JP2002287210A - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

カメラ用フォーカルプレンシャッタ

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JP2002287210A
JP2002287210A JP2001087508A JP2001087508A JP2002287210A JP 2002287210 A JP2002287210 A JP 2002287210A JP 2001087508 A JP2001087508 A JP 2001087508A JP 2001087508 A JP2001087508 A JP 2001087508A JP 2002287210 A JP2002287210 A JP 2002287210A
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部 研 一 渡
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崎 浩 宮
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッタ羽根の移動に伴なう衝撃力を緩和しつ
つ作動開始位置への位置決めを行なう。 【解決手段】露光用の開口部10aを開閉するシャッタ
羽根20を、電磁アクチュエータ30により直接駆動し
て作動開始位置に位置決めするにあたり、ロータ31の
駆動ピン31cに対して当接及び離脱するように揺動自
在に支持された揺動アーム42と、揺動アーム42の一
端部42aを駆動ピン31cに押し付けるように付勢力
を及ぼす捩りバネ44と、捩りバネ44の付勢力に抗し
て揺動アーム42を所定の角度位置に停止させる偏芯ピ
ン43とにより、位置決め手段40を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光用の開口部を
開閉するシャッタ羽根を電磁駆動源により直接駆動する
カメラ用シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ用シャッタ、特にシャッタ羽根を
電磁アクチュエータにより駆動するフォーカルプレーン
シャッタ形式のカメラ用シャッタとしては、例えば、特
開昭56−99330号公報、特開昭62−22373
6号公報、実開昭63−26831号公報に開示された
ものが知られている。特開昭56−99330公報に開
示のカメラ用シャッタは、図9に示すように、シャッタ
羽根を所定のスタート位置(作動開始位置)に位置決め
するべく、駆動アーム1に結合された駆動ピン1aに当
接し得るセットビス2を備えている。セットビス2は、
地板3の折曲片3aに螺合されており、その螺合位置を
調整することにより、セットビス2に対して駆動ピン1
aが当接する位置、すなわち、シャッタ羽根のスタート
位置が調節されるようになっている。また、特開昭62
−223736号公報に開示のカメラ用シャッタは、シ
ャッタ羽根のスタート位置を規制すると共に位置の調整
が可能な位置規制部材を備えている。さらに、実開昭6
3−26831号公報に開示のカメラ用シャッタは、シ
ャッタ羽根のスタート位置を規制するべく、地板に形成
された長孔の端部を利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
56−99330号公報のカメラ用シャッタにおいて
は、露光動作の終了後電磁駆動源を逆向きに駆動させて
シャッタ羽根をスタート位置に復帰させる場合に、駆動
ピン1aがセットビス2に直接衝突するため、衝突音を
生じたり、繰り返し作動させると装置が破損するといっ
た耐久性の面で問題があった。一方、シャッタ羽根をス
タート位置に復帰させるにあたり、電磁駆動源の駆動力
を弱めて作動速度を遅くすることも考えられるが、この
場合、作動シーケンスが長くなり、連続撮影を行なう際
にコマ速度が低下する等の問題がある。また、特開昭6
2−223736号公報及び実開昭63−26831号
公報のカメラ用シャッタにおいては、作動直前には常に
作動方向と反対の方向への通電を必要としており、又、
上述同様に位置決め時の衝撃等による不都合があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、構造の簡略化等を図
りつつ、耐久性に優れ、シャッタ羽根を作動開始位置に
容易に位置決めでき、又、作動開始位置の調節も可能な
カメラ用シャッタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラ用シャッ
タは、露光用の開口部を開閉するシャッタ羽根と、シャ
ッタ羽根を直接駆動する電磁駆動源と、シャッタ羽根を
作動開始位置に位置決めする位置決め手段とを備え、電
磁駆動源によりシャッタ羽根を走行させて露光動作を行
なわせるカメラ用シャッタであって、上記位置決め手段
は、シャッタ羽根に連動する連動部材に当接し得ると共
に移動自在に支持された当接部材と、当接部材を連動部
材に押し付けるように付勢力を及ぼす付勢部材と、付勢
部材の付勢力に抗して当接部材を所定位置に停止させる
ストッパとを有する、ことを特徴としている。この構成
によれば、シャッタ羽根が作動開始位置に位置決めされ
る場合、連動部材が当接部材に当接し、付勢部材の付勢
力に抗して当接部材を所定量だけ後退させる。この間に
衝撃力が緩和され、この後退によりチャージされた付勢
部材の付勢力により当接部材が押し戻されてストッパに
当接した時点で、シャッタ羽根が作動開始位置に位置決
めされることになる。すなわち、位置決め手段が、シャ
ッタ羽根の慣性力による衝撃力を緩和しつつ位置決めを
行なうため、衝突音等が抑制され、又、部品の破損等も
防止され、耐久性が向上する。
【0006】上記構成において、シャッタ羽根が露光動
作後に作動開始位置に向けて復帰する際に、当接部材が
連動部材に当接した後に、連動部材に当接して衝撃力を
緩和する緩衝部材を有する、構成を採用することができ
る。この構成によれば、当接部材により最初の緩和作用
が行なわれ、それに続いて緩衝部材による緩和作用が行
なわれるため、衝撃力を確実に吸収して緩和させること
ができる。
【0007】上記構成において、連動部材は、電磁駆動
源から直接駆動力を及ぼされると共にシャッタ羽根の一
部に連結された駆動アームからなり、当接部材は、所定
軸回りに揺動自在に支持された揺動アームからなり、付
勢部材は、上記所定軸周りに配されてその一端部がスト
ッパに掛止されかつその他端部が揺動アームに掛止され
た捩りバネからなる、構成を採用することができる。こ
の構成によれば、シャッタ羽根が作動開始位置に位置決
めされる場合、駆動アームが揺動アームに当接し、付勢
部材の付勢力に抗して揺動アームを所定量だけ回転させ
て後退させる。この間に衝撃力が緩和されると共に、後
退によりチャージされた捩りバネの付勢力により揺動ア
ームが逆向きに回転させられてストッパに当接し、シャ
ッタ羽根が作動開始位置に位置決めされることになる。
【0008】また、本発明のカメラ用シャッタは、露光
用の開口部を開閉するシャッタ羽根と、シャッタ羽根を
直接駆動する電磁駆動源と、シャッタ羽根を作動開始位
置に位置決めする位置決め手段とを備え、電磁駆動源に
よりシャッタ羽根を走行させて露光動作を行なわせるカ
メラ用シャッタであって、上記位置決め手段は、一端部
が固定され他端部がシャッタ羽根に連動する連動部材の
当接により弾性変形可能な弾性部材からなる、ことを特
徴としている。この構成によれば、電磁駆動源の駆動力
によりシャッタ羽根が作動開始位置に位置決めされる場
合、連動部材が慣性力をもって弾性部材に衝突すると、
弾性部材が弾性的に変形してその衝撃力を緩和し、その
後変形によりチャージされた弾性エネルギにより連動部
材が押し戻されてシャッタ羽根が位置決めされる。これ
により、単純な構造にして、衝突音等が抑制され、部品
の破損等も防止され、耐久性が向上する。また、弾性部
材の取り付け角度を調節するだけで、シャッタ羽根の作
動開始位置を適宜所望の位置に設定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図6
は、本発明に係るカメラ用シャッタの一実施形態を示す
ものである。この実施形態に係るカメラ用シャッタは、
図1に示すように、露光用の開口部10aを有する地板
10と、開口部10aを開閉するシャッタ羽根20と、
開口部10aの左側部に配置されてシャッタ羽根20を
直接駆動する電磁駆動源としての電磁アクチュエータ3
0と、シャッタ羽根20を作動開始位置に位置決めする
位置決め手段40等を、その基本構成として備えてい
る。
【0010】電磁アクチュエータ30は、図1及び図2
に示すように、異なる極性に着磁された扁平で回動自在
なロータ31と、扁平に巻回された励磁用の第1コイル
32及び第2コイル33と、磁気回路を形成する扁平な
板状の第1ヨーク34及び第2ヨーク35等により形成
されている。ロータ31は、地板10から突出して形成
された支軸10bに回動自在に支持され、第1ヨーク3
4及び第2ヨーク35は、地板10に固定された保持板
11に保持されている。ロータ31は、図1及び図2に
示すように、扁平な円板状に形成されてN極とS極に着
磁された着磁部31aと、回転駆動力を外部に出力して
シャッタ羽根20を連動させる連動部材としての駆動ア
ーム31bと、駆動アーム31bの一部を形成するべく
先端に結合されてシャッタ羽根20に連結される駆動ピ
ン31cとにより形成されている。そして、図1及び図
2に示すように、駆動ピン31cが円弧状の案内孔10
cを通して地板10と覆板12との間に配置されたシャ
ッタ羽根20の一部(後述する第1アーム25の長孔2
5a)に連結されており、ロータ31が回転することに
より、シャッタ羽根20を直接駆動するようになってい
る。
【0011】シャッタ羽根20は、図4に示すように、
複数(ここでは、4枚)の羽根21,22,23,24
と、羽根21〜24をそれぞれ回動自在に連結する第1
アーム25及び第2アーム26とにより構成されてい
る。第1アーム25及び第2アーム26は、図2に示す
ように、地板10の裏面に設けられた支軸10d,10
eにそれぞれ回動自在に支持されている。そして、図4
に示すように、第1アーム25の長孔25aには、電磁
アクチュエータ30の駆動ピン31cが連結されてお
り、ロータ31が略90°回動することにより、第1ア
ーム25及び第2アーム26が揺動して、羽根21〜2
4が、図6に示すように下側に重なって開口部10aを
開放した開放位置と、図4に示すように上側に展開して
開口部10aを閉鎖した閉鎖位置との間を略直線状に往
復移動するようになっている。
【0012】位置決め手段40は、地板10に植設され
た所定軸としての支軸41の回りに揺動自在に(移動自
在に)支持された当接部材としての揺動アーム42と、
地板10に締結されたストッパとしての偏芯ピン43
と、支軸41の周りに配された付勢部材としての捩りバ
ネ44とにより構成されている。
【0013】揺動アーム42は、図1及び図3に示すよ
うに、略L字状に形成されており、その一端部42aが
案内孔10cの一端側の近傍に面し、その他端部42b
が偏芯ピン43を挟んだ反対側に面するように配されて
いる。そして、一端部42aが駆動ピン31cに対して
当接及び離脱するようになっており、他端部42bが後
述する偏芯ピン43のカム部43bに対して当接及び離
脱するようになっている。
【0014】偏芯ピン43は、図1及び図3に示すよう
に、上方に位置する円柱部43aと、下方に位置して外
周にカム面をもつカム部43bとにより形成されてお
り、又、円柱部43aの上面には取り付け角度を調節す
る際に用いる溝43a´が形成されている。尚、カム部
43bの下方は縮径形状に形成されて地板10に挿通さ
れ、バネワッシャをかしめ込んで所定の摩擦力を持たせ
た状態で取り付けられている。したがって、溝43a´
にスクリュードライバ等を挿入してその取り付け角度を
変えることで、他端部42bに当接するカム部43bを
所望の角度位置に調節して保持することができ、これに
より、揺動アーム42を停止させる位置を調節できるよ
うになっている。
【0015】捩りバネ44は、図1及び図3に示すよう
に、一端部44aが偏芯ピン43の円柱部43aに掛止
され、他端部44bが揺動アーム42の一端部42aに
掛止されており、他端部42bがカム部43bに当接す
る方向に(図3において反時計回りに)揺動アーム42
を付勢している。
【0016】地板10の案内孔10cの一端側には、図
1及び図3に示すように、駆動ピン31cが当接した際
の衝撃力を緩和する緩衝部材としてのゴム45が取り付
けられている。尚、案内孔10cの他端側にも、同様の
ゴム46が取り付けられている。
【0017】次に、このカメラ用シャッタが、デジタル
スチルカメラに搭載された場合の動作について、図3な
いし図6を参照しつつ説明する。先ず、カメラのメイン
スイッチがONとされて、撮影が完了した状態では、図
3(a)及び図4に示すように、ロータ31(駆動アー
ム31b)は反時計回りに約70°(使用角度範囲)回
転して駆動ピン31cが案内孔10cの上側端部のゴム
46に当接し、シャッタ羽根20は開口部10aを閉鎖
した位置に停止している。
【0018】その後、CCDに撮影された撮影画像の記
憶処理等が行なわれ、ロータ31(駆動アーム31b)
は時計回りに回転させられて、駆動ピン31cは案内孔
10cの下側端部に向かって移動すると共に、シャッタ
羽根20も開放位置に向けて移動する。そして、先ず駆
動ピン31cが揺動アーム42の一端部42aに当接し
つつその慣性力により、捩りバネ44の付勢力に抗して
揺動アーム42を時計回りに回転させ、その後、図3
(b)及び図5に示すように、駆動ピン31cがゴム4
5に当接し、ゴム45を若干圧縮変形させたところで停
止する。この行程において、駆動ピン31cの衝突によ
る衝撃力は、捩りバネ44のチャージエネルギに変換さ
れると共にゴム45の変形により吸収されて緩和され
る。このように、ロータ31の回転駆動力によりシャッ
タ羽根20が作動開始位置に向けて復帰させられる場
合、位置決め手段40又はゴム45が、シャッタ羽根2
0の慣性力による衝撃力を吸収して緩和するため、その
衝突音等が抑制され、又、部品の破損等も防止され、耐
久性が向上することになる。
【0019】そして、図3(c)及び図6に示すよう
に、今度はチャージされた捩りバネ44の付勢力によ
り、揺動アーム42は反時計回りに回転させられて、一
端部42aが駆動ピン31cを押し返してゴム45から
離脱させると共に、他端部42bが偏芯ピン43のカム
部43bに当接したところで停止する。このとき、電磁
アクチュエータ30のロータ31には、非通電の状態で
時計回りに回転力を及ぼす磁気的付勢力が作用してお
り、一方、揺動アーム42には、逆向きに、磁気的付勢
力よりも大きい捩りバネ44の付勢力が作用している。
【0020】したがって、駆動ピン31cは、揺動アー
ム42の一端部42aに当接しかつ他端部42bがカム
部43bに当接して停止した時点で同時に停止する。こ
れにより、シャッタ羽根20が、作動開始位置SPに位
置決めされることになる。このように、露光動作の開始
前に、位置決め手段40により予めシャッタ羽根20が
所定の作動開始位置SPに位置決めされるため、秒時精
度も向上し、露光動作が安定した所定のタイミングで開
始され、全体として安定した露光動作が行なわれること
になる。
【0021】この待機状態において、撮影者がレリーズ
動作を行なうと、電磁アクチュエータ30のロータ31
が反時計回りに回転し始め、シャッタ羽根20は瞬時に
展開して、図4に示すように再び閉鎖位置に移動して露
光動作を完了する。以下、撮影に際しては同様のシーケ
ンスが繰り返される。尚、連続撮影を行なう場合におい
ても、コマ速度を落とすことなく高速での連続撮影が可
能である。
【0022】ところで、作動開始位置SPについては、
偏芯ピン43の角度位置を調整することにより、適宜所
望の位置に設定することができる。例えば、図3(c)
に示す状態において、揺動アーム42の他端部42b
が、カム部43bのうちカム面の低い部分に当接するよ
うにカム部43bの取り付け角度を変えると、待機状態
で揺動アーム42は反時計回りにさらに回転した位置で
停止することになる。その結果、図6に示す位置に比べ
てさらに開口部10aに近づいた位置が、シャッタ羽根
20の作動開始位置として設定されることになる。
【0023】図7は、本発明に係るカメラ用シャッタの
他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と異な
る位置決め手段40´を採用した以外は同一であるた
め、前述の実施形態と同一の構成については、同一の符
号を付してその説明を省略する。この実施形態における
位置決め手段40´は、図7に示すように、所定方向に
移動自在に支持された当接部材42´と、付勢部材とし
ての圧縮バネ44´と、ストッパとしての偏芯ピン43
とにより構成されている。
【0024】当接部材42´は、略L字状に形成されて
おり、その一端部42a´が案内孔10cの一端側の近
傍に面し、その他端部42b´が偏芯ピン43の近傍に
配されて、全体として矢印L方向に往復動自在に支持さ
れている。そして、一端部42a´が駆動ピン31cに
対して当接及び離脱するように、又、他端部42b´が
偏芯ピン43のカム部43bに対して当接及び離脱する
ようになっている。
【0025】圧縮バネ44´は、一端部44a´が地板
10の折曲片10fに掛止され、他端部44b´が当接
部材42´の他端部42b´に掛止されており、他端部
42b´が偏芯ピン43のカム部43bに当接する方向
に当接部材42´を付勢している。この位置決め手段4
0´の動作は、前述の位置決め手段40と実質的に同一
であるため、前述同様にシャッタ羽根20の慣性力によ
る衝撃力を吸収しつつ緩和することができる。したがっ
て、その衝突音等が抑制され、又、部品の破損等も防止
され、耐久性が向上することになる。
【0026】図8は、本発明に係るカメラ用シャッタの
他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と異な
る位置決め手段40´´を採用した以外は同一であるた
め、前述の実施形態と同一の構成については、同一の符
号を付してその説明を省略する。この実施形態における
位置決め手段40´´は、図8に示すように、地板10
に対して一端部47aが固定され他端部47bが自由端
とされた片持ち梁状の弾性部材としての板バネ47を有
している。すなわち、図8(a)に示す状態から駆動ア
ーム31bが回転して駆動ピン31cが板バネ47に当
接すると、その衝撃力により、板バネ47は図8(b)
に示すように弾性変形して所定量だけ撓む。この撓みに
よって、衝撃力が吸収されて緩和される。そして、この
弾性変形により蓄積された弾性エネルギが今度は駆動ピ
ン31cを押し返す向きに作用し、図8(c)に示すよ
うに、板バネ47が元の変形していない状態に復帰した
時点で、シャッタ羽根20が作動開始位置に位置決めさ
れることになる。
【0027】ここで、板バネ47の曲げ剛性は、駆動ピ
ン31cの衝突による衝撃力により変形し、かつ、電磁
アクチュエータ30のロータ31が及ぼす磁気的付勢力
に打ち勝つように設定されている。尚、板バネ47の復
帰側にストッパを設けると、より確実に作動開始位置へ
の位置決めが行なえる。このように、所望の曲げ剛性を
もつ板バネ47を用いることで、衝撃力を吸収して緩和
することができ、衝突音の抑制、部品の破損等が防止さ
れ、耐久性が向上する。また、構造の簡略化、軽量化、
小型化等が行なえる。さらに、板バネ47の取り付け角
度を適宜調節することで、作動開始位置を適宜設定する
ことができる。
【0028】上記実施形態においては、シャッタ羽根2
0として一組の羽根をもつ場合について示したが、先羽
根及び後羽根の二組の羽根をもつ場合についても、本発
明に係る位置決め手段を採用することができる。この場
合、先羽根と後羽根に対して、それぞれ別個の位置決め
手段を採用することができ、又、先羽根及び後羽根を一
方側から走行させて露光動作を行なわせるだけではな
く、一方側から走行させた後今度は他方側からも走行さ
せて露光動作を行なわせるような場合には、案内孔の両
側端部近傍において、それぞれに位置決め手段を採用す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカメラ用シ
ャッタによれば、シャッタ羽根を作動開始位置に位置決
めする位置決め手段が、シャッタ羽根を作動開始位置に
向けて移動させる際の衝撃力を緩和しつつシャッタ羽根
を作動開始位置に位置決めするように形成されているた
め、シャッタ羽根の慣性力による衝撃力を緩和しつつ位
置決め動作が行なわれる。これにより、衝突音等が抑制
され、又、部品の破損等も防止されて、耐久性が向上す
る。また、当接部材が連動部材に当接した後に連動部材
に当接して衝撃力を緩和する緩衝部材を設けることによ
り、最初に当接部材による緩和作用が行なわれた後、緩
衝部材による緩和作用が行なわれるため、衝撃力を確実
に吸収して緩和させることができる。さらに、位置決め
手段として弾性変形可能な板バネを用いることで、構造
の簡略化、小型化、軽量化等を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ用シャッタの一実施形態を
示す斜視図である。
【図2】電磁アクチュエータの部分を示す断面図であ
る。
【図3】位置決め手段の動作を説明するものであり、
(a)はシャッタ羽根が走行した後の状態、(b)はシ
ャッタ羽根が作動開始位置側に移動して揺動アームを後
退させた状態、(c)は揺動アームが駆動ピンを押し戻
してシャッタ羽根を作動開始位置に位置決めした状態を
それぞれ示す平面図である。
【図4】シャッタ羽根が走行して開口部を閉鎖した状態
を示す平面図である。
【図5】シャッタ羽根が作動開始位置に向けて移動して
開口部を開放し、作動開始位置に位置決めされる前の状
態を示す平面図である。
【図6】シャッタ羽根が作動開始位置に位置決めされた
状態を示す平面図である。
【図7】位置決め手段の他の実施形態を示すものであ
り、(a)はシャッタ羽根が走行した後の状態、(b)
はシャッタ羽根が作動開始位置側に移動して揺動アーム
を後退させた状態、(c)は揺動アームが駆動ピンを押
し戻してシャッタ羽根を作動開始位置に位置決めした状
態をそれぞれ示す平面図である。
【図8】位置決め手段の他の実施形態を示すものであ
り、(a)はシャッタ羽根が走行した後の状態、(b)
はシャッタ羽根が作動開始位置側に移動して板バネを変
形させて後退させた状態、(c)は板バネが弾性復帰し
て駆動ピンを押し戻しシャッタ羽根を作動開始位置に位
置決めした状態をそれぞれ示す平面図である。
【図9】従来のカメラ用シャッタを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 地板 10a 開口部 10c 案内孔 20 シャッタ羽根 30 電磁アクチュエータ(電磁駆動源) 31 ロータ 31b 駆動アーム(連動部材) 31c 駆動ピン(連動部材) 40,40´,40´´ 位置決め手段 41 支軸(所定軸) 42 揺動アーム(当接部材) 42´ 当接部材 43 偏芯ピン(ストッパ) 44 捩りバネ(付勢部材) 44´ 圧縮バネ(付勢部材) 44a 一端部 44b 他端部 45 ゴム(緩衝部材) 47 板バネ(弾性部材) 47a 一端部 47b 他端部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月26日(2001.3.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 カメラ用フォーカルプレンシャッタ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光用の開口部を
開閉するシャッタ羽根を電磁駆動源により直接駆動する
カメラ用フォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ用フォーカルプレンシャッタ、特
にシャッタ羽根を電磁アクチュエータにより駆動するフ
ォーカルプレーンシャッタ形式のカメラ用フォーカルプ
レンシャッタとしては、例えば、特開昭56−9933
0号公報、特開昭62−223736号公報、実開昭6
3−26831号公報に開示されたものが知られてい
る。特開昭56−99330公報に開示のカメラ用フォ
ーカルプレンシャッタは、図9に示すように、シャッタ
羽根を所定のスタート位置(作動開始位置)に位置決め
するべく、駆動アーム1に結合された駆動ピン1aに当
接し得るセットビス2を備えている。セットビス2は、
地板3の折曲片3aに螺合されており、その螺合位置を
調整することにより、セットビス2に対して駆動ピン1
aが当接する位置、すなわち、シャッタ羽根のスタート
位置が調節されるようになっている。また、特開昭62
−223736号公報に開示のカメラ用フォーカルプレ
ンシャッタは、シャッタ羽根のスタート位置を規制する
と共に位置の調整が可能な位置規制部材を備えている。
さらに、実開昭63−26831号公報に開示のカメラ
用フォーカルプレンシャッタは、シャッタ羽根のスター
ト位置を規制するべく、地板に形成された長孔の端部を
利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
56−99330号公報のカメラ用フォーカルプレンシ
ャッタにおいては、露光動作の終了後電磁駆動源を逆向
きに駆動させてシャッタ羽根をスタート位置に復帰させ
る場合に、駆動ピン1aがセットビス2に直接衝突する
ため、衝突音を生じたり、繰り返し作動させると装置が
破損するといった耐久性の面で問題があった。一方、シ
ャッタ羽根をスタート位置に復帰させるにあたり、電磁
駆動源の駆動力を弱めて作動速度を遅くすることも考え
られるが、この場合、作動シーケンスが長くなり、連続
撮影を行なう際にコマ速度が低下する等の問題がある。
また、特開昭62−223736号公報及び実開昭63
−26831号公報のカメラ用フォーカルプレンシャッ
タにおいては、作動直前には常に作動方向と反対の方向
への通電を必要としており、又、上述同様に位置決め時
の衝撃等による不都合があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、構造の簡略化等を図
りつつ、耐久性に優れ、シャッタ羽根を作動開始位置に
容易に位置決めでき、又、作動開始位置の調節も可能な
カメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラ用フォー
カルプレンシャッタは、露光用の開口部を開閉するシャ
ッタ羽根と、シャッタ羽根を直接駆動する電磁駆動源
と、シャッタ羽根を作動開始位置に位置決めする位置決
め手段とを備え、電磁駆動源によりシャッタ羽根を走行
させて露光動作を行なわせるカメラ用フォーカルプレン
シャッタであって、上記位置決め手段は、シャッタ羽根
に連動する連動部材に当接し得ると共に移動自在に支持
された当接部材と、当接部材を連動部材に押し付けるよ
うに付勢力を及ぼす付勢部材と、付勢部材の付勢力に抗
して当接部材を所定位置に停止させるストッパとを有す
る、ことを特徴としている。この構成によれば、シャッ
タ羽根が作動開始位置に位置決めされる場合、連動部材
が当接部材に当接し、付勢部材の付勢力に抗して当接部
材を所定量だけ後退させる。この間に衝撃力が緩和さ
れ、この後退によりチャージされた付勢部材の付勢力に
より当接部材が押し戻されてストッパに当接した時点
で、シャッタ羽根が作動開始位置に位置決めされること
になる。すなわち、位置決め手段が、シャッタ羽根の慣
性力による衝撃力を緩和しつつ位置決めを行なうため、
衝突音等が抑制され、又、部品の破損等も防止され、耐
久性が向上する。
【0006】上記構成において、シャッタ羽根が露光動
作後に作動開始位置に向けて復帰する際に、当接部材が
連動部材に当接した後に、連動部材に当接して衝撃力を
緩和する緩衝部材を有する、構成を採用することができ
る。この構成によれば、当接部材により最初の緩和作用
が行なわれ、それに続いて緩衝部材による緩和作用が行
なわれるため、衝撃力を確実に吸収して緩和させること
ができる。
【0007】上記構成において、連動部材は、電磁駆動
源から直接駆動力を及ぼされると共にシャッタ羽根の一
部に連結された駆動アームからなり、当接部材は、所定
軸回りに揺動自在に支持された揺動アームからなり、付
勢部材は、上記所定軸周りに配されてその一端部がスト
ッパに掛止されかつその他端部が揺動アームに掛止され
た捩りバネからなる、構成を採用することができる。こ
の構成によれば、シャッタ羽根が作動開始位置に位置決
めされる場合、駆動アームが揺動アームに当接し、付勢
部材の付勢力に抗して揺動アームを所定量だけ回転させ
て後退させる。この間に衝撃力が緩和されると共に、後
退によりチャージされた捩りバネの付勢力により揺動ア
ームが逆向きに回転させられてストッパに当接し、シャ
ッタ羽根が作動開始位置に位置決めされることになる。
【0008】また、本発明のカメラ用フォーカルプレン
シャッタは、露光用の開口部を開閉するシャッタ羽根
と、シャッタ羽根を直接駆動する電磁駆動源と、シャッ
タ羽根を作動開始位置に位置決めする位置決め手段とを
備え、電磁駆動源によりシャッタ羽根を走行させて露光
動作を行なわせるカメラ用フォーカルプレンシャッタで
あって、上記位置決め手段は、一端部が固定され他端部
がシャッタ羽根に連動する連動部材の当接により弾性変
形可能な弾性部材からなる、ことを特徴としている。こ
の構成によれば、電磁駆動源の駆動力によりシャッタ羽
根が作動開始位置に位置決めされる場合、連動部材が慣
性力をもって弾性部材に衝突すると、弾性部材が弾性的
に変形してその衝撃力を緩和し、その後変形によりチャ
ージされた弾性エネルギにより連動部材が押し戻されて
シャッタ羽根が位置決めされる。これにより、単純な構
造にして、衝突音等が抑制され、部品の破損等も防止さ
れ、耐久性が向上する。また、弾性部材の取り付け角度
を調節するだけで、シャッタ羽根の作動開始位置を適宜
所望の位置に設定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図6
は、本発明に係るカメラ用フォーカルプレンシャッタの
一実施形態を示すものである。この実施形態に係るカメ
ラ用フォーカルプレンシャッタは、図1に示すように、
露光用の開口部10aを有する地板10と、開口部10
aを開閉するシャッタ羽根20と、開口部10aの左側
部に配置されてシャッタ羽根20を直接駆動する電磁駆
動源としての電磁アクチュエータ30と、シャッタ羽根
20を作動開始位置に位置決めする位置決め手段40等
を、その基本構成として備えている。
【0010】電磁アクチュエータ30は、図1及び図2
に示すように、異なる極性に着磁された扁平で回動自在
なロータ31と、扁平に巻回された励磁用の第1コイル
32及び第2コイル33と、磁気回路を形成する扁平な
板状の第1ヨーク34及び第2ヨーク35等により形成
されている。ロータ31は、地板10から突出して形成
された支軸10bに回動自在に支持され、第1ヨーク3
4及び第2ヨーク35は、地板10に固定された保持板
11に保持されている。ロータ31は、図1及び図2に
示すように、扁平な円板状に形成されてN極とS極に着
磁された着磁部31aと、回転駆動力を外部に出力して
シャッタ羽根20を連動させる連動部材としての駆動ア
ーム31bと、駆動アーム31bの一部を形成するべく
先端に結合されてシャッタ羽根20に連結される駆動ピ
ン31cとにより形成されている。そして、図1及び図
2に示すように、駆動ピン31cが円弧状の案内孔10
cを通して地板10と覆板12との間に配置されたシャ
ッタ羽根20の一部(後述する第1アーム25の長孔2
5a)に連結されており、ロータ31が回転することに
より、シャッタ羽根20を直接駆動するようになってい
る。
【0011】シャッタ羽根20は、図4に示すように、
複数(ここでは、4枚)の羽根21,22,23,24
と、羽根21〜24をそれぞれ回動自在に連結する第1
アーム25及び第2アーム26とにより構成されてい
る。第1アーム25及び第2アーム26は、図2に示す
ように、地板10の裏面に設けられた支軸10d,10
eにそれぞれ回動自在に支持されている。そして、図4
に示すように、第1アーム25の長孔25aには、電磁
アクチュエータ30の駆動ピン31cが連結されてお
り、ロータ31が略90°回動することにより、第1ア
ーム25及び第2アーム26が揺動して、羽根21〜2
4が、図6に示すように下側に重なって開口部10aを
開放した開放位置と、図4に示すように上側に展開して
開口部10aを閉鎖した閉鎖位置との間を略直線状に往
復移動するようになっている。
【0012】位置決め手段40は、地板10に植設され
た所定軸としての支軸41の回りに揺動自在に(移動自
在に)支持された当接部材としての揺動アーム42と、
地板10に締結されたストッパとしての偏芯ピン43
と、支軸41の周りに配された付勢部材としての捩りバ
ネ44とにより構成されている。
【0013】揺動アーム42は、図1及び図3に示すよ
うに、略L字状に形成されており、その一端部42aが
案内孔10cの一端側の近傍に面し、その他端部42b
が偏芯ピン43を挟んだ反対側に面するように配されて
いる。そして、一端部42aが駆動ピン31cに対して
当接及び離脱するようになっており、他端部42bが後
述する偏芯ピン43のカム部43bに対して当接及び離
脱するようになっている。
【0014】偏芯ピン43は、図1及び図3に示すよう
に、上方に位置する円柱部43aと、下方に位置して外
周にカム面をもつカム部43bとにより形成されてお
り、又、円柱部43aの上面には取り付け角度を調節す
る際に用いる溝43a´が形成されている。尚、カム部
43bの下方は縮径形状に形成されて地板10に挿通さ
れ、バネワッシャをかしめ込んで所定の摩擦力を持たせ
た状態で取り付けられている。したがって、溝43a´
にスクリュードライバ等を挿入してその取り付け角度を
変えることで、他端部42bに当接するカム部43bを
所望の角度位置に調節して保持することができ、これに
より、揺動アーム42を停止させる位置を調節できるよ
うになっている。
【0015】捩りバネ44は、図1及び図3に示すよう
に、一端部44aが偏芯ピン43の円柱部43aに掛止
され、他端部44bが揺動アーム42の一端部42aに
掛止されており、他端部42bがカム部43bに当接す
る方向に(図3において反時計回りに)揺動アーム42
を付勢している。
【0016】地板10の案内孔10cの一端側には、図
1及び図3に示すように、駆動ピン31cが当接した際
の衝撃力を緩和する緩衝部材としてのゴム45が取り付
けられている。尚、案内孔10cの他端側にも、同様の
ゴム46が取り付けられている。
【0017】次に、このカメラ用フォーカルプレンシャ
ッタが、デジタルスチルカメラに搭載された場合の動作
について、図3ないし図6を参照しつつ説明する。先
ず、カメラのメインスイッチがONとされて、撮影が完
了した状態では、図3(a)及び図4に示すように、ロ
ータ31(駆動アーム31b)は反時計回りに約70°
(使用角度範囲)回転して駆動ピン31cが案内孔10
cの上側端部のゴム46に当接し、シャッタ羽根20は
開口部10aを閉鎖した位置に停止している。
【0018】その後、CCDに撮影された撮影画像の記
憶処理等が行なわれ、ロータ31(駆動アーム31b)
は時計回りに回転させられて、駆動ピン31cは案内孔
10cの下側端部に向かって移動すると共に、シャッタ
羽根20も開放位置に向けて移動する。そして、先ず駆
動ピン31cが揺動アーム42の一端部42aに当接し
つつその慣性力により、捩りバネ44の付勢力に抗して
揺動アーム42を時計回りに回転させ、その後、図3
(b)及び図5に示すように、駆動ピン31cがゴム4
5に当接し、ゴム45を若干圧縮変形させたところで停
止する。この行程において、駆動ピン31cの衝突によ
る衝撃力は、捩りバネ44のチャージエネルギに変換さ
れると共にゴム45の変形により吸収されて緩和され
る。このように、ロータ31の回転駆動力によりシャッ
タ羽根20が作動開始位置に向けて復帰させられる場
合、位置決め手段40又はゴム45が、シャッタ羽根2
0の慣性力による衝撃力を吸収して緩和するため、その
衝突音等が抑制され、又、部品の破損等も防止され、耐
久性が向上することになる。
【0019】そして、図3(c)及び図6に示すよう
に、今度はチャージされた捩りバネ44の付勢力によ
り、揺動アーム42は反時計回りに回転させられて、一
端部42aが駆動ピン31cを押し返してゴム45から
離脱させると共に、他端部42bが偏芯ピン43のカム
部43bに当接したところで停止する。このとき、電磁
アクチュエータ30のロータ31には、非通電の状態で
時計回りに回転力を及ぼす磁気的付勢力が作用してお
り、一方、揺動アーム42には、逆向きに、磁気的付勢
力よりも大きい捩りバネ44の付勢力が作用している。
【0020】したがって、駆動ピン31cは、揺動アー
ム42の一端部42aに当接しかつ他端部42bがカム
部43bに当接して停止した時点で同時に停止する。こ
れにより、シャッタ羽根20が、作動開始位置SPに位
置決めされることになる。このように、露光動作の開始
前に、位置決め手段40により予めシャッタ羽根20が
所定の作動開始位置SPに位置決めされるため、秒時精
度も向上し、露光動作が安定した所定のタイミングで開
始され、全体として安定した露光動作が行なわれること
になる。
【0021】この待機状態において、撮影者がレリーズ
動作を行なうと、電磁アクチュエータ30のロータ31
が反時計回りに回転し始め、シャッタ羽根20は瞬時に
展開して、図4に示すように再び閉鎖位置に移動して露
光動作を完了する。以下、撮影に際しては同様のシーケ
ンスが繰り返される。尚、連続撮影を行なう場合におい
ても、コマ速度を落とすことなく高速での連続撮影が可
能である。
【0022】ところで、作動開始位置SPについては、
偏芯ピン43の角度位置を調整することにより、適宜所
望の位置に設定することができる。例えば、図3(c)
に示す状態において、揺動アーム42の他端部42b
が、カム部43bのうちカム面の低い部分に当接するよ
うにカム部43bの取り付け角度を変えると、待機状態
で揺動アーム42は反時計回りにさらに回転した位置で
停止することになる。その結果、図6に示す位置に比べ
てさらに開口部10aに近づいた位置が、シャッタ羽根
20の作動開始位置として設定されることになる。
【0023】図7は、本発明に係るカメラ用フォーカル
プレンシャッタの他の実施形態を示すものであり、前述
の実施形態と異なる位置決め手段40´を採用した以外
は同一であるため、前述の実施形態と同一の構成につい
ては、同一の符号を付してその説明を省略する。この実
施形態における位置決め手段40´は、図7に示すよう
に、所定方向に移動自在に支持された当接部材42´
と、付勢部材としての圧縮バネ44´と、ストッパとし
ての偏芯ピン43とにより構成されている。
【0024】当接部材42´は、略L字状に形成されて
おり、その一端部42a´が案内孔10cの一端側の近
傍に面し、その他端部42b´が偏芯ピン43の近傍に
配されて、全体として矢印L方向に往復動自在に支持さ
れている。そして、一端部42a´が駆動ピン31cに
対して当接及び離脱するように、又、他端部42b´が
偏芯ピン43のカム部43bに対して当接及び離脱する
ようになっている。
【0025】圧縮バネ44´は、一端部44a´が地板
10の折曲片10fに掛止され、他端部44b´が当接
部材42´の他端部42b´に掛止されており、他端部
42b´が偏芯ピン43のカム部43bに当接する方向
に当接部材42´を付勢している。この位置決め手段4
0´の動作は、前述の位置決め手段40と実質的に同一
であるため、前述同様にシャッタ羽根20の慣性力によ
る衝撃力を吸収しつつ緩和することができる。したがっ
て、その衝突音等が抑制され、又、部品の破損等も防止
され、耐久性が向上することになる。
【0026】図8は、本発明に係るカメラ用フォーカル
プレンシャッタの他の実施形態を示すものであり、前述
の実施形態と異なる位置決め手段40´´を採用した以
外は同一であるため、前述の実施形態と同一の構成につ
いては、同一の符号を付してその説明を省略する。この
実施形態における位置決め手段40´´は、図8に示す
ように、地板10に対して一端部47aが固定され他端
部47bが自由端とされた片持ち梁状の弾性部材として
の板バネ47を有している。すなわち、図8(a)に示
す状態から駆動アーム31bが回転して駆動ピン31c
が板バネ47に当接すると、その衝撃力により、板バネ
47は図8(b)に示すように弾性変形して所定量だけ
撓む。この撓みによって、衝撃力が吸収されて緩和され
る。そして、この弾性変形により蓄積された弾性エネル
ギが今度は駆動ピン31cを押し返す向きに作用し、図
8(c)に示すように、板バネ47が元の変形していな
い状態に復帰した時点で、シャッタ羽根20が作動開始
位置に位置決めされることになる。
【0027】ここで、板バネ47の曲げ剛性は、駆動ピ
ン31cの衝突による衝撃力により変形し、かつ、電磁
アクチュエータ30のロータ31が及ぼす磁気的付勢力
に打ち勝つように設定されている。尚、板バネ47の復
帰側にストッパを設けると、より確実に作動開始位置へ
の位置決めが行なえる。このように、所望の曲げ剛性を
もつ板バネ47を用いることで、衝撃力を吸収して緩和
することができ、衝突音の抑制、部品の破損等が防止さ
れ、耐久性が向上する。また、構造の簡略化、軽量化、
小型化等が行なえる。さらに、板バネ47の取り付け角
度を適宜調節することで、作動開始位置を適宜設定する
ことができる。
【0028】上記実施形態においては、シャッタ羽根2
0として一組の羽根をもつ場合について示したが、先羽
根及び後羽根の二組の羽根をもつ場合についても、本発
明に係る位置決め手段を採用することができる。この場
合、先羽根と後羽根に対して、それぞれ別個の位置決め
手段を採用することができ、又、先羽根及び後羽根を一
方側から走行させて露光動作を行なわせるだけではな
く、一方側から走行させた後今度は他方側からも走行さ
せて露光動作を行なわせるような場合には、案内孔の両
側端部近傍において、それぞれに位置決め手段を採用す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカメラ用フ
ォーカルプレンシャッタによれば、シャッタ羽根を作動
開始位置に位置決めする位置決め手段が、シャッタ羽根
を作動開始位置に向けて移動させる際の衝撃力を緩和し
つつシャッタ羽根を作動開始位置に位置決めするように
形成されているため、シャッタ羽根の慣性力による衝撃
力を緩和しつつ位置決め動作が行なわれる。これによ
り、衝突音等が抑制され、又、部品の破損等も防止され
て、耐久性が向上する。また、当接部材が連動部材に当
接した後に連動部材に当接して衝撃力を緩和する緩衝部
材を設けることにより、最初に当接部材による緩和作用
が行なわれた後、緩衝部材による緩和作用が行なわれる
ため、衝撃力を確実に吸収して緩和させることができ
る。さらに、位置決め手段として弾性変形可能な板バネ
を用いることで、構造の簡略化、小型化、軽量化等を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ用フォーカルプレンシャッ
タの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】電磁アクチュエータの部分を示す断面図であ
る。
【図3】位置決め手段の動作を説明するものであり、
(a)はシャッタ羽根が走行した後の状態、(b)はシ
ャッタ羽根が作動開始位置側に移動して揺動アームを後
退させた状態、(c)は揺動アームが駆動ピンを押し戻
してシャッタ羽根を作動開始位置に位置決めした状態を
それぞれ示す平面図である。
【図4】シャッタ羽根が走行して開口部を閉鎖した状態
を示す平面図である。
【図5】シャッタ羽根が作動開始位置に向けて移動して
開口部を開放し、作動開始位置に位置決めされる前の状
態を示す平面図である。
【図6】シャッタ羽根が作動開始位置に位置決めされた
状態を示す平面図である。
【図7】位置決め手段の他の実施形態を示すものであ
り、(a)はシャッタ羽根が走行した後の状態、(b)
はシャッタ羽根が作動開始位置側に移動して揺動アーム
を後退させた状態、(c)は揺動アームが駆動ピンを押
し戻してシャッタ羽根を作動開始位置に位置決めした状
態をそれぞれ示す平面図である。
【図8】位置決め手段の他の実施形態を示すものであ
り、(a)はシャッタ羽根が走行した後の状態、(b)
はシャッタ羽根が作動開始位置側に移動して板バネを変
形させて後退させた状態、(c)は板バネが弾性復帰し
て駆動ピンを押し戻しシャッタ羽根を作動開始位置に位
置決めした状態をそれぞれ示す平面図である。
【図9】従来のカメラ用フォーカルプレンシャッタを示
す斜視図である。
【符号の説明】 10 地板 10a 開口部 10c 案内孔 20 シャッタ羽根 30 電磁アクチュエータ(電磁駆動源) 31 ロータ 31b 駆動アーム(連動部材) 31c 駆動ピン(連動部材) 40,40´,40´´ 位置決め手段 41 支軸(所定軸) 42 揺動アーム(当接部材) 42´ 当接部材 43 偏芯ピン(ストッパ) 44 捩りバネ(付勢部材) 44´ 圧縮バネ(付勢部材) 44a 一端部 44b 他端部 45 ゴム(緩衝部材) 47 板バネ(弾性部材) 47a 一端部 47b 他端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の開口部を開閉するシャッタ羽根
    と、シャッタ羽根を直接駆動する電磁駆動源と、シャッ
    タ羽根を作動開始位置に位置決めする位置決め手段とを
    備え、電磁駆動源によりシャッタ羽根を走行させて露光
    動作を行なわせるカメラ用シャッタであって、 前記位置決め手段は、前記シャッタ羽根に連動する連動
    部材に当接し得ると共に移動自在に支持された当接部材
    と、前記当接部材を前記連動部材に押し付けるように付
    勢力を及ぼす付勢部材と、前記付勢部材の付勢力に抗し
    て前記当接部材を所定位置に停止させるストッパと、を
    有する、ことを特徴とするカメラ用シャッタ。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ羽根が露光動作後に前記作
    動開始位置に向けて復帰する際に、前記当接部材が前記
    連動部材に当接した後に、前記連動部材に当接して衝撃
    力を緩和する緩衝部材を有する、ことを特徴とする請求
    項1記載のカメラ用シャッタ。
  3. 【請求項3】 前記連動部材は、前記電磁駆動源から直
    接駆動力を及ぼされると共に前記シャッタ羽根の一部に
    連結された駆動アームからなり、 前記当接部材は、所定軸回りに揺動自在に支持された揺
    動アームからなり、 前記付勢部材は、前記所定軸周りに配されて、一端部が
    前記ストッパに掛止されかつ他端部が前記揺動アームに
    掛止された捩りバネからなる、ことを特徴とする請求項
    1又は2記載のカメラ用シャッタ。
  4. 【請求項4】 露光用の開口部を開閉するシャッタ羽根
    と、シャッタ羽根を直接駆動する電磁駆動源と、シャッ
    タ羽根を作動開始位置に位置決めする位置決め手段とを
    備え、電磁駆動源によりシャッタ羽根を走行させて露光
    動作を行なわせるカメラ用シャッタであって、 前記位置決め手段は、一端部が固定され他端部が前記シ
    ャッタ羽根に連動する連動部材の当接により弾性変形可
    能な弾性部材からなる、ことを特徴とするカメラ用シャ
    ッタ。
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