JP2002293691A - シリコン単結晶の製造方法及びシリコン単結晶並びにシリコンウエーハ - Google Patents

シリコン単結晶の製造方法及びシリコン単結晶並びにシリコンウエーハ

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JP2002293691A
JP2002293691A JP2001101320A JP2001101320A JP2002293691A JP 2002293691 A JP2002293691 A JP 2002293691A JP 2001101320 A JP2001101320 A JP 2001101320A JP 2001101320 A JP2001101320 A JP 2001101320A JP 2002293691 A JP2002293691 A JP 2002293691A
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silicon single
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Yuichi Miyahara
祐一 宮原
Tetsuya Igarashi
哲也 五十嵐
Michiaki Oda
道明 小田
Ryoji Hoshi
亮二 星
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Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な装置または工程を付加することなく酸
素析出量を増やし、シリコンウエーハ中の汚染原子のI
G能力を高め、かつ従来のポリッシュドウエーハと同様
に扱える優れたシリコンウエーハを簡単かつ安価に製造
する。 【解決手段】 チョクラルスキー(CZ)法によるシリ
コン単結晶の製造方法において、育成されるシリコン単
結晶中の炭素濃度が0.18×1016〜0.61×1
16atoms/cm(New ASTM)となる
ように、シリコン単結晶に炭素をドープするシリコン単
結晶の製造方法。およびシリコンウエーハであってシリ
コンウエーハ中の炭素濃度が0.18×1016〜0.
61×10 16atoms/cmであるシリコンウエ
ーハ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン単結晶に
おける高品質化且つ高酸素析出化を達成するシリコン単
結晶の製造方法及びシリコン単結晶並びにシリコンウエ
ーハに関するものである。
【0002】
【従来の技術】チョクラルスキー(CZ:Czochralsk
i)法によるシリコン単結晶の製造方法は、一般に、引
上炉内に設置された石英ルツボ内に該シリコン単結晶の
原料となるシリコン多結晶を充填し、前記ルツボの外側
に同心円状に配置された加熱ヒーターで該ルツボの側壁
を加熱し前記シリコン多結晶を溶解してシリコン融液を
生成し、引上軸に取り付けた種結晶をルツボ内のシリコ
ン融液に浸漬し、次いで特定直径の種絞りを行い、絞り
部(種絞り部分)を引き上げて該絞り部の単結晶を無転位
化し、その後コーン部の成長を経て目標の直径を有する
直胴部を成長することにより、無転位のシリコン単結晶
を得るものである。
【0003】前記の方法で製造したシリコン単結晶から
切り出したシリコンウエーハには酸素原子が含まれてお
り、デバイス作製工程中でシリコン原子と結び付き酸素
析出物を形成する。そして、この酸素析出物は、前記デ
バイス作製工程中にウエーハに取り込まれた汚染原子を
捕獲してデバイス特性を向上させるIG(IntrinsicGet
tering)効果を持つことが知られている。したがって、
シリコンウエーハ中に形成される酸素析出物が多いと、
デバイスの高性能化につながる。
【0004】また、前記のシリコンウエーハ中に形成さ
れる酸素析出物の量は、シリコン単結晶中の酸素濃度、
シリコン単結晶の引き上げ中または引き上げ後に受ける
熱履歴およびシリコン単結晶中の炭素濃度に依存するこ
とが知られている。
【0005】しかし、酸素濃度を高くすることで酸素析
出物の量を増やすことはできるが、デバイスに悪影響を
及ぼすOSF(Oxidation-induced Stacking Fault)欠
陥も発生しやすくなるという問題がある為、安易に酸素
濃度を高くすることはできない。
【0006】また、シリコン単結晶の引き上げ時に、該
シリコン単結晶が低温域(400〜800℃)に滞留す
る時間を長くすることで、シリコン単結晶中の酸素析出
核を増やすことができ、その結果、前記デバイス作製工
程中に生成する酸素析出物の量(酸素析出量)を増やすこ
とはできるが、近年デバイスの高集積化が進むにつれ、
酸化膜耐圧の高いシリコンウエーハが要求されており、
その劣化因子であるCOP(Crystal Originated Parti
cle)、FPD(Flow Pattern Defect)などの結晶欠陥
を低減する為に、高温域(1080〜1150℃)の滞
留時間も長くする必要がある。
【0007】つまり、シリコン単結晶中の酸素析出量の
増加とCOPやFPDなどの結晶欠陥の低減を、シリコ
ン単結晶引き上げ時の熱履歴制御によって両立させる為
には、結晶の引き上げ時に低温域および高温域の双方の
滞留時間を延長する必要がある。
【0008】その対策として、例えば滞留時間を長くす
るために結晶の引上げ速度を遅くするという方法がある
が、生産性が低下するために非効率的であった。また、
シリコン単結晶を製造する引上炉内の熱分布を、上記の
シリコン単結晶の熱履歴を実現するように制御する方法
も考えられるが、従来のシリコン単結晶引上炉では困難
であった。
【0009】その為、前記熱履歴の制御方法として、引
上炉内に加熱、保温、または冷却装置を配置する方法が
提案されているが、このような装置およびそのランニン
グコストが必要となり、コスト的に非効率的であった。
【0010】また、引き上げ後のシリコン単結晶または
該シリコン単結晶から切り出されたシリコンウエーハに
熱処理を行うことによって、酸素析出量を増やす方法も
提案されているが、熱処理炉および熱処理工程が必要と
なり、やはり装置およびランニングコストの面で非効率
的であった。
【0011】また炭素濃度についても、近年シリコン単
結晶の原料となるシリコン多結晶の高純度化が進み、シ
リコン多結晶中の炭素濃度が極度に低減されている為、
原料中の炭素による酸素析出量の増加効果は期待できな
い。
【0012】その為、シリコン融液中に炭素を故意にド
ープし、そこから引き上げるシリコン単結晶中の酸素析
出量を増やす方法が提案されている。しかし、従来開示
されている提案では、シリコン単結晶またはシリコンウ
エーハ中の炭素濃度は、ポリッシュドウエーハとして一
般的に使用されているシリコンウエーハに対して、非常
に炭素濃度が高く、かつその範囲が広く曖昧であり、不
純物濃度に対して厳しい規格を設けている例えばロジッ
ク系デバイス用ウエーハとしては、規格外のものとなる
ため、主にエピタキシャルウエーハの基板用途であっ
た。
【0013】以下、特に断りがない限り、炭素濃度をN
ew ASTM、酸素濃度をOldASTMで表わす。
例えば、特開平10−50715号、特開平10−22
9093号、特開平11−92300号、特開平11−
283987号、特開2000−86393号には、エ
ピタキシャルウエーハの基板として用いられるシリコン
ウエーハであって、炭素濃度が0.1〜32×1016
atoms/cmあるいは0.5〜15ppmである
故意に炭素をドープしたウエーハが開示されている。し
かし、その炭素濃度は極めて広い曖昧な範囲であり、エ
ピタキシャルウエーハの基板としてしか使用できないも
のであった。
【0014】また、特開平11−302098号、特開
平11−199380号にも、故意に炭素をドープした
シリコンウエーハが開示されている。しかし、これらの
ウエーハの炭素濃度は、1×1016atomos/c
以上の高濃度とするものであった。従来、ロジック
系デバイスの厳しい規格では、炭素濃度は、0.9×1
16atoms/cm(0.18ppma)以下で
あることが要求されることもあり、このようなシリコン
ウエーハではIG能力は高くともロジック系デバイスの
規格外であり、そのまま鏡面研磨したままの状態では使
用することはできなかった。そのため、通常はエピタキ
シャルウエーハの基板用として用いられていた。さら
に、上記特開平11−302098号、特開平11−1
99380号に開示された結晶は、結晶成長時の成長速
度等に制限が設けられており、簡単かつ安価に製造する
ことができなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑みなされたもので、その目的は、特別な装置または工
程を付加することなく酸素析出量を増やし、デバイス工
程中に受けたシリコンウエーハ中の汚染原子のIG能力
を高め、かつ従来のポリッシュドウエーハと同様に扱え
る優れたシリコンウエーハを、簡単かつ安価に製造する
為のシリコン単結晶の製造方法を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、チョクラルスキー(CZ)法によるシリコ
ン単結晶の製造方法において、育成されるシリコン単結
晶中の炭素濃度が0.18×1016〜0.61×10
16atoms/cm(New ASTM)となるよ
うに、シリコン単結晶に炭素をドープすることを特徴と
するシリコン単結晶の製造方法である(請求項1)。
【0017】本発明は、上記のように、CZ法で引き上
げられるシリコン単結晶に微量の炭素をドープするとい
う簡単かつ安価な方法で、酸素析出量を増加させること
を特徴とする製造方法である。本発明者らは試行錯誤を
重ねた結果、CZ法で引き上げられるシリコン単結晶に
微量の炭素をドープし、所定範囲の炭素濃度とすること
で、デバイスに悪影響を及ぼす結晶欠陥を発生させるこ
となく、酸素析出量を増加させることに成功した。
【0018】この場合、シリコン単結晶中の炭素濃度
は、0.18×1016〜0.61×1016atom
s/cm(0.036〜0.122ppma)とす
る。炭素濃度がこの範囲よりも高いものは従来ポリッシ
ュドウエーハとして使用されておらず、デバイスに悪影
響を及ぼす可能性があるためである。また、炭素濃度が
この範囲よりも低い場合は酸素析出量を増加させる効果
が期待できず、本発明の目的が達成されないおそれがあ
るからである。
【0019】このように、本発明の炭素が微量にドープ
されたシリコン単結晶から切り出されたシリコンウエー
ハは、その炭素濃度がロジック系デバイス用ウエーハに
ついての規格である炭素濃度0.18ppma以下を満
たしており、また、このような微量の炭素濃度では酸素
析出を促進する核として消費されてしまうので、デバイ
スに悪影響を及ぼすことがない。そのため、従来のポリ
ッシュドウエーハと同様に扱うことができる。さらに炭
素がドープされていることにより酸素析出が促進される
為、高いIG能力を持つものとなる。
【0020】この場合、前記シリコン単結晶への炭素の
ドープは、シリコン多結晶原料をルツボに充填する時
に、炭素粉末をルツボ内に投入することにより行うこと
が好ましい(請求項2)。
【0021】シリコン単結晶への炭素のドープは、ルツ
ボ内のシリコン多結晶原料を溶融した後に固形の炭素を
シリコン融液に投入しても良いし、原料溶融中あるいは
シリコン単結晶引上げ時の雰囲気ガスをCO等の炭素を
含む雰囲気とすることによってもシリコン単結晶に炭素
をドープすることもできる。しかし炭素のドープを、シ
リコン多結晶原料をルツボに充填する時に、炭素粉末を
ルツボ内に投入することにより行うようにすれば、炭素
濃度の濃度制御が容易であり、かつ正確に行うことがで
きる。さらに、シリコン多結晶原料をルツボに充填した
後、シリコン多結晶塊の隙間から炭素粉末を投入するの
がより好ましい。このような方法であれば、シリコン融
液中に炭素粉末が溶け残って結晶の有転位化の心配もな
くなる。
【0022】この場合、前記シリコン単結晶にドープす
る炭素粉末の灰分値が、発光分光法による測定で20p
pm未満であることが好ましい(請求項3)。このよう
に、シリコン単結晶にドープする炭素粉末の灰分値が発
光分光法による測定で20ppm未満であれば、CZ炉
内黒鉛部品の純度基準を満たす値であり、シリコン単結
晶を製造しても酸素誘起積層欠陥(OSF)等の欠陥を
発生することはない。一方、灰分値が20ppmをこえ
ると製造されたシリコン単結晶にOSF等の欠陥が発生
してしまうことがある。
【0023】上記のように灰分値を20ppm未満とす
ると、OSFが発生しなくなる理由は必ずしも明らかで
はないが、以下のように考えられる。一般に炭素中の灰
分に含まれる元素として、Al、B、Ca、Cr、C
u、Fe、K、Mg、Mn、Na、Ni、Si、Ti、
Vの14元素が知られている。14元素トータルの灰分
値を20ppmとすると、結晶中に取り込まれる灰分は
2.7×10−2ppbaとなる。仮に、これらのうち
偏析係数が最も大きい元素であるBのみを含んだ灰分の
値が20ppmであるとすると、結晶中に取り込まれる
Bは1.8×10−1ppbaとなり、一方OSF発生
に寄与することが知られているFeのみを含んだ灰分の
値が20ppmであるとすると、6.4×10−6pp
baとなる。従って、灰分値を20ppm未満とする
と、少なくとも結晶中に取り込まれるFeが6.4×1
−6ppba未満となることを意味する。そのため、
ドープする炭素粉末の灰分値を20ppm未満とするこ
とにより、少なくともFeの濃度は前記値以下となり、
OSFの発生を防止することができる。
【0024】そして、本発明の製造方法により製造され
たシリコン単結晶は(請求項4)、酸素析出量が多く、
高いIG能力を有したシリコン単結晶となる。また、こ
のシリコン単結晶から作製されたシリコンウエーハは
(請求項5)、例えば、シリコンウエーハであって、シ
リコンウエーハ中の炭素濃度が0.18×1016
0.61×1016atoms/cmであることを特
徴とするシリコンウエーハである(請求項6)。
【0025】このように、本発明のシリコンウエーハ中
の炭素濃度が0.18×1016〜0.61×1016
atoms/cmであるシリコンウエーハは、簡単な
製造方法により製造されているにもかかわらず、酸素析
出量が多く、高いIG能力を有するものとなる。従って
後にエピタキシャル層を成長させなくとも、そのまま表
面をポリッシュした鏡面研磨ウエーハとして用いること
ができる。さらに、このような微量の炭素ドープ量であ
れば、ロジック系デバイスに用いられるウエーハについ
ての厳しい炭素濃度規格も満たしているため、また、酸
素析出を促進する核として消費されてしまうので、デバ
イス工程等で問題となることもない。
【0026】この場合、ウエーハ表面のFPD密度が5
00個/cm以下であるものとすることができる(請
求項7)。本発明のシリコンウエーハは、微量の炭素を
ドープされているだけなため、デバイス作製に有害なF
PDも500個/cm以下と従来のポリッシュドウエ
ーハと同等の品質とすることができる。
【0027】以下、本発明についてさらに詳述するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。前述のよう
に、従来よりシリコン単結晶中に炭素を故意にドープす
ることにより、酸素析出量の増加を図る方法は提案され
ていた。しかし、例えば、前述の特開平11−2839
87号においては、炭素濃度を0.1〜5.0×10
16atoms/cmといった極めて広い曖昧な範囲
とするものであり、どの程度の炭素濃度で十分なIG能
力が得られ、かつデバイスに悪影響を及ぼさないかにつ
いては、十分に検討されていなかった。そのため、炭素
濃度によってはシリコンウエーハ表面に結晶欠陥が発生
するおそれがあり、そのまま厳格な規格下でポリッシュ
ドウエーハとして用いることはできず、エピタキシャル
ウエーハの基板として用いられていた。
【0028】そこで、本発明者らは、デバイスにおける
厳しい規格を満たすとともに、十分なIG能力を発揮す
る炭素濃度について実験・検討を行った。その結果、本
発明者らは炭素濃度を0.18×1016〜0.61×
1016atoms/cmという極めて微量で、狭い
範囲の値とすれば、ロジック系デバイス等の規格を満た
し、かつ十分なIG能力を得ることができるので、ポリ
ッシュドウエーハとしてそのまま十分デバイス作製基板
として使用し得ることを初めて発見した。本発明は以上
の知見に基づき、諸条件を精査して完成したものであ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
【0030】図1、2は、本発明のシリコン単結晶を製
造する方法を実施する時に用いる製造装置の一例を示す
概略断面図である。図1に示すように、シリコン単結晶
引上炉1内の中心軸上で、ルツボ昇降回転駆動機構6に
ルツボ支持軸5が連結され、該ルツボ支持軸5の上には
黒鉛製ルツボ3が連結され、該黒鉛製ルツボ3の内側に
は石英製ルツボ2が装填され、これらは前記ルツボ昇降
回転駆動機構6により回転昇降自在となっている。
【0031】そして、シリコン単結晶引き上げの開始前
に、該シリコン単結晶の原料となるシリコン多結晶原料
Pを前記石英製ルツボ2の内側に充填する。その後、炭
素粉末Cを前記シリコン多結晶原料Pの隙間に投入す
る。なお、この時投入される炭素粉末Cは発光分光法に
よる測定で灰分20ppm未満の高純度品であり、その
量はシリコン単結晶中で所望の炭素濃度となるよう予め
計算され、電子天秤等により正確に秤量されたものであ
る。このような高純度炭素であれば、例え原料中にドー
プしてもOSFが発生するおそれもない。なお、前記シ
リコン単結晶中の炭素濃度は、前述のように0.18×
1016〜0.61×1016atoms/cmとす
る。
【0032】次に図2に示すように、シリコン単結晶引
上炉1のメイン水冷チャンバー1bの上部を上部水冷チ
ャンバー1aで密閉した後、真空ポンプ(図示せず)を
稼働させ排ガス管11より排気をしながら上部水冷チャ
ンバー1aのポートよりArガスを流し、引上炉1内を
Ar雰囲気に置換する。
【0033】次に、黒鉛製ルツボ3を同心円状に配され
た加熱ヒーター4で加熱して石英製ルツボ2内に充填さ
れたシリコン多結晶原料Pを融解し、シリコン融液Mを
得る。この時、石英製ルツボ2内に投入された炭素粉末
Cは、前記シリコン融液Mに溶解される。この時、炭素
粉末は原料溶融当初よりルツボ内に投入されているの
で、溶け残ることなく溶解される。
【0034】次に、引上ワイヤー巻き取り装置(図示せ
ず)に連結された昇降自在な引上ワイヤー12に取り付
けた種結晶Sを、前記シリコン融液Mの表面まで降下さ
せて浸漬し、特定直径の種絞り(ネッキング)を行い、
絞り部(種絞り部分)を無転位化させる。
【0035】次に、コーン部(拡径部)の成長を経て目
標の直径に到達後肩部を形成した後、予め設定した長さ
まで直胴部(定径部)を成長させ、該直胴部が設定長さ
に到達後テール部(縮径部)を形成し、前記シリコン融
液Mからシリコン単結晶を切り離す。
【0036】その後、前記引上ワイヤー巻き取り装置で
引上ワイヤー12を巻き取り、引き上がったシリコン単
結晶を所定の位置まで巻き上げ、十分冷却した後、該シ
リコン単結晶を引上炉1から取り出す。
【0037】こうして、CZ法により所望濃度の炭素が
ドープされたシリコン単結晶棒が得られる。これを通常
の方法にしたがい、内周刃スライサあるいはワイヤソー
等の切断装置でスライスした後、面取り、ラッピング、
エッチング、研磨等の工程を経てシリコン単結晶ウエー
ハに加工する。もちろん、これらの工程は例示列挙した
にとどまり、この他にも洗浄等種々の工程があり得る
し、工程順の変更、一部省略等目的に応じ適宜工程は変
更使用されている。本発明のシリコンウエーハの炭素濃
度は極めて微量であり、規格の厳しいロジック系デバイ
スの規格も満たしているため、また、このような微量の
炭素濃度では酸素析出を促進する核として消費されてし
まうので、デバイス工程で悪影響を及ぼすこともない。
また、そのままポリッシュドウエーハとして用いること
ができる。さらに、このような極微量の炭素濃度を有す
るポリッシュドウエーハ上にエピタキシャル成長を行っ
てもよい。
【0038】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を挙げて説明
する。 (実施例1)図2に示したような製造装置で、18イン
チ径の石英ルツボに70kgのシリコン多結晶原料を充
填した後、発光分光法による測定で灰分値20ppm未
満の炭素粉末20mgを投入し、直径6インチ、結晶方
位<100>、導電型P型、抵抗率8〜12Ω・cmのシ
リコン単結晶(直胴部長さ94cm)を引き上げた。
【0039】その後、前記シリコン単結晶の直胴部の肩
側から、5、15、30、45、60、75、94cm
の位置より厚さ2mmのウエーハを切り出してそれぞれ
4分割し、その内の各1枚づつについて炭素濃度Csを
FT−IR法(フーリエ変換赤外分光法)にて測定し
た。その結果は図3に示すように、炭素濃度Csは直胴
部の肩側5〜94cmにかけて0.25×1016
0.57×1016atoms/cmであった。
【0040】次に、前記シリコンウエーハの初期酸素濃
度Oi(I)をFT−IR法にて測定した。その結果は
図4に示すように、初期酸素濃度Oi(I)は直胴部の
肩側5〜94cmで14.6×1017〜15.3×1
17atoms/cm(Old ASTM)の範囲
であった。
【0041】次に、前記シリコンウエーハに600℃で
3時間、1100℃で30分間、900℃で30分間、
1100℃で3時間の熱処理を行い、酸素析出量の評価
を行った。なお、酸素析出量(ΔOi)は、該ウエーハ
の熱処理後酸素濃度Oi(H)をFT−IR法で測定
し、その結果を式(1)に代入して求めた。この結果を
図5に示す。 ΔOi = Oi(I) - Oi(H)・・・式(1)
【0042】図4および図5より、本実施例1の炭素ド
ープシリコン単結晶は、後述する炭素がドープされてい
ないシリコン単結晶(比較例2)に比べて、初期酸素濃度
が同等でも酸素析出量は1.0×1017〜4.7×1
17atoms/cm増加していることが判る。
【0043】さらに、図6に示す初期酸素濃度と酸素析
出量の関係をプロットしたグラフでは、本実施例1の炭
素ドープシリコン単結晶の方が、炭素がドープされてい
ないシリコン単結晶(比較例2)よりも明らかに酸素析
出量が増えていることが判る。
【0044】また、前記シリコン単結晶から切り出して
4分割したシリコンウエーハについて、残り3枚の内1
枚づつを1150℃で100分間酸化雰囲気中で熱処理
を行い、その後Secco液にて5分間の選択エッチン
グを行い、顕微鏡でシリコンウエーハ表面のOSF観察
を行ったが、OSFの発生は無かった。
【0045】さらに、前記シリコン単結晶から切り出し
て4分割したシリコンウエーハについて、残り2枚の内
1枚づつをSecco液にて30分間の選択エッチング
を行い、顕微鏡でシリコンウエーハ表面のFPD観察を
行ったが、FPDの密度は後述する炭素がドープされて
いないシリコン単結晶(比較例2)と同レベルの500
個/cm以下であった。この結果を図7に示す。
【0046】上記結果より、微量の炭素をドープし、低
濃度の炭素を含んだシリコン単結晶は、デバイスに悪影
響を及ぼす結晶欠陥を増加させることなく、酸素析出量
を増加させることが判る。
【0047】(実施例2、比較例1)図2に示したよう
な製造装置で、18インチ径のルツボに70kgのシリ
コン多結晶原料を充填した後、灰分値20ppm未満の
炭素粉末12mgを投入し、直径6インチ、結晶方位<
100>、導電型P型、抵抗率8〜12Ω・cmのシリ
コン単結晶直胴部長さ94cmを引き上げた。
【0048】その後、前記シリコン単結晶の直胴部の肩
側から、5、15、30、45、60、75、94cm
の位置より厚さ2mmのウエーハを切り出してそれぞれ
4分割し、その内の各1枚づつについて炭素濃度Csを
FT−IR法(フーリエ変換赤外分光法)にて測定し
た。その結果は図3に示すように、炭素濃度Csは直胴
部の肩側5〜94cmにかけて0.12×1016
0.28×1016atoms/cmであり、本発明
のシリコン単結晶の炭素濃度範囲である部分と本発明の
炭素濃度ではない部分とが存在することが判る。
【0049】次に、前記シリコンウエーハの初期酸素濃
度Oi(I)をFT−IR法にて測定した。その結果は
図4に示すように、初期酸素濃度Oi(I)は直胴部の
肩側5〜94cmで14.5×1017〜14.8×1
17atoms/cmの範囲であった。
【0050】次に、前記シリコンウエーハに600℃で
3時間、1100℃で30分間、900℃で30分間、
1100℃で3時間の熱処理を行い、実施例1と同様に
して酸素析出量の評価を行った。この結果を図5に示
す。
【0051】図3および図5より、この実施例2、比較
例1の炭素ドープシリコン単結晶では、後述の炭素がド
ープされていないシリコン単結晶(比較例2)に対して、
炭素濃度が0.18×1016atoms/cm以上
の本発明の部分でしか酸素析出量の増加効果が見られな
いことが判る。
【0052】この要因として、炭素濃度が0.18×1
16atoms/cmより低い部分では、炭素濃度
が低すぎるため酸素析出量を増加させる効果を十分に得
ることができないことが考えられる。また、図4に示し
たように、シリコン単結晶引き上げ時の初期酸素濃度の
ばらつきにより、本実施例2、比較例1のシリコン単結
晶の初期酸素濃度が比較例2の炭素がドープされていな
いシリコン単結晶の初期酸素濃度よりも低かったことも
原因として挙げられる。
【0053】しかし、図6に示す初期酸素濃度と酸素析
出量の関係では、本実施例2、比較例1の炭素ドープシ
リコン単結晶の方が、比較例2の炭素がドープされてい
ないシリコン単結晶よりも明らかに酸素析出量が増えて
いることが判る。
【0054】ただし、上記のように、シリコン単結晶中
の炭素濃度が0.18×1016atoms/cm
満の範囲では、量産工程で通常発生するシリコン単結晶
引き上げ時の初期酸素濃度のばらつきにより、酸素析出
量の増加効果が得られないおそれがあるため、前記炭素
濃度は、0.18×1016atoms/cm以上と
する。
【0055】次に、前記シリコン単結晶から切り出して
4分割したシリコンウエーハについて、残り3枚の内1
枚づつを1150℃で100分間酸化雰囲気中で熱処理
を行い、その後Secco液にて5分間の選択エッチン
グを行い、顕微鏡で該シリコンウエーハ表面のOSF観
察を行ったが、炭素濃度が0.18×1016atom
s/cmより高い部分か低い部分かにかかわらずOS
Fの発生は無かった。
【0056】さらに、前記シリコン単結晶から切り出し
て4分割したシリコンウエーハについて、残り2枚の内
1枚づつをSecco液にて30分間の選択エッチング
を行い、顕微鏡で該シリコンウエーハ表面のFPD観察
を行ったが、炭素濃度が0.18×1016atoms
/cmより高い部分か低い部分かにかかわらず、FP
Dの密度は炭素がドープされていないシリコン単結晶
(比較例2)と同レベルの500個/cm以下であっ
た。この結果を図7に示す。
【0057】上記結果より、炭素濃度が0.18×10
16atoms/cm以上含まれたシリコン単結晶
は、シリコン単結晶引き上げ時の初期酸素濃度のばらつ
きに影響されることなく、酸素析出量を増加させる効果
が得られ、かつデバイスに悪影響を及ぼす結晶欠陥を増
加させないことが判る。
【0058】(比較例2)炭素をドープした実施例1お
よび実施例2、比較例1と同一の引き上げ条件で、炭素
をドープしないシリコン単結晶の引き上げを行い、上記
と同様にして炭素濃度、酸素析出量、OSFおよびFP
D密度の測定を行った。
【0059】その結果、OSFの発生はなく、図7に示
すようにFPD密度も炭素をドープした結晶(実施例
1、実施例2)と同レベルであったが、図4〜図6で示
すように、初期酸素濃度が同等でも酸素析出量は炭素を
ドープした結晶(実施例1、実施例2)よりも少なく、
IG能力は本発明のシリコン単結晶に劣ることが判る。
【0060】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の
特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一
な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかな
るものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0061】例えば、上記説明においては、CZ法にお
いて炭素を添加してシリコン単結晶を製造する場合につ
き説明したが、本発明はMCZ(Magnetic field appli
ed czochralski)法にも適用できるし、シリコン単結晶
の規格においても直径、結晶方位、導電型、抵抗率等も
上記例に限定されるものでもない。例えば直径について
3〜16インチあるいはそれ以上の直径のシリコン単結
晶にも適用できるものであって、有効に作用し得ること
は言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明によれ
ば、酸素析出量が多く高いIG能力を有したシリコン単
結晶を、微量の炭素をドープするだけの簡単かつ安価な
方法を用い、装置またはプロセスの大幅な変更を伴うこ
となく製造することができる。また、シリコン単結晶引
き上げ時の初期酸素濃度ばらつきによる酸素析出量への
影響が緩和される為、初期酸素濃度に多少のばらつきが
生じても、同様に酸素析出量を得ることができる。この
波及効果として、従来所定の酸素析出量を得る必要上規
定された初期酸素濃度規格不良とされた部分の低減が可
能になるなど、生産のコストダウンにもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で用いられる装置の一例を示す概
略断面図である。
【図2】実施例および比較例のシリコン単結晶の引き上
げに用いられた製造装置の概略断面図である。
【図3】実施例および比較例のシリコン単結晶の炭素濃
度を比較したグラフである。
【図4】実施例および比較例のシリコン単結晶の初期酸
素濃度を比較したグラフである。
【図5】実施例および比較例のシリコン単結晶の酸素析
出量を比較したグラフである。
【図6】実施例および比較例のシリコン単結晶の初期酸
素濃度と酸素析出量の関係をプロットしたグラフであ
る。
【図7】実施例および比較例のシリコン単結晶のFPD
密度を比較したグラフである。
【符号の説明】
1…引上炉、 1a…上部水冷チャンバー、 1b…メ
イン水冷チャンバー、1c…底部水冷チャンバー、 2
…石英製ルツボ、 3…黒鉛製ルツボ、4…加熱ヒータ
ー、 5…ルツボ支持軸、 6…ルツボ昇降回転駆動機
構、7…金属製電極部、 8…黒鉛製電極部、 9…湯
洩れ受け皿、 10…断熱材、11…排ガス管、 12
…引上ワイヤー、C…ドープ用炭素粉末、 P…シリコ
ン多結晶原料、 M…シリコン融液、S…種結晶。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 道明 福井県武生市北府2丁目13番50号 信越半 導体株式会社武生工場内 (72)発明者 星 亮二 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字大平 150番 信越半導体株式会社白河研究所内 Fターム(参考) 4G077 AA02 AB01 BA04 EB01 PB01 PB05 PB09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チョクラルスキー(CZ)法によるシリ
    コン単結晶の製造方法において、育成されるシリコン単
    結晶中の炭素濃度が0.18×1016〜0.61×1
    16atoms/cm(New ASTM)となる
    ように、シリコン単結晶に炭素をドープすることを特徴
    とするシリコン単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記シリコン単結晶への炭素のドープ
    は、シリコン多結晶原料をルツボに充填する時に、炭素
    粉末をルツボ内に投入することにより行うことを特徴と
    する請求項1に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シリコン単結晶にドープする炭素粉
    末の灰分値が、発光分光法による測定で20ppm未満
    であることを特徴とする請求項2に記載のシリコン単結
    晶の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載のシリコン単結晶の製造方法により製造されたこ
    とを特徴とするシリコン単結晶。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシリコン単結晶より作
    製されたことを特徴とするシリコンウエーハ。
  6. 【請求項6】 シリコンウエーハであって、シリコンウ
    エーハ中の炭素濃度が0.18×1016〜0.61×
    1016atoms/cmであることを特徴とするシ
    リコンウエーハ。
  7. 【請求項7】 ウエーハ表面のFPD密度が500個/
    cm以下であることを特徴とする請求項5または請求
    項6に記載のシリコンウエーハ。
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