JP2002291725A - X線透視撮影台 - Google Patents
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Abstract
し易くしたX線透視撮影台を提供する。 【解決手段】 支柱3はコリメータ2を有したX線管1
を保持し、主枠4の側面でリニアガイド10によって支
持され、モータ9によってギア13とラック14を介し
て天板7の長手方向に移動する。一方、イメジインテン
シファイア6を保持する受像系5は主枠4の側面でリニ
アガイド10によって支持され、駆動機構(図示せず)
によって天板7の長手方向に支柱3とは独立して移動す
る。そして、天板7を主枠4の上部で支柱3の際まで移
動することができ、支柱3を長手方向に移動させると術
者15は天板7の奥側から楽な姿勢で被検者11にアプ
ローチすることができる。
Description
係わり、特に、天板の長手方向にX線管と受像系が移動
するオーバチューブ式のX線透視撮影台に関する。
を主体とした上部消化管検査に主眼を置きながら、1台
で注腸(大腸)、泌尿器系、胸部内視鏡検査や神経系な
どの多様な診断目的に利用され、多目的撮影台として使
用されている。
ット撮影装置やイメージングシステムが天板の下に位置
したオーバチューブ式透視撮影台が用いられる。その理
由はX線管が天板より離れた位置にあるため、天板の上
部空間が大きく、被検者の観察も容易であり、さらに被
検者の体位変換なども行いやすい。また、装置の動作
時、被検者とX線管との干渉にあまり注意を払わなくて
もよいため、動作が行い易く診断効率もよい。また、重
いスポット撮影装置を天板の背面で保持しやすい機構に
設計され、被検者に圧迫感を与えないことである。
部空間が大きいため、上記のように被検者に対する多種
の診断、例えば、ミエロ(神経系)グラフィやIVRを
行う場合、他の診断、例えば、内視鏡診断や超音波診断
などを併用することができる。
の水平位の側面図を示す。支柱3に保持されたX線管1
と、天板7の背面に設けられた受像系5(スポット撮影
装置及びイメジインテンシファイア6)が、透視撮影台
の脚8の上部側面に設けられた主枠(図示せず)に保持
されて、天板7の長手方向(A位置とかB位置等)に移
動できるように取付けられている。一方、天板7を長手
方向と左右方向に移動させることができる。そして、透
視撮影台を90°(立位)〜−45°(逆傾斜位)に起
倒することができる。また、X線管1の焦点から受像系
5までの距離は、X線管1の位置を前後に移動させるこ
とにより110〜150cmに変化させることができ、
コリメータ2は遠近両操作式で、撮影視野に応じて変更
することができる。
面方向から見た断面図を示す。X線管1とコリメータ2
を支持する支柱3と、受像装置であるイメジインテンシ
ファイア6を保持する受像系5が、機械的に連結してお
り、主枠4の上面に乗るような機構で、リニアガイド1
0を介して天板7の長手方向に移動可能に保持されてい
る。そして、基台である脚8に設けられた回転軸12に
より主枠4が回転し透視撮影台を起倒することができ
る。
は以上のように構成されているが、X線管1を支持する
支柱3と受像系5が機械的に連結され、主枠4の上面に
乗るように保持されており、それらが天板7の長手方向
に駆動されるので、天板7の位置は、支柱3に当たらな
い位置までしか奥に移動できない。そのとき主枠4の部
分が天板7よりさらに奥側に張出すこととなり、奥側か
ら術者がアプローチする際に、天板7までの距離が離れ
すぎ、被検者11に対する診断上の処置作業が難しくな
るという問題がある。
たものであって、X線透視撮影台の奥側から術者が、天
板上に載せられた被検者にアプローチする際に、天板と
の距離を近くして、診断上の処置作業をし易くしたX線
透視撮影台を提供することを目的とする。
め、本発明のX線透視撮影台は、天板の上方にX線管を
保持する支柱と天板の背面に受像装置を保持する受像系
を、機械的に天板の長手方向に移動できるように主枠に
保持し、その主枠を介してX線管と受像系が移動するオ
ーバチューブ式のX線透視撮影台において、前記支柱を
前記受像系とは反対の主枠の側面で機械的に保持し移動
するように構成したものである。
上方にX線管を保持する支柱と天板の背面に受像装置を
保持する受像系を、機械的に天板の長手方向に移動でき
るように主枠に保持し、その主枠を介してX線管と受像
系が移動するオーバチューブ式のX線透視撮影台におい
て、前記支柱と前記受像系を主枠の両側面に機械的に独
立してそれぞれ保持し移動するように構成したものであ
る。
透視撮影台は、天板の上方にX線管を保持する支柱と天
板の背面に受像装置を保持する受像系を、機械的に天板
の長手方向に移動できるように主枠に保持し、その主枠
を介してX線管と受像系が移動するオーバチューブ式の
X線透視撮影台において、前記支柱を主枠側面に形成し
たリニアガイドで保持し移動するように構成したもので
ある。
成されており、X線管を保持する支柱を受像系とは反対
の主枠の側面で機械的に保持し移動させ、または、X線
管を保持する支柱と、天板の背面に受像装置を保持する
受像系を、主枠の両側面に機械的に独立してそれぞれ保
持し、X線管と受像系を天板の長手方向に独立して移動
させ、その移動は支柱を主枠側面に形成したリニアガイ
ドで保持して行うことができる。X線管を保持する支柱
は主枠の側面に保持されているので、支柱が天板の長手
方向に移動すると、支柱が占めていた空間が空くことに
なり、さらに、天板の奥側を主枠の上部まで移動させる
ことができ、術者は天板の端まで近寄って、被検者の診
断上の処置を楽な姿勢で行うことができる。
例を図1を参照しながら説明する。図1の(a)は本発
明のX線透視撮影台の水平位での端部側面方向から見た
断面図を示し、(b)はX線管1とコリメータ2を支持
する支柱3の支持機構を示す。本X線透視撮影台は、支
柱3によって支持されたコリメータ2を備えたX線管1
と、被検者11を載せる天板7と、その天板7の背面に
受像装置であるイメジインテンシファイア6を保持する
受像系5と、透視撮影台の基台となる脚8と、その脚8
の回転軸12に連結され透視撮影台を起倒し、支柱3と
受像系5を両側面に機械的に独立してそれぞれ保持する
主枠4と、支柱3を主枠4に沿ってリニアガイド10上
を天板7の長手方向に駆動する駆動機構(モータ9、ギ
ア13、ラック14など)と、受像系5を主枠4に沿っ
てリニアガイド10上を天板7の長手方向に駆動する駆
動機構(図示せず)とから構成されている。
タ2を支持する支柱3が、主枠4に側面から支持されて
いる。その支持機構は(b)に示すように、支柱3がリ
ニアガイド10を介して主枠4の側面に取付けられてい
る。そして、モータ9の動力によりギヤ13が回転さ
れ、主枠4に設けられたラック14とかみ合って支柱3
が天板7の長手方向に移動する。受像装置であるイメジ
インテンシファイア6を保持する受像系5は、支柱3の
取付け側面と反対側のリニアガイド10を介して主枠4
の側面に取付けられている。
構(図示せず)によって、支柱とは独立して、受像系5
が天板7の長手方向に移動する。主枠4の上面には被検
者11を載せる天板7があり、X線管1や受像系5の動
きとは独立して、縦横の平面で移動することができる。
そして、天板7を奥側に主枠4の上部で支柱3の際まで
移動させ、X線管1を支持している支柱3を天板7の長
手方向に移動させると、支柱3が占めていた空間が空く
ことになり、術者は天板7ぎりぎりまでアプローチする
ことができる。また、主枠4は、床から支持された脚8
の上部の回転軸12に連結支持され、透視撮影台を起倒
する。
を支持し、天板7の長手の直線方向に精度良く移動させ
るためのガイドで、転がりガイド、滑りガイド、磁気浮
上ガイドなどがある。図1では、滑りガイドを用い、境
界潤滑として潤滑剤を供給しない自己潤滑又は乾燥(無
潤滑)したものを用いているが、転がりガイドによるレ
ール形式(ボール形、ローラ形)、丸軸形式、平板形
式、フォロア軸受組込み形式などのいずれでもよい。
照しながら説明する。図2は、術者15が本X線透視撮
影台の奥から天板7にアプローチした状態を示し、
(a)は上面図を、(b)は側面図を示す。
る。そして、X線管1と受像系5の動きが独立した機構
であるため、制御器によって、X線管1の焦点位置と受
像系5のイメジインテンシファイア6の管軸を一致させ
る。そして、X線管1からX線を放射させ、コリメータ
2によって必要な視野にモニタ上のX線像を見て絞り込
む。次に、被検者11を天板7上に載せる。再びX線を
放射させ、モニタ上のX線透視像を観察しながら、制御
器の操作パネルのハンドルを操作して、被検者11の関
心部位をモニタ上の中央に位置するように天板7をX−
Y方向に移動させ、必要により、X線スポット撮影を行
う。
リメータ2の照射野照射ランプによって被検者11の体
表に関心部位のマーキングを行う。そして、天板7を主
枠4の上部で支柱3の際まで移動させ、X線管1を支持
している支柱3を、天板7の長手の下方向に移動させ
る。このとき支柱3が占めていた空間が空くことにな
り、術者15は、天板7ぎりぎりまで奥側からアプロー
チすることができる。そして、X線透視診断に加えて、
他の診断、例えば、内視鏡診断や超音波診断などを併用
することができる。
上側(頭部)の端から38cmまで近づけることができ
るものがあり、術者15が、天板7の手前もしくは奥側
にアプローチし、助手又は看護婦の支援を得て、術者1
5が頭部から透視によってモニタリングを行いながら内
視鏡検査を行ったり、天板7の上側に被検者11の足を
配して、アプローチした看護婦が造影剤を被検者11の
静脈に注入し、一定の時間間隔でX線技師がスポット撮
影を行ったりする泌尿器検査(腎・尿路系の造影撮影)
などがある。これらの検査を行うために、術者15、助
手、看護婦、X線技師などが、被検者11に対する検査
前処置を、被検者11の周りで作業しなければならな
い。そのために本X線透視撮影台は、支柱3を天板7の
長手方向に移動させることにより、支柱3が占めていた
空間を空けることができ、さらに、天板7の奥側を主枠
4の上部まで移動させることができるので、術者15は
天板7の端まで近寄って作業することができる。
構成されており、X線管を保持する支柱が主枠の側面に
保持されて、その支柱と受像系を機械的に連結して、又
は、独立して天板長手方向に移動させることができ、そ
の支柱を移動させることによって、支柱の占めていた空
間が空き、さらに、天板を主枠の端で支柱の移動する際
まで動かすことができるので、術者は天板の端まで近寄
って、被検者の診断上の処置を楽な姿勢で行い、体位の
負担を軽減することができる。
である。
プローチした状態を示す図である。
す図である。
動機構の断面を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】天板の上方にX線管を保持する支柱と天板
の背面に受像装置を保持する受像系を、機械的に天板の
長手方向に移動できるように主枠に保持し、その主枠を
介してX線管と受像系が移動するオーバチューブ式のX
線透視撮影台において、前記支柱を前記受像系とは反対
の主枠の側面で機械的に保持し移動するように構成した
ことを特徴とするX線透視撮影台。 - 【請求項2】天板の上方にX線管を保持する支柱と天板
の背面に受像装置を保持する受像系を、機械的に天板の
長手方向に移動できるように主枠に保持し、その主枠を
介してX線管と受像系が移動するオーバチューブ式のX
線透視撮影台において、前記支柱と前記受像系を主枠の
両側面に機械的に独立してそれぞれ保持し移動するよう
に構成したことを特徴とするX線透視撮影台。 - 【請求項3】天板の上方にX線管を保持する支柱と天板
の背面に受像装置を保持する受像系を、機械的に天板の
長手方向に移動できるように主枠に保持し、その主枠を
介してX線管と受像系が移動するオーバチューブ式のX
線透視撮影台において、前記支柱を主枠側面に形成した
リニアガイドで保持するように構成したことを特徴とす
る請求項1及び請求項2記載のX線透視撮影台。
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