JP2002282860A5 - プール水浄化処理方法 - Google Patents
プール水浄化処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2002282860A5 JP2002282860A5 JP2001090019A JP2001090019A JP2002282860A5 JP 2002282860 A5 JP2002282860 A5 JP 2002282860A5 JP 2001090019 A JP2001090019 A JP 2001090019A JP 2001090019 A JP2001090019 A JP 2001090019A JP 2002282860 A5 JP2002282860 A5 JP 2002282860A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pool water
- water purification
- purification treatment
- pool
- treatment method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】
濾過工程と殺菌工程と吸着浄化工程とを有するプール水浄化処理方法であって、
前記各工程を所定の順序で通過したプール水の電気分解工程を有することを特徴とするプール水浄化処理方法。
【請求項2】
前記電気分解工程で発生する酸性液とアルカリ性液とを混合して、プールに還流することを特徴とする請求項1に記載のプール水浄化処理方法。
【請求項3】
前記電気分解工程の前段または後段の少なくとも一方に、消毒用塩素製剤の添加工程を有することを特徴とする請求項1または2に記載のプール水浄化処理方法。
【請求項4】
前記濾過工程は、浄化前のプール水と接触する外周面および浄化前のプール水が流れる中心貫通孔を限定する内周面とを有する筒状体からなり、この筒状体の外周面と内周面との間の肉厚部にその軸線方向に浄化後のプール水が流れる複数の貫通孔を有する円筒状の多孔質セラミックフィルタを用い、この多孔質セラミックフィルタに、活性炭を含むプレコートを施して行われるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプール水浄化処理方法。
【請求項1】
濾過工程と殺菌工程と吸着浄化工程とを有するプール水浄化処理方法であって、
前記各工程を所定の順序で通過したプール水の電気分解工程を有することを特徴とするプール水浄化処理方法。
【請求項2】
前記電気分解工程で発生する酸性液とアルカリ性液とを混合して、プールに還流することを特徴とする請求項1に記載のプール水浄化処理方法。
【請求項3】
前記電気分解工程の前段または後段の少なくとも一方に、消毒用塩素製剤の添加工程を有することを特徴とする請求項1または2に記載のプール水浄化処理方法。
【請求項4】
前記濾過工程は、浄化前のプール水と接触する外周面および浄化前のプール水が流れる中心貫通孔を限定する内周面とを有する筒状体からなり、この筒状体の外周面と内周面との間の肉厚部にその軸線方向に浄化後のプール水が流れる複数の貫通孔を有する円筒状の多孔質セラミックフィルタを用い、この多孔質セラミックフィルタに、活性炭を含むプレコートを施して行われるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプール水浄化処理方法。
図2に例示したプール水浄化処理装置10においては、セラミックフィルタ20によって濾過されたプール水は、バルブ84bを経て集水され、殺菌部90に送液される。
なお、上記電気分解処理の進行に伴って、陰極付近の水は弱酸性に、また、陽極付近の水は弱アルカリ性になる。そこで、この両者を混合部92において混合し、必要な場合には、さらに、pHを所定の範囲になるように調整した上で、プール水浄化処理装置10から送出するようにする。
上述のようにして、プール水浄化処理装置10によって高度に浄化処理されたプール水は、次いで限外濾過装置26に流入し、より高度に浄化処理され、プール12に戻される。この際、必要に応じて、熱交換器を通して所定の温度に加温することも可能である。
限外濾過装置26は、セラミックフィルタ20で分離除去できない、菌類よりもさらに小さいウィルス、例えば、エイズウィルス,インフルエンザウィルス,日本脳炎ウィルス,肝炎ウィルス類等や、タンパク質類等を分離除去するためのもので、中空糸膜などの限外濾過膜を多数配列したものである。
限外濾過装置26は、セラミックフィルタ20で分離除去できない、菌類よりもさらに小さいウィルス、例えば、エイズウィルス,インフルエンザウィルス,日本脳炎ウィルス,肝炎ウィルス類等や、タンパク質類等を分離除去するためのもので、中空糸膜などの限外濾過膜を多数配列したものである。
濾過助剤供給ユニット22は、プール水浄化処理装置10内の精密濾過部84のセラミックフィルタ20の濾過能力を常に良好な状態に維持し、洗浄および逆洗を容易にする濾過助剤層を形成するための濾過助剤を保持しており、精密濾過部84の使用開始前に、これをスラリーポンプによってプール水浄化処理装置10内のセラミックフィルタ20に供給する。
また、本発明においては、これらの繊維状濾過助剤などにより形成した一次助剤層上に、粉末状の活性炭による二次助剤層を形成して用いることが好ましい。これにより、活性炭の吸着能力を利用して、従来の方法では極めて困難であった、結合塩素を容易に除去することが可能になるという新規な効果が得られるものである。また、この活性炭層は、繊維状濾過助剤などにより形成した一次助剤層上に形成されているため、粉末状の活性炭を用いた場合にも、前記セラミックフィルタ20の目詰まりを起こしにくいという効果がある。
基本的に以上のように構成される図1に示されるプール水浄化処理システムにおいては、プール12からオーバーフローしたプール水は、オーバーフロータンク14に流入し、プレフィルタ16,16により髪の毛,糸くずなどの比較的大きな不純物を除去された後、循環ポンプ18,18の作用によりプール水浄化処理装置10に流入する。
そして、電気分解部88で電気分解を受けて塩分を有効な消毒剤成分に変化させた後のプール水は、同じく電気分解部88において生成された酸性水,アルカリ性水の混合液として、プール水浄化処理装置10から送り出される。その後、プール水浄化処理装置10によって高度に浄化処理されたプール水は、限外濾過装置26に流入してさらに限外濾過された後、浄化処理済みプール水としてプール12に戻される。
上記実施例に示したプール水浄化処理装置10によれば、不純物の濾過や殺菌,吸着浄化等の、プール水浄化処理装置に要求される処理を効率的に行うことを可能とするとともに、プール水中に持ち込まれる、人体から放出された塩分を有効利用可能としたプール水浄化処理装置を実現できるという効果が得られる。
また、上記実施例に示したプール水浄化処理装置10によれば、殺菌消毒用に用いられる塩素製剤に不純物として含まれるNaCl(塩化ナトリウム)が、有効に利用可能になるという効果も得られる。これは塩素製剤の生産量低減に貢献することに通じ、地球環境保護の面からも大きく評価できる。
また、上記実施例に示したプール水浄化処理装置10によれば、殺菌消毒用に用いられる塩素製剤に不純物として含まれるNaCl(塩化ナトリウム)が、有効に利用可能になるという効果も得られる。これは塩素製剤の生産量低減に貢献することに通じ、地球環境保護の面からも大きく評価できる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001090019A JP4427202B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | プール水浄化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001090019A JP4427202B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | プール水浄化処理方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002282860A JP2002282860A (ja) | 2002-10-02 |
JP2002282860A5 true JP2002282860A5 (ja) | 2007-03-29 |
JP4427202B2 JP4427202B2 (ja) | 2010-03-03 |
Family
ID=18944861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001090019A Expired - Fee Related JP4427202B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | プール水浄化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4427202B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AR060106A1 (es) | 2006-11-21 | 2008-05-28 | Crystal Lagoons Corp Llc | Proceso de obtencion de grandes cuerpos de agua mayores a 15.000 m3 para uso recreacionales con caracteristicas de coloracion, transparencia y limpieza similares a las piscinas o mares tropicales a bajo costo |
JP2010036082A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Taiyo:Kk | 複合循環抗菌浴槽システム、複合循環抗菌給湯システム、複合循環抗菌クーリングタワーシステム、複合循環抗菌プールシステム、複合循環抗菌上下水道システム及び複合循環抗菌農業漁業水産業用水システム |
JO3758B1 (ar) | 2008-12-24 | 2021-01-31 | Crystal Lagoons Tech Inc | جهاز شفط |
US8454838B2 (en) | 2011-03-30 | 2013-06-04 | Crystal Lagoons (Curacao) B.V. | Method and system for the sustainable cooling of industrial processes |
US8465651B2 (en) | 2011-03-30 | 2013-06-18 | Crystal Lagoons (Curacao) B.V. | Sustainable method and system for treating water bodies affected by bacteria and microalgae at low cost |
JO3415B1 (ar) | 2011-03-30 | 2019-10-20 | Crystal Lagoons Tech Inc | نظام لمعالجة الماء المستخدم لأغراض صناعية |
US9920498B2 (en) | 2013-11-05 | 2018-03-20 | Crystal Lagoons (Curacao) B.V. | Floating lake system and methods of treating water within a floating lake |
US9470008B2 (en) | 2013-12-12 | 2016-10-18 | Crystal Lagoons (Curacao) B.V. | System and method for maintaining water quality in large water bodies |
JP6239757B2 (ja) | 2014-11-12 | 2017-11-29 | クリスタル・ラグーンズ(キュラソー)ビー.ブイ.Crystal Lagoons (Curacao) B.V. | 広い人工の水域のための吸引装置 |
GB2536210B (en) * | 2015-03-13 | 2017-04-26 | Kp2M Ltd | Method and apparatus for decontamination of fluids |
US11453603B2 (en) | 2019-06-28 | 2022-09-27 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Low cost and sanitary efficient method that creates two different treatment zones in large water bodies to facilitate direct contact recreational activities |
-
2001
- 2001-03-27 JP JP2001090019A patent/JP4427202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5564174B2 (ja) | 金属成分含有水の浄化処理方法及び浄化処理装置 | |
JP2002282860A5 (ja) | プール水浄化処理方法 | |
JPH10286441A (ja) | 中空糸膜モジュールの洗浄方法およびその方法に用いる濾過装置 | |
JP4309633B2 (ja) | 水処理方法 | |
JP3800449B2 (ja) | 高濃度の塩類を含有する有機性廃水の処理方法及び装置 | |
JP4427202B2 (ja) | プール水浄化処理方法 | |
KR101927741B1 (ko) | 해양심층수의 용존유기물질 제거 및 미네랄워터 제조방법 | |
JP4375591B2 (ja) | 水耕栽培装置 | |
JP2003001073A (ja) | 分離膜の洗浄方法 | |
JP4558896B2 (ja) | プール水浄化装置 | |
JP3101027B2 (ja) | セラミックフィルターの再生方法 | |
JP3838689B2 (ja) | 水処理システム | |
JP2002113336A (ja) | 膜ろ過装置の洗浄方法および水処理装置 | |
JP3354257B2 (ja) | 油水分離方法および油水分離装置 | |
JPS58156393A (ja) | 塩水精製方法 | |
JPH10235351A (ja) | コロイダルシリカ含有廃水からの水回収方法 | |
JP6637320B2 (ja) | 医薬精製水製造装置および医薬精製水の製造装置の殺菌方法 | |
JP3443593B2 (ja) | 医療用水及びその製造装置 | |
JP2933576B2 (ja) | プール水の浄化方法 | |
JP3019761U (ja) | 個人透析用水処理装置 | |
JP2994611B2 (ja) | プール水の浄化方法 | |
JPH078996A (ja) | 無菌水溶液を製造する方法及び系 | |
JPH1043745A (ja) | 濾材の洗浄再生機構 | |
CN209974454U (zh) | 一种洗手间空气除臭系统 | |
JP2847082B2 (ja) | プール水の浄化方法 |