JP5591228B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、透光性を有する第1板状部材と、透光性を有する第2板状部材と、太陽電池とを備える太陽電池モジュールに関する。
太陽電池モジュールには、その用途や使用環境等に応じて種々の構造のものが存在する。このような太陽電池モジュールの一つとして、合わせガラス構造を備えた太陽電池モジュールがある(例えば、特許文献1参照。)。合わせガラス構造を備えた太陽電池モジュールは、互いに電気的に接続された複数の太陽電池セルで構成された太陽電池セルアレイを表面側板ガラスと裏面側板ガラスとによって挟み込むことによりモジュール内部に封止した構造を有する。
合わせガラス構造を備えた太陽電池モジュールでは、表面側板ガラスを透過して太陽電池モジュール内に入射した太陽光は、太陽電池セルが存在しない部分の透光性封止樹脂を通過して裏面側板ガラスに到達し、裏面側板ガラスに到達した太陽光は、裏面側板ガラスを介して太陽電池モジュールの外側へ透過する。したがって、合わせガラス構造を備えた太陽電池モジュールは、太陽電池モジュールの裏面側に位置する空間においても太陽光を採光することができるので、いわゆる採光型の太陽電池モジュールとして好適に利用されるものである。
合わせガラス構造を備えた太陽電池モジュールは、一般にスーパーストレート構造と呼ばれる組み立て構造を備えた太陽電池モジュールの裏面側バックフィルムの替わりに裏面側板ガラスを用いたものである。合わせガラス構造を備えた太陽電池モジュールでは、表面側板ガラス及び裏面側板ガラスとして強化ガラスが用いられる。また、板ガラスの厚みは、要求される風圧荷重に耐え得る程度の厚みに設計される。これにより、住宅やビル等の建築物の窓や天窓あるいは道路の遮音壁、アーケードなど、種々の建築構造物への設置が可能とされる。
なお、産業用の合わせガラス構造を備えた太陽電池モジュールとしては、合わせガラス構造を備えた太陽電池モジュールをアルミニウム製のスペーサ部材などを介して複層化したものも存在する。このように複層化された太陽電池モジュールにおいても、上述した採光型の太陽電池モジュールと同様の採光効果を得ることができる。
特許文献1に開示された合わせガラス構造を備えた採光型の太陽電池モジュールでは、内部配線としての銅箔を端部まで延長し、端部で銅箔と出力ケーブルとを接続している。したがって、出力ケーブルと内部配線との接続部を保護する端子ボックス(接続箱)は、透光性基板の周縁端部に配置されている。
特開2001−339088号公報
採光型の太陽電池モジュールを設置する場合、通常は、アルミニウム製のサッシ枠に太陽電池モジュールを挟み込むので、太陽電池モジュールの端部に取り付けられた端子ボックスは、サッシ枠の枠内に収納され、出力ケーブルは、サッシ枠の枠内を引き回される。
したがって、サッシ枠の幅、厚さを端子ボックスに対応させて設定することが必要となり、サッシ枠が大型化し、サッシ枠と太陽電池モジュールとを一体化することが困難となり、また、設置性の低下、サッシ枠の面積に対する受光面の面積比が低下し、外観美も低下するという問題がある。
最近のように特にデザイン性が考慮される場合、太陽電池モジュールは、4辺にガスケット材を適用して設置されるが、端子ボックスやダイオードボックスを太陽電池モジュールの端部に配置したものでは、ガスケット材を適用することができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、採光型の太陽電池モジュールであって、太陽電池からの引き出し配線を導出する引き出し配線導出穴を第2板状部材に設け、引き出し配線と引き出し配線導出穴との間に透光性封止樹脂部を形成することによって、太陽電池モジュールの端部に引き出し配線及び端子ボックスを配置する必要性を解消し、太陽電池モジュールの端部を板状に整形した状態として、設置時に端部の整形状態を要求される施工方法への適合性を持たせた採光型の太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、透光性を有し受光面を構成する第1板状部材と、透光性を有する第2板状部材と、太陽電池と、前記第1板状部材と前記第2板状部材との間に前記太陽電池を封止する透光性封止樹脂部とを備える太陽電池モジュールを前提としている。この太陽電池モジュールに対し、前記第2板状部材には、前記太陽電池に接続された引き出し配線を導出する引き出し配線導出穴を備えさせ、前記引き出し配線と前記引き出し配線導出穴との間に前記透光性封止樹脂部を延長して形成し、前記引き出し配線導出穴に形成した前記透光性封止樹脂部を、前記第2板状部材の表面に対して突出した状態としたことを特徴とする。
この構成により、非受光面となる第2板状部材の外側へ引き出し配線導出穴を介して引き出し配線を導出することが可能となる。そのため、第1板状部材及び第2板状部材の端部(太陽電池モジュールの端部)に、引き出し配線及び端子ボックスを配置する必要性が解消される。その結果、第1板状部材及び第2板状部材の端部(太陽電池モジュールの端部)を板状に整形した状態とすることができ、設置時に端部の整形状態を要求される施工方法への適合性を持たせた採光型の太陽電池モジュールとすることができる。また、引き出し配線導出穴を確実に封止し、また、引き出し配線を引き出し配線導出穴の壁面から確実に分離することができるので、信頼性の高い太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記第1板状部材及び前記第2板状部材は、ガラスで形成されていることを特徴とする。
この構成により、高い透光性、信頼性、生産性を確保した第板状部材及び第2板状部材を適用した太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記引き出し配線導出穴は、縁部に形成された面取り部または座繰り部を備えることを特徴とする。
この構成により、引き出し配線導出穴の縁部での機械的強度を向上させることが可能となり、引き出し配線導出穴の破損を防止し、第2板状部材の機械的強度を向上させて、生産性及び信頼性の高い太陽電池モジュールとすることができる。また、引き出し配線導出穴による引き出し配線に対する損傷の発生を防止することができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記面取り部または前記座繰り部は、前記第2板状部材の両面に形成されていることを特徴とする。
この構成により、引き出し配線導出穴の縁部での機械的強度をさらに向上させることが可能となり、第2板状部材の機械的強度をさらに向上させて、生産性及び信頼性のさらに高い太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記引き出し配線導出穴に対応する開口部が形成された底面を有する端子ボックスを備え、前記底面は、前記第2板状部材に接着されていることを特徴とする。
この構成により、引き出し配線導出穴を外部から遮断することが可能となるので、引き出し配線導出穴を介して外部から太陽電池モジュールの内部へ水分が侵入することを防止して信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記開口部は、前記引き出し配線導出穴に位置合わせされた突起部を備えることを特徴とする。
この構成により、引き出し配線導出穴に対する端子ボックスの位置合わせを容易かつ高精度に行うことが可能となり、生産性の高い太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記開口部は、前記引き出し配線に対応させたスリット状とされていることを特徴とする。
この構成により、引き出し配線導出穴を介して引き出される引き出し配線の周囲の隙間を抑制して引き出し配線を高精度に位置決めすることが可能となり、また、外部から太陽電池モジュールの内部へ水分が浸入することを抑制することが可能となるので、生産性及び信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記引き出し配線は、引き出し配線導出穴から導出された部分で屈曲していることを特徴とする。
この構成により、引き出し配線と接続ケーブルのケーブル端子との接続を容易に行うことができる。
本発明に係る太陽電池モジュールは、太陽電池と、透光性を有し受光面を構成する第1板状部材と、透光性を有する第2板状部材と、前記第1板状部材と前記第2板状部材との間に前記太陽電池を封止する透光性封止樹脂部とを備える太陽電池モジュールであって、前記第2板状部材は、前記太陽電池に接続された引き出し配線を導出する引き出し配線導出穴を備え、前記引き出し配線と前記引き出し配線導出穴との間に前記透光性封止樹脂部が延長して形成されていることを特徴とする。
このような特定事項を備える本発明により、非受光面となる第2板状部材の外側へ引き出し配線導出穴を介して引き出し配線を導出することが可能となる。このため、太陽電池モジュールの端部に、引き出し配線及び端子ボックスを配置する必要性が解消される。よって、第1板状部材及び第2板状部材の端部、すなわち太陽電池モジュールの端部を、板状に整形した状態とすることが可能となり、設置時に端部の整形状態を要求される施工方法への適合性を持たせた採光型の太陽電池モジュールとすることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュールの要部を分解して斜視状態で示す分解斜視図である。 図1に示した太陽電池モジュールの要部(引き出し配線導出穴の透光性封止樹脂部)を形成する前の引き出し配線導出穴の状態を拡大して示す要部拡大断面図である。 図2Aに示した太陽電池モジュールの要部(引き出し配線導出穴の透光性封止樹脂部)を形成した後の引き出し配線導出穴の状態を示す要部拡大断面図である。 図1に示した太陽電池モジュールの完成状態を模式的に示す平面図である。 本発明に係る太陽電池モジュールの一例(実施例1−1)を模式的に示す平面図である。 本発明に係る太陽電池モジュールの他の例(実施例1−2)を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの端子ボックス(実施例2−1)の配置状態の断面を概念的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの端子ボックス(実施例2−2)の配置状態の断面を概念的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの端子ボックスに配置された引き出し配線(実施例2−3)の状態を概念的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの端子ボックスに配置された引き出し配線(実施例2−4)の状態を概念的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの端子ボックスに配置された引き出し配線(実施例2−5)の状態を概念的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3に係るガスケット方式太陽電池モジュールのガスケット材の周辺断面を概念的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1ないし図3に基づいて、本実施の形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。
(太陽電池モジュール)
図1〜図2Bは、実施の形態1に係る太陽電池モジュールの要部を示し、図1は太陽電池モジュールの分解斜視図である。図2Aは、図1に示した太陽電池モジュールにおいて、引き出し配線導出穴の透光性封止樹脂部を形成する前の引き出し配線導出穴の状態を拡大して示す要部拡大断面図である。図2Bは、引き出し配線導出穴の透光性封止樹脂部を形成した後の引き出し配線導出穴の状態を示す要部拡大断面図である。
図3は、図1に示した太陽電池モジュールの完成状態を概念的に示す模式平面図である。なお、第2板状部材12は透光性を有することから、内部の太陽電池13、内部接続配線16の構造は外部から見える状態となっているが、内部に収容されていることを示すために破線で表している。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、透光性を有し受光面を構成する第1板状部材11と、透光性を有する第2板状部材12と、太陽電池13と、第1板状部材11と第2板状部材12との間に形成され太陽電池13を封止する透光性封止樹脂部14とを備える。
また、太陽電池モジュール1では、第2板状部材12は、太陽電池13に接続された引き出し配線17を導出する引き出し配線導出穴12hを備え、引き出し配線17と引き出し配線導出穴12hとの間に透光性封止樹脂部14が延長して形成されている。
したがって、非受光面となる第2板状部材12の外側へ引き出し配線導出穴12hを介して引き出し配線17を導出することが可能となる。このため、第1板状部材11及び第2板状部材12の端部(太陽電池モジュール1の端部)に引き出し配線17及び端子ボックス20を配置する必要性を解消することができる。そして第1板状部材11及び第2板状部材12の端部(太陽電池モジュール1の端部)を板状に整形した状態とし、設置時に端部の整形状態を要求される施工方法への適合性を持たせた採光型の太陽電池モジュール1とすることができる。
なお、引き出し配線17は、表面に絶縁被覆材17mを被覆した被覆導線でも絶縁被覆材17mを被覆しない裸導線のいずれでも良い。絶縁被覆材17mを被覆することにより、引き出し配線17に対する引き出し配線導出穴12hの影響(擦り傷の発生など)を防止して信頼性の高い引き出し配線17とすることができる。絶縁被覆材17mとしては、絶縁性、耐熱性などを考慮して、例えばPET、ガラス繊維などとすることが好ましい。
太陽電池モジュール1では、第1板状部材11及び第2板状部材12は、ガラスで形成されている。したがって、高い透光性、信頼性、生産性を確保した第板状部材11及び第2板状部材12を適用した採光型の太陽電池モジュール1とすることができる。つまり、対向して配置された第1板状部材11及び第2板状部材12の内部に透光性封止樹脂部14を介して太陽電池13(太陽電池セルアレイ13ca)が封止された合わせガラス構造を備えた採光型の太陽電池モジュール1となる。
なお、第1板状部材11及び第2板状部材12をガラスで構成したとき、これらの大きさは、例えば1m×1m程度の矩形状で、5mmないし10mm程度の厚さとすることができる。また、第1板状部材11及び第2板状部材12には、ガラス以外の透光性基板を適宜選定して適用することも可能である。
透光性封止樹脂部14は、第1板状部材11、第2板状部材12、及び太陽電池13にそれぞれ密着している。透光性封止樹脂部14としては、後述するラミネート工程において太陽電池セル13cに損傷を与え難い材料を用いることが必要であり、また、耐候性の観点から長期間にわたって高温高湿環境下に晒されても劣化が生じ難い材質のものを使用することが好ましい。
したがって、透光性封止樹脂部14を構成する材料としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂、シリコーン樹脂などを含む樹脂材料を適用することが可能である。
この透光性封止樹脂部14は、ラミネート工程(封止工程)において、第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sが加熱溶融されて架橋反応を起こすことによって形成される充填層である。なお、図1の分解状態では、第1積層圧着樹脂フィルム14f、第2積層圧着樹脂フィルム14sをそれぞれ個別に積層した状態として示すが、ラミネート工程を経た後は、一体としての透光性封止樹脂部14(図2B)を形成する。
したがって、第1板状部材11と第2板状部材12の間に位置する透光性封止樹脂部14の内部には、太陽電池セルアレイ13caが配置されることになる。つまり、太陽電池セルアレイ13caは、透光性封止樹脂部14によって気密に封止されている。太陽電池セルアレイ13caは、アレイ状に配置された複数の太陽電池セル13cと、複数の太陽電池セル13cを相互に電気的に接続する金属線等の導体材料からなる内部接続配線16とによって構成されている。
引き出し配線導出穴12hは、穴の縁部に面取り部12hc、または図示しない座繰り部が形成されている。したがって、引き出し配線導出穴12hの縁部での機械的強度を向上させることが可能となり、引き出し配線導出穴12hの破損を防止し、第2板状部材12の機械的強度を向上させて、生産性及び信頼性の高い太陽電池モジュール1とすることができる。
また、引き出し配線17は、太陽電池13に接続する内部接続配線16が延長されたものである。面取り部12hcまたは座繰り部は、このような引き出し配線17が引き出し配線導出穴12hによって損傷するのを防止する作用もなす。
また、面取り部12hcまたは座繰り部は、透光性封止樹脂部14を形成するとき、引き出し配線導出穴12hへの透光性封止樹脂部14の流動性(充填性)を高める作用もなす。このため、引き出し配線導出穴12hに延長して形成される透光性封止樹脂部14が確実に形成される。なお、面取り部12hcは、例えば0.5mm程度の幅で形成することによって十分な効果を奏することができる。
また、面取り部12hcまたは座繰り部は、第2板状部材12の両面に形成されていることが好ましい。これにより、引き出し配線導出穴12hの縁部での機械的強度をさらに向上させることが可能となり、第2板状部材12の機械的強度をさらに向上させ、生産性及び信頼性をさらに向上させた太陽電池モジュール1とすることができる。また、引き出し配線導出穴12hへの透光性封止樹脂部14の流動性をさらに高めることができるので、引き出し配線導出穴12hでの透光性封止樹脂部14を確実に形成することができる。
引き出し配線導出穴12hに延長して形成された透光性封止樹脂部14は、第2板状部材12の外側の表面12sに対して面一の状態または突出した状態とされていることが好ましい。この構成により、引き出し配線導出穴12hを確実に封止し、また、引き出し配線17を引き出し配線導出穴12hの壁面から確実に分離することができる。このため、信頼性の高い太陽電池モジュール1とすることができる。
なお、第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sを溶着(圧着)して透光性封止樹脂部14を形成するとき(太陽電池積層封止工程/ラミネート工程/圧着工程)、透光性封止樹脂部14が引き出し配線導出穴12hから第2板状部材12の表面の外側へ流出することがある。
このため、通気性及び耐熱性を有する流出樹脂成形部材18s(例えば通気性のあるフッ素系樹脂フィルム、あるいは耐熱性綿)により、引き出し配線導出穴12hを塞ぐことが好ましい。これによって、透光性封止樹脂部14が第2板状部材12の外側の表面12sから外側へ流出しないようにすることができる。また、流出樹脂成形部材18sにより引き出し配線導出穴12hを塞ぐことによって、透光性封止樹脂部14の露出表面を第2板状部材12の外側の表面12sと面一あるいはわずかに突出させた状態とすることができる。
また、屈曲部17bから延長された引き出し配線17に対応させて流出樹脂成形部材18sの延長方向に接着防止部材18f(例えばフッ素系樹脂フィルム)を配置することが好ましい。接着防止部材18fは、引き出し配線17に対応して配置されていることから、仮に透光性封止樹脂部14が流出樹脂成形部材18sから外側へ漏出したときでも、引き出し配線17が第2板状部材12に接着するのを防止でき、引き出し配線17の弾性を確保することができる。
流出樹脂成形部材18sが配置される領域に対しても接着防止部材18fを適用する形態とすることも可能である。つまり、これらの領域に対し、接着防止部材18fのみを使用することも可能である。しかし、成形性を向上させるためには、接着防止部材18fと流出樹脂成形部材18sとを併用することが好ましい。
また、内部接続配線16は、引き出し配線導出穴12h付近で屈曲し、引き出し配線導出穴12hの開口形状に沿わせることで引き出し配線17として導出されている。したがって、引き出し配線導出穴12hの口径をできるだけ小さくすることが可能になり、引き出し配線導出穴12hを形成した場合でも第2板状部材12の強度を保持することができる。
また、引き出し配線17は、引き出し配線導出穴12hから導出された部分(位置)で屈曲され、例えば、屈曲部17bを有している。したがって、引き出し配線17と接続ケーブル24との接続を容易に行うことができる。例えば、引き出し配線17は、第2板状部材12の外側の表面12sから離れた屈曲部17bで屈曲されている。そして、屈曲部17bを引き出し配線導出穴12hから離して配設することで、引き出し配線導出穴12hが、作業性及び信頼性良く容易に閉塞される。
また、屈曲部17bを設けることで、外部に配置された接続ケーブル24に対する接続が容易になる。屈曲部17bは、例えば端子ボックス20もしくはダイオードボックス21の筐体内部に固定されたケーブル端子24t(図4A、図4B参照)と高さを揃えることが好ましい。
また、ケーブル端子24tに引き出し配線17の先端と嵌合する嵌合部を設けても構わない。
上述したとおり、接着防止部材18fは、屈曲部17bから延長して第2板状部材12の表面に沿って配置された引き出し配線17が、透光性封止樹脂部14から流出した樹脂によって第2板状部材12と接着するのを防止する。したがって、引き出し配線17と接続ケーブル24とを接続するときに、引き出し配線17を自由に取り扱うことができる。
流出樹脂成形部材18sは、通気性及び耐熱性を有する。透光性封止樹脂部14は、流出樹脂成形部材18sの作用によって第2板状部材12の外側の表面12sに対し、面一の状態または突出した状態となるように成形される。これにより、透光性封止樹脂部14が精度良く成形される。
なお、接着防止部材18f、及び流出樹脂成形部材18sは、透光性封止樹脂部14を形成した後に取り外しても良い。
引き出し配線17は、外部に配置された接続ケーブル24と接続され、端子ボックス20で被覆され、保護される。また、太陽電池13に接続されたバイパスダイオード(不図示)を接続するダイオードボックス21が端子ボックス20と同様の態様及び形状で配置されている。バイパスダイオードを接続するための引き出し配線17、及び引き出し配線導出穴12hは、端子ボックス20に対する引き出し配線17、及び引き出し配線導出穴12hと同様に形成されている。
つまり、図1では、端子ボックス20に対応させた引き出し配線導出穴12h、引き出し配線17、ダイオードボックス21に対応させた引き出し配線導出穴12h、引き出し配線17をそれぞれ表している。なお、端子ボックス20の詳細な構造については、実施の形態2で説明する。
太陽電池13は、太陽電池セル13cを複数接続して形成した太陽電池セルアレイ13caとされている。太陽電池セル13cは、例えば、結晶系半導体材料、またはアモルファス系半導体を適用した薄膜半導体材料にpn接合などの半導体接合を形成して構成した発電素子である。
なお、太陽電池13は、第1板状部材11の内側表面に直接形成された薄膜型太陽電池とすることも可能である。この場合は、第1板状部材11及び太陽電池13に対向して第2積層圧着樹脂フィルム14s(透光性封止樹脂部14)、第2板状部材12が配置された形状となる。
太陽電池セル13cの両端には端子電極13tが形成され、内部接続配線16に接続されている。太陽電池セルアレイ13caは、アレイ状に配置した太陽電池セル13cを内部接続配線16によって接続して構成される。引き出し配線17は、内部接続配線16の延長部として構成され、引き出し配線導出穴12hから取り出されている。内部接続配線16、引き出し配線17は、例えば銅の薄板に半田メッキを施して形成される。
太陽電池モジュール1は、平面視略矩形状を有している。第1板状部材11及び第2板状部材12は互いに同一の形状であり、これらが重ね合わされ、第1板状部材11の外側の表面が太陽光を受光する受光面(表面)とされている。したがって、太陽電池モジュール1の外周端部は付属部材(例えば、従来技術での端子ボックス)が存在しない板状とされ、整合され、整形された状態となっており、どのような取り付け構造に対しても対応可能な状態とされている。
つまり、太陽電池モジュール1は、矩形状の外周端部に配線部(端子ボックス)などの部材を配置する必要性を解消させた整形状態としてあることから、容易に敷き詰めることが可能となり、採光型の太陽電池モジュール1を幅広い用途へ適用することが可能となる。また、これにより、太陽電池モジュール1は、ガスケット構造への適用が可能となる(実施の形態3参照)。
また、第1板状部材11と第2板状部材12とは、相互に対向するように太陽電池13及び透光性封止樹脂部14で規定される一定の間隔を持って平行に配置されている。第1板状部材11及び第2板状部材12としては、たとえば、青板ガラス、白板ガラス、型板ガラス、強化ガラス、倍強化ガラスまたは網入りガラスなどを利用することが可能である。第1板状部材11と第2板状部材12とは必ずしも同種の板ガラスである必要はなく、異種の板ガラスを組み合わせて使用しても良い。
どのような種類の板ガラスを使用するかは、太陽電池モジュール1が設置される周辺環境などを考慮して適宜選択することが可能である。なお、本実施の形態における太陽電池モジュール1は、採光型の太陽電池モジュール1として構成されたものであり、受光面側に位置する第1板状部材11のみならず非受光面側に位置する第2板状部材12についても透光性の板ガラスによって構成されている。
太陽電池モジュール1の内部は、透光性封止樹脂部14によって充填されている。つまり、透光性封止樹脂部14は、太陽電池モジュール1の内部空間(第1板状部材11及び第2板状部材12で挟まれた空間)に延長して形成されている。すなわち、第1板状部材11と太陽電池13(太陽電池セルアレイ13ca)との間に形成される僅かな隙間、第2板状部材12と太陽電池13(太陽電池セルアレイ13ca)との間に形成される僅かな隙間及び太陽電池セル13c相互間に形成される僅かな隙間にも、透光性封止樹脂部14が延在している。
第2板状部材12の外側には、端子ボックス20、ダイオードボックス21が設けられている。端子ボックス20は、太陽電池モジュール1の内部に配設された太陽電池13の出力を外部に引き出すためのものである。また、ダイオードボックス21は、太陽電池セル13cが有する端子電極13t相互間に接続されたバイパスダイオードを収容するためのものである。
端子ボックス20には接続ケーブル24が設けられている。接続ケーブル24は、端子ボックス20の内部で引き出し配線17と接続されている。引き出し配線17、接続ケーブル24、端子ボックス20については、実施の形態2でさらに詳細を説明する。
上述したとおり、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1では、第1板状部材11及び第2板状部材12の端部を整合させ、整形することが可能となり、また、端子ボックス20、ダイオードボックス21を背面側に配置することから、受光面側から見た外観を凹凸の無い単一平面にすることができ、外部から見たときのデザイン性を向上させることができる。
また、太陽電池モジュール1は、外周端部を平板状としてあり、他の部材(例えば端子ボックス20)を配置していないことから、外周端部が構成する面積に対して太陽電池13が構成する面積を極限まで拡大することが可能となり、面積利用率を向上させ、また、外観意匠性を向上させることが可能となる。
(太陽電池モジュールの組み立て構造及び製造手順)
次に、本実施の形態における太陽電池モジュール1の組み立て構造及び製造手順について説明する(図1参照)。
先ず、太陽電池13を形成する(太陽電池形成工程)。太陽電池13は、複数の太陽電池セル13cを接続して形成して太陽電池セルアレイ13caとされている。また、第2板状部材12に引き出し配線導出穴12hを予め形成しておく(導出穴形成工程)。
次に、太陽電池13の両面に、第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sを対称的に配置する(積層工程)。さらに、第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sの外側に、第1板状部材11及び第2板状部材12を対称的に配置する(積層工程)。つまり、積層及び重畳された第1板状部材11/第1積層圧着樹脂フィルム14f/太陽電池13/第2積層圧着樹脂フィルム14s/第2板状部材12で構成された積層体を準備する(積層工程)。
なお、太陽電池13を第1板状部材11に直接形成した薄膜型太陽電池とした場合は、第1板状部材11及び太陽電池13は予め一体化されているので、第1積層圧着樹脂フィルム14fは省略される。つまり、太陽電池13が形成された第1板状部材11/第2積層圧着樹脂フィルム14s/第2板状部材12の積層体とされる(積層工程)。
積層工程によって得られた積層体(第1板状部材11/第1積層圧着樹脂フィルム14f/太陽電池13/第2積層圧着樹脂フィルム14s/第2板状部材12)を、真空条件下において加熱し、この状態で上下方向から圧力をかける。これにより、第1板状部材11と第2板状部材12の間の隙間に透光性封止樹脂部14を形成する(太陽電池積層封止工程/ラミネート工程/圧着工程)。
つまり、積層及び重畳された第1板状部材11/第1積層圧着樹脂フィルム14f/太陽電池13/第2積層圧着樹脂フィルム14s/第2板状部材12に、真空状態の下で加熱加圧処理を施すことにより、ラミネート処理を行う。
以下、さらに具体的に説明する。
先ず、第1板状部材11の上に第1積層圧着樹脂フィルム14fを敷き、その上にアレイ状に配置した太陽電池セル13cを重ねて配置する。発電部材(起電力回路)としての太陽電池セルアレイ13ca(太陽電池13)は、太陽電池セル13cを内部接続配線16によって電気的に接続して形成される。太陽電池セルアレイ13caは、第1積層圧着樹脂フィルム14fに重ねる前に形成されても良く、また、第1積層圧着樹脂フィルム14fに配置した状態で内部接続配線16を接続することによって形成されても良い。
なお、第1積層圧着樹脂フィルム14fは複数枚で構成されていても良い。複数枚で構成することにより、膜厚の制御をより高精度に行うことができる。
端子ボックス20で接続ケーブル24と接続される引き出し配線17は、第2板状部材12に設けられた引き出し配線導出穴12hに挿入できる位置で、内部接続配線16を上方(引き出し配線導出穴12h側)に折り曲げて形成される(図2A、図2B)。
薄膜型太陽電池(太陽電池13)を、直接、第1板状部材11の表面に形成したときは、内部接続配線16を太陽電池13に対して適宜接続し、内部接続配線16を延長させて引き出し配線17を適宜形成すれば良い。
次に、太陽電池13に重ねて第2積層圧着樹脂フィルム14sを敷く。第2積層圧着樹脂フィルム14sには、引き出し配線17を引き出し配線導出穴12hに挿入できる位置に穴またスリットが形成されている。つまり、引き出し配線17は、第2積層圧着樹脂フィルム14sを貫通して引き出し配線導出穴12hの外側へ導出されている。
なお、第2積層圧着樹脂フィルム14sは複数枚で構成されていても良い。第2積層圧着樹脂フィルム14sを複数枚で構成することにより、膜厚の制御をより高精度に行うことができる。
次に、第2積層圧着樹脂フィルム14sに重ねて第2板状部材12を敷く。このとき、引き出し配線17は、第2板状部材12に設けられた引き出し配線導出穴12hを貫通して第2板状部材12の外側へ取り出される。
また、ラミネート工程に備えて、引き出し配線17を屈曲部17bで折り曲げておく。これにより、引き出し配線17は、第2板状部材12に沿った配置状態とされる。なお、上述したとおり、第2板状部材12に設けた引き出し配線導出穴12hから、ラミネート工程(封止工程)で溢れ出した透光性封止樹脂部14の一部樹脂によって、引き出し配線17と第2板状部材12とが接着されることを防ぐため、折り曲げた引き出し配線17と第2板状部材12との間に、例えばフッ素系樹脂フィルムで構成された接着防止部材18fを挿入しておく。
また、引き出し配線導出穴12hでの第2板状部材12からの透光性封止樹脂部14の一部樹脂の溢れ出しを、第2板状部材12の外側の表面12sと面一に抑制して成形するため、通気性を持たせた流出樹脂成形部材18sで引き出し配線導出穴12hを覆う。流出樹脂成形部材18sに通気性を持たせることによって、気泡が内包されることを防止して、成形性及び信頼性を向上させることができる。
積層体(第1板状部材11/第1積層圧着樹脂フィルム14f/太陽電池13/第2積層圧着樹脂フィルム14s/第2板状部材12)を形成した後、第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sに対し、加熱加圧による溶着処理を施す。これにより、第1板状部材11及び第2板状部材12の熱溶着を行う(ラミネート工程/封止工程)。
ラミネート工程(封止工程)での加熱加圧によって、第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sは、溶融して流動し、第1板状部材11及び第2板状部材12の間を隙間なく充填する。溶融した第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sは、その後の架橋反応によって硬化し、透光性封止樹脂部14を形成する。
上述したとおり、積層工程、ラミネート工程、及び封止工程によって第1板状部材11と第2板状部材12との間に透光性封止樹脂部14が形成される。また、透光性封止樹脂部14によって太陽電池セルアレイ13ca(太陽電池13)が封止される。なお、引き出し配線導出穴12hに透光性封止樹脂部14が延長して形成されるように第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sの種類、膜厚、加熱加圧条件などを適宜選定することが必要である。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1では、第1板状部材11/第1積層圧着樹脂フィルム14f/太陽電池13/第2積層圧着樹脂フィルム14s/第2板状部材12をこの順で順次積層して重ねた後、第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sを加熱加圧して透光性封止樹脂部14を形成する製造工程とした。
しかし、完成後(封止工程後)の形状が、図2Bに示した構造となれば良く、例えば、重ねる順序を逆にして、第2板状部材12/第2積層圧着樹脂フィルム14s/太陽電池13/第1積層圧着樹脂フィルム14f/第1板状部材11をこの順で順次積層して重ねた後、第1積層圧着樹脂フィルム14f及び第2積層圧着樹脂フィルム14sを加熱加圧して透光性封止樹脂部14を形成する製造工程とすることも可能である。
積層工程、ラミネート工程、及び封止工程によって形成された太陽電池モジュール1の裏面(第2板状部材12)の引き出し配線導出穴12hを被覆するように端子ボックス20を配置して取り付ける。また、バイパスダイオードを接続するために形成された引き出し配線導出穴12hを被覆するようにダイオードボックス21を配置して取り付ける。以上により、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1が製造される。
なお、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1では、端子ボックス20と、ダイオードボックス21とを別々に配置したが、共通の筐体とすることも可能である。例えば、ダイオードボックス21の内部に配置され接続されていたバイパスダイオードを端子ボックス20に配置して接続することも可能である。
(太陽電池モジュールの製造方法)
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1の製造方法は、次のとおりとなる。
つまり、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1の製造方法は、透光性を有し受光面を構成する第1板状部材11と、太陽電池13と、太陽電池13に接続された引き出し配線17を導出する引き出し配線導出穴12hを備えた透光性を有する第2板状部材12と、第1板状部材11と第2板状部材12との間に形成され太陽電池13を封止する透光性封止樹脂部14とを備える太陽電池モジュール1の製造方法である。
また、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1の製造方法は、設置時に太陽電池モジュール1の端部の整形状態を要求される施工方法への適合性を持たせた採光型の太陽電池モジュール1を生産性良く製造することを目的とする。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1の製造方法は、第2板状部材12に引き出し配線導出穴12hを形成する導出穴形成工程と、第1板状部材11、第1積層圧着樹脂フィルム14f、太陽電池13、第2積層圧着樹脂フィルム14s、第2板状部材12を積層して積層体を形成する積層工程と、積層体を加熱加圧して第1板状部材11及び第2板状部材12の間に透光性封止樹脂部14を形成し太陽電池13を封止する太陽電池積層封止工程とを備える。
この構成により、第1板状部材11及び第2板状部材12の端部(太陽電池モジュール1の端部)を板状に整形した状態とすることができ、設置時に端部の整形状態を要求される施工方法への適合性を持たせた採光型の太陽電池モジュール1を生産性良く製造することができる。
(実施例1−1:薄膜太陽電池の場合)
次に、太陽電池モジュールの製造方法の第1の実施例について図4を参照しつつ説明する。図4では、太陽電池が、第1板状部材に直接形成された薄膜型太陽電池である例を示す。
ここで、第1板状部材に相当する受光面ガラス、及び第2板状部材に相当するバックガラスには、次のような大きさのものを用いる。
・受光面ガラス(第1板状部材):1000mm×1200mm、厚さ6mm
・バックガラス(第2板状部材):1000mm×1200mm、厚さ8mm
先ず、太陽電池モジュール1Aの製造にあたり、受光面ガラス(11)に太陽電池を形成する(太陽電池形成工程)。
すなわち、微結晶シリコンを受光面ガラス(11)の上に積層することにより太陽電池(13)を形成する。また、バックガラス(12)に、引き出し配線導出穴を形成する(導出穴形成工程)。引き出し配線導出穴(12h)は、バックガラス(12)に、直径10mmの円形状の貫通孔を4箇所に穿設することにより形成する。
次いで、太陽電池に、内部接続配線(16)を接続する。そして、バックガラスの引き出し配線導出穴(12h)の位置に合うように、内部接続配線を折り曲げる。内部接続配線は、幅6mm、厚さ0.3mmのハンダメッキ銅線をPET等の絶縁性樹脂で被覆したものを用いる。
次いで、受光面ガラス(11)の太陽電池を形成した側の面に、第2積層圧着樹脂フィルムとバックガラス(12)とを順に積層する(積層工程)。この場合、第1板状部材である受光面ガラス、及び太陽電池は、予め一体化して形成されている。そのため、第1積層圧着樹脂フィルムは省略される。つまり、太陽電池が形成された受光面ガラス(11)/第2積層圧着樹脂フィルム/バックガラス(12)の積層体とされる。
第2積層圧着樹脂フィルムには、シート状のEVAを用いる。このシート状のEVAには、予め切れ込みを形成しておく。そして、シート状のEVAの切れ込みと、バックガラスの引き出し配線導出穴とを通じて、内部接続配線をバックガラスの外側へ導出し、引き出し配線とする。
次いで、各引き出し配線導出穴(12h)から、バックガラス(12)の外側面へ導出した引き出し配線を、バックガラスの表面に沿うように屈曲させる。
次いで、綿生地からなる流出樹脂成形部材を用いて、引き出し配線が導出されているバックガラスの引き出し配線導出穴を塞ぐ。綿生地は通気性を有するので、気泡が内包されるのを防止し、成形性及び信頼性を向上させる。また、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂材からなる板状の接着防止部材を、屈曲させた引き出し配線とバックガラスとの間に配設する。これにより、引き出し配線とバックガラスとが接着されるのを防ぐ。
続いて、太陽電池が形成された受光面ガラス、第2積層圧着樹脂フィルム(シート状のEVA)、及びバックガラスの積層体に加熱加圧処理を施す(ラミネート工程)。これにより、EVAを溶融させて受光面ガラスとバックガラスとの間に流動させる。さらに、溶融したEVAが、その後の架橋反応により硬化し、太陽電池を受光面ガラスとバックガラスとの間を封止し、透光性封止樹脂部を形成する(太陽電池積層封止工程/圧着工程)。
続いて、使用した流出樹脂成形部材と接着防止部材を、バックガラスの外側面から取り除く。
次いで、2個の端子ボックス(20)を、バックガラス(12)の引き出し配線導出穴を被覆するようにそれぞれ配置する。端子ボックスは、PPO(ポリフェニレンオキシド)樹脂からなり、底面に40mm×30mmの開口部を備えている。バックガラスの引き出し配線導出穴から導出された引き出し配線を、端子ボックスの開口部から端子ボックスの内部へ引き込む。
次いで、端子ボックス(20)の底面をバックガラス(12)に接着する。端子ボックス内部に引き込んだ引き出し配線と、接続ケーブルから延長されたケーブル端子とを接続する。なお、ケーブル端子間には、ダイオードが接続されている。
最後に、端子ボックス(20)の内部にシリコーン樹脂を充填して封止する。
これにより、図4に示すような太陽電池モジュール1Aを得る。太陽電池モジュール1Aは、周縁部を板状に整形された状態となっており、設置時に端部の整形状態を要求されるような施工方法への適合性を持たせた採光型のものとすることができる。
(実施例1−2:結晶シリコン系太陽電池の場合)
次に、太陽電池モジュールの製造方法の第2の実施例について図5を参照しつつ説明する。図5では、太陽電池が、結晶シリコン系の太陽電池である例を示す。
ここで、第1板状部材に相当する受光面ガラス、及び第2板状部材に相当するバックガラスには、次のような大きさのものを用いる。
・受光面ガラス(第1板状部材):1000mm×1800mm、厚さ8mm
・バックガラス(第2板状部材):1000mm×1800mm、厚さ10mm
先ず、太陽電池モジュール1Bの製造にあたり、太陽電池を形成する(太陽電池形成工程)。太陽電池(13)は、多結晶シリコンからなり、1辺が156mmの略正方形状の太陽電池セル(13c)を10枚用い、略U字状に直列接続して形成して太陽電池ストリングを形成する。例示の形態では、かかる太陽電池ストリングを5台形成している。
次いで、バックガラス(12)に、引き出し配線導出穴(12h)を形成する(導出穴形成工程)。引き出し配線導出穴は、バックガラスに、直径10mmの円形状の貫通孔を12箇所に穿設することにより形成する。
次いで、太陽電池ストリング同士を接続して太陽電池セルアレイ(13ca)を形成する。すなわち、幅6mm、厚さ0.3mmのハンダメッキ銅線を使用して、全ての太陽電池ストリングの両端からそれぞれの引き出し配線を接続し、太陽電池ストリング同士を接続する。また、引き出し配線を、バックガラス(12)の引き出し配線導出穴(12h)の位置に合うように折り曲げておく。
次いで、受光面ガラス(11)の上に、シート状のEVA(第1積層圧着樹脂フィルム)、太陽電池セルアレイ(13ca)、シート状のEVA(第2積層圧着樹脂フィルム)、及びバックガラス(12)を順に積層し、積層体を準備する(積層工程)。シート状のEVAには、予め切れ込みを形成しておく。そして、シート状のEVAの切れ込みと、バックガラスの引き出し配線導出穴とを通じて、内部接続配線をバックガラスの外側へ導出し、引き出し配線とする。
次いで、引き出し配線導出穴(12h)からバックガラス(12)の外側面へ導出させた引き出し配線を、バックガラスの表面に沿うように屈曲させる。
次いで、綿生地からなる流出樹脂成形部材を用いて、引き出し配線が導出されているバックガラスの引き出し配線導出穴を塞ぐ。綿生地は通気性を有するので、気泡が内包されるのを防止し、成形性及び信頼性を向上させる。また、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂材からなる板状の接着防止部材を、屈曲させた引き出し配線とバックガラスとの間に配設する。これにより、引き出し配線とバックガラスとが接着されるのを防ぐ。
続いて、受光面ガラス、シート状のEVA、太陽電池セルアレイ、シート状のEVA、及びバックガラスからなる前記積層体に、真空環境下で加熱加圧処理を施す(ラミネート工程)。これにより、EVAを溶融させて受光面ガラス(11)とバックガラス(12)との間に流動させる。さらに、溶融したEVAが、その後の架橋反応により硬化し、太陽電池を受光面ガラスとバックガラスとの間を封止し、透光性封止樹脂部を形成する(太陽電池積層封止工程/圧着工程)。
続いて、使用した流出樹脂成形部材と接着防止部材をバックガラスの外側面から取り除く。
次いで、端子ボックス(20)及びダイオードボックス(21)を、バックガラス(12)の各引き出し配線導出穴(12h)を被覆するように配置する。端子ボックス及びダイオードボックスは、PPO(ポリフェニレンオキシド)樹脂からなり、底面に16mm×2mmの開口部をそれぞれ備えている。また、バックガラス(12)の各引き出し配線導出穴(12h)から導出された引き出し配線を、端子ボックス(20)及びダイオードボックス(21)の各開口部から、それぞれのボックス内部へ引き込む。
次いで、これらの端子ボックス(20)及びダイオードボックス(21)の底面をバックガラス(12)に接着してこれらを取り付ける。そして、端子ボックス内部に引き込んだ引き出し配線と、接続ケーブルから延長されたケーブル端子とを接続する。また、ダイオードボックスの内部に引き込んだ引き出し配線とダイオードとを接続する。
最後に、端子ボックス及びダイオードボックス内部にシリコーン樹脂を充填して封止する。
これにより、太陽電池モジュール1Bを得る。太陽電池モジュール1Bは、周縁部を板状に整形された状態となっており、設置時に端部の整形状態を要求されるような施工方法への適合性を持たせた採光型のものとすることができる。
<実施の形態2>
図6Aないし図6Eに基づいて、本実施の形態に係る太陽電池モジュールに適用した端子ボックス、及び、端子ボックスの内部に配置された引き出し配線、屈曲部、配線端子の配置形態等について説明する。なお、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの基本的な構成は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール1と同様であるので、上記で用いた参照符号を適宜援用して説明が重複するのを避け、上記と異なる事項について主に説明する。
図6Aは、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールにおいて、端子ボックスの配置例(実施例2−1)を概念的に示す部分断面図である。また、図6Bは、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールにおいて、端子ボックスの配置例(実施例2−2)を概念的に示す部分断面図である。
図6A及び図6Bに示す形態に係る端子ボックス20(実施例2−1、実施例2−2)は、引き出し配線導出穴12hを被覆するように配置されている。また、端子ボックス20は、引き出し配線17(配線端子17t)、及び接続ケーブル24から延長されたケーブル端子24tを筐体20cの内部に収容し、電気的な絶縁性、安全性、及び信頼性を確保している。端子ボックス20の底面20bは、第2板状部材12に接着されている。なお、底面20bの開口部20wと引き出し配線導出穴12hとは、互いに位置合わせがなされている。
内部接続配線16から延長された引き出し配線17は、引き出し配線導出穴12hから導出された部分で屈曲されている。屈曲する部分は、例えば、屈曲部17b、屈曲部17cである。このうち、例えば屈曲部17bは、引き出し配線導出穴12hの上部であって、内側面20rsから間隔Dwとなる部分に形成される。したがって、接続ケーブル24のケーブル端子24tと配線端子17t(引き出し配線17)との接続を容易に行うことができる。通常、配線端子17tとケーブル端子24tとは半田付けされる。
また、端子ボックス20は、接続ケーブル24に接続されたケーブル端子24tを筐体20cの内側に設けている。ケーブル端子24tは、端子ボックス20の筐体20cの外部に取り付けた防水コネクタ25を介して接続ケーブル24に接続されている。
端子ボックス20(筐体20c)の内側で配線端子17tとケーブル端子24tとを接続し、ケーブル端子24tと接続ケーブル24とを筐体20cの外部に配置した防水コネクタ25を介して接続することにより、メンテナンス性を向上させることができる。なお、防水コネクタ25の代わりに通常のコネクタを採用することも可能である。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1では、端子ボックス20(実施例2−1、実施例2−2)が、引き出し配線導出穴12hに対応する開口部20wを設けた底面20bを有する。底面20bは、第2板状部材12に接着されている。したがって、引き出し配線導出穴12hを外部から遮断することが可能となるので、引き出し配線導出穴12hを介して外部から太陽電池モジュール1の内部へ水分が侵入することを防止し、信頼性を向上させることができる。
また、端子ボックス20の底面20bを第2板状部材12(第2板状部材12の外側の表面12s)に接着することから、引き出し配線導出穴12hを形成したことによる第2板状部材12の物理的強度の低下を防止して物理的強度を向上させることができる。端子ボックス20の筐体20cは、例えばアルミニウムなどの軽量金属、機械的強度の強い合成樹脂などで形成することができる。なお、端子ボックス20に外部から開閉可能な蓋(図示省略)を設けておくことにより、端子ボックス20を第2板状部材12に接着した後に、引き出し配線17(配線端子17t)と接続ケーブル24(ケーブル端子24t)とを容易に接続することができる。
(実施例2−1)
図6Aに示す実施例2−1に係る端子ボックス20では、開口部20wは、引き出し配線導出穴12hに位置合わせされた突起部20pを備える。したがって、引き出し配線導出穴12hに対する端子ボックス20の位置合わせを容易かつ高精度に行なうことが可能となり、生産性の高い太陽電池モジュール1とすることができる。なお、突起部20pは、位置決めに適用できれば良いことから、例えばピン状とすることができる。
また、引き出し配線導出穴12hに対する端子ボックス20の位置合わせを容易かつ高精度に行えることから、引き出し配線17の先端部にある配線端子17tと接続ケーブル24の接続位置にあるケーブル端子24tとを精度良く容易に嵌合することができる。
図6Aでは、内部接続配線16は、引き出し配線導出穴12h付近で屈曲され、引き出し配線導出穴12hの開口形状(開口端面形状)に沿わせて引き出し配線17として導出されている。
さらに、端子ボックス20の第2板状部材12側の内側面20rsと引き出し配線17との間隔Dwは、突起部20pの突出分以上としてある。したがって、端子ボックス20を引き出し配線導出穴12hに位置決めするときの機械的ストレス、もしくは引き出し配線17の先端部にある配線端子17tと接続ケーブル24とを接続するときの機械的ストレスが引き出し配線導出穴12h付近の引き出し配線17に加わりにくくなる。
また、引き出し配線17は、第2板状部材12の引き出し配線導出穴12hから引き出された外部で屈曲部17bを備え、端子ボックス20等の周囲の部材から分離されて接触しないように配置されているので、端子ボックス20を配置するとき、引き出し配線17の配線端子17tと接続ケーブル24のケーブル端子24tとは、弾性を伴った状態で接続される。つまり、引き出し配線導出穴12h付近の引き出し配線17に対して機械的ストレスが加わりにくくなる。
引き出し配線導出穴12hの開口形状(開口端面形状)に沿わせて引き出し配線17を導出している場合において、透光性封止樹脂部14で埋められた引き出し配線導出穴12hから引き出された引き出し配線17は、透光性封止樹脂部14に対する界面で隙間を生じにくい。したがって、仮に端子ボックス20の外部から侵入した水分が開口部20w付近に到達したときでも太陽電池モジュール1の内部への水分の侵入を抑制することができる。
また、引き出し配線17は、第2板状部材12の引き出し配線導出穴12hから引き出された外部で屈曲部17bを備え、端子ボックス20等の周囲の部材とは接触していない。
したがって、引き出し配線17の配線端子17tと接続ケーブル24のケーブル端子24tとの接続での発熱が第2板状部材12の側に伝わりにくい構成とすることが可能であり、引き出し配線導出穴12h付近での熱ストレスを緩和することができる。
特に、ダイオードなどの発熱する素子を含むダイオードボックス21に適用した場合は熱ストレスを効果的に緩和することが可能となる。
また、端子ボックス20を引き出し配線導出穴12hに合わせる際の機械的ストレス、もしくは引き出し配線17の先端部にある配線端子17tと接続ケーブル24のケーブル端子24tとを接続する際の機械的ストレスが引き出し配線導出穴12h付近の引き出し配線17に伝わりにくいので、自動化した生産装置による製造を行うことが可能となり、生産性及び信頼性を向上させることができる。
また、図示していないが、配線端子17tと接続ケーブル24とを接続した後、端子ボックス20内に対して部分的あるいは全体的にシリコーン樹脂等の封止樹脂を封入して封止することが可能であり、封止樹脂による封止によって、太陽電池モジュール1の内部への水分の侵入をさらに抑制することができる。
また、ラミネート工程及び封止工程において、屈曲部17bを保持する保持部材を用いることが好ましい。保持部材を用いることによって、ラミネートする際の圧着力による引き出し配線17もしくは屈曲部17bの予期しない変形を防止することができる。あるいは、ラミネートの圧着力を用いて保持部材の形状に沿わせた屈曲部17bもしくは屈曲部17c(配線端子17t)を形成することが可能となる。
これにより、第2板状部材12の引き出し配線導出穴12hに対して相対的に位置/形状を調整した屈曲部17bもしくは配線端子17t(屈曲部17c)を成形することが可能となるので、引き出し配線17のばらつきや組み立てばらつきによる屈曲部17bもしくは配線端子17tの位置ずれを抑制して引き出し配線17と接続ケーブル24との接続を容易に行うことができる。
また、保持部材は、流出樹脂成形部材18sもしくは接着防止部材18fを兼ねた構成とすることも可能である。
(実施例2−2)
図6Bに示す実施例2−2に係る端子ボックス20では、開口部20wは、引き出し配線17に対応させたスリット状とされている。したがって、引き出し配線導出穴12hを介して引き出される引き出し配線17の周囲の隙間を抑制して引き出し配線17と端子ボックス20とを高精度に位置決めすることが可能となり、また、外部から太陽電池モジュール1の内部へ水分が浸入することを抑制することが可能となるので、生産性及び信頼性を向上させることができる。
引き出し配線17に対する端子ボックス20の位置合わせを容易かつ高精度に行えることから、引き出し配線17の先端部にある配線端子17tと接続ケーブル24の接続位置にあるケーブル端子24tとを精度良く容易に嵌合することができる。
図6Bでは、内部接続配線16は、引き出し配線導出穴12h付近で屈曲され、引き出し配線導出穴12hの開口形状(開口端面形状)に沿わせて引き出し配線17として導出されている。
さらに、端子ボックス20の第2板状部材12側の内側面20rsと引き出し配線17とは、間隔Dwを介して配置されている。したがって、端子ボックス20を引き出し配線導出穴12hに位置決めするときの機械的ストレス、もしくは引き出し配線17の先端部にある配線端子17tと接続ケーブル24とを接続するときの機械的ストレスが引き出し配線導出穴12h付近の引き出し配線17に加わりにくくなる。
また、引き出し配線17は、第2板状部材12の引き出し配線導出穴12hから引き出された外部で屈曲部17bを備え、端子ボックス20等の周囲の部材から分離されて接触しないように配置されているので、端子ボックス20を配置するとき、引き出し配線17の配線端子17tと接続ケーブル24のケーブル端子24tとは、弾性を伴った状態で接続される。つまり、引き出し配線導出穴12h付近の引き出し配線17に対して機械的ストレスが加わりにくくなる。
透光性封止樹脂部14で埋められた引き出し配線導出穴12hからスリット状の開口部20wを介して引き出された引き出し配線17は、透光性封止樹脂部14に対する界面で隙間を生じにくい。したがって、仮に端子ボックス20の外部から侵入した水分が開口部20w付近に到達したときでも太陽電池モジュール1の内部への水分の侵入を抑制することができる。
また、引き出し配線17は、第2板状部材12の引き出し配線導出穴12hから引き出された外部で屈曲部17bを備え、端子ボックス20等の周囲の部材とは接触していない。
したがって、引き出し配線17の配線端子17tと接続ケーブル24のケーブル端子24tとの接続での発熱が第2板状部材12の側に伝わりにくい構成とすることが可能であり、引き出し配線導出穴12h付近の熱ストレスを緩和することができる。
特に、ダイオードなどの発熱する素子を含むダイオードボックス21に適用した場合は熱ストレスを効果的に緩和することが可能となる。
また、端子ボックス20を引き出し配線導出穴12hに合わせる際の機械的ストレス、もしくは引き出し配線17の先端部にある配線端子17tと接続ケーブル24のケーブル端子24tとを接続する際の機械的ストレスが引き出し配線導出穴12h付近の引き出し配線17に伝わりにくいので、自動化した生産装置による製造を行うことが可能となり、生産性及び信頼性を向上させることができる。
また、図示していないが、配線端子17tと接続ケーブル24とを接続した後、端子ボックス20内に対して部分的あるいは全体的にシリコーン樹脂等の封止樹脂を封入して封止することが可能であり、封止樹脂による封止によって、太陽電池モジュール1の内部への水分の侵入をさらに抑制することができる。
また、ラミネート工程及び封止工程において、屈曲部17bを保持する保持部材を用いることが好ましい。保持部材を用いることによって、ラミネートする際の圧着力による引き出し配線17もしくは屈曲部17bの予期しない変形を防止することができる。あるいは、ラミネートの圧着力を用いて保持部材の形状に沿わせた屈曲部17bもしくは屈曲部17c(配線端子17t)を形成することが可能となる。
これにより、第2板状部材12の引き出し配線導出穴12hに対して相対的に位置/形状を調整した屈曲部17bもしくは配線端子17t(屈曲部17c)を成形することが可能となるので、引き出し配線17のばらつきや組み立てばらつきによる屈曲部17bもしくは配線端子17tの位置ずれを抑制して引き出し配線17と接続ケーブル24との接続を容易に行うことができる。
また、保持部材は、流出樹脂成形部材18sもしくは接着防止部材18fを兼ねた構成とすることも可能である。
なお、実施例2−1及び実施例2−2では、引き出し配線17は、屈曲部17bを備える形態としたが、接続ケーブル24のケーブル端子24tを引き出し配線導出穴12hもしくは開口部20wの直上に配置させた場合には、引き出し配線17は、屈曲部17bを備える必要がない。
さらに、図6Cないし図6Eに基づいて、引き出し配線、屈曲部、及び配線端子の配置状態について説明する。
(実施例2−3)
図6Cは、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールにおいて、端子ボックスに配置された引き出し配線の状態(実施例2−3)を概念的に示す部分断面図である。
実施例2−3に係る引き出し配線17は、土台部材20dに沿って屈曲した屈曲部17bを形成された状態となっている。第2板状部材12の引き出し配線導出穴12hを塞ぐように配置された土台部材20dは、例えばラミネート工程で予め固定することが可能である。また、ラミネート工程での積層方向の圧着力を用いて土台部材20dに沿わせて屈曲部17bを形成することができる。
つまり、土台部材20dは、実施例2−1、実施例2−2で説明した保持部材として作用させることが可能である。なお、土台部材20dは、流出樹脂成形部材18sもしくは接着防止部材18fに置き換えて適用することが可能である。
(実施例2−4)
図6Dは、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの端子ボックスに配置された引き出し配線の状態(実施例2−4)を概念的に示す部分断面図である。
ラミネート工程後に流出樹脂成形部材18sもしくは接着防止部材18fを除去し、その後、引き出し配線17の先端部を起こして配線端子17tを斜め方向へ持ち上げても良い。その場合、屈曲部17bから内部接続配線16側に機械的ストレスを与えないように屈曲部17bを固定して引き出し配線17の先端部を起こすことが好ましい。
(実施例2−5)
図6Eは、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの端子ボックスに配置された引き出し配線の状態(実施例2−5)を概念的に示す部分断面図である。
ラミネート工程で透光性封止樹脂部14が流出樹脂成形部材18s(もしくは接着防止部材18f)を通過して凸状封止樹脂部14bが形成され、引き出し配線17に密着している場合は、凸状封止樹脂部14bと引き出し配線17の密着部分を剥がさないように配線導出穴12hの外側で引き出し配線17の先端部を起こして配線端子17tを斜め方向へ持ち上げるのが好ましい。
このような場合は、屈曲部17b周辺は、凸状封止樹脂部14bによる弾性を伴って立体的に保持されるので、機械的ストレスが引き出し配線導出穴12h付近の引き出し配線17に伝わりにくい。
<実施の形態3>
図7に基づいて、本実施の形態3に係るガスケット方式太陽電池モジュールについて説明する。
本実施の形態に係るガスケット方式太陽電池モジュールは、実施の形態1、実施の形態2に示した太陽電池モジュール1をそのまま適用したものであるので、符号を援用して主に異なる事項について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3に係るガスケット方式太陽電池モジュールのガスケット材の周辺断面を概念的に示す断面図である。
本実施の形態に係るガスケット方式太陽電池モジュール30は、実施の形態1、実施の形態2で説明した太陽電池モジュール1を建材用途に適用可能としたものである。つまり、本実施の形態に係るガスケット方式太陽電池モジュール30は、実施の形態1、実施の形態2に係る太陽電池モジュール1をガスケット方式での施工方法に対応させることを目的とする。
ガスケット方式太陽電池モジュール30は、太陽電池モジュール1の周縁端部に建材用途の固定用シール材であるガスケット材31を結合させてある。ガスケット材31は、例えばクロロプレンゴムで形成される。
ガスケット方式太陽電池モジュール30を構成する太陽電池モジュール1の周縁端部は、ガスケット材31の凹部に配置されたセッティングブロック32に当接して位置決めされ、シール材としてのバックアップ材33でガスケット材31に密着されている。
ガスケット方式太陽電池モジュール30は、非受光面(第2板状部材12)に配置された端子ボックス20を有して周縁端部を平板状とされた(つまり、周縁端部を平板状に整形された)太陽電池モジュール1と、太陽電池モジュール1の端部に結合されたガスケット材31とを備える。
実施の形態1、実施の形態2で示したとおり、接続ケーブル24は、第2板状部材12に形成された引き出し配線導出穴12hから導出された引き出し配線17と接続され、引き出し配線17及び接続ケーブル24の接続部は、端子ボックス20(図6A、図6B参照)で被覆されている。また、端子ボックス20は、引き出し配線導出穴12hに対応する開口部20wが形成された底面20bを有する。また、底面20bは、第2板状部材12に接着されている。
実施の形態1及び実施の形態2で説明したとおり、太陽電池モジュール1は、周縁端部を整形され、平板状とされている。つまり、太陽電池モジュール1は、太陽電池モジュール1をガスケット材31へ取り付けるときの障害となる部材(端子ボックス20、ダイオードボックス21)を周縁端部に持たないことから、容易かつ確実にガスケット材31と結合することが可能となり、建材用途のガスケット材31を備えたガスケット方式太陽電池モジュール30を構成することができる。
したがって、本実施の形態に係るガスケット方式太陽電池モジュール30は、ガスケット材31を備えることから、ガスケット方式での施工方法に対応することが可能となる。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
この出願は、2009年4月20日に日本で出願された特願2009−102276に基づく優先権を請求する。これに言及することにより、その全ての内容は本出願に組み込まれるものである。
本発明は、採光型の太陽電池モジュールに好適に利用可能である。
1 太陽電池モジュール
11 第1板状部材
12 第2板状部材
12h 引き出し配線導出穴
12hc 面取り部
13 太陽電池
13c 太陽電池セル
13ca 太陽電池セルアレイ
13t 端子電極
14 透光性封止樹脂部
14f 第1積層圧着樹脂フィルム
14s 第2積層圧着樹脂フィルム
16 内部接続配線
17 引き出し配線
17b 屈曲部
17c 屈曲部
17m 絶縁被覆材
17t 配線端子
18f 接着防止部材
18s 流出樹脂成形部材
20 端子ボックス
20b 底面
20c 筐体
20p 突起部
20w 開口部
21 ダイオードボックス
24 接続ケーブル
24t ケーブル端子
25 防水コネクタ
30 ガスケット方式太陽電池モジュール

Claims (7)

  1. 太陽電池と、
    透光性を有し受光面を構成する第1板状部材と、
    透光性を有する第2板状部材と、
    前記第1板状部材と前記第2板状部材との間に前記太陽電池を封止する透光性封止樹脂部とを備える太陽電池モジュールであって、
    前記第2板状部材は、前記太陽電池に接続された引き出し配線を導出する引き出し配線導出穴を備え、前記引き出し配線と前記引き出し配線導出穴との間に前記透光性封止樹脂部が延長して形成され、
    前記引き出し配線導出穴は、少なくとも前記第2板状部材の外側の表面の縁部に面取り部または座繰り部を備え、
    前記引き出し配線導出穴に形成された前記透光性封止樹脂部は、前記第2板状部材の外側の表面に対して突出した状態とされていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記第1板状部材及び前記第2板状部材は、ガラスで形成されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記面取り部または前記座繰り部は、前記第2板状部材の両面に形成されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の太陽電池モジュールであって、
    前記引き出し配線導出穴に対応する開口部が形成された底面を有する端子ボックスを備え、前記底面は、前記第2板状部材に接着されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記開口部は、前記引き出し配線導出穴に位置合わせされた突起部を備えること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 請求項4に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記開口部は、前記引き出し配線に対応させたスリット状とされていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の太陽電池モジュールであって、
    前記引き出し配線は、引き出し配線導出穴から導出された部分で屈曲していること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
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