JP2002286109A - トロイダル型無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

トロイダル型無段変速機の変速制御装置

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JP2002286109A JP2001089217A JP2001089217A JP2002286109A JP 2002286109 A JP2002286109 A JP 2002286109A JP 2001089217 A JP2001089217 A JP 2001089217A JP 2001089217 A JP2001089217 A JP 2001089217A JP 2002286109 A JP2002286109 A JP 2002286109A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/664Friction gearings
    • F16H61/6648Friction gearings controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力トルクにより、トラニオンが変形しても
変速比変化が生じない無段変速機の変速比制御装置を提
供する。 【解決手段】 トラニオン(23)をトラニオンの軸方
向へ変位させ、トラニオンの傾転を生起させる油圧シリ
ンダ(40)と、該油圧シリンダへ供給する油圧を制御
する変速制御弁(46)と、前記トラニオンの傾転動作
に応動して、トラニオンと一体的に傾転するカム(1)
と、トラニオンの傾転角度を前記変速制御弁にフィード
バックするフィードバック機構(37)とを備えたトロ
イダル型無段変速機の変速制御装置において、前記カム
(1)と一体或いは別体で構成されたカム側部材(1
B)と、トラニオンと一体或いは別体で構成されたトラ
ニオン側部材(23B)を、ピン(23C)により連結
し、前記ピンと、カム側部材またはトラニオン側部材と
の連結部は、前記スラスト力がかかる方向に互いに相対
移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに採用さ
れるトロイダル型無段変速機の変速制御装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトロイダル型無段変速機の変速制
御装置の一例として、特開平10−89433号公報に
記載のものがある。
【0003】これについて図14、15を用いて説明す
ると、変速制御弁5からの油圧に応じてパワーローラ
3、3a、3b、3cの各ピストン6は、パワーローラ
3、3aから3cをそれぞれ軸支する各トラニオン41
を介して図中上下方向へそれぞれ所定方向へ駆動し、相
互に対向するパワーローラ3および3aは相互逆方向
へ、パワーローラ3bおよび3cも同じく上下逆向き、
また、パワーローラ3および3bは同じ向きに同期的に
変位する。
【0004】すべてのパワーローラ3、3a、3b、3
cは、回転軸O1が入出力ディスク1、2の回転軸線O
2と交差する図示位置から所定のY軸方向にそれぞれオ
フセットされ、このオフセットによりパワーローラ3、
3a、3b、3cは入出力ディスク1、2および1a、
2aからの分力により、傾転する。
【0005】すなわち、パワーローラ3の回転軸線O1
と直交する軸線O3の回りに傾転し、入出力ディスク
1、2、1a、2aに対するパワーローラ3、3a、3
b、3cの接触円弧径が連続的に変化することで無段変
速を行うことができる。
【0006】このような無段変速により、コントローラ
61の指令に応じた目標変速比が達成されるとき、パワ
ーローラ3のY軸オフセット(トラニオン41の軸方向
変位)および傾転は、トラニオン41、プリセスカム7
およびリンク8を介して変速制御弁5のスプール5aへ
伝達され、スプール5aはスリーブ5bに対し相対的に
初期の中立位置に復帰し、同時に、両パワーローラ3、
3aは、回転軸線O1が入出力ディスク1、2の回転軸
線とO2と交差する中立位置に戻ることで、変速指令値
の達成状態を維持することができる。なお、プリセスカ
ム7は下面に傾斜を備えて、傾斜角とY軸オフセットの
和をスプール5aにフィードバックする。
【0007】このとき、プリセスカム7によってパワー
ローラ3の傾転のみならずトラニオン41の軸方向変位
であるO3軸方向(Y軸方向)の変位もスプール5aへ
与えるのは、目標変速比を達成するフィードバックルー
プが振動的になるのを防ぐためである。
【0008】ここで、円滑な変速を行うには、複数のパ
ワーローラがそれぞれ同等の動作をすることが必要であ
るが、すべてのパワーローラの駆動を共通の変速制御弁
5が制御する油圧によって駆動されるピストン6を介し
て行うことで、各パワーローラを同期させることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載のものは入出力ディスクにトルクが入力される
とパワーローラが入出力ディスクの狭圧力によって、ト
ラニオンのパワーローラ支持部材近傍はパワーローラの
中心軸方向に押し出され、トラニオンシャフトが軸受部
を支点にして反り、弓形に変形する。このトラニオンの
変形は入力トルクの大きさによって変動し、これに伴
い、トラニオンの下部に備えられるプリセスカムがパワ
ーローラの中心軸方向に変位し、プリセスカムと変速リ
ンクとの接点位置がずれ、変速リンクを移動させる。変
速リンクの移動により変速制御弁のスプールが変位し、
トラニオンに備えられたサーボピストンの上下油室間に
差圧が生じ、変速を生起させることになる。
【0010】つまり、入力トルクの変化により、変速比
変化が生じることになり、これは変速比制御上望ましく
ない。
【0011】そこで本発明は、上記問題点を解決するト
ロイダル型無段変速機の変速制御装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、同軸上に
対向配置された入出力ディスクと、該入出力ディスクに
狭圧されて摩擦係合により前記入出力ディスク間で動力
の伝達を行うパワーローラと、前記狭圧力によって生じ
るパワーローラからのスラスト力を受けつつ、該パワー
ローラを回転自在に支持するトラニオンと、該トラニオ
ンをトラニオンの軸方向へ変位させ、トラニオンの傾転
を生起させる油圧シリンダと、該油圧シリンダへ供給す
る油圧を制御する変速制御弁と、前記トラニオンの傾転
動作に応動して、トラニオンと一体的に傾転するカム
と、該カムと前記変速制御弁間の連結機構であって、少
なくともトラニオンの傾転角度を前記変速制御弁にフィ
ードバックするフィードバック機構とを備えたトロイダ
ル型無段変速機の変速制御装置において、前記カムと一
体或いは別体で構成されたカム側部材と、トラニオンと
一体或いは別体で構成されたトラニオン側部材を、ピン
により連結し、前記ピンと、カム側部材またはトラニオ
ン側部材のうち少なくとも一方の部材との連結部は、前
記スラスト力がかかる方向に互いに相対移動可能とす
る。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、前記
カムは筒形状を有し、該筒形状部には、前記トラニオン
が貫入され、かつ筒形状部とトラニオンの間には前記ト
ラニオンが前記スラスト力がかかる方向に移動可能な、
所定の間隙が設けられる。
【0014】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記トラニオンの傾転角度以外にトラニオンの軸
方向変位を前記変速制御弁にフィードバックする前記フ
ィードバック機構を有し、前記カムと一体或いは別体で
構成された第2カム側部材と、トラニオンと一体或いは
別体で構成された第2トラニオン側部材を、第2ピンに
より連結し、前記第2ピンと、第2カム側部材または第
2トラニオン側部材のうち少なくとも一方の部材との連
結部は、前記スラスト力がかかる方向に互いに相対移動
可能である。
【0015】第4の発明は、第3の発明において、前記
カムは筒形状を有し、前記第2カム側部材と第2トロイ
ダル側部材の第2ピンによる連結を、前記カムの筒形状
の内壁に設けた。
【0016】第5の発明は、第1または第4の発明にお
いて、前記カム側部材とトロイダル側部材のピンによる
連結は、前記スラスト力がかかる方向と前記トラニオン
の軸方向の双方に垂直な方向に、前記ピンを付勢する付
勢手段を設けた。
【0017】第6の発明は、第3または第5の発明にお
いて、前記第2カム側部材と第2トロイダル側部材の第
2ピンによる連結は、前記トラニオンの軸方向に、前記
第2ピンを付勢する第2付勢手段を設けた。
【0018】
【発明の効果】第1の発明では、入力ディスクからパワ
ーローラに伝達される入力トルクに応じてトラニオンが
反り返り、トラニオン軸がトラニオンのオフセット方向
に変位しても、カムにはトラニオン軸の変位が直接的に
伝達されず、カムと変速リンクの接点位置が入力トルク
によって変位することがない。なお、トラニオンのオフ
セット方向とは、トラニオンの傾転軸部の間に設けられ
たオフセット部が偏心する、入出力ディスクの外周方向
でかつトラニオン軸の軸直方向を意味する。
【0019】一方、トラニオン軸の傾転角度が変位した
状態でもトラニオン軸の傾転は連結機構を介してカムが
傾転し、フィードバックリンクを介して正確に変速制御
弁にフィードバックされる。このため、入力トルクの変
化による変速比のずれを防止し、変速制御の制度を維持
することができる。
【0020】第2の発明では、カムは筒形状を有し、該
筒形状部には、前記トラニオンが貫入され、かつ筒形状
部とトラニオンの間には前記トラニオンが前記スラスト
力がかかる方向に移動可能な、所定の間隙が設けられる
ので、トラニオン軸がトラニオンのオフセット方向に変
位しても、カムにはトラニオン軸の変位が直接的に伝達
されず、カムと変速リンクの接点位置が入力トルクによ
って変位することがない。
【0021】第3の発明は、トラニオンの傾転角度以外
にトラニオンの軸方向変位を前記変速制御弁にフィード
バックする前記フィードバック機構を有し、前記カムと
一体或いは別体で構成された第2カム側部材と、トラニ
オンと一体或いは別体で構成された第2トラニオン側部
材を、第2ピンにより連結し、前記第2ピンと、第2カ
ム側部材または第2トラニオン側部材のうち少なくとも
一方の部材との連結部は、前記スラスト力がかかる方向
に互いに相対移動可能であるので、トラニオン軸とカム
の回転軸との芯ズレを許容しつつ、トラニオンの傾転角
とトラニオンの軸方向変位量をカムに伝え、トラニオン
が傾くことによる影響、例えば、こじり等が発生するこ
となく、変速比のズレを防止できる。
【0022】第4の発明は、前記カムは筒形状を有し、
前記第2カム側部材と第2トロイダル側部材の第2ピン
による連結を、前記カムの筒形状の内壁に設けたので、
トラニオンの傾転角とトラニオンの軸方向変位量をカム
に伝え、変速比のズレを防止できる。
【0023】第5の発明では、カム側部材とトロイダル
側部材のピンによる連結は、前記スラスト力がかかる方
向と前記トラニオンの軸方向の双方に垂直な方向に、前
記ピンを付勢する付勢手段を設けたので、精度よくトラ
ニオンの傾転角を変速制御弁に伝えることができる。
【0024】第6の発明では、前記第2カム側部材と第
2トロイダル側部材の第2ピンによる連結は、前記トラ
ニオンの軸方向に、前記第2ピンを付勢する第2付勢手
段を設けたので、精度よくトラニオンの軸方向変位を変
速制御弁に伝えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0026】図1は、入力ディスク21、出力ディスク
22でパワーローラ20をそれぞれ狭持、押圧するトロ
イダル型無段変速機を示す。
【0027】パワーローラ20は、図1に示すように、
下端を油圧シリンダ40に結合して軸方向へ変位可能か
つ軸周りに回転可能なトラニオン23に軸支され、トラ
ニオン23のトラニオンシャフト23Aの下端には、ト
ラニオン23の傾転角φを、図2に示すような、油圧シ
リンダ40の油圧を制御するための変速制御弁46にフ
ィードバックするカム1が連結される。
【0028】カム1は、図3に示すように円周方向に変
速比から定まる所定の形状を備えたカム穴1Dを備えて
おり、このカム穴1Dに揺動自在な変速リンク37の一
端に設けたピン37Aが摺動可能に貫通する。
【0029】この構成によりトラニオン23の回転量、
すなわちパワーローラ20の傾転角を変速リンク37の
一端に伝達する。
【0030】変速リンク37は、その中央部でシフトコ
ントロールバルブ46のスプール46Sと連結する一
方、カム1と連結した変速リンク37の他端はステップ
モータ36のロッド36Bと連結し、変速リンク37は
ステップモータ36の駆動によって変速制御弁46のス
プール46を軸方向に変位させるとともに、トラニオン
23の傾転量を変速制御弁46のスプール46Sにその
軸方向変位としてフィードバックする。
【0031】そして、ステップモータ36の駆動位置に
応じて変速制御弁46を介して油室40A、40Bの供
給油圧が制限され、トラニオン23が軸方向に駆動され
てパワーローラ20が傾転し、所望の変速比になると変
速リンク37の作用によって油室40A、40Bの油圧
が調整され、ステップモータ36の駆動位置に対応した
変速比を維持する。
【0032】次に図3、図4を参照して、トラニオン2
3とカム1との連結機構を詳しく説明する。なお図3と
図4および以下説明に用いる図はトラニオン23にトル
クが入力されていない状態を示すものである。
【0033】図3は図1のトラニオンシャフト23Aを
図中上からから見た図であり、図4は図3のB−B断面
図である。
【0034】トラニオンシャフト23Aの下端にはパワ
ーローラ20回転軸方向に延びる平板状のレバー部23
B(トラニオン側部材)が設けられ、レバー部23Bの
先端部にはピン23Cが下方に向けて突設している。
【0035】レバー部23Bの下方にトラニオンシャフ
ト23Aと同軸にカム1がトラニオン23と別体に配置
されており、カム1は円筒状の軸部1Aと扇状のカム部
(カム側部材)1Bとに大別される。カム部1Bは扇状
の平面部をトラニオンシャフト23Aの中心線に対し略
直角な面となるように配置されて、その扇の要側で軸部
1Aと結合する。このときカム1はその軸部1Aを変速
制御弁46のハウジングに回転可能に支持されている。
なおハウジングは図示しないが無段変速機構のハウジン
グと一体的に結合されている。
【0036】さらにカム部1Bにはカム部1Bを貫通す
る貫通穴1Cがトラニオン23のオフセット方向と同一
方向(パワーローラ20からの入力によってトラニオン
シャフト23Aが変位する方向)を長手方向にした長穴
状に備えられる。このとき貫通穴1Cはトラニオンシャ
フト23Aの軸方向に開口する。
【0037】トラニオン23の軸中心からオフセットし
た、カム部1Bの略中央部にピン23Cがトラニオンシ
ャフト23Aのレバー部23Bから突設されており、ピ
ン23Cはカム部Bに設けられた貫通穴1Cを貫通す
る。このとき、ピン23Cの内径と貫通穴1Cの幅寸法
は隙間なく設定されているが前述のように貫通穴1Cは
長穴形状を有しており、貫通穴1Cとピン23Cとの相
対変位はトラニオンシャフト中心線に対して直角のオフ
セット方向の変位については可能となっている。すなわ
ちトラニオン23が傾転するときにはガタ分の遅れなく
トラニオン23の傾転とともにカム1も傾転し、トラニ
オン23の傾転角を変速制御弁46に伝達する。またト
ラニオン23の図3中矢印で示したパワーローラ回転軸
方向(=トルク入力時にトラニオンシャフト23Aが傾
く方向)の変位によるトラニオン23の中心軸とカム1
の中心軸とのズレを許容する。
【0038】カム部1Bの外周側に形成した前記カム穴
1Dの形状は、無段変速機の変速比特性に対応した形状
を有している。すなわち、図3の場合には、カム穴1D
の図中上側は下側よりもトラニオンシャフト中心より遠
い位置にあり、上側がHi側に設定されており、下側は
Lo側に設定されている。
【0039】このカム穴1Dには変速リンク37の一端
に設けられたピン37Aが摺動可能に貫通しており、こ
の構成によってカム1の傾転を介してトラニオン23の
傾転角が変速リンク37に伝達される。
【0040】なお、カム1は変速制御弁46のハウジン
グに保持されるように説明したが、これに限られず無段
変速機自体の構造により、油圧シリンダ40や無段変速
機のケーシング等に保持するようにしてもよい。
【0041】本実施形態では、トラニオン23の傾転角
を変速リンク37に伝えるカム1をトラニオンシャフト
23Aと別体に設け、カム1はトラニオンシャフト23
Aの傾転角を検出して変速リンク37に伝えるが、トル
ク入力によるトラニオン23の傾きは検出しない構造と
なっている。
【0042】つまり、トラニオン23が傾転するとその
傾転は貫通穴1C、ピン23Cをかいしてガタなくトラ
ニオン23と別体に、カム1に伝え、軸部1Aを中心に
してカム部1Bを傾転させる。このカム1の傾転によ
り、カム穴1D、変速リンク37を介して変速制御弁4
6にトラニオン23の傾転角が伝えられる。
【0043】また、トラニオン23が入力ディスク21
からパワーローラ20に対するトルクに応じて、トラニ
オン23がオフセット方向に変形しても、本実施形態で
は、図3に示すようにトラニオン23と別体に設けたカ
ム1には直接的な応力がかからず、かつトラニオン23
が傾く方向には貫通穴1Cとピン23Cの相対変位を許
容しており、トラニオン23が傾くことによる影響、カ
ム伝達量の変動やこじり等が発生することはなく、正確
にトラニオン23の傾転角のみを検出し、変速リンク3
7に伝達でき、入力トルクの変化による変速比のズレを
防止し、変速制御の精度を維持することができる。
【0044】なお、本実施形態において、カム1に貫通
穴1Cを、トラニオンシャフト23Aに貫通穴1Cを貫
通するピン23Cを設けたが、反対にカム1側に貫通穴
を、トラニオンシャフト23A側にピンを設けてもよ
い。
【0045】さらに本実施形態においては、トラニオン
23の軸方向の変位について触れていないが、図示しな
いセンサ等により軸方向変位を検出し、変速制御弁46
にフィードバックしている。
【0046】図5と図6は第2の実施形態を示し、図5
は図1の矢視Aから見た図であり、図6は図3のC−C
断面図である。
【0047】トラニオンシャフト23Aの下端にはトラ
ニオン23の軸直角方向に延びる平板状のレバー部23
Bが設けられ、レバー部23Bの内側にはレバー部23
Bを貫通する貫通穴23Cがトラニオン23のオフセッ
ト方向と同一方向(パワーローラ20からの入力によっ
てトラニオンシャフト23Aが変位する方向)を長手方
向にした長穴状に備えられる。このとき貫通穴23はト
ラニオンシャフト23Aの軸方向に開口する。
【0048】レバー部23Bのトラニオン23の軸方向
上部にトラニオンシャフト23Aと同軸上にカム1がト
ラニオン23と別体に配置されており、カム1は筒形状
の軸部1Aと扇状のカム部1Bとに大別される。カム部
1Bは扇状の平面部をトラニオンシャフト23Aの中心
線に対し略直角な面となるように配置されて、その扇の
要側で軸部1Aと結合する。このときカム1はその軸部
1Aを変速制御弁46のハウジングに回転可能に支持さ
れている。なおハウジングは図示しないが無段変速機構
のハウジングと一体的に結合されている。
【0049】軸部1Aはトラニオンシャフト23Aと同
軸上に配置されるが、その内径はトラニオンシャフト2
3Aの外径と所定以上の隙間Lを持つように寸法が設定
されており、トルクが入力されてトラニオン23が変形
したとしてもトラニオンシャフト23Aがカム1に干渉
しないようになっている。なお本実施形態においては、
隙間Lはトラニオン23が変形したときにカム1が接触
しない隙間としたがこれにとらわれることはなく、例え
ばトラニオン23の変形が大きい場合にはカム1にその
変形が多少伝わるような隙間も含む。
【0050】トラニオン23の軸中心からオフセットし
た、カム部1Bの略中央部にピン1Cがトラニオンシャ
フト23Aのレバー部23Bに向けて突設されており、
ピン1Cはレバー部23Bに設けられた貫通穴23Cを
貫通する。このとき、ピン1Cの内径と貫通穴23Cの
幅寸法は隙間なく設定されているが前述のように貫通穴
23Cは長穴形状を有しており、貫通穴23Cとピン1
Cとの相対変位はトラニオンシャフト中心線に対して直
角のオフセット方向の変位については可能となってい
る。すなわちトラニオン23が傾転するときにはガタ分
の遅れなくトラニオン23の傾転とともにカム1も傾転
し、トラニオン23の傾転角を変速制御弁46に伝達す
る。またトラニオン23の図5中矢印で示したパワーロ
ーラ回転軸方向(=トルク入力時にトラニオンシャフト
23Aが傾く方向)の変位によるトラニオン23の中心
軸とカム1の中心軸とのズレを許容する。
【0051】カム部1Bの扇側に形成した前記カム穴1
Dの形状は、無段変速機の変速比特性に対応した形状を
有している。
【0052】このカム穴1Dには変速リンク37の一端
に設けられたピン37Aが摺動可能に貫通しており、こ
の構成によってカム1の傾転を介してトラニオン23の
傾転角が変速リンク37に伝達される。
【0053】本実施形態では、トラニオン23の傾転角
を変速リンク37に伝えるカム1をトラニオンシャフト
23Aと別体に設け、カム1はトラニオンシャフト23
Aの傾転角を検出して変速リンク37に伝えるが、トル
ク入力によるトラニオン23の傾きは検出しない構造と
なっている。
【0054】つまり、トラニオン23が傾転するとその
傾転は貫通穴23C、ピン1Cをかいしてガタなくトラ
ニオン23と別体に、カム1に伝え、軸部1Aを中心に
してカム部1Bを傾転させる。このカム1の傾転によ
り、カム穴1D、変速リンク37を介して変速制御弁4
6にトラニオン23の傾転角が伝えられる。
【0055】また、トラニオン23が入力ディスク21
からパワーローラ20に対するトルクに応じて、トラニ
オン23がオフセット方向に変形しても、本実施形態で
は、図5に示すようにトラニオン23と別体に設けたカ
ム1には直接的な応力がかからず、かつトラニオン23
が傾く方向には貫通穴23Cとピン1Cの相対変位を許
容しており、トラニオン23が傾くことによる影響、カ
ム伝達量の変動やこじり等が発生することはなく、正確
にトラニオン23の傾転角のみを検出し、変速リンク3
7に伝達でき、入力トルクの変化による変速比のズレを
防止し、変速制御の精度を維持することができる。
【0056】なお、本実施形態において、カム1にピン
1Cを、トラニオンシャフト23Aにピン1Cが貫通す
る貫通穴23Cを設けたが、反対にカム1側に貫通穴
を、トラニオンシャフト23A側にピンを設けてもよ
い。
【0057】図7と図8は第3の実施形態を示し、第1
の実施形態に対してトラニオン23の軸方向変位も変速
リンク37に伝えられるようにした点が異なる。
【0058】トラニオンシャフト23Aの下端にはトラ
ニオン23の軸直角方向に延びる平板状のレバー部23
Bが設けられ、レバー部23Bの内側にはレバー部23
Bを貫通する貫通穴23Cがトラニオン23のオフセッ
ト方向と同一方向(パワーローラ20からの入力によっ
てトラニオンシャフト23Aが変位する方向)を長手方
向にした長穴状に備えられる。このとき貫通穴23はト
ラニオンシャフト23Aの軸方向に開口する。
【0059】一方、トラニオンシャフト23Aの下方に
は、トラニオンシャフト23Aと同軸上にカム2が配置
されており、カム2は円柱形状の軸部2Aとその上下端
に円盤状の鍔部2B(カム側部材)、2Cを有してな
る。このときカム2の軸部2Aは変速制御弁46のハウ
ジングに傾転可能に支持されている。
【0060】鍔部2Bにはピン2Dがトラニオンシャフ
ト23Aの中心軸と平行に、かつ上方に向けて突設され
ており、ピン2Dはレバー部23Bに設けられた貫通穴
23Cに嵌合する。
【0061】この構成により、トラニオン23が傾転す
るときにはガタ分の遅れなくトラニオン23の傾転とと
もにカム2も傾転し、トラニオン23の傾転角を変速制
御弁46に伝達する。またトラニオン23の図3中矢印
で示したパワーローラ回転軸方向(=トルク入力時にト
ラニオンシャフト23Aが傾く方向)の変位によるトラ
ニオン23の中心軸とカム2の中心軸とのズレを許容す
る。
【0062】さらに鍔部2Bの上側外周部の一部にはト
ラニオン23の軸まわりの変位(傾転角)を、変速リン
ク37へ伝達するための傾斜したカム面2Eが形成され
る。このカム面2Eはトラニオンシャフト23Aの軸心
を中心とする円弧状に設けられ、その頂面の高さがカム
2の傾転量に応じて変化するもので、変速リンク37に
設けた係合部材37Aと接触し、カム1の傾転量に応じ
て、トラニオン23の傾転角を変速リンク37に伝え
る。
【0063】また、鍔部2Bの上端面中央部には凹部2
Fが設けられ、凹部2F内にはピン2Gがトラニオンシ
ャフト23Aの中心を通って、トルク入力時のトラニオ
ンの変形方向と直角方向に突設する。一方、トラニオン
シャフト23Aの下端には、カム2の凹部2Fに挿入す
る凸部23Dが下方に立設し、その中央にトルク入力時
のトラニオンの変形方向と平行に長穴23Eが形成さ
れ、この長穴23Eにカム2のピン2Gが嵌合する。長
穴23Eの短軸方向の幅はピン2Gの直径とほぼ同一に
形成される。
【0064】この構成によってトラニオンにトルクが入
力されてトラニオン23が変形してもその変形は長穴2
3Eの作用により、カム2に影響を及ぼさず、トラニオ
ン23の軸方向の変位に対しては、トラニオン23の軸
方向の変位が長穴23Eとピン2Eを介してガタなく、
言い換えると遅れなくカム2に伝達されて、カム面2G
から変速リンク37に伝達される。したがって、トルク
入力によるトラニオン23の変形の影響を受けることが
なく、トラニオン23の傾転角と傾転軸方向変位のみを
カム2に伝えることが可能となり、その結果変速比のズ
レを防止できる。
【0065】なお、スリット23Dとピン2Fの凹凸関
係は逆でも全く問題ない。
【0066】図9と図10には第4の実施形態を示す。
【0067】トラニオンシャフト23Aの下端形状は第
2の実施形態と同様であり、レバー部23Bのトラニオ
ン23の傾転軸方向上部にトラニオンシャフト23Aと
同軸上にカム2が配置されており、カム2は円筒形状の
軸部2Aとその上下端に円盤状の鍔部2B、2Cを有し
てなる。このときカム2の軸部2Aは変速制御弁46の
ハウジングに傾転可能に、かつトラニオンシャフト23
Aの外径と隙間Lを持つように寸法が設定されており、
トラニオン23が変形したとしてもトラニオンシャフト
23Aがカム2に干渉しないようになっているのは第1
の実施形態と同様である。
【0068】鍔部2Cにはピン2Dがトラニオンシャフ
ト23Aのレバー部23Bに向けて突設されており、ピ
ン2Dはレバー部23Bに設けられた貫通穴23Cを貫
通する。このときのピン2Dの外径と貫通穴23Cの幅
並びにトラニオン23のオフセット方向への溝長との関
係は第2の実施形態と同様であり、第2の実施形態と同
様に作用を有する。
【0069】鍔部2Cの下側外周部の一部にはトラニオ
ン23の軸まわりの変位(傾転角)を、変速リンク37
へ伝達するための傾斜したカム面2Eが形成される。こ
のカム面2Eはトラニオンシャフト23Aの軸心を中心
とする円弧状に設けられ、その頂面の高さがカム1の傾
転量に応じて変化するもので、変速リンク37に設けた
係合部材37Aと接触し、カム1の傾転量に応じて、ト
ラニオン23の傾転角を変速リンク37に伝える。
【0070】また、軸部2Aの内周部に向けて突設する
ピン2Fが設けられており、トラニオンシャフト23A
にはピン2Fに嵌合するスリット23Dがトラニオン2
3の軸直角方向で、かつオフセット方向に平行に設けら
れている。このような構成により、トラニオン23がそ
の軸方向に変位を生じたときにスリット23Dを介して
カム2のピン2Fが軸方向に変位し、カム面2Eに接す
る変速リンク137を軸方向に変位させる。この場合、
スリット23Dはトラニオン23のオフセット方向に形
成され、トラニオンシャフト23Aが入力トルクに応じ
て変形してもピン2Fが変位することはない。
【0071】したがって、トラニオン23のトルク入力
による変形の影響を受けることがなく、トラニオン23
の傾転角と傾転軸方向変位のみをカム2に伝えることが
可能となり、その結果変速比のズレを防止できる。
【0072】なお、スリット23Dとピン2Fの凹凸関
係は逆でも全く問題ない。
【0073】図11、図12は本発明の第5の実施形態
を示す。
【0074】これは第1の実施形態に対して、ピン1C
と貫通穴23Cとの間のガタを防止するようにピン1C
をトラニオン傾転軸回りに付勢する弾性体、例えばバネ
3を設置したものである。
【0075】バネ3はカム1のカム部1Bに設けられた
係止ピン23Eに係止され、ピン1Cと貫通穴23Cに
押し付ける作用を有する。したがってピン1Cと貫通穴
23Cとの間のガタを防止し、精度よくトラニオン23
の傾転角を変速リンク37に伝えることができる。
【0076】図13は本発明の第6の実施形態を示す。
【0077】これは第2の実施形態に対して、ピン2D
と貫通穴23Cとの間のガタを防止するようにピン2D
をトラニオン傾転軸回りに付勢する弾性体、例えばバネ
4を設置したものである。さらにトラニオン23の軸方
向のスリット23Dと係止ピン2Fのガタを防止するよ
うに係止ピン2Fをトラニオン軸方向に付勢する弾性
体、例えばバネ5を設けたものである。
【0078】バネ4はトラニオンシャフト23Aの下端
に設けられた係止ピン23Fに係止され、ピン2Dを貫
通穴23Cに押し付ける作用を有する。したがってピン
2Dと貫通穴23Cとの間のガタを防止し、制度よくト
ラニオン23の傾転角を変速リンク37に伝えることが
できる。
【0079】さらにバネ5はトラニオンシャフト23A
と同軸に設けられたワッシャ23Eと上側鍔部2Bとの
間に設けられて、ピン2Fを軸方向に付勢し、スリット
23Dに係止ピン2Fを押し付ける。したがってピン2
Fとスリット23Dとの間のガタを防止し、精度よくト
ラニオン23の軸方向変位を変速リンク37に伝えるこ
とができる。
【0080】なお本実施形態においては本明細書に記載
の従来例とは異なり、変速制御弁とカムとステップモー
タをリンクで結合した構成を示したが、従来例のように
カムと変速制御弁のスプールをリンクで結合し、ステッ
プモータと変速制御弁のスリーブを結合する構成の実施
形態であってもよい。
【0081】また、本実施形態においては、トラニオン
側部材及びカム側部材を一体構成としたが、別体構成と
してもよく、形態もこれに限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トロイダル型無段変速機構の変速制御機構を示
す概略図である。
【図2】変速比無限大無段変速機の制御装置を示す概略
図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す平面図である。
【図4】図3のB−B断面の断面図である。
【図5】図1の矢視Aから見た矢視図であり、本発明の
第2実施形態を示す。
【図6】図3のC−C断面の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の断面図である。
【図8】図5のD−D断面の断面図である。
【図9】本発明の第4の実施形態を示す図である。
【図10】図10のE−E断面の断面図である。
【図11】図1の矢視Aから見た矢視図であり、本発明
の第5実施形態を示す。
【図12】図11のF−F断面の断面図である。
【図13】本発明の第6の実施形態の断面図である。
【図14】従来の技術を示す図である。
【図15】同じく従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1 カム 1A 軸部 1B カム部 1C ピン 1D カム穴 20 パワーローラ 23 トラニオン 23A トラニオンシャフト 23B レバー部 23C 貫通穴 37 変速リンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸上に対向配置された入出力ディスク
    と、 該入出力ディスクに狭圧されて摩擦係合により前記入出
    力ディスク間で動力の伝達を行うパワーローラと、 前記狭圧力によって生じるパワーローラからのスラスト
    力を受けつつ、該パワーローラを回転自在に支持するト
    ラニオンと、 該トラニオンをトラニオンの軸方向へ変位させ、トラニ
    オンの傾転を生起させる油圧シリンダと、 該油圧シリンダへ供給する油圧を制御する変速制御弁
    と、 前記トラニオンの傾転動作に応動して、トラニオンと一
    体的に傾転するカムと、 該カムと前記変速制御弁間の連結機構であって、少なく
    ともトラニオンの傾転角度を前記変速制御弁にフィード
    バックするフィードバック機構とを備えたトロイダル型
    無段変速機の変速制御装置において、 前記カムと一体或いは別体で構成されたカム側部材と、
    トラニオンと一体或いは別体で構成されたトラニオン側
    部材を、ピンにより連結し、 前記ピンと、カム側部材またはトラニオン側部材のうち
    少なくとも一方の部材との連結部は、前記スラスト力が
    かかる方向に互いに相対移動可能であることを特徴とす
    るトロイダル型無段変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】前記カムは筒形状を有し、該筒形状部に
    は、前記トラニオンが貫入され、かつ筒形状部とトラニ
    オンの間には前記トラニオンが前記スラスト力がかかる
    方向に移動可能な、所定の間隙が設けられたことを特徴
    とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機の変速
    制御装置。
  3. 【請求項3】前記トラニオンの傾転角度以外にトラニオ
    ンの軸方向変位を前記変速制御弁にフィードバックする
    前記フィードバック機構を有し、前記カムと一体或いは
    別体で構成された第2カム側部材と、トラニオンと一体
    或いは別体で構成された第2トラニオン側部材を、第2
    ピンにより連結し、前記第2ピンと、第2カム側部材ま
    たは第2トラニオン側部材のうち少なくとも一方の部材
    との連結部は、前記スラスト力がかかる方向に互いに相
    対移動可能であることを特徴とする請求項1または2に
    記載のトロイダル型無段変速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】前記カムは筒形状を有し、前記第2カム側
    部材と第2トロイダル側部材の第2ピンによる連結を、
    前記カムの筒形状の内壁に設けたことを特徴とする請求
    項3に記載のトロイダル型無段変速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】前記カム側部材とトロイダル側部材のピン
    による連結は、前記スラスト力がかかる方向と前記トラ
    ニオンの軸方向の双方に垂直な方向に、前記ピンを付勢
    する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1または
    4に記載のトロイダル型無段変速機の変速制御装置。
  6. 【請求項6】前記第2カム側部材と第2トロイダル側部
    材の第2ピンによる連結は、前記トラニオンの軸方向
    に、前記第2ピンを付勢する第2付勢手段を設けたこと
    を特徴とする請求項3または5に記載のトロイダル型無
    段変速機の変速制御装置。
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