JP2002283385A - 合成樹脂製の蓋体 - Google Patents

合成樹脂製の蓋体

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    • B29C45/2708Gates

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジブロックにまで達する範囲で蓋体の天
面を覆うように、固定金型の成形面全域にわたってシー
ト材が展設されるとともに、ゲートがヒンジブロックの
成形面に設定された場合の蓋体のインサート成形におい
て、ヒンジブロック周辺のシート材表面が合成樹脂材で
汚損されることを確実に防止でき、美麗に成形すること
が可能な合成樹脂製の蓋体を提供する。 【解決手段】 成形面にシート材9が展設された成形金
型内にゲートから合成樹脂材を射出して、ヒンジブロッ
ク6を含みかつ天面4aには当該ヒンジブロック6に達
する範囲でシート材9が覆着されてインサート成形され
る合成樹脂製の蓋体1において、シート材9の周縁のう
ち、ゲートが設定されたヒンジブロック6の成形面に近
接するシート材9の周縁部分9a近傍に、当該周縁部分
9aに作用する射出圧力を減圧するためにゲートと当該
周縁部分9aとの間を遮る鍔状金型片によって成形され
た溝部10が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋体の外表面をほ
ぼ全面にわたって覆うことができるように、特にヒンジ
ブロックにまで達する範囲で蓋体の天面を覆うように、
固定金型の成形面全域にわたってシート材が展設される
とともに、ゲートがヒンジブロックの成形面に設定され
た場合の蓋体のインサート成形において、ヒンジブロッ
ク周辺のシート材表面が合成樹脂材で汚損されることを
確実に防止でき、美麗に成形することが可能な合成樹脂
製の蓋体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製の容器、特に装飾性が
求められる化粧料容器などにあっては、その外観を美麗
に仕上げるために、印刷などにより加飾を施したシート
材を別途作成し、このシート材をインサート成形により
容器表面に添着するようにしている。
【0003】図10には、容器本体にヒンジを介して開
閉自在に連結される化粧料容器の蓋体aの成形状態が示
されている。成形金型bは固定金型cと可動金型dとで
構成され、固定金型cに凹設された成形面eにより蓋体
aの天面が成形され、可動金型dに凹設された成形面f
により蓋体aの裏面が成形されるようになっていて、蓋
体aの外観を形作る固定金型cの成形面eにシート材g
が配設されている。
【0004】特にシート材gについては、蓋体aの外表
面をほぼ全面にわたって覆うことができるように、蓋体
aの周側縁h全周を被覆しつつ、ヒンジピンが打ち込ま
れるピン孔iが形成されるヒンジブロックjに達する範
囲で蓋体aの天面に覆着されるように、固定金型cの成
形面e全域にわたって展設されるようにインサートされ
る場合がある。
【0005】従ってこのような場合、固定金型cと可動
金型dとの成形面e,f間に形成されるキャビティk内
に合成樹脂材を射出するためのゲートlは、シート材g
の展設領域外となるヒンジブロックj後面を成形する成
形面(可動金型dの成形面)fに対応した固定金型cと
可動金型dとの境界部分に設定されていた。そしてキャ
ビティk内にゲートlから溶融状態の合成樹脂材を射出
し、当該合成樹脂材の硬化後に型開きすることによっ
て、シート材gが一体的に覆着された合成樹脂製の蓋体
aが成形されるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
に、蓋体aの外表面をほぼ全面にわたって、特にヒンジ
ブロックjに達する範囲までも蓋体aの天面を覆うよう
に、固定金型cの成形面e全域にわたってシート材gが
インサートされるとともに、ゲートlがヒンジブロック
jの成形面fに設定された場合の蓋体aのインサート成
形にあっては、ゲートlから相当の射出圧力で射出され
る合成樹脂材が、当該ゲートlの設定されたヒンジブロ
ックjの成形面fに近接するシート材gの周縁部分mに
衝突するように流れ込み、その圧力で当該周縁部分mを
キャビティk内側へめくり上げたり巻き込むなどしてシ
ート材gと成形面(固定金型cの成形面)eとの間に回
り込むこととなり、ヒンジブロックj周辺のシート材g
表面が、回り込んだ合成樹脂材の付着で汚損されてしま
うという課題があった。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、蓋体の外表面をほぼ全面にわたって
覆うことができるように、特にヒンジブロックにまで達
する範囲で蓋体の天面を覆うように、固定金型の成形面
全域にわたってシート材が展設されるとともに、ゲート
がヒンジブロックの成形面に設定された場合の蓋体のイ
ンサート成形において、ヒンジブロック周辺のシート材
表面が合成樹脂材で汚損されることを確実に防止でき、
美麗に成形することが可能な合成樹脂製の蓋体を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の合成樹脂製の蓋体にあっては、成形面にシ
ート材が展設された成形金型内にゲートから合成樹脂材
を射出して、容器本体に回動自在に連結されるヒンジブ
ロックを含みかつ天面には当該ヒンジブロックに達する
範囲で上記シート材が覆着されてインサート成形される
合成樹脂製の蓋体において、上記シート材の周縁のう
ち、上記ゲートが設定された上記ヒンジブロックの成形
面に近接する該シート材の周縁部分近傍に、当該周縁部
分に作用する射出圧力を減圧するために上記ゲートと当
該周縁部分との間を遮る鍔状金型片によって成形された
溝部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1および図
2には、合成樹脂製の蓋体として、化粧料容器の容器本
体を開閉する蓋体1が示されている。
【0010】この蓋体1は、外表面をなす天面4aとは
反対側の裏面4bに鏡板2が接着されて容器本体3の収
納部3aを覆う比較的薄肉に形成された蓋本体部4と、
この蓋本体部4の一端縁にこれより垂下させて一体的に
形成され、容器本体3から突出するヒンジピン5が挿通
されて容器本体3に対し回動自在に連結される厚肉のヒ
ンジブロック6と、このヒンジブロック6とは反対側の
他端縁にこれより垂下させて一体的に形成され、容器本
体3の係合部7に係脱自在に係合して蓋体1を閉止状態
に維持するフック8とから主に構成され、フック8を係
合部7から外すことにより蓋体1はヒンジピン5周りの
ヒンジブロック6の回動によって、容器本体3を開閉で
きるようになっている。
【0011】特に本実施形態の蓋体1にあっては、当該
蓋体1の外表面をほぼ全面にわたって覆うことができる
ように、天面4aからその周側縁4c全周を被覆しつ
つ、ヒンジブロック6にまで達する範囲で、蓋体1を加
飾するために印刷などが施されたシート材9が覆着され
ている。そしてヒンジブロック6には、これに達したシ
ート材9の周縁部分9aに対し僅かな隙間を隔てて、か
つ当該周縁部分9aに沿ってヒンジブロック6全幅に亘
って溝部10が形成されている。そして、後述する成形
金型によってこのような溝部10がヒンジブロック6に
成形されることによって、そのような成形がなされた蓋
体1では上述した本発明の目的が達成される。
【0012】上記実施形態の合成樹脂製の蓋体1は図3
〜図6に示すように、インサート成形によって成形され
る。成形金型11は、上方に位置された固定金型12
と、固定金型12の下方に位置され、上昇されることに
より固定金型12と当接して型締めされ、下降されるこ
とにより固定金型12から離されて型開き状態とされる
昇降自在な可動金型13と、型締めに際しては固定金型
12と可動金型13との間に形成されるキャビティ14
に向かって進出され、型開きに際しては反対方向に後退
されるスライドブロック15とから主に構成される。
【0013】固定金型12には、昇降される可動金型1
3に面して窪ませて成形面16が形成され、この成形面
16により蓋体1の蓋本体部4の天面4aが成形され
る。可動金型13には、固定金型12の成形面16に面
して窪ませて成形面17が形成され、この成形面17に
より蓋体1の蓋本体部4の裏面4bやフック8、並びに
ヒンジブロック6が成形される。そして蓋体1の外観を
形作る固定金型12の成形面16には、予めその成形面
16に沿って成形された上記シート材9がインサートさ
れる。このシート材9は上述したように、蓋体1の外表
面をほぼ全面にわたって覆うべく、天面4aからその周
側縁4c全周を被覆しつつ、ヒンジブロック6に達する
範囲で蓋本体部4に覆着されるように、固定金型12の
成形面16ほぼ全域にわたって展設される。
【0014】可動金型13には、これと固定金型12と
の成形面16,17間に形成されるキャビティ14内に
合成樹脂材を射出するための上方が開放された細溝状の
ゲート18が設けられる。このゲート18は、ヒンジブ
ロック6の成形面17の適宜箇所、図示例ではヒンジブ
ロック6後面を成形する成形面17aに設定される。こ
のようにゲート18を設定することにより、固定金型1
2の成形面16ほぼ全域にわたって展設されるシート材
9と干渉することなく、合成樹脂材を射出できる。ま
た、可動金型13には、型開き後に、成形された蓋体1
を離型するための離型ピン19がその成形面17から出
没自在に設けられている。
【0015】さらにスライドブロック15は、可動金型
13に形成された溝部20内のレール21に沿ってキャ
ビティ14へ向かってスライド移動自在に設けられ、そ
の進出方向後端には傾斜させて押圧面15aが形成され
るとともに、進出方向前端には可動金型13の溝部端面
との間にリターンスプリング22が配設される。そして
このスライドブロック15は、型締めおよび型開きと同
期して進退移動されるようになっていて、固定金型12
と可動金型13とが次第に接近する型締めに際しては、
固定金型12に設けられたロッキングブロック23の傾
斜面23aがスライドブロック15の押圧面15aに当
接してこれを順次押圧することにより、当該スライドブ
ロック15はキャビティ14へ向かって進出され、他
方、固定金型12と可動金型13とが次第に距離をあけ
る型開きに際しては、スライドブロック15はリターン
スプリング22によって押し戻されるようになってい
る。
【0016】そして特にこのスライドブロック15のキ
ャビティ側先端にはヒンジブロック6の全幅に相当する
幅で形成され、ゲート18の直上に形成されたスライド
面24上でスライドされて、可動金型13と固定金型1
2との境界面に沿って進退する鍔状金型片25が設けら
れている。そしてこの鍔状金型片25は、型締めに際し
てスライドブロック15がキャビティ14側へ進出され
ることで、ゲート18と固定金型12との間、ひいては
ヒンジブロック6の成形面17aに近接するシート材9
の周縁部分9a近傍との間に介在されるとともに、型開
きによりスライドブロック15がキャビティ14側から
後退されることで、キャビティ14から抜け出すように
なっている。
【0017】従ってまた、上方が開放された細溝状のゲ
ート18は、型締め時にその直上に進出する鍔状金型片
25との間で合成樹脂材の射出通路を形成するようにな
っている。そしてこの鍔状金型片25は、ゲート18と
当該ゲート18が近接するシート材9の周縁部分9aと
の間を遮って、当該周縁部分9aに作用する射出圧力を
減圧するようになっている。
【0018】さらに、このようなスライド動作を行う鍔
状金型片25を避けて合成樹脂材をゲート18に供給す
るために、可動金型13には、鍔状金型片25のスライ
ド領域外方へ延出させて、ゲート18と連通する溝状の
ランナー26が形成されるとともに、固定金型12に
は、型締め時にランナー26と連通されるスプルー27
が形成される。そしてランナー26にあっても、型締め
により固定金型12との間で合成樹脂材の供給孔を形成
するようになっている。なお、28は、ヒンジブロック
6にヒンジピン孔29を形成するための軸体である。
【0019】上述したような合成樹脂製の蓋体1は、以
下のようにして成形される。固定金型12の成形面16
にシート材9をインサートした後、型締めを行う。この
型締めの過程で、スライドブロック15はロッキングブ
ロック23に押されることで、リターンスプリング22
に抗してキャビティ14側に進出し、これにより鍔状金
型片25は、細溝状ゲート18の直上を覆いつつ、かつ
シート材9の周縁のうちヒンジブロック6の成形面17
aに近接するシート材9の周縁部分9a直下に棚状に張
り出され、当該ヒンジブロック6の成形面17aから突
出された状態でキャビティ14内に位置固定される。こ
れにより、ゲート18と当該周縁部分9aとは鍔状金型
片25によって遮られることになる。
【0020】次いで、合成樹脂材を、型締めによって相
互に連通されたスプルー27およびランナー26を介し
て供給して、ゲート18からキャビティ14内に向かっ
て射出させる。この射出時にあっては、合成樹脂材はキ
ャビティ14内に相当の圧力で充填されていくが、この
際、鍔状金型片25周りでは、合成樹脂材の流れは直進
することができずに当該鍔状金型片25を回り込むよう
に流れることとなり、これにより鍔状金型片25周囲で
の合成樹脂材の流動圧や流速を低速化させて、結果的に
上記周縁部分9aに作用する射出圧力を減圧することが
できる。
【0021】これにより、合成樹脂材が当該周縁部分9
aをキャビティ14内側へめくり上げたり巻き込むなど
してシート材9と成形面16との間に回り込むことを防
止することができ、すなわち、鍔状金型片25によって
上記溝部10がヒンジブロック6に成形されることによ
って、そのような成形がなされた蓋体1では、ヒンジブ
ロック6周辺のシート材9表面が、回り込んだ合成樹脂
材の付着で汚損されることを確実に防ぐことができて、
蓋体1のヒンジブロック6周辺にまで達する範囲でシー
ト材9を覆着するようにしても、蓋体1を美麗に成形す
ることができる。
【0022】型開きにあっては、通常通りに単に可動金
型13を下降させれば、その過程でスライドブロック1
5がリターンスプリング22で押し戻されて鍔状金型片
25はキャビティ14から後退することとなり、従って
当該鍔状金型片25が成形品の離型の障害となることは
ない。続いて、離型ピン19の作用で、成形された蓋体
1が可動金型13から相対的に持ち上げられ、これによ
り当該蓋体1は成形金型11から離型されることにな
る。なお、図1中、30はヒンジブロック6に残された
ゲート跡である。
【0023】図7には、鍔状金型片25によって蓋体1
のヒンジブロック6に形成される溝部10の変形例が示
されていて、上記実施形態では溝部10をヒンジブロッ
ク6の全幅に亘る長さで形成する場合を示したが、射出
圧力が比較的低圧である場合には、ゲート18近くのみ
を鍔状金型片25で成形するようにして、溝部10がヒ
ンジブロック6の全幅に亘らないように形成してもよ
い。
【0024】図8および図9には、ゲート18の位置を
変更した変形例が示されている。図8は、ゲート18を
下方に向けて設定したサブマリンゲートの例、図9はゲ
ート18をヒンジブロック6の下部に上方へ向けて設定
したピンゲートの例である。図9の場合には、ゲート1
8と鍔状金型片25は独立していて、これら両者で射出
通路を形成する必要はない。これら変形例にあっても、
ゲート18が設定されたヒンジブロック6の成形面17
aに近接するシート材9の周縁部分9aとゲート18と
の間を鍔状金型片25によって遮ることができて、当該
周縁部分9a近傍に作用する射出圧力を減圧できること
はもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる合
成樹脂製の蓋体にあっては、蓋体の外表面をほぼ全面に
わたって覆うことができるように、特にヒンジブロック
にまで達する範囲で蓋体の天面を覆うように、固定金型
の成形面全域にわたってシート材が展設されるととも
に、ゲートがヒンジブロックの成形面に設定された場合
の蓋体のインサート成形において、鍔状金型片によって
溝部がヒンジブロックに成形されることにより、そのよ
うな成形がなされた蓋体では、ヒンジブロック周辺のシ
ート材表面が回り込んだ合成樹脂材の付着で汚損される
ことを確実に防止でき、蓋体のヒンジブロック周辺にま
で達する範囲でシート材を覆着するようにしても、蓋体
を美麗に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる合成樹脂製の蓋体の一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】図1の蓋体を適用した容器の一例である化粧料
容器の側断面図である。
【図3】図1の蓋体を成形するための成形金型の一例を
示す成形準備段階の側断面図である。
【図4】図1の蓋体を成形するための成形金型の一例を
示す型締め段階の側断面図である。
【図5】図4の要部平面図である。
【図6】図1の蓋体を成形するための成形金型の一例を
示す型開き段階の側断面図である。
【図7】本発明にかかる合成樹脂製の蓋体の変形例を示
す一部破断斜視図である。
【図8】図1の蓋体を成形するための成形金型の他の例
を示す型締め段階の要部側断面図である。
【図9】図1の蓋体を成形するための成形金型のさらに
他の例を示す型締め段階の要部側断面図である。
【図10】従来における合成樹脂製の蓋体を成形するた
めの成形金型を示す型締め段階の側断面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製の蓋体 3 容器本体 4a 天面 6 ヒンジブロック 9 シート材 9a シート材の周縁部分 10 溝部 11 成形金型 16,17 成形面 17a ヒンジブロックの成形面 18 ゲート 25 鍔状金型片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形面にシート材が展設された成形金型
    内にゲートから合成樹脂材を射出して、容器本体に回動
    自在に連結されるヒンジブロックを含みかつ天面には当
    該ヒンジブロックに達する範囲で上記シート材が覆着さ
    れてインサート成形される合成樹脂製の蓋体において、 上記シート材の周縁のうち、上記ゲートが設定された上
    記ヒンジブロックの成形面に近接する該シート材の周縁
    部分近傍に、当該周縁部分に作用する射出圧力を減圧す
    るために上記ゲートと当該周縁部分との間を遮る鍔状金
    型片によって成形された溝部が形成されていることを特
    徴とする合成樹脂製の蓋体。
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