JP2002285714A - 集合住宅の床下構造 - Google Patents
集合住宅の床下構造Info
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Abstract
スト負担を掛けることなく形成することができる集合住
宅の床下構造を提供すること。 【解決手段】各床スラブの一部を下方へ膨出させて、各
床スラブに凹状の多目的空間形成部を形成した。
Description
造に関する。
て、各階層を区画する床スラブ上に、複数の逆梁を上向
きに突設して、同逆梁上に床材を横架して床面を形成す
ることにより、床材と床スラブとの間に床下多目的空間
を形成したものがある。
下構造は、以下のような不具合を有している。
不必要に大きな床下収納空間を形成して、無駄な床下収
納空間も保有することになるため、比較的にコスト高に
なる。
〜600mm程度高くなるため、日影規制や高度斜線規
制により、階数・床面積を確保することが困難である。
め、各階の高さが高くなり、階数に制限が生じることか
ら、集合住宅の戸数が制限されることになる。
用を受けて火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わ
しさが生じる場合がある。
スラブにより複数の階層に区画して形成した集合住宅に
おいて、各床スラブの一部を下方へ膨出させて、各床ス
ラブに凹状の多目的空間形成部を形成したことを特徴と
する集合住宅の床下構造を提供せんとするものである。
る。
下の部屋以外の部屋に、居室を配置したこと。
下の部屋に、キッチン、浴室、洗面所、及び、便所等の
水廻り機能室を配置したこと。
形成部は、左右方向に千鳥状となるように階別に交互に
配置したこと。
置したこと。
端面を梁部に直接接続したこと。
る凹部を形成したこと。
いて説明する。
造は、床スラブにより複数の階層に区画して形成した集
合住宅において、各床スラブの一部を下方へ膨出させ
て、各床スラブに凹状の多目的空間形成部を形成してい
る。
形成部を形成することにより、必要な場所に必要な大き
さの多目的空間を、コスト負担を掛けることなく形成す
ることができる。
配管スペースやメンテナンス空間等の多目的空間として
有効利用することができる。
め、日影規制や高度斜線規制を受ける心配がなく、階数
・床面積を有効に確保することができる。
数に制限が生じないことから、集合住宅の戸数が制限さ
れることはない。
きく形成しないため、消防法の適用を受けることはな
く、火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わしさを
生じることがない。
する階下の部屋以外の部屋に、居室を配置することがで
きる。
確保して、入居者に圧迫感を与えることなく、居住空間
をゆったりと大きく形成することができる。その結果、
居住性を良好に確保することができる。
る階下の部屋に、キッチン、浴室、洗面所、及び、便所
等の水廻り機能室を配置することができる。
洗面所等の水廻り機能室は、天井部が高すぎると、清掃
がし難い上に、熱効率が悪くなるという不具合がある
が、かかる水廻り機能室は、下方に膨出する多目的空間
形成部の直下方に位置する階下の部屋に配置しているこ
とより、同多目的空間形成部が下方に膨出している分だ
け、水廻り機能室の天井部の高さを低くすることができ
て、同水廻り機能室の清掃をし易くすることができると
共に、同水廻り機能室の熱効率を高くすることができ
る。
空間形成部は、左右方向に千鳥状となるように階別に交
互に配置することができる。
ンスを良好に保つことができて、集合住宅の強度も良好
に確保することができる。
に配置することができる。
多目的空間形成部に、物品を収納することができると共
に、必要に応じて物品の出し入れを楽に行うことができ
る。
つの端面を梁部に直接接続することができる。
に対して少なくとも一辺固定構造となすことができて、
床スラブの剛性を良好に確保することができる。
有する凹部を形成することができる。
成した複数の段差を有する凹部内に、適宜高さの異なる
収容物を収容することができて、収容効率を良好に確保
することができる。
に形成される天井裏の未利用空間を、最大限に有効利用
することができる。
や便所と、天井をもう少し高くしておきたいキッチン等
を隣接させて配設することができ、居住空間内のレイア
ウト設計に広がりをもたせることができる。
がら説明する。
鉄筋コンクリート製の集合住宅であり、同集合住宅A
は、前後左右方向に対向させて立設した複数の柱部1
と、対向する柱部1,1の間に横架した梁部2との間
に、外壁3と内壁4と床スラブ5とを張設して、内部に
複数の居住空間Sを区画した状態にて形成している。
も示すように、床部6を張設して、同床部6上に、リビ
ング・ダイニングルーム7と和室8とキッチン9と浴室
10と洗面所11と便所12と洋室13,14と玄関1
5と下駄箱16と吊り戸棚24と押入れ25と物入れ2
6とクローゼット27,28とを設けている。20は
窓、21は内部仕切壁、23は、左右対称位置にそれぞ
れ配置したパイプスペースであるここで、居室としての
リビング・ダイニングルーム7と和室8と洋室13,1
4の内、本実施例では、和室8は、床部6の左右いずれ
か一側の中央部に形成する一方、キッチン9、浴室1
0、洗面所11、及び、便所12等の水廻り機能室17
は、床部6の左右いずれか他側の中央部に形成して、和
室8と水廻り機能室17とを左右に隣接させて配置して
いる。
ブ5の部分には、下方へ膨出して、上面に凹状の多目的
空間S1を形成する多目的空間形成部18を形成し、同
多目的空間形成部18の直下方に位置する階下の部屋に
は、水廻り機能室17を配置している。19は収納ケー
スである。
成した多目的空間形成部18は、左右方向に千鳥状とな
るように階別に交互に配置して、集合住宅A全体の荷重
バランスを良好に保つと共に、集合住宅Aの強度も良好
に確保することができるようにしている。
22を敷設している)の下には開閉体(図示せず)を設
けて、同開閉体を開放することにより、居室8の直下方
に配置した多目的空間形成部18に、物品を楽に収納す
ることができると共に、必要に応じて物品の出し入れを
楽に行うことができる。
1、及び、便所12等の水廻り機能室17は、床スラブ
5の下面によって形成される各階層の天井部5aが高す
ぎると、清掃がし難い上に、熱効率が悪くなるという不
具合があるが、かかる水廻り機能室17は、下方に膨出
する多目的空間形成部18の直下方に位置する階下の部
屋に配置しているため、同多目的空間形成部18が下方
に膨出している分だけ、水廻り機能室17の天井部5a
の高さを低くすることができて、同水廻り機能室17の
清掃をし易くすることができると共に、同水廻り機能室
17の熱効率を高くすることができる。
保が図れるように、水廻り機能室17の天井部5aの高
さを必要最低限の高さに設定することにより、多目的空
間形成部18の容積を最大限に大きく設定することがで
きて、必要最低限の多目的空間S1を確保することがで
きる。
ように、和室8の直下方に形成した多目的空間形成部1
8を、押入れ25と物入れ26とクローゼット27の直
下方位置まで伸延させて形成している。
ーゼット27では、洋服29,30等を上下二段に吊り
下げた状態にて収納することができると共に、多目的空
間形成部18の多目的空間S1による収納スペース分だ
け上下段の各吊り下げ位置を低く設定することができる
ため、小柄な女性や子供でも容易に洋服29,30等を
吊り下げたり取り出したりすることができる。
けクローゼット27内の上部に枕棚31等を設けるスペ
ースを形成することができて、収納効率(デッドスペー
スの少ない)を向上させることができる。
ように、下駄箱16の直下方位置にも多目的空間形成部
18を形成して、同多目的空間形成部18の多目的空間
S1による収納スペース分だけ下駄箱16内の収納空間
を大きくして、同下駄箱16内に三輪車32やベビーカ
ー33等を収容可能としている。H1は階高さ、H2は
居室天井高さ、H3はバリアフリー対応寸法である。
2やベビーカー33等を置いていた玄関15を広く使用
することができる。34は靴である。
16の直上方位置に、階上の多目的空間形成部18が位
置しても、吊り戸棚24等を手の届く高さに設置する必
要性から、同吊り戸棚24の設置に多目的空間形成部1
8の存在は何ら支障となることがない。
に配管する排水横管47(図20参照)の終端を配置し
て、同排水横管47の始端から終端にかけて下り勾配を
形成することができるため、水廻り機能室17をパイプ
スペース23から離れた位置に配置した場合にも排水性
を良好に確保することが可能となり、同水廻り機能室1
7のレイアウトの自由度を増大させることができる。
形成部18を形成した他実施例を示しており、同ロフト
40と多目的空間形成部18内に形成された多目的空間
S1との間に大きな空間S2を確保して、両空間S1,
S2を押入れや物入れやクローゼットとして有効利用す
ることができるようにしている。
ユニットバスルーム41を形成し、同ユニットバスルー
ム41の隣に洗面所11を配設し、同洗面所11の隣に
廊下42を設けた他実施例を示しており、廊下42の上
方に位置する天井裏空間S3を利用して中間ファン43
を配置し、同中間ファン43とユニットバスルーム41
との間に換気パイプ44を介設すると共に、同換気パイ
プ44を洗面所11の上方において多目的空間形成部1
8の下面に略沿わせて形成したコンパクトな配管構造と
なしている。
図、図9は、図8のI−I線断面図であり、同多目的空
間形成部18の底部18−1の一側端面を小梁部45に
直接接続して、同小梁部45に多目的空間形成部18の
底部18−1の一辺を固定させた一辺固定構造となして
いる。
い場合には、少なくとも梁部である小梁部45に底部1
8−1の一辺を固定させた一辺固定構造となすことによ
り、床スラブ5の剛性を良好に確保することができる。
形成部18の平面説明図、図11の(a)は図10のI
I−II線断面図、図11の(b)は図10のII’−
II’線断面図であり、同多目的空間形成部18の底部
18−1の左右側端面を、梁部2とそれに対向させて配
置した小梁部46に直接接続して、両梁部2,46に多
目的空間形成部18の底部18−1の二辺を固定させた
二辺固定構造となしている。
的空間形成部18の底部18−1の二辺を固定させた二
辺固定構造となすことにより、床スラブ5の剛性をより
一層良好に確保することができる。
形成部18の平面説明図、図13は、図12のIII−
III線断面図であり、同多目的空間形成部18の底部
18−1の三つの端面を、梁部2と二つの小梁部45,
46に直接接続して、これら梁部2,45,46に多目
的空間形成部18の底部18−1の三辺を固定させた三
辺固定構造となしている。
に多目的空間形成部18の底部18−1の三辺を固定さ
せた三辺固定構造となすことにより、床スラブ5の剛性
をさらに一層良好に確保することができる。
形成部18の平面説明図、図15は、図14のIV−I
V線断面図であり、同多目的空間形成部18の底部18
−1の四つの端面を、梁部2と三つの小梁部45,4
5,46に直接接続して、これら梁部2,45,45,
46に多目的空間形成部18の底部18−1の四辺を固
定させた四辺固定構造となしている。
46とに多目的空間形成部18の底部18−1の四辺を
固定させた四辺固定構造となすことにより、床スラブ5
の剛性を強固なものとなすことができる。
形成部18の平面説明図、図17は、図16のV−V線
断面図であり、同多目的空間形成部18は三辺固定構造
となすと共に、同多目的空間形成部18内に複数(本実
施例では二つ)の段差を有する凹部としての第1・第2
多目的空間S1a,S1bを形成している。
に形成した第1・第2多目的空間S1a,S1b内に、
適宜高さの異なる収容物を収容することができて、収容
効率を良好に確保することができる。
下方に形成される天井裏の未利用空間を、最大限に有効
利用することができる。
面所11や便所12と、天井をもう少し高くしておきた
いキッチン9等を隣接させて配設することができ、居住
空間S内のレイアウト設計に広がりをもたせることがで
きる。
形成部18の平面説明図、図19は、図18のVI−V
I線断面図であり、同多目的空間形成部18は四辺固定
構造となすと共に、同多目的空間形成部18内に複数
(本実施例では二つ)の段差を有する凹部としての第1
・第2多目的空間S1a,S1bを形成している。
に形成した第1・第2多目的空間S1a,S1b内に、
適宜高さの異なる収容物を収容することができて、収容
効率を良好に確保することができると共に、多目的空間
形成部18の剛性を強固なものとなすことができる。
形成部18の第1・第2多目的空間S1a,S1b内
に、水廻り機能室17に始端を接続した排水横管47を
配置した実施例を示しており、同実施例では、排水横管
47の終端を排水竪管48に接続する場合に、第1多目
的空間S1a分の大きな勾配を形成することができて、
排水効率を向上させることができる。
ス23から離れた位置に配置した場合にも排水性を良好
に確保することが可能となり、同水廻り機能室17のレ
イアウトの自由度を増大させることができる。
図るように構成した例であり、以下順に説明する。
て形成するとともにこの外壁に窓51aを設けたもので
ある。窓51aは多目的空間S1への光採りとしたもの
で、多目的空間S1の近傍に設けられている。このよう
な構成では、図21の(a)の示すように多目的空間S
1に土51bを充填して植栽に利用し居室内で植栽の観
賞ができるようにすることができる。また、同図の
(b)に示すように太陽電池51cを多目的空間S1内
に組み込んで電源として利用することができる。
ガラス製の扉52を開閉自在に設けたものである。この
ような透明の強化ガラス製の扉52を設けることにより
多目的空間S1に収納した物品の識別が外から簡単にで
きるとともに、扉52を床面と同レベルとすることによ
り、多目的空間S1の上方を床面として利用できるよう
になる。
その中に金魚鉢53等を収納したものである。金魚鉢5
3等は床面からある程度の高さを持つように設置され、
玄関内で観賞できるようにする。そして、餌をやるとき
や水を変えたりするときには、玄関先でこのような作業
をすることができるので、管理会社と契約して餌や水変
え等の作業を委託することができる。
居間56との間でそれぞれ段差を形成して空間に変化を
与えるようにした例である。この例では多目的空間S1
はキッチン54のカウンター54aに沿って形成され調
理する人はこの多目的空間S1内に立って作業する。そ
して、ダイニング55のテーブル55aに座った人と多
目的空間S1に立って調理する人の視線のレベルが一致
する段差の関係とすることにより、調理する人とテーブ
ル55aに座った人との間の会話が弾むようにして団欒
を楽しむことができる。
7との間にスロープ58aを形成した例である。スロー
プ58aは床面57と多目的空間S1の底面と間に形成
されているので、子供の滑り台58bをスロープ58a
の上に載せ遊ぶことができ、居室を遊び空間とすること
ができる。図25の(b)は板状のスロープ58cを設
置したもので、車椅子で床面57と多目的空間S1との
間を行き来でき、バリアフリーの空間を得ることができ
る。
成するとともにに、この多目的空間S1に設けた棚59
に自転車60を搭載する構成としたものである。この構
成では、自転車60の上端側は多目的空間S1内に収納
され、自転車60を安定して棚59の上に載せることが
できる。このため、玄関に自転車60を収納していても
人の歩行の障害となることがなく、玄関のスペースを有
効に利用して自転車60を保管することができる。
1にネームプレート92を設けた例であり、ネームプレ
ート92に多目的空間S1内に収納した物品の名称を記
載しておくことにより蓋91を開けないでも収納物品を
知ることができる構成としたものである。このような構
成では、ネームプレート92を見るだけで収納物品を知
ることができ、いちいち蓋91を開けないでも収納物品
を確認することができる。
寝られる程度のスペースとするとともに、体によい音楽
や電磁波またはイオンを放出する電気機器61を多目的
空間S1内に配置したものである。このような電気機器
61を備えることにより、多目的空間S1内で横に寝た
人をリラックスさせることができ、多目的空間S1を簡
易なリラックスルームとして利用することができる。
つとしたもので、多目的空間S1の全体に被さる電気こ
たつ62を配置した例である。このような構成では、多
目的空間S1に足を差し入れて床面に座って電気こたつ
62を使うことができる。
63を収納したものである。浴槽63を多目的空間S1
内に収納することにより、子供や老人でも楽に入浴する
ことができる。
収納するともにこの冷蔵庫64の上端にカウンター65
を搭載配置したものである。このような構成では、冷蔵
庫64をカウンター65の搭載部材としているので、冷
蔵庫64とカウンター65とをコンパクトにまとめるこ
とができ、キッチン内をすっきりとしたレイアウトとす
ることができる。
納空間として利用したものである。自転車66はベラン
ダ等の壁に沿って形成され、自転車66は多目的空間S
1内のほぼ下半分が埋没する状態で収納されている。こ
のようにベランダ等の壁に多目的空間S1を形成するこ
とにより、自転車66を壁に沿わせて収納することがで
き、歩行者の歩行に影響を及ぼすことのない自転車66
の収納が可能となる。
納したものである。このような構成では、水槽68の中
には観賞魚等を入れておけば、居室内から観賞魚を観る
ことができ、床板や畳みだけの床面に比べると動的な意
匠を楽しむことができるとともに居室内の装飾も豊かに
することができる。なお、水槽68の上に透明の強化ガ
ラスを蓋として配置するようにすれば、この蓋を床面と
同じレベルとすることによって床面を広く使用すること
ができる。
用の小屋70を設けた例である。小屋70は犬や猫等の
ペットが入れる程度の大きさとしたもので、網扉によっ
て外部と遮断されている。このような小屋70を備えた
場合では、急な来客があったりした場合でもペットをす
ぐに小屋70の中に入れることができ、来客に危害を加
えることがなくなる。また、床面に小屋を設備する場合
に比べると、小屋70を多目的空間S1内に位置させて
いるので、床面積が狭くなることがない。
スペースとして利用する構成としたものである。多目的
空間S1の広さを人が寝ることができる程度とすること
によって、多目的空間S1内で人が寝ることができると
ともに、床面側とは独立した部屋のようにして使用でき
るので安眠を促すことができる。そして、多目的空間S
1の上方にクローゼット69aを配置するとともに就寝
時には引き下ろして使用するロールカーテン69bを備
えることによって、多目的空間S1内を外部から遮断し
たものとすることができ、より効果的に安眠を促すこと
ができる。
を収納するとともに収納棚72の下端を収納した例であ
る。このような構成では、引き出し71や収納棚72等
の家具の一部をを多目的空間S1内に設置できるので、
居室の床面積を広く利用することがき、省スペースの居
室空間を得ることができる。また、多目的空間S1の周
りの床面に座って脚を多目的空間S1に置くようにすれ
ば、多目的空間S1周りでの団欒も可能となる。そし
て、引き出し71による収納形態とすることができるの
で、引き出しを71を閉めることにより多目的空間S1
内を広く利用することができ、多目的空間S1内で引き
出し71を開くことにより居住空間と干渉しない使い勝
手が可能となる。
納部として利用する構成としたもので、多目的空間S1
の上端部にはパッキン73によってシールされる蓋74
が被せられている。このような構成では、生ゴミをその
ゴミ回収日までストックしておくことができ、厨房等に
生ゴミを保管する場合に比べると厨房の床面積を広くと
ることができる。また、蓋74はパッキン73によって
シールされているので生ゴミから発生する臭気はパッキ
ン73と蓋74により遮断され、室内に異臭が漂うこと
もなく清潔な居住空間を維持することができる。そし
て、蓋74付きの多目的空間S1を複数個所に備えるこ
とにより生ゴミやその他のゴミを分別してストックする
ことができ、回収処理が簡単に行えるようになる。
器本体77を収納した例である。このような構成では、
オーディオ機器本体77をたとえば壁等に掛けたスピー
カーからの振動から保護することがでる。また、オーデ
ィオ機器本体77が大型であっても多目的空間S1内に
収納することにより床面積を広く確保することができ
る。
収納した例である。冷蔵庫78はその上面側に扉を配置
したタイプのものであればよい。このように冷蔵庫78
を多目的空間S1内に収納すれば、冷蔵庫78が厨房内
で占める面積を他の用途に利用することができ、床面の
有効利用が可能となる。なお、冷蔵庫78に変えて食器
等の家具類を多目的空間S1内に収納する構成としても
よい。
ハンガー79を収納した例である。ハンガー79は折り
畳み式のリンク79aとその上端に配置したロッド79
bとから構成されたものであり、電動機(図示せず)に
よってリンク79aを伸縮動作させることにより、同図
の(a)に示すように多目的空間S1内に収納された状
態から同図の(b)に示すように床面より高い位置にロ
ッド79bを位置させることができる。同図(b)のよ
うにリンク79aを伸ばした状態とすれば、ロッド79
bにコート等を掛けることができるとともに、洗濯物等
を掛けて乾燥させることができる。なお、リンク79a
を電動機によって伸縮させるのに代えて、手動によって
もこのリンク79aを伸縮させるようにしてもよい。
して植栽ができるようにした例である。この構成では土
80に植物80aを植栽することができ、居室の中に自
然な感じの植物80aによる緑の雰囲気を醸し出すこと
ができる。
1内に水81を入れて子供用のプールとして使用できる
ようにした例である。この構成では、多目的空間S1を
屋外プールとして利用できるので、冬でも温水を入れる
ことによって使用できる。また、水81に代えて砂を多
目的空間S1内に入れることで砂場としても使用でき
る。
れる。
り複数の階層に区画して形成した集合住宅において、各
床スラブの一部を下方へ膨出させて、各床スラブに凹状
の多目的空間形成部を形成している。
形成部を形成することにより、必要な場所に必要な大き
さの多目的空間を、コスト負担を掛けることなく形成す
ることができる。
配管スペースやメンテナンス空間等の多目的空間として
有効利用することができる。
め、日影規制や高度斜線規制を受ける心配がなく、階数
・床面積を有効に確保することができる。
数に制限が生じないことから、集合住宅の戸数が制限さ
れることはない。
きく形成しないため、消防法の適用を受けることはな
く、火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わしさを
生じることがない。
成部の直下方に位置する階下の部屋以外の部屋に、居室
を配置している。
確保して、入居者に圧迫感を与えることなく、居住空間
をゆったりと大きく形成することができる。その結果、
居住性を良好に確保することができる。
成部の直下方に位置する階下の部屋に、キッチン、浴
室、洗面所、及び、便所等の水廻り機能室を配置してい
る。
洗面所等の水廻り機能室は、天井部が高すぎると、清掃
がし難い上に、熱効率が悪くなるという不具合がある
が、かかる水廻り機能室は、下方に膨出する多目的空間
形成部の直下方に位置する階下の部屋に配置しているこ
とより、同多目的空間形成部が下方に膨出している分だ
け、水廻り機能室の天井部の高さを低くすることができ
て、同水廻り機能室の清掃をし易くすることができると
共に、同水廻り機能室の熱効率を高くすることができ
る。
ラブに形成した多目的空間形成部は、左右方向に千鳥状
となるように階別に交互に配置している。
ンスを良好に保つことができて、集合住宅の強度も良好
に確保することができる。
成部は、居室の直下方に配置している。
多目的空間形成部に、物品を収納することができると共
に、必要に応じて物品の出し入れを楽に行うことができ
る。
成部は、少なくとも一つの端面を梁部に直接接続してい
る。
に対して少なくとも一辺固定構造となすことができて、
床スラブの剛性を良好に確保することができる。
成部内に複数の段差を有する凹部を形成している。
成した複数の段差を有する凹部内に、適宜高さの異なる
収容物を収容することができて、収容効率を良好に確保
することができる。
に形成される天井裏の未利用空間を、最大限に有効利用
することができる。
や便所と、天井をもう少し高くしておきたいキッチン等
を隣接させて配設することができ、居住空間内のレイア
ウト設計に広がりをもたせることができる。
部内を物品の収納部または居住空間としているので、多
目的空間に各種の物品を収納することで、室内空間を有
効に利用できるとともに、生活に合わせた居住空間とし
て利用できる。
用廊下に多目的空間を形成することにより、バルコニー
や共用廊下の有効活用ができる。
明図。
明図。
図。
説明図。
(b)は図10のII’−II’線断面図。
説明図。
説明図。
説明図。
説明図。
略であって、(a)は多目的空間内に植栽用の土を充填
した例を示す断面図、(b)は多目的空間内に太陽電池
を収納した例を示す断面図。
略図。
例の概略図。
略図
概略図であって、(a)はスロープの上に滑り台を配置
した例、(b)は板状のスロープを配置した例を示す
図。
た例を示す概略図。
を配置した例を示す概略図。
を収納した例を示す概略図。
置した例を示す概略図、(b)は多目的空間内に浴槽を
配置した例を示す概略図。
部を収納した例を示す概略図。
を示す概略図であって、(a)は正面縦断面図、(b)
は右側面縦断面図。
図。
た例を示す概略図。
示す概略図。
た例を示す概略図であって、(a)は要部の縦断面図、
(b)は要部の正面図。
した例を示す概略図。
た例を示す概略図であって、(a)は要部の断面図、
(b)は要部の斜視図。
略図。
した例であって、(a)は収納時を示す概略図、(b)
はリンクを伸ばした状態を示す概略図。
例を示す概略図。
できるようにした例を示す概略図。
Claims (9)
- 【請求項1】 床スラブにより複数の階層に区画して形
成した集合住宅において、 各床スラブの一部を下方へ膨出させて、各床スラブに凹
状の多目的空間形成部を形成したことを特徴とする集合
住宅の床下構造。 - 【請求項2】 多目的空間形成部の直下方に位置する階
下の部屋以外の部屋に、居室を配置したことを特徴とす
る請求項1記載の集合住宅の床下構造。 - 【請求項3】 多目的空間形成部の直下方に位置する階
下の部屋に、キッチン、浴室、洗面所、及び、便所等の
水廻り機能室を配置したことを特徴とする請求項1又は
2記載の集合住宅の床下構造。 - 【請求項4】 各階層の床スラブに形成した多目的空間
形成部は、左右方向に千鳥状となるように階別に交互に
配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
に記載の集合住宅の床下構造。 - 【請求項5】 多目的空間形成部は、居室の直下方に配
置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
記載の集合住宅の床下構造。 - 【請求項6】 多目的空間形成部は、少なくとも一つの
端面を梁部に直接接続したことを特徴とする請求項1〜
5のいずれか1項に記載の集合住宅の床下構造。 - 【請求項7】 多目的空間形成部内に複数の段差を有す
る凹部を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいず
れか1項に記載の集合住宅の床下構造。 - 【請求項8】 多目的空間形成部内を物品の収納空間ま
たは居住空間としたことを特徴とする請求項1〜7のい
ずれに記載の集合住宅の床下構造。 - 【請求項9】 多目的空間形成部内をバルコニーや共用
廊下で使用可能としたことを特徴とする請求項1〜8の
いずれかに記載の集合住宅の床下構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001130864A JP2002285714A (ja) | 2000-04-27 | 2001-04-27 | 集合住宅の床下構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000127693 | 2000-04-27 | ||
JP2001-7294 | 2001-01-16 | ||
JP2000-127693 | 2001-01-16 | ||
JP2001007294 | 2001-01-16 | ||
JP2001130864A JP2002285714A (ja) | 2000-04-27 | 2001-04-27 | 集合住宅の床下構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002285714A true JP2002285714A (ja) | 2002-10-03 |
JP2002285714A5 JP2002285714A5 (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=27343227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001130864A Pending JP2002285714A (ja) | 2000-04-27 | 2001-04-27 | 集合住宅の床下構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002285714A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5357862B2 (ja) * | 2008-04-01 | 2013-12-04 | 啓三 左高 | 建物の構築方法 |
JP2013253475A (ja) * | 2013-09-24 | 2013-12-19 | Misawa Homes Co Ltd | バルコニー付き住宅 |
Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPH04176967A (ja) * | 1990-11-08 | 1992-06-24 | Iida Kenchiku Sekkei Jimusho:Kk | 集合住宅の床構造 |
JPH10153001A (ja) * | 1996-11-23 | 1998-06-09 | Ando Corp | 集合住宅における空調室外機の設置構造 |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001130864A patent/JP2002285714A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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