JPS6313597Y2 - - Google Patents

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JPS6313597Y2
JPS6313597Y2 JP257981U JP257981U JPS6313597Y2 JP S6313597 Y2 JPS6313597 Y2 JP S6313597Y2 JP 257981 U JP257981 U JP 257981U JP 257981 U JP257981 U JP 257981U JP S6313597 Y2 JPS6313597 Y2 JP S6313597Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、受信機から引出された給電兼信号線
に複数の火災感知機を並列に接続した火災警報装
置に関し、特に、いずれかの火災感知器が作動し
たときには、他の火災感知器がそれ自身で火災の
検出レベルを切換え、この切換え後に他の火災感
知器のいずれかが作動したときに受信機で火災警
報を発するようにした火災警報装置に関する。
従来、受信機から引出された回線に多数の火災
感知器を接続した火災警報装置では、火災感知器
が直接に火災を検出しているものではなく、火災
時に必ず発生する物理的現象の変化、例えば煙濃
度をとらえて所定濃度に達したときに火災と判断
する検出を行なつており、このような物理的現象
の変化は、タバコの煙によつても生じるし、また
湯気、虫、風等の火災以外の要因によつても、そ
の物理的現象の変化に必敵する変化を火災感知器
へ与えるため、これらの場合にも火災と判断して
誤報を生じてしまう恐れがあり、火災感知器の数
が増える程、誤報の要因が増え、誤報を生じ易く
なる。
そこで、同じ物理的現象であつても、火災によ
る変化の場合の方が、量的に大きく且つ継続性を
もつ点に着目し、誤報を防止するために、火災感
知器の感度を下げたり、あるいは所定レベルを越
える物理的現象の変化が一定時間継続したときに
火災と判断する所謂蓄積機能をもたせるようにし
ている。
ところが、低感度及び蓄積機能による誤報対策
をとつても、これらの誤報対策を上回るような物
理的現象の変化が火災以外の要因により発生する
こともあり得るので、必ずしも万全とはいえな
い。
一方、上記のように火災感知器毎に対策を施し
ても限界があることから、システム的な対策とし
て、火災による物理的現象の変化は、たとえ1ケ
所で発生しても比較的短時間で拡散拡大して行く
ことに着目して同一回線で2台以上の火災感知器
が発報したときに火災と判断する方式が考えられ
ているが、このような対策を取つてもなおすべて
の感知器が同じ感度で作動するようになつている
ため、両者が同様の原因で誤報を起す恐れがあ
り、又逆に2台目の感知器が作動するまでに時間
が長くかかるため、いざ火災の時に警報を発する
ことが遅れてしまうと云う問題がある。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、誤報の
防止と火災の早期発見とを両立した装置を得るた
め、同一回線に接続している複数の火災感知器の
いずれかが発報動作したときには、この発報動作
による回線の電圧変化を他の感知器が検出し、そ
れまで設定していた火災検出のためのレベルを、
他のレベルに切換え、この切換え後のレベルによ
り他の火災感知器が発報動作したときに、受信機
が火災警報を発するようにした火災警報装置を提
供することを目的とする。
以下本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す図である。
まず構成を説明すると、1は受信機、2A,2
B…は、給電兼信号線3,3′に並列接続さた複
数の火災感知器である。4は、ダイオードブリツ
ジで、給電兼信号線3,3′の接続極性が入れ代
つても感知器2A,2B…の所定レベルを常にプ
ラスに保つ。5は、火災による物理的現象の変化
(煙濃度、温度)を検出する火災検出部であり、
該火災検出部5からの出力に変化が生ずると比較
器6は出力する。7は、平常時に第一所定レベル
の基準値を出力し、他の感知器のいずれか1つが
火災を検出すると第二の所定レベルの基準値を出
力するように切換る基準レベル切換回路であり、
8は、電圧検出部で、給電兼信号線3,3′の電
圧変化を検出して基準レベル切換回路7にレベル
切換えを行なわせるための出力を出す。9は、給
電兼信号線3,3′間を低インピーダンスに短絡
するスイツチング回路である。尚、複数の感知器
2A,2B、…の内部の構成は、それぞれすべて
同じである。一方、受信機1内の10は、電源で
あり、11は、感知器の発報動作による線路電流
の増加で動作し、接点11aを閉じる第1の受信
回路であり、12は、第1の受信回路11が動作
した後、更に他の感知器が動作したときの線路電
流の増加で動作し、接点12aを閉じる第二の受
信回路である。13は、接点12aの閉成で、火
災警報を発する警報回路である。
次に第1図の動作を説明する。感知器2Aで火
災らしき物理的現象の変化を検出したとすると、
その火災検出部5からの出力に変化が生ずるため
比較器6が出力し、スイツチング回路9が作動
し、給電兼信号線3,3′間を低インピーダンス
に短絡する。したがつて給電兼信号線を流れる電
流が増加し、受信機1内の第一受信回路11が動
作し、11aを閉じ第二受信回路12を給電兼信
号線3,3′に接続する。一方、感知器2Aの動
作で、給電兼信号線3,3′間の電圧が下り、こ
の電圧低下を、他の感知器2B、…の電圧検出部
8が検出し、レベル切換回路7を第二の所定レベ
ルに切換える。もしこの時、実は火災ではなくそ
れ以外の原因により2Aが作動したのであれば、
第二の所定レベルに切換つている他の感知器2B
は作動しないため、火災警報を発することはな
い。しかし実際の火災により、上記感知器2Aが
作動したのであれば、感知器2Aの近傍の第二の
所定レベルに切換つている感知器2B内の火災検
出部5からの出力に変化が生じ、感知器2B内の
比較器6で第二の所定レベルと比較した後、比較
器6より出力が生じ、感知器2B内のスイツチン
グ回路9が作動し、感知器2Bも感知器2Aと同
様低インピーダンスに短絡するため、給電兼信号
線3,3′を流れる電流は更に増加する。すると、
受信機1内の第2受信回路12が作動し、接点1
2aを閉じるため、警報回路13を作動し警報を
発する。尚、上記レベル切換回路7が第一の所定
レベルから第二の所定レベルに切換る、切換え方
としては、高感度から低感度に切換える方法と、
低感度から高感度に切換える方法とがあり、又、
蓄積型のものにあつては、非蓄積型から蓄積型に
切換える方法と、蓄積型から非蓄積型に切換える
方法とがあるが、本考案の場合いずれの切換方法
をとつても良く、感知器の設置条件に応じて任意
に上記の切換方法を選択して使用することにな
る。
第2図は、第1図で示したブロツク図の具体的
回路を示したもので、いずれかの感知器が作動し
た時に他の感知器のすべてが、低感度から高感度
に切換わる方法を取つた場合の実施例である。
まず構成を説明すると、1は受信機、2A,2
B,…は、給電兼信号線3,3′に並列接続され
た複数の火災感知器である。4は、ダイオードブ
リツジで、3,3′の接続極性が入れ代つても感
知器2A,2B…の所定ラインを常にプラスに保
つ。14は、イオン式煙検出部、15は、電界効
果トランジスタ(FET)。VRは、感度設定用抵
抗、Tr1は、他の感知器のいずれか1つが火災を
検出したときにオンして基準レベルを切換えるた
めのトランジスタ、16は、電圧検出回路、R、
ZD、Tr2は、定電圧回路、17は、ゲート電圧
の上昇により給電兼信号線3,3′間を、インピ
ーダンスに短絡するサイリスタ(SCR)である。
また、受信機1内の10は電源であり、18は、
警報器(ブザー、ランプ)、19は、感知器の発
報動作による線路電流の増加で動作し、接点19
aを閉じる第1受信リレー、20は、第1受信リ
レー19が動作し接点19aが閉じた後、更に他
の感知器の動作による線路電流の増加で動作し、
接点20a,20bを閉じる第2受信リレーであ
る。尚、複数の感知器2A,2B…の内部の構成
は、それぞれすべて同じである。
次に、第2図の動作を説明する。感知器2Aで
火災らしき物理的現象の変化を検出したとする
と、イオン式煙検出部14に流れているイオン電
流が減少するため、中間電極の電位が下つて電界
効果トランジスタ15を順バイアスしてソース・
ドレイン間に電流を流す。このためサイリスタ1
7のゲート電圧が上昇し、サイリスタ17は、オ
ンし、給電兼信号線3,3′間を低インピーダン
スに短絡する。したがつて、給電兼信号線を流れ
る電流が増加し、第1受信リレー19が付勢さ
れ、接点19aが閉じて第2受信リレー20が給
電兼信号線3,3′間に接続される。しかし、こ
のときの電流では第2受信リレーは付勢されな
い。更に、他のすべての感知器2B…の電圧検出
回路16が、給電兼信号線3,3′の電圧低下を
検出し、トランジスタTr1をオンさせることによ
り、電界効果トランジスタ15のソース、−ドレ
イン間に加わる電圧が高くなる(第二の所定レベ
ル)ため、高感度に切換る。もしこの時、実は火
災ではなくそれ以外の原因により感知器2Aが作
動したのであれば、たとえ高感度に切換つたとし
ても、他の感知器2B…は作動しないため、火災
警報を発することはない。しかし実際の火災によ
り上記感知器2Aが作動し、他の感知器2B…が
高感度に切換つたのであれば、感知器2Aの近傍
の高感度に切換つている感知器2B内のイオン式
煙検出部14を流れているイオン電流が減少する
ため、感知器2B内の第二の所定レベルに切換り
高感度になつている電界効果トランジスタ15の
ソース、−ドレイン間電流が増加し、サイリスタ
17のゲートに加わる電圧が上昇する。尚、この
電圧の上昇は、第一の所定レベルの時と比べて、
イオン式煙検出部14を流れているイオン電流の
減少が少ない時点で起ることになるため、第一の
所定レベルの時に比べサイリスタ17のゲートに
加わる電圧の上昇は、イオン式煙検出部14内に
入り込む煙の濃度が小さい時点でトリガレベルに
上昇することになる。しかして、この電圧の上昇
によりサイリスタ17が作動するため、火災感知
器2Bも低インピーダンスに短絡し、給電兼信号
線3,3′を流れる電流は、更に増加する。する
と受信機1内の第2受信リレーが付勢されて接点
20aおよび20bを閉じるため、警報器18よ
りブザー等にて警報が発せられる。
以上説明してきたように本考案によれば以下に
記述する効果が得られる。同一回線に接続してい
る複数の火災感知器のいずれかが動作したとき
に、この動作による回線の電圧変化を他の感知器
が検出し、この検出によつて他の感知器のすべて
が、それまで設定していた火災検出のための第一
の所定レベルを第二の所定レベルに切換え、この
切換後のレベルにより他の感知器が動作したとき
に、受信機が火災警報を発する火災警報装置とし
たことによつて、例えば上記第一の所定レベルか
ら第二の所定レベルに切換える切換方として、高
感度から低感度に(蓄積型のものにあつては、非
蓄積型から蓄積型)切換るようにすれば、誤報の
防止をいつそう進めることができると云う効果が
得られ、又逆に低感度から高感度に(蓄積型のも
のにあつては、蓄積型から非蓄積型)切換るよう
にすれば、第二の所定レベルに切換つている他の
感知器が作動するまでの時間が短かくてすむた
め、火災の早期通報が約束できると云う効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示したブロツク
図、第2図は第1図の具体的な回路を示したもの
で、低感度から高感度に切換る場合の回路図であ
る。 1……受信機、2A,2B……火災感知器、
3,3′……給電兼信号線、4……ダイオードブ
リツジ、5……火災検出部、6……比較器、7…
…レベル切換回路、8……電圧検出部、9……ス
イツチング回路、10……電源、11……第1の
受信回路、11a,12a,19a,20a,2
0b……接点、12……第2の受信回路、13…
…警報回路、14……イオン式煙検出部、15…
…電界効果トランジスタ(FET)、16……電圧
検出回路、17……サイリスタ(SCR)、18…
…警報器、19……第1受信リレー、20……第
2受信リレー、VR……感度設定用抵抗、Tr1
…トランジスタ、R,ZD,Tr2……定電圧回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受信機から引出された給電兼信号線に複数の火
    災感知器が並列に接続された火災警報装置に於い
    て、 各火災感知器は、火災による物理的現象の変化
    を検出してその検出値が第一の所定レベルに達し
    たときに出力する火災検出部と、該火災検出部の
    出力により作動して上記給電兼信号線間を短絡保
    持するスイツチング回路と、他の火災感知器の作
    動により短絡された給電兼信号線間の電圧変化を
    検出した時に上記火災検出部の所定レベルを第二
    の所定レベルに切換える電圧検出部とを有し、 一方、受信機は、上記火災感知器の少なくとも
    1つの動作により給電兼信号線間が短絡されたこ
    とを検出して作動する第1の受信回路と、該第1
    の受信回路の作動により給電兼信号線に接続され
    第二の所定レベルに切換つている他の火災感知器
    の動作により付勢されて火災警報を発する第2の
    受信回路を有することを特徴とする火災警報装
    置。
JP257981U 1981-01-12 1981-01-12 Expired JPS6313597Y2 (ja)

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JP257981U JPS6313597Y2 (ja) 1981-01-12 1981-01-12

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JP257981U JPS6313597Y2 (ja) 1981-01-12 1981-01-12

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JPS57118486U JPS57118486U (ja) 1982-07-22
JPS6313597Y2 true JPS6313597Y2 (ja) 1988-04-18

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ID=29801015

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0610836B2 (ja) * 1988-05-21 1994-02-09 松下電工株式会社 火報システム

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JPS57118486U (ja) 1982-07-22

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