JP2000220884A - 給気ダンパ - Google Patents

給気ダンパ

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JP2000220884A
JP2000220884A JP11023139A JP2313999A JP2000220884A JP 2000220884 A JP2000220884 A JP 2000220884A JP 11023139 A JP11023139 A JP 11023139A JP 2313999 A JP2313999 A JP 2313999A JP 2000220884 A JP2000220884 A JP 2000220884A
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Takashi Hasegawa
貴史 長谷川
Kenichi Iriuchijima
建一 入内島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全閉塞状態を実現できて、通気の程度を好
ましく制御でき、しかも、温度変化による伸縮等でも異
常が生じ難い給気ダンパを提供すること。 【解決手段】 給気ダンパ1は、入口孔2及び出口孔3
を有すると共に、入口孔2及び出口孔3を連通する通路
4を内部に有したフレーム手段5と、通路4を開閉する
ようにフレーム手段5内に配されたフィン6と、フィン
6を支持しており、フィン6を回転させると共に、この
回転でフィン6に軸方向の移動を生起させる回転移動手
段7とを具備しており、フレーム手段5は、通路4を規
定するように、軸方向において互いに対向して配された
左右側壁部材11、12を具備しており、左右側壁部材
11、12のうちの一方の側壁部材12は、側壁部材1
2側に位置するフィン6の端面75に対面して弾性閉塞
部材26を有しており、フィン6の端面75は、回転移
動手段7によりフィン6が通路4を閉塞するように回転
され且つ軸方向に移動されて通路4を完全閉塞する手前
で、弾性閉塞部材26に当接するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所ビル、集合
住宅、戸建住宅、倉庫等の室内と室外との通気のため
に、これらの壁等に取り付けて通気の程度を制御する給
気ダンパに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】通常、この種の給気ダ
ンパでは、通路を規定するフレーム内にフィンが回転自
在に配され、フィンの回転により通路の開度を決定し
て、通路を介する通気の程度を制御するようにしてい
る。
【0003】ところで、給気ダンパでは、フレームに対
してフィンを回転させるために、通路を規定するフレー
ムの左右側壁とこの左右側壁に対面するフィンの端面と
の間に若干の隙間を形成しておくが、この隙間は、フィ
ンによる通路の閉塞状態でも閉じられることがなく、し
たがって、閉塞状態でも隙間を介してなお通気が行われ
て、完全閉塞状態を実現でき難い。
【0004】この隙間をなくすために、クリアランスな
しでフレームの左右側壁とフィンの夫々の端面とを互い
に対面させると、温度変化による伸縮等でフレームの左
右側壁とフィンの夫々の端面とが常時当接して、フィン
の回転が阻害されたり、異音が生じたりし、更には、フ
レームを損傷させる虞もある。
【0005】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、完全閉塞状態を実
現できて、通気の程度を好ましく制御でき、しかも、温
度変化による伸縮等でも異常が生じ難い給気ダンパを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の給
気ダンパは、入口孔及び出口孔を有すると共に、この入
口孔及び出口孔を連通する通路を内部に有したフレーム
手段と、通路を開閉するようにフレーム手段内に配され
たフィンと、このフィンを支持しており、当該フィンを
回転させると共に、この回転で当該フィンに軸方向の移
動を生起させる回転移動手段とを具備しており、この給
気ダンパにおいて、フレーム手段は、通路を規定するよ
うに、軸方向において互いに対向して配された左右側壁
部材を具備しており、左右側壁部材のうちの一方の側壁
部材は、当該側壁部材側に位置するフィンの一方の端面
に対面して弾性閉塞部材を有しており、フィンの一方の
端面は、回転移動手段によりフィンが通路を閉塞するよ
うに回転され且つ軸方向に移動されて通路を完全閉塞す
る手前で、弾性閉塞部材に当接するようになっている。
【0007】第一の態様の給気ダンパでは、フィンに軸
方向の移動を生起させる回転移動手段が設けられ、左右
側壁部材のうちの一方の側壁部材が、当該側壁部材側に
位置するフィンの一方の端面に対面して弾性閉塞部材を
有し、回転移動手段によりフィンが通路を閉塞するよう
に回転され且つ軸方向に移動されて通路を完全閉塞する
手前で、フィンの一方の端面が弾性閉塞部材に当接する
ようになっているために、フィンによる通路の完全閉塞
において、一方の側壁部材とフィンの一方の端面との間
に隙間を生じさせることがなく、これら一方の側壁部材
とフィンの一方の端面とをぴったりと接触させることが
でき、而して、実質的に通路の完全閉塞状態を実現で
き、しかも、通路の開放時には、一方の側壁部材とフィ
ンの一方の軸方向端面との間に所望の隙間を確保できる
ために、温度変化による伸縮等でも異常を生じさせない
ようにできる。
【0008】本発明の第二の態様の給気ダンパでは、第
一の態様の給気ダンパにおいて、回転移動手段は、フィ
ンを回転させる回転装置と、フィンの回転に応じてフィ
ンに軸方向の移動を生起させる移動装置とを具備してい
る。
【0009】第二の態様の給気ダンパによれば、フィン
の軸方向移動がフィンの回転に同期して行われるため
に、フィンの一方の端面の弾性閉塞部材への当接を、フ
ィンの一定の回転角で常に生じさせることができ、実質
的な通路の完全閉塞状態を誤りなく行い得る。
【0010】本発明の第三の態様の給気ダンパでは、第
二の態様の給気ダンパにおいて、回転装置は、電動モー
タと、フィンが取り付けられており、軸方向に移動自在
であって回転自在な回転軸と、電動モータの出力回転軸
の回転を回転軸に伝達するために、電動モータの出力回
転軸と回転軸との間に介在された回転伝達機構とを具備
しており、回転伝達機構は、回転軸の軸方向移動を許容
する許容機構を具備している。
【0011】回転伝達機構は、許容機構に加えて、電動
モータの出力回転軸の回転を減速するギヤ機構からなる
減速機、電動モータの出力回転軸の回転の出力方向を変
更する方向変更機構等を具備していてもよく、この場合
には、電動モータの出力回転軸の回転は、減速機、方向
変更機構を介して回転軸に伝達され、許容機構は、好ま
しくは、減速機又は方向変更機構の出力回転軸とフィン
が取り付けられる回転軸との間に介在される。
【0012】本発明の第四の態様の給気ダンパでは、第
三の態様の給気ダンパにおいて、許容機構は、一端が電
動モータの出力回転軸側に固定されており、他端が回転
軸側に固定されており、回転軸の移動において伸縮する
と共に、電動モータの出力回転軸側の回転を回転軸側に
伝達する捩りコイルばねを具備している。
【0013】第四の態様の給気ダンパによれば、許容機
構が、捩りコイルばねを具備しているために、弾性閉塞
部材へのフィンの一方の端面の当接に際して、捩りコイ
ルばねの縮径又は拡径により、電動モータの出力回転軸
側から回転軸への回転が適度に低減され、而して、フィ
ンの一方の端面が過度に弾性閉塞部材に押し付けられる
ことを防ぎ得、弾性閉塞部材の損壊を防止できる。
【0014】本発明の第五の態様の給気ダンパでは、第
二から第四の態様のいずれかの給気ダンパにおいて、移
動装置は、フレーム手段に固定されて配された螺旋溝又
は突起と、この螺旋溝又は突起に係合して回転装置に配
された突起又は螺旋溝とを具備している。
【0015】このような突起又は螺旋溝は、好ましくは
雌ねじと雄ねじとの組み合わせで具体化でき、雌ねじと
雄ねじとのねじピッチを適宜選択することにより、移動
装置によるフィンの単位回転あたりのその軸方向移動量
を所望に設定することができる。
【0016】本発明の第六の態様の給気ダンパは、第一
から第五の態様のいずれかの給気ダンパにおいて、フィ
ンの他方の軸方向端面側に位置する他方の側壁部材の開
口を閉塞する閉塞手段を更に具備している。
【0017】第六の態様の給気ダンパによれば、フィン
の他方の端面側にも閉塞手段が設けられているために、
ここにおいても実質的に通路の完全閉塞状態を実現で
き、しかも、通路の開放時には、他方の側壁部材とフィ
ンの他方の端面との間に所望の隙間を確保できるため
に、温度変化による伸縮等でも異常を生じさせない。
【0018】本発明の第七の態様の給気ダンパでは、第
六の態様の給気ダンパにおいて、閉塞手段は、他方の側
壁部材に、フィンの回転軸心と同心に且つ軸方向に突出
して設けられた固定環状突起部と、この固定環状突起に
摺動自在に接触して、フィンの回転軸心と同心に且つ軸
方向に突出した可動環状突起部を有して、回転移動手段
に設けられた閉塞板とを具備している。
【0019】第七の態様の給気ダンパにおいて、両環状
突起部のいずれか一方を弾性部材で形成してもよく、環
状突起部を弾性部材で形成すると、両環状突起部をぴっ
たりと摺動自在に接触でき、密閉性を更に向上できる。
フィンの他方の端面側にも閉塞手段が設けられているた
めに、ここにおいても実質的に通路の完全閉塞状態を実
現でき、しかも、通路の開放時には、他方の側壁部材と
フィンの他方の端面との間に所望の隙間を確保できるた
めに、温度変化による伸縮等でも異常を生じさせない。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明及びその実施の形態
を、図に示す好ましい例を参照して更に詳細に説明す
る。なお、本発明はこの例に何等限定されないのであ
る。
【0021】図1から図4において、本例の給気ダンパ
1は、入口孔2及び出口孔3を有すると共に、入口孔2
及び出口孔3を連通する通路4を内部に有したフレーム
手段5と、通路4を開閉するようにフレーム手段5内に
配された中空体のフィン6と、フィン6を支持してお
り、当該フィン6をR方向に回転させると共に、この回
転で当該フィン6に軸方向Aの移動を生起させる回転移
動手段7とを具備している。
【0022】フレーム手段5は、通路を規定する左右側
壁部材11及び12並びに上下側壁部材13及び14
と、左側壁部材11に固着されたブラケット15とを具
備しており、これら側壁部材は、図示しないが、ねじ、
溶接又は嵌合等の適宜な手段により互いに連結されて一
体化されている。左右側壁部材11及び12は、軸方向
Aにおいて互いに対向して配され、上下側壁部材13及
び14は、軸方向Aに直交する方向において互いに対向
して配されている。
【0023】左右側壁部材11及び12のうちの一方の
側壁部材、本例では、側壁部材12は、一端面開放の中
空の側壁部材本体21と、一端面開放側における側壁部
材本体21にねじ、溶接等により固着されており、中央
に、フィン6の径よりも若干大きな径を有した円形開口
22が形成された蓋板23と、蓋板23又は側壁部材本
体21にねじ、溶接等により固着されたブラケット24
と、ブラケット24に接着剤又はねじ等により固着され
ており、側壁部材12側に位置するフィン6の一方の端
面25に対面して配されたゴム等からなる弾性閉塞部材
26とを有している。
【0024】左右側壁部材11及び12のうちの他方の
側壁部材、本例では、側壁部材11は、側壁部材12と
同様に、一端面開放の中空の側壁部材本体31と、一端
面開放側における側壁部材本体31にねじ、溶接等によ
り固着されており、中央に、フィン6の径よりも若干大
きな径を有した円形開口32が形成された蓋板33とを
具備している。
【0025】上下側壁部材13及び14の夫々は、軸方
向A両端において開放された中空体からなり、上側壁部
材13は、その下板部35に軸方向Aに伸びて段部36
が形成されており、段部36には、シール部材37が嵌
着されており、通路4の閉塞時に、段部36のシール部
材37にフィン6の一方の縁部38が当接するようにな
っており、下側壁部材14は、上側壁部材13と同様
に、その上板部39に軸方向Aに伸びて段部40が形成
されており、段部40にシール部材41が嵌着されてお
り、通路4の閉塞時に、段部40のシール部材41にフ
ィン6の他方の縁部42が当接するようになっている。
【0026】回転移動手段7は、フィン6を回転させる
回転装置51と、フィン6のR方向の回転に応じてフィ
ン6に軸方向Aの移動を生起させる移動装置52とを具
備している。
【0027】回転装置51は、電動モータ53と、フィ
ン6を支持するように当該フィン6が取り付けられてお
り、軸方向Aに移動自在に且つR方向に回転自在となる
ように軸受54及び55を介して左右側壁部材11及び
12に両端部56及び57で支持された回転軸58と、
電動モータ53の出力回転軸(図示せず)の回転を回転
軸58に伝達するために、電動モータ53の出力回転軸
と回転軸58との間に介在された回転伝達機構60とを
具備している。
【0028】回転軸58の端部57は、軸方向Aに移動
自在に且つR方向に回転自在となるように、ブラケット
24及び弾性閉塞部材26を貫通している。
【0029】回転伝達機構60は、電動モータ53の出
力回転軸の回転を減速する減速機61と、減速機61の
出力回転軸62の回転出力方向を変更する、傘歯車、ピ
ニオンなどからなる方向変更機構63と、回転軸58の
軸方向Aの移動を許容する許容機構64とを具備してい
る。電動モータ53、減速機61及び方向変更機構62
は、適宜の支持部材を介してブラケット15に支持、固
定されている。
【0030】許容機構64は、一端65が電動モータの
出力回転軸側、本例では、方向変更機構63の出力回転
軸66に固定されており、他端67が回転軸58の端部
56に固定されており、回転軸58のA方向の移動にお
いて伸縮すると共に、方向変更機構63の出力回転軸6
6のR方向の回転を回転軸58に伝達する捩りコイルば
ね69を具備している。捩りコイルばね69の各端65
及び67は、溶接、ねじ等により出力回転軸66及び回
転軸58に夫々固着されている。
【0031】移動装置52は、フレーム手段5の側壁部
材本体31に固定されて配された雌ねじ部材71と、雌
ねじ部材71に形成された螺旋溝としての雌ねじ72に
係合、本例では螺合して回転装置51の回転軸58の端
部56に形成されて配された突起としての雄ねじ73と
を具備している。移動装置52は、回転軸58の回転お
いて雌ねじ72と雄ねじ73との螺合で回転軸58を軸
方向Aに移動させるようになっている。
【0032】本例の給気ダンパ1は、上記の構成に加え
て、更に、フィン6の他方の端面75側に位置する側壁
部材11の蓋板33の円形開口32を閉塞する閉塞手段
76と、防虫金網78及び79とを具備している。
【0033】閉塞手段76は、フィン6の回転軸心と同
心に且つ軸方向Aに突出した固定環状突起部81を有し
て、側壁部材11の蓋板33に溶接、ねじ等により固着
して設けられた環状部材82と、内周面で環状突起81
の外周面に軸方向Aに且つR方向に摺動自在に接触し且
つ軸方向Aに突出した可動環状突起部83を有して、回
転移動手段7に設けられた閉塞板手段84とを具備して
いる。
【0034】環状部材82は、その中央に、フィン6の
径と同一の径を有した円形開口85を有しており、フィ
ン6は、円形開口85を通って伸びており、閉塞板手段
84は、その中央で回転軸58に溶接等により固着され
た円板86と、円板86に接着剤等により固着されて、
外周縁に可動環状突起部83を一体的に有したゴム等か
らなる弾性部材87とを具備している。
【0035】閉塞手段76は、固定環状突起部81と可
動環状突起部83との互いの摺動自在接触により蓋板3
3の円形開口32を外部に対して閉塞している。
【0036】防虫金網78及び79は夫々、入口孔2及
び出口孔3に配されて、ねじ88により上下側壁部材1
3及び14の夫々に固定されている。
【0037】以上の給気ダンパ1では、電動モータ53
が作動されて、その出力回転軸が回転されると、この回
転は、減速機61、方向変更機構63及び捩りコイルば
ね69を介して回転軸58にR方向の回転として伝達さ
れ、回転軸58に支持されたフィン6は、通路4を開閉
するようにR方向に回転される。
【0038】給気ダンパ1において、フィン6が通路4
を閉鎖するように回転される際には、回転軸58は、雌
ねじ72と雄ねじ73との螺合作用で側壁部材12側に
移動され、而して、フィン6の端面25は、当該フィン
6が通路4を完全閉塞する手前で、弾性閉塞部材26を
若干押圧して当接するようになり、一方、フィン6が通
路4を開通するように回転される際には、回転軸58
は、雌ねじ72と雄ねじ73との螺合作用で側壁部材1
1側に移動され、而して、フィン6の端面25と弾性閉
塞部材26との当接が解除されて、フィン6の端面25
と弾性閉塞部材26との間に若干の隙間が生じるように
なる。
【0039】なお、給気ダンパ1においては、フィン6
がいずれの方向に回転される場合でも、固定環状突起部
81と可動環状突起部83との互いの摺動自在な接触
は、常時維持されるようになっている。
【0040】給気ダンパ1によれば、以上のように、回
転移動手段7が設けられ、側壁部材12が弾性閉塞部材
26を有し、フィン6の端面25が当該フィン6による
通路4の完全閉塞手前で、弾性閉塞部材26に当接する
ようになっているために、フィン6による通路4の完全
閉塞において、側壁部材12とフィン6の端面25との
間に隙間を生じさせることがなく、これら側壁部材12
とフィン6の端面25とをぴったりと接触させることが
でき、而して、実質的に通路4の完全閉塞状態を実現で
き、しかも、通路4の開放時には、側壁部材12とフィ
ン6の端面25との間に所望の隙間を確保できるため
に、温度変化による伸縮等でも異常を生じさせないよう
にできる。
【0041】また、給気ダンパ1においては、フィン6
の軸方向移動がフィン6の回転に同期して行われるため
に、フィン6の端面25の弾性閉塞部材26への当接
を、フィン6の一定の回転角で常に生じさせることがで
き、実質的な通路4の完全閉塞状態を誤りなく行い得、
しかも、捩りコイルばね69からなる許容機構64を具
備しているために、弾性閉塞部材26へのフィン6の端
面25の当接に際して、捩りコイルばね69の縮径又は
拡径により、電動モータ53の出力回転軸側から回転軸
58への回転が適度に低減され、而して、フィン6の端
面25が過度に弾性閉塞部材26に押し付けられること
を防ぎ得、弾性閉塞部材26の損壊を防止できる。
【0042】加えて、給気ダンパ1においては、フィン
6の端面75側にも閉塞手段76が設けられているため
に、ここにおいても実質的に通路4の完全閉塞状態を実
現でき、しかも、通路4の開放時には、側壁部材11と
フィンの端面75との間に所望の隙間を確保できるため
に、温度変化による伸縮等でも異常を生じさせない上
に、閉塞手段76において環状突起部83を弾性部材で
形成しているために、環状突起部81及び83をぴった
りと摺動自在に接触でき、密閉性を更に向上できる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、完全閉塞状態を実現で
きて、通気の程度を好ましく制御でき、しかも、温度変
化による伸縮等でも異常が生じ難い給気ダンパを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例の横断面図
である。
【図2】図1に示す例の縦断面図である。
【図3】図1に示す例の斜視図である。
【符号の説明】
1 給気ダンパ 2 入口孔 3 出口孔 4 通路 5 フレーム手段 6 フィン 7 回転移動手段 11、12 側壁部材 26 弾性閉塞部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H052 AA02 BA03 CA11 CB22 CB34 CD09 DA01 DA06 EA16 3L081 AA03 AB02 FA07 FB04 FC02 HA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口孔及び出口孔を有すると共に、この
    入口孔及び出口孔を連通する通路を内部に有したフレー
    ム手段と、通路を開閉するようにフレーム手段内に配さ
    れたフィンと、このフィンを支持しており、当該フィン
    を回転させると共に、この回転で当該フィンに軸方向の
    移動を生起させる回転移動手段とを具備しており、フレ
    ーム手段は、通路を規定するように、軸方向において互
    いに対向して配された左右側壁部材を具備しており、左
    右側壁部材のうちの一方の側壁部材は、当該側壁部材側
    に位置するフィンの一方の端面に対面して弾性閉塞部材
    を有しており、フィンの一方の端面は、回転移動手段に
    よりフィンが通路を閉塞するように回転され且つ軸方向
    に移動されて通路を完全閉塞する手前で、弾性閉塞部材
    に当接するようになっている給気ダンパ。
  2. 【請求項2】 回転移動手段は、フィンを回転させる回
    転装置と、フィンの回転に応じてフィンに軸方向の移動
    を生起させる移動装置とを具備している請求項1に記載
    の給気ダンパ。
  3. 【請求項3】 回転装置は、電動モータと、フィンが取
    り付けられており、軸方向に移動自在であって回転自在
    な回転軸と、電動モータの出力回転軸の回転を回転軸に
    伝達するために、電動モータの出力回転軸と回転軸との
    間に介在された回転伝達機構とを具備しており、回転伝
    達機構は、回転軸の軸方向移動を許容する許容機構を具
    備している請求項2に記載の給気ダンパ。
  4. 【請求項4】 許容機構は、一端が電動モータの出力回
    転軸側に固定されており、他端が回転軸側に固定されて
    おり、回転軸の軸方向の移動において伸縮すると共に、
    電動モータの出力回転軸側の回転を回転軸側に伝達する
    捩りコイルばねを具備している請求項3に記載の給気ダ
    ンパ。
  5. 【請求項5】 移動装置は、フレーム手段に固定されて
    配された螺旋溝又は突起と、この螺旋溝又は突起に係合
    して回転装置に配された突起又は螺旋溝とを具備してい
    る請求項2から4のいずれか一項に記載の給気ダンパ。
  6. 【請求項6】 フィンの他方の端面側に位置する他方の
    側壁部材の開口を閉塞する閉塞手段を更に具備している
    請求項1から5のいずれか一項に記載の給気ダンパ。
  7. 【請求項7】 閉塞手段は、他方の側壁部材に、フィン
    の回転軸心と同心に且つ軸方向に突出して設けられた固
    定環状突起部と、この固定環状突起に摺動自在に接触し
    て、フィンの回転軸心と同心に且つ軸方向に突出した可
    動環状突起部を有して、回転移動手段に設けられた閉塞
    板とを具備している請求項6に記載の給気ダンパ。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    給気ダンパに用いられるフレーム手段、フィン、回転移
    動手段又は閉塞手段。
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