JP2002283102A - フェルールの加工機械 - Google Patents

フェルールの加工機械

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JP2002283102A JP2001083923A JP2001083923A JP2002283102A JP 2002283102 A JP2002283102 A JP 2002283102A JP 2001083923 A JP2001083923 A JP 2001083923A JP 2001083923 A JP2001083923 A JP 2001083923A JP 2002283102 A JP2002283102 A JP 2002283102A
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料系に関わらず多種類の加工が可能で加工
範囲が拡張されることは勿論、短時間で高い加工精度を
得ることが可能となり、生産性を高めることができるフ
ェルールの加工機械を提供する。 【解決手段】 第1主軸チャック4aと第2主軸チャッ
ク4bとが同軸上で対向するよう、第1主軸5aならび
に第2主軸5bを回転可能に支持した第1及び第2主軸
台3a、3bを、主軸軸線上で進退移動可能に構成し、
第1主軸5aならびに第2主軸5bを、後端が開口して
上記第1、第2主軸チャック4a、4bに連通する中空
体で構成することにより、第3刃物台での加工と、第1
または第2刃物台12a、12bの加工工具を第1主軸
または第2主軸5a、5bの中空穴内に通して主軸5
a、5b軸線方向の加工を同時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信等において用い
られる光ファイバを相互に接続する光ファイバコネクタ
のフェルールを加工するフェルールの加工機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバコネクタとして用
いられるフェルールは、素材、原料は業界では模索中で
あるが、その域を脱していない。選択肢としては、セラ
ミック系、焼結合金、樹脂系、一般金属系が挙げられて
いるが、これらは何れも各材料系ごとに、大きく異なっ
た加工技術、加工機械が要求され、業界では各材料系か
ら加工技術、加工機械を追求しているのが現状である。
【0003】これらを解決するには、材料系ごとの加工
技術、加工機械を選択するのではなく、何れの材料でも
加工可能な加工技術、加工ツールを特定することが重要
である。
【0004】現在、各材料系で用いられている加工機械
は、精密旋盤、精密タレットマシン、精密マシニングセ
ンタ、マイクロボール盤等の汎用機械が主で、加工工具
は市販品が使用されている。
【0005】ところで、加工物を最終製品として仕上げ
る加工機械には、製品要求精度、量産性、早い加工時
間、低い不良率、低い設備費が要求される。
【0006】このような要求を備えた加工機械として例
えば特開平5−111802号公報に開示されたものが
有る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この加工機械は、基台
上に固定された2台の主軸台にそれぞれ先端にチャック
を設けた主軸を回転可能に軸支し、それぞれのチャック
が対向するように2本の主軸を同一軸線上に配置した主
軸対向型の工作機械である。
【0008】この種の加工機械は、対向するチャック間
に主軸軸線と平行ならびに直交する方向に移動可能な2
台のタレット刃物台を配置したもので、ハンドリング装
置を介して加工物を一方のチャックに把持させて一端を
加工し、一次加工が終了すると次の加工物との受け渡し
を行い、一次加工が終了した加工物は対向するチャック
に把持させて他端を加工する量産型の加工機械である。
【0009】しかしながら、この加工機械は、2台の主
軸台が基台上に固定される構成と成っているため、加工
物の両端を加工するにはハンドリング装置を使用して対
向するチャック間で受け渡しを行いながら加工されるた
め、受け渡しのための時間を要するだけでなく、軸芯上
における小孔加工も困難となることから加工範囲が制限
される問題を有していた。
【0010】従って、本発明の目的とする所は、材料系
に関わらず多種類の加工が可能で加工範囲が拡張される
ことは勿論、短時間で高い加工精度を得ることが可能と
なり、生産性を高めることができるフェルールの加工機
械を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、発明の実
施の形態に対応する添付図面中の符号を用いてこれを説
明すると、本発明は、基台2a、2bと、該基台2a、
2b上に載置され、先端に第1主軸チャック4aを有す
る第1主軸5aを回転可能に支持する第1主軸台3a
と、上記基台2a、2b上に載置され、先端に上記第1
主軸チャック4aと同軸上で対向する第2主軸チャック
4bを有する第2主軸を回転可能に支持した第2主軸台
3bと、から構成される加工機械1に於いて、該加工機
械1は、上記第1、第2主軸台3a、3bが、第1、第
2主軸5a、5b軸線方向に移動可能であって、上記第
1主軸5aならびに第2主軸5bは、後端が開口して上
記第1、第2主軸チャック4a、4bに連通する中空体
で構成され、上記第1、第2主軸5a、5bの同軸上後
方に配置されて、回転可能に保持した工具Tを上記第1
主軸5aならびに第2主軸5bの後端開口より内部に進
退移動可能に挿通するようにした第1及び第2刃物台1
2a、12bと、上記各主軸5a、5b間にあって上記
主軸5a、5b軸線に対し交叉する方向に進退移動可能
に工具を保持する第3刃物台とを有することを特徴とす
るフェルールの加工機械である。上記によると、例えば
図示しない搬送装置であるハンドリング装置を介して対
向する第1、第2主軸チャック4a、4bにより加工物
Wが把持されて第1、第2主軸5a、5bが同期回転す
ると、第1または第2刃物台12a、12bおよび/ま
たは第3刃物台の加工工具により、同時に又は個別に加
工が行われる。この場合、加工物の一端(第1主軸チャ
ック側)を加工する際は、第1主軸チャック4aを開放
して第1主軸台2aを後退させた状態で一端の加工を行
い、加工が終了すると、第1主軸台2aを再び前進させ
て加工された一端部を第1主軸チャック4aで把持し、
必要が有れば次の他の外径加工等が施される。従って、
第1主軸5aならびに第2主軸5bが、第1、第2主軸
チャック4a、4bに連通する中空体で構成されている
ので、加工物の両端を第1、第2主軸チャック4a、4
bで把持した状態で、第3刃物台での加工と同時に、第
1または第2刃物台12a、12bの加工工具を第1主
軸または第2主軸5a、5bの中空穴内に通して主軸5
a、5b軸線方向の加工を行うことができる。また、第
1、第2主軸台12a、12bが主軸軸線方向に移動可
能に構成されているので、何れかの主軸台12a、12
bを後退移動させることで容易に加工物の端面を加工す
ることができることから、短時間で高い加工精度を得る
ことが可能となり、生産性を高めることができる。
【0012】また、本発明は、上記加工機械1で加工さ
れる加工物Wが、フェルールであるフェルールの加工機
械である。上記によれば、上記加工物Wが、管部材W2
と、この管部材W2に装着可能であって軸芯に貫通小径
孔が形成された軸部材W1と、で構成される1組の部材
から成る光ファイバコネクタのフェルールであって、こ
のフェルールの素材、原料はセラミック系、焼結金属
系、樹脂系、一般金属系が挙げられ、材料によって加工
条件が異なる。例えばセラミック系では、ジルコニア、
アルミナが挙げられる。好ましくは、光ファイバの線膨
張率と同じ材料特性を有し、表面に残留応力が残留する
表面層を有するよう構成され、50μmの表面層に添加
材(TiO2)を添加(約12wt%)した透明な石英
ガラス等が有る。
【0013】また、本発明は、基台2a、2bと、該基
台2a、2b上に載置され、先端に第1主軸チャック4
aを有する第1主軸5aを回転可能に支持する第1主軸
台3aと、上記基台2a、2b上に載置され、先端に上
記第1主軸チャック4aと同軸上で対向する第2主軸チ
ャック4bを有する第2主軸を回転可能に支持した第2
主軸台3bと、から構成される加工機械1に於いて、該
加工機械1は、上記第1、第2主軸台3a、3bが、第
1、第2主軸5a、5b軸線方向に移動可能であって、
上記第1主軸5aならびに第2主軸5bは、後端が開口
して上記第1、第2主軸チャック4a、4bに連通する
中空体で構成され、上記第1、第2主軸5a、5bの同
軸上後方に配置されて、回転可能に保持した工具Tを上
記第1主軸5aならびに第2主軸5bの後端開口より内
部に進退移動可能に挿通するようにした第1及び第2刃
物台12a、12bと、上記各主軸5a、5b間にあっ
て上記主軸5a、5b軸線に対し交叉する方向に進退移
動可能に工具を保持する第3刃物台とを有して成り、上
記加工機械MA1〜MA4を複数台配置して、該複数台
の加工機械MA1〜MA4を加工工程別に搬送装置を介
して連結し、該搬送装置により搬送される加工工程前後
の加工物Wを加工機械MA1〜MA4の第1、第2主軸
チャック4a、4b間で掴み換えつつ連続加工するよう
にしたことを特徴とするフェルールの加工機械である。
上記によれば、加工物Wの工程を複数台の加工機械MA
1〜MA4に分割し、複数台配置した同じ加工機械MA
1〜MA4を搬送装置を介して連結することにより、搬
送される加工工程前後の加工物を加工機械MA1〜MA
4の第1、第2主軸チャック4a、4b間で掴み換えつ
つ分割された工程順に連続加工を行う。従って、加工工
具が加工機械毎に工程順にセットされるので、複数台の
加工機械MA1〜MA4で同時加工が可能になるだけで
なく、工具の交換時間が短縮されて量産が可能となり、
特定の加工機械が故障し、またはメンテナンスを行う際
に停止しても別の加工機械に代行させることができる。
【0014】また、本発明は、上記複数の加工機械MA
1〜MA4で加工される加工物Wが、フェルールであっ
て、フェルールの加工工程を分割して搬送装置により複
数の加工機械を工程別に連結して連続加工するようにし
たフェルールの加工機械である。上記によれば、上記加
工物Wが、管部材W2と、この管部材W2に装着可能で
あって軸芯に貫通小径孔が形成された軸部材W1とから
構成される1組の部材から成る光ファイバコネクタのフ
ェルールのように多数の工程からなる場合には、複数台
の加工機械MA1〜MA4を用いることにより、管部材
W2と軸部材W1とで加工物毎にそれぞれライン構成
し、管部材W2と軸部材W1の加工物の工程を、それぞ
れ複数台の加工機械MA1〜MA4で分担し、複数台配
置した同じ加工機械MA1〜MA4を搬送装置を介して
連結することにより、搬送される加工工程前後の加工物
を搬送装置を介して加工機械の第1、第2主軸チャック
4a、4b間で掴み換えつつ工程順に連続加工を行う。
従って、加工工具が加工ライン別に配置された加工機械
MA1〜MA4毎に工程順にセットされるので、複数台
で管部材W2と軸部材W1の加工が加工ライン別に同時
加工が可能になるだけでなく、工具の交換時間が短縮さ
れて量産が可能となり、特定の加工機械が故障し、また
はメンテナンスを行う際に停止しても別の加工機械に代
行させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付図面、図1〜図3によ
り、本発明の一実施の形態を順次詳細に説明する。図1
は本発明の第1実施形態に係るフェルール加工機械の全
体側面図、図2はフェルール加工機械の主軸廻りの一部
断面を示す拡大側面図であり、図3は図2のA−A断面
図である。
【0016】図1において、符号1はフェルール加工機
械を示し、このフェルール加工機械1は、略同一構造で
構成される2台の第1、第2加工ユニット1a、1bが
第1、第2主軸チャック4a、4bを対向するように配
置され、これら第1、第2加工ユニット1a、1bは同
じ機能を有し、その動作制御は任意にプログラミングに
より行うことができるようになっている。
【0017】第1主軸チャック4aは、直列に配置され
る一方の基台2a上に直列方向(Z軸方向)に移動可能
に載置される第1主軸台3aに回転可能に軸支された第
1主軸5aの先端にあって、後述する加工物であるフェ
ルールWの一端(左側端部)外径を把持する第1コレッ
トチャック4aで構成されている。
【0018】第2主軸チャック4bは、他方の基台2b
上に直列方向(Z軸方向)に移動可能に載置される第2
主軸台3bに回転可能に軸支された第2主軸5bの先端
にあって、後述する加工物であるフェルールWの他端
(右側端部)外径を把持する第2コレットチャック4b
で構成されている。
【0019】第1主軸5aならびに第2主軸5bは、後
端が開口して第1、第2コレットチャック4a、4bに
連通する中空体で構成され、第1、第2主軸5a、5b
後方の左右の基台2a、2b上で主軸軸線方向に進退移
動可能に載置された第1及び第2刃物台12a、12b
に回転可能に保持された工具が、後端の開口から中空内
部に進退移動可能に挿通できるようになっている。
【0020】上記の対向する第1、第2コレットチャッ
ク4a、4bの間には、外径を加工する図示しない第3
刃物台が主軸軸線に対し直交するする方向(X軸方向)
に進退移動可能に配置されている。
【0021】また、フェルール加工機械1の第1主軸5
aないし第2主軸5bは、後端にそれぞれ大径の駆動ド
ラム6a、6bが一体的に設けられ、これら駆動ドラム
6a、6bの外周面に対し、単一の駆動源としてのサー
ボモータM1により0〜8000rpmの範囲で適宜選
択的に回転制御されて駆動すべく駆動軸8に連結された
一対の駆動輪10a、10bが接触、離脱可能に構成さ
れ、各駆動ドラム6a、6b及び駆動輪10a、10b
の何れか一方または双方の接触面が高摩擦材質で構成さ
れている。
【0022】更に詳しくは、フェルール加工機械1の左
右に配置される第1、第2加工ユニット1a、1bは略
同一構造で構成されており、一方の第2加工ユニット1
bにつき図2を参照して説明する。
【0023】第2加工ユニット1bの第2主軸5bは、
内部に先端が拡径するテーパ状の貫通穴20が形成され
ており、この貫通穴20には、先端にコレットチャック
4bが一体的に設けられ先端が大径となるテーパ状のス
リーブ22が軸方向進退移動可能に挿嵌されている。
【0024】このスリーブ22は、内部にコレットチャ
ック4bに連通する中空穴24が形成され、第2主軸5
bの後端より突出したスリーブ22後方の開口端部には
環状の係止溝25が設けられている。
【0025】環状係止溝25には、トラニオン型のコレ
ット開閉用シリンダ18bにより揺動する揺動機構20
bが係合しており、この揺動機構20bは、第2主軸台
3b後方の支持部に固設された支持台28の枢軸33に
揺動可能に枢着され、上記環状係止溝25に係止する一
対のカムフォロア31a、31bを上端両側に配置した
二股アーム32と、この二股アーム32の下端に接続さ
れていて、コレット開閉用シリンダ18bにより進退移
動するロッド先端に取着されたアダプタ30に連結軸3
5を介して枢支されたアーム34とから構成されてい
る。
【0026】更に、第2主軸台3bの後方には第2刃物
台12bが第2主軸5bの軸線方向に図示しない駆動源
により進退移動可能に配置されており、この第2刃物台
12bは、主に回転工具T(例えば、ドリル、リーマ、
穴研磨用の砥石等)を回転可能に保持するもので、第2
主軸台3b後方の支持台38上の図示しないガイドレー
ルに移動可能に支持された移動台14bと、この移動台
14bの前方に支持されたハウジング39内の第2主軸
5b軸線と同軸上に回転自在に保持され後端に工具駆動
ドラム16bを設けた工具保持具40と、移動台14b
の後方に立設したスタンドS2に取り付けられた駆動源
となるサーボモータM2により回転駆動され、工具駆動
ドラム16bの外周に接触、離脱可能な駆動輪15bと
から構成されている。工具駆動ドラム16b及び駆動輪
15bの何れか一方または双方の接触面は高摩擦材質で
構成されている。
【0027】上記のように構成された第2刃物台12b
のハウジング39は、移動台14bの前進移動により、
第2主軸5bの貫通穴20に挿嵌されたスリーブ22の
中空穴24内に後端の開口から挿入できるようになって
いる。
【0028】また、工具保持具40に保持された回転工
具Tによる加工物Wの加工が終了すると、図2に示され
る位置まで後退移動する。この回転工具Tを次の工程の
工具に交換する際は、更に後方の交換位置(図1参照)
まで後退移動できるようになっている。
【0029】更に、対向する第1、第2コレットチャッ
ク4a、4b間には外形加工工具等を保持した図示しな
い第3刃物台が主軸軸線と直交する方向に移動可能に配
置されている。なお、本加工機械の機構部の潤滑ならび
に冷却には窒素ガスが使用されている。
【0030】次に、本発明の加工機械で加工される加工
物となるフェルールWにつき説明する。図4はフェルー
ルの断面図、図5は図4のB矢視図、図6はフェルール
の一方を構成する軸部材の最終加工形状を示す断面図で
あり、図7の(a)、(b)はフェルールの他方を構成
する管部材の最終加工形状を示し、(a)は管部材の正
面図、(b)は管部材の断面図である。
【0031】フェルールWは、光ファイバコネクタとし
て用いられるもので、好適な素材、原料は業界では模索
中であるが、セラミック系、焼結合金、樹脂系、一般金
属系が挙げられており、例えばセラミック系では、ジル
コニア、アルミナが挙げられており、材料によって加工
条件が異なるが本実施形態ではジルコニアが用いられ
る。
【0032】このフェルールWは、図4、図5に示すよ
うに、管部材W2と、この管部材W2端部の装着穴H1
に装着可能であって軸芯に貫通小穴hが形成された軸部
材W1と、で構成される1組の部材から構成されてい
る。
【0033】ここで、本発明の加工機械で加工される加
工物であるフェルールWを構成する軸部材W1と管部材
W2の最終加工形状に付きそれぞれ説明する。
【0034】軸部材W1の最終加工形状は、図6に示す
ように例えば外径D1≒2.5mm、全長L1≒10m
m、貫通小穴hの内径d1≒0.12mm、d2≒1m
mの円柱形状であり、外径端部には30度面取り、R面
取り、貫通小穴h端部には30度面取りが施される。
【0035】また、管部材W2の最終加工形状は、図7
の(a)、(b)に示すように、外形が小径部と大径部
から成る全長L2≒8mmの段付き軸として形成され、
大径部は直径d6≒3mm、長さL3≒3mmに形成さ
れ、その端部外周には外径D2≒4mm、厚みL4≒2
mmのフランジFが形成されると共に、大径部の端面に
は内径d3≒2.5mmの装着穴H1が形成される。更
に、フランジFの外周には溝幅B2≒1.5mm、溝底
間寸法B1≒3.1mmの溝Gが4箇所に形成され、外
径d4≒2mmの小径部には、装着穴H1に連通する内
径d5≒1mmのファイバ装着穴H2が形成される。
【0036】次にフェルールWを構成する軸部材W1及
び管部材W2の加工工程ならびに加工機械の作用を併せ
て説明する。図8〜図13は軸部材W1の加工工程説明
図であり、図14〜図19は管部材W2の加工工程説明
図である。
【0037】最初に軸部材W1の加工工程につき説明す
る。加工機械1の第1、第2加工ユニット1a、1bを
構成する第1、第2主軸台3a、3bは、それぞれ後退
位置に待機しており、この位置では第1、第2コレット
チャック4a、4bは開放状態となっている。
【0038】軸部材W1は、材質がジルコニアであっ
て、図8に示すように、両端に加工されたセンタ孔C
1、C2を基準として外径が荒加工された状態となって
いる。そこで、この軸部材W1を図示しない搬送装置と
してのハンドリング装置により把持して主軸軸線上の加
工位置に位置決めする。
【0039】そこで、後退位置に待機している一方の第
2主軸台3bを前進移動し、ハンドリング装置により把
持されている軸部材W1の他端(右側端部)を、開放さ
れた第2コレットチャック4b内に挿入する。
【0040】次に、図2に示すように、コレット開閉用
シリンダ18bが作動してピストンロッドが前進移動す
ると、このピストンロッド先端のアダプタ30により揺
動機構20a、20bが枢軸33を中心として時計廻り
に揺動する。
【0041】この揺動により、第2主軸5bの貫通穴2
0に挿嵌されているスリーブ22が、二股アーム32の
カムフォロア31a、31bに係合している環状係止溝
25を介して後退移動する。この後退移動とテーパの作
用によって第2コレットチャック4bが絞まり、図9に
示すように軸部材W1の右端が把持される。
【0042】次に、図示しない駆動手段により駆動輪1
0bを駆動ドラム6bの外周に接触させてサーボモータ
M1を起動させると第2主軸5bが回転駆動され、図示
しない第3刃物台の主軸軸線と直交するX軸方向の切削
送りにより、この第3刃物台に取り付けられた外径加工
工具T1を介して軸部材W1の一端(左側端部)の掴み
代が加工されると(図9参照)第3刃物台が後退移動す
る。
【0043】軸部材W1左端の加工が完了すると、駆動
輪10bを駆動ドラム6bの外周から離脱させて第2主
軸5bの回転を停止し、後退位置にある第1主軸台3a
が前進移動して加工された軸部材W1の左端を前述と同
様に第1コレットチャック4aで把持した後、軸部材W
1の右端を把持していた第2コレットチャック4bを開
放し、第2主軸台3bを後退移動させる。
【0044】この状態で、前述と同様にして第1主軸5
aを回転駆動し、図示しない別の外径加工工具を取り付
けた第3刃物台を再び主軸軸線と直交するX軸方向に前
進移動して軸部材W1の右端の掴み代を加工する。
【0045】次に、軸部材W1の左端を第1コレットチ
ャック4aで把持した状態(図10の状態とは逆の配
置)で、第1主軸5aを前述と同様の操作により回転駆
動して軸部材W1の右端を第3刃物台に取り付けられた
別の外径加工工具により仕上げ加工を行い、第3刃物台
が後退移動すると、第1主軸5aの回転を停止させた状
態で第2主軸台3bを前進移動させて第2主軸5bのコ
レットチャック4bにより仕上げ加工された軸部材W1
の右端を把持する。
【0046】そこで、第1主軸台3aを後退移動させた
のち、第2主軸5bを回転駆動させると共に第3刃物台
を再びX軸方向に前進移動させて軸部材W1左端の仕上
げ加工を行うと同時に、図2に示す第2主軸台3b後方
の第2刃物台12bをZ軸方向に前進移動する。
【0047】この第2刃物台12bの前進移動により、
回転工具T3を保持した工具保持具40を第2主軸5b
後端のスリーブ22の開口から中空穴24内に挿入する
と共に、第2刃物台12bの工具駆動ドラム16b外周
に、サーボモータM2に直結した駆動輪15bを接触さ
せて工具保持具40を回転駆動する。これにより、図1
0に示す軸部材W1は、第3刃物台の外径加工工具T2
のX軸方向の切削送りによる左端の外径加工と、第2主
軸5bの内部より回転工具(ドリル)T3の主軸軸線方
向(Z軸方向)の切削送りにより軸部材W1の右端側か
ら貫通小穴hの下穴加工が同時に行われる。
【0048】次に、第2刃物台12b並びに第3刃物台
を後退移動させると共に、第2主軸5b及び工具保持具
40の回転を停止させて、工具保持具40の回転工具T
3をセンタCT2に交換する。
【0049】そこで、第1主軸台3aをZ軸方向に前進
移動して軸部材W1の仕上げ加工された左端の外径を第
1コレットチャック4aにより把持することで、軸部材
W1の両端が第1、第2コレットチャック4a、4bに
より把持されたところで、センタCT2が装着された工
具保持具40の第2刃物台12bと、予めセンタCT1
が装着された工具保持具40の第1刃物台12aとを同
時に対向するZ軸方向に第1、第2主軸5a、5b内を
通して移動し、図11に示す軸部材W1の両端をセンタ
CT1、CT2により支持する。
【0050】次いで、第1、第2主軸5a、5bを同時
に回転駆動させて、第3刃物台の外径加工工具と交換さ
れた砥石G1及びG2により図6に示される軸部材W1
の外径研磨加工ないし片側の30度面取り加工が施され
る。
【0051】次に、第1、第2主軸5a、5bの回転を
停止させると、第1、第2刃物台12a、12bを後退
移動して両センタC1、C2を工具保持具40から取り
外し、第1主軸台3aのみをZ軸方向に後退移動して第
2主軸5bを回転駆動する。そこで、砥石G1及びG2
に代えて第3刃物台に取付けられた端面加工用工具TT
4ないし面取り工具TC5により、第3刃物台のX軸方
向の送りとY軸方向の切削送りにより軸部材W1左端の
掴み代が切断されて、その端面の仕上げ加工と共に貫通
小穴h左端の30度面取り加工が施される。
【0052】同様にして、軸部材W1を第1コレットチ
ャック4aに掴み代え、第2主軸台3bをZ軸方向に後
退移動させて第3刃物台に保持された別の端面加工用工
具により軸部材W1右端の掴み代が切断されてその端面
の仕上げ加工が施される。
【0053】続いて、軸部材W1の右端を第2コレット
チャック4bにより把持することにより、軸部材W1の
両端が第1、第2コレットチャック4a、4bに把持さ
れると、図13に示されるように、一方の第2主軸5b
内を通してZ軸方向に送られる第2刃物台12bの砥石
G3により軸部材W1の右端から貫通小穴hの仕上げ加
工が行われる。
【0054】なお、軸部材W1の外径研磨加工ないし片
側の30度面取り加工及び貫通小穴hの仕上げ加工を各
砥石G1、G2及びG3により加工した例を示したが、
砥石以外に仕上げ精度が得れることが可能で有れば仕上
げ用の切削工具を用いることも可能である。
【0055】これにより、図6に示されるように、例え
ば外径を基準とする貫通小穴hの真円度が14μ、外径
の円筒度が5μ程度の精度を有する軸部材W1を形成す
ることができる。
【0056】次に、管部材W2の加工工程につき加工機
械の作用を併せて説明する。図14〜図19はフェルー
ルの管部材を加工する工程説明図である。尚、上記の軸
部材W1の加工工程において説明した加工機械の作用と
同一の作用は重複する説明を省略する。
【0057】図14に示すように、管部材W2は、材質
がSUS303またはSUS304であって、両端に加
工されたセンタ孔C1、C2を基準として外径が荒加工
された状態となっている。そこで、この管部材W2を図
示しない搬送装置としてのハンドリング装置により把持
して主軸軸線上の加工位置に位置決めする。
【0058】そこで、後退位置に待機している一方の第
2主軸台3bを前進移動し、ハンドリング装置により把
持されている管部材W2の右端を第2コレットチャック
4bで把持する。
【0059】次に、第2主軸5bが回転駆動され、図示
しない第3刃物台を主軸軸線と直交するX軸方向の切削
送りにより、この第3刃物台に取り付けられた図15に
示す外径加工工具T5を介して管部材W2左端の掴み代
が加工される。
【0060】管部材W2左端の掴み代が加工されると、
管部材W2の左端が第1コレットチャック4aにより把
持されると同時に管部材W2右端を把持していた第2コ
レットチャック4bが開き、第2主軸台3bをZ軸方向
に後退移動させて管部材W2右端外径の掴み代が加工さ
れる。
【0061】次に、図16に示されるように、管部材W
2の両端が第1、第2コレットチャック4a、4bによ
り把持された状態で、第3刃物台の外径加工工具T6に
より外径d4、d6が行われると同時に、管部材W2の
左端側から回転工具T7による穴d5の加工と、管部材
W2の右端側から回転工具T8による穴H1の荒加工が
同時に行われる。この穴H1の荒加工が終了すると、第
2刃物台12bを工具交換位置まで後退移動させた状態
で、回転工具T8を別の回転工具(例えばリーマ)T9
に交換し、再び第2刃物台12bをZ軸方向に前進移動
させて穴H1の仕上げ加工を行う。
【0062】次いで、図17に示すように、第1コレッ
トチャック4aを開放させて第1主軸台3aを後退移動
し、管部材W2右端の掴み代を第2コレットチャック4
bで把持した状態で、管部材W2左端の掴み代を第3刃
物台の外径加工工具T10により切断し、その端面の仕
上げ加工を行う。
【0063】管部材W2を第1コレットチャック4aに
より掴み代えて反対側(右端)の掴み代が切断され端面
の仕上げ加工が施されると、図17に示すように、管部
材W2左端の外径d4が第1コレットチャック4aによ
り把持され、第2主軸台3bを後退させた状態で、フラ
ンジFの外周に4箇所の溝Gが加工工具T11により加
工される。
【0064】これら4箇所の溝Gを加工する際は、第1
主軸5aを4割り出しにより4箇所に順次位置決めした
上で、主軸軸線に直交する加工工具T11(例えばフラ
イス工具)を回転させつつX軸方向とY軸方向に移動さ
せて加工される。
【0065】4箇所の溝Gが加工されると、図19に示
すように、左端が第1コレットチャック4aで把持され
た管部材W2は、第3刃物台の外径加工工具T12、T
13によりフランジFの両端角部の面取り加工が行われ
る。
【0066】これにより、図7に示されるように、穴H
1の内径を基準として、長さL3端部の直角度が0.0
1、穴H1内壁の面粗度3.2S、ファイバ装着穴H2
の面粗度6.3S程度の精度を有する管部材W2を形成
することができる。
【0067】このようにして、フェルールWの軸部材W
1並びに管部材W2が加工されると、図20に示される
ように、軸部材W1の30度面取り加工のない外径D1
の端部が、例えば紫外線硬化樹脂などの接着剤を介して
管部材W2の装着穴H1内に装着されて、図4に示され
るフェルールWが完成する。
【0068】従って、上記のように構成することにより
加工機械がコンパクトになり、第1主軸5aならびに第
2主軸5bが、第1、第2コレットチャック4a、4b
に連通する中空体で構成されているので、軸部材W1及
び管部材W2の両端を第1、第2コレットチャック4
a、4bで把持した状態で、第3刃物台での加工と同時
に、第1または第2刃物台12a、12bの回転工具T
を第1主軸5aまたは第2主軸5bの中空穴内に通して
主軸軸線方向の加工を行うことができ、1回のチャッキ
ングで他種類の加工が可能となる。
【0069】また、第1、第2主軸台12a、12bが
各主軸5a、5bの軸線方向に移動可能に構成されてい
るので、何れかの主軸台3aまたは3bを後退移動させ
ることで容易に軸部材W1及び管部材W2の端面を加工
することができることから、短時間で高い加工精度が得
られ、生産性を向上させることができる。
【0070】さらに、加工物Wが、軸部材W1と管部材
W2とから成る1組の部材で構成される光ファイバコネ
クタのフェルールであって、このフェルールの素材、原
料はセラミック系、焼結金属系、樹脂系、一般金属系が
挙げられ、材料によって加工条件が異なるが、例えばセ
ラミック系では、ジルコニア、アルミナが挙げられ、本
実施形態では、ジルコニアで構成される軸部材W1及び
SUS303またはSUS304で構成される管部材W
2を高精度で加工することができる。
【0071】更に、加工機械の機構部の潤滑ならびに冷
却には窒素ガスが使用されているので、機械内部、作業
場内の汚染は勿論、廃油の排出が皆無であることから、
公害の発生が抑制される。
【0072】図21は、本発明の第2実施形態にかかる
フェルールの加工機械を示し、複数台の加工機械を加工
工程別に搬送装置を介して連結した状態を示す平面図で
ある。
【0073】図21に示すように、多数の加工機械MA
1〜MA4が加工工程別に並列に同一間隔で配置され、
これらは搬送装置であるハンドリング装置TLによって
連結され、ライン構成されている。
【0074】従って、加工物としてのフェルールWが構
成される軸部材W1と管部材W2とにより、個別にライ
ン構成して、加工工程を分割してハンドリング装置TL
により工程順に連結し、加工工程前後の加工物W1、W
2を加工機械の第1、第2主軸チャック間で掴み換えつ
つ連続加工するよう構成する。
【0075】このように構成することにより、加工工具
が加工機械MA1〜MA4毎に工程順にセットされるの
で、複数台で同時加工が可能になるだけでなく、工具の
交換時間が短縮されて量産が可能となり、特定の加工機
械が故障し、またはメンテナンスを行う際に停止しても
別の加工機械に代行させることができる。更に、構成部
品が削減されてコンパクトに構成されるのでメンテナン
スが容易になり、それに掛かる人件費が低減される。
【0076】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0077】以上詳述した如く本願の請求項1記載の発
明によると、第1主軸ならびに第2主軸が、第1、第2
主軸チャックに連通する中空体で構成されているので、
加工物の両端を第1、第2主軸チャックで把持した状態
で、第3刃物台での加工と同時に、第1または第2刃物
台の加工工具を第1主軸または第2主軸の中空穴内に通
して主軸軸線方向の加工を行うことができ、1回のチャ
ッキングで他種類の加工が可能となる。また、第1、第
2主軸台が主軸軸線方向に移動可能に構成されているの
で、何れかの主軸台を後退移動させることで、容易に加
工物の端面を加工することができることから、短時間で
高い加工精度を得ることが可能となり、生産性の向上を
図ることができる。
【0078】本願の請求項2記載の発明によると、加工
物が、管部材と、この管部材に装着可能であって軸芯に
貫通小径孔が形成された軸部材と、で構成される1組の
部材から成る光ファイバコネクタのフェルールを、能率
良く高精度に加工することができる。
【0079】本願の請求項3記載の発明によると、加工
工具が加工機械毎に工程順にセットされるので、複数台
による同時加工が可能になることは勿論、複数の加工機
械が工程順に搬送装置により連結されるので、工具の交
換時間が短縮されて量産が可能となり、特定の加工機械
が故障し、またはメンテナンスを行う際に停止しても別
の加工機械に代行させることができる。更に、構成部品
が削減されてコンパクトに構成されるのでメンテナンス
が容易になり、それに掛かる人件費が低減される。
【0080】本願の請求項4記載の発明によると、加工
物が、管部材と、この管部材に装着可能であって軸芯に
貫通小径孔が形成された軸部材と、で構成される1組の
部材から成る光ファイバコネクタのフェルールを、管部
材と軸部材で個別に加工工程順にライン構成することに
より、量産が可能となり能率良く高精度に加工すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るフェルール加工機
械の全体側面図である。
【図2】フェルール加工機械の主軸廻りの一部断面を示
す拡大側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】フェルールの断面図である。
【図5】図4のB矢視図である。
【図6】フェルールの一方を構成する軸部材の最終加工
形状を示す断面図である。
【図7】(a)、(b)はフェルールの他方を構成する
管部材の最終加工形状を示し、(a)は管部材の正面
図、(b)は管部材の断面図である。
【図8】フェルールの軸部材を加工する工程説明図であ
る。
【図9】同じく、フェルールの軸部材を加工する工程説
明図である。
【図10】同じく、フェルールの軸部材を加工する工程
説明図である。
【図11】同じく、フェルールの軸部材を加工する工程
説明図である。
【図12】同じく、フェルールの軸部材を加工する工程
説明図である。
【図13】同じく、フェルールの軸部材を加工する工程
説明図である。
【図14】フェルールの管部材を加工する工程説明図で
ある。
【図15】同じく、フェルールの管部材を加工する工程
説明図である。
【図16】同じく、フェルールの管部材を加工する工程
説明図である。
【図17】同じく、フェルールの管部材を加工する工程
説明図である。
【図18】同じく、フェルールの管部材を加工する工程
説明図である。
【図19】同じく、フェルールの管部材を加工する工程
説明図である。
【図20】フェルールの軸部材と管部材の分解組立図で
ある。
【図21】本発明の第2実施形態にかかるフェルールの
加工機械であって、複数台の加工機械を加工工程別に搬
送装置を介して連結した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 フェルール加工機械 1a、1b 加工ユニット 2a、2b 基台 3a 第1主軸台 3b 第2主軸台 4a 第1コレットチャック(第1主軸チ
ャック) 4b 第2コレットチャック(第2主軸チ
ャック) 5a 第1主軸 5b 第2主軸 6a、6b 駆動ドラム 8 駆動軸 10a、10b 駆動輪 12a 第1刃物台 12b 第2刃物台 14a、14b 移動台 15a、15b 駆動輪 16a、16b 工具駆動ドラム 18a、18b コレット開閉用シリンダ 20 貫通穴 20a、20b 揺動機構 22 スリーブ 24 中空穴 25 環状係止溝 28 支持台 30 アダプタ 31a、31b カムフォロア 32 二股アーム 33 枢軸 34 アーム 35 連結軸 38 支持台 39 ハウジング 40 工具保持具 B1 溝底間寸法 B2 溝幅 C1、C2 センタ孔 CT1、CT2 センタ D1、d4、d6 外径 d1、d3、d5 内径 d2 直径 F フランジ G 溝 G1〜G3 砥石 h 貫通小穴 H1 装着穴 H2 ファイバ装着穴 L1、L2 全長 M1、M2 サーボモータ MA1〜MA4 加工機械 S1、S2 スタンド T、T3、T7 回転工具 T1、T2 外径加工工具 T4、T5、T6 外径加工工具 T8、T9、T3 回転工具 T10、T12 外径加工工具 T11 加工工具 T12、T13 外径加工工具 TT4 端面加工用工具 TC5 面取り工具 TL ハンドリング装置 W 加工物(フェルール) W1 軸部材(加工物) W2 管部材(加工物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中岡 完 東京都立川市一番町4丁目51−15 Fターム(参考) 2H036 QA16 QA19 QA20 3C045 BA07 BA13 BA15 BA36 CA30 FB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台2a、2bと、該基台2a、2b上
    に載置され、先端に第1主軸チャック4aを有する第1
    主軸5aを回転可能に支持する第1主軸台3aと、上記
    基台2a、2b上に載置され、先端に上記第1主軸チャ
    ック4aと同軸上で対向する第2主軸チャック4bを有
    する第2主軸を回転可能に支持した第2主軸台3bと、
    から構成される加工機械1に於いて、 該加工機械1は、上記第1、第2主軸台3a、3bが、
    第1、第2主軸5a、5b軸線方向に移動可能であっ
    て、上記第1主軸5aならびに第2主軸5bは、後端が
    開口して上記第1、第2主軸チャック4a、4bに連通
    する中空体で構成され、上記第1、第2主軸5a、5b
    の同軸上後方に配置されて、回転可能に保持した工具T
    を上記第1主軸5aならびに第2主軸5bの後端開口よ
    り内部に進退移動可能に挿通するようにした第1及び第
    2刃物台12a、12bと、上記各主軸5a、5b間に
    あって上記主軸5a、5b軸線に対し交叉する方向に進
    退移動可能に工具を保持する第3刃物台とを有すること
    を特徴とするフェルールの加工機械。
  2. 【請求項2】 上記加工機械1で加工される加工物W
    が、フェルールである請求項1に記載のフェルールの加
    工機械。
  3. 【請求項3】 基台2a、2bと、該基台2a、2b上
    に載置され、先端に第1主軸チャック4aを有する第1
    主軸5aを回転可能に支持する第1主軸台3aと、上記
    基台2a、2b上に載置され、先端に上記第1主軸チャ
    ック4aと同軸上で対向する第2主軸チャック4bを有
    する第2主軸を回転可能に支持した第2主軸台3bと、
    から構成される加工機械1に於いて、 該加工機械1は、上記第1、第2主軸台3a、3bが、
    第1、第2主軸5a、5b軸線方向に移動可能であっ
    て、上記第1主軸5aならびに第2主軸5bは、後端が
    開口して上記第1、第2主軸チャック4a、4bに連通
    する中空体で構成され、上記第1、第2主軸5a、5b
    の同軸上後方に配置されて、回転可能に保持した工具T
    を上記第1主軸5aならびに第2主軸5bの後端開口よ
    り内部に進退移動可能に挿通するようにした第1及び第
    2刃物台12a、12bと、上記各主軸5a、5b間に
    あって上記主軸5a、5b軸線に対し交叉する方向に進
    退移動可能に工具を保持する第3刃物台とを有して成
    り、 上記加工機械MA1〜MA4を複数台配置して、該複数
    台の加工機械MA1〜MA4を加工工程別に搬送装置を
    介して連結し、該搬送装置により搬送される加工工程前
    後の加工物Wを加工機械MA1〜MA4の第1、第2主
    軸チャック4a、4b間で掴み換えつつ連続加工するよ
    うにしたことを特徴とするフェルールの加工機械。
  4. 【請求項4】 上記複数の加工機械MA1〜MA4で加
    工される加工物Wが、フェルールであって、フェルール
    の加工工程を分割して搬送装置により複数の加工機械を
    工程別に連結して連続加工するようにした請求項3に記
    載のフェルールの加工機械。
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