JP2002295878A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP2002295878A JP2001093713A JP2001093713A JP2002295878A JP 2002295878 A JP2002295878 A JP 2002295878A JP 2001093713 A JP2001093713 A JP 2001093713A JP 2001093713 A JP2001093713 A JP 2001093713A JP 2002295878 A JP2002295878 A JP 2002295878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密性を向上でき、しかも、自然換気及び強
制換気のいずれの場合も効率的に空気流を生じさせるこ
とができる換気装置を提供すること。 【解決手段】 換気装置1は、部屋内外2及び3を連通
する通路4を画成する枠手段5と、枠手段5の通路4に
A及びB方向に回転自在に配されていると共に一対の開
口6及び7を有した円筒体8を具備した通路開閉手段9
と、円筒体8内にA及びB方向に回転自在に配された羽
根手段10と、円筒体8により通路4の開閉を行わせる
べく、当該円筒体8をA及びB方向に回転させる通路開
閉用の回転手段11と、羽根手段10により通路4に強
制空気流を生じさせるべく、当該羽根手段10をA方向
に回転させる強制空気流発生用の回転手段12と、円筒
体8のA及びB方向一定以上の回転を規制する規制手段
13とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物、特に戸建住
宅又は集合住宅において部屋上部の換気口に取付けられ
る換気装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】最近の戸建住宅又は集
合住宅では気密性が向上しているために、換気を適切に
行わないと、室内の温度が容易に上昇してダニ等が発生
し易くなり、また、炭酸ガスの濃度上昇により人体に弊
害をもたらす虞がある。この観点から、各部屋の外壁上
部又は窓サッシに換気口を設け、この換気口に複数枚の
開閉板からなるシャッター及びファン等を具備してなる
換気機構を設け、強制換気を行う場合には、シャッター
を開状態にしてファンを回転させ、自然換気を行う場合
には、シャッターを開状態にしてファンの回転を停止さ
せ、そして、強制換気及び自然換気のいずれも行わない
場合は、シャッターを閉状態にしてファンの回転を停止
させるようにすることが提案されている。
【0003】ところで、斯かる換気機構のシャッターで
は、閉状態において開閉板相互の重なり部の気密性(密
閉性)をそれ程高くすることができず、また、開状態に
おける自然換気及び強制換気のいずれにしても空気流に
対して障害物となって効率的に空気流を生じさせていな
い。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、気密性を向上で
き、しかも、自然換気及び強制換気のいずれの場合も効
率的に空気流を生じさせることができる換気装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の換
気装置は、部屋内外を連通する通路を画成する枠手段
と、枠手段の通路に回転自在に配されていると共に一対
の開口を備えた円筒体を有した通路開閉手段と、通路開
閉手段の円筒体内に回転自在に配された羽根手段と、円
筒体により通路の開閉を行わせるべく、当該円筒体を回
転させる通路開閉用の回転手段と、羽根手段により通路
に強制空気流を生じさせるべく、当該羽根手段を回転さ
せる強制空気流発生用の回転手段とを具備している。
【0006】第一の態様の換気装置では、シャッターと
して一対の開口を有した円筒体を用いているために、そ
れ自体の重なり部が生じることがなく、而して、気密性
を向上でき、しかも、一対の開口を通路に臨ませるよう
に円筒体を回転させることにより、円筒体が邪魔となら
ず、したがって、羽根手段を回転させない際の自然換気
及び羽根手段を回転させる際の強制換気のいずれの場合
も効率的に通路に空気流を生じさせることができる。
【0007】本発明の第二の態様の換気装置では、第一
の態様の換気装置において、枠手段は、一対の側壁部
と、一対の側壁部を橋絡した一対の横長部材とを有して
おり、一対の横長部材の夫々には横長のシール部材が設
けられており、円筒体は、通路の閉塞において横長のシ
ール部材の夫々に当接する突起と、前記の一対の開口が
形成された円筒部と、この円筒部の両端面を閉塞する一
対の閉塞部とを有しており、側壁部とこの側壁部に対面
する閉塞部との間には、側端シール部材が介在されてお
り、側端シール部材は、側壁部と閉塞部とのうちの少な
くとも一方に摺動自在に当接している。
【0008】第二の態様の換気装置によれば、横長のシ
ール部材と突起との当接及び閉塞部と側端シール部材と
の当接とにより、より高い気密性をもった通路の閉状態
を得ることができ、而して、意図しない外気、塵埃の部
屋外から部屋内への侵入及び同じく適温にされた空気の
意図しない部屋内から部屋外への排出を確実に防ぎ得
る。
【0009】なお、側端シール部材は、側壁部と閉塞部
とのうちの少なくとも一方に摺動自在に当接させればよ
いのであるが、一方の面で閉塞部に摺動自在に当接さ
せ、他方の面で側壁部に固着するのが、簡単な構成で良
好な気密性が得られるのでより好ましい。
【0010】本発明の第三の態様の換気装置では、第二
の態様の換気装置において、通路開閉手段は、閉塞部に
固着されていると共に側壁部から枠手段の外部に突出し
た中空の軸部材を有しており、羽根手段は、羽根部材
と、この羽根部材が取付けられていると共に円筒体の中
空の軸部材を当該中空の軸部材に対して回転自在になっ
て貫通した軸部材とを有しており、通路開閉用の回転手
段は、出力回転軸を有した電動モータと、この電動モー
タの出力回転軸の回転を中空の軸部材の枠手段の外部に
突出した部位に伝達させる歯車機構とを具備しており、
強制空気流発生用の回転手段は、通路開閉手段の中空の
軸部材を貫通して当該中空の軸部材から外部に突出した
羽根手段の軸部材に連結された出力回転軸を有している
と共に羽根手段の軸部材を回転させる電動モータを具備
しており、通路開閉用の回転手段の電動モータと強制空
気流発生用の回転手段の電動モータとは、互いに並置さ
れている。
【0011】第三の態様のような換気装置では、通路開
閉手段の軸部材と羽根手段の軸部材とが同心に配設され
て、通路開閉用及び強制空気流発生用の両回転手段の夫
々の電動モータが互いに並置されているために、通路開
閉用及び強制空気流発生用の両回転手段を小さなスペー
スをもって設置でき、極めて小型に構成することができ
る。
【0012】本発明の第四の態様の換気装置は、第三の
態様の換気装置において、円筒体の回転を規制する規制
手段を更に有しており、ここで、規制手段は、中空の軸
部材の回りに固定的に配された固定部材と、固定部材と
中空の軸部材とに設けられていると共に、円筒体による
通路の開閉において互いに係合する係合手段とを具備し
ている。
【0013】第四の態様の換気装置によれば、規制手段
により円筒体の回転が規制されるようになっているため
に、通路開閉用の電動モータの慣性等に影響されること
なしに、突起を横長のシール部材に適切に弾性変形を生
じさせて当接させることができ、突起の折損、突起と横
長のシール部材との間における隙間の発生等の不都合を
なくし得る。
【0014】第四の態様の換気装置において、係合手段
としては、固定部材に設けられた切欠き又は溝と、中空
の軸部材に設けられていると共に切欠き又は溝に配され
た突起とで構成しても、これに代えて、固定部材に設け
られた突起と、中空の軸部材に設けられていると共に突
起が配される切欠き又は溝とで構成してもよく、要は係
合手段は中空の軸部材の一定以上の回転を規制すべく互
いに係合するようになっていればよいのである。
【0015】本発明の第五の態様の換気装置では、第四
の態様の換気装置において、羽根手段の軸部材は、固定
部材を当該固定部材に対して回転自在になって貫通して
伸びている。
【0016】第五の態様の換気装置によれば、羽根手段
の軸部材が固定部材をも貫通して伸びているために、羽
根手段の軸部材に当該羽根手段を回転させる電動モータ
の出力回転軸を直結できて機構を極めて簡単にできる。
【0017】本発明における通路開閉用の回転手段は、
円筒体を回転させる回転力を発生する電動モータ等を具
備して構成してもよいが、これに代えて又はこれと共
に、手動で円筒体を回転させる回転力を発生するように
してもよく、また、通路開閉用及び強制空気流発生用の
回転手段のうちの少なくとも一方の回転手段の作動をコ
ンピュータ等を用いて遠隔的又は自動的に制御するよう
にしてもよい。この場合、部屋内、部屋外等に温度、湿
度、風速及び炭酸ガス等のセンサのうちの少なくとも一
つのセンサを取付けて、このセンサからの信号に基づい
てプログラム制御するようにしてもよい。
【0018】本発明の換気装置は、建物、例えば戸建住
宅又は集合住宅、好ましくは戸建住宅の部屋の壁上部の
開口部に設置されて使用されるのであるが、この場合、
通路の一端が直接部屋外、特に屋外に開口している必要
はなく、屋外に連通する建物内の空気通路に開口してい
てもよく、また通路の他端も同様であって、直接部屋内
に開口している必要はなく、部屋内に連通する建物内の
空気通路に開口していてもよい。
【0019】次に本発明及びその実施の形態を、図に示
す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本
発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1から図3において、本例の換
気装置1は、部屋内外2及び3を連通する通路4を画成
する枠手段5と、枠手段5の通路4にA及びB方向に回
転自在に配されていると共に本例では互いに対向する一
対の開口6及び7を有した円筒体8を具備した通路開閉
手段9と、円筒体8内にA及びB方向に回転自在に配さ
れた羽根手段10と、円筒体8により通路4の開閉を行
わせるべく、当該円筒体8をA及びB方向に回転させる
通路開閉用の回転手段11と、羽根手段10により通路
4に強制空気流を生じさせるべく、当該羽根手段10を
A方向に回転させる強制空気流発生用の回転手段12
と、円筒体8のA及びB方向一定以上の回転を規制する
規制手段13とを具備している。
【0021】枠手段5は、左右の一対の矩形状の側壁部
21及び22と、一対の側壁部21及び22を橋絡した
上下の一対の中空の横長部材23及び24とを有してお
り、一対の側壁部21及び22の夫々は、ゴム等の弾性
材からなる側端シール部材25及び26の夫々を間にし
て横長部材23及び24の夫々にねじ又はボルト等によ
り固着されており、一方の側壁部21の外面には支持板
29が固着されている。
【0022】一対の横長部材23及び24の夫々には、
両端において側端シール部材25及び26の夫々に密に
当接するようにして、ゴム等の弾性材からなる横長のシ
ール部材27及び28が嵌着されて設けられている。
【0023】円筒体8は、通路4の閉塞(図2の状態)
においてシール部材27及び28の夫々に当接すると共
に開口6及び7の一縁に配された突起31及び32と、
開口6及び7が形成された円筒部33と、円筒部33の
左右両端面を閉塞すると共にねじ又は溶接等により円筒
部33の両端面に固着された一対の円盤状の閉塞部34
及び35とを具備しており、斯かる円筒体8を有した通
路開閉手段9は、閉塞部34及び35の夫々に固着され
ていると共にシール部材25及び26をA及びB方向に
回転自在に貫通した中空の軸部材36及び37を有して
おり、円筒体8は、軸部材36及び37の夫々及び軸部
材36及び37の夫々を回転自在に支持する軸受38及
び39の夫々を介して側壁部21及び22の夫々にA及
びB方向に回転自在に支持されている。軸部材36及び
37のうちの一方の軸部材37は、側壁部22から枠手
段5の外部に突出している。
【0024】一方の面で対応の側壁部21及び22の夫
々に固着された側端シール部材25及び26は、対応の
側壁部21及び22と側壁部21及び22に対面する閉
塞部34及び35並びに横長部材23及び24との間に
介在されており、閉塞部34及び35の夫々は、対応の
側端シール部材25及び26にA及びB方向に摺動自在
に当接している。
【0025】羽根手段10は、回転方向に等角度に配さ
れた3個の羽根部材41と、羽根部材41が取付けられ
ていると共に円筒体8の閉塞部34及び35並びに中空
の軸部材36及び37をA及びB方向に回転自在になっ
て貫通した軸部材42とを有している。軸部材42は、
一端46では支持板29に軸受43を介して、他端61
では支持部材44に軸受45を介してA及びB方向に回
転自在に支持されている。
【0026】通路開閉用の回転手段11は、電動モータ
51と、電動モータ51の出力回転軸55の回転を中空
の軸部材37の枠手段5の外部に突出した部位52に伝
達させる歯車機構53とを具備しており、歯車機構53
は、電動モータ51の出力回転軸55に取付けられた小
径の歯車56と、歯車56に噛合うと共に部位52に取
付けられた大径の歯車57とを具備している。
【0027】回転手段11は、電動モータ51の作動に
よる出力回転軸55の回転で、歯車56及び57を介し
て軸部材37を減速させて回転させ、これにより円筒体
8をA又はB方向に回転させるようになっている。
【0028】強制空気流発生用の回転手段12は、中空
の軸部材37を貫通して当該中空の軸部材37から外部
に突出した羽根手段10の軸部材42の他端61に連結
具62を介して連結された出力回転軸63を有している
と共に羽根手段10の軸部材42を回転させる電動モー
タ64を具備している。
【0029】回転手段12は、電動モータ64の作動に
よる出力回転軸63の回転で、連結具62を介して軸部
材42を回転させ、これにより羽根手段10をA方向に
回転させるようになっている。
【0030】本例では、通路開閉用の回転手段11の電
動モータ51と強制空気流発生用の回転手段12の電動
モータ64とは、基台71に取付けられた支持部材72
に支持されて互いに並置されている。基台71には枠手
段5の側壁部22が取付けられており、支持部材44は
支持部材72に取付けられている。
【0031】規制手段13は、略円形の固定部材75
と、固定部材75と中空の軸部材37の部位52とに設
けられていると共に、円筒体8による通路4の開閉にお
いて互いに係合する係合手段76とを具備している。
【0032】係合手段76は、固定部材75に形成され
た円弧状の切欠き77と、部位52に一体的に形成され
ていると共に切欠き77に配された突起78とを具備し
ている。固定部材75は、支持部材72に固着されて、
これにより中空の軸部材37の部位52の回りに固定的
に配されている。なお、軸部材42の他端61は、固定
部材75を当該固定部材75に対してA及びB方向に回
転自在になって貫通して伸びている。
【0033】規制手段13は、電動モータ51により円
筒体8がB方向に回転されて、図4に示すように開口6
及び7の全てが通路4に臨んで通路4が開状態にされる
と、突起78が切欠き77の一端を画定する固定部材7
5の面79に当接し、軸部材37の部位52のB方向の
それ以上の回転を阻止し、同様に電動モータ51により
円筒体8がA方向に回転されて、図2に示すように開口
6及び7の全てが通路4に臨む位置から外れて、突起3
1及び32がシール部材27及び28に適切な弾性変形
を生じさせて当該シール部材27及び28に当接して通
路4が閉状態にされると、突起78が切欠き77の他端
を画定する固定部材75の面80に当接し、軸部材37
の部位52のB方向のそれ以上の回転を阻止するように
なっている。
【0034】以上の換気装置1では、図4に示す通路4
の開状態では、部屋内外2及び3の気圧差に基づいて通
路4に自然空気流が生じ部屋内2が自然換気される。通
路4の開状態で、電動モータ64が作動されて羽根手段
10がA方向に回転されると、部屋内外2及び3の気圧
差が生じない際でも、通路4に強制空気流が生じ部屋内
2が強制換気される。そして、図4に示す通路4の開状
態で電動モータ51が作動されて円筒体8がA方向に回
転されて図2に示す通路4の閉状態にされると、部屋外
3から部屋内2への強風等の吹き込みが防止され、また
部屋内2から部屋外3への温度調整された適温空気の排
出が防止される。
【0035】そして、換気装置1では、シャッターとし
て一対の開口6及び7を有した円筒体8を用いているた
めに、それ自体の重なり部が生じることがなく、而し
て、気密性を向上でき、しかも、一対の開口6及び7を
通路4に臨ませるように円筒体8を回転させることによ
り、円筒体8が邪魔とならず、したがって、羽根手段1
0を回転させない際の自然換気及び羽根手段10を回転
させる際の強制換気のいずれの場合も効率的に通路4に
空気流を生じさせることができる。
【0036】また換気装置1によれば、横長のシール部
材27及び28と突起31及び32との夫々の当接及び
閉塞部34及び35と側端シール部材25及び26との
夫々の当接により、より高い気密性をもった通路4の閉
状態を得ることができ、而して、意図しない外気、塵埃
の部屋内2への侵入及び同じく適温にされた空気の意図
しない部屋内2から部屋外3への排出を確実に防ぎ得
る。なお、閉塞部34及び35は、円筒体8のA及びB
方向の回転に大きな抵抗を与えないように、側端シール
部材25及び26にそれほど弾性変形を与えない程度に
側端シール部材25及び26に当接されているのがよ
い。
【0037】加えて換気装置1では、軸部材36及び3
7と軸部材42とが同心に配設されて、電動モータ51
と電動モータ64とが互いに並置されているために、通
路開閉用及び強制空気流発生用の両回転手段11及び1
2を小さなスペースをもって設置でき、極めて小型に構
成することができる。
【0038】その上、換気装置1では、規制手段13に
より円筒体8の回転が規制されるようになっているため
に、電動モータ51の出力回転軸55の慣性等に影響さ
れることなしに、突起31及び32を横長のシール部材
27及び28に適切に弾性変形を生じさせて当接させる
ことができ、突起31及び32の折損、突起31及び3
2と横長のシール部材27及び28との間における隙間
の発生等の不都合をなくし得る。
【0039】また換気装置1では、羽根手段10の軸部
材42が固定部材75をも貫通して伸びているために、
羽根手段10の軸部材42に当該羽根手段10を回転さ
せる電動モータ64の出力回転軸63を直結できて機構
を極めて簡単にできる。
【0040】なお、電動モータ51は、通路4が全開状
態又は全閉状態になるように作動される必要はなく、通
路4が半開状態(半閉状態)になるように作動されるよ
うにしてもよく、更に斯かる通路4の半開状態で羽根手
段10を回転させて強制換気を行ってもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、気密性を向上でき、し
かも、自然換気及び強制換気のいずれの場合も効率的に
空気流を生じさせることができる換気装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい一例であって、
図2に示すI−I線矢視断面図である。
【図2】図1に示す例のII−II線矢視断面図であ
る。
【図3】図1に示す例の一部説明図である。
【図4】図1に示す例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 換気装置 2 部屋内 3 部屋外 4 通路 5 枠手段 6、7 開口 9 通路開閉手段 10 羽根手段 11 通路開閉用の回転手段 12 強制空気流発生用の回転手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋内外を連通する通路を画成する枠手
    段と、枠手段の通路に回転自在に配されていると共に一
    対の開口を備えた円筒体を有した通路開閉手段と、通路
    開閉手段の円筒体内に回転自在に配された羽根手段と、
    円筒体により通路の開閉を行わせるべく、当該円筒体を
    回転させる通路開閉用の回転手段と、羽根手段により通
    路に強制空気流を生じさせるべく、当該羽根手段を回転
    させる強制空気流発生用の回転手段とを具備している換
    気装置。
  2. 【請求項2】 枠手段は、一対の側壁部と、一対の側壁
    部を橋絡した一対の横長部材とを有しており、一対の横
    長部材の夫々には横長のシール部材が設けられており、
    円筒体は、通路の閉塞において横長のシール部材の夫々
    に当接する突起と、前記の一対の開口が形成された円筒
    部と、この円筒部の両端面を閉塞する一対の閉塞部とを
    有しており、側壁部とこの側壁部に対面する閉塞部との
    間には、側端シール部材が介在されており、側端シール
    部材は、側壁部と閉塞部とのうちの少なくとも一方に摺
    動自在に当接している請求項1に記載の換気装置。
  3. 【請求項3】 通路開閉手段は、閉塞部に固着されてい
    ると共に側壁部から枠手段の外部に突出した中空の軸部
    材を有しており、羽根手段は、羽根部材と、この羽根部
    材が取付けられていると共に円筒体の中空の軸部材を当
    該中空の軸部材に対して回転自在になって貫通した軸部
    材とを有しており、通路開閉用の回転手段は、出力回転
    軸を有した電動モータと、この電動モータの出力回転軸
    の回転を中空の軸部材の枠手段の外部に突出した部位に
    伝達させる歯車機構とを具備しており、強制空気流発生
    用の回転手段は、通路開閉手段の中空の軸部材を貫通し
    て当該中空の軸部材から外部に突出した羽根手段の軸部
    材に連結された出力回転軸を有していると共に羽根手段
    の軸部材を回転させる電動モータを具備しており、通路
    開閉用の回転手段の電動モータと強制空気流発生用の回
    転手段の電動モータとは、互いに並置されている請求項
    2に記載の換気装置。
  4. 【請求項4】 円筒体の回転を規制する規制手段を更に
    有しており、規制手段は、中空の軸部材の回りに固定的
    に配された固定部材と、固定部材と中空の軸部材とに設
    けられていると共に、円筒体による通路の開閉において
    互いに係合する係合手段とを具備している請求項3に記
    載の換気装置。
  5. 【請求項5】 羽根手段の軸部材は、固定部材を当該固
    定部材に対して回転自在になって貫通して伸びている請
    求項4に記載の換気装置。
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