JPH09161173A - 火災検出装置 - Google Patents

火災検出装置

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JPH09161173A
JPH09161173A JP7318297A JP31829795A JPH09161173A JP H09161173 A JPH09161173 A JP H09161173A JP 7318297 A JP7318297 A JP 7318297A JP 31829795 A JP31829795 A JP 31829795A JP H09161173 A JPH09161173 A JP H09161173A
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JP
Japan
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odor
fire
alarm
sensor
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP7318297A
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English (en)
Inventor
Koji Tanaka
浩二 田中
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばデパート等の衣料、家具、書籍または
寝具の売り場等で発生する火災を初期段階で早期に検出
して確実に警報することができる信頼性の高い火災検出
装置を得る。 【解決手段】 種類の異なる複数のセンサ部を有し、環
境中のニオイを検出するニオイ検出部(11〜1n)と、
環境中のニオイに関連するデータを予め記憶している記
憶部(4)と、ニオイ検出部からのセンサ出力と記憶部
からのデータを比較して、センサ出力から特定のニオイ
を判別する制御部(3)と、この制御部の判別結果に基
づいて火災に関連した信号を発生する信号出力部(5)
とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、火災検出装置に
関し、特に例えばニオイセンサを使用してデパート等の
衣料や家具や書籍または寝具売り場等の火災や、或いは
美術館の閲覧室等における火災を検出する場合等に用い
て好適な火災検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デパート等の衣料や家具または寝
具の売り場等で発生する火災を検出する火災検出装置と
して、例えば火災時の煙を検出する煙感知器や炎を検出
する炎検知器が各売り場の天井等に設置されている。ま
た、絵画等が展示されている美術館の閲覧室等にも、火
災時の煙を検出する煙感知器等が設置されている。そし
て、これらの煙感知器等は、感知器毎に信号線を介して
火災受信機に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来の火災検出装置は、感知器が作動するのに、比較
的多量の煙の発生と一定の炎の大きさが必要なため、初
期火災の検出が困難であり、特に、絵画等に放火された
場合には、初期段階で検出することが難しく、火災が発
見されたときには既に放火された絵画だけでなく、他の
多くの絵画や美術品等も犠牲になる可能性が高いという
問題点があった。また、タバコの煙や火災以外の比較的
大きな熱源がある場合には、これにより感知器が作動し
て誤動作を起こす可能性が高いという問題点があった。
【0004】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、例えばデパート等の衣料や家具や
書籍または寝具の売り場等で発生する火災を初期段階で
早期に検出して確実に警報することができる信頼性の高
い火災検出装置を提供することを目的とする。また、こ
の発明は、例えば美術館の閲覧室等における放火等によ
る火災を早期に検出して確実に警報したり、或いは絵画
の近くで喫煙した場合にこれを早期に検出して禁煙の表
示や禁煙放送を自動的に行うことができる信頼性の高い
火災検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る火災検出
装置は、種類の異なる複数のセンサ部を有し、環境中の
ニオイを検出するニオイ検出部と、環境中のニオイに関
連するデータを予め記憶している記憶部と、ニオイ検出
部からのセンサ出力と記憶部からのデータを比較して、
センサ出力から特定のニオイを判別する判別手段と、こ
の判別手段の判別結果に基づいて火災に関連した信号を
発生する火災関連信号発生手段とを備えたものである。
【0006】また、この発明に係る火災検出装置は、ニ
オイ検出部側に設けられ、判別手段の判別結果に基づい
て火災警報または禁煙警報を発生する警報発生手段を備
えたものである。
【0007】さらに、この発明に係る火災検出装置は、
ニオイ検出部として焦げ臭を検出する第1のニオイセン
サと、ニコチンを検出する第2のニオイセンサとを備
え、焦げ臭を検出したときに火災警報を発生し、ニコチ
ンを検出したときに禁煙警報を発生するようにしたもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図について説明する。図1はこの発明の一実施の形態を
示すブロック図である。図において、11〜1nは監視区
域、例えばデパート等の衣料、家具、書籍または寝具の
各売り場の天井等に配置された複数のニオイ検出部であ
る。これらのニオイ検出部11〜1nは、種類の異なる複
数のセンサ部例えばそれぞれ膜厚の異なる複数のセンサ
部からなるニオイセンサが用いられ、環境中のニオイ、
特に火災時に発生するニオイや喫煙時に発生するニオイ
を検出するものである(例えば特開平5−10905号
公報参照)。このニオイセンサは、アルミナ基板上にス
パッタリングにより膜厚の異なる同一材質の膜例えばS
nO2(酸化第二錫)膜の形成された2つのセンサ部か
らのセンサ信号に基づいてニオイを判別するものであ
る。
【0009】図2はこのようなニオイセンサにおいて、
そのヒータに電圧をかけ、SnO2がスパッタリングさ
れている側の面上が300℃になるようにして各種のニ
オイに対する2つのセンサ部すなわち厚膜センサ部と薄
膜センサ部の出力(電圧値)を示したものである。図2
において、曲線a〜jは、対応する符号の付された材料
を燻焼させた場合に発するニオイに対するセンサ出力の
軌跡であり、同じく曲線k〜yは、対応する符号の付さ
れた材料を燻焼させず自然の状態で発するニオイに対す
るセンサ出力の軌跡である。特に、曲線m〜yは対する
符号の材料の有機溶剤が発するニオイに対するものであ
る。
【0010】この図2からも分かるように、曲線a〜j
は薄膜センサ部による出力よりも厚膜センサ部による出
力が感度がよく、従って、時間の経過と共に図2のほぼ
縦軸に沿って立ち上がっている。また、曲線m〜yは、
逆に、薄膜センサ部の方が感度がよく、厚膜センサ部の
出力は時間の経過と共に後から僅かに立ち上がっている
ことが分かる。このように種類の異なる複数のニオイセ
ンサ部例えば膜厚の異なる2つのセンサ部を用いれば、
ニオイの質または種類に応じてセンサ部の出力値パター
ンがある規則性を持って異なるので、これらの出力値の
パターンを識別することにより、ニオイの種類、特に図
2の場合には、材料の燻焼時に発生する焦げ臭と有機溶
剤のニオイとを区別することが可能である。
【0011】さて、再度図1に戻り、2はニオイ検出部
1〜1nに接続され、相互に送受信を行う送受信部、
3は送受信部2に接続された判別手段としての制御部、
4は制御部3に接続され、上述の図2に示すような各材
質のニオイに関するデータが予め記憶された記憶部であ
って、この記憶部4としては例えばROMが使用され
る。記憶部4は例えば、家具(木材)、衣料(コットン
等)、書籍(紙)等を扱うデパートであれば、それらの
商品の燃えたまたは焦げたときに発生するニオイをデー
タ(パターン)として格納する。記憶部4は少なくとも
そのニオイセンサが設けられている売り場の商品の燃焼
時または燻焼時のニオイを記憶していればよい。かくし
て、制御部3は送受信部2を介してニオイ検出部11
1nから送られてくるセンサ出力と記憶部4に記憶され
ているデータとを比較参照してニオイを判別する。
【0012】5は制御部3に接続され、制御部3でニオ
イが判別されると、その判別結果に基づいてニオイの種
別を含む火災信号を出力する火災関連信号発生手段とし
ての信号出力部である。この信号出力部5は図示せずも
表示装置を含むものである。なお、送受信部2、制御部
3、記憶部4および信号出力部5は火災受信機側に設置
されているものとする。また、ニオイ検出部11〜1n
は火災受信機からのポーリング信号に応答して常に火災
に関連する状態信号としてのセンサ出力を火災受信機側
に返送している。
【0013】次に、動作について説明する。火災が発生
し、デパート等の衣料、家具、書籍または寝具等の燻焼
時には煙や炎よりも早くその商品特有の焦げ臭が発生す
る。この焦げ臭は、熱気流に乗って煙とほぼ同じ拡散傾
向を示して天井面付近に上昇する。すると、天井にはニ
オイ検出部11〜1nが各売り場毎に配置されているの
で、これにより焦げ臭が検出される。ニオイ検出部11
〜1nのセンサ出力は送受信部2を介して制御部3に供
給される。制御部3では、入力されたセンサ出力すなわ
ち焦げ臭のパターンと記憶部4から読み出した各商品の
燃えたまたは焦げたときに発生するニオイのデータ(パ
ターン)とを比較参照し、一致するものがあれば、これ
を特定のニオイつまりどの商品の焦げ臭であるかを判別
する。例えば、木材の焦げ臭であれば家具の売り場が、
また、コットン(綿)の焦げ臭であれば衣料売り場が、
そして、紙の焦げ臭であれば書籍売り場がそれぞれ火災
発生箇所であると判別する。
【0014】制御部3の判別結果は信号出力部5に供給
され、少なくともニオイの種類を含む火災信号が表示装
置と外部に設けられた警報装置、例えば音響装置に出力
される。なお、表示装置には、例えば“燃えているもの
木材”、“火災発生箇所家具売り場”というように、
燃えている物と火災発生箇所を表示することが好まし
い。また、音響装置に音声合成用ICを用いて、同様に
燃えている物と火災発生箇所により報知するようにして
もよい。このように、何が燃えているかを火災受信機の
操作者等に知らせるようにすれば、その操作者が火災現
場へ行く際に、泡消化器と粉末消化器のどちらを持って
行けばいいか等の判断の助けとなり、有毒なガスを発生
するような物が燃えている場合には、マスク等を事前に
付けることができる。従って、火災受信機側では、どの
商品が燃えているかを認識できるので、当該商品の売り
場で火災が発生することを知ることができる。よって、
火災受信機側の記憶部に火災発生箇所を識別するための
マップ(センサのアドレスと設置場所の対照表)を設定
しなくとも、火災受信機側で火災発生箇所を特定するこ
とができる。
【0015】このように、本実施の形態では、ニオイセ
ンサを用いて燻焼時のニオイを検出して火災の有無を判
断しているので、火災受信機側の記憶部に火災発生箇所
を識別するためのマップを何等設けることなく当該火災
発生箇所、例えばデパート等の衣料や家具または寝具の
売り場を特定でき、しかもそこで発生する火災を初期段
階で早期に検出して確実に警報することができる。な
お、ここでは監視区域としてデパートを例に説明した
が、これに限定されることなく、例えば複数の商品と商
品毎の売り場を備えた商品店であれば、同様に本発明を
適用できる。
【0016】図3はこの発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。なお、図3において、図1と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。上
述の実施の形態は、監視区域が一例としてデパート等の
衣料、家具、書籍または寝具の各売り場の場合であった
が、本実施の形態では、この監視区域を少なくとも禁煙
区域を有する例えば絵画等の美術品が展示されている美
術館の閲覧室の場合について説明する。従って、この場
合、ニオイ検出部11〜1nは、例えば絵画の額縁や絵画
近傍に配置されているものとする。図において、3Aは
送受信部2に接続された判別手段としての制御部、4A
は制御部3Aに接続され、上述の図2に示すような各材
質のニオイに関するデータが予め記憶された記憶部であ
って、この記憶部4Aとしては例えばROMが使用され
る。
【0017】記憶部4Aは例えば、絵画等の美術品を扱
う美術館であれば、それらの絵画等の燃えたまたは焦げ
たときに発生するニオイとタバコ(喫煙具)が扱われて
いる際に発生するニオイをデータ(パターン)として格
納する外に、図4(a)に示すような、ニオイ検出部が
設けられた監視区域の各場所が禁煙区画か喫煙区画であ
るかに応じて割り当てられた設定手段としてのアドレス
のマップと、図4(b)に示すような制御部3Aによっ
て判別されたニオイが火災によるものかタバコによるも
のかに応じて割り当てられた警報のマップを格納する。
図4(a)では、1階(1F)は例えば閲覧室で禁煙区
画、2階は禁煙区画でないすなわち例えば美術館の事務
室等の喫煙区画、3階会議室は禁煙区画でないすなわち
喫煙区画、3階トイレは禁煙区画を表し、例えば禁煙区
画には論理的にアドレス“1”、喫煙区画には論理的に
アドレス“0”を割り当てるものとする。また、図4
(b)は火災の場合は禁煙区画、喫煙区画に拘わらず火
災警報を発生し、タバコの場合は、禁煙区画であれば禁
煙警報を発生し、喫煙区画であれば何も警報は発生しな
いことを表している。
【0018】61〜6nはニオイ検出部11〜1nと例え
ば1対1で対応するように監視区域側に設けられた警報
発生手段としての警報装置であって、これらの警報装置
1〜6nは共に火災受信機側の送受信部2に接続され
る。これらの警報装置61〜6nからの警報は表示または
音声のいずれか、または両方で行ってもよい。その他の
構成は図1と同様である。
【0019】次に、動作について図5のフローチャート
を参照して説明する。いま、ステップS1において、ニ
オイ検出部11〜1nによりニオイが検出されると、そ
のセンサ出力は送受信部2を介して制御部3Aに供給さ
れる。制御部3Aでは、ステップS2において、入力さ
れたセンサ出力すなわち焦げ臭のパターンと記憶部4A
から読み出した各材質の燃えたまたは焦げたときに発生
するニオイ或いはタバコのニコチンのデータ(パター
ン)とを比較参照し、燻焼火災であるか、またはタバコ
のニコチンのニオイかを判別する。
【0020】燻焼火災であれば、ステップS3におい
て、図4(a)のマップを参照してそのニオイ検出部の
設置されている場所が禁煙区画かあるいは喫煙区画かを
判別し、禁煙区画であれば、この場合、1階の閲覧室に
展示されている絵画等の放火等による火災か或いは3階
のトイレにおける火災が考えられるので、ステップS4
において、送受信部2を介して警報装置61〜6nの内の
少なくとも1階の閲覧室または3階にある警報装置を駆
動して火災警報を発生させる。また、喫煙区画であれ
ば、この場合、2階の事務室や3階の会議室等における
火災が考えられるので、ステップS5において、送受信
部2を介して警報装置61〜6nの内の少なくとも2階ま
たは3階にある警報装置を駆動して火災警報を発生させ
る。
【0021】つまり、ステップS2で火災であると判断
された場合には、禁煙区画および喫煙区画に拘わらず警
報装置61〜6nに火災警報を発生させる。従って、この
場合、火災の場合は、ステップS3を省略して即座に火
災警報を発生するようにしてもよい。また、ステップS
3における制御部3Aの判別結果は信号出力部5にも供
給され、少なくともニオイの種類を含む火災信号が表示
装置や、上記以外の必要な箇所にも焦げ臭であるか、タ
バコのニオイであるかを表示等により警報する。
【0022】一方、ステップS2でタバコのニコチンで
あると判断された場合には、ステップS6において、図
4(a)のマップを参照して禁煙区画かあるいは喫煙区
画かを判別し、禁煙区画であれば、この場合、1階の閲
覧室や3階のトイレで喫煙している人がいると考えられ
るので、ステップS7において、送受信部2を介して警
報装置61〜6nの内の1階の閲覧室または3階にある警
報装置を駆動して禁煙警報を発生させる。この禁煙警報
は禁煙表示または禁煙放送でよく、或いは両方で行って
もよい。また、ステップS6において喫煙区画であれ
ば、この場合、2階の事務室や3階の会議室等における
喫煙であるので、ステップS8においては、何も警報を
発生させない。また、ステップS6における制御部3A
の判別結果は信号出力部5にも供給され、ニコチンのニ
オイを含む火災信号が表示装置や、上記以外の必要な箇
所にも出力される。なお、警報装置61〜6nによる警報
は、ニオイ検出部11〜1n毎に付与されたアドレスに
基づいて、火災またはタバコのニオイを検知したニオイ
検出部と対応する場所に設置された警報装置を少なくと
も動作させればよいが、火災警報の場合は全てを動作さ
せるようにしてもよい。
【0023】なお、この実施の形態において、ニオイ検
出部に設定手段として例えばディップスイッチ等で禁煙
区画に設置されているかどうかを設定できるようにして
もよい。この場合、ニオイ検出部から信号を送出すると
きはセンサ出力と図4(a)に対応するような禁煙情報
(フラグ)を送出し、火災受信機側で判断するようす
る。また、ニオイ検出部に焦げ臭を検出するニオイセン
サと、タバコのニコチンを検出するニオイセンサを専用
に設け、焦げ臭を検出したときに火災信号を出力し、ニ
コチンを検知したときに喫煙信号を出力するようにして
もよい。このようにすると、火災受信機側の記憶部を省
略することが可能である。
【0024】このように、本実施の形態では、ニオイセ
ンサを用いて燻焼時のニオイを検出して火災の有無を判
断しているので、例えば美術館の閲覧室等で発生する火
災を極初期段階で早期に検出して確実に警報することが
でき、絵画等の被害を最低限度に抑えることができる。
また、閲覧室内の絵画等の近くで喫煙した場合に、その
タバコの煙を検出して、禁煙の表示や禁煙放送を自動的
に行うことができる。なお、上記実施の形態において、
喫煙具の一例としてタバコを挙げたが、葉巻でもかまわ
ない。
【0025】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、種類の
異なる複数のセンサ部を有し、環境中のニオイを検出す
るニオイ検出部と、環境中のニオイに関連するデータを
予め記憶している記憶部と、ニオイ検出部からのセンサ
出力と記憶部からのデータを比較して、センサ出力から
特定のニオイを判別する判別手段と、この判別手段の判
別結果に基づいて火災に関連した信号を発生する火災関
連信号発生手段とを備え、実質的に火災の燻焼時のニオ
イを検出して火災の有無を判断しているので、火災受信
機側の記憶部に火災発生箇所を識別するためのマップを
何等設けることなく火災発生箇所を特定でき、しかもそ
こで発生する火災を初期段階で早期に検出して確実に警
報することができ、装置の信頼性を向上でき、特にデパ
ート等のように商品毎に多数の売り場のある監視区域に
おいては有用であるという効果がある。
【0026】また、この発明に係る火災検出装置は、判
別手段の判別結果に基づいて火災警報または禁煙警報を
発生する警報発生手段をニオイ検出部側に設けたので、
美術館の閲覧室等で発生する火災を極初期段階で早期に
検出して確実に火災警報を発生でき、絵画等の被害を最
低限度に抑えることができ、しかも、閲覧室内の絵画等
の近くで喫煙した場合にも、そのタバコの煙を検出し
て、禁煙の表示や禁煙放送を自動的に行うことができる
という効果がある。
【0027】さらに、この発明に係る火災検出装置は、
ニオイ検出部として焦げ臭を検出する第1のニオイセン
サと、ニコチンを検出する第2のニオイセンサとを備
え、焦げ臭を検出したときに火災警報を発生し、ニコチ
ンを検出したときに禁煙警報を発生するようにしたの
で、さらに、火災を極初期段階で早期に検出して確実に
火災警報等を発生でき、装置の信頼性を向上できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る火災検出装置の一実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】この発明に係る火災検出装置におけるニオイに
関連す参照データの特性を説明するための図である。
【図3】この発明に係る火災検出装置の他の実施の形態
を示すブロック図である。
【図4】この発明に係る火災検出装置の他の実施の形態
におけるアドレスに関連するマップを示す図である。
【図5】この発明に係る火災検出装置の他の実施の形態
の動作説明に供するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1〜1n ニオイ検出部、2 送受信部、3,3A 制
御部、4,4A 記憶部、5 信号出力部、61〜6n
警報装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種類の異なる複数のセンサ部を有し、環
    境中のニオイを検出するニオイ検出部と、 環境中のニオイに関連するデータを予め記憶している記
    憶部と、 上記ニオイ検出部からのセンサ出力と上記記憶部からの
    データを比較して、上記センサ出力から特定のニオイを
    判別する判別手段と、 該判別手段の判別結果に基づいて火災に関連した信号を
    発生する火災関連信号発生手段とを備えたことを特徴と
    する火災検出装置。
  2. 【請求項2】 上記ニオイ検出部側に設けられ、上記判
    別手段の判別結果に基づいて火災警報または禁煙警報を
    発生する警報発生手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の火災検出装置。
  3. 【請求項3】 上記ニオイ検出部として焦げ臭を検出す
    る第1のニオイセンサと、ニコチンを検出する第2のニ
    オイセンサとを備え、焦げ臭を検出したときに火災警報
    を発生し、ニコチンを検出したときに禁煙警報を発生す
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の
    火災検出装置。
JP7318297A 1995-12-06 1995-12-06 火災検出装置 Pending JPH09161173A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10275286A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Nohmi Bosai Ltd 煙感知器
JP2007219970A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 喫煙抑制装置
KR100981232B1 (ko) * 2009-10-26 2010-09-10 이승철 배전반 전기화재 조기 감지장치 및 오차보정 방법

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