JP5312284B2 - 太陽電池モジュール及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池パネルの受光面の裏面に保護シートを有し、この保護シートに形成された開口部を介して出力を取り出すための引き出し配線を設けた太陽電池モジュールに関するものである。
自然エネルギーを利用したシステムとして、太陽光などの光エネルギーを半導体材料などの光電変換材料を用いて電気エネルギーに変換する太陽電池システムの利用が近年増加している。太陽電池システムは、太陽電池モジュールなどの光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換装置と、得られた電流をインバータ等の電気回路を用いて適当な電圧の交流に変換するなど、電気利用に適するように変換する電気的変換装置などで主に構成される。
太陽電池モジュールは、シリコンなどの半導体材料からなる太陽電池素子が配列された太陽電池パネルと、太陽電池パネルの周囲を取り囲むフレーム、太陽電池素子で変換した電気を集電して電気的変換装置に導く配線などで構成される。
屋外で使用される太陽電池パネルは、ガラスなどの透明基板に太陽電池素子が配列され、透明基板側から光を入射する構造のものがよく使用される。透明基板の裏面側には保護シートが貼り付けられ、光電変換層は基板と保護シートとに挟まれて封止される。パネルの形状は矩形平板状が一般的である。
従来の技術では、出力電力の外部への取出しは、EVAなどの充填材と保護シートのそれぞれに予め配線引出し用開口部を開けておき、太陽電池パネル、充填材、保護シートをこの順に積層すると共に、引き出し配線を、前記の充填材の配線引出し用孔ならびに保護シートの配線引出し用孔に挿入し、受光面と対向する面に露出させ、その後、これらの積層体を真空ラミネートで熱融着することによって行われる(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2や3には薄膜太陽電池と保護シートとの間に金属箔を設置して、その金属箔の上の一部に開口部を設けて、金属箔から外部に電気を取り出す構造が示されている。金属箔の外周部で水分の侵入を防止する。
特許第3747096号公報 特開平7−231015号公報 特開2009−130020号公報
特許文献1に記載のように、従来の保護シート及び封止材に開口部を設けて、配線を通す方法では、配線と保護シートの開口部との間に隙間が生じ易く止水性が不十分であった。また、特許文献2や3には、金属箔を用いて、出力の取出しと開口部を封止する方法が開示されている。しかしこれらの方法では、金属箔と保護シートとの接着は保護シートと太陽電池パネルとを加熱接着する熱可塑性の樹脂(充填材層)によって接着されている。これらの熱可塑性の樹脂は水分透過性が比較的大きく、開口部内の樹脂を通じて水分が侵入するので、十分な止水性を得ることが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、止水性を向上させ、組立作業が容易になる太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の太陽電池モジュールは、裏面に光電変換層を有する平板状の太陽電池パネルと、太陽電池パネルの裏面に樹脂でなる充填材を介して貼着された保護シートと、太陽電池パネル及び保護シート間にバスバー配線を有する太陽電池モジュールであって、保護シートは、一部に開口部を有し、保護シートの開口部には、充填材が露出しないように開口部よりも大きい金属箔が樹脂接着剤で貼り付けられて封止され、金属箔とバスバー配線との間に導電性接合材を有し、金属箔を介して外部に電力が取り出されることを特徴とする。
本発明の太陽電池モジュールによれば、受光面の裏面に電気を取り出す開口部を有する構造の太陽電池モジュールであり、太陽電池パネルの裏面と保護シートとの間はEVAなどの充填材の層が形成されている。バスバー配線上に設けた保護シートの開口部に金属の薄板や箔などを止水性を有する接着剤で貼り付けることで、充填材、保護シートの端面を完全に封止し、十分な止水性を得ることができるという効果を奏する。さらに、金属箔とバスバー配線を導電性接合材で接続することで、電気的接続が得られ、太陽電池モジュールの組み立て作業が容易となるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の太陽電池モジュールを裏面側から見た斜視図である。 図2は、実施の形態1の太陽電池モジュールの部分分解斜視図である。 図3は、実施の形態1の要部断面図を示す図である。 図4は、実施の形態1の太陽電池モジュールの一部をさらに分解した部分断面図である。 図5は、実施の形態1の太陽電池モジュールの一部について示した部分断面図である。 図6は、実施の形態1の樹脂接着剤の塗布の仕方の他の例を示す太陽電池モジュールの一部について示した部分断面図である。 図7は、実施の形態1の太陽電池モジュールの分解断面図である。 図8は、実施の形態1の太陽電池モジュールの部分断面図である。 図9は、実施の形態2の太陽電池モジュールの構造を示す部分分解断面図である。 図10は、実施の形態3の太陽電池モジュールの構造を示す部分分解断面図である。 図11は、実施の形態4の太陽電池モジュールの部分的な斜視図である。 図12は、実施の形態5の太陽電池モジュールの構造を示す部分断面図である。
以下では、本発明の太陽電池モジュールの実施の形態について図面を用いて説明する。主に薄膜系の太陽電池について説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。なお、ある実施の形態において説明した構成と共通の構成について他の実施の形態ではその詳細な説明を省略するものとする。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1の太陽電池モジュールを裏面側から見た斜視図である。図2は、本実施の形態1の太陽電池モジュールの部分分解斜視図である。本実施の形態1の太陽電池モジュールは、矩形平板状の太陽電池パネル9と、この太陽電池パネル9の光電変換層7を保護する保護シート3、電気を取り出すための端子ボックス1及び外周を囲むフレーム2を有する。太陽電池パネル9は太陽光を受光して電気に変換する。太陽電池モジュールには、太陽電池パネル9の裏面(受光面と反対側の面)から順に、EVAなどの充填材5、金属箔4、保護シート3、端子ボックス1が配置されている。
太陽電池パネル9は、ガラスなどの透明基板8に太陽電池素子が配列され、透明基板8側から光を入射する構造であり、裏面(受光面と反対側の面)に光電変換層7が形成されており、最表面は金属膜で覆われており、レーザースクライブによって短冊状に分割され直列に接続されている。その直列接続された太陽電池パネル9の両端から出力を取り出すためのバスバー配線6が、はんだ、導電性ペースト、導電性フィルムなどの導電性接合材によって接続されている。このバスバー配線6は、太陽電池パネル9の端面から1〜2cmの部分に接続されている。また、保護シート3にはバスバー配線6と重なる位置に開口部3aが設けられており、その開口部3aは金属箔4等の導電性材料で塞がれる。この保護シート3をEVA(エチレンビニルアセテート)やPVB(ポリビニルブチラール)などの充填材5で貼付け端子ボックス1を装着し本実施の形態の太陽電池モジュールとなる。
図3は、本実施の形態の要部断面図を示す。金属箔4を保護シート3の開口部3aの太陽電池パネル9側に貼り付けた場合について示した。保護シート3の開口部3aに、樹脂接着剤11を用いて貼り付けた金属箔4により、開口部3aは気密状態及び水密状態に閉塞され、光電変換層7は完全に封止される。また、開口部3aを金属泊4により閉塞することにより、充填材5が外部に全く露呈しなくなるため、止水性を向上させることが可能となる。また、他の例として、金属箔4を開口部3aの端子ボックス1側(保護シート3の太陽電池パネル9と反対側)に貼り付けた場合には、開口部5aの端面に加えて、開口部3aの端面も封止することができる。金属箔4とバスバー配線6をはんだ、導電性ペースト、導電性フィルムなどの導電性接合材10で接続することによって電気的な接続を得ることができる。
本実施の形態の太陽電池モジュールの製造方法について説明する。図4は、本実施の形態1の太陽電池モジュールの一部をさらに分解した部分断面図である。図4では、太陽電池パネル9からバスバー配線6を分離して示した。太陽電池パネル9には、レーザースクライブ加工によって直列接続構造が形成されている。その直列接続の両端に導電性を有するはんだやエポキシ樹脂やアクリル樹脂中に金属粒子を分散させた導電性ペースト、導電性フィルムなどの導電性接合材10を点状に配置しバスバー配線6を電気的、機械的に接続する。
図5は、本実施の形態の太陽電池モジュールの一部について示した部分断面図である。図5では、金属箔4を保護シート3の開口部3aの太陽電池パネル9側に貼り付けた場合について示した。保護シート3にはポリフッ化ビニルやポリエチレンテレフタラートでアルミ箔を挟み積層した抵透湿性であるものが好適に用いられる。この保護シート3には開口部3aが2ヶ所設けられており、その位置は太陽電池パネル9に積層した際に、バスバー配線6の直上にくるように設定されている。保護シート3の太陽電池パネル9側の面に開口部3aより大きく切っておいた金属箔4を、止水性及び絶縁性を有する樹脂接着剤11で貼り付ける。樹脂接着剤11には、良好な止水性、絶縁性を有するシリコン樹脂やポリイソブチレン系樹脂が好ましい。これらの樹脂接着剤11の材料はEVAやPVBなどの充填材に比べて水分透過性が小さい材料であることが好ましい。また、金属箔4と保護シート3との間の樹脂接着剤11の厚みは充填材5の厚みに比べて十分に薄いことがより好ましい。たとえば、充填材5の厚みが0.2〜0.6mm等である場合に、樹脂接着剤11の厚みは0.005〜0.05などと1/10以下に薄くすることができる。これにより、金属箔4と保護シート3との貼り付け面の界面の樹脂の断面積が小さくなり、貼り合わせ部分を介して侵入する水分を極めて低減することができる。
金属箔4は、50〜300μm程度の厚さであり、銅やめっきされた銅、アルミなどが用いられる。樹脂接着剤11は硬化時間を要するため、あらかじめ保護シート3に貼り付けておくことが好ましい。この樹脂接着剤11と金属箔4により、開口部3aからの水分の浸入を防ぐことが可能となる。また、他の例として図6のように、開口部3aの開口縁部を覆うように樹脂接着剤11を塗布することで、アルミ箔が積層された保護シート3の端面を覆うことができ、端面からの水分の浸入を防ぎ、保護シート3の劣化を防ぐことができる。また、保護シート3内のアルミ箔と金属箔4間の耐圧性能を向上させることが可能となる。
図7は、本実施の形態の太陽電池モジュールの分解断面図である。保護シート3に貼り付けた金属箔4とバスバー配線6との電気的な接続を得るために、あらかじめバスバー配線6上に導電性ペーストなどの導電性接合材10を配置しておく。太陽電池パネル9と金属箔4を貼り付けた保護シート3をEVAやPVBなどの充填材5を介して積層させる。この際、充填材5には金属箔4とバスバー配線6との接続点に対応した位置に開口部5aが設けられている。開口部5aの大きさは、ラミネート工程時の充填材の流動性を評価しておき、硬化させた際に導電性接合材10と充填材5との隙間が埋まるように設定しておけば良い。その後、真空ラミネートにより、充填材5が融着され保護シート3と太陽電池パネル9が貼り付けられ光電変換層7を封止すると同時にバスバー配線6と金属箔4との電気的接続を得ることができる。さらに、端面にブチルゴムやイソブチルゴムなどを介してアルミ製フレームを取り付けることで、光電変換層7は完全に封止される。
図8は、本実施の形態の太陽電池モジュールの部分断面図である。保護シート3に貼り付けた金属箔4にはんだ、導電性ペーストなどの導電性接合材10を用いて端子ボックス1側の導線12を接続する。金属箔4と端子ボックス1の間に適当な長さの導線を介しても良い。端子ボックス1をシリコン樹脂など止水性を有する樹脂接着剤11で取り付け、内部に絶縁性を有する樹脂13を注入し本実施の形態の太陽電池モジュールとなる。
以上のように、本実施の形態の太陽電池モジュールにおいては、太陽光を電力に変換する光電変換層7を裏面に形成する平板状の太陽電池パネル9と、太陽電池パネル9の裏面に熱可塑性の樹脂からなる充填材5によって貼りつけられた保護シート3と、太陽電池パネル9と保護シート3との間に配設されて光電変換層7の生成した電力を取出すバスバー配線6とを有している。光電変換層7は、長尺の短冊状に分割され、互いに直列接続されている。そして、バスバー配線6が、光電変換層7の直列接続両端にそれぞれ1本ずつ接続されている。保護シート3は、バスバー配線6と重なる位置の一部に開口部3aをそれぞれ1つずつ有しており、この開口部3aには充填材5が外部に露出しないように開口部3aよりも大きい金属箔4が樹脂接着剤11により貼り付けられている。そして、金属箔4とバスバー配線6との間に導電性接合材10を有しており、金属箔4を介して外部に電力を取り出す。そのため、保護シート3の開口部3aの開口縁部と金属箔4とが、止水性を有する樹脂接着剤11で封止されるので、止水性が向上して信頼性の高い太陽電池となる。
また、保護シート3の開口部3aは、バスバー配線6と重なる位置の一部に設けられ、さらに開口部3aに重なるようにして端子ボックス1が固定されているので、特に引き出し配線を用いずに出力をとりだすことができ、部材の削減、工程の簡素化が可能となる。
また、本実施の形態の太陽電池モジュールの製造方法においては、裏面に光電変換層7を有する平板状の太陽電池パネル9にバスバー配線6を配設する工程と、開口部3aを有する保護シート3の開口部3aを金属箔4と樹脂接着剤11とで封止する工程と、バスバー配線6の上に導電性接合材10を配置する工程と、太陽電池パネル9の裏面を保護シート3で覆って、導電性接合材10と金属箔4とを電気的に接続するとともに保護シート3と太陽電池パネル9の裏面との間を封止する工程とを有する。このようにして、先に保護シート3を封止するので、完全な封止を容易にできる。また、保護シート3と太陽電池パネル9間の封止工程とは別に行われるので、大きな硬化時間を要する樹脂接着剤11を用いても生産性が大きく低下することはない。
実施の形態2.
図9は、本実施の形態2の太陽電池モジュールの構造を示す部分分解断面図である。保護シート3と金属箔4について示した。図5、図6で貼付けた金属箔4と対向する面に第2の金属箔4aを設け、より止水性を高めた構造にした。この場合、対向する金属箔4と第2の金属箔4aの間には電気的な接続を得るための導電性接合材10と、金属箔4、4aと保護シート3の端面との隙間を埋める充填材5を配置する必要がある。金属箔4を樹脂接着剤11で貼り付けた後、導電性接合材10、導電性接合材10を配置するための開口部を設けた充填材5を配置し、第2の金属箔4aを積層させラミネートで熱圧着を行う。端子ボックス1側から樹脂接着剤11を塗布し、実施の形態1と同様に太陽電池パネル9と積層させることで本実施の形態2の太陽電池モジュールとなる。また、導電性接合材10と充填材5のかわりに、異方性を有する導電性ペーストや導電性テープを用いても良い。その場合には、金属箔4、4aと保護シート3の端面との間を充填するのに十分な量を塗布したのち、電気的接続を得たいバスバー配線6上の数mm角の部分のみ熱圧着すれば良い。その後、ラミネート工程において押圧していない部分は充填材5が硬化する。バスバー配線6上のみ導電性が得られ、その他の部分は良好な絶縁性が得られ、良好な止水性と同時に耐圧性を得ることができる。
以上のように、本実施の形態の太陽電池モジュールにおいては、保護シート3の開口部3aの金属箔4と反対側の面に樹脂接着剤11にて第2の金属箔4aが貼付けられており、両金属箔4,4a間の中心部は導電性接合材10で接続されており、導電性接合材10の周辺部は絶縁性を有する充填材5が配置されているので、片面のみを金属箔4及び樹脂接着剤11で封止した実施の形態1の太陽電池モジュールよりも止水性、耐圧性が高まって信頼性の高い太陽電池となる。なお、この導電性接合材10の周辺部に配置された充填材5、保護シート3を貼り付ける充填材5とは同じ材料であっても異なっていてもよい。
実施の形態3.
図10は、本実施の形態3の太陽電池モジュールの構造を示す部分分解断面図である。図10では、金属箔4を保護シート3の太陽電池パネル9側に貼り付けた場合について示した。本実施の形態は、実施の形態1の構成の太陽電池モジュールに絶縁性シート(絶縁材)14a,14bを加え、耐圧性能を高めたことを特徴とする。金属箔4を、保護シート3の開口部3aより小さい開口部を有する数cm角程度の絶縁性を有する2枚の絶縁シート14a,14bで、止水性、絶縁性を有する樹脂接着剤11を介して挟むことで封止し、さらに、保護シート3側の絶縁シート14aと保護シート3と樹脂接着剤11にて貼り付ける。また、金属箔4周辺部を絶縁性を有する樹脂でコーティングしても良い。これにより、アルミ箔が積層された保護シート3の開口縁部と金属箔4との接触を防ぐことができる。
以上のように、本実施の形態の太陽電池モジュールにおいては、保護シート3と金属箔4との間、及び、金属箔4と光電変換層7との間に、それぞれ開口部を有する絶縁シート14a,14bを配置し、保護シート3と金属箔4との間の絶縁シート14aの開口部は保護シート3の開口部3aよりも小さいので、保護シート3と金属箔4との間、及び金属箔4と光電変換層7との間の絶縁性を向上させることができる。
実施の形態4.
図11は、実施の形態4の太陽電池モジュールの部分的な斜視図である。保護シート3の開口部3aより大きい絶縁性を有する絶縁シート14が、バスバー配線6と光電変換層7との間に配置されている。光電変換層7とバスバー配線6との接続は、導電性ペーストなどの導電性接合材10を該絶縁シート14を避けて点状に配置すればよい。保護シート3に貼り付けられた金属箔4と光電変換層7や光電変換層7と導電性接合材10との接触を防ぎ耐圧性を確保することができる。
実施の形態5.
図12は、本実施の形態5の太陽電池モジュールの構造を示す部分断面図である。本実施の形態は、図示しない保護シート3に設けた開口部3aの位置を太陽電池モジュールの端辺からバスバー配線6と直交する方向で太陽電池モジュールの内側に数cm移動させたことを特徴とする。保護シート3に貼り付けた金属箔4をバスバー配線6と接続できるような長尺な形状にすることで、バスバー配線6から離れた位置であっても電気的な接続を得ることができる。この場合には金属箔4と光電変換層7とが接触しないよう両者間に絶縁シート14を敷設する必要がある。図示しない保護シート3の開口部3aの位置は、太陽電池モジュールの端辺からバスバー配線6と直交する方向内側に数cm移動した図12の点線にて示す位置となる。そして、この位置に端子ボックス1が設けられる。このような構成により、端子ボックス1と端部に設けられたフレーム2の間に余裕ができ、端子ボックス1の装着が容易となり、生産性を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態の太陽電池モジュールにおいては、金属箔4とバスバー配線6との接続点と保護シート3の開口部の位置が、太陽電池パネル9に平行な面内で異なる位置である。このようにして、保護シート3の開口部3aの位置を任意の位置に変えることができるため、端子ボックス1とフレーム2との干渉を防ぎ(図1)、生産性を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる太陽電池モジュールは、裏面に光電変換層を有する平板状の太陽電池パネルの裏面に樹脂でなる充填材を介して貼着された保護シートを有する太陽電池モジュールに適用されて好適なものである。
1 端子ボックス
2 フレーム
3 保護シート
3a 開口部
4 金属箔
4a 第2の金属箔
5 充填材
5a 開口部
6 バスバー配線
7 光電変換層
8 透明基板
9 太陽電池パネル
10 導電性接合材
11 樹脂接着剤
12 導線
13 樹脂
14,14a,14b 絶縁シート(絶縁材)

Claims (7)

  1. 裏面に光電変換層を有する平板状の太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの裏面に樹脂でなる充填材を介して貼着された保護シートと、
    前記太陽電池パネル及び前記保護シート間にバスバー配線を有する太陽電池モジュールであって、
    前記保護シートは、一部に開口部を有し、
    前記保護シートの開口部には、前記充填材が露出しないように開口部よりも大きい金属箔が樹脂接着剤で貼り付けられて封止され、
    前記金属箔と前記バスバー配線との間に導電性接合材を有し、
    前記金属箔を介して外部に電力が取り出される
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記保護シートと前記金属箔の間にある前記樹脂接着剤の厚みは、前記充填材の厚みの1/10以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記保護シートの開口部は、前記バスバー配線と重なる位置の一部に設けられ、
    前記保護シートの開口部に重なるようにして端子ボックスが固定されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記開口部の前記金属箔と反対側の面に樹脂接着剤で第2の金属箔が貼付けられており、両金属箔は、両金属箔間の中心部に配置された導電性接合材で接続されており、該導電性接合材の周辺部に絶縁性を有する充填材が配置されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記保護シートと前記金属箔との間、及び、前記金属箔と前記光電変換層との間に、それぞれ開口部を有する絶縁材を配置し、前記保護シートと前記金属箔との間の絶縁材の開口部は前記保護シートの開口部よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記金属箔と前記バスバー配線との接続点と前記保護シートの前記開口部の位置が、前記太陽電池パネルに平行な面内で異なる位置である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  7. 裏面に光電変換層を有する平板状の太陽電池パネルにバスバー配線を配設する工程と、 開口部を有する保護シートの前記開口部を金属箔と樹脂接着剤とで封止する工程と、
    前記バスバー配線の上に導電性接合材を配置する工程と、
    前記太陽電池パネルの裏面を前記保護シートで覆って、前記導電性接合材と前記金属箔とを電気的に接続するとともに前記保護シートと前記太陽電池パネルの裏面との間を封止する工程と、
    を有することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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