JP2002289894A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP2002289894A JP2001091071A JP2001091071A JP2002289894A JP 2002289894 A JP2002289894 A JP 2002289894A JP 2001091071 A JP2001091071 A JP 2001091071A JP 2001091071 A JP2001091071 A JP 2001091071A JP 2002289894 A JP2002289894 A JP 2002289894A
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】モジュール本体の所定位置に端子箱を確実かつ
簡易に取付けることができる太陽電池モジュールを得る
ことにある。 【解決手段】モジュール本体12と端子箱13とを具備す
る。端子箱13は、本体12の出力取出し線25が接続される
とともに外部電線ケーブル41が取付けられる端子金具38
を収容した箱主部32を備える。この箱主部32が連結され
る箱取付けベース31をモジュール本体12に固定する。箱
取付けベース31はアンカー部31cを有する。アンカー部3
1cは、本体12の太陽電池セル22及び裏面電極層23を封止
する充填材24内に挿入されて、ラミネート処理時に充填
材24に接着される。このラミネート処理に伴い箱取付け
ベース31をモジュール本体12に固定する。固定された箱
取付けベース31に、爪受け部35と係止爪39との爪係合等
の機械的結合によって箱主部32を連結したことを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電をする
モジュール本体に、この本体で発電された電力を外部電
線ケーブルに導く端子箱を取付けてなる太陽電池モジュ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】端子箱を備えた太陽電池モジュールの多
くは、実開平1−125761号公報、特開平11−2
6035号公報等に示されるように、太陽光発電をする
モジュール本体の裏面に端子箱を重ねて接着剤を用いて
接着している。又、この接着において、両面接着テープ
を併用して端子箱をモジュール本体に仮止めすることも
行われている。端子箱内に設けられた端子金具には、モ
ジュール本体の裏面を貫通して引出される前記モジュー
ル本体の出力取出し線が接続されるとともに、端子箱内
に挿入された外部電線ケーブルの端末部が接続される。
これらの接続部分は、端子箱内に充填されるシリコーン
樹脂等の封止樹脂で気密に封止される。
【0003】又、2枚の板ガラス間にスペーサを介在し
て形成された空気層内に太陽光発電装置(太陽電池セ
ル、裏面電極層、及びこれらを封止する充填材等からな
る。)を組込んだ複層ガラスパッケージ型の太陽電池モ
ジュールにおいて、その周面の一部に端子箱を接着剤を
用いて接着し横付けすることも、特開平11−3534
6号公報、米国特許第5961740号明細書等で知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の端子箱は、一部
に出力取出し線が通される孔を有した底壁付きの箱本体
と、この本体内で前記端子金具の取付け及びこの金具へ
の出力取出し線の接続を行なうための開口を閉じる蓋体
とから構成されていて、前記底壁がモジュール本体に接
着される。
【0005】このような構成の端子箱を使用しているた
め、モジュール本体への取付けには接着剤を用いての接
着を余儀なくされている。しかし、接着剤はその塗布後
に硬化するまでに所定の時間(養生時間)が必要である
から、製造に時間が掛かり易い。しかも、養生時間中に
箱本体に外力が加わることがあると、箱本体がモジュー
ル本体に対する所定の取付け位置からずれ動いたり外れ
たりする恐れがある。又、接着剤による端子箱の固定に
は接着不良を生じる可能性が皆無ではなく、万が一、接
着不良により端子箱がモジュール本体に対して遊び動く
ようになった場合には、金属箔からなる出力取出し線に
負荷が直接掛かるようになるので、この取出し線が切れ
る恐れが考えられる。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、モジュ
ール本体の所定位置に端子箱を確実かつ簡易に取付ける
ことができる太陽電池モジュールを得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明基板に積
層された太陽電池セルを充填材で封止するとともに、こ
の充填材を封止カバーで被い、前記太陽電池セルに電気
的に接続された出力取出し線が外部に引出されたモジュ
ール本体と、前記出力取出し線及び外部電線ケーブルの
端末部が夫々接続される端子金具を被って前記モジュー
ル本体に取付けられた端子箱とを具備する太陽電池モジ
ュールを前提とする。
【0008】そして、前記課題を解決するために、請求
項1に係る発明は、箱取付けベースを前記モジュール本
体に固定し、前記端子箱の少なくとも一部をなす箱部材
を、前記箱取付けベースに機械的結合手段によって連結
したことを特徴としている。
【0009】この請求項1に係る発明においては、モジ
ュール本体に固定された箱取付けベースは、端子箱の取
付け以前に予めモジュール本体の所定位置に固定され
て、端子箱の少なくとも一部をなす箱部材の支持部品と
して利用される。そして、この箱取付けベースに機械的
結合手段を用いて前記箱部材を連結することにより、端
子金具を被う端子箱をモジュール本体に主として固定す
るための接着を省略して、端子箱をモジュール本体の所
定位置に配置できる。
【0010】請求項2に係る発明は、前記箱取付けベー
スが、前記充填材内に挿入されこの充填材に接着される
アンカー部を有して、前記モジュール本体に固定されて
いることを特徴としている。
【0011】この請求項2に係る発明においては、モジ
ュール本体が有した充填材を利用して、そこに挿入され
た箱取付けベースのアンカー部を、モジュール本体をラ
ミネート処理することに伴い、加熱溶融後に固化される
充填材に埋め込み状態のまま接着できるので、特別に箱
取付けベースをモジュール本体に固定する部材を要しな
い。
【0012】又、本発明において、光電変換をなす太陽
電池セルには、非晶質半導体を有する非晶質系のもの、
単結晶半導体又は多結晶半導体を有する結晶系のもの等
を使用できる。又、本発明の太陽電池モジュール(光電
変換モジュール)は、屋根上又は大地上等に設置して太
陽光発電をするものに適用できるとともに、その使用形
態に応じて周縁に枠付けすることも、瓦の上面に組込ん
で使用することもできる。又、本発明において、機械的
結合手段には係止爪と爪受け部とを係合させる爪係合又
はねじ止などを採用できるとともに、この手段の他に箱
取付けベースと箱部材とを補助的に接着剤を用いて接着
することは妨げない。又、本発明において、箱取付けベ
ースは、端子箱の一部をなして設けられるものであって
も、そうでなくてもよく、しかも、箱取付けベースが端
子箱の一部をなすとともに箱部材が開口を有する場合
に、箱取付けベースは前記開口の少なくとも一部を塞い
で設けられるものであっても、そうでなくてもよい。更
に、本発明において、アンカー部の充填材への取付け強
度をより高めるために、アンカー部を折れ曲がって形成
したり、アンカー部に孔や凹凸を設けることは好まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照しなが
ら本発明の第1実施形態を説明する。
【0014】図1及び図2中符号11は太陽電池モジュ
ールを示している。このモジュール11は、ガラスパッ
ケージ型であってかつシースルー型である。太陽電池モ
ジュール11は、モジュール本体12と、この本体12
の厚み方向に重なることなくモジュール本体12の周部
に後述の箱取付けベース31を介して横付けされた端子
箱13とを具備している。本発明において「ガラス」と
は透光性パネルを指すものであり、いわゆる無機質のガ
ラス材料製パネルに限定されるものではない。
【0015】図1に示すようにモジュール本体12は、
第1透明基板21、太陽電池セル22、裏面電極層2
3、充填材24、出力取出し線25、封止カバーとして
の第2透明基板26を備えて形成されている。
【0016】モジュール本体12の両面を形成して使用
される方形状の透明基板21、26には透明なガラス基
板又は合成樹脂基板が用いられる。第1透明基板21の
光入射面と反対側の面(裏面)には、図示しない透明電
極層を介して複数(一つのみ図示)の太陽電池セル22
が積層されている。これらの太陽電池セル22は透明基
板21の一辺と平行に設けられていて、各セル22を構
成する薄膜系光起電力素子には例えばアモルファスシリ
コンが用いられている。太陽電池セル22には裏面電極
層23が積層され、この電極層23により各太陽電池セ
ル22は電気的に直列及び又は並列に接続されている。
このように接続された太陽電池セル22群の電気的な両
端には正極側又は負極側の出力取出し線25が夫々接続
される。これら一対の出力取出し線25は幅6mm程度
の金属箔からなる。
【0017】太陽電池セル22、裏面電極層23、及び
出力取出し線25の裏面電極層23側の基部は、充填材
24により気密及び水密に封止されている。充填材24
には、EVA(エチレン・ビニルアセテート共重合
体)、PVB(ポリビニルブチラール)、シリコーン樹
脂等の透明封止樹脂が用いられる。充填材24はホット
メルトを実施するラミネート処理により形成できる。こ
の充填材24の裏面にはこれに接して第2透明基板26
が積層されている。したがって、モジュール本体12は
いわゆるガラス型モジュール構造をなしている。又、裏
面電極層23を介して太陽電池セル22に電気的に接続
された出力引出し線25は、モジュール本体12の一辺
において、この本体12の厚み範囲内でモジュール本体
12の周面12aで囲まれる内側領域より外側に延出さ
れている。
【0018】端子箱13は、例えばこの箱13の一部を
兼ねる(なお、これには限定されない。)第2箱部材と
しての箱取付けベース31と、これに機械的に連結され
る第1箱部材としての箱主部32とを備えている。箱取
付けベース31は、プラスチック、セラミックなどの硬
質な電気絶縁材料製であって、前記周面12aに重ねら
れるベース板部31aと、この板部31aに直交するよ
うに一体に設けられた凸部31b及びアンカー部31c
とを有していて、側面から見た形状が略十字状をなして
いる。
【0019】図2に示すようにベース板部31aには正
負一対の出力取出し線25を貫通させるための一対の通
孔33が開けられている。これら通孔33に連通して出
力取出し線25の幅よりも少し幅が広い溝34が凸部3
1bに形成されている。なお、凸部31bは省略するこ
ともでき、又、図示しないが凸部31bの先端を更に延
長させるとともに箱主部32に係合させて、この箱主部
32の機械的に固定するようにしてもよい。
【0020】アンカー部31cは充填材24内に埋め込
まれるように挿入してこの充填材24に接着されてい
る。それにより、箱取付けベース31がモジュール本体
12の一辺に固定されている。この固定はモジュール本
体12のラミネート処理において行なうことが望まし
い。
【0021】このラミネート処理は、まず、モジュール
本体12を所定の積層状態とする際に、この本体12の
一辺に箱取付けベース31をセットした後、この積層体
をラミネータを用いて所定の圧力及び温度を掛けて行わ
れる。
【0022】前記所定の積層状態を得るには、まず、裏
面電極層23との間の電気的絶縁処置を講じられた両出
力取出し線25を通孔33に通すとともに溝34で位置
決めしながら、箱取付けベース31のベース板部31a
を第1透明基板21の一辺に当接させるとともに、箱取
付けベース31のアンカー部31cを太陽電池セル22
及び裏面電極層23の一部に被せるようにして、箱取付
けベース31を予め定められた位置に配置する。次に、
この状態で太陽電池セル22、裏面電極層23、及びア
ンカー部31cに充填材24を被せてから、この充填材
24に第2透明基板26を被せる。以上により箱取付け
ベース31が所定位置にセットされたモジュール本体1
2形成用の積層体を得る。そして、この積層体に対する
ラミネート処理により、充填材24は加熱溶融され、冷
却後に常温で固化すると同時に接着機能を発揮する。こ
の接着機能により、アンカー部31cが固化された充填
材24内に埋め込まれた状態で接着される。
【0023】前記箱取付けベース31のベース板部31
aには凸部31bの厚み方向両側に位置して夫々1以上
の爪受け部35が一体に設けられている。又、この爪受
け部35は本実施形態では係止爪で形成してあるが、爪
受け部35は爪構造に限らず単なる凹みで形成すること
もできる。
【0024】又、箱主部32は、箱本体36と、これに
ねじ止め又は接着等により固定される蓋体37とを備
え、内部に一対の端子金具38を収容して形成されてい
る。箱本体36及び蓋体37は合成樹脂製である。箱本
体36と一体の金具取付け台36a上には、両端子金具
38が熱かしめやねじ止めなどで固定されている。箱本
体36の一側は出力取出し線25を導入可能に開口され
ており、かつ前記一側には爪受け部35に引掛けられる
係止爪39が設けられている。なお、前記ベース板部3
1aに係止爪を設ける場合には、それに対応して凹み又
は係止爪からなる爪受け部を箱主部32に設けて実施す
ればよい。
【0025】係止爪39及び爪受け部35は、箱取付け
ベース31に箱主部32を機械的に連結させる機械的結
合手段をなしている。この機械的結合手段には、ベース
板部31aにねじ孔を設けるとともに、このねじ孔に重
なる取付け舌部を箱主部32に設け、この取付け舌部を
貫通してねじ孔にねじを螺合するねじ止めを採用するこ
ともできる。本実施形態では、係止爪39をそれに対応
する爪受け部35に合わせて、箱主部32を箱取付けベ
ース31に押付けることにより、係止爪39と爪受け部
35とをワンタッチで引掛けて(爪係合)、簡便に箱取
付けベース31に箱主部32の箱本体36を連結でき
る。この連結により、箱主部32をモジュール本体12
の周面12aの内側領域より外側に位置してモジュール
本体12の周部に横付けできる。又、前記連結後に箱本
体36に蓋体37が取付けられて箱主部32が組立てら
れる。
【0026】箱本体36内に導入された正極側及び負極
側の出力取出し線25は、対応する正極側又は負極側の
端子金具38の一端部に電気的に接続されている。この
接続は、蓋体37が取付けられる前に図1に示すように
半田40を用いて行なっても良いが、これに代えて導電
性接着剤を用いて接続してもよい。又、箱本体36の互
いに略平行な両壁には、夫々正極側及び負極側の外部電
線ケーブル41の端末部が貫通され、これらケーブル4
1の導電線41aは対応する正極側又は負極側の端子金
具38の他端部に電気的に接続されている。この接続
は、超音波溶着、半田付け、機械的かしめ、ねじ止め、
若しくはこれらの接続要素を組合わせて行われる。
【0027】こうして端子金具38を介して出力取出し
線25に電気的に接続された2本の外部電線ケーブル4
1の少なくとも前記端末部側部分は、いずれも前記内側
領域の外側に位置し、かつ、モジュール本体12の厚み
方向ではなく面方向に沿うように端子箱13に挿入され
ている。
【0028】又、図1(A)中符号43は端子箱13内
の略全域にわたって充填された電気絶縁性の封止樹脂を
示し、この樹脂43により端子金具38に対する出力取
出し線25及び外部電線ケーブル41の接続部が気密に
封止されている。封止樹脂43にはシリコーン樹脂等を
使用できる。又、この封止樹脂43は必須のものではな
く省略することもできる。
【0029】前記構成を備えた太陽電池モジュール11
は、既述のようにモジュール本体12のラミネート処理
に伴って、この本体12の充填材24を利用してモジュ
ール本体12の所定位置に、格別な固定部材を要するこ
となく端子箱13の箱取付けベース31を簡便に固定で
きる。そして、このように予めモジュール本体12に固
定された箱取付けベース31に、係止爪39と爪受け部
35との爪係合により箱本体36を機械的に連結させた
後、この箱本体36内で出力取出し線25及び外部電線
ケーブル41の端末部を夫々端子金具38に接続してか
ら、箱本体36に蓋体37を取付けて箱主部32を組立
てることによって、端子箱13をモジュール本体12の
所定位置に取付けることができる。
【0030】この場合、既述のように箱取付けベース3
1は予めモジュール本体12の所定位置に固定されてい
る。そのため、箱取付けベース31への箱主部32の機
械的結合手段による連結により、必然的に、端子箱13
をモジュール本体12の所定位置に取付けることができ
る。
【0031】そして、以上のように接着剤を用いること
なく端子箱13をモジュール本体12に取付けたから、
接着剤を用いて端子箱13をモジュール本体12に取付
ける場合に比較して、接着剤が硬化するまでの間、不用
意に端子箱13に外力が加わらないように静止状態に保
持する養生工程を省略できる。したがって、太陽電池モ
ジュール11の製造時間を短くできる。なお、前記爪係
合により形成される連結部に接着剤を塗布して端子箱1
3をモジュール本体12への連結強度をより強固にする
場合にも、そのために補助的に使用される接着剤の量が
少量であることに加えて、接着剤の養生期間中に外力が
加わっても、既述の爪係合による機械的結合で端子箱1
3は不用意に動かないように保持されているため、養生
を著しく簡素化できる。したがって、太陽電池モジュー
ル11の製造時間を短くできることには変りがない。
【0032】更に、既述の機械的結合によって端子箱1
3をモジュール本体12に取付けたから、接着剤を用い
て端子箱をモジュール本体に接着した場合のように長期
にわたる使用で接着剤が劣化することに伴う不具合、つ
まり、端子箱13が不用意に遊び動いてこの箱13内に
導き入れられた出力取出し線25に負荷が掛かり断線に
至るという恐れもない。しかも、アンカー板部31c
は、モジュール本体12の厚みに制約されずに、この厚
みよりも大きい面積を有した任意の大きさに設けること
ができるから、これと充填材24との接着強度は大き
い。したがって、モジュール本体12に対する端子箱1
3の取付けをより安定なものとでき、この端子箱13が
不用意に遊び動くことを確実に防止できる。
【0033】又、前記構成を備えた太陽電池モジュール
11は、その端子箱13全体をモジュール本体12の厚
み方向に重ねて配置することなく、モジュール本体12
の周面12aよりも内側領域から外して、モジュール本
体12に横付けしたから、太陽電池モジュール11の最
大厚みを薄くできる。
【0034】図3及び図4は本発明の第2実施形態を示
している。この実施形態は、基本的には第1実施形態と
同じであるので、第1実施形態と同一ないしは同様な構
成については同一符号を付してその説明を省略し、以下
第1実施形態とは異なる構成についてのみ説明する。第
2実施形態が第1実施形態と異なる点は、モジュール本
体の封止カバーを非透光性とし、かつ、このカバーの裏
側に出力取出し線を引き出すとともに、同裏側に端子箱
を取付けた点である。
【0035】詳しくは、充填材24の裏面に被着される
封止カバーには耐候性の裏面フィルム126が用いられ
ている。このフィルム126には、弗素系フィルム、P
ETフィルム等の耐湿性・耐水性に優れた絶縁フィルム
が単独で、又は図3及び図4に示されるようにアルミニ
ュームなどの金属箔126aの両面に前記絶縁フィルム
126bを夫々積層してなる三層構造のフィルムが用い
られる。この三層のフィルム126の使用は、その金属
箔126aによって耐湿性・耐水性をより優れたものと
できる点で好ましい。裏面フィルム126の一部には通
線孔126cが開けられており、そこを通って出力取出
し線25が引出されている。
【0036】裏面フィルム126の外面(裏面)の所定
位置には接着剤51を用いて端子箱13の第2箱部材と
しての箱取付けベース131が予め固定されている。接
着剤51には前記充填材24と同種の充填材を好適に使
用できる。この接着剤51は、適当厚さでかつ箱取付け
ベース131より小形に形成された図示しない不織布と
ともにシート状充填材を裏面フィルム126に積層し、
モジュール本体12のラミネート処理により加熱溶融し
て裏面フィルム126の外面に箱取付けベース131を
固定している。この場合、前記不織布の厚みに応じて箱
取付けベース131の周部は裏面フィルム126の外面
との間に間隙Gを空けて設けられる。又、以上のように
不織布をスペーサとして設けることに代えて、箱取付け
ベース131の裏面フィルム126側の面にスペーサと
なる凸部を一体に突設してもよい。
【0037】箱取付けベース131は、金属、合成樹
脂、又はセラミックなどの硬質な材料製であって、例え
ば平板からなり、その互いに平行な2つの縁部は爪受け
部131として用いられている。この箱取付けベース1
31は前記通線孔126cに対応する通線孔135aを
有しており、これらの孔126c、131aを通って出
力取出し線25がモジュール本体12の裏側に引出され
ている。又、前記ラミネート処理において、以上のよう
に引出された出力取出し線25は図4に示すように箱取
付けベース131に沿って折り曲げられた状態に保持さ
れる。
【0038】この箱取付けベース131に連結される箱
主部32の箱本体36の互いに平行な側壁には、係止爪
39が夫々設けられ、これらの爪39を箱取付けベース
131の爪受け部135に引掛けることにより、箱本体
36が箱取付けベース131に連結されている。したが
って、係止爪39と爪受け部135とは前記連結を担う
機械的結合手段をなしている。この連結に伴い、箱本体
36の金具取付け台36aは箱取付けベース131に当
接して支持される。又、図3中符号36bは端子金具3
8の中間部を貫通してこの金具38を金具取付け台36
a上に固定するための熱かしめ部を示している。
【0039】以上の構成を備えた第2実施形態の太陽電
池モジュール11では、モジュール本体12のラミネー
ト処理時に加熱溶融される接着剤51により、モジュー
ル本体12の裏面フィルム136の外面における所定位
置に、格別な固定部材を要することなく端子箱13の箱
取付けベース131を簡便に固定できる。そして、この
ように予めモジュール本体12の裏面に固定された箱取
付けベース131に、係止爪39と爪受け部135との
爪係合により箱本体36を機械的に連結させた後、この
箱本体36内で出力取出し線25及び外部電線ケーブル
41を夫々端子金具38に接続してから、箱本体36に
蓋体37を取付けて箱主部32を組立てることによっ
て、端子箱13をモジュール本体12の所定位置に取付
けることができる。すなわち、この第2実施形態の構成
においても、モジュール本体12の所定位置に端子箱1
3を確実かつ簡易に取付けることができる。
【0040】図5は本発明の第3実施形態を示してい
る。この実施形態は、基本的には第2実施形態と同じで
あるので、第2実施形態と同一ないしは同様な構成につ
いては同一符号を付してその説明を省略し、以下第2実
施形態とは異なる構成についてのみ説明する。第3実施
形態では、端子箱13をモジュール本体12に横付けし
ている。
【0041】そのために第3実施形態では、図5(A)
に示すように箱取付けベースとして用いられる箱取付け
板231をモジュール本体12にその周面12aから外
方に突出させて取付けている。箱取付け板231には、
金属、プラスチック、セラミックなどの硬質な平板が使
用され、特に、電気絶縁性のプラスチック、セラミック
を用いることが好ましい。この箱取付け板231は、そ
の一端部側、つまりアンカー部31cを透明基板21と
裏面フィルム126とで挟まれるように充填材24内に
挿入して接着されている。この接着は、前記ラミネート
処理において実施することが好ましい。
【0042】図5(C)に示すように前記周面12aよ
り露出された箱取付け板231の突出部分には複数のね
じ孔231aが開けられている。この突出部分には端子
箱13の箱主部232に形成した溝61が嵌合されてい
るとともに、この嵌合により箱取付け板231に引掛け
られた箱主部232は、ねじ孔231aに螺合されるね
じ62により固定されている。したがって、ねじ62及
びねじ孔231aは箱取付け板231に箱主部232を
連結する機械的結合手段をなしている。
【0043】端子箱13の箱本体236には、裏面フィ
ルム126に重なる延出部236aが一体に形成されて
いる。延出部236aは出力取出し線25の貫通部(充
填材24の一部が充填されている通線孔126cの内側
部分)64を覆うに足りる長さを有している。図5
(A)(B)に示すように延出部236aには貫通部6
4に対向する通孔65が設けられ、この孔65を通して
出力取出し線25の端子箱13内への引回しが可能とな
っている。端子箱13の蓋体37は延出部236aを含
めて箱本体236の開口を閉じることができる大きさに
形成されている。
【0044】この端子箱13の構成において、延出部2
36a及びこれに対応する蓋体37の一端部以外の部分
は、箱主部232の主要部232Aをなしているととも
に、箱主部232の主要部232Aを除いた部分は取出
し線カバー部232Bをなしている。主要部232Aは
モジュール本体12の周面12aの一部に、又、取出し
線カバー部232Bは裏面フィルム126に夫々接着剤
66により接着されていて、それにより端子箱13はモ
ジュール本体12に横付けされている。取出し線カバー
部232B内には出力取出し線25が引込まれている。
取出し線カバー部232Bはその内部に出力取出し線2
5を配置するのに足りるだけの厚みを有すればよいの
で、このカバー部232Bは主要部232Aよりも薄く
形成されている。
【0045】端子箱13内で金具取付け台36a上に熱
かしめ部36bによって固定された端子金具38には、
外部電線ケーブル41の端末部及び出力取出し線25の
端末部が夫々接続されている。そして、端子箱13に充
填される封止樹脂43は主要部232Aだけではなく、
取出し線カバー部232B内にも充填されていて、この
封止樹脂43は通孔65に充填されて気密に封止してい
る。
【0046】以上の構成を備えた第3実施形態の太陽電
池モジュール11では、モジュール本体12のラミネー
ト処理時に加熱溶融される充填材24を利用して、モジ
ュール本体12の所定位置に格別な固定部材を要するこ
となく端子箱13用の箱取付けベース131として使用
される箱取付け板231を簡便に固定できる。そして、
このように予めモジュール本体12に固定された箱取付
け板231に、ねじ62を用いて箱本体236を機械的
に連結させた後、この箱本体236内で出力取出し線2
5及び外部電線ケーブル41を夫々端子金具38に接続
してから、箱本体236に蓋体37を取付けて箱主部2
32を組立てることによって、端子箱13をモジュール
本体12の所定位置に横付けできる。すなわち、この第
3実施形態の構成においても、モジュール本体12の所
定位置に端子箱13を確実かつ簡易に取付けることがで
きる。
【0047】又、この第3実施形態の構成においては、
モジュール本体12に横付けされる端子箱13の取付け
面積を箱取付け板231により大きく確保できるから、
モジュール本体12に対する端子箱13の取付け強度を
向上できる。しかも、端子箱13がモジュール本体12
に横付けされているにも拘らず、出力取出し線25は裏
面フィルム126を貫通して端子箱13内に引回され、
端子箱13から出力取出し線25に沿って太陽電池セル
22に至る湿気の浸入経路が長く折れ曲がっているの
で、モジュール本体12内部への湿気の浸入を長期にわ
たり防止し易く、よって、耐久性に優れ、太陽電池モジ
ュール11の耐環境性能を向上できる。なお、第3実施
形態では前記接着剤66を省略して実施することもでき
る。更に、第3実施形態では、箱取付け板231に箱本
体236の溝61を嵌合させて、箱本体236を箱取付
け板231に仮保持できるから、ねじ62による連結作
業を容易にできる。
【0048】図6は本発明の第4実施形態を示してい
る。この実施形態は、基本的には第1実施形態と同じで
あるので、第1実施形態と同一ないしは同様な構成につ
いては同一符号を付してその説明を省略し、以下第1実
施形態とは異なる構成についてのみ説明する。第4実施
形態は複層ガラス構造のガラスパッケージ型太陽電池モ
ジュールに適用した例を示している。
【0049】詳しくは、この実施形態のモジュール本体
312は、第1、第2の透明基板21、26の周部間に
枠状に連続するスペーサ71を挟んで、このスペーサ7
1で密閉される空気層72を両透明基板21、26間に
設けており、更にスペーサ71の外周には気水密を確保
するシール材73が被着されている。そして、光入射側
の第1透明基板21の裏面には、太陽電池セル22、裏
面電極層23、及び充填材24の積層構造が、空気層7
2に臨んで設けられている。又、スペーサ71及びシー
ル材73の一部には互いに連続する切欠き71a、73
aが設けられ、これらを通って正負両出力取出し線(一
方のみ図示)25がモジュール本体312の周面312
aの内側領域から外側に突出されている。
【0050】又、このモジュール本体312に対するラ
ミネート処理は、第2透明基板26、スペーサ71、及
びシール材73を除いた状態で実施され、この処理後に
接着により第2透明基板26、スペーサ71、及びシー
ル材73を取付けてモジュール本体312が形成され
る。
【0051】端子箱13の箱取付けベース31は、モジ
ュール本体312の周面312aに重ね付けられるベー
ス板部31aと、この板部31aの両側縁から夫々略直
角に折れ曲がった互いに平行な第1、第2のフランジ3
1e、31fとを有している。両フランジ31e、31
fは爪状の爪受け部35とはベース板部31aを挟んで
反対方向に突出されている。ベース板部31a及び両フ
ランジ31e、31fは断面コ字状の嵌合溝を形成して
いる。又、両フランジ31e、31fの内の少なくとも
光入射側の第1フランジ31eは、その先端に向かうに
従い外面が次第にガラス面に近づくように傾斜させると
よく、このようにする場合には第1フランジ31eの先
端と第1透明基板21とに亘って雨水が溜まることを抑
制して、接着面への雨水の浸入を抑制し易い。
【0052】この箱取付けベース31はモジュール本体
312の周部に接着材74を用いて横付けされている。
接着材74は、モジュール本体312の周面312aと
ベース板部31aとの間、第1フランジ31eと第1透
明基板21の周部表面との間、及び第2フランジ31f
と第2透明基板26の周部表面との間に亘って連続して
充填されていて、箱取付けベース31の前記嵌合溝内面
をモジュール本体312の周部外面に接着している。
【0053】以上の構成を備えた第4実施形態の太陽電
池モジュール11では、モジュール本体312の所定位
置に予め端子箱13の箱取付けベース31が固定されて
いる。そして、この箱取付けベース31に係止爪39及
び爪受け部35での爪係合による機械的結合手段で箱本
体36を機械的に連結させた後、この箱本体36内で出
力取出し線25及び外部電線ケーブル41を夫々端子金
具(図6では図示しないが、図1の符号38を参照)に
接続してから、箱本体36に蓋体37を取付けて箱主部
32を組立てることによって、複層ガラスパッケージ構
造のモジュール本体312の所定位置に端子箱13を横
付けできる。すなわち、この第4実施形態の構成におい
ても、モジュール本体312の所定位置に端子箱13を
確実かつ簡易に取付けることができる。
【0054】又、この第4実施形態の構成においては、
フランジ31e、31fを有する箱取付けベース31を
モジュール本体312の周部に嵌合して、その嵌合面を
接着しているので、モジュール本体312に横付けされ
る端子箱13の接着面積を大きく確保できる。そのた
め、モジュール本体312に対する端子箱13の取付け
強度を向上できる。
【0055】図7は本発明の第5実施形態を示してい
る。この実施形態は、基本的には第1実施形態と同じで
あるので、第1実施形態と同一ないしは同様な構成につ
いては同一符号を付してその説明を省略し、以下第1実
施形態とは異なる構成についてのみ説明する。
【0056】詳しくは、この実施形態のモジュール本体
12は、第1、第2の透明基板21、26の周部間に枠
状に連続するゴム等の防水パッキン81を挟んでいる。
このパッキン81の一部には切欠き81aが設けられ、
そこを通って正負両出力取出し線(一方のみ図示)25
がモジュール本体12の周面12aの内側領域から外側
に突出されている。又、このモジュール本体12に対す
るラミネート処理は、第1、第2の透明基板21、26
の周部間に防水パッキン81を挟んだ状態で行なう。
【0057】端子箱13用の箱取付けベース31は、モ
ジュール本体12の周面12aに重ね付けられるベース
板部31aと、この板部31aの前記第2透明基板26
側の側縁からこの基板26とは反対側に向けて略直角に
折れ曲がった箱取付け板31gを有している。この箱取
付け板31g上には箱主部32の箱本体36が載置され
て、箱取付け板31gを挿通する複数のねじ82で固定
されている。ねじ82は箱取付け板31gに箱主部32
を連結する機械的結合手段として用いられている。
【0058】以上の構成を備えた第5実施形態の太陽電
池モジュール11では、モジュール本体12のラミネー
ト処理時に加熱溶融される充填材24を利用して、モジ
ュール本体12の所定位置に格別な固定部材を要するこ
となく箱取付けベース31をそのアンカー部31cによ
りを簡便に固定できる。そして、このように予めモジュ
ール本体12に固定された箱取付けベース31の箱取付
け板31gに、ねじ82を用いて箱本体36を機械的に
連結させた後、この箱本体36内で出力取出し線25及
び外部電線ケーブル41を夫々端子金具(図7では図示
しないが、図1の符号38を参照)に接続してから、箱
本体36に蓋体37を取付けて箱主部32を組立てるこ
とによって、端子箱13をモジュール本体12の所定位
置に横付けできる。すなわち、この第5実施形態の構成
においても、モジュール本体12の所定位置に端子箱1
3を確実かつ簡易に取付けることができる。
【0059】図8は本発明の第6実施形態を示してい
る。この実施形態は、基本的には第1実施形態と同じで
あるので、第1実施形態と同一ないしは同様な構成につ
いては同一符号を付してその説明を省略し、以下第1実
施形態とは異なる構成についてのみ説明する。
【0060】詳しくは、プラスチック、セラミックなど
の硬質な電気絶縁材料製の箱取付けベース431は、モ
ジュール本体12の周面12aに重ねられるベース板部
431aと、この板部431aに直交するように一体に
設けられた凸部31b及びアンカー部31cとを有して
いて、そのアンカー部31cをモジュール本体12の充
填材24に埋め込んで接着されている。
【0061】箱取付けベース431は、端子箱13の一
部例えば箱主部を兼ねるものであって、アンカー部31
cとは反対向きに突出する金具取付け台436aを有
し、この台436a上には図示しない熱かしめ部等によ
って端子金具38が取付けられている。端子金具38に
は、ベース板部431aの通孔33を貫通した出力取出
し線25の端末部が半田40を用いて接続されていると
ともに、外部電線ケーブル41の導電線41aがかしめ
等により接続されている。又、金具取付け台436aに
は凹みからなる爪付け部435が設けられている。
【0062】又、図8中符号437は端子箱13の蓋体
を示し、この蓋体437は箱取付けベース431と組合
わされて端子箱13を形成する。蓋体437には、箱取
付けベース431の爪状の爪受け部35に引掛けられる
係止爪39が設けられているとともに、前記凹みからな
る爪受け部435に引掛けられる他の係止爪439が設
けられている。これら爪受け部35、435、及び係止
爪39、439は機械的結合手段をなしている。この機
械的結合手段により、箱主部としての箱取付けベース4
31に蓋体437を連結することにより端子箱13が組
立てられる。なお、蓋体437の一部には、封止樹脂4
3を注入するための孔(図示しないが)が設けられてい
る。
【0063】前記構成を備えた太陽電池モジュール11
は、モジュール本体12のラミネート処理に伴って、こ
の本体12の充填材24を利用してモジュール本体12
の所定位置に、格別な固定部材を要することなく箱取付
けベース431を簡便に固定できる。そして、このよう
に予めモジュール本体12に固定された箱取付けベース
31において、出力取出し線25及び外部電線ケーブル
41を夫々端子金具38に接続してから、係止爪39、
439と爪受け部35、435との爪係合により蓋体4
37を箱取付けベース431に機械的に連結して、端子
箱13を組立てることによって、この端子箱13をモジ
ュール本体12の所定位置に取付けることができる。す
なわち、この第6実施形態の構成においても、モジュー
ル本体12の所定位置に端子箱13を確実かつ簡易に取
付けることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したような形態で実施される請
求項1に係る発明によれば、予めモジュール本体の所定
位置に固定された箱取付けベースに機械的結合手段で端
子箱の少なくとも一部をなす箱部材を連結して、端子箱
を取付けるので、端子箱をモジュール本体に主として固
定するための接着を省略できるに伴い、モジュール本体
の所定位置に端子箱を確実かつ簡易に取付けることがで
きる太陽電池モジュールを提供できる。
【0065】請求項2に係る発明によれば、モジュール
本体のラミネート処理に伴い、箱取付けベースのアンカ
ー部を充填材に接着できるので、特別に箱取付けベース
をモジュール本体に固定する手段を要しないで、所期の
課題を解決できる太陽電池モジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施形態に係る太陽電池
モジュールの一部の構成を示す断面図。(B)は図1
(A)の部分を示す一部切欠平面図。
【図2】図1の太陽電池モジュールが備える端子箱を分
解して示す斜視図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る太陽電池モジュー
ルの一部の構成を示す断面図。
【図4】図3の太陽電池モジュールの端子箱が取付けら
れる前のモジュール本体の一部の構成を示す断面図。
【図5】(A)は本発明の第3実施形態に係る太陽電池
モジュールの一部の構成を示す断面図。(B)は端子箱
が組立てられる前の状態で図5(A)の部分を同図5
(A)中矢印Z方向から見て示す矢視図。(C)は図5
(A)の太陽電池モジュールが備える箱取付け板を示す
斜視図。
【図6】本発明の第4実施形態に係る太陽電池モジュー
ルの構成を示す断面図。
【図7】本発明の第5実施形態に係る太陽電池モジュー
ルの構成を示す断面図。
【図8】本発明の第6実施形態に係る太陽電池モジュー
ルの構成を示す断面図。
【符号の説明】
11…太陽電池モジュール 12、312…モジュール本体 12a…モジュール本体の周面 13…端子箱 21…透明基板 22…太陽電池セル 24…充填材 25…出力取出し線 26…透明基板(封止カバー) 31、131、231、431…箱取付けベース 31c…アンカー部 32、232…端子箱の箱主部(箱部材) 35、135、435…爪受け部(機械的結合手段) 36、236…箱主部の箱本体 37…箱主部の蓋体 38…端子金具 39、439…係止爪(機械的結合手段) 41…外部電線ケーブル 126…裏面フィルム(封止カバー) 231a…ねじ孔(機械的結合手段) 62、82…ねじ(機械的結合手段) 437…端子箱の蓋体(箱部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板に積層された太陽電池セルを充
    填材で封止するとともに、この充填材を封止カバーで被
    い、前記太陽電池セルに電気的に接続された出力取出し
    線が外部に引出されたモジュール本体と、前記出力取出
    し線及び外部電線ケーブルの端末部が夫々接続される端
    子金具を被って前記モジュール本体に取付けられた端子
    箱とを具備する太陽電池モジュールにおいて、 箱取付けベースを前記モジュール本体に固定し、前記端
    子箱の少なくとも一部をなす箱部材を、前記箱取付けベ
    ースに機械的結合手段によって連結したことを特徴とす
    る太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記箱取付けベースが、前記充填材内に
    挿入されこの充填材に接着されるアンカー部を有して、
    前記モジュール本体に固定されていることを特徴とする
    請求項1に記載の太陽電池モジュール。
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