接部材が山形斜面の頂部を越えると
ころまで挿入してから可動部材を上記収容スペースの側
に向かって押し込むと、山形斜面の下り斜面が当接部材
に押しつけられることになり、第二コネクタハウジング
を第一コネクタハウジングの側に向かって引き込むこと
になる。一方、当接部材が山形斜面の頂部を越えるまで
挿入していないにもかかわらずに、可動部材を上記収容
スペースの側に向かって押し込むと、山形斜面の上り斜
面が当接部材に押しつけられることになり、第二コネク
タハウジングは第一コネクタハウジングの収容スペース
から押し出されてしまう。
【0010】従って、可動部材を押し込めば第二コネク
タハウジングは引き込まれるか押し出されるかのいずれ
かとなり、中途半端な状態とならない。また、正規の嵌
合位置まで第二コネクタハウジングが引き込まれたとき
の山形斜面の位置は一定で、これに応じて可動部材を押
し込める量も定まる。このため、可動部材の押し込み量
によって嵌合状態を視覚により判断できる。例えば、正
規の嵌合位置まで引き込まれたときに可動部材が完全に
押し込められるようにしておけば、少しでも可動部材が
浮いていると嵌合が満足のいくものではないことが分か
る。なお、突出部材を可動部材の側に配設する場合は、
第一コネクタハウジングにおける上記収容スペースに向
けて配設するとともに、当接部材を第二コネクタハウジ
ングに配設する。また、突出部材を第二コネクタハウジ
ングの側に配設する場合は、第一コネクタハウジングに
おける上記収容スペースに収容されるように配設し、当
接部材を第一コネクタハウジングにおける上記収容スペ
ースに向けて可動部材の側に配設する。
【0011】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、可動部材が第一コネクタハウジン
グに対して回動可能に支持されているので、支持点を支
点として回転させると可動部材を収容スペースの側に向
かって押し込んだり、あるいは同収容スペースから引き
出すことになる。このとき、支持点に支持されてない端
部を回動させることにより、てこの原理が作用する。ま
た、上記のように構成した請求項3にかかる発明におい
ては、可動部材が第一コネクタハウジングの側面に沿っ
たフード状に形成されているので、可動部材を収納スペ
ースの側に押し込んだときには第一コネクタハウジング
から突出しない状態になる。
【0012】また、上記のように構成した請求項4にか
かる発明においては、フード状とした可動部材が、常に
第一コネクタハウジングの側面に対して近接するように
付勢されているので、第二コネクタハウジングの挿入過
程において当接部材は常に山形斜面に押しつけられてお
り、可動部材が第一コネクタハウジングからどれくらい
離れているかによって、当接部材が山形斜面のどの位置
に当接しているかを示すことになる。また、上記のよう
に構成した請求項5にかかる発明においては、可動部材
自体に回動側の端部とは支持点を挟んで反対の側にスプ
リング片を形成してあるので、可動部材が支持点を支点
として回動するときに大きく回動すればするほどスプリ
ング片は第一コネクタハウジングに押しつけられ、逆に
回転させようとする。この結果、可動部材は常に第一コ
ネクタハウジングの側面に対して近接するように付勢さ
れる。
【0013】なお、山形斜面を形成するためには、一の
部材の表面に上り斜面と下り斜面とを形成してもよい
し、上り斜面だけを備える部材と、下り斜面だけを備え
る部材とに分けて形成し、それぞれに当接部材を形成し
て一方が上り斜面の頂上までいったら他方が下り斜面に
摺接し始めるようにしてもよい。また、山形斜面を有す
る突出部材を形成するにあたっては、独立して凸片を形
成するようにしてもよいし、壁面などに凹凸を形成して
同凹凸にて山形斜面を形成するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、山形斜面
と当接部材とを組み合わせることにより、可動部材を押
し込んだときに第二コネクタハウジングは完全に引き込
まれるか押し出されるかのいずれかとなり、嵌合不良か
否かが分かりやすく、嵌合不良の状態を知らないまま見
過ごしてしまうというようなことがなくなる。
【0015】また、請求項2の発明によれば、回動操作
で可動部材を移動させるので、てこの原理で操作でき、
小さな力で嵌合できる。また、請求項3の発明によれ
ば、可動部材がフード状になっているので、押し込み時
には可動部材が第一コネクタハウジングから突出しない
状態になる。従って、第二コネクタハウジングを正規の
位置まで押し込んでいないときには可動部材は浮いた状
態となるが、このように少しでも浮いていてもフード状
であると周囲の部材の状態と比較して非常に分かりやす
い。また、請求項4の発明によれば、可動部材が第一コ
ネクタハウジングの側面に付勢されているので、第一コ
ネクタハウジングの向きにかかわらず、当接部材は常に
山形斜面に押しつけられており、可動部材と第一コネク
タハウジングの位置関係から、第二コネクタハウジング
の嵌合状態が確実に分かる。
【0016】そして、上記のように構成した請求項5に
かかる発明においては、支持点を挟んで反対の側にスプ
リング片を形成するだけで、可動部材を開こうとしたと
きに当該スプリング片が第一コネクタハウジングに押し
つけられて反対の側に付勢することができ、構成が容易
になる。
【0017】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかるコネクタを斜
め上方から見た斜視図により示しており、図2は断面図
により示しており、図3は斜め下方から見た斜視図によ
り示している。同図において、雌側ハウジング10は内
部に雌端子金具11を収容可能で前後方向に連通する筒
状の端子収容室12を左右に二つ並設して備えており、
図2に示すように、同端子収容室12の内部には底壁に
ランス13を形成して雌端子金具11を係止可能に構成
されている。また、端子収容室12の上壁には外部に連
通する連通孔12aを形成してあり、当該雌側ハウジン
グ10の上面に係合されたリテーナ14が可動範囲内で
移動するときに同リテーナ14のロック片14aが当該
連通孔12aを介して端子収容室12内に進入し、同端
子収容室12内に係止されている雌端子金具11を二重
係止できるようになっている。
【0018】雌側ハウジング10の下面には前端にて当
該雌側ハウジング10に接続され、後方へ延設されたロ
ックアーム15が形成されているとともに、このロック
アーム15の両側には当該ロックアーム15に沿って下
方に突出する板状のガイド壁16,16が形成されてい
る。なお、ロックアーム15の中程には下方に向かって
突出するロック突起15aを形成してあり、また、後端
を筒状に形成して下方に向かって突出させ、操作部15
bを形成してある。一方、左右の端子収容室12,12
の間には空間が形成されており、この空間に連通するよ
うに雌側ハウジング10の上面は幅方向中程に前端近辺
から後方に向かってスリット17が形成されている。た
だし、同スリット17における前端では左右の壁面を連
結して梁状の当接部材18を形成してあり、同当接部材
18の上面は三角屋根のように前斜面18aと後斜面1
8bとを形成してある。
【0019】雄側ハウジング20は開口21を介して上
記雌側ハウジング10を挿入および収容可能な有底筒体
をなし、奥壁には同雌側ハウジング10の端子収容室1
2内に収容された雌端子金具11に対面する位置に雄端
子金具22を左右に二つ並べて保持している。雄側ハウ
ジング20の左右側面と上面を囲い込む断面コの字形と
したフード状の可動部材24は、左右側壁24a,24
aの軸孔24a1,24a1を雄側ハウジング20の左
右側面における開口21と反対側の端部の上方寄りの部
分から左右に突出する軸支ピン20a,20aにて貫通
支持され、当該雄側ハウジング20に対して回動自在に
なっている。
【0020】左右側壁24a,24aの間に連なる水平
な基壁24bの下面には板状の突出部材24cを突出し
て形成してあり、この突出部材24cに対応して雄側ハ
ウジング20の上壁にはスリット状の連通孔23を形成
し、図2に示すように上記突出部材24cが貫通して雄
側ハウジング20内に突出可能となっている。突出部材
24cは雌側ハウジング10の挿入方向に沿って形成し
てあり、突出端の形状は開口21の側からほぼ垂直に下
方に少しだけ突出し、そこから開口21とは反対の側に
向かうにつれて下方に突出し、最下端のところからは徐
々に上方に向かって基壁24bに連続している。すなわ
ち、同突出端は下方に突出する山形斜面を形成してあ
る。ここにおいて、同山形斜面のうち、開口21側の斜
面を上り斜面24c1と呼び、頂部24c2を越えた斜
面を下り斜面24c3と呼ぶ。なお、雌側ハウジング1
0における端子収容室12,12間を連結する当接部材
18と当該突出部材24cとの位置関係は、雄側ハウジ
ング20に雌側ハウジング10を挿入していくときに当
接部材18が上り斜面24c1に当接して押し上げ、ま
た、雌側ハウジング10を雄側ハウジング20における
正規の位置まで押し込んだときには当接部材18が突出
部材24cの頂部24c2を越え、下り斜面24c3に
軽く当接した状態となるようにしてある。
【0021】基壁24bにおける開口21と反対の側の
端部の中央部分はわずかに後方側に突出されてスプリン
グ片24dを形成しており、その先端は左右側壁24
a,24aに形成した軸孔24a1,24a1よりも開
口21と反対の側に突き出ている。従って、上記軸孔2
4a1,24a1を支点として可動部材24の開口21
側を引き上げようとすれば、スプリング片24dは雄側
ハウジング20の上面に近接して押しつけられ、撓むよ
うになっている。なお、スプリング片24dのバネ性を
向上させるために基壁24bには切り込み24d1,2
4d1を形成してある。
【0022】雄側ハウジング20の底壁はロックアーム
15とガイド壁16,16をに合わせて凹みを形成して
あり、また、ロックアーム15の可撓範囲内でロック突
起15aに係合可能な係止爪25を形成してある。次
に、上記構成からなる本実施例の動作を説明する。な
お、予め、雌側ハウジング10と雄側ハウジング20に
はそれぞれ電線を接続した雌端子金具11と雄端子金具
22とを装着しておく。図4〜図6に示すように、雄側
ハウジング20の開口21から雌側ハウジング10を挿
入していく。雄側ハウジング20の底壁側では、凹みに
合わせてロックアーム15とガイド壁16,16が挿入
され、挿入方向を案内する。一方、雄側ハウジング20
の上壁側では、当初、可動部材24が雄側ハウジング2
0の上面に密着する状態となっており、突出部材24c
は連通孔23を介して雄側ハウジング20内に突出して
いる。従って、雌側ハウジング10が挿入されていく
と、端子収容室12の間の当接部材18がこの突出部材
24cにおける上り斜面24c1に当接する。
【0023】当接部材18の上面には前斜面18aが形
成されており、さらに、雌側ハウジング10を挿入して
いくと突出部材24cの上り斜面24c1と当接部材1
8の前斜面18aが互いに摺接し、突出部材24cが当
接部材18に押し上げられてくる。ここにおいて、突出
部材24cは可動部材24から突出しており、同可動部
材24は雄側ハウジング20の外側面に対して回動可能
に支持されているので、可動部材24は軸支ピン20a
を支点として開口21の側が持ち上がってくる。可動部
材24における開口21の側と反対の側にはスプリング
片24dが突出しており、同スプリング片24dが軸支
ピン20aを越えた側にまで延びているので、可動部材
の開口21側が持ち上がってくるにつれて当該スプリン
グ片24dの先端は雄側ハウジング20の上面に押しつ
けられ、逆の方向に回転するように付勢する。すなわ
ち、突出部材24cが当接部材18から離れないように
押さえ付けられることになるので、例え、雄側ハウジン
グ20が逆さになっていても可動部材24が自由に開い
てしまうことはなく、当接部材18と突出部材24cと
の当接具合が判断しやすい。特に、可動部材24はフー
ド状に形成されて雄側ハウジング20に密着しているの
で、少しでも突出部材24cが当接部材18によって押
し上げられていると浮いた状態となり、分かりやすい。
【0024】雌側ハウジング10を挿入していき、雄端
子金具22と雌端子金具11とが嵌合し始める直前に突
出部材24cの頂部24c2が当接部材18の頂点を越
え、図7に示す状態を経て突出部材24cの下り斜面2
4c3が同当接部材18の後斜面18bに乗り上がる。
ここからは雄端子金具22の先端が雌端子金具11内に
押し込まなければならないため、大きな力がいることに
なる。なお、可動部材24はスプリング片24dによっ
て閉じる方向に付勢されており、この力は当接部材18
の頂点を越えた位置で突出部材24cの頂部24c2を
押しつけるように作用している。従って、雌側ハウジン
グ10が抜け出るためには突出部材24cを後斜面18
bに摺接させながらスプリング片24dの付勢力に逆ら
って同後斜面18b上を押し上げることになる。このた
め、雌側ハウジング10は容易には抜け出ず、簡単な抜
け止めを図ることができる。
【0025】可動部材24における開口21の側の端部
を雄側ハウジング20に向かって押し込むと、突出部材
24cの下り斜面24c3が当接部材18の後斜面18
b上を滑り降りるように作用するため、雌側ハウジング
10は雄側ハウジング20の奥に向かって引き込まれる
ことになる。可動部材24の形態としては、一方の端に
回動の中心となる軸孔24a1を備え、開口21側の端
との間に突出部材24cが形成されている。従って、開
口21側の端を押し込むときには支点との間に作用点が
位置することになり、てこの原理を利用して小さな力で
雌側ハウジング10を引き込むことができる。そして、
可動部材24を雄側ハウジング20に密着するまで押し
込んだときには、図8〜図10に示すように雌側ハウジ
ング10は雄側ハウジング20の奥の正規の嵌合位置ま
で引き込まれている。また、正規の嵌合位置まで引き込
まれるとロックアーム15のロック突起15aは雄側ハ
ウジング20の係止爪25と係合し、抜け止めが図られ
る。
【0026】もし、可動部材24を押し込んだとしても
雄側ハウジング20に密着していなければ雌側ハウジン
グ10は正規の嵌合位置まで引き込まれていないことが
分かる。これに対し、図5に示すように突出部材24c
の頂部24c2が当接部材18の頂点を越えていないと
きに可動部材24を押し込んだとすると、突出部材24
cの上り斜面24c1と当接部材18の前斜面18aが
当接しているので、当接部材18は同上り斜面24c1
上を滑り降りるように作用し、開口21の側に向かって
押し出される。上り斜面24c1と下り斜面24c3は
傾斜が異なり、上り斜面24c1の方が水平距離が長く
なっているので、このようにして雌側ハウジング10が
押し出される距離は長い。従って、容易に押し出された
ことを判断でき、嵌合不良を見過ごしてしまうことを防
止できる。
【0027】このように、当接部材が山形斜面を乗り越
える過程を設けることにより、可動部材を操作するとき
に雌側ハウジング10が所定位置まで押し込まれていれ
ば正規の位置まで引き込まれるし、所定位置まで押し込
まれていない状態で操作してしまうと逆に押し出されて
しまう。従って、中途半端な状態は存在せず、嵌合不良
を見逃さない。一方、雌側ハウジング10を抜き取ると
きにはロックアーム15の操作部15bをハウジングの
側に押し込んでロックアーム15を撓ませ、ロック突起
15aと係止爪25が引っ掛からないようにして雌側ハ
ウジング10を引き出す。このとき、当接部材18は可
動部材24に当接するものの、可動部材24はスプリン
グ片24dの付勢力に抗して少し浮き上がるだけで雌側
ハウジング10は容易に抜け出ることができる。なお、
当接部材18は最初に突出部材24cの下り斜面24c
3に当接して可動部材24を押し上げ、頂部24c2を
越えると再び可動部材24が雄側ハウジング20に向か
って近接してくる。可動部材24が閉じた状態となると
きに雄側ハウジング20の外周面に係止するように構成
することもできるが、このようにすると抜き出すときに
予め係止を解除させておかなければならず、操作性が煩
わしくなる。
【0028】なお、上述した実施例は本発明の単なる一
具体例に過ぎず、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内
で各種の変形が可能であり、以下のような構成も当然に
含まれる。上述した実施例においては、可動部材24を
雄側ハウジング20の側面に密着するフード状に形成し
てあるが、山形斜面さえ備えればレバー状などの他の形
状とすることもできる。上述した実施例においては、可
動部材24が回動するように構成しているが、スライド
するような構成とすることもできる。上述した実施例に
おいては、可動部材24を付勢するのに端部を延ばして
スプリング片24dを形成しているが、雄側ハウジング
20の側面に付勢しさえすればよいので、バネやゴムな
どの弾性体を配設して構成することもできる。
【0029】上述した実施例においては、一つの突出部
材24cの突出端に上り斜面24c1と下り斜面24c
3を形成して連続した山形斜面を形成しているが、上り
斜面と下り斜面を別の部材の表面に形成することもでき
る。この場合、当接部材が配設される側においては、当
接部材が連続して両斜面に摺接するように構成すればよ
い。また、山形のガイド溝に係合しながらガイドピンが
摺接するように構成してもよい。さらに、可動部材24
の側に当接部材を形成し、雌側ハウジング10に山形斜
面を有する突出部材を形成してもよい。上述した実施例
においては、突出部材24cとして板状として単体が独
立に突出するようにしているが、雄側ハウジング20の
内側面や雌側ハウジング10の外側面に山形斜面を凹凸
を形成して構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるコネクタの嵌合前に
おける斜め上方より見た斜視図である。
【図2】コネクタの嵌合前における断面図である。
【図3】コネクタの嵌合前における斜め下方より見た斜
視図である。
【図4】コネクタの嵌合途中における斜め上方より見た
斜視図である。
【図5】コネクタの嵌合途中における断面図である。
【図6】コネクタの嵌合途中における斜め下方より見た
斜視図である。
【図7】コネクタの嵌合途中における断面図である。
【図8】正規の嵌合状態にあるコネクタの斜め上方より
見た斜視図である。
【図9】正規の嵌合状態にあるコネクタの断面図であ
る。
【図10】正規の嵌合状態にあるコネクタの斜め下方よ
り見た斜視図である。
【符号の説明】
10…雌側ハウジング 11…雌端子金具 17…スリット 18…当接部材 18a…前斜面 18b…後斜面 20…雄側ハウジング 20a…軸支ピン 22…雄端子金具 24…可動部材 24a…側壁 24a1…軸孔 24b…基壁 24c…突出部材 24c1…上り斜面 24c2…頂部 24c3…下り斜面 24d…スプリング片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相対応する端子金具を備えた一対
    の第一コネクタハウジングと第二コネクタハウジングと
    からなり、第一コネクタハウジングには一方向から挿入
    されて嵌合する第二コネクタハウジングの収容スペース
    を形成するとともに、上記第一コネクタハウジングにお
    ける上記収容スペースの側方には当該第一コネクタハウ
    ジングに対する所定位置に対して近接及び離反可能に可
    動部材を配設し、かつ、 第二コネクタハウジングの脱着方向に沿って形成された
    山形斜面を備える突出部材と上記第二コネクタハウジン
    グの脱着時に上記突出部材の山形斜面に沿って摺接する
    当接部材とからなる一対の部材が、上記第一コネクタハ
    ウジングと上記第二コネクタハウジングの嵌合位置にお
    いて上記当接部材が山形斜面の頂部を越える位置となる
    ように、上記可動部材と第二コネクタハウジングに配設
    したことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のコネクタにおい
    て、上記可動部材を、上記第一コネクタハウジングに対
    して回動可能に支持せしめ、支持点を支点として回転す
    るときに当該第一コネクタハウジングの所定位置に対し
    て近接及び離反するように構成したことを特徴とするコ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または2に記載のコネクタ
    において、上記可動部材を、上記第一コネクタハウジン
    グの側面に沿ってフード状に形成したことを特徴とする
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載のコネクタにおい
    て、フード状とした上記可動部材を、上記第一コネクタ
    ハウジングの側面に対して近接するように付勢機構を配
    設して構成したことを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載のコネクタにおい
    て、上記付勢機構を、上記可動部材における上記第一コ
    ネクタハウジングの側面に対して近接及び離反する側の
    端部とは上記支持点を挟んで反対の側に可撓性を有する
    スプリング片を形成し、当該可動部材を第一コネクタハ
    ウジングから離反させるように回動させたときに当該上
    記スプリング片が上記第一コネクタハウジングに当接す
    るように構成したことを特徴とするコネクタ。
JP05350076A 1993-12-27 1993-12-27 コネクタ Expired - Fee Related JP3130196B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05350076A JP3130196B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コネクタ
DE69423448T DE69423448T2 (de) 1993-12-27 1994-12-21 Steckverbinder
EP94120349A EP0660451B1 (en) 1993-12-27 1994-12-21 Connector
US08/364,135 US5575678A (en) 1993-12-27 1994-12-27 Locking connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05350076A JP3130196B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07192812A true JPH07192812A (ja) 1995-07-28
JP3130196B2 JP3130196B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=18408073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05350076A Expired - Fee Related JP3130196B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5575678A (ja)
EP (1) EP0660451B1 (ja)
JP (1) JP3130196B2 (ja)
DE (1) DE69423448T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009134909A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Nifco Inc 接合識別機構
JP2010080451A (ja) * 2002-06-25 2010-04-08 Resmed Ltd 電源接続器の保持及び離脱力の制御のための方法及び装置
JP2020155310A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 住友電装株式会社 コネクタ

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09147979A (ja) * 1995-11-20 1997-06-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd ロックアーム付きコネクタ
DE19602293B4 (de) * 1996-01-23 2008-01-03 The Whitaker Corp., Wilmington Verriegelungsmechanismus für eine elektrische Steckverbinderanordnung
JP3871523B2 (ja) 2001-04-20 2007-01-24 矢崎総業株式会社 半嵌合防止コネクタ
US6538882B2 (en) * 2001-05-10 2003-03-25 Jds Uniphase Corporation Module having a latch
JP2002359033A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Yazaki Corp コネクタの嵌合構造
DE10344955B3 (de) * 2003-09-27 2005-06-23 Airbus Deutschland Gmbh Verriegelbare Steckverbindung
DE10361260A1 (de) * 2003-12-24 2005-07-28 Hella Kgaa Hueck & Co. Stecker
US20060286839A1 (en) * 2005-06-21 2006-12-21 Bethurum Gary C Electrical Disconnect With Push-In Connectors
US7527509B1 (en) * 2005-06-21 2009-05-05 Ideal Industries, Inc. Electrical disconnect with push-in connectors
US7727002B2 (en) * 2006-06-21 2010-06-01 Ideal Industries, Inc. Electrical disconnect with adjacent wire receptacle boxes
AT514888B1 (de) 2013-10-10 2015-09-15 Zizala Lichtsysteme Gmbh Elektrische Steckverbindung mit einem Federelement sowie Beleuchtungseinrichtung mit Steckverbindung

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3933406A (en) * 1974-01-04 1976-01-20 Ford Motor Company Electrical connector block assembly having overcenter locking
US4010998A (en) * 1976-01-26 1977-03-08 General Motors Corporation Matable electrical connector means with inertia lock
US4272145A (en) * 1979-10-22 1981-06-09 Ford Motor Company Connector lock release
NZ196720A (en) * 1980-05-02 1985-04-30 Amp Inc Two part electrical connector with co-operating latches
GB8308074D0 (en) * 1983-03-24 1983-05-05 Amp Great Britain Electrical connector assembly
JPH01137572A (ja) * 1987-11-25 1989-05-30 Yazaki Corp コネクタのロック機構
JPH0545063Y2 (ja) * 1989-05-15 1993-11-17
JPH0755832Y2 (ja) * 1989-09-22 1995-12-20 富士重工業株式会社 電気コネクタの嵌合確認装置
JP2563708Y2 (ja) * 1990-11-30 1998-02-25 矢崎総業株式会社 コネクタ
US5376017A (en) * 1992-09-29 1994-12-27 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010080451A (ja) * 2002-06-25 2010-04-08 Resmed Ltd 電源接続器の保持及び離脱力の制御のための方法及び装置
JP2009134909A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Nifco Inc 接合識別機構
JP2020155310A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3130196B2 (ja) 2001-01-31
EP0660451A3 (en) 1997-04-02
DE69423448T2 (de) 2000-12-07
DE69423448D1 (de) 2000-04-20
EP0660451A2 (en) 1995-06-28
EP0660451B1 (en) 2000-03-15
US5575678A (en) 1996-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7255581B2 (en) Lever-type connector
JP4678333B2 (ja) レバー式コネクタ
JP3278051B2 (ja) カバー付きコネクタ
JP2624049B2 (ja) コネクタ
JP3538750B2 (ja) レバー式コネクタ
JPH089913Y2 (ja) コネクタ
JP3887693B2 (ja) レバー式コネクタ
JPH07192812A (ja) コネクタ
JP2000058200A (ja) コネクタ嵌合構造
JPH09185974A (ja) コネクタの嵌合解除機構
JP4304474B2 (ja) コネクタ
JP4492509B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2004247055A (ja) コネクタ
JP3457172B2 (ja) コネクタ嵌合構造
JP4588206B2 (ja) 電気機器と接続コードとの接続構造
JP2003208948A (ja) レバー式コネクタ
JPH0779029B2 (ja) 低挿抜力電気コネクタ
JPH07211392A (ja) コネクタ
JPH05121121A (ja) 電気コネクタ
JPH07282895A (ja) 電気コネクタ
JPH11167950A (ja) コネクタ
JP3674280B2 (ja) コネクタ
JPH11167949A (ja) コネクタ
JP3449913B2 (ja) コネクタ
JP2601851Y2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees