JP2002288754A - 煙感知器 - Google Patents
煙感知器Info
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- JP2002288754A JP2002288754A JP2001087323A JP2001087323A JP2002288754A JP 2002288754 A JP2002288754 A JP 2002288754A JP 2001087323 A JP2001087323 A JP 2001087323A JP 2001087323 A JP2001087323 A JP 2001087323A JP 2002288754 A JP2002288754 A JP 2002288754A
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Abstract
煙濃度減算値を用いて、たばこの煙などの非火災時の煙
による誤報を防止することのできる煙感知器を提供す
る。 【解決手段】所定の蓄積時間を記憶する記憶手段12を
備えており、所定時には、この記憶手段12に蓄積時間
が記憶されているかを判断し、蓄積時間が記憶されてい
なければ、第1の火災判断を行い、煙濃度測定値がしき
い値以上のときには、蓄積時間を算出して記憶手段12
に記憶させ、第1の火災信号を出力する構成とした。
Description
れる電源を受けて動作し、煙濃度測定値と予め設定され
たしきい値とを比較する火災判断を行い、その判断結果
に基づいて、内蔵される接点を閉じて火災信号を出力す
る構成の煙感知器に関する。
は、周囲の煙濃度が増加すると火災信号を出力する煙感
知器が使用されており、感知器を多重伝送線で接続する
いわゆるR型受信機と、感知器を感知器回線で接続する
いわゆるP型受信機との双方の受信機に対応したものが
ある。
この煙感知器100との間でポーリングをすることによ
って煙感知器100の煙感知状態を監視しているが、煙
濃度計測値がしきい値以上になると、煙感知器100の
アドレスデータを含む火災信号を割り込みで出力する構
成となっており、受信機が、同一アドレスデータの火災
信号を2度受けたときに、火災信号に含まれるアドレス
データを基にして火災発生場所を通知した所定の火災警
報をするようにしている。
がいるなどして、非火災時の煙が発生していれば、その
非火災時の煙により誤って火災信号を出力してしまうこ
とがある。これを防止するため、最近では、R型受信機
対応の煙感知器として図3に示すようなものが使用され
ている。
多重伝送線L2を介して接続され、CPUなどで構成さ
れ、この煙感知器100の制御をするマイコン110
と、煙検知部111と、所定の蓄積時間を記憶するEE
PROM112と、ダイオードブリッジ114と、受信
機200との間で信号の送受をする伝送部115とを備
える。
予め設定されたしきい値以上になると火災信号を出力す
るが、このとき、EEPROM112に蓄積時間が記憶
されていなければ、火災信号出力以前の煙濃度状態、す
なわち、過去1分間の煙濃度平均値などを基にして火災
確度を推定して蓄積時間を算出し、EEPROM112
に記憶させる。
定を行い、火災信号を出力してから蓄積時間が経過後
に、煙濃度測定値がしきい値以上であれば2回目の火災
信号を出力する。
0の周囲における塵埃が煙検知部111に堆積すること
がよくあり、堆積した塵埃を煙と誤判断してしまうおそ
れがあり、これを防止するため、所定時間、例えば長時
間あたりの煙濃度平均値を算出して、これを煙濃度減算
値としてEEPROM112に記憶させる構成としてお
り、煙濃度測定値から煙濃度減算値を減算した値としき
い値とを比較することによって、塵埃による感度鋭敏化
を防止している。
煙感知器では、R型受信機対応のものでは、先述したよ
うに、非火災時の煙による誤報や、塵埃による感度鋭敏
化を防止することができるが、P型受信機対応のもの
は、接点を閉じることによって火災信号を出力する構成
であり、接点を閉じると電源電圧が降下して記憶内容の
リセットがかかってしまう。
させても、1回目の火災信号出力時には消去されてしま
い、そのため、非火災時の煙による誤報や、塵埃による
感度鋭敏化を防止することができなかった。
し、蓄積時間や煙濃度減算値を用いて、たばこの煙など
の非火災時の煙による誤報や、塵埃による感度鋭敏化を
防止することのできる煙感知器を提供することを目的と
している。
に、本発明の請求項1に記載の煙感知器では、所定の蓄
積時間を記憶する記憶手段を備えており、所定時には、
この記憶手段に蓄積時間が記憶されているかを判断し、
蓄積時間が記憶されていなければ、第1の火災判断を行
い、煙濃度測定値がしきい値以上のときには、蓄積時間
を算出して記憶手段に記憶させ、第1の火災信号を出力
する構成とした。
力した後や、後述する第2の火災信号を出力した後に煙
感知器がリセットされて受信機の電源供給が再開された
とき、あるいは、記憶手段の蓄積時間を消去した後をい
う。
に蓄積時間が記憶されていれば、この蓄積時間を読み出
した後、第2の火災判断を行い、その結果、煙濃度測定
値がしきい値以上のときには、第1の火災信号を出力し
てから蓄積時間が経過しているかを判断し、蓄積時間を
経過していれば、記憶手段の蓄積時間を消去して、第2
の火災信号を出力する一方、蓄積時間を経過していなけ
れば、蓄積時間が経過するまで第2の火災判断を継続す
る構成とした。
災判断を行った結果、煙濃度測定値がしきい値以上でな
いときには、記憶手段の蓄積時間を消去する構成とし
た。
に蓄積時間が記憶されていないときには、所定の煙濃度
減算値を算出し、第1の火災判断として、煙濃度測定値
から煙濃度減算値を減算した値がしきい値以上かどうか
の判断をし、その結果算出される蓄積時間とともに、煙
濃度減算値を記憶手段に記憶させる構成とした。
より、煙濃度減算値を蓄積時間とともに読み出し、煙濃
度測定値から煙濃度減算値を減算した値としきい値とを
比較し、減算した値がしきい値以上かどうかの判断を、
第2の火災判断をする構成とした。
断」、「第2の火災判断」という用語を用いているが、
これらの用語は本発明の要旨を明確にするため便宜上用
いたものである。
1,第2の火災判断双方とも、煙濃度測定値としきい値
とを比較し、煙濃度測定値がしきい値以上であれば火災
発生と判断する動作は同一のものである。
2の火災判断双方とも、煙濃度測定値から煙濃度減算値
を減算した値としきい値とを比較し、減算した値がしき
い値以上かどうかの判断をする動作は同一のものであ
る。
信号」という用語を用いているが、これらの用語も本発
明の要旨を明確にするため便宜上用いたものであり、接
点を閉じて感知器回線を流れる電流を増加させ、これを
火災信号として出力する動作は同一のものである。
ついて、図面とともに説明する。図1は、本発明の煙感
知器の要部構成の一例を示す図である。
対応したものであり、受信機2とは感知器回線L1を介
して接続され、受信機2より感知器回線L1を通じて電
源供給を受けることによって動作する。
の煙感知器1の制御をするマイコン10と、煙検知部1
1と、記憶手段を構成するEEPROM12と、接点1
3と、ダイオードブリッジ14とを備えており、マイコ
ン10によって、煙検知部11で検知した煙濃度を測定
し、その煙濃度測定値と予め設定されたしきい値とを比
較する火災判断を行い、その結果に基づいて、接点13
を閉じて感知器回線L1の電流値を増加させ、これを火
災信号として出力する構成としている。
ャートに示すような動作をすることができる。すなわ
ち、受信機から電源供給が開始されたときには(10
0)、まず、EEPROM12に、蓄積時間が記憶され
ているかを判断する(101)。
EPROM12に蓄積時間が記憶されていなければ、後
述する煙濃度減算値を算出する(102)。続いて、第
1の火災判断を行い(103)、煙濃度測定値から煙濃
度減算値を減算した値としきい値とを比較した結果、減
算した値がしきい値以上であれば蓄積時間を算出する
(104)。そして、算出した蓄積時間を、ステップ1
02で算出した煙濃度減算値とともにEEPROM12
に記憶させ(105)、1回目の火災信号を出力する
(106)。その後、煙感知器1がリセットされて受信
機2からの電源供給が再開され、ステップ101の処理
に移行する。
を出力した後、この時間の経過後にも、煙濃度測定値が
しきい値以上となっていれば、後述する2回目の火災信
号を出力する時間である。
非火災時の煙によって、火災信号が2回出力されて、受
信機が誤って火災警報を出力してしまうことを防止する
ために算出されるものであり、例えば、マイコン10
は、1回目の火災信号出力以前の過去1分間の煙濃度平
均値により火災確度を推定して算出する。
時の煙による煙濃度の増加は一過性のものであるため、
過去1分間の煙濃度平均値は小さいが、実火災時の煙濃
度の増加は継続的なものであるため、過去1分間の煙濃
度平均値は大きい。したがって、過去1分間の煙濃度平
均値が小さければ蓄積時間を大きくする(例えば45
秒)。一方、過去1分間の煙濃度平均値が大きければ蓄
積時間を小さくする(例えば9秒)。
は、煙濃度測定値を常時サンプリングしておき、サンプ
リングした測定値のうちから、過去1分間の測定値を抽
出すればよい。
に、煙濃度測定値から減算されて用いられるものであ
り、煙感知器1の周囲における塵埃が煙検知部11に堆
積して、堆積した塵埃により煙濃度測定値が増加するこ
とによって、誤って火災信号を出力してしまうことを防
止するために算出される。なお、このような煙濃度減算
値算出は、煙濃度測定値を常時サンプリングしておき、
サンプリングした測定値のうちから、例えば、長時間あ
たりの煙濃度平均値を算出して、これを煙濃度減算値と
すればよい。
PROM12に蓄積時間が記憶されていれば、先述した
ステップ105の処理によって煙濃度減算値も記憶され
ているので、EEPROM12から、蓄積時間と煙濃度
減算値との双方を読み出し(107)、第2の火災判断
を行い(108)、煙濃度測定値から煙濃度減算値を減
算した値としきい値とを比較した結果、減算値がしきい
値以上であれば、先述した1回目の火災信号を出力して
から蓄積時間が経過したかどうかを判断し(109)、
経過していなければ蓄積時間が経過するまで第2の火災
判断を行うが、経過していれば、EEPROM12から
蓄積時間を消去して(110)、2回目の火災信号を出
力する。このとき、受信機2では所定の火災警報が出力
され、受信機2側での復旧操作によって煙感知器1がリ
セットされると、受信機2からの電源供給が再開され、
ステップ101の処理に移行する。
判断の結果、減算値がしきい値以上でなければ、EEP
ROM12の蓄積時間を消去して(112)、ステップ
101の処理に移行する。
発明の請求項1に記載の煙感知器では、記憶手段に蓄積
時間が記憶されていなければ、第1の火災判断を行い、
煙濃度測定値がしきい値以上のときには、蓄積時間を算
出して記憶手段に記憶させ、第1の火災信号を出力する
ので、記憶手段に記憶させた蓄積時間を利用して、第2
の火災信号を出力すべきかどうかの第2の火災判断をす
ることができ、R型受信機対応の煙感知器のように、た
ばこの煙などの非火災時の煙による誤報を防止すること
ができる。
に蓄積時間が記憶されていれば、この蓄積時間を読み出
した後、第2の火災判断を行い、その結果、煙濃度測定
値がしきい値以上のときには、所定時から蓄積時間が経
過しているかを判断し、蓄積時間を経過していれば、記
憶手段の蓄積時間を消去して、第2の火災信号を出力す
るので、受信機が火災警報を出力後、煙感知器の接点が
元の状態、すなわち、開いた状態とされて煙感知器が復
旧してから、周囲の煙発生状態によって臨機応変に新た
な蓄積時間を算出することができ、煙感知器の信頼性が
向上する。
値がしきい値以上の際に、第1の火災信号出力直後から
蓄積時間を経過していなければ、蓄積時間が経過するま
で第2の火災判断を継続するので、たばこの煙などの非
火災時の煙による誤報を防止することができ、信頼性が
向上する。
災判断を行った結果、煙濃度測定値がしきい値以上でな
ければ、記憶手段の蓄積時間を消去するので、その後の
煙発生に備えて、新たな蓄積時間を算出して記憶手段に
記憶させることができ、信頼性が向上する。
に蓄積時間が記憶されていないときには、所定の煙濃度
減算値を算出し、第1の火災判断として、煙濃度測定値
から煙濃度減算値を減算した値がしきい値以上かどうか
の判断をするので、煙感知器に堆積した塵埃により煙濃
度測定値が増加することによって、誤って火災信号を出
力してしまうことを防止することができ、塵埃による感
度鋭敏化を防止することができる。
記憶させるので、第2の火災判断をする際には、記憶さ
せた煙濃度減算値を用いて、正確な判断をすることがで
きる。
より、煙濃度減算値を蓄積時間とともに読み出し、煙濃
度測定値から煙濃度減算値を減算した値としきい値とを
比較し、減算した値がしきい値以上かどうかの判断を、
第2の火災判断をするので、請求項4と同様に、煙感知
器に堆積した塵埃により煙濃度測定値が増加することに
よって、誤って火災信号を出力してしまうことを防止す
ることができ、塵埃による感度鋭敏化を防止することが
できる。
ある。
フローチャートである。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】受信機から供給される電源を受けて動作
し、煙濃度測定値と予め設定されたしきい値とを比較す
る火災判断を行い、その判断結果に基づいて、内蔵され
る接点を閉じて火災信号を出力する構成の煙感知器にお
いて、 所定の蓄積時間を記憶する記憶手段を備えており、所定
時には、この記憶手段に上記蓄積時間が記憶されている
かを判断し、上記蓄積時間が記憶されていなければ、第
1の火災判断を行い、上記煙濃度測定値が上記しきい値
以上のときには、上記蓄積時間を算出して上記記憶手段
に記憶させ、第1の火災信号を出力する構成とした煙感
知器。 - 【請求項2】請求項1において、上記記憶手段に上記蓄
積時間が記憶されていれば、この蓄積時間を読み出した
後、第2の火災判断を行い、その結果、上記煙濃度測定
値が上記しきい値以上のときには、上記第1の火災信号
を出力してから上記蓄積時間が経過しているかを判断
し、上記蓄積時間を経過していれば、上記記憶手段の蓄
積時間を消去して、第2の火災信号を出力する一方、上
記蓄積時間を経過していなければ、上記蓄積時間が経過
するまで上記第2の火災判断を継続する構成とした煙感
知器。 - 【請求項3】請求項2において、 上記第2の火災判断を行った結果、上記煙濃度測定値が
上記しきい値以上でないときには、上記記憶手段の蓄積
時間を消去する構成とした煙感知器。 - 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、 上記記憶手段に上記蓄積時間が記憶されていないときに
は、所定の煙濃度減算値を算出し、上記第1の火災判断
として、上記煙濃度測定値から上記煙濃度減算値を減算
した値がしきい値以上かどうかの判断をし、その結果算
出される蓄積時間とともに、上記煙濃度減算値を上記記
憶手段に記憶させる構成とした煙感知器。 - 【請求項5】請求項4において、 上記記憶手段より、上記煙濃度減算値を上記蓄積時間と
ともに読み出し、上記煙濃度測定値から上記煙濃度減算
値を減算した値と上記しきい値とを比較し、減算した値
が上記しきい値以上かどうかの判断を、上記第2の火災
判断をする構成とした煙感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001087323A JP3608049B2 (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 煙感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001087323A JP3608049B2 (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 煙感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002288754A true JP2002288754A (ja) | 2002-10-04 |
JP3608049B2 JP3608049B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=18942582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001087323A Expired - Lifetime JP3608049B2 (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 煙感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3608049B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005010841A1 (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-03 | Koichi Wada | 火災感知器 |
JP2014199575A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 能美防災株式会社 | 火災感知器 |
-
2001
- 2001-03-26 JP JP2001087323A patent/JP3608049B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005010841A1 (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-03 | Koichi Wada | 火災感知器 |
JP2014199575A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 能美防災株式会社 | 火災感知器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3608049B2 (ja) | 2005-01-05 |
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