JP2002298465A - 多値記録再生方法及び装置 - Google Patents
多値記録再生方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光磁気記録媒体に情報を多値記録し、多値記
録された情報を再生する。 【解決手段】 情報の記録により記録マークが形成さ
れ、第1の補償温度T1C OMPを有する第1の記録層
と、情報の記録により記録マークが形成され、第1の補
償温度T1COMPとは異なる第2の補償温度T2
COMPを有する第2の記録層と、第1の記録層及び第
2の記録層から情報が磁気転写される再生層と、第1の
記録層及び第2の記録層から再生層に情報が磁気転写さ
れるように補助する補助層とが少なくとも積層されてお
り、第1の記録層と第2の記録層とは、交換結合をして
いる光磁気記録媒体1に、所定の方向に所定の強さで記
録磁界を印加する記録磁界印加部50と、光磁気記録媒
体に、第1の補償温度T1COMPまで昇温する第1の
昇温部と、光磁気記録媒体に、第2の補償温度T2
COMPまで昇温する第2の昇温部と、光磁気記録媒体
から情報を再生するために再生ビームを照射する再生ビ
ーム照射部とを備える。
録された情報を再生する。 【解決手段】 情報の記録により記録マークが形成さ
れ、第1の補償温度T1C OMPを有する第1の記録層
と、情報の記録により記録マークが形成され、第1の補
償温度T1COMPとは異なる第2の補償温度T2
COMPを有する第2の記録層と、第1の記録層及び第
2の記録層から情報が磁気転写される再生層と、第1の
記録層及び第2の記録層から再生層に情報が磁気転写さ
れるように補助する補助層とが少なくとも積層されてお
り、第1の記録層と第2の記録層とは、交換結合をして
いる光磁気記録媒体1に、所定の方向に所定の強さで記
録磁界を印加する記録磁界印加部50と、光磁気記録媒
体に、第1の補償温度T1COMPまで昇温する第1の
昇温部と、光磁気記録媒体に、第2の補償温度T2
COMPまで昇温する第2の昇温部と、光磁気記録媒体
から情報を再生するために再生ビームを照射する再生ビ
ーム照射部とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の記録層、第
2の記録層、再生層及び補助層が少なくとも積層されて
いる光磁気記録媒体に情報を多値記録し、再生する多値
記録再生方法及び装置に関する。
2の記録層、再生層及び補助層が少なくとも積層されて
いる光磁気記録媒体に情報を多値記録し、再生する多値
記録再生方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IT産業の目覚ましい発展によ
り、家庭等においてもデータ量の大きな情報を扱う機会
が多くなってきている。これにともない、光磁気記録媒
体の大容量化が求められている。例えば、光磁気記録媒
体に形成する記録マークサイズの微小化により記録密度
を向上し、光磁気記録媒体の大容量化を図っている。以
下に光磁気記録媒体の高密度化について述べる。
り、家庭等においてもデータ量の大きな情報を扱う機会
が多くなってきている。これにともない、光磁気記録媒
体の大容量化が求められている。例えば、光磁気記録媒
体に形成する記録マークサイズの微小化により記録密度
を向上し、光磁気記録媒体の大容量化を図っている。以
下に光磁気記録媒体の高密度化について述べる。
【0003】光磁気記録媒体は、一般的に、光磁気記録
装置により記録信号に対応したレーザ光が照射され、上
記レーザ光の熱エネルギーを用いて、記録層に記録マー
クを形成することにより情報が記録される記録媒体であ
る。また、光磁気記録媒体は、光磁気再生装置によりレ
ーザ光が照射され、磁気光学効果を利用して記録された
情報が再生される。
装置により記録信号に対応したレーザ光が照射され、上
記レーザ光の熱エネルギーを用いて、記録層に記録マー
クを形成することにより情報が記録される記録媒体であ
る。また、光磁気記録媒体は、光磁気再生装置によりレ
ーザ光が照射され、磁気光学効果を利用して記録された
情報が再生される。
【0004】光磁気記録媒体の記録密度は、記録及び再
生に用いる光学系のレーザ光の波長λ及び上記レーザ光
を情報記録面に手交する対物レンズの開口数NAに依存
する。光磁気記録装置のレーザ光のスポット径Rは、以
下の式に示すとおり、上記波長λと開口数NAにより決
まる。 R∝λ/NA (1) 従って、光磁気記録媒体の記録密度の向上には、スポッ
ト径Rの小規模化を図る必要がある。
生に用いる光学系のレーザ光の波長λ及び上記レーザ光
を情報記録面に手交する対物レンズの開口数NAに依存
する。光磁気記録装置のレーザ光のスポット径Rは、以
下の式に示すとおり、上記波長λと開口数NAにより決
まる。 R∝λ/NA (1) 従って、光磁気記録媒体の記録密度の向上には、スポッ
ト径Rの小規模化を図る必要がある。
【0005】従来の光磁気記録装置及び光磁気再生装置
は、レーザ光のスポット径よりも細かい記録信号を記録
再生することが困難であった。そのため、従来の光磁気
記録媒体の記録密度は、レーザ光のスポット径Rによっ
て制限されていた。したがって、従来の光磁気記録媒体
を用いて高記録密度化を実現するためには、レーザ光の
波長λを短くするとともに、対物レンズの開口数NAを
大きくする必要があった。
は、レーザ光のスポット径よりも細かい記録信号を記録
再生することが困難であった。そのため、従来の光磁気
記録媒体の記録密度は、レーザ光のスポット径Rによっ
て制限されていた。したがって、従来の光磁気記録媒体
を用いて高記録密度化を実現するためには、レーザ光の
波長λを短くするとともに、対物レンズの開口数NAを
大きくする必要があった。
【0006】光磁気記録媒体は、記録層となる磁性薄膜
の膜構成、信号の記録方式、あるいは信号の再生方式等
を工夫することにより、高記録密度化が図られている。
の膜構成、信号の記録方式、あるいは信号の再生方式等
を工夫することにより、高記録密度化が図られている。
【0007】このような高密度化の方法には、磁気超解
像(MSR、Magnetically induce
d Super Resolution)がある。MSR
には、前方開口検出(FAD、Front Apert
ure Detection)、後方開口検出(RA
D、Rear Aperture Detection)
及び中央開口検出(CAD、Center Apert
ure Detection)の検出方法がある。ま
た、MSRに使用する光磁気記録媒体は、記録層の上に
直接、再生層が積層されている。再生層の磁気モーメン
トは、室温においては面内方向を向いており、室温では
磁気光学効果による信号を生じない。一方、再生レーザ
の照射により再生層の所定の場所が昇温された場合、再
生レーザ中心付近の磁気モーメントが面内方向から垂直
方向に変化しやすい状態になる。再生レーザの中心付近
は、温度上昇が大きいためにこのようなことが起こる。
上述の状態のとき、再生層の磁気モーメントは、再生層
と記録層との交換結合により記録層の磁気モーメントと
同じ方向に揃う。
像(MSR、Magnetically induce
d Super Resolution)がある。MSR
には、前方開口検出(FAD、Front Apert
ure Detection)、後方開口検出(RA
D、Rear Aperture Detection)
及び中央開口検出(CAD、Center Apert
ure Detection)の検出方法がある。ま
た、MSRに使用する光磁気記録媒体は、記録層の上に
直接、再生層が積層されている。再生層の磁気モーメン
トは、室温においては面内方向を向いており、室温では
磁気光学効果による信号を生じない。一方、再生レーザ
の照射により再生層の所定の場所が昇温された場合、再
生レーザ中心付近の磁気モーメントが面内方向から垂直
方向に変化しやすい状態になる。再生レーザの中心付近
は、温度上昇が大きいためにこのようなことが起こる。
上述の状態のとき、再生層の磁気モーメントは、再生層
と記録層との交換結合により記録層の磁気モーメントと
同じ方向に揃う。
【0008】MSRは、再生ビームのスポット径Rより
小さい領域で記録層の磁気モーメントを再生層に磁気転
写するので、空間分解能が大幅に向上する。しかし、M
SRは、再生ビームのスポット径Rより小さい領域から
信号を検出する必要があり、信号強度の低下が問題とな
っている。
小さい領域で記録層の磁気モーメントを再生層に磁気転
写するので、空間分解能が大幅に向上する。しかし、M
SRは、再生ビームのスポット径Rより小さい領域から
信号を検出する必要があり、信号強度の低下が問題とな
っている。
【0009】上述のMSRの問題点を解決するのが磁区
拡大再生方式(MAMMOS、Magnetic Am
plifying Magneto−Optical S
ystem)である。MAMMOSに使用する光磁気記
録媒体は、再生層、補助層及び記録層が積層されてい
る。MAMMOSは、記録層の磁気モーメントが補助層
を介して再生層に磁気転写される。そして、MAMMO
Sは、情報を再生する際、外部磁界を光磁気記録媒体に
照射し、再生層に磁気転写されている磁気モーメントを
拡大する。
拡大再生方式(MAMMOS、Magnetic Am
plifying Magneto−Optical S
ystem)である。MAMMOSに使用する光磁気記
録媒体は、再生層、補助層及び記録層が積層されてい
る。MAMMOSは、記録層の磁気モーメントが補助層
を介して再生層に磁気転写される。そして、MAMMO
Sは、情報を再生する際、外部磁界を光磁気記録媒体に
照射し、再生層に磁気転写されている磁気モーメントを
拡大する。
【0010】また、上述のMAMMOSを利用して、多
層記録膜に情報を多値記録する方法及び再生方法がOPTR
ONICS(1998)No.4 pp.115-124に提案されている。上記資
料には、基板上に互いに保持力が異なる複数の磁性層を
積層した光磁気記録媒体に、磁界強度を多段階に変調し
た記録磁界を印加し、特定の磁性層の磁気モーメントを
選択的に磁化反転させることにより情報を多値記録する
ことが記載されている。
層記録膜に情報を多値記録する方法及び再生方法がOPTR
ONICS(1998)No.4 pp.115-124に提案されている。上記資
料には、基板上に互いに保持力が異なる複数の磁性層を
積層した光磁気記録媒体に、磁界強度を多段階に変調し
た記録磁界を印加し、特定の磁性層の磁気モーメントを
選択的に磁化反転させることにより情報を多値記録する
ことが記載されている。
【0011】ここで、上記資料について詳細を述べる。
上記資料に記載の光磁気記録媒体は、基板上に下地層、
第1の記録層、中間層及び第2の記録層が積層されてい
る。下地層、第1の記録層及び第2の記録層は、希土類
元素(以下REと呼ぶ。)と遷移金属元素(以下TMと
呼ぶ。)との合金性の非晶質膜であり、磁気モーメント
が互いに逆向きに結合しているフェリ磁性体である。下
地層は、PtCoのフェリ磁性体であり、TMリッチの
磁性層である。第1の記録層及び第2の記録層は、Tb
FeCoのフェリ磁性体であり、REリッチの磁性層で
ある。また、第2の記録層は、下地層の上部に積層され
ており、下地層と交換結合している。
上記資料に記載の光磁気記録媒体は、基板上に下地層、
第1の記録層、中間層及び第2の記録層が積層されてい
る。下地層、第1の記録層及び第2の記録層は、希土類
元素(以下REと呼ぶ。)と遷移金属元素(以下TMと
呼ぶ。)との合金性の非晶質膜であり、磁気モーメント
が互いに逆向きに結合しているフェリ磁性体である。下
地層は、PtCoのフェリ磁性体であり、TMリッチの
磁性層である。第1の記録層及び第2の記録層は、Tb
FeCoのフェリ磁性体であり、REリッチの磁性層で
ある。また、第2の記録層は、下地層の上部に積層され
ており、下地層と交換結合している。
【0012】ここで、当該光磁気記録媒体を用いて情報
を多値記録する多値記録方法について述べる。レーザ照
射部は、光磁気記録媒体の所定の場所にレーザビームを
照射する。また、磁界印加部は、上述のレーザビームが
照射されている所定の場所に記録磁界を印加する。この
ときの磁界強度又は/及び磁界方向に応じて、4つの記
録状態で光磁気記録媒体に情報が記録される。
を多値記録する多値記録方法について述べる。レーザ照
射部は、光磁気記録媒体の所定の場所にレーザビームを
照射する。また、磁界印加部は、上述のレーザビームが
照射されている所定の場所に記録磁界を印加する。この
ときの磁界強度又は/及び磁界方向に応じて、4つの記
録状態で光磁気記録媒体に情報が記録される。
【0013】ここで第1の記録層及び第2の記録層のそ
れぞれの磁気モーメントの状態について、以下に説明す
る。
れぞれの磁気モーメントの状態について、以下に説明す
る。
【0014】第2の記録層の磁気モーメントは、記録磁
界が負バイアスのときには、負バイアス方向(↓)を向
き、記録磁界が正バイアスのときには、正バイアス方向
(↑)を向く。つまり、第2の記録層の磁気モーメント
は、外部磁界のバイアス方向に応じた方向を向く。
界が負バイアスのときには、負バイアス方向(↓)を向
き、記録磁界が正バイアスのときには、正バイアス方向
(↑)を向く。つまり、第2の記録層の磁気モーメント
は、外部磁界のバイアス方向に応じた方向を向く。
【0015】また、第1の記録層の磁気モーメントは、
記録磁界が負バイアスの磁界Haより小さいとき(H<
Ha)は、負バイアス方向(↓)を向き、記録磁界が負
バイアスの磁界Haより大きくゼロより小さいとき(H
a<H<0)は、正バイアス方向(↑)を向き、また、
記録磁界がゼロより大きく正バイアスの磁界Hbより小
さいとき(0<H<Hb)は、負バイアス方向(↓)を
向き、記録磁界が正バイアスの磁界Hbより大きいとき
(H>Hb)は、正バイアス方向(↑)を向く。
記録磁界が負バイアスの磁界Haより小さいとき(H<
Ha)は、負バイアス方向(↓)を向き、記録磁界が負
バイアスの磁界Haより大きくゼロより小さいとき(H
a<H<0)は、正バイアス方向(↑)を向き、また、
記録磁界がゼロより大きく正バイアスの磁界Hbより小
さいとき(0<H<Hb)は、負バイアス方向(↓)を
向き、記録磁界が正バイアスの磁界Hbより大きいとき
(H>Hb)は、正バイアス方向(↑)を向く。
【0016】第1の記録層の磁気モーメントは、負バイ
アスの磁界Haから正バイアスの磁界Hbの領域では、
印加される記録磁界よりも第1の記録層及び下地層間に
働く交換結合の方が影響力が強いために記録磁界のバイ
アス方向とは異なる方向に反転する。
アスの磁界Haから正バイアスの磁界Hbの領域では、
印加される記録磁界よりも第1の記録層及び下地層間に
働く交換結合の方が影響力が強いために記録磁界のバイ
アス方向とは異なる方向に反転する。
【0017】記録磁界の磁界強度とバイアス方向とによ
り、光磁気記録媒体は、(↑↑)、(↑↓)、(↓↑)
及び(↓↓)の4つの記録状態で情報が記録される。
り、光磁気記録媒体は、(↑↑)、(↑↓)、(↓↑)
及び(↓↓)の4つの記録状態で情報が記録される。
【0018】上述のように光磁気記録媒体に情報を多値
記録する際、再生時のS/N比(Signal to N
oise Ratio)の劣化防止を図るために、各記
録層に適した波長による多波長記録及び再生が行われて
いる。
記録する際、再生時のS/N比(Signal to N
oise Ratio)の劣化防止を図るために、各記
録層に適した波長による多波長記録及び再生が行われて
いる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この光
磁気記録媒体に対して各記録層に適した波長による多波
長記録及び再生を行う際、多波長を発生させる手段に高
い技術を必要とし、装置が高価となる問題がある。
磁気記録媒体に対して各記録層に適した波長による多波
長記録及び再生を行う際、多波長を発生させる手段に高
い技術を必要とし、装置が高価となる問題がある。
【0020】そこで、本発明は、上述したような実状に
鑑みて提案されたものであり、複数の記録層を有する光
磁気記録媒体に情報を多値記録し、多値記録されている
情報を再生する際、各記録層ごとに情報を再生層に転写
し、S/N比を劣化することなく、転写した情報の組み
合わせにより光磁気記録媒体から多値記録されている情
報を再生する多値記録再生方法及び装置を提供すること
を目的とする。
鑑みて提案されたものであり、複数の記録層を有する光
磁気記録媒体に情報を多値記録し、多値記録されている
情報を再生する際、各記録層ごとに情報を再生層に転写
し、S/N比を劣化することなく、転写した情報の組み
合わせにより光磁気記録媒体から多値記録されている情
報を再生する多値記録再生方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多値記録再
生方法は、上述の課題を解決するために、情報の記録に
より記録マークが形成され、第1の補償温度T1
COMPを有する第1の記録層と、情報の記録により記
録マークが形成され、上記第1の補償温度T1COM P
とは異なる第2の補償温度T2COMPを有する第2の
記録層と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層から
情報が磁気転写される再生層と、上記第1の記録層及び
上記第2の記録層から上記再生層に情報が磁気転写され
るように補助する補助層とが少なくとも積層されてお
り、上記第1の記録層と上記第2の記録層とは交換結合
をしている光磁気記録媒体に、情報を上記第1の記録層
と上記第2の記録層との磁化状態の組み合わせにより多
値記録し、多値記録した情報を再生する多値記録再生方
法であって、上記光磁気記録媒体に記録ビームを照射す
るとともに、上記光磁気記録媒体に所定の方向に所定の
強さで記録磁界を印加して、上記光磁気記録媒体に情報
を多値記録し、多値記録されている上記光磁気記録媒体
に光ビームを照射して、第1の補償温度T1COMPま
で昇温することにより、上記第2の記録層から上記再生
層に第1の記録マークを磁気転写し、上記再生層に再生
ビームを照射して上記第1の記録マークを再生し、上記
光磁気記録媒体に光ビームを照射して、第2の補償温度
T2COMPまで昇温することにより、上記第1の記録
層から上記再生層に第2の記録マークを磁気転写し、上
記再生層に再生ビームを照射して上記第2の記録マーク
を再生し、上記第1の記録マーク及び上記第2の記録マ
ークの組み合わせにより上記光磁気記録媒体から多値記
録されている情報を再生する。
生方法は、上述の課題を解決するために、情報の記録に
より記録マークが形成され、第1の補償温度T1
COMPを有する第1の記録層と、情報の記録により記
録マークが形成され、上記第1の補償温度T1COM P
とは異なる第2の補償温度T2COMPを有する第2の
記録層と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層から
情報が磁気転写される再生層と、上記第1の記録層及び
上記第2の記録層から上記再生層に情報が磁気転写され
るように補助する補助層とが少なくとも積層されてお
り、上記第1の記録層と上記第2の記録層とは交換結合
をしている光磁気記録媒体に、情報を上記第1の記録層
と上記第2の記録層との磁化状態の組み合わせにより多
値記録し、多値記録した情報を再生する多値記録再生方
法であって、上記光磁気記録媒体に記録ビームを照射す
るとともに、上記光磁気記録媒体に所定の方向に所定の
強さで記録磁界を印加して、上記光磁気記録媒体に情報
を多値記録し、多値記録されている上記光磁気記録媒体
に光ビームを照射して、第1の補償温度T1COMPま
で昇温することにより、上記第2の記録層から上記再生
層に第1の記録マークを磁気転写し、上記再生層に再生
ビームを照射して上記第1の記録マークを再生し、上記
光磁気記録媒体に光ビームを照射して、第2の補償温度
T2COMPまで昇温することにより、上記第1の記録
層から上記再生層に第2の記録マークを磁気転写し、上
記再生層に再生ビームを照射して上記第2の記録マーク
を再生し、上記第1の記録マーク及び上記第2の記録マ
ークの組み合わせにより上記光磁気記録媒体から多値記
録されている情報を再生する。
【0022】このような多値記録再生方法は、交換結合
している第1の記録層及び第2の記録層と、再生層と、
補助層とが積層されている光磁気記録媒体に、記録ビー
ムの照射とともに、記録磁界を印加することにより情報
を多値記録し、多値記録した情報を再生する際、光磁気
記録媒体を第1の補償温度T1COMPまで昇温して、
第2の記録層から再生層に第1の記録マークを磁気転写
し、再生層に再生ビームを照射して第1の記録マークを
再生し、また、第1の補償温度T1COMPにより昇温
した場所を第2の補償温度T2COMPまで昇温して、
第1の記録層から再生層に第2の記録マークを磁気転写
し、再生層に再生ビームを照射して第2の記録マークを
再生して、上記第1の記録マークと上記第2の記録マー
クの組み合わせにより多値情報を再生する。
している第1の記録層及び第2の記録層と、再生層と、
補助層とが積層されている光磁気記録媒体に、記録ビー
ムの照射とともに、記録磁界を印加することにより情報
を多値記録し、多値記録した情報を再生する際、光磁気
記録媒体を第1の補償温度T1COMPまで昇温して、
第2の記録層から再生層に第1の記録マークを磁気転写
し、再生層に再生ビームを照射して第1の記録マークを
再生し、また、第1の補償温度T1COMPにより昇温
した場所を第2の補償温度T2COMPまで昇温して、
第1の記録層から再生層に第2の記録マークを磁気転写
し、再生層に再生ビームを照射して第2の記録マークを
再生して、上記第1の記録マークと上記第2の記録マー
クの組み合わせにより多値情報を再生する。
【0023】また、本発明に係る多値記録再生装置は、
上述の課題を解決するために、情報の記録により記録マ
ークが形成され、第1の補償温度T1COMPを有する
第1の記録層と、情報の記録により記録マークが形成さ
れ、上記第1の補償温度T1 COMPとは異なる第2の
補償温度T2COMPを有する第2の記録層と、上記第
1の記録層及び上記第2の記録層から情報が磁気転写さ
れる再生層と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層
から上記再生層に情報が磁気転写されるように補助する
補助層とが少なくとも積層されており、上記第1の記録
層と上記第2の記録層とは、交換結合をしている光磁気
記録媒体に、情報を上記第1の記録層と上記第2の記録
層との磁化状態の組み合わせにより多値記録し、多値記
録した情報を再生する多値記録再生装置であって、上記
光磁気記録媒体が所定の記録温度に達するまで記録ビー
ムを照射する記録ビーム照射手段と、上記光磁気記録媒
体に所定の方向に所定の強さで記録磁界を印加する記録
磁界印加手段と、上記光磁気記録媒体に、第1の補償温
度T1COMPまで昇温する第1の昇温手段と、上記光
磁気記録媒体に、第2の補償温度T2COMPまで昇温
する第2の昇温手段と、上記光磁気記録媒体から情報を
再生するために再生ビームを照射する再生ビーム照射手
段とを備え、上記記録ビーム照射手段及び上記記録磁界
印加手段により上記光磁気記録媒体に情報を多値記録
し、上記光磁気記録媒体に上記第1の昇温手段により第
1の補償温度T1COMPまで昇温することにより上記
第2の記録層から上記再生層に第1の記録マークを磁気
転写し、上記再生ビーム照射手段により上記再生層から
上記第1の記録マークを再生し、上記光磁気記録媒体に
上記第2の昇温手段により第2の補償温度T2COMP
まで昇温することにより上記第1の記録層から上記再生
層に第2の記録マークを磁気転写し、上記再生ビーム照
射手段により上記再生層から上記第2の記録マークを再
生して、上記第1の記録マーク及び上記第2の記録マー
クの組み合わせにより上記光磁気記録媒体から多値記録
されている情報を再生する。
上述の課題を解決するために、情報の記録により記録マ
ークが形成され、第1の補償温度T1COMPを有する
第1の記録層と、情報の記録により記録マークが形成さ
れ、上記第1の補償温度T1 COMPとは異なる第2の
補償温度T2COMPを有する第2の記録層と、上記第
1の記録層及び上記第2の記録層から情報が磁気転写さ
れる再生層と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層
から上記再生層に情報が磁気転写されるように補助する
補助層とが少なくとも積層されており、上記第1の記録
層と上記第2の記録層とは、交換結合をしている光磁気
記録媒体に、情報を上記第1の記録層と上記第2の記録
層との磁化状態の組み合わせにより多値記録し、多値記
録した情報を再生する多値記録再生装置であって、上記
光磁気記録媒体が所定の記録温度に達するまで記録ビー
ムを照射する記録ビーム照射手段と、上記光磁気記録媒
体に所定の方向に所定の強さで記録磁界を印加する記録
磁界印加手段と、上記光磁気記録媒体に、第1の補償温
度T1COMPまで昇温する第1の昇温手段と、上記光
磁気記録媒体に、第2の補償温度T2COMPまで昇温
する第2の昇温手段と、上記光磁気記録媒体から情報を
再生するために再生ビームを照射する再生ビーム照射手
段とを備え、上記記録ビーム照射手段及び上記記録磁界
印加手段により上記光磁気記録媒体に情報を多値記録
し、上記光磁気記録媒体に上記第1の昇温手段により第
1の補償温度T1COMPまで昇温することにより上記
第2の記録層から上記再生層に第1の記録マークを磁気
転写し、上記再生ビーム照射手段により上記再生層から
上記第1の記録マークを再生し、上記光磁気記録媒体に
上記第2の昇温手段により第2の補償温度T2COMP
まで昇温することにより上記第1の記録層から上記再生
層に第2の記録マークを磁気転写し、上記再生ビーム照
射手段により上記再生層から上記第2の記録マークを再
生して、上記第1の記録マーク及び上記第2の記録マー
クの組み合わせにより上記光磁気記録媒体から多値記録
されている情報を再生する。
【0024】このような多値記録装置は、交換結合して
いる第1の記録層及び第2の記録層と、再生層と、補助
層とが積層されている光磁気記録媒体に、再生ビーム照
射手段により再生ビームを照射するとともに、記録磁界
印加手段により記録磁界を印加して情報を多値記録し、
第1の昇温手段により第2の記録層から再生層に第1の
記録マークを磁気転写して、再生ビーム照射手段により
第1の記録マークを再生し、また、第2の昇温手段によ
り第1の記録層から再生層に第2の記録マークを磁気転
写して、再生ビーム照射手段により第2の記録マークを
再生して、上記第1の記録マークと上記第2の記録マー
クの組み合わせにより多値情報を再生する。
いる第1の記録層及び第2の記録層と、再生層と、補助
層とが積層されている光磁気記録媒体に、再生ビーム照
射手段により再生ビームを照射するとともに、記録磁界
印加手段により記録磁界を印加して情報を多値記録し、
第1の昇温手段により第2の記録層から再生層に第1の
記録マークを磁気転写して、再生ビーム照射手段により
第1の記録マークを再生し、また、第2の昇温手段によ
り第1の記録層から再生層に第2の記録マークを磁気転
写して、再生ビーム照射手段により第2の記録マークを
再生して、上記第1の記録マークと上記第2の記録マー
クの組み合わせにより多値情報を再生する。
【0025】本発明に係る多値記録再生方法は、情報の
記録により記録マークが形成される第1の記録層及び第
2の記録層と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層
から記録マークが磁気転写される再生層と、上記第1の
記録層及び上記第2の記録層の垂直方向の磁化状態によ
り発生する漏洩磁界H1に応じて記録マークが上記再生
層に磁気転写されるように補助する補助層とが少なくと
も積層されており、上記第1の記録層と上記第2の記録
層とは交換結合をしている光磁気記録媒体に、情報を上
記第1の記録層と上記第2の記録層との磁化状態の組み
合わせにより多値記録し、多値記録した情報を再生する
多値記録再生方法であって、上記光磁気記録媒体に記録
ビームを照射するとともに、上記光磁気記録媒体に所定
の方向に所定の強さで記録磁界を印加して、上記光磁気
記録媒体に情報を多値記録し、多値記録されている上記
光磁気記録媒体に再生磁界H2を印加して、上記漏洩磁
界H1及び上記再生磁界H2の合成磁界H3(H1+H
2)に応じた大きさの記録マークを上記再生層に磁気転
写し、上記合成磁界H3に応じた大きさの記録マークが
再生層に磁気転写されている上記光磁気記録媒体に再生
ビームを照射して、上記照射に応じて上記光磁気記録媒
体から反射される光を検出することにより上記光磁気記
録媒体から多値記録されている情報を再生する。
記録により記録マークが形成される第1の記録層及び第
2の記録層と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層
から記録マークが磁気転写される再生層と、上記第1の
記録層及び上記第2の記録層の垂直方向の磁化状態によ
り発生する漏洩磁界H1に応じて記録マークが上記再生
層に磁気転写されるように補助する補助層とが少なくと
も積層されており、上記第1の記録層と上記第2の記録
層とは交換結合をしている光磁気記録媒体に、情報を上
記第1の記録層と上記第2の記録層との磁化状態の組み
合わせにより多値記録し、多値記録した情報を再生する
多値記録再生方法であって、上記光磁気記録媒体に記録
ビームを照射するとともに、上記光磁気記録媒体に所定
の方向に所定の強さで記録磁界を印加して、上記光磁気
記録媒体に情報を多値記録し、多値記録されている上記
光磁気記録媒体に再生磁界H2を印加して、上記漏洩磁
界H1及び上記再生磁界H2の合成磁界H3(H1+H
2)に応じた大きさの記録マークを上記再生層に磁気転
写し、上記合成磁界H3に応じた大きさの記録マークが
再生層に磁気転写されている上記光磁気記録媒体に再生
ビームを照射して、上記照射に応じて上記光磁気記録媒
体から反射される光を検出することにより上記光磁気記
録媒体から多値記録されている情報を再生する。
【0026】このような多値記録再生方法は、交換結合
している第1の記録層及び第2の記録層と、再生層と、
補助層とが積層されており、上記第1の記録層及び上記
第2の記録層の垂直方向の磁化状態により漏洩磁界H1
が発生している光磁気記録媒体に、記録ビームの照射と
ともに、記録磁界を印加することにより情報を多値記録
し、多値記録した情報を再生する際、光磁気記録媒体に
再生磁界H2を印加して、漏洩磁界H1及び再生磁界H
2の合成磁界H3(H1+H2)に応じた大きさの記録
マークを再生層に磁気転写し、再生ビームの照射により
生じる反射光を検出することで上記光磁気記録媒体から
多値記録されている情報を再生する。
している第1の記録層及び第2の記録層と、再生層と、
補助層とが積層されており、上記第1の記録層及び上記
第2の記録層の垂直方向の磁化状態により漏洩磁界H1
が発生している光磁気記録媒体に、記録ビームの照射と
ともに、記録磁界を印加することにより情報を多値記録
し、多値記録した情報を再生する際、光磁気記録媒体に
再生磁界H2を印加して、漏洩磁界H1及び再生磁界H
2の合成磁界H3(H1+H2)に応じた大きさの記録
マークを再生層に磁気転写し、再生ビームの照射により
生じる反射光を検出することで上記光磁気記録媒体から
多値記録されている情報を再生する。
【0027】また、本発明に係る多値記録再生装置は、
情報の記録により記録マークが形成される第1の記録層
及び第2の記録層と、上記第1の記録層及び上記第2の
記録層から記録マークが磁気転写される再生層と、上記
第1の記録層及び上記第2の記録層の垂直方向の磁化状
態により発生する漏洩磁界H1に応じて記録マークが上
記再生層に磁気転写されるように補助する補助層とが少
なくとも積層されており、上記第1の記録層と上記第2
の記録層とは交換結合をしている光磁気記録媒体に、情
報を上記第1の記録層と上記第2の記録層との磁化状態
の組み合わせにより多値記録し、多値記録した情報を再
生する多値記録再生装置であって、上記光磁気記録媒体
が記録温度に達するまで記録ビームを照射する記録ビー
ム照射手段と、上記光磁気記録媒体に所定の方向に所定
の強さで記録磁界を印加する記録磁界印加手段と、上記
光磁気記録媒体に再生磁界H2を印加する再生磁界印加
手段と、上記光磁気記録媒体から情報を再生するために
再生ビームを照射する再生ビーム照射手段と、上記再生
ビームの照射により上記光磁気記録媒体から反射される
光を検出する検出手段とを備え、上記記録ビーム照射手
段及び上記記録磁界印加手段により上記光磁気記録媒体
に情報を多値記録し、上記光磁気記録媒体に上記再生磁
界印加手段により再生磁界H2を印加することで、上記
漏洩磁界H1及び上記再生磁界H2の合成磁界H3(H
1+H2)に応じた大きさの記録マークを上記再生層に
磁気転写し、上記合成磁界H3に応じた大きさの記録マ
ークが再生層に磁気転写されている上記光磁気記録媒体
に上記再生ビーム照射手段により再生ビームを照射し、
上記照射に応じて上記光磁気記録媒体から反射される光
を上記検出手段により検出することで上記光磁気記録媒
体から多値記録されている情報を再生する。
情報の記録により記録マークが形成される第1の記録層
及び第2の記録層と、上記第1の記録層及び上記第2の
記録層から記録マークが磁気転写される再生層と、上記
第1の記録層及び上記第2の記録層の垂直方向の磁化状
態により発生する漏洩磁界H1に応じて記録マークが上
記再生層に磁気転写されるように補助する補助層とが少
なくとも積層されており、上記第1の記録層と上記第2
の記録層とは交換結合をしている光磁気記録媒体に、情
報を上記第1の記録層と上記第2の記録層との磁化状態
の組み合わせにより多値記録し、多値記録した情報を再
生する多値記録再生装置であって、上記光磁気記録媒体
が記録温度に達するまで記録ビームを照射する記録ビー
ム照射手段と、上記光磁気記録媒体に所定の方向に所定
の強さで記録磁界を印加する記録磁界印加手段と、上記
光磁気記録媒体に再生磁界H2を印加する再生磁界印加
手段と、上記光磁気記録媒体から情報を再生するために
再生ビームを照射する再生ビーム照射手段と、上記再生
ビームの照射により上記光磁気記録媒体から反射される
光を検出する検出手段とを備え、上記記録ビーム照射手
段及び上記記録磁界印加手段により上記光磁気記録媒体
に情報を多値記録し、上記光磁気記録媒体に上記再生磁
界印加手段により再生磁界H2を印加することで、上記
漏洩磁界H1及び上記再生磁界H2の合成磁界H3(H
1+H2)に応じた大きさの記録マークを上記再生層に
磁気転写し、上記合成磁界H3に応じた大きさの記録マ
ークが再生層に磁気転写されている上記光磁気記録媒体
に上記再生ビーム照射手段により再生ビームを照射し、
上記照射に応じて上記光磁気記録媒体から反射される光
を上記検出手段により検出することで上記光磁気記録媒
体から多値記録されている情報を再生する。
【0028】このような多値記録再生装置は、交換結合
している第1の記録層及び第2の記録層と、再生層と、
補助層とが積層されており、上記第1の記録層及び上記
第2の記録層の垂直方向の磁化状態により漏洩磁界H1
が発生している光磁気記録媒体に、再生ビーム照射手段
により再生ビームを照射するとともに、記録磁界印加手
段により記録磁界を印加して情報を多値記録し、再生磁
界印加手段により再生磁界H2を印加して、漏洩磁界H
1及び再生磁界H2の合成磁界H3(H1+H2)に応
じた大きさの記録マークを再生層に磁気転写し、再生ビ
ーム照射手段により再生ビームを照射し、照射により生
じる反射光を検出手段により検出することで上記光磁気
記録媒体から多値記録されている情報を再生する。
している第1の記録層及び第2の記録層と、再生層と、
補助層とが積層されており、上記第1の記録層及び上記
第2の記録層の垂直方向の磁化状態により漏洩磁界H1
が発生している光磁気記録媒体に、再生ビーム照射手段
により再生ビームを照射するとともに、記録磁界印加手
段により記録磁界を印加して情報を多値記録し、再生磁
界印加手段により再生磁界H2を印加して、漏洩磁界H
1及び再生磁界H2の合成磁界H3(H1+H2)に応
じた大きさの記録マークを再生層に磁気転写し、再生ビ
ーム照射手段により再生ビームを照射し、照射により生
じる反射光を検出手段により検出することで上記光磁気
記録媒体から多値記録されている情報を再生する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】本発明は、例えば図1に示すような光磁気
記録媒体1に情報の多値記録を行う。
記録媒体1に情報の多値記録を行う。
【0031】この光磁気記録媒体1は、基板10上に第
1の記録層11と、第2の記録層12と、補助層13
と、再生層14とが積層されている。第1の記録層11
は、希土類元素(以下REと呼ぶ。)と遷移金属元素
(以下TMと呼ぶ。)との合金性の磁性層であり、補償
温度T1COMPを有するTMリッチのフェリ磁性層で
ある。第2の記録層12は、REとTMとの合金性の磁
性層であり、補償温度T1 COMPとは異なる補償温度
T2COMPを有するREリッチのフェリ磁性層であ
る。第2の記録層12の磁気モーメントは、第1の記録
層11の磁気モーメントが作る磁界の方向を向く。これ
は、交換結合と呼ばれる磁気的な結合で、量子力学的な
効果の一つである。交換結合は、二つの隣接した磁気モ
ーメント間において、互いに平行に並ぼうとする性質の
ものである。また、交換結合は、隣接する原子間でのみ
働くもので、直接積層された磁性層の界面に働く。
1の記録層11と、第2の記録層12と、補助層13
と、再生層14とが積層されている。第1の記録層11
は、希土類元素(以下REと呼ぶ。)と遷移金属元素
(以下TMと呼ぶ。)との合金性の磁性層であり、補償
温度T1COMPを有するTMリッチのフェリ磁性層で
ある。第2の記録層12は、REとTMとの合金性の磁
性層であり、補償温度T1 COMPとは異なる補償温度
T2COMPを有するREリッチのフェリ磁性層であ
る。第2の記録層12の磁気モーメントは、第1の記録
層11の磁気モーメントが作る磁界の方向を向く。これ
は、交換結合と呼ばれる磁気的な結合で、量子力学的な
効果の一つである。交換結合は、二つの隣接した磁気モ
ーメント間において、互いに平行に並ぼうとする性質の
ものである。また、交換結合は、隣接する原子間でのみ
働くもので、直接積層された磁性層の界面に働く。
【0032】補助層13は、磁気的性質のない非磁性層
である。再生層14は、REとTMとの合金性の非晶質
膜である。また、再生層14は、例えば、TMリッチの
フェリ磁性層である。
である。再生層14は、REとTMとの合金性の非晶質
膜である。また、再生層14は、例えば、TMリッチの
フェリ磁性層である。
【0033】光磁気記録媒体1は、リムーバブル方式の
媒体でもよいし、固定方式の媒体でもよい。
媒体でもよいし、固定方式の媒体でもよい。
【0034】このような光磁気記録媒体1は、例えば図
2に示す、多値記録再生装置2により情報の多値記録及
び再生が行われる。
2に示す、多値記録再生装置2により情報の多値記録及
び再生が行われる。
【0035】多値記録再生装置2は、磁界印加部20
と、第1の光ビーム照射部21と、第2の光ビーム照射
部22と、第1のハーフミラー23と、第2のハーフミ
ラー24と、対物レンズ25と、光検出部26とを備え
る。
と、第1の光ビーム照射部21と、第2の光ビーム照射
部22と、第1のハーフミラー23と、第2のハーフミ
ラー24と、対物レンズ25と、光検出部26とを備え
る。
【0036】磁界印加部20は、正バイアス磁界及び負
バイアス磁界及び多段階に磁界強度を変化させた記録磁
界を発生することができ、バイアスの方向と磁界強度の
強弱により光磁気記録媒体1に情報を記録する。また、
磁界印加部20は、例えば、右ねじの法則を利用して、
電圧を所定の方向に印加し、記録磁界を生じさせる。な
お、上記以外の方法で記録磁界を発生させてもよい。第
1の光ビーム照射部21は、多段階に光強度を変化させ
ることができ、第1のハーフミラー23、第2のハーフ
ミラー24及び対物レンズ25を介して光磁気記録媒体
1に光ビームを照射する。対物レンズ25は、第1の光
ビーム照射部21から出力された光ビームを光磁気記録
媒体1の所定の場所に集光する。
バイアス磁界及び多段階に磁界強度を変化させた記録磁
界を発生することができ、バイアスの方向と磁界強度の
強弱により光磁気記録媒体1に情報を記録する。また、
磁界印加部20は、例えば、右ねじの法則を利用して、
電圧を所定の方向に印加し、記録磁界を生じさせる。な
お、上記以外の方法で記録磁界を発生させてもよい。第
1の光ビーム照射部21は、多段階に光強度を変化させ
ることができ、第1のハーフミラー23、第2のハーフ
ミラー24及び対物レンズ25を介して光磁気記録媒体
1に光ビームを照射する。対物レンズ25は、第1の光
ビーム照射部21から出力された光ビームを光磁気記録
媒体1の所定の場所に集光する。
【0037】第2の光ビーム照射部22は、第1のハー
フミラー23、第2のハーフミラー24及び対物レンズ
25を介して光磁気録媒体1に再生用の光ビームを照射
する。光磁気記録媒体1は、照射された再生用光ビーム
を反射再生用光ビームとして反射する。反射された反射
再生用光ビームは、対物レンズ25及び第2のハーフミ
ラー24を介して光検出部26に出射される。光検出部
26は、波長板30と、偏光ビームスプリッタ(以下、
PBSと呼ぶ。)31と、第1の光検出器32と、第2
の光検出器33とを備えている。光磁気記録媒体1から
反射された反射再生用光ビームは、波長板30及びPB
S31を介して第1の光検出器32及び第2の光検出器
33に入射される。なお、第1の光ビーム照射部21及
び第2の光ビーム照射部22は、一つの光ビーム照射部
で構成されていてもよい。
フミラー23、第2のハーフミラー24及び対物レンズ
25を介して光磁気録媒体1に再生用の光ビームを照射
する。光磁気記録媒体1は、照射された再生用光ビーム
を反射再生用光ビームとして反射する。反射された反射
再生用光ビームは、対物レンズ25及び第2のハーフミ
ラー24を介して光検出部26に出射される。光検出部
26は、波長板30と、偏光ビームスプリッタ(以下、
PBSと呼ぶ。)31と、第1の光検出器32と、第2
の光検出器33とを備えている。光磁気記録媒体1から
反射された反射再生用光ビームは、波長板30及びPB
S31を介して第1の光検出器32及び第2の光検出器
33に入射される。なお、第1の光ビーム照射部21及
び第2の光ビーム照射部22は、一つの光ビーム照射部
で構成されていてもよい。
【0038】ここで、反射再生用光ビームが入射された
ときの光検出部26の動作について以下に述べる。反射
再生用光ビームは、波長板30により直線偏光にされ
る。そして、直線偏光にされた反射再生用光ビームは、
PBS31によりS偏光成分の光とP偏光成分の光とに
偏光分離される。P偏光成分の光は、第1の光検出器3
2に出射され、S偏光成分の光は、第2の光検出器33
に出射される。第1の光検出器32は、P偏光成分の光
からカー回転角等を検出する。また、第2の光検出器3
3は、S偏光成分の光から同様にカー回転角等を検出す
る。光磁気記録媒体1は、通常、直線偏光の光ビームが
光磁気記録媒体に照射されると、右回り円偏光又は左回
り円偏光を反射光ビームとして反射する。この反射光ビ
ームの回転する方向は、光磁気記録媒体の磁化状態によ
り決まる。
ときの光検出部26の動作について以下に述べる。反射
再生用光ビームは、波長板30により直線偏光にされ
る。そして、直線偏光にされた反射再生用光ビームは、
PBS31によりS偏光成分の光とP偏光成分の光とに
偏光分離される。P偏光成分の光は、第1の光検出器3
2に出射され、S偏光成分の光は、第2の光検出器33
に出射される。第1の光検出器32は、P偏光成分の光
からカー回転角等を検出する。また、第2の光検出器3
3は、S偏光成分の光から同様にカー回転角等を検出す
る。光磁気記録媒体1は、通常、直線偏光の光ビームが
光磁気記録媒体に照射されると、右回り円偏光又は左回
り円偏光を反射光ビームとして反射する。この反射光ビ
ームの回転する方向は、光磁気記録媒体の磁化状態によ
り決まる。
【0039】多値記録再生装置2により光磁気記録媒体
1に情報を多値記録する際の方法を説明する。第1の光
ビーム照射部は、第1のハーフミラー23、第2のハー
フミラー24及び対物レンズ25を介して光磁気記録媒
体1に光ビームを照射する。磁界印加部20は、光磁気
記録媒体1の第1の記録層11及び第2の記録層12が
光ビームの照射により記録温度に達した際、記録磁界を
印加する。光磁気記録媒体1は、記録磁界のバイアス方
向及び磁界強度により、4つの記録状態で情報が記録さ
れる。
1に情報を多値記録する際の方法を説明する。第1の光
ビーム照射部は、第1のハーフミラー23、第2のハー
フミラー24及び対物レンズ25を介して光磁気記録媒
体1に光ビームを照射する。磁界印加部20は、光磁気
記録媒体1の第1の記録層11及び第2の記録層12が
光ビームの照射により記録温度に達した際、記録磁界を
印加する。光磁気記録媒体1は、記録磁界のバイアス方
向及び磁界強度により、4つの記録状態で情報が記録さ
れる。
【0040】また、ここで多値記録再生装置2により光
磁気記録媒体1に情報が多値記録される際の各記録層の
磁気モーメントの状態について図3及び図4を用いて以
下に説明する。
磁気記録媒体1に情報が多値記録される際の各記録層の
磁気モーメントの状態について図3及び図4を用いて以
下に説明する。
【0041】第2の記録層12の磁気モーメントは、図
3(a)に示すとおり、記録磁界が負バイアスのときに
は、負バイアス方向(↓)を向き、記録磁界が正バイア
スのときには、正バイアス方向(↑)を向く。つまり、
第2の記録層12の磁気モーメントは、外部磁界のバイ
アス方向に応じた方向を向く。
3(a)に示すとおり、記録磁界が負バイアスのときに
は、負バイアス方向(↓)を向き、記録磁界が正バイア
スのときには、正バイアス方向(↑)を向く。つまり、
第2の記録層12の磁気モーメントは、外部磁界のバイ
アス方向に応じた方向を向く。
【0042】また、第1の記録層11の磁気モーメント
は、図3(b)に示すとおり、記録磁界が負バイアスの
磁界Haより小さいとき(H<Ha)は、負バイアス方
向(↓)を向き、記録磁界が負バイアスの磁界Haより
大きくゼロより小さいとき(Ha<H<0)は、正バイ
アス方向(↑)を向き、また、記録磁界がゼロより大き
く正バイアスの磁界Hbより小さいとき(0<H<H
b)は、負バイアス方向(↓)を向き、記録磁界が磁界
Hbより大きいとき(H>Hb)は、正バイアス方向
(↑)を向く。
は、図3(b)に示すとおり、記録磁界が負バイアスの
磁界Haより小さいとき(H<Ha)は、負バイアス方
向(↓)を向き、記録磁界が負バイアスの磁界Haより
大きくゼロより小さいとき(Ha<H<0)は、正バイ
アス方向(↑)を向き、また、記録磁界がゼロより大き
く正バイアスの磁界Hbより小さいとき(0<H<H
b)は、負バイアス方向(↓)を向き、記録磁界が磁界
Hbより大きいとき(H>Hb)は、正バイアス方向
(↑)を向く。
【0043】第1の記録層11の磁気モーメントは、磁
界Haから磁界Hbの領域では、印加される記録磁界よ
りも第1の記録層11及び第2の記録層12の間に働く
交換結合の方が影響力が強いために記録磁界のバイアス
方向とは異なる方向に反転する。
界Haから磁界Hbの領域では、印加される記録磁界よ
りも第1の記録層11及び第2の記録層12の間に働く
交換結合の方が影響力が強いために記録磁界のバイアス
方向とは異なる方向に反転する。
【0044】記録磁界の磁界強度とバイアス方向とによ
り、図4に示すとおり、光磁気記録媒体1は、(a)、
(b)、(c)及び(d)の4つの記録状態で情報が多
値記録される。また、(a)、(b)、(c)、(d)
の順で、漏れ磁界が強くなる。なお、図4では、TMと
REとの合成磁気モーメントで向きを表わしている。
り、図4に示すとおり、光磁気記録媒体1は、(a)、
(b)、(c)及び(d)の4つの記録状態で情報が多
値記録される。また、(a)、(b)、(c)、(d)
の順で、漏れ磁界が強くなる。なお、図4では、TMと
REとの合成磁気モーメントで向きを表わしている。
【0045】次に、上述のように情報が多値記録されて
いる光磁気記録媒体1から、多値記録再生装置2により
情報を再生する動作について図5を用いて説明する。な
お、第1の記録層11における補償温度とキュリー温度
との関係は、図5の上部に示し、第2の記録層12にお
ける補償温度とキュリー温度との関係は、図5の下部に
示す。
いる光磁気記録媒体1から、多値記録再生装置2により
情報を再生する動作について図5を用いて説明する。な
お、第1の記録層11における補償温度とキュリー温度
との関係は、図5の上部に示し、第2の記録層12にお
ける補償温度とキュリー温度との関係は、図5の下部に
示す。
【0046】次に、上述のように情報が多値記録された
光磁気記録媒体1から情報を再生する動作について以下
に説明する。第1の光ビーム照射部21は、光磁気記録
媒体1に光ビームを照射し、第1の記録層11が有する
補償温度T1COMP付近まで昇温する。第1の記録層
11は、図5に示す点aに相当する補償温度T1CO
MP付近まで昇温されると、TMとREとの磁気モーメ
ントの大きさが等しくなり見かけ上、磁気がなくなる。
従って、第1の光ビーム照射部21により光磁気記録媒
体1が補償温度T1COMP付近まで昇温されると、再
生層14には、第2の記録層12の磁化状態のみが磁気
転写されることになる。そして、第2の光ビーム照射部
22は、第2の記録層12の磁化状態が磁気転写されて
いる上記再生層14に再生用の光ビームを照射する。光
磁気記録媒体1は、照射された再生用の光ビームを反射
再生用光ビームとして反射する。反射再生用光ビーム
は、対物レンズ25、ハーフミラー、波長板30及びP
BS31を介して第1の光検出器32及び第2の光検出
器33に入射される。上述のようにして第1の記録マー
クが再生される。
光磁気記録媒体1から情報を再生する動作について以下
に説明する。第1の光ビーム照射部21は、光磁気記録
媒体1に光ビームを照射し、第1の記録層11が有する
補償温度T1COMP付近まで昇温する。第1の記録層
11は、図5に示す点aに相当する補償温度T1CO
MP付近まで昇温されると、TMとREとの磁気モーメ
ントの大きさが等しくなり見かけ上、磁気がなくなる。
従って、第1の光ビーム照射部21により光磁気記録媒
体1が補償温度T1COMP付近まで昇温されると、再
生層14には、第2の記録層12の磁化状態のみが磁気
転写されることになる。そして、第2の光ビーム照射部
22は、第2の記録層12の磁化状態が磁気転写されて
いる上記再生層14に再生用の光ビームを照射する。光
磁気記録媒体1は、照射された再生用の光ビームを反射
再生用光ビームとして反射する。反射再生用光ビーム
は、対物レンズ25、ハーフミラー、波長板30及びP
BS31を介して第1の光検出器32及び第2の光検出
器33に入射される。上述のようにして第1の記録マー
クが再生される。
【0047】また、上述と同じ場所に第1の光ビーム照
射部21により光ビームを照射し、第2の記録層12が
有する補償温度T2COMP付近まで昇温する。第2の
記録層12は、図5に示す点bに相当する補償温度T2
COMP付近まで昇温されると、TMとREとの磁気モ
ーメントの大きさが等しくなり見かけ上、磁気がなくな
る。従って、第1の光ビーム照射部21により光磁気記
録媒体1が補償温度T2COMP付近まで昇温される
と、再生層14には、第1の記録層11の磁化状態のみ
が磁気転写されることになる。そして、第2の光ビーム
照射部22は、第1の記録層11の磁化状態が磁気転写
されている上記再生層14に再生用の光ビームを照射す
る。光磁気記録媒体1は、照射された再生用の光ビーム
を反射再生用光ビームとして反射する。反射再生用光ビ
ームは、対物レンズ25、ハーフミラー、波長板30及
びPBS31を介して第1の光検出器32及び第2の光
検出器33に入射される。上述のようにして第2の記録
マークが再生される。
射部21により光ビームを照射し、第2の記録層12が
有する補償温度T2COMP付近まで昇温する。第2の
記録層12は、図5に示す点bに相当する補償温度T2
COMP付近まで昇温されると、TMとREとの磁気モ
ーメントの大きさが等しくなり見かけ上、磁気がなくな
る。従って、第1の光ビーム照射部21により光磁気記
録媒体1が補償温度T2COMP付近まで昇温される
と、再生層14には、第1の記録層11の磁化状態のみ
が磁気転写されることになる。そして、第2の光ビーム
照射部22は、第1の記録層11の磁化状態が磁気転写
されている上記再生層14に再生用の光ビームを照射す
る。光磁気記録媒体1は、照射された再生用の光ビーム
を反射再生用光ビームとして反射する。反射再生用光ビ
ームは、対物レンズ25、ハーフミラー、波長板30及
びPBS31を介して第1の光検出器32及び第2の光
検出器33に入射される。上述のようにして第2の記録
マークが再生される。
【0048】多値記録再生装置2は、上記第1の記録マ
ーク及び上記第2の記録マークの組み合わせにより多値
記録情報を再生する。
ーク及び上記第2の記録マークの組み合わせにより多値
記録情報を再生する。
【0049】また、第1の記録層11及び第2の記録層
12の垂直方向に記録されている記録状態を磁気モーメ
ントで表わすと、図4(a)〜(d)に示すとおり、4
つの記録状態で表わせる。上記の4つの記録状態を例え
ば、(↑)を”1”とし、(↓)を”0”とすると、図
4(a)の記録状態は、第1の記録層11、第2の記録
層12の順で(↓↓)であるから(00)となり、図4
(b)の記録状態は、(↓↑)であるから(01)とな
り、図4(c)の記録状態は、(↑↓)であるから(1
0)となり、図4(d)の記録状態は、(↑↑)である
から(11)となる。
12の垂直方向に記録されている記録状態を磁気モーメ
ントで表わすと、図4(a)〜(d)に示すとおり、4
つの記録状態で表わせる。上記の4つの記録状態を例え
ば、(↑)を”1”とし、(↓)を”0”とすると、図
4(a)の記録状態は、第1の記録層11、第2の記録
層12の順で(↓↓)であるから(00)となり、図4
(b)の記録状態は、(↓↑)であるから(01)とな
り、図4(c)の記録状態は、(↑↓)であるから(1
0)となり、図4(d)の記録状態は、(↑↑)である
から(11)となる。
【0050】ここで、2値の記録信号(0110110
0100011010101)があったときに、(0
0)を”0”とし、(01)を”1”とし、(10)
を”2”とし、(11)を”3”とすると、上記の2値
の記録信号は、(1230203111)と4値の記録
信号で表わすことができる。
0100011010101)があったときに、(0
0)を”0”とし、(01)を”1”とし、(10)
を”2”とし、(11)を”3”とすると、上記の2値
の記録信号は、(1230203111)と4値の記録
信号で表わすことができる。
【0051】このようにして多値記録再生装置2は、補
償温度T1COMPを有する第1の記録層11と、補償
温度T2COMPを有する第2の記録層12と、補助層
13と、再生層14とを有する光磁気記録媒体1に第1
の光ビーム照射部21と磁界印加部20とにより情報を
多値記録でき、また、第1の光ビーム照射手段で第1の
記録層11及び第2の記録層12の情報をそれぞれ独立
に再生層14に磁気転写し、再生層14に磁気転写され
ている情報を第2の光ビーム照射手段で光検出部26に
第1の記録マーク及び第2の記録マークとして呼び出
し、第1の記録マーク及び第2の記録マークの組み合わ
せによりS/N比を劣化させることなく光磁気記録媒体
1から多値記録されている情報を再生することができ
る。
償温度T1COMPを有する第1の記録層11と、補償
温度T2COMPを有する第2の記録層12と、補助層
13と、再生層14とを有する光磁気記録媒体1に第1
の光ビーム照射部21と磁界印加部20とにより情報を
多値記録でき、また、第1の光ビーム照射手段で第1の
記録層11及び第2の記録層12の情報をそれぞれ独立
に再生層14に磁気転写し、再生層14に磁気転写され
ている情報を第2の光ビーム照射手段で光検出部26に
第1の記録マーク及び第2の記録マークとして呼び出
し、第1の記録マーク及び第2の記録マークの組み合わ
せによりS/N比を劣化させることなく光磁気記録媒体
1から多値記録されている情報を再生することができ
る。
【0052】なお、本例においては、光磁気記録媒体1
の第1の記録層11をTMリッチとし、第2の記録層1
2をREリッチとしたが、第1の記録層11をREリッ
チとし、第2の記録層12をREリッチとしてもよい。
の第1の記録層11をTMリッチとし、第2の記録層1
2をREリッチとしたが、第1の記録層11をREリッ
チとし、第2の記録層12をREリッチとしてもよい。
【0053】つぎに、第2の実施の形態について説明す
る。
る。
【0054】本発明は、例えば図6に示すような光磁気
記録媒体3に情報の多値記録を行う。
記録媒体3に情報の多値記録を行う。
【0055】この光磁気記録媒体3は、基板40上に第
1の記録層41と、第2の記録層42と、補助層43
と、再生層44とが積層されている。第1の記録層41
は、希土類元素(以下REと呼ぶ。)と遷移金属元素
(以下TMと呼ぶ。)との合金性の磁性層であり、TM
リッチのフェリ磁性層である。第2の記録層42は、R
EとTMとの合金性の磁性層であり、REリッチのフェ
リ磁性層である。第2の記録層42の磁気モーメント
は、第1の記録層41の磁気モーメントが作る磁界の方
向を向く。これは、交換結合と呼ばれる磁気的な結合
で、量子力学的な効果の一つである。交換結合について
は、上述の第1の実施例で述べたとおりである。
1の記録層41と、第2の記録層42と、補助層43
と、再生層44とが積層されている。第1の記録層41
は、希土類元素(以下REと呼ぶ。)と遷移金属元素
(以下TMと呼ぶ。)との合金性の磁性層であり、TM
リッチのフェリ磁性層である。第2の記録層42は、R
EとTMとの合金性の磁性層であり、REリッチのフェ
リ磁性層である。第2の記録層42の磁気モーメント
は、第1の記録層41の磁気モーメントが作る磁界の方
向を向く。これは、交換結合と呼ばれる磁気的な結合
で、量子力学的な効果の一つである。交換結合について
は、上述の第1の実施例で述べたとおりである。
【0056】補助層43は、磁気的性質のない非磁性層
である。再生層44は、REとTMとの合金性の非晶質
膜である。また、再生層44は、例えば、TMリッチの
フェリ磁性層である。
である。再生層44は、REとTMとの合金性の非晶質
膜である。また、再生層44は、例えば、TMリッチの
フェリ磁性層である。
【0057】光磁気記録媒体3は、リムーバブル方式の
媒体でもよいし、固定方式の媒体でもよい。
媒体でもよいし、固定方式の媒体でもよい。
【0058】このような光磁気記録媒体3は、例えば図
7に示す、多値記録再生装置4により情報の多値記録及
び再生が行われる。
7に示す、多値記録再生装置4により情報の多値記録及
び再生が行われる。
【0059】多値記録再生装置4は、磁界印加部50
と、第1の光ビーム照射部51と、第2の光ビーム照射
部52と、第1のハーフミラー53と、第2のハーフミ
ラー54と、対物レンズ55と、光検出部56とを備え
る。
と、第1の光ビーム照射部51と、第2の光ビーム照射
部52と、第1のハーフミラー53と、第2のハーフミ
ラー54と、対物レンズ55と、光検出部56とを備え
る。
【0060】磁界印加部50は、正バイアス磁界及び負
バイアス磁界及び多段階に磁界強度を変化させることに
より記録磁界及び再生磁界を発生することができる。ま
た、磁界印加部50は、バイアスの方向と磁界強度の強
弱により光磁気記録媒体3に情報を記録する。また、磁
界印加部50は、例えば、右ねじの法則を利用して、電
圧を所定の方向に印加し、記録磁界及び再生磁界を生じ
させる。なお、上記以外の方法で記録磁界及び再生磁界
を発生させてもよい。第1の光ビーム照射部51は、第
1のハーフミラー53、第2のハーフミラー54及び対
物レンズ55を介して光磁気記録媒体3に記録用の光ビ
ームを照射する。対物レンズ55は、第1の光ビーム照
射部51から出力された光ビームを光磁気記録媒体3の
所定の場所に集光する。
バイアス磁界及び多段階に磁界強度を変化させることに
より記録磁界及び再生磁界を発生することができる。ま
た、磁界印加部50は、バイアスの方向と磁界強度の強
弱により光磁気記録媒体3に情報を記録する。また、磁
界印加部50は、例えば、右ねじの法則を利用して、電
圧を所定の方向に印加し、記録磁界及び再生磁界を生じ
させる。なお、上記以外の方法で記録磁界及び再生磁界
を発生させてもよい。第1の光ビーム照射部51は、第
1のハーフミラー53、第2のハーフミラー54及び対
物レンズ55を介して光磁気記録媒体3に記録用の光ビ
ームを照射する。対物レンズ55は、第1の光ビーム照
射部51から出力された光ビームを光磁気記録媒体3の
所定の場所に集光する。
【0061】第2の光ビーム照射部52は、第1のハー
フミラー53、第2のハーフミラー54及び対物レンズ
55を介して光磁気録媒体1に再生用の光ビームを照射
する。光磁気記録媒体3は、照射された再生用光ビーム
を反射再生用光ビームとして反射する。反射された反射
再生用光ビームは、対物レンズ55及び第2のハーフミ
ラー54を介して光検出部56に出射される。光検出部
56は、反射再生用光ビームから記録信号の大きさを検
出する。なお、第1の光ビーム照射部51及び第2の光
ビーム照射部52は、一つの光ビーム照射部で構成され
ていてもよい。
フミラー53、第2のハーフミラー54及び対物レンズ
55を介して光磁気録媒体1に再生用の光ビームを照射
する。光磁気記録媒体3は、照射された再生用光ビーム
を反射再生用光ビームとして反射する。反射された反射
再生用光ビームは、対物レンズ55及び第2のハーフミ
ラー54を介して光検出部56に出射される。光検出部
56は、反射再生用光ビームから記録信号の大きさを検
出する。なお、第1の光ビーム照射部51及び第2の光
ビーム照射部52は、一つの光ビーム照射部で構成され
ていてもよい。
【0062】多値記録再生装置4により光磁気記録媒体
3に情報を多値記録する際の方法を説明する。第1の光
ビーム照射部は、第1のハーフミラー53、第2のハー
フミラー54及び対物レンズ55を介して光磁気記録媒
体3に光ビームを照射する。磁界印加部50は、光磁気
記録媒体3の第1の記録層41及び第2の記録層42が
光ビームの照射により記録温度に達した際、記録磁界を
印加する。光磁気記録媒体3は、記録磁界のバイアス方
向及び磁界強度により、4つの記録状態で情報が記録さ
れる。
3に情報を多値記録する際の方法を説明する。第1の光
ビーム照射部は、第1のハーフミラー53、第2のハー
フミラー54及び対物レンズ55を介して光磁気記録媒
体3に光ビームを照射する。磁界印加部50は、光磁気
記録媒体3の第1の記録層41及び第2の記録層42が
光ビームの照射により記録温度に達した際、記録磁界を
印加する。光磁気記録媒体3は、記録磁界のバイアス方
向及び磁界強度により、4つの記録状態で情報が記録さ
れる。
【0063】また、多値記録再生装置4により光磁気記
録媒体3に情報が多値記録される際の各記録層の磁気モ
ーメントの状態については、上述の第1の実施例で述べ
たとおりである。
録媒体3に情報が多値記録される際の各記録層の磁気モ
ーメントの状態については、上述の第1の実施例で述べ
たとおりである。
【0064】情報が多値記録されている光磁気記録媒体
3から、多値記録再生装置4により情報を再生する動作
について図8を用いて説明する。
3から、多値記録再生装置4により情報を再生する動作
について図8を用いて説明する。
【0065】第1の記録層41及び第2の記録層42
は、4つの記録状態で情報が記録されているとき、それ
ぞれの状態により漏洩磁界H1が異なる。漏洩磁界H1
は、第1の記録層41及び第2の記録層42が(↑↑)
の状態の際、図8に示すとおり、漏洩磁界H1aとな
り、第1の記録層41及び第2の記録層42が(↓↑)
の状態の際、図8に示すとおり、漏洩磁界H1bとな
る。また、漏洩磁界H1は、第1の記録層41及び第2
の記録層42が(↑↓)の状態の際、図8に示すとお
り、漏洩磁界H1cとなり、第1の記録層41及び第2
の記録層42が(↓↓)の状態の際、図8に示すとお
り、漏洩磁界H1dとなる。再生層44は、漏洩磁界H
1の状態に基づいた大きさで記録マークが磁気転写され
る。
は、4つの記録状態で情報が記録されているとき、それ
ぞれの状態により漏洩磁界H1が異なる。漏洩磁界H1
は、第1の記録層41及び第2の記録層42が(↑↑)
の状態の際、図8に示すとおり、漏洩磁界H1aとな
り、第1の記録層41及び第2の記録層42が(↓↑)
の状態の際、図8に示すとおり、漏洩磁界H1bとな
る。また、漏洩磁界H1は、第1の記録層41及び第2
の記録層42が(↑↓)の状態の際、図8に示すとお
り、漏洩磁界H1cとなり、第1の記録層41及び第2
の記録層42が(↓↓)の状態の際、図8に示すとお
り、漏洩磁界H1dとなる。再生層44は、漏洩磁界H
1の状態に基づいた大きさで記録マークが磁気転写され
る。
【0066】磁界印加部50は、上述のとおり、漏洩磁
界H1が発生している光磁気記録媒体3に再生磁界H2
を印加する。漏洩磁界H1及び再生磁界H2の合成磁界
H3(H1+H2)は、漏洩磁界H1の状態によりそれ
ぞれ異なる。合成磁界H3は、漏洩磁界H1が漏洩磁界
H1aの状態の際、図に示すとおり、合成磁界H3aと
なり、漏洩磁界H1が漏洩磁界H1bの状態の際、図8
に示すとおり、合成磁界H3bとなり、また、漏洩磁界
H1が漏洩磁界H1cの状態の際、図8に示すとおり、
合成磁界H3cとなる。合成磁界H3は、漏洩磁界H1
が漏洩磁界H1dの状態の際、生じないこととする。再
生層44は、合成磁界H3の状態に基づいた大きさで記
録マークが拡大される。
界H1が発生している光磁気記録媒体3に再生磁界H2
を印加する。漏洩磁界H1及び再生磁界H2の合成磁界
H3(H1+H2)は、漏洩磁界H1の状態によりそれ
ぞれ異なる。合成磁界H3は、漏洩磁界H1が漏洩磁界
H1aの状態の際、図に示すとおり、合成磁界H3aと
なり、漏洩磁界H1が漏洩磁界H1bの状態の際、図8
に示すとおり、合成磁界H3bとなり、また、漏洩磁界
H1が漏洩磁界H1cの状態の際、図8に示すとおり、
合成磁界H3cとなる。合成磁界H3は、漏洩磁界H1
が漏洩磁界H1dの状態の際、生じないこととする。再
生層44は、合成磁界H3の状態に基づいた大きさで記
録マークが拡大される。
【0067】第2の光ビーム照射部52は、上述のとお
り、合成磁界H3のそれぞれの状態で記録マークが磁気
転写及び拡大されている光磁気記録媒体3に再生用の光
ビームを照射する。光磁気記録媒体3は、記録マークの
大きさに応じた記録信号を持つ反射再生用光ビームを反
射する。光検出部3は、反射再生用光ビームを検出す
る。
り、合成磁界H3のそれぞれの状態で記録マークが磁気
転写及び拡大されている光磁気記録媒体3に再生用の光
ビームを照射する。光磁気記録媒体3は、記録マークの
大きさに応じた記録信号を持つ反射再生用光ビームを反
射する。光検出部3は、反射再生用光ビームを検出す
る。
【0068】多値記録再生装置4は、光検出部3で検出
された反射再生用光ビームの記録信号の大きさにより多
値記録情報を再生する。したがって、多値記録再生装置
4は、光磁気記録媒体4の再生層44に3つの大きさの
記録マークを形成することができる。例えば、合成磁界
H3aに基づいて形成された記録マークを”3”、合成
磁界H3bに基づいて形成された記録マークを”2”及
び合成磁界H3cに基づいて形成された記録マークを”
1”として表わし、また、再生する記録マークがないと
きには、”0”として表わすと、”3”、”2”、”
1”及び”0”の4値の記録信号で表わすことができ
る。
された反射再生用光ビームの記録信号の大きさにより多
値記録情報を再生する。したがって、多値記録再生装置
4は、光磁気記録媒体4の再生層44に3つの大きさの
記録マークを形成することができる。例えば、合成磁界
H3aに基づいて形成された記録マークを”3”、合成
磁界H3bに基づいて形成された記録マークを”2”及
び合成磁界H3cに基づいて形成された記録マークを”
1”として表わし、また、再生する記録マークがないと
きには、”0”として表わすと、”3”、”2”、”
1”及び”0”の4値の記録信号で表わすことができ
る。
【0069】このようにして多値記録再生装置4は、交
換結合している第1の記録層41及び第2の記録層42
と、再生層44と、補助層43とが積層されており、上
記第1の記録層41及び上記第2の記録層42の垂直方
向の磁化状態により漏洩磁界H1が発生している光磁気
記録媒体に、記録ビームを照射するとともに、記録磁界
を印加して情報を多値記録でき、また、再生磁界H2を
印加して、漏洩磁界H1及び再生磁界H2の合成磁界H
3(H1+H2)に応じた大きさの記録マークを再生層
44に磁気転写し、再生ビームの照射により生じる反射
再生用光ビームの検出により多値記録されている情報を
再生できるので、S/N比を劣化させることなく情報を
再生することができる。
換結合している第1の記録層41及び第2の記録層42
と、再生層44と、補助層43とが積層されており、上
記第1の記録層41及び上記第2の記録層42の垂直方
向の磁化状態により漏洩磁界H1が発生している光磁気
記録媒体に、記録ビームを照射するとともに、記録磁界
を印加して情報を多値記録でき、また、再生磁界H2を
印加して、漏洩磁界H1及び再生磁界H2の合成磁界H
3(H1+H2)に応じた大きさの記録マークを再生層
44に磁気転写し、再生ビームの照射により生じる反射
再生用光ビームの検出により多値記録されている情報を
再生できるので、S/N比を劣化させることなく情報を
再生することができる。
【0070】また、再生磁界H2の大きさを可変し、記
録信号を検出する回数により、多値記録されている情報
を再生してもよい。
録信号を検出する回数により、多値記録されている情報
を再生してもよい。
【0071】なお、本例においては、光磁気記録媒体4
の第1の記録層41をTMリッチとし、第2の記録層4
2をREリッチとしたが、第1の記録層41をREリッ
チとし、第2の記録層42をREリッチとしてもよい。
の第1の記録層41をTMリッチとし、第2の記録層4
2をREリッチとしたが、第1の記録層41をREリッ
チとし、第2の記録層42をREリッチとしてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る多値記録再生方法は、補償温度T1 COMPを有する
第1の記録層と、補償温度T2COMPを有する第2の
記録層と、補助層と、再生層とを有し、第1の記録層及
び第2の記録層は交換結合している光磁気記録媒体に、
記録ビームの照射とともに、外部磁界を印加することに
より情報を多値記録し、第1の記録層及び第2の記録層
の記録マークをそれぞれ独立に再生層に磁気転写し、第
1の記録マーク及び第2の記録マークを独立に読み出
し、第1の記録マーク及び第2の記録マークの組み合わ
せにより多値記録されている情報を再生するので、S/
N比を劣化させることなく情報を再生することができ
る。
る多値記録再生方法は、補償温度T1 COMPを有する
第1の記録層と、補償温度T2COMPを有する第2の
記録層と、補助層と、再生層とを有し、第1の記録層及
び第2の記録層は交換結合している光磁気記録媒体に、
記録ビームの照射とともに、外部磁界を印加することに
より情報を多値記録し、第1の記録層及び第2の記録層
の記録マークをそれぞれ独立に再生層に磁気転写し、第
1の記録マーク及び第2の記録マークを独立に読み出
し、第1の記録マーク及び第2の記録マークの組み合わ
せにより多値記録されている情報を再生するので、S/
N比を劣化させることなく情報を再生することができ
る。
【0073】また、本発明に係る多値記録再生装置は、
補償温度T1COMPを有する第1の記録層と、補償温
度T2COMPを有する第2の記録層と、補助層と、再
生層とを有し、第1の記録層及び第2の記録層は交換結
合している光磁気記録媒体に、記録ビームを照射する記
録ビーム照射手段と、情報を多値記録する記録磁界印加
手段とにより情報を多値記録し、光磁気記録媒体を補償
温度T1付近まで昇温する第1の昇温手段と、上記光磁
気記録媒体を補償温度T2付近まで消音する第2の昇温
手段と、上記光磁気記録媒体からから情報を再生する再
生ビーム照射手段とにより、第1の記録層及び第2の記
録層の記録マークをそれぞれ独立に再生層に磁気転写
し、第1の記録マーク及び第2の記録マークの組み合わ
せにより多値記録されている情報を再生するので、S/
N比を劣化させることなく情報を再生することができ
る。
補償温度T1COMPを有する第1の記録層と、補償温
度T2COMPを有する第2の記録層と、補助層と、再
生層とを有し、第1の記録層及び第2の記録層は交換結
合している光磁気記録媒体に、記録ビームを照射する記
録ビーム照射手段と、情報を多値記録する記録磁界印加
手段とにより情報を多値記録し、光磁気記録媒体を補償
温度T1付近まで昇温する第1の昇温手段と、上記光磁
気記録媒体を補償温度T2付近まで消音する第2の昇温
手段と、上記光磁気記録媒体からから情報を再生する再
生ビーム照射手段とにより、第1の記録層及び第2の記
録層の記録マークをそれぞれ独立に再生層に磁気転写
し、第1の記録マーク及び第2の記録マークの組み合わ
せにより多値記録されている情報を再生するので、S/
N比を劣化させることなく情報を再生することができ
る。
【0074】本発明に係る多値記録再生方法は、交換結
合している第1の記録層及び第2の記録層と、再生層
と、補助層とが積層されており、上記第1の記録層及び
上記第2の記録層の垂直方向の磁化状態により漏洩磁界
H1が発生している光磁気記録媒体に、記録ビームの照
射とともに、記録磁界を印加することにより情報を多値
記録し、再生磁界H2を印加して、漏洩磁界H1及び再
生磁界H2の合成磁界H3(H1+H2)に応じた大き
さの記録マークを再生層に磁気転写し、再生ビームの照
射により生じる反射光の検出により多値記録されている
情報を再生するので、S/N比を劣化させることなく情
報を再生することができる。
合している第1の記録層及び第2の記録層と、再生層
と、補助層とが積層されており、上記第1の記録層及び
上記第2の記録層の垂直方向の磁化状態により漏洩磁界
H1が発生している光磁気記録媒体に、記録ビームの照
射とともに、記録磁界を印加することにより情報を多値
記録し、再生磁界H2を印加して、漏洩磁界H1及び再
生磁界H2の合成磁界H3(H1+H2)に応じた大き
さの記録マークを再生層に磁気転写し、再生ビームの照
射により生じる反射光の検出により多値記録されている
情報を再生するので、S/N比を劣化させることなく情
報を再生することができる。
【0075】また、本発明に係る多値記録再生装置は、
交換結合している第1の記録層及び第2の記録層と、再
生層と、補助層とが積層されており、上記第1の記録層
及び上記第2の記録層の垂直方向の磁化状態により漏洩
磁界H1が発生している光磁気記録媒体に、記録ビーム
を照射する記録ビーム照射手段と、情報を多値記録する
記録磁界印加手段とにより情報を多値記録し、再生磁界
H2を印加する再生磁界印加手段と、再生ビームを照射
する再生ビーム照射手段と、再生ビームの反射光を検出
する検出手段とにより漏洩磁界H1及び再生磁界H2の
合成磁界H3(H1+H2)に応じた大きさの記録マー
クが再生層に磁気転写され、再生ビームの照射により生
じる反射光の検出により多値記録されている情報を再生
するので、S/N比を劣化させることなく情報を再生す
ることができる。
交換結合している第1の記録層及び第2の記録層と、再
生層と、補助層とが積層されており、上記第1の記録層
及び上記第2の記録層の垂直方向の磁化状態により漏洩
磁界H1が発生している光磁気記録媒体に、記録ビーム
を照射する記録ビーム照射手段と、情報を多値記録する
記録磁界印加手段とにより情報を多値記録し、再生磁界
H2を印加する再生磁界印加手段と、再生ビームを照射
する再生ビーム照射手段と、再生ビームの反射光を検出
する検出手段とにより漏洩磁界H1及び再生磁界H2の
合成磁界H3(H1+H2)に応じた大きさの記録マー
クが再生層に磁気転写され、再生ビームの照射により生
じる反射光の検出により多値記録されている情報を再生
するので、S/N比を劣化させることなく情報を再生す
ることができる。
【図1】本発明を適用した光磁気記録媒体の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明を適用した多値記録再生装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】本発明を適用した多値記録再生装置により光磁
気記録媒体に情報を多値記録した際の第1の記録層及び
第2の記録層の磁気モーメントの状態を示す図である。
気記録媒体に情報を多値記録した際の第1の記録層及び
第2の記録層の磁気モーメントの状態を示す図である。
【図4】本発明を適用した多値記録再生装置により光磁
気記録媒体に情報を多値記録した際の記録状態を示す図
である。
気記録媒体に情報を多値記録した際の記録状態を示す図
である。
【図5】本発明を適用した多値記録再生装置により光磁
気記録媒体に情報を多値記録する際の、第1の記録層及
び第2の記録層の補償温度とキュリー温度との関係を示
す図である。
気記録媒体に情報を多値記録する際の、第1の記録層及
び第2の記録層の補償温度とキュリー温度との関係を示
す図である。
【図6】本発明を適用した光磁気記録媒体の断面図であ
る。
る。
【図7】本発明を適用した多値記録再生装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図8】本発明を適用した多値記録再生装置により光磁
気記録媒体から情報を再生する際の磁気転写の様子を示
す図である。
気記録媒体から情報を再生する際の磁気転写の様子を示
す図である。
1,3 磁気記録媒体、2,4 多値記録再生装置、1
1,41 第1の記録層、12,42 第2の記録層、
13,43 補助層、14,44 再生層、20,50
磁界印加部、21,51 第1の光ビーム照射部、2
2,52 第2の光ビーム照射部、23,53 第1の
ハーフミラー、24,54 第2のハーフミラー、2
5,55 対物レンズ、26,56 光検出部
1,41 第1の記録層、12,42 第2の記録層、
13,43 補助層、14,44 再生層、20,50
磁界印加部、21,51 第1の光ビーム照射部、2
2,52 第2の光ビーム照射部、23,53 第1の
ハーフミラー、24,54 第2のハーフミラー、2
5,55 対物レンズ、26,56 光検出部
Claims (9)
- 【請求項1】 情報の記録により記録マークが形成さ
れ、第1の補償温度T1 COMPを有する第1の記録層
と、情報の記録により記録マークが形成され、上記第1
の補償温度T1COMPとは異なる第2の補償温度T2
COMPを有する第2の記録層と、上記第1の記録層及
び上記第2の記録層から情報が磁気転写される再生層
と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層から上記再
生層に情報が磁気転写されるように補助する補助層とが
少なくとも積層されており、上記第1の記録層と上記第
2の記録層とが交換結合をしている光磁気記録媒体に、
情報を上記第1の記録層と上記第2の記録層との磁化状
態の組み合わせにより多値記録し、多値記録した情報を
再生する多値記録再生方法であって、 上記光磁気記録媒体に記録ビームを照射するとともに、
上記光磁気記録媒体に所定の方向に所定の強さで記録磁
界を印加して、上記光磁気記録媒体に情報を多値記録
し、 多値記録されている上記光磁気記録媒体に光ビームを照
射して、第1の補償温度T1COMPまで昇温すること
により、上記第2の記録層から上記再生層に第1の記録
マークを磁気転写し、上記再生層に再生ビームを照射し
て上記第1の記録マークを再生し、 上記光磁気記録媒体に光ビームを照射して、第2の補償
温度T2COMPまで昇温することにより、上記第1の
記録層から上記再生層に第2の記録マークを磁気転写
し、上記再生層に再生ビームを照射して上記第2の記録
マークを再生し、上記第1の記録マーク及び上記第2の
記録マークの組み合わせにより上記光磁気記録媒体から
多値記録されている情報を再生することを特徴とする多
値記録再生方法。 - 【請求項2】 情報の記録により記録マークが形成さ
れ、第1の補償温度T1 COMPを有する第1の記録層
と、情報の記録により記録マークが形成され、上記第1
の補償温度T1COMPとは異なる第2の補償温度T2
COMPを有する第2の記録層と、上記第1の記録層及
び上記第2の記録層から情報が磁気転写される再生層
と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層から上記再
生層に情報が磁気転写されるように補助する補助層とが
少なくとも積層されており、上記第1の記録層と上記第
2の記録層とが交換結合をしている光磁気記録媒体に、
情報を上記第1の記録層と上記第2の記録層との磁化状
態の組み合わせにより多値記録し、多値記録した情報を
再生する多値記録再生装置であって、 上記光磁気記録媒体が所定の記録温度に達するまで記録
ビームを照射する記録ビーム照射手段と、 上記光磁気記録媒体に所定の方向に所定の強さで記録磁
界を印加する記録磁界印加手段と、 上記光磁気記録媒体に、第1の補償温度T1COMPま
で昇温する第1の昇温手段と、 上記光磁気記録媒体に、第2の補償温度T2COMPま
で昇温する第2の昇温手段と、 上記光磁気記録媒体から情報を再生するために再生ビー
ムを照射する再生ビーム照射手段とを備え、 上記記録ビーム照射手段及び上記記録磁界印加手段によ
り上記光磁気記録媒体に情報を多値記録し、上記光磁気
記録媒体に上記第1の昇温手段により第1の補償温度T
1COMPまで昇温することにより上記第2の記録層か
ら上記再生層に第1の記録マークを磁気転写し、上記再
生ビーム照射手段により上記再生層から上記第1の記録
マークを再生し、上記光磁気記録媒体に上記第2の昇温
手段により第2の補償温度T2COMPまで昇温するこ
とにより上記第1の記録層から上記再生層に第2の記録
マークを磁気転写し、上記再生ビーム照射手段により上
記再生層から上記第2の記録マークを再生して、上記第
1の記録マーク及び上記第2の記録マークの組み合わせ
により上記光磁気記録媒体から多値記録されている情報
を再生することを特徴とする多値記録再生装置。 - 【請求項3】 上記記録ビーム照射手段、上記第1の昇
温手段、上記第2の昇温手段及び上記再生ビーム照射手
段は、一つの光ビーム生成手段によりなることを特徴と
する請求項2記載の多値記録再生装置。 - 【請求項4】 情報の記録により記録マークが形成され
る第1の記録層及び第2の記録層と、上記第1の記録層
及び上記第2の記録層から記録マークが磁気転写される
再生層と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層の垂
直方向の磁化状態により発生する漏洩磁界H1に応じて
記録マークが上記再生層に磁気転写されるように補助す
る補助層とが少なくとも積層されており、上記第1の記
録層と上記第2の記録層とは交換結合をしている光磁気
記録媒体に、情報を上記第1の記録層と上記第2の記録
層との磁化状態の組み合わせにより多値記録し、多値記
録した情報を再生する多値記録再生方法であって、 上記光磁気記録媒体に記録ビームを照射するとともに、
上記光磁気記録媒体に所定の方向に所定の強さで記録磁
界を印加して、上記光磁気記録媒体に情報を多値記録
し、 多値記録されている上記光磁気記録媒体に再生磁界H2
を印加して、上記漏洩磁界H1及び上記再生磁界H2の
合成磁界H3(H1+H2)に応じた大きさの記録マー
クを上記再生層に磁気転写し、 上記合成磁界H3に応じた大きさの記録マークが再生層
に磁気転写されている上記光磁気記録媒体に再生ビーム
を照射して、上記照射に応じて上記光磁気記録媒体から
反射される光を検出することにより上記光磁気記録媒体
から多値記録されている情報を再生することを特徴とす
る多値記録再生方法。 - 【請求項5】 情報の記録により記録マークが形成され
る第1の記録層及び第2の記録層と、上記第1の記録層
及び上記第2の記録層から記録マークが磁気転写される
再生層と、上記第1の記録層及び上記第2の記録層の垂
直方向の磁化状態により発生する漏洩磁界H1に応じて
記録マークが上記再生層に磁気転写されるように補助す
る補助層とが少なくとも積層されており、上記第1の記
録層と上記第2の記録層とは交換結合をしている光磁気
記録媒体に、情報を上記第1の記録層と上記第2の記録
層との磁化状態の組み合わせにより多値記録し、多値記
録した情報を再生する多値記録再生装置であって、 上記光磁気記録媒体が記録温度に達するまで記録ビーム
を照射する記録ビーム照射手段と、 上記光磁気記録媒体に所定の方向に所定の強さで記録磁
界を印加する記録磁界印加手段と、 上記光磁気記録媒体に再生磁界H2を印加する再生磁界
印加手段と、 上記光磁気記録媒体から情報を再生するために再生ビー
ムを照射する再生ビーム照射手段と、 上記再生ビームの照射により上記光磁気記録媒体から反
射される光を検出する検出手段とを備え、 上記記録ビーム照射手段及び上記記録磁界印加手段によ
り上記光磁気記録媒体に情報を多値記録し、上記光磁気
記録媒体に上記再生磁界印加手段により再生磁界H2を
印加することで、上記漏洩磁界H1及び上記再生磁界H
2の合成磁界H3(H1+H2)に応じた大きさの記録
マークを上記再生層に磁気転写し、上記合成磁界H3に
応じた大きさの記録マークが再生層に磁気転写されてい
る上記光磁気記録媒体に上記再生ビーム照射手段により
再生ビームを照射し、上記照射に応じて上記光磁気記録
媒体から反射される光を上記検出手段により検出するこ
とで上記光磁気記録媒体から多値記録されている情報を
再生することを特徴とする多値記録再生装置。 - 【請求項6】 上記記録ビーム照射手段及び上記再生ビ
ーム照射手段は、一つのビーム照射手段よりなることを
特徴とする請求項5記載の多値記録再生装置。 - 【請求項7】 上記記録磁界印加手段及び上記再生磁界
印加手段は、一つの磁界印加手段によりなることを特徴
とする請求項5記載の多値記録再生装置。 - 【請求項8】 上記再生磁界印加手段は、多段階に再生
磁界H2を発生することが可能であることを特徴とする
請求項5記載の多値記録再生装置。 - 【請求項9】 上記検出手段により、上記光磁気記録媒
体の反射光から記録信号の大きさを検出することを特徴
とする請求項5記載の多値記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001100434A JP2002298465A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 多値記録再生方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001100434A JP2002298465A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 多値記録再生方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002298465A true JP2002298465A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18953876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001100434A Withdrawn JP2002298465A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 多値記録再生方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002298465A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004077425A1 (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Nihon University | 光磁気記録媒体、記録再生装置及び方法 |
WO2005024815A1 (en) * | 2003-09-10 | 2005-03-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Read-out control for use with a domain expansion recording medium |
JP2010020883A (ja) * | 2008-06-08 | 2010-01-28 | Utsunomiya Univ | 光情報記録再生方法及び装置 |
CN111902867A (zh) * | 2018-03-29 | 2020-11-06 | 国立大学法人东京大学 | 记录方法、记录装置、再生方法、再生装置、以及高速响应元件 |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001100434A patent/JP2002298465A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004077425A1 (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Nihon University | 光磁気記録媒体、記録再生装置及び方法 |
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JP2010020883A (ja) * | 2008-06-08 | 2010-01-28 | Utsunomiya Univ | 光情報記録再生方法及び装置 |
US9734858B2 (en) | 2008-06-08 | 2017-08-15 | Utsunomiya University | Optical information recording/reproduction method and device |
CN111902867A (zh) * | 2018-03-29 | 2020-11-06 | 国立大学法人东京大学 | 记录方法、记录装置、再生方法、再生装置、以及高速响应元件 |
CN111902867B (zh) * | 2018-03-29 | 2022-07-29 | 国立大学法人东京大学 | 记录方法、记录装置、再生方法、再生装置、以及高速响应元件 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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