JP2002285719A - 集合住宅の床下構造 - Google Patents

集合住宅の床下構造

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JP2002285719A
JP2002285719A JP2001130914A JP2001130914A JP2002285719A JP 2002285719 A JP2002285719 A JP 2002285719A JP 2001130914 A JP2001130914 A JP 2001130914A JP 2001130914 A JP2001130914 A JP 2001130914A JP 2002285719 A JP2002285719 A JP 2002285719A
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Masaru Shimizu
勝 清水
Masami Tazaki
政美 田崎
Takeji Obata
竹二 小畑
Tatsuya Satomi
達也 里見
Susumu Ono
晋 大野
Tomoyuki Yoshinami
智之 吉浪
Yuichiro Ishikawa
雄一朗 石川
Toshio Murakumo
俊夫 村雲
Shuji Iwao
修二 岩尾
Nobuaki Ishii
伸明 石井
Yoshimi Sato
吉美 佐藤
Kunihiro Yoshimatsu
邦博 吉松
Hiroshi Ueki
浩 植木
Keisuke Okamoto
圭介 岡本
Jun Nagano
潤 永野
Tadashi Ichihara
忠志 市原
Kyoichi Himeno
享一 姫野
Hideichiro Nabeta
秀一郎 鍋田
Koji Harada
幸治 原田
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Satobenec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要な場所に必要な大きさの多目的空間を、コ
スト負担を掛けることなく形成することができる集合住
宅の床下構造を提供すること。 【解決手段】各床スラブの一部を下方へ膨出させて、各
床スラブに凹状の多目的空間形成部を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅の床下構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集合住宅の床下構造の一形態とし
て、各階層を区画する床スラブ上に、複数の逆梁を上向
きに突設して、同逆梁上に床材を横架して床面を形成す
ることにより、床材と床スラブとの間に床下多目的空間
を形成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した床
下構造は、以下のような不具合を有している。
【0004】床スラブ上に逆梁を設ける逆梁工法は、
不必要に大きな床下収納空間を形成して、無駄な床下収
納空間も保有することになるため、比較的にコスト高に
なる。
【0005】逆梁工法では、各階の高さが500mm〜
600mm程度高くなるため、日影規制や高度斜線規制に
より、階数・床面積を確保することが困難である。
【0006】逆梁を設けて床下収納空間を形成するた
め、各階の高さが高くなり、階数に制限が生じることか
ら、集合住宅の戸数が制限されることになる。
【0007】床下収納空間が大きいため、消防法の適
用を受けて火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わ
しさが生じる場合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、床
スラブにより複数の階層に区画して形成した集合住宅に
おいて、各床スラブの一部を下方へ膨出させて、各床ス
ラブに凹状の多目的空間形成部を形成したことを特徴と
する集合住宅の床下構造を提供せんとするものである。
【0009】また、本発明は、次の構成にも特徴を有す
る。
【0010】多目的空間形成部の直下方に位置する階
下の部屋以外の部屋に、居室を配置したこと。
【0011】多目的空間形成部の直下方に位置する階
下の部屋に、キッチン、浴室、洗面所、及び、便所等の
水廻り機能室を配置したこと。
【0012】各階層の床スラブに形成した多目的空間
形成部は、左右方向に千鳥状となるように階別に交互に
配置したこと。
【0013】多目的空間形成部は、居室の直下方に配
置したこと。
【0014】多目的空間形成部は、少なくとも一つの
端面を梁部に直接接続したこと。
【0015】多目的空間形成部内に複数の段差を有す
る凹部を形成したこと。
【0016】多目的空間形成部は、リビングルーム以
外の部屋の床下に形成したこと。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0018】すなわち、本発明に係る集合住宅の床下構
造は、床スラブにより複数の階層に区画して形成した集
合住宅において、各床スラブの一部を下方へ膨出させ
て、各床スラブに凹状の多目的空間形成部を形成してい
る。
【0019】このようにして、各床スラブに多目的空間
形成部を形成することにより、必要な場所に必要な大き
さの多目的空間を、コスト負担を掛けることなく形成す
ることができる。
【0020】そして、多目的空間形成部は、収納空間や
配管スペースやメンテナンス空間等の多目的空間として
有効利用することができる。
【0021】しかも、各階の高さに変更が生じないた
め、日影規制や高度斜線規制を受ける心配がなく、階数
・床面積を有効に確保することができる。
【0022】さらには、各階の高さに変更が生じず、階
数に制限が生じないことから、集合住宅の戸数が制限さ
れることはない。
【0023】また、多目的空間形成部は、必要以上に大
きく形成しないため、消防法の適用を受けることはな
く、火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わしさを
生じることがない。
【0024】ここで、多目的空間形成部の直下方に位置
する階下の部屋以外の部屋に、居室を配置することがで
きる。
【0025】このようにして、居室の天井高さを大きく
確保して、入居者に圧迫感を与えることなく、居住空間
をゆったりと大きく形成することができる。その結果、
居住性を良好に確保することができる。
【0026】また、多目的空間形成部の直下方に位置す
る階下の部屋に、キッチン、浴室、洗面所、及び、便所
等の水廻り機能室を配置することができる。
【0027】このようにして、キッチン、浴室、及び、
洗面所等の水廻り機能室は、天井部が高すぎると、清掃
がし難い上に、熱効率が悪くなるという不具合がある
が、かかる水廻り機能室は、下方に膨出する多目的空間
形成部の直下方に位置する階下の部屋に配置しているこ
とより、同多目的空間形成部が下方に膨出している分だ
け、水廻り機能室の天井部の高さを低くすることができ
て、同水廻り機能室の清掃をし易くすることができると
共に、同水廻り機能室の熱効率を高くすることができ
る。
【0028】また、各階層の床スラブに形成した多目的
空間形成部は、左右方向に千鳥状となるように階別に交
互に配置することができる。
【0029】このようにして、集合住宅全体の荷重バラ
ンスを良好に保つことができて、集合住宅の強度も良好
に確保することができる。
【0030】また、多目的空間形成部は、居室の直下方
に配置することができる。
【0031】このようにして、居室の直下方に配置した
多目的空間形成部に、物品を収納することができると共
に、必要に応じて物品の出し入れを楽に行うことができ
る。
【0032】また、多目的空間形成部は、少なくとも一
つの端面を梁部に直接接続することができる。
【0033】このようにして、多目的空間形成部を梁部
に対して少なくとも一辺固定構造となすことができて、
床スラブの剛性を良好に確保することができる。
【0034】また、多目的空間形成部内に複数の段差を
有する凹部を形成することができる。
【0035】このようにして、多目的空間形成部内に形
成した複数の段差を有する凹部内に、適宜高さの異なる
収容物を収容することができて、収容効率を良好に確保
することができる。
【0036】しかも、かかる多目的空間形成部の直下方
に形成される天井裏の未利用空間を、最大限に有効利用
することができる。
【0037】例えば、天井が低くても良い浴室や洗面所
や便所と、天井をもう少し高くしておきたいキッチン等
を隣接させて配設することができ、居住空間内のレイア
ウト設計に広がりをもたせることができる。
【0038】また、多目的空間形成部は、各戸のリビン
グルーム以外の部屋の床下に形成することができる。
【0039】これにより、リビングルーム以外の部屋の
レイアウトを自由に設定することができる。また、通常
は、リビングルームを日当たりの良い南側に設定される
ことが多く、リビングルーム以外の部屋のレイアウトを
自由に変更できれば良く、したがって、リビングルーム
以外の部屋のレイアウトを自由に変更できれば、居住者
の要望に十分に応えることができる。
【0040】しかも、リビングルームの床下には多目的
空間形成部を形成していないため、リビングルームの天
井高を高くとることができるとともに、南側の窓を大き
くすることができるので、リビングルームの日当たりを
良好にでき、快適な居住空間を提供することができる。
【0041】また、居住空間内の部屋のレイアウトを変
更可能とすることによって、居住者の要望に十分に応え
ることができ、快適な居住空間を提供することができ
る。
【0042】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0043】図1及び図2に示すAは、本発明に係わる
鉄筋コンクリート製の集合住宅であり、同集合住宅A
は、前後左右方向に対向させて立設した複数の柱部1
と、対向する柱部1,1の間に横架した梁部2との間に、
外壁3と内壁4と床スラブ5とを張設して、内部に複数
の居住空間Sを区画した状態にて形成している。
【0044】そして、居住空間S内には、図3〜図5に
も示すように、床部6を張設して、同床部6上に、リビ
ング・ダイニングルーム7と和室8とキッチン9と浴室
10と洗面所11と便所12と洋室13,14と玄関15と下駄箱16
と吊り戸棚24と押入れ25と物入れ26とクローゼット27,2
8とを設けている。20は窓、21は内部仕切壁、23は、左
右対称位置にそれぞれ配置したパイプスペースであるこ
こで、居室としてのリビング・ダイニングルーム7と和
室8と洋室13,14の内、本実施例では、和室8は、床部
6の左右いずれか一側の中央部に形成する一方、キッチ
ン9、浴室10、洗面所11、及び、便所12等の水廻り機能
室17は、床部6の左右いずれか他側の中央部に形成し
て、和室8と水廻り機能室17とを左右に隣接させて配置
している。
【0045】しかも、和室8の直下方に位置する床スラ
ブ5の部分には、下方へ膨出して、上面に凹状の多目的
空間S1を形成する多目的空間形成部18を形成し、同多目
的空間形成部18の直下方に位置する階下の部屋には、水
廻り機能室17を配置している。19は収納ケースである。
【0046】このようにして、各階層の床スラブ5に形
成した多目的空間形成部18は、左右方向に千鳥状となる
ように階別に交互に配置して、集合住宅A全体の荷重バ
ランスを良好に保つと共に、集合住宅Aの強度も良好に
確保することができるようにしている。
【0047】この際、居室8の床部6(本実施例では畳
22を敷設している)の下には開閉体(図示せず)を設け
て、同開閉体を開放することにより、居室8の直下方に
配置した多目的空間形成部18に、物品を楽に収納するこ
とができると共に、必要に応じて物品の出し入れを楽に
行うことができる。
【0048】ここで、キッチン9、浴室10、洗面所11、
及び、便所12等の水廻り機能室17は、床スラブ5の下面
によって形成される各階層の天井部5aが高すぎると、清
掃がし難い上に、熱効率が悪くなるという不具合がある
が、かかる水廻り機能室17は、下方に膨出する多目的空
間形成部18の直下方に位置する階下の部屋に配置してい
るため、同多目的空間形成部18が下方に膨出している分
だけ、水廻り機能室17の天井部5aの高さを低くすること
ができて、同水廻り機能室17の清掃をし易くすることが
できると共に、同水廻り機能室17の熱効率を高くするこ
とができる。
【0049】従って、清掃の容易化と熱効率の良好な確
保が図れるように、水廻り機能室17の天井部5aの高さを
必要最低限の高さに設定することにより、多目的空間形
成部18の容積を最大限に大きく設定することができて、
必要最低限の多目的空間S1を確保することができる。
【0050】また、本実施例では、図2及び図3に示す
ように、和室8の直下方に形成した多目的空間形成部18
を、押入れ25と物入れ26とクローゼット27の直下方位置
まで伸延させて形成している。
【0051】このようにして、図3に示すように、クロ
ーゼット27では、洋服29,30等を上下二段に吊り下げた
状態にて収納することができると共に、多目的空間形成
部18の多目的空間S1による収納スペース分だけ上下段の
各吊り下げ位置を低く設定することができるため、小柄
な女性や子供でも容易に洋服29,30等を吊り下げたり取
り出したりすることができる。
【0052】そして、上段の吊り下げ位置を下げた分だ
けクローゼット27内の上部に枕棚31等を設けるスペース
を形成することができて、収納効率(デッドスペースの
少ない)を向上させることができる。
【0053】また、本実施例では、図4及び図5に示す
ように、下駄箱16の直下方位置にも多目的空間形成部18
を形成して、同多目的空間形成部18の多目的空間S1によ
る収納スペース分だけ下駄箱16内の収納空間を大きくし
て、同下駄箱16内に三輪車32やベビーカー33等を収容可
能としている。H1は階高さ、H2は居室天井高さ、H3はバ
リアフリー対応寸法である。
【0054】このようにして、従来においては三輪車32
やベビーカー33等を置いていた玄関15を広く使用するこ
とができる。34は靴である。
【0055】この際、階下の玄関15に配置した下駄箱16
の直上方位置に、階上の多目的空間形成部18が位置して
も、吊り戸棚24等を手の届く高さに設置する必要性か
ら、同吊り戸棚24の設置に多目的空間形成部18の存在は
何ら支障となることがない。
【0056】また、多目的空間形成部18内には、床下に
配管する排水横管47(図20参照)の終端を配置して、
同排水横管47の始端から終端にかけて下り勾配を形成す
ることができるため、水廻り機能室17をパイプスペース
23から離れた位置に配置した場合にも排水性を良好に確
保することが可能となり、同水廻り機能室17のレイアウ
トの自由度を増大させることができる。
【0057】図6は、ロフト40の直下方に多目的空間形
成部18を形成した他実施例を示しており、同ロフト40と
多目的空間形成部18内に形成された多目的空間S1との間
に大きな空間S2を確保して、両空間S1,S2を押入れや物
入れやクローゼットとして有効利用することができるよ
うにしている。
【0058】図7は、多目的空間形成部18の直下方にユ
ニットバスルーム4 1を形成し、同ユニットバスルーム4
1の隣に洗面所11を配設し、同洗面所11の隣に廊下42を
設けた他実施例を示しており、廊下42の上方に位置する
天井裏空間S3を利用して中間ファン43を配置し、同中間
ファン43とユニットバスルーム41との間に換気パイプ44
を介設すると共に、同換気パイプ44を洗面所11の上方に
おいて多目的空間形成部18の下面に略沿わせて形成した
コンパクトな配管構造となしている。
【0059】図8は、多目的空間形成部18の平面説明
図、図9は、図8のI-I線断面図であり、同多目的空間
形成部18の底部18-1の一側端面を小梁部45に直接接続し
て、同小梁部45に多目的空間形成部18の底部18-1の一辺
を固定させた一辺固定構造となしている。
【0060】このように、多目的空間形成部18が小さい
場合には、少なくとも梁部である小梁部45に底部18-1の
一辺を固定させた一辺固定構造となすことにより、床ス
ラブ5の剛性を良好に確保することができる。
【0061】図10は、第1変容例としての多目的空間
形成部18の平面説明図、図11aは、図10のII-II線断
面図、図11bは、図10のII'-II'線断面図であり、同
多目的空間形成部18の底部18-1の左右側端面を、梁部2
とそれに対向させて配置した小梁部46に直接接続して、
両梁部2,46に多目的空間形成部18の底部18-1の二辺を
固定させた二辺固定構造となしている。
【0062】このように、梁部2と小梁部46とに多目的
空間形成部18の底部18-1の二辺を固定させた二辺固定構
造となすことにより、床スラブ5の剛性をより一層良好
に確保することができる。
【0063】図12は、第2変容例としての多目的空間
形成部18の平面説明図、図13は、図12のIII-III線
断面図であり、同多目的空間形成部18の底部18-1の三つ
の端面を、梁部2と二つの小梁部45,46に直接接続し
て、これら梁部2,45,46に多目的空間形成部18の底部18
-1の三辺を固定させた三辺固定構造となしている。
【0064】このように、梁部2と小梁部45,46とに多
目的空間形成部18の底部18-1の三辺を固定させた三辺固
定構造となすことにより、床スラブ5の剛性をさらに一
層良好に確保することができる。
【0065】図14は、第3変容例としての多目的空間
形成部18の平面説明図、図15は、図14のIV-IV線断
面図であり、同多目的空間形成部18の底部18-1の四つの
端面を、梁部2と三つの小梁部4 5,45,46に直接接続し
て、これら梁部2,45,45,46に多目的空間形成部18の底
部18-1の四辺を固定させた四辺固定構造となしている。
【0066】このように、梁部2と小梁部45,45,46とに
多目的空間形成部18の底部18-1の四辺を固定させた四辺
固定構造となすことにより、床スラブ5の剛性を強固な
ものとなすことができる。
【0067】図16は、第4変容例としての多目的空間
形成部18の平面説明図、図17は、図16のV-V線断面
図であり、同多目的空間形成部18は三辺固定構造となす
と共に、同多目的空間形成部18内に複数(本実施例では
二つ)の段差を有する凹部としての第1・第2多目的空
間S1a,S1bを形成している。
【0068】このようにして、多目的空間形成部18内に
形成した第1・第2多目的空間S1a,S1b内に、適宜高さ
の異なる収容物を収容することができて、収容効率を良
好に確保することができる。
【0069】しかも、かかる多目的空間形成部18の直下
方に形成される天井裏の未利用空間を、最大限に有効利
用することができる。
【0070】例えば、天井が低くても良い浴室10や洗面
所11や便所12と、天井をもう少し高くしておきたいキッ
チン9等を隣接させて配設することができ、居住空間S
内のレイアウト設計に広がりをもたせることができる。
【0071】図18は、第5変容例としての多目的空間
形成部18の平面説明図、図19は、図18のVI-VI線断
面図であり、同多目的空間形成部18は四辺固定構造とな
すと共に、同多目的空間形成部18内に複数(本実施例で
は二つ)の段差を有する凹部としての第1・第2多目的
空間S1a,S1bを形成している。
【0072】このようにして、多目的空間形成部18内に
形成した第1・第2多目的空間S1a,S1b内に、適宜高さ
の異なる収容物を収容することができて、収容効率を良
好に確保することができると共に、多目的空間形成部18
の剛性を強固なものとなすことができる。
【0073】図20は、第5変容例としての多目的空間
形成部18の第1・第2多目的空間S1a,S1b内に、水廻り
機能室17に始端を接続した排水横管47を配置した実施例
を示しており、同実施例では、排水横管47の終端を排水
竪管48に接続する場合に、第1多目的空間S1a分の大き
な勾配を形成することができて、排水効率を向上させる
ことができる。
【0074】そして、水廻り機能室17をパイプスペース
23から離れた位置に配置した場合にも排水性を良好に確
保することが可能となり、同水廻り機能室17のレイアウ
トの自由度を増大させることができる。
【0075】図21及び図22は、第6変容例としての
多目的空間形成部18を示した図である。
【0076】近年フリープランを採用する傾向にある集
合住宅Aでは、建築初期において各戸の部屋のレイアウ
トに自由度を持たせておいて、居住者が選択したレイア
ウトで各戸を建造していくことが行われており、床下に
多目的空間形成部18を形成した床下構造を有する集合住
宅であっても、各戸の部屋のレイアウトに自由度を持た
せる必要があった。特に、通常リビングルーム7は日当
たりの良い南側に配置されることが多いため、リビング
ルーム7以外の部屋のレイアウトに自由度を持たせる必
要があった。
【0077】そこで、本実施例では、各戸のリビングル
ーム7以外の部屋の床下に多目的空間形成部18を形成す
ることとした。
【0078】すなわち、図21及び図22に示すよう
に、居住空間S内に配設した居室8や洋室13,14や玄関1
5、更には、キッチン9、浴室10、洗面所11、便所12と
いった水廻り機能室17の床下に多目的空間形成部18を形
成する一方、リビングルーム7の床下には多目的空間形
成部18を形成しないことにした。換言すれば、床下に多
目的空間形成部18を形成した部分の床上にリビングルー
ム7以外の部屋を配設した。
【0079】このように、各戸のリビングルーム7以外
の部屋の床下に多目的空間形成部18を形成しているた
め、リビングルーム7以外の部屋のレイアウトを自由に
設定することができる。
【0080】また、通常は、リビングルーム7を日当た
りの良い南側に設定されることが多く、リビングルーム
7以外の部屋のレイアウトを自由に変更できれば良く、
したがって、リビングルーム7以外の部屋のレイアウト
を自由に変更できれば、居住者の要望に十分に応えるこ
とができる。また、リビングルーム7以外の部屋のリフ
ォームも容易に行うことができる。
【0081】しかも、リビングルーム7の床下には多目
的空間形成部18を形成していないため、リビングルーム
7の天井高を高くとることができるとともに、南側の窓
を大きくすることができるので、リビングルーム7の日
当たりを良好にでき、快適な居住空間を提供することが
できる。
【0082】図23は、第7変容例としての多目的空間
形成部18を示した図である。
【0083】従来より、集合住宅Aでは、建築初期にお
いて各戸の部屋のレイアウトに自由度を持たせておい
て、居住者が選択したレイアウトで各戸を建造していく
ことが行われており、床下に多目的空間形成部18を形成
した床下構造を有する集合住宅であっても、各戸の部屋
のレイアウトに自由度を持たせる必要があった。特に、
通常キッチン9や浴室10や洗面所11や便所12等の水廻り
機能室17は給排水管の配管を良好に行うため所定位置に
配置されることが多いため、水廻り機能室17以外の部屋
のレイアウトに自由度を持たせる必要があった。
【0084】そこで、本実施例では、各戸の水廻り機能
室17以外の部屋の床下に多目的空間形成部18を形成する
こととした。特に、各戸の一側方に水廻り機能室17を配
設する一方、各戸の他側方に水廻り機能室17以外の部屋
を配設し、しかも、各戸の他側方の略中央の床下に多目
的空間形成部18を形成することとした。
【0085】すなわち、図23に示すように、居住空間
S内の左側にキッチン9や浴室10や洗面所11や便所12等
の水廻り機能室17を配設する一方、居住空間S内の右側
に洋室13,14や居室8やリビングルーム7を配設し、し
かも、居住空間S内の右側略中央部の床下に多目的空間
形成部18を形成した。
【0086】このように、各戸の水廻り機能室17以外の
部屋の床下に多目的空間形成部18を形成しているため、
水廻り機能室17以外の部屋のレイアウトを自由に設定す
ることができる。
【0087】また、各戸の他側方(水廻り機能室17とは
反対側)の略中央の床下に多目的空間形成部18を形成し
ているため、水廻り機能室17以外の部屋のレイアウトを
ワンルームから複数ルームまで自由に設定することがで
きる。
【0088】図24及び図25は、第8変容例としての
多目的空間形成部18を示した図である。
【0089】従来、集合住宅Aでは、各戸の居室8の階
下に他の居室8が配置していた。そのため、階上の居室
8にて水漏れが発生した場合には階下の居室8にまで被
害が広がるおそれがあり、階上の居室8では安心して水
を利用することができなかった。
【0090】そこで、本実施例では、各戸の居室8の床
下に多目的空間形成部18を形成するとともに、多目的空
間形成部18を左右方向に千鳥状となるように階別に交互
に配置し、しかも、居室8の直下方に階下のバルコニー
を配置することとした。
【0091】すなわち、図24及び図25に示すよう
に、下の階の居住空間には向かって左側に居室8を配置
するとともに、同居室8の床下に多目的空間形成部18を
形成し、更には、向かって右側に(居室8の隣に)バル
コニー51を配置し、一方、上の階の居住空間には階下の
居住空間とは逆に向かって右側に(階下のバルコニー51
の直上方に)居室8を配置するとともに、同居室8の床
下に多目的空間形成部18を形成し、更には、向かって左
側に(居室8の隣に(階下の居室8の直上方に))バル
コニー51を配置している。図中、50は居室8に配設した
介護用浴槽である。
【0092】このように、居室8の直下方に階下のバル
コニー51を配置しているため、仮に階上の居室8にて水
漏れが発生しても、階下のバルコニー51に水が漏れるだ
けで、階下の居室8に水漏れによる被害を与えることが
なくなり、階上の居室8に介護用浴槽等の水使用器具を
安心して設置することができる。尚、バルコニー51の床
に防水処理することはもちろんのことではあるが、居室
8の床にも防水処理することができる。
【0093】図26は、第9変容例としての多目的空間
形成部18を示した図である。
【0094】従来より、集合住宅Aでは、朝型の居住者
と夜型の居住者とで住戸の向きの好みが異なり、朝型の
居住者は比較的東向きの住戸が好まれ、夜型の居住者で
は比較的西向きの住戸が好まれる傾向があった。
【0095】そこで、本実施例では、多目的空間形成部
18を左右方向に千鳥状となるように階別に交互に配置す
るとともに、各戸の向きも左右方向に千鳥状となるよう
に階別に交互に配置することとした。
【0096】すなわち、図26に示すように、下の階の
居住空間では、西側に玄関15を配置し、東側にリビング
ルーム7やバルコニー51を配置して東向きの住戸とし、
更には、東側のリビングルーム7の床下に多目的空間形
成部18を形成し、一方、その上の階の居住空間では、東
側に玄関15を配置し、西側にリビングルーム7やバルコ
ニー51を配置して西向きの住戸とし、更には、西側のリ
ビングルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成して
いる。尚、各戸の向きは東西に限らず南北にしても良
い。
【0097】このように、各戸の向きを左右方向に千鳥
状となるように階別に交互に配置しているため、居住者
の好みに応じて住戸の選択ができ、居住者の生活習慣や
好みに対応した住戸とすることができる。
【0098】図27は、第10変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0099】従来の集合住宅では、居住後に居住空間内
の部屋のレイアウトを自由に変更することができなかっ
た。
【0100】そこで、本実施例では、居室8の床下に多
目的空間形成部18を形成するとともに、居室8の床上に
可動式の収納間仕切りを配設することとした。
【0101】すなわち、図27に示すように、各戸の左
側に玄関15、キッチン9や浴室10や洗面所11や便所12等
の水廻り機能室17を配設する一方、各戸の右側に居室8
を配設し、同居室8の床下に多目的空間形成部18を形成
した。そして、図27(a)に示すように、居室8の略中
央に図28に示す可動式の収納間仕切り52を背中合わせ
に配置すると、1LDKタイプの住戸とすることがで
き、図27(b)に示すように、居室8の中央及びキッチ
ン9側に可動式の収納間仕切り52を配置すると、2DK
タイプの住戸とすることができ、図27(c)に示すよう
に、居室8の玄関15側及びキッチン9側に可動式の収納
間仕切り52を配置すると、異なる2DKタイプの住戸と
することができる。可動式の収納間仕切り52は、図28
に示すように、矩形箱型の収納容器53の下端部に4個の
車輪54を取付けている。図中、55は観音開き式の扉、56
は柵である。
【0102】このように、居室8の床下に多目的空間形
成部18を形成するとともに、居室8の床上に可動式の収
納間仕切りを配設しているため、収納間仕切りを移動さ
せることによって居住者のライフスタイルに応じて居住
空間内の部屋のレイアウトを自由に変更することができ
る。
【0103】しかも、収納間仕切りの移動で部屋のレイ
アウトを変更するため、変更後の部屋でも収納間仕切り
を収納空間として使用でき、多目的空間形成部18とあわ
せて十分な収納空間を確保することができる。
【0104】図29は、第11変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0105】従来の集合住宅では、居住後に居住空間内
の部屋のレイアウトを自由に変更することができなかっ
た。また、従来の集合住宅Aでは、ロフトを設ける場合
に、ロフトを設けた部屋の床面積としてロフトの床面積
をも加算できるように、ロフト自体の床面積をロフトを
設けた部屋の床面積の1/8となるようにしていた。
【0106】そのため、ロフト自体の床面積が狭く、し
かも、ロフトを設けた部屋のレイアウトを自由に変更す
ることができなかった。
【0107】そこで、本実施例では、居室8の床下に多
目的空間形成部18を形成するとともに、居室8の床上に
可動式の間仕切りを配設し、しかも、同可動式の間仕切
りの天井部をロフトとして利用可能に形成することとし
た。
【0108】すなわち、図29は、多目的空間形成部18
に配設した可動式の間仕切り57であり、同間仕切り57
は、矩形箱型状の収納家具58の天井部にロフト59を形成
する一方、収納家具58の下部に4個の車輪60を取付けて
いる。図中、61は梯子、62は柵、63はマットレス、64は
扉である。
【0109】このように、居室8の床下に多目的空間形
成部18を形成するとともに、居室8の床上に可動式の間
仕切りを配設し、しかも、可動式の間仕切りの天井部を
ロフトとして利用可能としているため、ロフトを設けた
部屋であっても、間仕切りを移動させることによって居
住者のライフスタイルに応じて居住空間内の部屋のレイ
アウトを自由に変更することができる。
【0110】図30及び図31は、第12変容例として
の多目的空間形成部18を示した図である。
【0111】従来の集合住宅では、居住後に居住空間内
の部屋のレイアウトを自由に変更することができなかっ
た。
【0112】そこで、本実施例では、キッチン9や浴室
10や洗面所11や便所12等の水廻り機能室17の床下に多目
的空間形成部18を形成するとともに、居室8の床上に可
動式の間仕切りを配設することとした。
【0113】すなわち、図30及び図31に示すよう
に、各戸の左側にキッチン9や浴室10や洗面所11や便所
12等の水廻り機能室17、玄関15を配設し、その床下に多
目的空間形成部18を形成する一方、各戸の右側に居室8
を配設し、同居室8の床上に可動式の間仕切り65を配設
している。そして、図30(a)に示すように、居室8の
略中央部に2個の間仕切り65を背中合わせに配置して1
LDKタイプの住戸としたり、居室8の中央部及びキッ
チン9側に間仕切り65をそれぞれ配置して2DKタイプ
の住戸としている。
【0114】このように、水廻り機能室17の床下に多目
的空間形成部18を形成するとともに、水廻り機能室17以
外の居室8の床上に可動式の間仕切りを配設しているた
め、間仕切りを移動させることによって居住者のライフ
スタイルに応じて居住空間内の部屋のレイアウトを自由
に変更することができる。
【0115】しかも、水廻り機能室17の床下に多目的空
間形成部18を形成しているため、階下の部屋では階上の
多目的空間形成部18の分だけ天井部が低くなり、これに
より、階下の部屋の水廻り機能室17の清掃が容易となる
とともに、水廻り機能室17の熱効率を高めることができ
る。
【0116】図32は、第13変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0117】従来の集合住宅では、部屋の内部の凹凸が
全て角張っており、各辺が直線的に形成されていた。そ
のため、居住空間内が単調な印象を与え、飽きのきやす
いデザインであり、また、角部に身体をぶつけて怪我を
負うおそれがあった。
【0118】そこで、本実施例では、床下に多目的空間
形成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部18の
少なくとも一辺を曲線で形成することとした。
【0119】すなわち、図32(a)に示すように、リビ
ングルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成すると
ともに、同多目的空間形成部18の上部にスロープ66'を
形成し、その側部に角部を円弧状に形成した腰掛け部66
を形成しており、高齢者に好適な部屋のレイアウトとし
ている。また、図32(b)に示すように、リビングルー
ム7の奥部に段差部の一辺をS字状の曲線で形成した多
目的空間形成部18を形成し、同多目的空間形成部18に机
等の台67を配設して、書斎を設けた家族向けの部屋のレ
イアウトとしている。また、図32(c)に示すように、
洋室13の奥部に段差部の一辺を直線と曲線とを組み合わ
せた多目的空間形成部18を形成し、同多目的空間形成部
18に机等の台67を配設する一方、多目的空間形成部18の
上方にロフト40を形成して、学生等に好適な部屋のレイ
アウトとしている。また、図32(d)に示すように、キ
ッチン9とリビングルーム7とを隣接させ、リビングル
ーム7の隅部床下に多目的空間形成部18を形成し、同多
目的空間形成部18の段差部の一辺を半円弧状に形成し
て、単身女性に好適な部屋のレイアウトとしている。
【0120】このように、多目的空間形成部18の辺を曲
線で形成しているため、居住空間内にデザイン的に変化
を与えることができ、快適な居住空間を提供することが
できる。
【0121】図33は、第14変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0122】従来の集合住宅Aでは、各戸の収納空間は
床下又は天井裏に設けられており、各戸の側壁部分を各
戸の収納空間として利用されていなかった。
【0123】そこで、本実施例では、床下に多目的空間
形成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部18を
隣接する部屋の収納空間として利用可能となるよう構成
した。
【0124】すなわち、図33に示すように、便所12の
床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、同多目
的空間形成部18の開口部68を階下のリビングルーム7の
側壁に形成して、多目的空間形成部18を収納空間として
利用できるようにしている。
【0125】このように、床下に多目的空間形成部18を
形成するとともに、同多目的空間形成部18を隣接する部
屋の収納空間として利用可能となるよう構成しているた
め、各戸の側壁部分をも収納空間として利用でき、収納
空間を増大することができる。その際に、各戸の水廻り
機能室17の床下に多目的空間形成部18を形成しておけ
ば、階下の水廻り機能室17では階上の多目的空間形成部
18の分だけ天井部が低くなり、これにより、階下の水廻
り機能室17の清掃が容易となるとともに、水廻り機能室
17の熱効率を高めることができる。
【0126】図34及び図35は、第15変容例として
の多目的空間形成部18を示した図である。
【0127】従来の集合住宅Aでは、各部屋が平面的に
配置されており、戸建てのように2階建ての部屋が設け
られていなかった。
【0128】そこで、本実施例では、多目的空間形成部
18の上方に仕切り天井を配設して、多目的空間形成部18
の上方に2個の部屋を形成することとした。
【0129】すなわち、図34及び図35に示すよう
に、洋室13の奥部床下に多目的空間形成部18を形成する
とともに、同多目的空間形成部18の上方に仕切り天井69
を配設して、多目的空間形成部18の上部に仕切り天井69
で仕切った上下一対の部屋70,71を形成している。図
中、72は階段、73は側壁、74はドアである。
【0130】このように、多目的空間形成部18の上方に
仕切り天井を配設しているため、多目的空間形成部18の
上方に2個の部屋を形成することができ、部屋数を増大
することができるとともに、集合住宅Aでありながら戸
建て感覚で快適に居住することができ、また、増えた部
屋を収納空間として利用することで、収納空間を増大さ
せることができる。
【0131】図36は、第16変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0132】従来の集合住宅Aでは、玄関15に衣類を収
納するための収納空間が形成されていなかった。そのた
め、部屋の内部までコート等の衣類を持ち込まなければ
ならず、特に花粉症の人の場合には、花粉が付着した衣
服を部屋の内部にまで持ち込むことを嫌うことが多かっ
た。
【0133】そこで、本実施例では、玄関15と浴室10
(ユニットバス)とを隣接させて配置するとともに、浴
室10の側壁の裏側に衣類を収納するための収納空間を形
成し、同収納空間の床下に多目的空間形成部18を形成す
ることとした。
【0134】すなわち、図36に示すように、玄関15と
浴室10とを隣接させ、同浴室10にユニットバス75を配設
するとともに、浴室10の側壁76の裏側に収納空間77を形
成し、同収納空間77の床下に多目的空間形成部18を形成
している。また、玄関15には、衣類を吊下げるためのパ
イプ78を取付けた天井を構成する天井板構成体79を回動
自在に取付けている。図中、80は衣類を吊下げるための
パイプである。
【0135】このように、本実施例では、玄関15と浴室
10(ユニットバス)とを隣接させて配置するとともに、
浴室10の側壁の裏側に衣類を収納するための収納空間を
形成し、同収納空間の床下に多目的空間形成部18を形成
しているため、玄関15に設けられた衣類の収納空間に衣
類を収納することができ、部屋の内部にまでコート類等
の上着を持ち込まなくて良くなる。
【0136】図37及び図38は、第17変容例として
の多目的空間形成部18を示した図である。
【0137】従来の集合住宅では、居住後に居住空間内
の部屋のレイアウトを自由に変更することができなかっ
た。
【0138】そこで、本実施例では、居住空間S内に仕
切り壁を着脱自在に配設するとともに、同仕切り壁を取
外して収納する空間として多目的空間形成部18を利用す
ることとした。
【0139】すなわち、図37及び図38に示すよう
に、居住空間Sの内部にガラス製の仕切り壁81を着脱自
在に配設して、リビングルーム7の内部に仕切り壁81で
仕切られた洋室82を形成している。かかる仕切り壁81は
床下に形成した多目的空間形成部18に収納することがで
きるようにしている。
【0140】このように、居住空間S内に仕切り壁を着
脱自在に配設するとともに、同仕切り壁を取外して収納
する空間として多目的空間形成部18を利用しているた
め、仕切り壁を取外すことで居住空間S内の部屋のレイ
アウトを居住者の好みに応じて変更することができ、し
かも、取外した仕切り壁を多目的空間形成部18に収納す
ることで、仕切り壁の収納空間を確保することができ、
取外した仕切り壁が邪魔になることがなくなる。また、
仕切り壁としてガラス等の透光性素材からなるものを用
いた場合には、室内空間を広く演出することができる。
【0141】図39は、第18変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0142】近年、テレビの大型化に伴ってテレビを設
置するためのスペースが大きく必要となり、部屋内のレ
イアウトを決める上で障害となることが多かった。
【0143】そこで、本実施例では、多目的空間形成部
18の側部にプロジェクターを収容して、部屋の側壁又は
天井に映写できるようにした。
【0144】すなわち、図39に示すように、リビング
ルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成するととも
に、同多目的空間形成部18の側部にプロジェクター83を
収容して、リビングルーム7の側壁84に貼設したスクリ
ーン85に映写できるようにしている。
【0145】このように、多目的空間形成部18の側部に
プロジェクターを収容して、部屋の側壁又は天井に映写
できるようにしているため、テレビを設置するためのス
ペースを部屋の内部に確保する必要がなくなり、部屋内
のレイアウトを決める上で自由度が増大し、居住者の好
みに応じた部屋のレイアウトを定めることができる。
【0146】図40〜図42は、第19変容例としての
多目的空間形成部18を示した図である。
【0147】従来の集合住宅Aでは、身障者や老人等の
身体が不自由な人のために部屋の内部にリフトが設けら
れたものはなかった。
【0148】そこで、本実施例では、階上の居住空間の
床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、同多目
的空間形成部18が形成された部分以外の階下の天井にリ
フトを配設することとした。
【0149】すなわち、図40〜図42に示すように、
居住空間の床下に多目的空間形成部18を形成し、その階
下の居住空間の天井にリフト86を配設した。リフト86
は、天井にレール87を取付け、同レール87に滑車88を滑
動自在に配設し、同滑車88に座席支持体89を垂設し、同
座席支持体89の下端部に座席90を取付けている。
【0150】このように、居住空間Sの天井にリフトを
配設しているため、身体が不自由な人でも安心して生活
することができる居住空間Sを提供することができる。
特に、多目的空間形成部18が形成された部分以外の階下
の天井にリフトを配設しているため、リフトを配設した
部分では天井高を十分に確保することができる。
【0151】図43〜図45は、第20変容例としての
多目的空間形成部18を示した図である。
【0152】従来の集合住宅Aでは、各部屋が平面的に
配置されており、居住空間が狭く、窮屈な印象を与えて
いた。
【0153】そこで、本実施例では、多目的空間形成部
18の上方にロフトを形成することにした。
【0154】すなわち、図43〜図45に示すように、
リビングルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成
し、同多目的空間形成部18の上方にロフト40を形成し
た。図中、91は梯子、92は机等の台である。
【0155】このように、多目的空間形成部18の上方に
ロフトを形成しているため、居住空間Sを有効に活用す
ることができ、各戸の実質的な居住スペースを増大する
ことができる。
【0156】図46は、第21変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0157】従来の集合住宅Aでは、1階部分に店舗用
のスペースを設けることがあるが、かかる店舗用のスペ
ースは他の居住空間Sと同様に平面的にレイアウトされ
ている。
【0158】そこで、本実施例では、集合住宅Aに店舗
用のスペースを設け、同店舗用スペースの床下に多目的
空間形成部18を形成し、同多目的空間形成部18を打ち合
わせ用のスペースとして利用することとした。
【0159】すなわち、図46に示すように、店舗用ス
ペース93の床下に多目的空間形成部18を形成し、同多目
的空間形成部18を打ち合わせ空間94とし、その隣に事務
空間95を配設した。
【0160】このように、集合住宅Aに店舗用のスペー
スを設け、同店舗用スペースの床下に多目的空間形成部
18を形成し、同多目的空間形成部18を打ち合わせ用のス
ペースとして利用するにしたため、かかる打ち合わせ用
のスペースが他の部分よりも一段下がった位置にあり、
落ち着いた雰囲気の中で打ち合わせができるようになっ
ている。
【0161】図47は、第22変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0162】従来の集合住宅Aでは、造り付けの家具を
天井から吊下げており、小柄な女性や子供や身体の不自
由な人にとっては使い勝手が悪かった。
【0163】そこで、本実施例では、床下に多目的空間
形成部18を配設した居住空間Sの階下の天井部に収納家
具等の造り付けの家具を配設することにした。
【0164】すなわち、図47に示すように、階上のリ
ビングルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成し、
その階下のリビングルーム7の天井部に造り付けの収納
家具96を取付けている。
【0165】このように、床下に多目的空間形成部18を
配設した居住空間Sの階下の天井部に収納家具等の造り
付けの家具を配設しているため、造り付けの家具の高さ
が低くなり、使い勝手を良好なものとすることができ
る。
【0166】図48及び図49は、第23変容例として
の多目的空間形成部18を示した図である。
【0167】従来より、アレルギーの原因の一つとして
居住空間内に浮遊するハウスダストが指摘されており、
かかるハウスダストは床面から30cm位の高さまでの
空間に非常に多く浮遊していることが知られている。
【0168】そこで、本実施例では、床下に多目的空間
形成部18を形成するとともに、床面に居住空間Sと多目
的空間形成部18とを連通する連通孔を形成することとし
た。
【0169】すなわち、図48及び図49に示すよう
に、居室8の床下に多目的空間形成部18を形成するとと
もに、居室8の床に居室8と多目的空間形成部18とを連
通する連通孔97を居室8の周囲に形成している。
【0170】このように、床下に多目的空間形成部18を
形成するとともに、床面に居住空間Sと多目的空間形成
部18とを連通する連通孔を形成しているため、ハウスダ
ストが連通孔をとおって多目的空間形成部18に集積する
ことになり、居住空間内からハウスダストを除去するこ
とができ、ハウスダストに起因するアレルギーを防止す
ることができる。特に、寝室の床面にハウスダストを集
積する多目的空間形成部18を設けた場合には、睡眠中に
不意にハウスダストを吸い込むことがなくなる。
【0171】図50は、第24変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0172】従来のメゾネット型の集合住宅Aでは、階
段の長さが長く、階段のスペースとして広いスペースが
必要であり、その分だけ他のスペースが狭くなってい
た。
【0173】そこで、本実施例では、メゾネット型の集
合住宅Aにおいて、一階部分の階段以外の部分の床下に
多目的空間形成部18を配設する一方、二階部分の階段部
分の床下に多目的空間形成部18を配設することにした。
【0174】すなわち、図50に示したように、一階部
分の左側に階段98を配設するとともに、一階部分の階段
98以外の部分(右側)の床下に多目的空間形成部18を形
成し、一方、二階部分の階段98を配設した部分(左側)
の床下に多目的空間形成部18を形成している。
【0175】このように、メゾネット型の集合住宅Aに
おいて、一階部分の階段以外の部分の床下に多目的空間
形成部18を配設する一方、二階部分の階段部分の床下に
多目的空間形成部18を配設することにしたため、階段の
長さを短くすることができ、階段に要するスペースを狭
くでき、その分だけ、他のスペースを広くすることがで
き、快適な居住スペースを提供することができる。
【0176】図51及び図52は、第25変容例として
の多目的空間形成部18を示した図である。
【0177】従来より、集合住宅Aでは、上下方向に並
ぶ各戸のレイアウトがほぼ同一であり、住戸を選択する
上で自由度が少なかった。
【0178】そこで、本実施例では、居住空間内の略中
央部に多目的空間形成部18を形成した住戸の階上の住戸
では居住空間内の周縁部に多目的空間形成部18を形成す
ることにした。
【0179】すなわち、階上の住戸では、図51に示す
ように、居住空間S内の左右側にそれぞれ多目的空間形
成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部の上方
にロフト40を形成し、一方、階下の住戸では、図52に
示すように、居住空間S内の略中央部に多目的空間形成
部18を形成している。図中、99はテーブルである。
【0180】このように、居住空間内の略中央部に多目
的空間形成部18を形成した住戸の階上の住戸では居住空
間内の周縁部に多目的空間形成部18を形成しているた
め、上下方向に並ぶ各戸のレイアウトに変化を持たせる
ことができ、住戸を選択する上での自由度を増大させる
ことができ、居住者の好みに応じた住戸の選択を可能な
ものとしている。
【0181】図53は、第26変容例としての多目的空
間形成部18を示した図である。
【0182】本実施例では、居住者の注文に応じて各戸
ごとに異なる位置に多目的空間形成部18を形成してい
る。
【0183】すなわち、図53(a)では、居室8の床下
に多目的空間形成部18を形成し、図53(b)では、居室
8及びキッチン9の床下に多目的空間形成部18を形成
し、図53(c)では、居室8の一部及びキッチン9や浴
室10や洗面所11や便所12といった水廻り機能室17の床下
に多目的空間形成部18を形成し、また、各住戸ごとに部
屋のレイアウトを異ならせている。
【0184】このように、居住者の注文に応じて各戸ご
とに異なる位置に多目的空間形成部18を形成すること
で、居住者の好みに応じた住戸とすることができる。
【0185】図54及び図55は、第27変容例として
の多目的空間形成部18を示した図である。
【0186】本実施例では、梁部2で囲まれた部分全体
に多目的空間形成部18を形成している。
【0187】すなわち、図54及び図55に示すよう
に、左側の住戸の略中央部に梁部2を形成し、同梁部2
の右側に玄関15、洋室13、キッチン9や浴室10や洗面所
11や便所12等の水廻り機能室17を配設し、梁部2の左側
に洋室14、リビングルーム7を配設しており、一方、右
側の住戸の略中央部に梁部2を形成し、同梁部2の左側
に玄関15、洋室13、キッチン9や浴室10や洗面所11や便
所12等の水廻り機能室17を配設し、梁部2の右側に洋室
14、リビングルーム7を配設し、しかも、梁部2で囲ま
れた部分(左右の住戸の玄関15、洋室、水廻り機能室1
7)の床下に多目的空間形成部18を形成している。
【0188】このように、梁部2で囲まれた部分全体に
多目的空間形成部18を形成しているため、多目的空間形
成部18の強度を確保しながら、施工を容易なものとする
ことができる。
【0189】また、リビングルーム7や洋室14は、ゆと
りのある天井高さを確保することができ、これらの天井
高さを通常の天井高さに設定した場合には、全体の階高
を下げることができる。
【0190】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0191】請求項1記載の本発明では、床スラブに
より複数の階層に区画して形成した集合住宅において、
各床スラブの一部を下方へ膨出させて、各床スラブに凹
状の多目的空間形成部を形成している。
【0192】このようにして、各床スラブに多目的空間
形成部を形成することにより、必要な場所に必要な大き
さの多目的空間を、コスト負担を掛けることなく形成す
ることができる。
【0193】そして、多目的空間形成部は、収納空間や
配管スペースやメンテナンス空間等の多目的空間として
有効利用することができる。
【0194】しかも、各階の高さに変更が生じないた
め、日影規制や高度斜線規制を受ける心配がなく、階数
・床面積を有効に確保することができる。
【0195】さらには、各階の高さに変更が生じず、階
数に制限が生じないことから、集合住宅の戸数が制限さ
れることはない。
【0196】また、多目的空間形成部は、必要以上に大
きく形成しないため、消防法の適用を受けることはな
く、火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わしさを
生じることがない。
【0197】請求項2記載の本発明では、多目的空間
形成部の直下方に位置する階下の部屋以外の部屋に、居
室を配置している。
【0198】このようにして、居室の天井高さを大きく
確保して、入居者に圧迫感を与えることなく、居住空間
をゆったりと大きく形成することができる。その結果、
居住性を良好に確保することができる。
【0199】請求項3記載の本発明では、多目的空間
形成部の直下方に位置する階下の部屋に、キッチン、浴
室、洗面所、及び、便所等の水廻り機能室を配置してい
る。
【0200】このようにして、キッチン、浴室、及び、
洗面所等の水廻り機能室は、天井部が高すぎると、清掃
がし難い上に、熱効率が悪くなるという不具合がある
が、かかる水廻り機能室は、下方に膨出する多目的空間
形成部の直下方に位置する階下の部屋に配置しているこ
とより、同多目的空間形成部が下方に膨出している分だ
け、水廻り機能室の天井部の高さを低くすることができ
て、同水廻り機能室の清掃をし易くすることができると
共に、同水廻り機能室の熱効率を高くすることができ
る。
【0201】請求項4記載の本発明では、各階層の床
スラブに形成した多目的空間形成部は、左右方向に千鳥
状となるように階別に交互に配置している。
【0202】このようにして、集合住宅全体の荷重バラ
ンスを良好に保つことができて、集合住宅の強度も良好
に確保することができる。
【0203】請求項5記載の本発明では、多目的空間
形成部は、居室の直下方に配置している。
【0204】このようにして、居室の直下方に配置した
多目的空間形成部に、物品を収納することができると共
に、必要に応じて物品の出し入れを楽に行うことができ
る。
【0205】請求項6記載の本発明では、多目的空間
形成部は、少なくとも一つの端面を梁部に直接接続して
いる。
【0206】このようにして、多目的空間形成部を梁部
に対して少なくとも一辺固定構造となすことができて、
床スラブの剛性を良好に確保することができる。
【0207】請求項7記載の本発明では、多目的空間
形成部内に複数の段差を有する凹部を形成している。
【0208】このようにして、多目的空間形成部内に形
成した複数の段差を有する凹部内に、適宜高さの異なる
収容物を収容することができて、収容効率を良好に確保
することができる。
【0209】しかも、かかる多目的空間形成部の直下方
に形成される天井裏の未利用空間を、最大限に有効利用
することができる。
【0210】例えば、天井が低くても良い浴室や洗面所
や便所と、天井をもう少し高くしておきたいキッチン等
を隣接させて配設することができ、居住空間内のレイア
ウト設計に広がりをもたせることができる。
【0211】請求項8記載の本発明では、各戸のリビ
ングルーム以外の部屋の床下に多目的空間形成部を形成
している。
【0212】そのため、リビングルーム以外の部屋のレ
イアウトを自由に設定することができる。また、通常
は、リビングルームを日当たりの良い南側に設定される
ことが多く、リビングルーム以外の部屋のレイアウトを
自由に変更できれば良く、したがって、リビングルーム
以外の部屋のレイアウトを自由に変更できれば、居住者
の要望に十分に応えることができる。
【0213】しかも、リビングルームの床下には多目的
空間形成部を形成していないため、リビングルームの天
井高を高くとることができるとともに、南側の窓を大き
くすることができるので、リビングルームの日当たりを
良好にでき、快適な居住空間を提供することができる。
【0214】請求項9記載の本発明では、居住空間内
の部屋のレイアウトを変更可能としている。
【0215】そのため、居住者の要望に十分に応えるこ
とができ、快適な居住空間を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集合住宅の床下構造の断面正面説
明図。
【図2】同床下構造の平面説明図。
【図3】クローゼット配置位置の床下構造の断面側面説
明図。
【図4】下駄箱配置位置の床下構造の断面側面説明図。
【図5】下駄箱配置位置の床下構造の断面正面説明図。
【図6】ロフト配置位置の床下構造の断面側面説明図。
【図7】換気パイプを配置した床下構造の断面側面説明
図。
【図8】多目的空間形成部の平面説明図。
【図9】図8のI-I線断面図。
【図10】第1変容例としての多目的空間形成部の平面
説明図。
【図11】図10のII-II線断面図(図11a)及び図1
0のII'-II'線断面図(図11b)。
【図12】第2変容例としての多目的空間形成部の平面
説明図。
【図13】図12のIII-III線断面図。
【図14】第3変容例としての多目的空間形成部の平面
説明図。
【図15】図14のIV-IV線断面図。
【図16】第4変容例としての多目的空間形成部の平面
説明図。
【図17】第16のV-V線断面図。
【図18】第5変容例としての多目的空間形成部の平面
説明図。
【図19】第18のVI-VI線断面図
【図20】排水横管の配管構造を示す断面側面説明図。
【図21】第6変容例としての多目的空間形成部の平面
説明図。
【図22】同断面側面説明図。
【図23】第7変容例としての多目的空間形成部の平面
説明図。
【図24】第8変容例としての多目的空間形成部の平面
説明図。
【図25】同断面側面説明図。
【図26】第9変容例としての多目的空間形成部の断面
側面説明図。
【図27】第10変容例としての多目的空間形成部の平
面説明図。
【図28】可動式の間仕切りを示す斜視図。
【図29】第11変容例としての多目的空間形成部の斜
視説明図。
【図30】第12変容例としての多目的空間形成部の平
面説明図。
【図31】同断面側面説明図。
【図32】第13変容例を示す斜視説明図。
【図33】第14変容例を示す断面側面図。
【図34】第15変容例を示す平面説明図。
【図35】同側面説明図。
【図36】第16変容例を示す平面説明図。
【図37】第17変用例を示す平面説明図。
【図38】同断面側面説明図。
【図39】第18変容例の断面側面説明図。
【図40】第19変容例の平面説明図。
【図41】同断面側面説明図。
【図42】リフトを示す正面図。
【図43】第20変容例の平面説明図。
【図44】同断面正面説明図。
【図45】同断面側面説明図。
【図46】第21変容例の断面側面説明図。
【図47】第22変容例の断面側面説明図。
【図48】第23変容例の平面説明図。
【図49】同断面側面説明図。
【図50】第24変容例としての断面側面説明図。
【図51】第25変容例の平面説明図。
【図52】同平面説明図。
【図53】第26変容例の平面説明図。
【図54】第27変容例の平面説明図。
【図55】同断面側面説明図。
【符号の説明】
A 集合住宅 S 居住空間 S1 多目的空間 1 柱部 2 梁部 3 外壁 4 内壁 5 床スラブ 6 床部 7 リビングルーム 8 居室 9 キッチン 17 水廻り機能室 18 多目的空間形成部
フロントページの続き (72)発明者 小畑 竹二 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 里見 達也 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 大野 晋 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 吉浪 智之 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 石川 雄一朗 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 村雲 俊夫 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 岩尾 修二 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 石井 伸明 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 佐藤 吉美 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 吉松 邦博 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 植木 浩 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 岡本 圭介 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 永野 潤 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 市原 忠志 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 姫野 享一 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 鍋田 秀一郎 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内 (72)発明者 原田 幸治 大分県大分市舞鶴町1丁目7番1号 株式 会社さとうベネック内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブにより複数の階層に区画して形
    成した集合住宅において、 各床スラブの一部を下方へ膨出させて、各床スラブに凹
    状の多目的空間形成部を形成したことを特徴とする集合
    住宅の床下構造。
  2. 【請求項2】 多目的空間形成部の直下方に位置する階
    下の部屋以外の部屋に、居室を配置したことを特徴とす
    る請求項1記載の集合住宅の床下構造。
  3. 【請求項3】 多目的空間形成部の直下方に位置する階
    下の部屋に、キッチン、浴室、洗面所、及び、便所等の
    水廻り機能室を配置したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の集合住宅の床下構造。
  4. 【請求項4】 各階層の床スラブに形成した多目的空間
    形成部は、左右方向に千鳥状となるように階別に交互に
    配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の集合住宅の床下構造。
  5. 【請求項5】 多目的空間形成部は、居室の直下方に配
    置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の集合住宅の床下構造。
  6. 【請求項6】 多目的空間形成部は、少なくとも一つの
    端面を梁部に直接接続したことを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の集合住宅の床下構造。
  7. 【請求項7】 多目的空間形成部内に複数の段差を有す
    る凹部を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の集合住宅の床下構造。
  8. 【請求項8】 多目的空間形成部は、リビングルーム以
    外の部屋の床下に形成したことを特徴とする請求項1〜
    請求項7のいずれか1項に記載の集合住宅の床下構造。
  9. 【請求項9】 居住空間内の部屋のレイアウトを変更可
    能としたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれ
    か1項に記載の集合住宅の床下構造。
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