JP2002286537A - 被計重物の計重データと種別データの一体収集システム - Google Patents

被計重物の計重データと種別データの一体収集システム

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JP2002286537A
JP2002286537A JP2001089774A JP2001089774A JP2002286537A JP 2002286537 A JP2002286537 A JP 2002286537A JP 2001089774 A JP2001089774 A JP 2001089774A JP 2001089774 A JP2001089774 A JP 2001089774A JP 2002286537 A JP2002286537 A JP 2002286537A
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靜英 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被計重物の計重データと、該被計重物が有する
種別データとを、管理用コンピュータに簡単に入力でき
るようにすることである。 【解決手段】フォークリフトLに取付けられたフォーク
リフトスケールAによって計重された廃棄物Wの計重デ
ータと、バーコードリーダRによって読み取られた当該
廃棄物Wの種別データとを、前記バーコードリーダR内
で合体させ、その状態で管理用のホストコンピュータH
に転送させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被計重物の計重デ
ータと、該被計重物が有する種別データとを一体にして
収集するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を説明するに当たり、本発明
の実施例の図面を援用する。近時、環境保護の観点か
ら、各種の廃棄物が処分されるとき、その廃棄処理の方
法、及び管理方法は、法律によって厳重に定められてい
る。そのため、廃棄物の重量、名称、種類、処分担当業
者、処分場所等を記録しておくことが必要である。これ
らの廃棄物は、主に車両(トラック)により処分場所ま
で運搬される。そして、図1に示されるように、車両に
廃棄物Wが積み込まれるとき、通常、フォークリフトL
が使用される。このフォークリフトLには、積荷を計重
するためのフォークリフトスケールAが取付けられてい
て、廃棄物Wの運搬担当者は、該フォークリフトスケー
ルAにより廃棄物Wを計重し、その計重データを管理台
帳等に転記する。そして、入力担当者が、前記計重デー
タを、当該廃棄物Wの種別データ(名称、種類、処分担
当業者、処分場所等)と共に、管理用のホストコンピュ
ータHに入力している。
【0003】上記した計重データの転記は、運搬担当者
の手書きによって行われている。また、入力担当者によ
るコンピュータ入力も、管理台帳等を見ながらの手入力
である。このように、2種類のデータが、別々の作業者
によって入力されているため、記載ミスや照合ミスが発
生しやすく、正確性に欠けると共に面倒であり、効率も
悪い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、被計重物の計重データと種別データが、簡
単に管理用コンピュータに入力できるようにすることを
課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、被計重物の計重データと、該被計重物が有
する種別データとを一体にして収集するシステムであっ
て、前記被計重物を計重して記憶するための計重手段
と、前記種別データが記録された記録媒体と、前記記録
媒体に記録された種別データを読み取って記憶し、か
つ、記憶されたデータを出力する機能を有する読取手段
とを備え、前記計重手段によって記憶された被計重物の
計重データと、前記記録媒体に記録された種別データと
を合体させて、管理用コンピュータに転送させることを
特徴としている。
【0006】請求項1又は2に記載の発明の場合、作業
者は、計重手段により被計重物を計重し、その計重デー
タを記憶させる。また、読取手段により、被計重物に取
付けられた記録媒体に記録されている種別データを読み
取って記憶させる。そして、前記計重データと前記種別
データとを合体させ、管理用コンピュータに転送する。
このように、従来、別々の作業者によって入力されてい
た2種類のデータが、一人の作業者によって読み取ら
れ、合体された状態で管理用コンピュータに入力される
ため、効率が良く、しかも、それらの記載ミスや照合ミ
スが発生するおそれはない。上記した結果、被計重物の
計重データと種別データを、効率的に収集することがで
きる。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明を前提として、前記記録媒体はバーコード
であって、前記読取手段はバーコードリーダであること
を特徴としている。このため、種別データの読取りが簡
単にできると共に、バーコードが汚損された場合であっ
ても読み取ることができる。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明を前提として、前記バーコードリーダは、前記フ
ォークリフトスケールに着脱可能にして取付けられ、し
かも、前記計重データは、前記フォークリフトスケール
からバーコードリーダに無線送信されることを特徴とし
ている。即ち、被計重物の計重データは、フォークリフ
トスケールに装着されたバーコードリーダに無線送信さ
れ、バーコードリーダ内で合体される。このため、フォ
ークリフトスケールとバーコードリーダとを、コード等
によって接続させる作業が不要であり、操作が簡単であ
る。また、作業者は、バーコードリーダを、フォークリ
フトスケールから取り外して携帯することができる。こ
のため、作業者は、バーコードが被計重物のいかなる場
所に取付けられていても、種別データを簡単に読み取る
ことができる。また、バーコードリーダ内のデータを、
管理用コンピュータに転送させる作業も容易である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例の一体収
集システムS1 の全体構成図、図2はフォークリフトL
の側面図、図3は重量指示計P1 の正面図、図4はバー
コードリーダRの正面図、図5は同じく背面図である。
最初に、第1実施例の一体収集システムS1 について説
明する。図1及び図2に示されるように、フォークリフ
トLには、フォークリフトスケールAが取付けられてい
る。このフォークリフトスケールAは、フォークリフト
Lを構成する前板1と後板2との間に取付けられたロー
ドセル3と、前記フォークリフトLの運転台に取付けら
れた重量指示計P1 とから構成されている。そして、前
記前板1には、一対のフォーク4が取付けられていて、
該一対のフォーク4に積荷(廃棄物Wが収容されたコン
テナ5)が搭載されると、前記ロードセル3に内装され
た抵抗線歪計(図示せず)が歪み、その歪量が、公知の
手段を介して重量値に変換されることによって、前記積
荷が計重される。そして、その重量(計重データ)が、
前記重量指示計P1 に表示される。
【0010】前記コンテナ5には、所定のバーコードB
が印刷されたバーコードラベル6が貼り付けられてい
る。該バーコードラベル6の貼付け位置は、作業者が、
前記バーコードBの読取りを容易に行うことができる位
置であり、本実施例の場合、コンテナ5の正面壁の上側
端部に貼り付けられている。前記バーコードBには、予
め、廃棄物Wの種別データ(名称、種類、処分担当業
者、処分場所等)が入力されている。
【0011】図2に示されるように、フォークリフトL
の運転台には、重量指示計P1 が取付けられている。そ
して、図3に示されるように、この重量指示計P1
は、前記ロードセル3によって計重された積荷の重量
(計重データ)を表示するための重量表示部7と、バー
コードリーダR(後述)を装着するための保持部8と、
各スイッチ9が設けられている。前記保持部8は、バー
コードリーダRを引っ掛けて、重量指示計P1 に保持す
るためのものであり、その高さ方向のほぼ中央部に係合
部8aが設けられている。また、前記係合部8aの下方
には、計重データをバーコードリーダRに転送させるた
めの赤外線出力ポート11が設けられていると共に、そ
の下端部の内壁面には、前記バーコードリーダRに内蔵
されたバッテリ(図示せず)を充電するための充電端子
12が設けられている。
【0012】次に、バーコードリーダRについて説明す
る。図4及び図5に示されるように、本実施例のバーコ
ードリーダRは、バーコードラベル6(図1参照)に印
刷されたバーコードBの情報を読み取る機能と、読み取
った情報を表示、演算等する機能と、前記情報を他の機
器に転送させる機能を有している。このバーコードリー
ダRの操作部13は、作業者が握って操作し易い大きさ
に定められていて、その正面側には、多数の操作ボタン
13aが設けられている。そして、前記操作部13の上
方には、リーダ本体部14が設けられている。該リーダ
本体部14の背面側の上端部には、バーコードBを読み
取るためのバーコード読取部14aが設けられている。
同じく正面側には、前記バーコード読取部14aによっ
て読み取られたバーコードBの情報(種別データ)を表
示するためのディスプレイ部14bが設けられている。
【0013】このバーコードリーダRは、前述した重量
指示計P1 における保持部8の係合部8aに引っ掛けら
れて、着脱可能にして装着される。このため、バーコー
ドリーダRの操作部13の背面側には、前記係合部8a
に対応する被係合部16が設けられている。また、前記
被係合部16の下方には、保持部8の赤外線出力ポート
11に対応する赤外線入力ポート17が設けられてい
る。バーコードリーダRが、重量指示計P1 の保持部8
に係合状態で装着されると、前記重量指示計P1の赤外
線出力ポート11と、前記バーコードリーダRの赤外線
入力ポート17とが対向配置される。この状態で各スイ
ッチ9を操作すると、重量指示計P1 に記憶されている
廃棄物Wの重量(計重データ)が、バーコードリーダR
に赤外線送信される。このようにして、廃棄物Wの計重
データを、バーコードリーダRに転送させることができ
る。
【0014】また、バーコードリーダRの下端部には、
充電端子18が設けられている。この充電端子18は、
バーコードリーダRが重量指示計P1 の保持部8に装着
されたとき、重量指示計P1 の充電端子12と接触配置
される。このため、バーコードリーダRを重量指示計P
1 の保持部8に装着させるだけで、そのバッテリを充電
することができる。更に、バーコードリーダRの側方下
部には、該バーコードリーダRに記憶されたデータを、
ホストコンピュータHに転送するためのデータ転送ケー
ブル19(図7参照)が接続されるケーブル接続部21
が設けられている。
【0015】本発明の第1実施例の一体収集システムS
1 の作用について説明する。図1及び図2に示されるよ
うに、フォークリフトLの一対のフォーク4に、廃棄物
Wが収容されたコンテナ5を搭載し、持ち上げる。する
と、その重量が、重量指示計P1 の重量表示部7に表示
される。ここで、重量指示計P1 には、予め、コンテナ
5の風袋が記憶されており、前記ディスプレイ部14b
には、全体重量(コンテナ5と廃棄物Wの合計重量)か
らコンテナ5の風袋を減じた値、即ち、廃棄物Wのみの
重量(計重データ)が表示される。そして、この計重デ
ータが、重量指示計P1 に記憶される。
【0016】次に、図6に示されるように、作業者は、
重量指示計P1 の保持部8からバーコードリーダRを取
り外し、そのバーコード読取部14aを、コンテナ5に
貼り付けられたバーコードラベル6のバーコードBに当
て、その情報(種別データ)を読み取る。すると、廃棄
物Wの種別データがバーコードリーダRに読み込まれ、
記憶されると共に、その内容が、バーコードリーダRの
ディスプレイ部14bに表示される。続いて、作業者
は、図3に示されるように、バーコードリーダRを重量
指示計P1 の保持部8に装着する。重量指示計P1 の赤
外線出力ポート11と、バーコードリーダRの赤外線入
力ポート17とが対向配置される。作業者が、重量指示
計P1 の所定のスイッチ9を操作すると、重量指示計P
1 に記憶されている計重データが、バーコードリーダR
に赤外線送信され、バーコードリーダRに記憶されてい
る種別データと合体される。
【0017】作業者は、再び、バーコードリーダRを重
量指示計P1 から取り外し、図7に示されるように、デ
ータ転送ケーブル19を使用して、管理用のホストコン
ピュータHと接続し、合体された計重データと種別デー
タを、前記ホストコンピュータHに転送させる。
【0018】上記したように、本発明に係る一体収集シ
ステムS1 は、廃棄物Wにおける2種類のデータ(計重
データと種別データ)を、一人の作業者が、簡単な操作
で合体させることができ、しかも、その状態でホストコ
ンピュータHに転送させることができる。このため、両
データの照合ミスや、各データの転記ミスが生じること
はない。また、作業者は、計重データと種別データを合
体させるために、バーコードリーダRを重量指示計P1
の保持部8に装着させて、各スイッチ9を操作するだけ
で済むため、極めて簡単である。更に、接続のためのケ
ーブル類が不要であり、これらを損傷させるおそれがな
い。
【0019】次に、第2実施例の一体収集システムS2
について説明する。図8に示されるように、この実施例
の記録媒体は、予め、廃棄物Wの種別データが記録され
たメモリカード22である。そして、前記メモリカード
22に記録された種別データを読み取って、計重データ
と合体させるための重量指示計P2 が、フォークリフト
Lの運転台に取付けられている。該重量指示計P2
は、前記メモリカード22を挿入するためのカード挿入
部23が設けられている。この重量指示計P2 のカード
挿入部23にメモリカード22が挿入されると、該メモ
リカード22に記録されていた廃棄物Wの種別データが
読み込まれ、計重データと合体される。そして、両デー
タが合体された状態で、再びメモリカード22に記録さ
れる。
【0020】作業者は、このメモリカード22を取り出
し、ホストコンピュータHに接続されているカードリー
ダ24を介して、合体された計重データと種別データ
を、ホストコンピュータHに転送する。この実施例の場
合、バーコードラベル6及びバーコードリーダRが不要
であり、メモリカード22を移動させるだけで済むた
め、全体の構成が簡単になるという利点がある。
【0021】上記した第1実施例におけるデータの無線
送信手段は、赤外線である。しかし、赤外線以外の手
段、例えば、光であっても構わない。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る被計重物の計重データと種
別データの一体収集システムは、計重手段によって計重
され、記憶された被計重物の計重データと、該被計重物
の種別データが、合体された状態で管理用コンピュータ
に入力される。計重データと種別データは、読取手段に
より読み取られて合体されるため、作業者は、前記読取
手段を操作するだけで済む。上記したように、従来、別
々の作業者によって入力されていた2種類のデータが、
一人の作業者によって読み取られ、合体された状態で管
理用コンピュータに入力されるため、それらの記載ミス
や照合ミスが発生するおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一体収集システムS1
全体構成図である。
【図2】フォークリフトLの側面図である。
【図3】重量指示計P1 の正面図である。
【図4】バーコードリーダRの正面図である。
【図5】同じく背面図である。
【図6】作業者が、コンテナ5に貼り付けられたバーコ
ードラベル6のバーコードBを読み取る状態の作用説明
図である。
【図7】合体された計重データと種別データを、ホスト
コンピュータHに転送する状態の作用説明図である。
【図8】本発明の第2実施例の一体収集システムS2
全体構成図である。
【符号の説明】
A:フォークリフトスケール(計重手段) B:バーコード(記録媒体) H:ホストコンピュータ(管理用コンピュータ) L:フォークリフト P1,P2 :重量指示計(フォークリフトスケール) R:バーコードリーダ(読取手段) S1,S2 :一体収集システム W:廃棄物(被計重物) 3:ロードセル(フォークリフトスケール) 22:メモリカード(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZAB G06F 17/60 ZAB 124 124

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計重物の計重データと、該被計重物が
    有する種別データとを一体にして収集するシステムであ
    って、 前記被計重物を計重して記憶するための計重手段と、 前記種別データが記録された記録媒体と、 前記記録媒体に記録された種別データを読み取って記憶
    し、かつ、記憶されたデータを出力する機能を有する読
    取手段とを備え、 前記計重手段によって記憶された被計重物の計重データ
    と、前記記録媒体に記録された種別データとを合体させ
    て管理用コンピュータに転送させることを特徴とする被
    計重物の計重データと種別データの一体収集システム。
  2. 【請求項2】 前記計重手段はフォークリフトに取付け
    られたフォークリフトスケールであることを特徴とする
    請求項1に記載の被計重物の計重データと種別データの
    一体収集システム。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体はバーコードであって、前
    記読取手段はバーコードリーダであることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の被計重物の計重データと種別デ
    ータの一体収集システム。
  4. 【請求項4】 前記バーコードリーダは、前記フォーク
    リフトスケールに着脱可能にして取付けられ、しかも、
    前記計重データは、前記フォークリフトスケールからバ
    ーコードリーダに無線送信されることを特徴とする請求
    項3に記載の被計重物の計重データと種別データの一体
    収集システム。
JP2001089774A 2001-03-27 2001-03-27 被計重物の計重データと種別データの一体収集システム Pending JP2002286537A (ja)

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