JPS6022477Y2 - 失報防止回路付き煙感知器 - Google Patents

失報防止回路付き煙感知器

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JPS6022477Y2
JPS6022477Y2 JP1980140269U JP14026980U JPS6022477Y2 JP S6022477 Y2 JPS6022477 Y2 JP S6022477Y2 JP 1980140269 U JP1980140269 U JP 1980140269U JP 14026980 U JP14026980 U JP 14026980U JP S6022477 Y2 JPS6022477 Y2 JP S6022477Y2
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JP
Japan
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smoke
smoke detector
threshold level
prevention circuit
ion current
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Expired
Application number
JP1980140269U
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English (en)
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JPS5765490U (ja
Inventor
茂樹 下村
Original Assignee
松下電工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はいわゆるイオン化式感知器において無煙時のイ
オン電流が経年変化によって一定限度以上ドリフトした
ときに警報を発するようにした失報防止回路付き煙感知
器に関するものである。
従来第2図に示すように、外気と連通させるイオン室1
内に対向して設けられた電極2,3の間に電圧4を印加
し、上記電極2,3間に流れるイオン電流1を抵抗器8
と増幅器9とにより信号電圧Vに変換し、上記信号電圧
■が第3図に示すように所定の閾値レベル■1を越えた
ときに煙感知信号5を発するようにしたいわゆるイオン
化式煙感知器が開発されている。
しかるにかかるイオン化式煙感知器6においては、イオ
ン室1およびイオン電流検出用の抵抗器8のインピーダ
ンスがきわめて高く、このため台所のように湿度の高い
所に煙感知器6を設置すると、長時間経過した後には動
作点が変化するという欠点があった。
第1図はかかる動作点の変動を示すものであり、設置当
初においてり。
の煙濃度で煙感知器6が動作していたとしても経年変化
により同図の斜線部に示す範囲内で動作点が変動する。
この際同図の曲線Aに示すように動作点が煙の薄い方に
変化した場合には、煙がないにも拘らず煙感知信号5が
発せられることになる。
もつともこの場合の煙感知信号5は誤報であることが直
ちに判明するから煙感知器6を不良品として交換すれば
何ら問題は生じないが、同図の曲線Bに示すように動作
点が煙の濃い方に変化した場合には実際に火災が発生し
て煙が出ていても煙感知信号5が発せられず、あるいは
発せられたとしてもかなり遅れて発せられることになり
、防災機器として著しく危険なものとなる。
本考案は従来のこのような欠点を解消し、動作点が煙の
濃い方に変化して失報のおそれがある煙感知器を未然に
発見できるようにした失報防止回路付きの煙感知器を提
供することを目的とするものである。
以下本考案の構成を図示実施例について説明すると、第
4図及び惰5図に示すように外気と連通せるイオン室1
内に対向して設けられた電極2゜3間にパルス電圧4を
印加し、上記電極間に流れるイオン電流■が所定の閾値
レベル11を越えたときに煙感知信号5を発するように
してなる煙感知器6において、無煙時のイオン電流I。
のレベルが経年変化により上記第1の閾値レベル11か
ら遠ざかる方向に予め設定された値以上ドリフトして煙
の検出感度が低下したことを検出する第2の閾値レベル
I2を設定し、無煙時のイオン電流I。
が第2の閾値レベルI2を越えたときに失報警戒信号7
を発する失報防止回路10を設けたものである。
電極2,3間に流れるイオン電流■はイオン電流検出用
抵抗器8によって電圧に変換された後、増幅器9によっ
て増幅されて信号電圧■となる。
第4図においてllaは第1の閾値レベル11に対応す
る基準電圧N□を発生する第1の基準電圧発生回路であ
り、llbは第2の閾値レベルI2に対応する基準電I
EV2を発生する第2の基準電圧発生回路である。
また12a、12bは信号電圧■と基準電圧■1および
V2とをそれぞれ比較するための比較器であり、13a
、13bは信号処理回路、14a、14bは同上の出力
により動作するSCRである。
両5CR14a、14bのカソードは互いに連結されて
共通端子15とない、煙感知信号5の検出線ならびに失
報警戒信号7の検出線と共に3線式伝送線16を介して
受信機の側に送られるものである。
次に第5図は本考案の煙感知器6の動作を示すものであ
る。
まず第5図aは無煙時のイオン電流らに経年変化が現わ
れていない場合において、感知器6に煙が入ったときの
信号電圧■の変化を示しており、同図に示すように時刻
t1において煙が入り初めてかられずかに時間が経過し
た後の時刻ちにおいて煙感知信号5が発せられるもので
ある。
この間の時間(t2−tt)は誤動作の生じない範囲内
において短い程よく、このため同図aに示すように無煙
時における信号電圧V。
は基準電圧V1の近傍に設置されている。
次に第5図すは経年変化により無煙時のイオン電流らが
変化した場合における煙感知器6の動作を示しており、
同図に示すように無煙時の信号電圧V。
が第1の基準電圧V1から遠ざかる方向にドリフトして
行くとやがては第2の基準電圧V2を越えることになり
、5CR14bが動作して失報警戒信号7が発せられる
ことになる。
この失報警戒信号7が発せられれば煙発生時に動作せず
、あるいは動作するまでの時間が大幅に遅れるような煙
感知器を未然に発見することができるから、上記警報の
発せられた煙感知器を再調整したり、あるいは正常な煙
感知器と交換したりすることが可能となるものである。
本考案は上述のように、外気と連通せるイオン室内に対
向して設けられた電極用に電圧を印加し、上記電極間に
流れるイオン電流が所定の閾値レベルを越えたときに煙
感知信号を発するようにして成る煙感知器において、無
煙時のイオン電流レベルが経年変化により上記第1の閾
値レベルから遠ざかる方向に予め設定された値以上にド
リフトして煙の検出感度が低下したことを検出する第2
の閾値レベルを設定し、無煙時のイオン電流が第2の閾
値レベルを越えたときに失報警戒信号を発する失報防止
回路を設けたものであり、無煙時のイオン電流レベルが
経年変化により煙感知用の第1の閾値レベルから遠ざか
る方向に予め設定された値以上ドリフトし、煙の検出感
度がある値以上低下したときに失報防止回路から失報警
戒信号を出力するようになっているので、火災発生時の
失報が確実に防止でき防災機器としての信頼性が向上す
るという効果がある。
つまり、本考案にあっては、失報警戒信号が出力されて
いない状態において必要最低限の検出感度を有している
ことになり、′火災が発生したときに煙感知器が失報側
に経年変化していたために動作しないかあるいは著しく
遅延動作するヨというこの種の防災機器にとって致命的
な欠陥を有する煙感知器を未然に発見することができ、
このような煙感知器を再調整あるいは交換することによ
つり長期間に亘って高い信頼性を維持できるという効果
がある。
なお本考案においては、失報警戒信号を発するためのS
CRを新たに1個設けたために、煙感知器を遠方に設置
するような場合には受信機との間を3線式伝送線によっ
て連結する必要があるが、第4図において2つのSCR
を逆並列接続とし、電流がいずれの方向に導通するかに
よって失報警戒信号と煙感知信号とを識別するようにす
れば従来通り2線式伝送線を用いて連結することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の動作説明図、第2図は従来の煙感知器
のブロック回路図、第3図は同上の動作説明図、第4図
は本考案の一実施例に係る失報防止回路付き煙感知器の
ブロック回路図、第5図a、 bは同上の動作説明図で
ある。 1はイオン室、2,3は電極、4はパルス電圧、5は煙
感知信号、6は煙感知器、7は失報警戒信号である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外気と連通せるイオン室内に対向して設けられた電極間
    に電圧を印加し、上記電極間に流れるイオン電流が所定
    の閾値レベルを越えたときに煙感知信号を発するように
    してなる煙感知器において、無煙時のイオン電流レベル
    が経年変化により上記第1の閾値レベルから遠ざかる方
    向に予め設定された値以上ドリフトして煙の検出感度が
    低下したとを検出する第2の閾値レベルを設定し、無煙
    時のイオン電流が第2の閾値レベルを越えたときに失報
    警戒信号を発する失報防止回路を設けて威る失報防止回
    路付き煙感知器。
JP1980140269U 1980-09-30 1980-09-30 失報防止回路付き煙感知器 Expired JPS6022477Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5765490U JPS5765490U (ja) 1982-04-19
JPS6022477Y2 true JPS6022477Y2 (ja) 1985-07-03

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