JP2002278528A - 表示制御方法及び装置 - Google Patents

表示制御方法及び装置

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JP2002278528A
JP2002278528A JP2001083040A JP2001083040A JP2002278528A JP 2002278528 A JP2002278528 A JP 2002278528A JP 2001083040 A JP2001083040 A JP 2001083040A JP 2001083040 A JP2001083040 A JP 2001083040A JP 2002278528 A JP2002278528 A JP 2002278528A
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Yoshiyuki Endo
吉之 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 表示用メモリからのデータ読み出し時間を短
縮し、表示用メモリへのデータ書込みを行い易くする。 【解決手段】 表示用SDRAM16からのデータ読み
出しと、CPU11からSDRAMへのデータ書き込み
を調停するアービタ14と、SDRAMから液晶表示部
20のラインデータの読み出しを制御するデータ読出し
部17と、前記ラインデータの格納と読み出しを制御す
るSDRAMコントローラ15と、液晶表示部の特性に
合わせたタイミングを生成するTFTタイミングコント
ローラ19とを有し、SDRAMからの表示データの読
み出しにバースト転送を使用し、短時間で前記ラインデ
ータを読み出す。これにより、SDRAMへのデータ書
き込み時間の割合を大幅に増やすことができ、SDRA
Mへのデータ書き込みタタイミングに合わせたバースト
転送を利用したDMAコントローラ12を採用すること
により、SDRAMへの連続データ書き込みを可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、表示データを格納
する格納手段へのデータの書込み及び読出しを制御する
表示制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TFT液晶表示装置は、解像度と色表現
能力が他の方式に比べて優れ、ノート型のパーソナルコ
ンピュータ(以下、PCと略す)の表示装置として主流
となっている。一方、小型携帯機器に使用されるカラー
の表示装置として、コストの関係からSTN方式の液晶
表示装置が多用されてきたが、近年、解像度や色表現能
力の関係で、TFT方式の表示装置を使用する割合が増
えてきた。
【0003】通常、TFT方式の液晶表示装置を駆動す
るためには、TFT液晶コントローラを使用するが、こ
の液晶コントローラには、VRAM(ビデオメモリ)と
呼ばれる表示イメージを作成するメモリエリアが必要と
される。このVRAMとして使用されるメモリの種類は
SRAMもしくはDRAMである。メモリへのアクセス
制御はSRAMの方が容易であるため、通常はSRAM
が使用されるが、大容量のメモリにはSRAMがコスト
的に不利になるため、通常DRAMが使用される。この
ようなDRAMの中でも、シンクロナス・ダイナミック
RAM(以下、SDRAM)と呼ばれるものは、一回の
アドレス設定で、指定したワード数のデータの連続転送
(バースト転送)が可能になるため、VRAMとして頻
繁に使用されてきている。
【0004】図8は、VRAMにSDRAMを使用した
従来の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0005】図8において、TFT液晶表示部605
は、TFTタイミングコントローラ607から出力され
る、規定の表示クロック、イネーブル信号及び同期信
号、そしてデータ信号に基づいて画像を表示する。この
画像表示に際しては、定期的にSDRAMコントローラ
604がSDRAM606から8ワードのバースト転送
によって画像データを読み出してTFTタイミングコン
トローラ607にデータを転送し、このTFTタイミン
グコントローラ607が、これら同期信号に同期して画
像データを液晶表示部605に出力し続ける。CPU6
01は、表示したい画像データをメインメモリ603に
一画面分作成した後、SDRAM606の任意の書き込
み1ドット分の先頭アドレスを指定し、その1ドット分
のイメージデータをSDRAMコントローラ604に転
送する。SDRAMコントローラ604は、TFT液晶
表示部605に表示するためのデータ読み出し期間以外
の期間を利用して、CPU601から送られてくる画像
データをSDRAM606に書き込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、VRAMにSDRAMを使用したTFT液晶表示
装置では、表示のための画像データの読み出しが最優先
されるため、表示出力期間中には、SDRAM606へ
のアクセスは画像データの読み出しで占有されてしま
う。従って、表示出力期間中は、SDRAM606への
画像データの書き込みを行うことができなかった。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、表示用メモリからのデータ読み出しに要する時間を
短縮して、表示用メモリへのデータ書込みを行い易くし
た表示制御方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】又本発明の目的は、表示用メモリへのデー
タ転送及び書込みに要する時間を短縮して、表示データ
の更新を容易にした表示制御方法及び装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の表示制御装置は以下のような構成を備える。
即ち、画像データを記憶する記憶手段と、表示部に表示
する表示データを格納する表示データ格納手段と、前記
記憶手段に記憶された画像データを前記表示データ格納
手段にDMAにより転送するDMA転送手段と、前記表
示データ格納手段に記憶された表示データを読み出して
表示部に出力する表示出力手段と、前記DMA転送手段
と前記表示出力手段による動作を調停する調停手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために本発明の表示制
御方法は以下のような工程を備える。即ち、メモリに記
憶された画像データを、ビデオメモリにDMAにより転
送するDMA転送工程と、前記ビデオメモリに記憶され
た表示データを読み出して表示部に出力する表示出力工
程と、前記DMA転送工程と前記表示出力工程を調停す
る調停工程と、を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】[実施の形態1]図1は、本発明の一実施
の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図
である。
【0013】図1において、11はCPUで、この液晶
表示装置全体の動作を制御するとともに、表示部(ここ
では、TFT液晶表示部20)に表示する画像データを
生成している。12はDMAコントローラで、CPU1
1からの設定に基づいて、メインメモリ13とSDRA
Mコントローラ15間のデータの連続転送を制御してい
る。13はメインメモリで、CPU11による動作制御
時、各種データを一時的に保持するワークメモリとして
使用される、このメインメモリ13は、例えばSDRA
Mやフラッシュメモリ等で構成されている。14はSD
RAMアービタで、データ読出し部17がSDRAM1
6からデータを読み出している間、CPU11からSD
RAM16へのデータの書き込みを禁止し、SDRAM
16へのデータ書き込みとSDRAM16からのデータ
の読み出しとを管理している。15はSDRAMコント
ローラで、SDRAM16へのデータ書き込みと、SD
RAM16からのデータの読み出しを行っている。16
はSDRAMで、VRAMとして使用され、ここでは1
ワードが32ビットで構成されている。17はデータ読
出し部で、TFTタイミングコントローラ19からのカ
ウント信号に応じて、SDRAM16からTFT液晶表
示部20の1ライン分のデータを読み出している。18
は非同期式FIFOで、データ読出し部17により読み
出されたデータを格納し、TFTタイミングコントロー
ラ19からの要求に応じてデータを出力する。このFI
FO18は、32ビット×200の容量を有し、例え
ば、液晶表示部20の画面上の400ドット(1ワード
が2ドット分であるため)分の表示データを記憶するこ
とができる。TFTタイミングコントローラ19は、非
同期式のFIFO18から表示データを読み出し、TF
T液晶表示部20の仕様に合った表示クロックや同期信
号を生成し、TFT液晶表示部20に画像を表示させる
ために必要なデータ信号を生成して出力する。20は、
TFT液晶を備えたTFT液晶表示部である。
【0014】尚、図1において、SDRAM16には、
各種制御信号及びバスとして、システムクロック信号(C
PU_CLK)、チップセレクト信号(CS)、書込みイネーブル
信号(WE)、ロー及びカラムアドレスストローブ信号(RA
S,CAS)、アドレスバス(A0-A10)及びデータバス(DATA)
(32ビット)が接続されている。
【0015】次に、この図1の装置の動作概要を簡単に
説明する。
【0016】SDRAMアービタ14により、表示のた
めのSDRAM16からのデータ読み出しと、CPU1
1からのデータ書き込みを調停するとともに、CPU1
1からの設定に基づいて、自動的に所定量のデータをS
DRAM16に書き込む。DMAコントローラ12は、
転送データ量及びアドレスをCPU11から受け取り、
メインメモリ13の指定されたアドレスからSDRAM
16の指定された書き込みアドレスへデータ転送を行
う。
【0017】尚、CPU11は、電源投入時に所定のイ
ニシャル動作を行った後、DMAコントローラ12、S
DRAMアービタ14及びSDRAMコントローラ15
に対してモード設定コマンドを発行し、バースト長(8
ワード、4ワード、2ワード、1ワード、フルページ)
の設定を行うことで、その後のSDRAM16へのデー
タの読み書き動作におけるデータの受け渡し量が確定す
る。また、SDRAM16からのデータの読み出し、S
DRAM16へのデータの書き込みはすべて読み出しコ
マンド、書き込みコマンドを設定した後、そのアクセス
するアドレスを設定し、SDRAM16へのデータの入
出力を行う必要がある。
【0018】図2(A),(B)は、このSDRAM1
6に入出力される各種制御信号及びデータ、アドレス信
号のタイミングを示すタイミングチャートで、図2
(A)は、8ワードの読み出しタイミングを示し、図2
(B)は8ワードの書込みタイミングをそれぞれ示して
いる。
【0019】図2(A)において、201はSDRAM
16から8ワード分のデータを読み出すために必要とな
るデータの読み出し期間を示している。202はシステ
ムクロック(CPU_CLK)で、SDRAM16に供
給されている。SDRAM16のローアドレスストロー
ブ(RAS)信号204とチップセレクト信号203と
が同じタイミングでイネーブル(ロウレベル)になる
と、この時、アドレスバス207に出力されているアド
レスデータがローアドレスとしてSDRAM16に保持
される。次に、SDRAM16のカラムアドレスストロ
ーブ(CAS)信号205とチップセレクト(CS)信
号203とが同じタイミングでロウレベルになると、こ
の時、アドレスバス207に出力されているアドレスが
カラムアドレスとしてSDRAM16に保持される。こ
こでは書込みイネーブル(WE)信号206がアクティ
ブ(ロウレベル)でないので、SRAM16は、そのア
ドレスからデータを読み出してデータバスに出力する。
尚、DATAのW0〜W7のそれぞれは1ワードデータ
を示している。
【0020】次に図2(B)を参照して、SDRAM1
6への8ワード分のデータ書込みについて説明する。
【0021】210はSDRAM16にデータを書込む
のに必要となるデータの書込み期間を示している。この
場合もSDRAM16のローアドレスストローブ(RA
S)信号204とチップセレクト信号203とが同じタ
イミングでイネーブルになって、アドレスバス207に
出力されているアドレスデータがローアドレスとしてS
DRAM16に保持され、SDRAM16のカラムアド
レスストローブ(CAS)信号205とチップセレクト
信号203とが同じタイミングでイネーブルになると、
その時にアドレスバス207に出力されているアドレス
がカラムアドレスとしてSDRAM16に保持される。
このタイミングでは、書込みイネーブル(WE)信号2
06がアクティブ(ロウレベル)であるため、このとき
にデータバスに出力されているデータが、RAS,CA
S信号で保持されたSDRAM16のアドレスから順次
書込まれる。
【0022】220はDMAコントローラ12から出力
されるDMA転送要求(DREQ)信号、221はSD
RAMコントローラ15がDMAコントローラ12から
のDMA転送要求信号220に対して肯定応答した際に
出力するDMA転送許可(ACK)信号である。また2
22は、DMAコントローラ12経由で送られてくるメ
インメモリ13からの8ワードのデータ(DMA_DA
TA:W0〜W7)を示している。
【0023】図3(A)は、TFT液晶表示部20にお
けるデータの読み出し及び書き込み期間を説明する図
で、図3(B)は、TFT液晶表示部20への制御信号
を説明する図である。
【0024】図において、301は、表示データの未出
力期間(白い部分)を示し、310はTFT液晶表示部
20にデータを出力するためにSDRAM16からデー
タを読み出す期間(太線で囲まれた部分)を示してい
る。315は、SDRAM16のオートリフレッシュ期
間(太線で囲まれた部分)に相当している。又320
は、TFT液晶表示部20に表示データを出力する表示
出力期間を示している。
【0025】図3(B)において、330はTFT液晶
表示部20に供給されるLCDクロック(LCD_CL
K)信号である。340は表示データを示し、TFT液
晶表示部20に出力される、1ドット(=16ビット)
で表される(L_DATA)信号である。350は、表
示データの出力開始/停止を表すイネーブル(ENAB
LE)信号である。360は、横方向のLCD_CLK
330を“0”〜“799”までカウントし、各種信号
のタイミングを制御するカウンタの出力を表している。
尚、このカウンタはデータ読出し部17に設けられてい
る。
【0026】尚、本実施の形態では、LCD_CLK3
30の周波数が、CPU_CLK202の周波数の1/
2の場合で説明する。
【0027】本実施の形態で使用するTFT液晶表示部
20は、VGA(横640ドット×縦480ライン)サ
イズのTFT液晶を有し、横方向800LCD_CLK
(330)の期間において、TFTタイミングコントロ
ーラ19から、先頭から144個のLCD_CLK以降
に表示データ340を出力し始める(図3(A)参
照)。そして次に、横640ドット分の表示データ34
0を、1LCD_CLKに1つの表示データの割り合い
で読み出すために640個のLCD_CLKを出力す
る。ここで表示データが出力されている間、ENABL
E信号350はハイレベルとする。そして、それ以外の
期間を表示データ未出力期間301としてENABLE
信号350をロウレベルとすることによりTFT液晶表
示部20に画像が表示される。
【0028】なお、表示データ未出力期間301では、
SDRAM16からの表示データの読み出しがないた
め、CPU11の命令に応じてSDRAM16に自由に
書き込みができる。
【0029】次に、本実施の形態に係る液晶表示装置に
おける表示データの読み出しについて、図1乃至図3を
参照して説明する。
【0030】データ読出し部17は、TFTタイミング
コントローラ19から出力されるカウンタからのカウン
ト値に基づき、LCD_CLKのカウント値が“70”
になった時点で、SDRAM16からの8ワードのバー
スト転送を開始する。
【0031】本実施の形態においては、SDRAM16
のデータバスが32ビットで、1ドット当りのデータ量
が16ビットであるため、1回(8ワード)のバースト
転送で、16ドット分のデータを一度に読み出すことが
できる。従って、データ読出し部17に、バースト転送
の回数をカウントするレジスタを設け、640ドット分
のデータを読み出すには、640÷16=40回のバー
スト転送を連続して行えば良いことになる。ここで、1
回のバースト転送で使用するクロックは、データ読み出
し期間201(図2(A))において、13個のCPU
_CLKに相当しているため、40回のバースト転送に
は、(13×40=)520個のCPU_CLKが必要
となる。
【0032】本実施の形態では、LCD_CLK330
の周波数が、CPU_CLK202の周波数の1/2、
即ち、2CPU_CLK=1LCD_CLKであるため、
260個のLCD_CLK(=520個のCPU_CL
K)の期間で、SDRAM16からの表示データの読み
出しが完了する。その後、30個のLCD_CLK分の
オートリフレッシュ期間315をとることで、それ以外
の期間をSDRAM16への表示データの書き込み期間
として使用することができる。
【0033】しかしながら、SDRAM16からのデー
タの読み出しを連続して行った場合、液晶表示部20に
表示するタイミングが遅いため、その表示データを一時
ストックしておく必要がある。そこで、横方向のデータ
読み出し量(32ビット×320段)の連続読み出しデ
ータを一時的に格納するための非同期式FIFO18を
設けている。この非同期式FIFO18は、32ビット
単位でのデータの入出力を行う。このFIFO18にデ
ータを格納することだけを考えると、FIFOの段数は
320段必要となるが、表示データの読み出し期間31
0と表示期間320をある程度重ねることで、FIFO
18にデータを格納している間に、そこからのデータの
読み出しも同時に行われることになり、必要な段数を減
らすことができる。
【0034】本実施の形態において、データ読出し部1
7のカウンタの値が“70”になった時点からバースト
転送を開始した場合、約200段程度の非同期式FIF
O18で構成すれば、このFIFO18に全ての表示デ
ータを格納することができる。本実施の形態の非同期式
FIFO18の場合、FIFO18へのデータの書き込
みはデータ読出し部17がCPU_CLK202に同期
して行い、FIFO18からのデータの読み出しは、T
FTタイミングコントローラ19がLCD_CLK33
0のタイミングで行う。従って、液晶表示部20にデー
タを表示するためのデータ読み出し速度が、本実施の形
態では、実際の表示データ出力速度の2倍であるために
約200段と設定したが、それぞれの周波数が変わった
場合、必要なFIFOの段数も変化する。TFTタイミ
ングコントローラ19は、TFT液晶表示部20が要求
する仕様通りの周波数で、非同期FIFO18からデー
タを読み出し、データ読出し部17のカウンタの値から
表示時期を判断して、液晶表示部20に表示データを出
力する。
【0035】次に、SDRAM16へのデータの書き込
みについて図1乃至図3を用いて説明する。
【0036】SDRAM16からの表示データの読み出
し期間中は、データ読出し部17から読み出し開始信号
がSDRAMアービタ14に入力される。このSDRA
Mアービタ14は、読み出し開始信号が入力されない期
間に限ってCPU11からSDRAM16へのデータ書
き込みを許可する。SDRAM16へのデータの書き込
みが許可されたCPU11は、SDRAMコントローラ
15を介してSDRAM16にデータを書き込む。この
際、データ読出し部17から読み出し開始信号が出力さ
れると、SDRAMアービタ14はCPU11からの書
き込み命令を無効にし、データ読出し部17による、S
DRAM16からの表示データの読み出しを優先させ
る。
【0037】本実施の形態において、SDRAM16か
らの表示データの連続読み出しが可能になった場合、デ
ータ書き込み期間は、図3(A)の表示出力期間320
において、(横方向の総LCD_CLK(800))−(表示
データ読み出し期間(260))−(オートリフレッシュ期
間(30))=510(LCD_CLK)=1020(CP
U_CLK)となる。SDRAM16におけるバースト
書き込み期間210は11CPU_CLKに相当してい
るため、単純計算で(1020÷11≒)92回の書き
込みが可能になる。しかしながら、通常のCPU11か
らのアクセスでは、1ドット書き込み毎に、メインメモ
リ13からのデータの読み出しやデータセットのための
時間がかかってしまうため、有効にこの期間を使用する
ことができない。そこで、DMAコントローラ12を設
け、メインメモリ13からSDRAM16へのデータ書
き込みにおけるデータセットを連続して行い、かつSD
RAM16へのデータ書き込みのタイミングと同時にメ
インメモリ13からのデータ読み出しを行うように設定
すれば、大量のデータを連続してSDRAM16に書き
込むことができる。
【0038】ここで、SDRAM16へのデータの書き
込みアドレスをCPU11がSDRAMコントローラ1
5に設定し、メインメモリ13の読み出し開始アドレス
をDMAコントローラ12に設定した後、DMAコント
ローラ12に起動命令を出力する。これによりDMAコ
ントローラ12は、DREQ信号220をロウレベルに
してSDRAMコントローラ15に出力する。SDRA
Mコントローラ15はDREQ信号220がロウレベル
になったのを検出するとACK信号221をロウレベル
にして応答する。これにより、DMAコントローラ12
によるDMAデータ転送が許可されることになる。この
ACK信号221を検出したDMAコントローラ12
は、データを8ワード連続でDMA出力する。DMAコ
ントローラ12は、7ワード(W6)の最後でDREQ
信号220をハイレベルにし、データの終了予告を行
う。これによりSDRAMコントローラ15は、DRE
Q信号220がハイレベルになった次のデータ(W7)
の最後でACK信号221をハイレベルにする。こうし
て1回の8ワード分のDMA転送が完了する。DMAコ
ントローラ12は、CPU11から指示された全てのデ
ータ転送が完了していない場合、再びDREQ信号22
0をロウレベルにし、SDRAMコントローラ15から
のデータ転送要求(ACK信号221のロウレベル)を
待つ。次に、SDRAMコントローラ15は次回のSD
RAM16へのデータ書き込みタイミングに合わせ、再
びACK信号221をロウレベルにすることで、DMA
コントローラ12から読み出したデータ(DATA)
を、時間的なロスなしでSDRAM16に書き込むこと
ができる。
【0039】図4は本実施の形態に係るSDRAM16
からのデータの読み出しと、液晶表示部20への表示動
作を説明するフローチャートである。
【0040】まずステップS1で、TFTタイミングコ
ントローラ19からデータ読出し部17にSDRAM1
6からのデータ読み出し指示が入力されるとステップS
2に進み、データ読出し部17は、SDRAMアービタ
14に読み出し開始信号を出力する。これによりステッ
プS3で、SDRAMアービタ14は、CPU11に対
してSDRAM16へのデータ書込みを禁止を通知す
る。そしてステップS4に進み、データ読出し部17
は、SDRAMコントローラ15を介してSDRAM1
6からのデータの読み出しを開始し、その読み出したデ
ータをFIFO18に書込む。この時ステップS5で、
TFTタイミングコントローラ19がFIFO18から
データの読み出しを行い、その読み出したデータをTF
T液晶表示部20に出力して表示する。
【0041】図5は、CPU11とDMAコントローラ
12によるメインメモリ13からのデータの読み出し
と、SDRAM16へのデータの書込み動作を説明する
フローチャートである。
【0042】まずステップS11で、SDRAMアービ
タ14からの書込み許可を入力することにより、CPU
11によるSDRAM16へのデータ書込みがエネーブ
ルになる。次にステップS12に進み、SDRAMコン
トローラ15にSDRAM16の書込みアドレスを設定
する。次にステップS13に進み、DMAコントローラ
13に対して、メインメモリ13の読み出し開始アドレ
ス、DMA転送データ量(ワード数)等を設定し、ステ
ップS14でDMA転の開始を指示する。これにより前
述のDREQ信号がロウレベルになり、ステップS15
で、SDRAMコントローラ15からACK信号が送ら
れるとステップS16に進み、8ワードのDMA転送が
行われる。そしてステップS17に進み、DMAコント
ローラ12に設定されたデータ量(ワード数)のDMA
データ転送が終了したかを調べ、終了していなければス
テップS14に戻り、再びDREQ信号をロウレベルに
して、DMA転送を要求する。こうしてステップS17
で、ステップS13で設定されたDMAデータ転送が完
了すると、メインメモリ11からSDRAM16へのデ
ータの書込み処理を終了する。
【0043】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、SDRAM16からのデータの読み出しが行なわれ
ない期間に、メインメモリからSDRAM16に高速に
データを転送して書込むことができる。
【0044】[実施の形態2]前述の実施の形態1で
は、SDRAM16において通常使用される8ワード単
位での連続読み出し機能を使用した場合で説明したが、
これをSDRAMの他の機能である、フルページ連続読
み出し機能を使用することにより、同様の効果を達成す
ることができる。
【0045】図6は、本発明の実施の形態2に係る液晶
表示装置における動作を説明するタイミングチャートで
ある。
【0046】図6において、401はフルページ読み出
しを実行した場合のデータ出力例、402はデータ数カ
ウンタである。前述の実施の形態1における8ワード連
続データ転送の場合には、8ワードを転送するごとに、
リードコマンドの設定と書き込みアドレスの設定を行う
必要があった。これに対し、フルページの連続データ読
み出しの場合には、一度のリードコマンドの設定と書き
込みアドレスの設定で、最大256ワードを連続して読
み出すことができる。
【0047】従って、前述の実施の形態1では、バース
ト読み出しの回数をカウントすることにより、SDRA
M16からのデータの読み出し量を制御していたが、本
実施の形態2のように、フルページの連続読み出しを行
うことにより、読み出したデータ数をカウントするだけ
で、読み出しデータ量を制御することができる。
【0048】[実施の形態3]前述の実施の形態1で
は、非同期式FIFO18を用いることにより、液晶表
示部20の表示クロックの周波数とシステムクロックの
周波数との違いに対処できるようにした。ここでもし、
システムクロックの周波数と表示クロックの周波数とが
同じか、或いは、これらシステムクロックと表示クロッ
クの周波数が同期していて、表示クロックの周波数が、
システムクロックの周波数の1/2、もしくは1/4の
場合には、同期式FIFOを用いることでも同様の装置
を実現できる。
【0049】図7は、本発明の実施の形態3に係る液晶
表示装置における動作を説明するタイミングチャート
で、ここでは表示クロックの周波数が、システムクロッ
クの周波数の1/2の場合の例を示している。
【0050】図において、501はシステムクロックで
あるCPU_CLK、502は表示クロックであるLC
D_CLKである。503はCPU_CLK501のタイ
ミングで読み出した表示データを示し、504は実際に
液晶表示部20に出力する表示データである。505は
システムクロック501に同期してカウントする、表示
データの読み出しに使用するカウンタで、このカウンタ
はデータ読出し部17に設けられている。
【0051】前述の実施の形態1では、システムクロッ
ク501に同期して非同期式FIFO18にデータを書
き込み、表示クロック502に同期して非同期式FIF
O18からデータの読み出しを行っていた。
【0052】これに対し本実施の形態3では、上記の条
件に合致する場合、表示開始に合せてデータ読出し部1
7のカウンタを起動し、カウンタのカウント値が偶数の
時にシステムクロック501のタイミングで、FIFO
からデータを読み出すことにより、液晶表示部20への
表示データの出力タイミングに間に合わせることができ
る。
【0053】なお本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0054】また本発明の目的は、前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読み出し実行することによっても、達
成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。また、コンピュータが読
み出したプログラムコードを実行することにより、前述
した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプロ
グラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働し
ているオペレーティングシステム(OS)などが実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によって前述し
た実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0055】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0056】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、使用する液晶表示部のライン方向のデータを連続し
てVRAMから読み出して表示部に転送可能にすること
により、VRAMからのデータ読み出しに要する時間を
短縮させ、VRAMへのデータ書き込み時間を大幅に増
やすことができた。
【0057】更に、VRAMへのデータ書込みに際し
て、DMAコントローラ等を使用することにより、短時
間で無駄のない連続データ転送及び書き込みを行うこと
により描画処理速度を大幅に向上することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示用メモリからのデータ読み出しに要する時間を短縮し
て、表示用メモリへのデータ書込みを行い易くできると
いう効果がある。
【0059】又本発明によれば、表示用メモリへのデー
タ転送及び書込みに要する時間を短縮して、表示データ
の更新を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態1に係る液晶表示装置のSDRA
Mからのデータの読出し(A)、及びデータの書込み動
作(B)を説明するタイミングチャートである。
【図3】本実施の形態1に係る液晶表示装置における表
示部への表示出力タイミングを説明するタイミングチャ
ートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る液晶表示装置におけ
るSDRAMからのデータの読み出しと、液晶表示部へ
の表示動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る液晶表示装置におけ
るCPUとDMAコントローラによるメインメモリから
のデータの読み出しと、SDRAMへのデータの書込み
動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置のS
DRAMへのアクセスを説明するタイミングチャートで
ある。
【図7】本発明の実施の形態3に係る液晶表示装置の動
作を説明するタイミングチャートである。
【図8】従来の液晶表示装置を説明するブロック図であ
る。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する記憶手段と、 表示部に表示する表示データを格納する表示データ格納
    手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データを前記表示データ
    格納手段にDMAにより転送するDMA転送手段と、 前記表示データ格納手段に記憶された表示データを読み
    出して表示部に出力する表示出力手段と、 前記DMA転送手段と前記表示出力手段による動作を調
    停する調停手段と、を有することを特徴とする表示制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記表示データ格納手段は、シンクロナ
    スダイナミックRAMを含むことを特徴とする請求項1
    に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記表示出力手段は、前記表示部におけ
    る表示動作と、前記表示データ格納手段に記憶された表
    示データの読み出し動作との速度差を補償するためのバ
    ッファを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記調停手段は、前記表示出力手段によ
    る前記表示データ格納手段からの表示データの読み出し
    の際には、前記DMA転送手段による前記表示データ格
    納手段への転送を禁止することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記DMA転送手段は、バースト転送に
    より複数ワードのデータを転送することを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 メモリに記憶された画像データを、ビデ
    オメモリにDMAにより転送するDMA転送工程と、 前記ビデオメモリに記憶された表示データを読み出して
    表示部に出力する表示出力工程と、 前記DMA転送工程と前記表示出力工程を調停する調停
    工程と、 を有することを特徴とする表示制御方法。
  7. 【請求項7】 前記ビデオメモリは、シンクロナスダイ
    ナミックRAMを含むことを特徴とする請求項6に記載
    の表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記表示出力工程では、前記表示部にお
    ける表示動作と、前記ビデオメモリに記憶された表示デ
    ータの読み出し動作との速度差を補償するためにデータ
    を記憶するバッファを使用することを特徴とする請求項
    6又は7に記載の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記調停工程では、前記表示出力工程で
    の前記表示データ格納手段からの表示データの読み出し
    の際には、前記DMA転送工程での前記ビデオメモリへ
    のデータ転送を禁止することを特徴とする請求項6乃至
    8のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  10. 【請求項10】 前記DMA転送工程では、バースト転
    送により複数ワードのデータを転送することを特徴とす
    る請求項6乃至9のいずれか1項に記載の表示制御方
    法。
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