JP2577483B2 - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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JP2577483B2 JP2047316A JP4731690A JP2577483B2 JP 2577483 B2 JP2577483 B2 JP 2577483B2 JP 2047316 A JP2047316 A JP 2047316A JP 4731690 A JP4731690 A JP 4731690A JP 2577483 B2 JP2577483 B2 JP 2577483B2
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はスポットショット装置を備えたX線透視撮
影装置に係り、特にX線フィルムの装置への装填および
装置からの取外しが容易なX線透視撮影装置に関するも
のである。
(従来の技術) スポットショット装置を備えたX線透視撮影装置は、
一般に第9図に示すように構成されている。床面に据え
付けられた基台1に、回転機構2を介して起倒自在に寝
台3を取り付ける。この寝台の上面には天板4が設けら
れている。一方、天板4上に載置される被検体にX線を
照射するためにX線管5を設け、これを支柱6を介して
寝台3にその長手軸方向に移動自在に取り付ける。7は
X線管5のX線放射口に設けられたX線照射野を決定す
るための絞りである。
また寝台3には、X線管5と連動して移動されるX線
速写撮影のためのスポットショット装置8を設ける。こ
のスポットショット装置8は、X線放射軸上でX線管5
と対面された蛍光増倍器(イメージインテンシファイ
ア:以下、I.I.という)9を備えている。10はI.I.9の
光出力をテレビ映像信号化する例えばテレビカメラであ
る。またスポットショット装置8は密着板を備えてい
て、この密着板は透視位置・撮影位置間を搬送されるよ
うに構成される。11は未撮影X線フィルム収納容器、12
は撮影済X線フィルム収納容器を示す。
(発明が解決しようとする課題) 上記したようなX線透視撮影装置において、スポット
ショット装置8への各種フィルム収納容器11,12の装填
およびそれからの取外し作業が、操作者にとって比較的
容易に実施できるものでなければならない。このような
要望に応じるために、従来のこの種の装置は第10図に示
すように構成されていた。すなわち第10図は第9図に示
された寝台3の部分を上方から見た平面図である。この
図のように、スポットショット装置8の構成ユニットの
配置、配列関係を、特にX線フィルムを一枚ずつ密着保
持する密着板13の透視位置T1、撮影位置T2間の搬送方向
12が天板4の長手軸方向と一致するようにしている。
尚、一点鎖線14で囲まれた領域は、撮影時における密着
板13の分割撮影を考慮した移動範囲を示している。
上記したようにスポットショット装置8を配置、配列
することによって、第9図に示すように各種X線フィル
ム収納容器11,12を密着板の透視位置T1下に配置するこ
とが可能になる。このようにして操作者は必要に応じ
て、装置正面(図示前面)から各種X線フィルム収納容
器11,12に対する装填および取外し作業を容易に実施す
ることが可能になる。
しかしながら上記した従来装置においては、スポット
ショット装置8の配置、配列が密着板13の搬送方向が天
板4の長手軸方向と一致するように成されているため、
スポットショット装置8は天板4の長手軸方向に比較的
長く延びた占有空間を必要とすることになる。従って天
板4上に載置された被検者についてX線診断を実施する
場合に、スポットショット装置8の天板4の長手軸方向
への移動が、天板4および寝台3を経済性を無視して大
形に構成しない限り、かなり制限されたものになる。す
なわち、被検者の医学的に重要度の高い体軸方向の診断
範囲が必要以上に縮少される結果、医師の診断に悪影響
を及ぼす恐れがある。
この発明は上記した課題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、各種X線フィルム収納容器の装
填および取外し作業の容易性を維持しつつ、スポットシ
ョット装置の天板長手軸方向の占有空間を可能な限り減
少させたX線透視撮影装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本願発明は、長方形の被検体
載置面を有し被検体を被検体載置面の長手軸方向に沿っ
て載置する天板と、被検体にX線を曝射するX線源と、
装置背面に設けられ前記X線源を支持する支持部材と、
前記被検体を透過した透過X線像の撮影を行うスポット
撮影装置と、前記X線源と前記スポット装置を同調して
前記天板の長手軸方向に移動させる手段とを備えたX線
透視撮影装置であって、前記スポット装置は、被検体の
透過X線像を光学像に変換する変換手段と、前記変換手
段により変換した光学像を動画像として撮影する動画像
撮影手段と、前記動画像撮影手段で撮影した画像を表示
する手段と、フィルムを密着保持すると共に被検体を透
過したX線像を光学像に変換するものであり、前記天板
の下部に前記天板の短手軸方向に並ぶように配置された
撮影位置と撮影退避位置の間を移動する密着板と、前記
密着板の撮影退避位置の下部に設けられ、正面方向に向
けて着脱可能に配置されたフィルム収納容器と、前記フ
ィルム収納容器から前記長手軸方向にフィルムを取り出
し前記密着板に搬送するフィルム搬送手段とを備えたこ
とを特徴とするX線透視撮影装置を提供する。
(作用) フィルム搬送手段はフィルム収納容器から長手軸方向
にフィルムを取り出し密着板に搬送し、密着板はこのフ
ィルムを密着保持する。この密着板は短手軸方向に並ぶ
ように確立された撮影退避位置から撮影位置に搬送す
る。X線源は被検体にX線を曝射し、被検体の透過X線
像を密着板により密着保持されたフィルムにより撮影す
る。
(実施例) この発明の一実施例を構成を第1図および第2図を参
照して説明する。第1図および第2図はそれぞれの実施
例の正面図および側面図を示している。床面に据え付け
られた基台20に、回転機構21を介して起倒自在に寝台22
を取り付ける。この寝台の上面には天板23が設けられて
いる。一方、天板23上に載置される被検体にX線を照射
するためにX線管24を設け、これを支柱25を介して寝台
22にその長手軸方向に移動自在に取り付ける。26はX線
管24のX線放射口に設けられたX線照射野を決定するた
めの絞りである。
また寝台22には、X線管24と連動して移動されるX線
速写撮影のためのスポットショット装置27を設ける。こ
のスポットショット装置27は、X線放射軸24a上でX線
管24と対面された蛍光増倍器(I.I.)28を備えている。
29はI.I.28の光出力をテレビ映像信号化する例えばテレ
ビカメラである。またスポットショット装置27は後述す
る密着板を備えていて、この密着板は透視位置、撮影位
置間を天板23の短手軸方向に沿って搬送されるように構
成される。30は未撮影X線フィルム収納容器、31は撮影
済X線フィルム収納容器をそれぞれに示し、これらの詳
細は後述する。
次に第3図(a)乃至(c)を更に参照して、この実
施例のスポットショット装置27の構成について説明す
る。第3図(a)はスポットショット装置27の上面図、
同図(b)は同図(a)におけるI−I線断面図、同図
(c)は同図(a)におけるII−II線断面図を示してい
る。第3図(c)に示されたスポットショット装置27に
おいて、矢印32が天板23の短手軸方向として示され、ま
た透視位置がT1、撮影位置がT2としてそれぞれ示されて
いる。ここで、X線フィルムを1枚づつ密着保持する密
着板33を透視位置T1、撮影位置T2間で矢印32方向に搬送
されるように、段差レール34を敷設し、このレールにロ
ーラ35を介して密着板33を係合させる。尚段差レール34
が設けられている理由は、密着板33が撮影位置T2に搬送
された時に、撮影拡大率を低く抑えるためである。
第3図(a)に示すように、透視位置T1における密着
板位置が実線33aで、また撮影位置T2における密着板位
置が二点鎖線33bでそれぞれ示されている。尚撮影位置T
2において密着板位置が複数示されているのは分割撮影
の際の密着板33のそれぞれの位置を示している。第3図
(c)に示すように、密着板33の透視位置直下に、未撮
影X線フィルム収納容器30および撮影済X線フィルム収
納容器31を適当な間隔をもたせて設ける。これらの各容
器30,31はいずれも図示左方向(装置正面に相当す
る。)にひき出せるようになっている。尚36は、未撮影
X線フィルム収納容器30の上方に取り付けられた複数の
吸着カップである。第3図(b)に示すように、詳細は
後述するが、密着板33、各収納容器30,31間のX線フィ
ルムの搬送を円滑に行うために、ローラ37,38,39および
ガイド板40,41,42が設けられる。
第4図に、この発明装置に適用するに便利な各X線フ
ィルム収納容器のシャッタ開閉機構を示す。この機構は
図示するように、複数のX線フィルムを収納するケース
43の上面左側部に設けられたフィルム入出用開口をしゃ
へいするシャッタ板44をケース上面でスライド可能に設
ける。またこのシャッタ板をスライドさせるため、軸45
によって回転可能に支持されたリンク46のピン47をシャ
ッタ板44の長孔48に係合させる。このような構成のもと
でリンク46を図示矢印方向に回転させれば、シャッタ板
44は右方向に点線位置までスライドさせられ、よってフ
ィルム入出用開口が開放される。尚49はケース43の前面
に取り付けられた把手である。
また第5図には、吸着カップの駆動機構を示す。尚説
明を簡略化するため、真空ポンプ系およびこの系を吸着
カップに接続するためのホース等は省略してある。図示
するように、未撮影X線フィルム収納容器30を保持して
いるマガジン本体の両側板50,51間に軸52を軸受53,54を
介して回転可能に懸架する。その軸52の図示左側端部に
右ネジ部55が、図示右側端部に左ネジ部56そがそれぞれ
形成されている。また、内側面に右ネジ部が形成された
歯車57を右ネジ部55に、内側面に左ネジ部が形成された
歯車58をそれぞれかみ合わせる。更にまた、軸52のほぼ
中央部に歯車59を固定し、この歯車に歯車60を介してエ
ンコーダ付モータ61を連結する。
両歯車57,58にそれぞれ支持部62,63を固定し,これら
各支持部にリンク片64,65をそれぞれピン66,67にて回転
自在に取り付ける。これらのリンク片は途中でピン68に
よって互いに交差結合され、またそれらの延長端部に吸
着カップ機構69を取り付ける。この機構は例えば3個の
吸着カップ36a,36b,36cを等間隔に支持した逆T字形の
支持部70で構成され、これに設けた垂直長孔71をリンク
ピン68に係合させ、また一対の水平長孔72,73を各リン
ク片64,65の先端部に設けたピン74,75にそれぞれ係合さ
せる。
軸52の下方にこれと平行に、軸76を両側板50,51間に
軸受77,78によって回転自在に懸架する。この軸の左右
端部付近にそれぞれ歯車79,80を固定し、これらの歯車
をそれぞれ軸52上の歯車57,58にかみ合わせる。また歯
車80には、エンコーダ付モータ81を歯車82を介して連結
する。
第6図に、上記スポットショット装置において使用さ
れるフィルム搬送機構の代表例について示す。すなわ
ち、両側板83,84間に一対の軸85,86を互いに平行に軸受
87,88,89,90によってそれぞれ回転可能に取り付ける。
これら各軸の左右端部付近に一対の弾性体ローラ、例え
ばゴムローラ91,92,93,94を互いにそれぞれ対向させて
固定して設ける。この際対向するゴムローラ間隔は、X
線フィルムの厚さを例えば0.2mmとしたときには0〜0.1
mm程度に調整されるのがよい。また軸86については図示
右端を側板84外に延長し、この延長端に動力伝達用スプ
ロケットまたはプーリ95を固定する。
次に上記した構成の動作について説明する。第1図お
よび第2図において、各構成部分は図示しない操作卓を
操作者が操作することによって自動制御されるものとす
る。まず、被検体を載置した天板23を寝台22と共に回転
(起倒)させ、所定角度位置をとらせる。この状態で、
X線管24およびスポットショット装置27を一体的に天板
23の長手軸方向に沿って移動させ、X線放射中心軸が被
検体の撮影部位中心と一致するようにする。
次に透視を実施するに当り、スポットショット装置27
内において密着板33は第3図(a)(c)に示すよう
に、透視位置T1を中心とする領域に移動されている。こ
の状態では、密着板33はX線照射野から外れているの
で、X線管24からのX線は被検体を透過した後、直接、
I.I.28に到達する。この際のI.I.28の出力光学像はテレ
ビカメラ29によって撮像され、図示しないテレビモニタ
にX線透視像として表示される。操作者はその表示透視
画像を観視しながら、撮影を希望する画像を捜し出す。
操作者によって所望の撮影画像が見い出された時に、
操作者が操作卓上のX線フィルム搬送ボタンおよび撮影
ボタンを押すことによって撮影動作が開始される。すな
わち、第3図(b)に示すように、未撮影X線フィルム
収納容器30に収納されたX線フィルムを1枚づつ取り出
して密着板33に収納密着させ、密着板を撮影位置に搬送
する。
この際、フィルム収納容器30は例えば第4図に示すよ
うに、リンク46を図示矢印の方向に回転させることによ
ってシャッタ板44を右方向に点線位置まで移動させる。
これによってフィルム入出用開口が開放され内部に収納
されたX線フィルムの取り出しが可能になる。このフィ
ルム収納容器によれば、シャッタ開閉機構が小形に構成
されるため操作者の操作性の向上に有益である。
次に、フィルム収納容器30からX線フィルムを1枚づ
つ取り出す吸着カップ機構は以下のように動作する。す
なわち、まずエンコーダ付モータ61を駆動することによ
って歯車60,59を介して軸52が回転する。しかし、軸52
のねじ部55,56にそれぞれかみ合う歯車57,58が、軸76に
固定された歯車79,80のそれぞれかみ合っているため、
回転が抑制される。この時、各歯車57,58が各ネジ部55,
56とそれぞれかみ合っているため両歯車57,58は互いに
逆方向に移動する。従って、歯車57,58に固定された支
持部62,63も同様に移動し、これらに各一端を連結され
たリンク片64,65は、両者がピン68によって交差結合さ
れていることからそれらの各他端は上下動される。この
際、逆T字形支持部70の垂直長孔71と水平長孔72,73と
それぞれにかん合しているリンクのピン68,74,75によっ
て、常にX線フィルムに対して垂直に姿勢を保つと同時
に、左右位置も一定位置をキープして支持部70は上下す
る。
上記したリンク片64,65の各ピン部74,75の上下動によ
って逆T字形支持部70も上下動する結果、これに支持さ
れた吸着カップ36a,36b,36cも上下動される。このよう
にして、エンコーダ付モータ61を駆動させることによっ
て吸着カップ36a,36b,36cを下降させ、フィルム収納容
器30内に挿入し、一枚のフィルムを吸着させて後上昇さ
せることによって、X線フィルム容器からの取り出しが
可能になる。尚、吸着カップ36の上下動位置はエンコー
ダ付モータ61が発生するエンコードパルス信号によって
制御される。
X線フィルム収納容器30から取り出したフィルムを第
3図(b)において搬送ローラ37に受け渡すために、第
5図中のエンコーダ付モータ81を駆動する。これによっ
て歯車82が回転し、この歯車の回転によって軸76上の両
歯車79,80が回転する。これによって、これらにそれぞ
れかみ合っている両歯車57,58が回転する結果、軸52を
中心にして吸着カップ機構69を回転させ、よってフィル
ムをフィルム搬送ローラ37に受け渡すことができる。上
記した吸着カップ駆動機構をこの発明装置に採用するこ
とによって、その駆動機構全体の小形化が可能であるこ
とから、スポットショット装置外形が小形化されるの
で、操作者の操作の一層の向上および設置スペースの一
層の減少を図ることができる。
ここで再度第3図に戻り、密着板33の搬送動作につい
て説明する。同図(b)において、搬送ローラ37に受け
渡されたフィルムはガイド板40によって案内されて、密
着板33内に導入され密着保持される。このようにしてフ
ィルムが装填された密着板33は、第3図(a)および
(c)において透視位置T1から撮影位置T2に向けて、す
なわち天板の短手軸方向に速やかにレール34に沿って移
動される。この位置をAで示す。(全面撮影位置)密着
板33がその位置に到達すると、所望撮影条件のX線が曝
射される。その後、密着板33は往路と同一レール34に沿
って元の透視位置T1まで戻される。この位置で密着板33
は撮影済フィルムを放出し、これをローラ37,38および
ガイド板41,42を経由して撮影済フィルム収納容器31に
送り込む。上記したフィルム搬送経路に設けられた搬送
ローラ機構は、第6図に示されているように、X線フィ
ルムがゴムローラ91,93内およびゴムローラ92,94間を通
過されるように構成されている。従って、この機構はX
線フィルムがゴムローラ間を通過する際のローラ自身の
摩擦力および弾性変形力を利用したものであるため、小
形で高性能のものを提供することができる。
上記した透視撮影動作を繰り返すことによって、複数
の全面撮影を連続的に実施することができる。また分割
撮影の場合は、第3図(a)に示されているように、撮
影位置T2での密着板33の位置が例えばB,Cというように
位置をとることによって実施される。従って、この場合
の密着板33の移動占有領域はDで示されるようになる。
上記したこの実施例装置においては、スポットショッ
ト装置において密着板33の透視位置、撮影位置間の移動
方向を天板の短手軸方向と一致させ、装置前面からのフ
ィルム収納容器の装填および取り外しを可能にしてい
る。従って、スポットショット装置の天板長手軸方向に
占める空間を減少できる結果、X線管・スポットショッ
ト装置対の天板長手軸方向への大幅な移動が可能にな
り、被検体々軸方向の撮影可能領域を充分に拡張するこ
とができる。
次に第7図を参照して、この発明への適用が可能なX
線フィルムに対する湿度調節機構について説明する。一
般に、X線透視撮影装置に使用されるX線フィルムは周
囲湿度の高低によって影響を受け易いため、従来は装置
を設置してある部屋に過湿器および除湿器を設置し、こ
れらを昼夜運転することによってその部屋の湿度をほぼ
一定値に制御していた。この従来方法によれば、部屋全
体の湿度は一定になるが、暗箱構造になっているスポッ
トショット装置の内部までは湿度制御が不可能であっ
た。また、過湿器および除湿器のための設置空間を必要
とし、更にまた過湿器の場合は補水管理、除湿器の場合
は排水管理のわずらわしさがあった。
そこで第7図に示すように、スポットショット装置27
内のフィルム搬送ローラ群37,38,39によって形成された
X線フィルム搬送経路に隣接する側板96の部分に例えば
矩形孔97を設け、またこの矩形孔に開閉可能に蓋98を取
り付ける。この蓋の内側に例えばモイスコンの商品名で
市販されている調湿機能剤99を収納した箱100を取り付
ける。このような構成によれば、調湿機能剤99が調湿機
能を発揮して、スポットショット内のX線フィルム関連
領域の湿度値を許容範囲に維持できる結果、常にX線フ
ィルムを最適状態で使用することが可能になる。また、
動力源を必要とせず、排水・補水等の管理も必要とせ
ず、スポットショット装置の大形化の恐れもない利点が
ある。尚、蓋98が開閉可能であるため、調湿機能剤99の
定期交換を容易に実施することができる。
また、第8図を参照して、カセッテ式透視撮影機能を
組み合せたこの発明装置の例を説明する。同図(a)は
そのスポットショット装置の上方から見た断面図、同図
(b)は同装置の正面から見た断面図を示している。従
来のX線診断において、通常使用されているフィルムサ
イズ(例えば25.4cm×30.5cm)のものでは撮影不可能な
例えば腹部全体の写真をとる場合には、一旦密着板を装
置から取り外し、カセッテを保持したカセッテホルダを
装置に組み込み、撮影を実施していた。しかしこの方法
では、そのようなカセッテ撮影を実施するたびに、操作
者が撮影室に行く必要があるため不便であった。
そこで、この発明の実施例装置は、第8図(a)
(b)に示すように構成されている。尚、既に説明した
実施例と同一部分については、ここでの説明は簡略化す
るものとする。カセッテを保持するカセッテホルダ101
を、待避位置・撮影位置間で移動可能に案内するガイド
レール102を、スポットショット装置27の上方部に天板
短手軸方向に沿って設ける。尚、カセッテホルダ101の
移動の際、密着板33が段差レール34によって案内され、
透視位置において一段下がった位置に保持されるため、
密着板33がカセッテホルダ101の走行の障害になること
はない。
また、密着板33を段差レール34に沿って移動させるた
め、段差レール34に平行なガイドレール103を設けると
共に、このガイドレールに沿って走行する移動枠104を
設け、この移動枠に形成された長孔105に密着板33に固
定された連結ピン106を係合させるように構成してい
る。更にまた、密着板33を撮影位置において移動させる
ため、段差レール34の図示左端をローラ107にて支持す
ると共に、他端をガイド軸108によって支持するように
している。尚、上記構成においては、カセッテホルダ10
1および密着板33のそれぞれの駆動系を省略してある。
次に、上記した実施例装置の動作シーケンスを示す
と、以下のようになる。
(イ)適所に設置されたボタン等を操作することによっ
て、待避位置にあるカセッテホルダ101を装置操作側に
移動させる。
(ロ)装置操作側にて、操作者がカセッテホルダ101に
カセッテを装着する。
(ハ)適所設置のボタン操作により、カセッテを保持す
るカセッテホルダを一旦待避位置に移動させる。
(ニ)操作者は透視像を観視しつつ撮影希望画像が表出
された時に、適所に設置された撮影ボタン等を操作して
待避中のカセッテホルダ101を撮影位置に向けて移動さ
せる。
(ホ)撮影完了後、この完了信号にてカセッテホルダ10
1を装置操作側に自動的に戻し、カセッテ取外し後、空
のカセッテホルダを再度待避位置に戻す。
または、 (ヘ)撮影完了後、この完了信号にてカセッテホルダ10
1を一旦待避位置に戻し、通常のシートフィルム搬送撮
影を所望回数繰り返した後、カセッテホルダ101を装置
操作側に戻し、後は、上記(ホ)項と同様に動作させ
る。
このような実施例装置によれば、カセッテ撮影の要求
に対して即座に応じることができ、また更に大きな対象
部位の撮影が可能になる。
この発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、この発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更して
実施できるものである。例えば、X線フィルムに対する
湿度調節機能をもたせた例において、調湿機能剤をフィ
ルム収納容器内にも設けることによって容器内に保管中
のフィルムに対しても湿度コントロールが可能になる。
また、フィルム収納容器のシャッタ開閉機構において、
シャッタ板開閉用リンクを使用する代わりにシャッタ板
の一部を手前に延長し、シャッタ板自体をスライドさせ
るようにすることもできる。更にまた、フィルム搬送機
構としてローラ主体のものが上記実施例においては使用
されているが、これに変えてベルト主体の搬送機構にす
ることも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本願発明によれば、医師の診断を
妨げることなく、フィルム収納容器の着脱が容易で、か
つ、被検体を移動することなく天板長手方向の広い範囲
の部位を撮影することができるX線透視撮影装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれこの発明の一実施例の概
略的構成を示す正面図および側面図、第3図(a)は同
実施例中のスポットショット装置の上面図、第3図
(b)は第3図(a)におけるI−I線縦断面図、第3
図(c)は第3図(a)におけるII−II線縦断面図、第
4図は同実施例に使用されるX線フィルム収納容器の構
成説明図、第5図は同実施例に使用される吸着カップ駆
動機構の構成説明図、第6図は同実施例に使用されるフ
ィルム搬送機構の構成説明図、第7図は同実施例に使用
される湿度調節機構の構成説明図、第8図(a)は同実
施例にカセッテ撮影手段を組込んだ装置の上面図、第8
図(b)は第8図(a)におけるIII−III線縦断面図、
第9図は従来装置の概略的構成を示す正面図、第10図は
同従来装置の動作説明図である。 23……天板,24……X線管, 27……スポットショット装置, 30……未撮影X線フィルム収納容器, 31……撮影済X線フィルム収納容器, 33……密着板,34……段差レール

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形の被検体載置面を有し被検体を被検
    体載置面の長手軸方向に沿って載置する天板と、被検体
    にX線を曝射するX線源と、装置背面に設けられ前記X
    線源を支持する支持部材と、前記被検体を透過した透過
    X線像の撮影を行うスポット撮影装置と、前記X線源と
    前記スポット装置を同調して前記天板の長手軸方向に移
    動させる手段とを備えたX線透視撮影装置であって、 前記スポット装置は、 被検体の透過X線像を光学像に変換する変換手段と、前
    記変換手段により変換した光学像を動画像として撮影す
    る動画像撮影手段と、前記動画像撮影手段で撮影した画
    像を表示する手段と、フィルムを密着保持すると共に被
    検体を透過したX線像を光学像に変換するものであり、
    前記天板の下部に前記天板の短手軸方向に並ぶように配
    置された撮影位置と撮影退避位置の間を移動する密着板
    と、前記密着板の撮影退避位置の下部に設けられ、正面
    方向に向けて着脱可能に配置されたフィルム収納容器
    と、前記フィルム収納容器から前記長手軸方向にフィル
    ムを取り出し前記密着板に搬送するフィルム搬送手段と
    を備えたことを特徴とするX線透視撮影装置。
  2. 【請求項2】前記フィルム収納容器は、フィルム入出孔
    を上面部に設けたケースと、前記フィルム入出孔を開閉
    するシャッタ板とを備えることを特徴とする請求項1記
    載のX線透視撮影装置。
  3. 【請求項3】前記密着板と前記フィルム収納容器の間の
    フィルム搬送路に沿って調湿機能材を設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2のいずれか1項記載のX
    線透視撮影装置。
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