JP3690702B2 - 煙感知器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、煙検出部とニオイ検出部を備えた煙感知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光電式煙感知器やイオン化式煙感知器が火災時に発生する煙を検出する煙感知器として天井などに設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらの煙感知器は火災時に発生する煙を検出するものであるが、タバコ等の喫煙具から発生する煙も検出してしまうので、時折、タバコによる誤報が発生することがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、煙を検出する煙検出部と、該煙検出部からの出力信号に基づいて火災か否かの判断をして、火災時に火災信号を出力する火災判断部とを備えた煙感知器において、
喫煙具からのニコチン臭を検出するニオイ検出部と、該ニオイ検出部からの出力信号に基づいて喫煙の発生を判断する喫煙判断部と、該喫煙判断部から喫煙信号が出力されている時は、火災信号の出力を停止する火災判断部と、前記喫煙判断部からの喫煙信号をうけて、喫煙が行われていることを報知する喫煙警報部とを備え、前記喫煙警報部による警報は、前記煙検出部とニオイ検出部の両方の出力信号が所定値を越えた時にのみ行われることを特徴とするものである。
煙感知器。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1は本発明の煙感知器1のブロック図である。図1において、3は煙を検出する煙検出部で、例えば一対の発光素子および受光素子を収容したラビリンス等から構成される光電式の煙検出部やアメリシウムを有するイオン化式の煙検出部から構成される。
【0006】
5は煙検出部3からの出力信号に基づいて火災か否かの判断をして、火災時に火災信号を出力する火災判断部で、具体的には煙検出部3の受光素子の受光出力と所定値とを比較して火災か否かを判断する比較回路を備えており、所定値を越えた時には、火災警報部7と後述の喫煙判断部11に火災信号を出力する。なお火災判断部5は喫煙判断部11から喫煙信号が出力されている時は、この火災信号の火災警報部7への出力を停止する。
【0007】
火災警報部7は、例えばブザーや表示灯などの警報手段を有するもので、例えば、火災受信機、もしくは煙感知器1に内蔵されるブザーや音声合成回路から構成される音響部といったものから構成される。
【0008】
9はニオイ検出部で、タバコや葉巻などの喫煙具からのニコチン臭を検出するものである。ニオイ検出部9は、例えば酸化第2スズなどの金属半導体を基に作られ、その膜厚や添加剤を調整することで、ニコチン臭に対する感度を高めることができる。
【0009】
11はニオイ検出部9からの出力信号に基づいて喫煙の発生を判断する喫煙判断部で、具体的にはニオイ検出部9と直列に接続された出力抵抗の電圧を検出して、その電圧値と所定値とを比較して喫煙が発生しているか否かを判断する比較回路を備えており、所定値を越えている時、即ち、喫煙判断部11が喫煙の発生を判断している時は、火災判断部5に喫煙信号を出力する。
【0010】
また喫煙判断部11は火災判断部5から火災信号が入力されている時に、喫煙の発生を判断した時には、喫煙警報部13に喫煙信号を出力する。なお火災判断部5および喫煙判断部11は、一纏めにしてMPU(マイクロプロセッサ)により構成してもよい。
【0011】
13は喫煙警報部で、例えばブザーや表示灯などの警報手段を有するもので、例えば、火災受信機、もしくは煙感知器1に内蔵されるブザーや音声合成回路から構成される音響部といったものから構成される。
【0012】
次にこのような煙感知器1における動作を説明する。まず煙感知器1が設置されている場所に喫煙者がいて、喫煙をしている場合について説明する。この場合は、煙検出部3がタバコなどの喫煙具から発生する煙を検出し、煙濃度に応じた出力信号を火災判断部5に出力する。
【0013】
またニオイ検出部9は同様に喫煙具から発生するニコチン臭を検出し、それに対応した出力信号を喫煙警報部11に出力する。喫煙判断部11では、出力信号が所定値を越えると、喫煙がなされていると判断して、喫煙信号を火災判断部5に出力する。
【0014】
一方、喫煙者の喫煙量が多く、火災判断部5において、煙検出部3からの出力信号が所定値を越えたことを判断した場合には、火災警報部7に火災信号が出力されるところであるが、ここでは、火災判断部5にすでに喫煙判断部5から喫煙信号が入力しているので、火災信号の出力が停止され、火災警報部7には火災信号が入力しない。よって煙感知器1におけるタバコの誤報を防止することができる。なお、ニオイと煙では、一般にニオイの方が先に発生するので、喫煙判断部11から火災判断部5への喫煙信号の入力遅れが発生することはない。
【0015】
また火災判断部5は火災警報部7には、火災信号を出力しないが、喫煙判断部1には火災信号を出力する。喫煙判断部11では、火災判断部5から火災信号が入力されている時に、喫煙の発生を判断した時には、喫煙警報部13に喫煙信号を出力する。よって喫煙警報部13により煙感知器1が設置されている場所で、喫煙が行われていることが警報される。警報の方法としては、例えば煙感知器1の本体外側に設けた表示灯を点灯させたり、または煙感知器1と信号線を介して接続された図示しない火災受信機の盤面で喫煙が行われていることを報知する。
【0016】
喫煙警報部13による警報は、煙検出部3とニオイ検出部9の両方の出力信号が所定値を越えた時にのみ行われる。このため煙感知器1の下でタバコを吸うことで、煙感知器1の機能が正しいか否かの点検を行うことができる。よって従来からある試験具を持ち運ばずに感知器1の点検を行えるので、点検作業が簡単になる。しかもこの時、火災警報部7による警報は行われないので、火災受信機側で音響の停止スイッチを操作しとく必要がない。
【0017】
次に火災時の場合を説明する。火災時には、ニコチン臭が発生しないため、喫煙判断部11が喫煙を判断することはなく、よって火災判断部5に喫煙信号は入力されない。このため、煙検出部3からの出力信号が所定値を越えたと判断したら、ただちに火災判断部5から火災警報部7に火災信号が出力され、火災警報部7で火災警報が行われる。
【0018】
実施形態2
タバコによる煙量は小さいので、高感度に設定された煙感知器はこれにより誤動作を起こすことがあるが、低感度に設定された煙感知器はタバコの煙程度では誤報を起こしにくい。そこで実施形態2ではこの点に着目して、煙の濃度に応じて火災信号の出力を制御する。
【0019】
即ち、火災判断部5は所定値を例えば、3つ有しており、煙検出部3からの出力信号により低濃度、中濃度、高濃度の煙をそれぞれ判別できるようにしてある。そして高濃度の煙を検出した時には、喫煙判断部11から喫煙信号が出力されていたとしても、この喫煙信号を無視して、火災警報部7に火災信号を出力するようにする。なお低濃度または中濃度の煙を検出している時は、実施形態1で示したように、喫煙判断部11から喫煙信号が出力されている場合には、火災警報部7への火災信号の出力は行わない。
【0020】
このようにすることで、煙感知器1の設置されている雰囲気下が高濃度の煙に包まれた場合には、例えニコチン臭のニオイが発生していても、何らかの異常があるものと判断して、火災警報部7に火災信号を出力して、火災警報を行わせることが可能となる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、煙感知器にニコチン臭を検出するニオイ検出部を設けたので、タバコによる誤報を防止することが出来る。また喫煙警報部による警報を、煙検出部とニオイ検出部の両方の出力信号が所定値を越えた時にのみ行うことで、タバコの喫煙により、煙感知器の機能が正しいか否かを点検を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の煙感知器のブロック図である。
【符号の説明】
1 煙感知器、3 煙検出部、5 火災判断部、7 警報部、
9 ニオイ検出部、11 喫煙判断部、13 喫煙警報部
Claims (3)
- 煙を検出する煙検出部と、該煙検出部からの出力信号に基づいて火災か否かの判断をして、火災時に火災信号を出力する火災判断部とを備えた煙感知器において、
喫煙具からのニコチン臭を検出するニオイ検出部と、
該ニオイ検出部からの出力信号に基づいて喫煙の発生を判断する喫煙判断部と、
該喫煙判断部から喫煙信号が出力されている時は、火災信号の出力を停止する火災判断部と、
前記喫煙判断部からの喫煙信号をうけて、喫煙が行われていることを報知する喫煙警報部とを備え、
前記喫煙警報部による警報は、前記煙検出部とニオイ検出部の両方の出力信号が所定値を越えた時にのみ行われることを特徴とする煙感知器。 - 前記喫煙警報部による警報は、煙感知器本体外側に設けた表示灯を点灯させることを特徴とする請求項1記載の煙感知器。
- 前記喫煙警報部による警報は、煙感知器と信号線を介して接続される火災受信機の盤面で行われることを特徴とする請求項1記載の煙感知器。
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