JP2001109656A - メモリ協働型データ処理装置 - Google Patents

メモリ協働型データ処理装置

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JP2001109656A
JP2001109656A JP2000257151A JP2000257151A JP2001109656A JP 2001109656 A JP2001109656 A JP 2001109656A JP 2000257151 A JP2000257151 A JP 2000257151A JP 2000257151 A JP2000257151 A JP 2000257151A JP 2001109656 A JP2001109656 A JP 2001109656A
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JP2000257151A
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De Hugues Perthuis
ユーグ、ド、ペルテュ
Thierry Nouvet
ティエリー、ヌーベ
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Koninklijke Philips Electronics NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリと協働するデータ処理用の装置の設計
を容易にし、内部アドレスに基づいて、所望のメモリの
ために最適な制御信号を生成する。 【解決手段】 例えばMPEG復号化のようにメモリと
協働するデータの処理が以下のような特徴を有してい
る。プロセッサは、論理要求を生成する。この論理要求
は、データ群に共通する少なくとも1つの特徴を定義す
る。アドレス処理回路は、論理要求に基づく物理要求を
生成する。この物理要求は、データ群に関係する目折り
のアドレスを定義する。メモリインターフェースは、物
理要求に基づいて、メモリとプロセッサとの間のデータ
群の転送を行なう。このようにして、どのようにしてど
こでデータが処理されるのか、または、処理されていた
のかを知る必要がなく、そのデータはメモリ内に保存さ
れる。このことは、データ処理装置、特にこれらの装置
の関連装置の設計を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリに協働する
データ処理装置に係り、特にこのことを目的とするメモ
リへのアドレスの仕方に関するものである。本発明は、
例えばMPEG復号化器(MPEGは動画像専門家グル
ープの頭文字である)に用いることができるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プロセッサは、処理されるべきデータを
読み出し、予め処理されたデータを書き込むために、メ
モリインタフェースを介してメモリにアクセスすること
ができる。このプロセッサは、前記メモリインタフェー
スに対する内部アドレスを転送できる。この内部アドレ
スという手段により、このメモリインターフェースは、
このメモリのための適切な制御信号を生成する。これら
の制御信号は、内部アドレスに対応する特定のメモリセ
ルを活性化させている。
【0003】一例としては、この内部アドレスは、18
ビットA[17:0]を備えているものと仮定する。D
RAM−FPMタイプのメモリ用には、メモリインタフ
ェースは、上位9ビットA[17:9]からのページ番
号と、下位9ビットA[8:0]からのコラム番号と、
を生成する。SRAMタイプのメモリ用には、メモリイ
ンタフェースは、最下位ビットの後に5ビットA[5]
からのバンク選択と、上位6ビットA[17:18]か
らのページ番号と、下位6ビットA[8:0]からのコ
ラム番号と、最後の最下位ビットの後に7番目のビット
A[7]からの偶数/奇数選択と、下位5ビットA
[4:0]からの64ビットワード選択と、を生成して
いる。
【0004】上述したようなメモリインタフェースのた
めに、プロセッサは、DRAM−FPMまたはSRAM
のように用いられるメモリタイプとは独立して、常に同
一の通信モード、内部アドレスを用いている。メモリと
協働するこのようなデータ処理方法は、ヨーロッパ特許
出願公開番号0,793,390号(代理人整理番号P
HF96517)の下に既に開示されている文献に見受
けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メモ
リと協働するデータ処理用の装置の設計を容易にするこ
とにある。
【0006】この発明は以下の構成を考慮に入れてい
る。設計を容易にする1つの手段は、装置が1または複
数の装置のために既に設計されている1または複数のプ
ロセッサを用いることができることを実現することであ
る。例えば、この装置は、異なるメモリが同一のタイプ
のプロセッサを備えているとしても、装置が異なるメモ
リを用いるという意味では、それぞれ異なっていても良
い。これらの装置は、上述した従来技術にしたがった構
造を有しているものとして仮定しても良い。この場合、
原理的には、所望のメモリのために最適な制御信号を、
内部アドレスに基づいて、生成することができるメモリ
インタフェースを設計することは充分に満足できること
である。このように、原理的には、この設計はメモリイ
ンタフェースのみについて行なわれるべきである。
【0007】しかしながら、他の装置のために既に設計
されていたプロセッサに基づいて、装置が設計されると
きには以下の問題が提起されるかもしれない。設計され
るべきこの装置が、他の装置とは異なるデータ格納方法
(scheme―スキーム―)を用いることが好ましい。異な
る格納方法は、異なる理由によっても好ましいかもしれ
ない。例えば、設計されるべきこの装置は、他の装置の
構造とは異なる構造の複数のプロセッサよりなるグルー
プを含むようにしても良い。2つのプロセッサがメモリ
の同一の区域を用いること、および、1または複数の区
域が用いられないこと、を避けることは賢明なことであ
る。設計されるべき装置と他の装置との間の差異は、動
作パラメータに関しては、異なる格納スキームが好まし
くなるためのその他の理由ともなり得るものである。例
えば、この装置がMPEG復号化器であるとも仮定して
も良い。それぞれのタイプが独自のパラメータと動作モ
ードとを有する異なるタイプのMPEG復号化である。
【0008】従来技術によれば、異なる格納方法は、内
部アドレスの異なる生成を意味している。このことは、
この処理を変換することによってのみ達成可能である。
このように従来技術によれば、既に他の装置のために設
計されていたプロセッサに基づく装置の設計は、設計さ
れるべきこの装置が他の装置によって利用される格納方
法とは異なる格納方法を利用することが望ましい場合に
は、これらのプロセッサの変形を求めることになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、メモリ
に協働するデータの処理が以下のような特徴的な構成を
有している。プロセッサは論理要求を生成する。この論
理要求はデータ群に共通する少なくとも1つの特性を定
義する。アドレス処理回路は、前記論理要求に基づいて
物理要求を生成する。この物理要求は、前記データ群に
関連するメモリアドレスを定義する。メモリインターフ
ェースは、前記物理要求に応じて前記メモリと前記プロ
セッサとの間における前記データ群の転送を行なう。
【0010】このように、本発明によれば、前記プロセ
ッサが、データに共通する1または複数の特徴に支援さ
れて、特定のデータ群を表示する。例えば、本発明によ
れば画像処理装置のプロセッサが「連続する画像におけ
る第10行目の色のサンプルを、どうか私に提供して欲
しい」というように表示しても良い。このアドレス処理
回路は、メモリがこれらのサンプルを保存するアドレス
を定義する物理要求へと論理要求を変形させている。し
たがって、プロセッサは、メモリがこれらのサンプルを
どこにどのようにして保存するのかを表示する必要がな
くなる。本発明によれば、プロセッサは格納方法によっ
て影響されることがなく、異なる格納方法を用いている
異なる処理装置内でそれが用いられ得るために、変形さ
れる必要がなくなる。したがって、この発明は設計を容
易にしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながらこ
の発明を詳細に説明する。以下の説明は参照符号に関連
している。同一の構成要素は、全ての図面において同一
の参照符号を用いている。複数の同一構成要素は、単一
の図面に表されている場合もある。この場合、符号は同
一の構成要素間での識別を可能にするために参照番号に
添え字が付されている。符号や添え字は説明の便宜上省
略される場合もある。これは詳細な説明でも特許請求の
範囲の定義でも両方に適用する。
【0012】図1は、信号処理装置を示している。この
装置は、集合的なメモリSDRAMと、メモリインター
フェースINTと、および3つの信号処理ユニットB
1,B2およびB3とを備えている。これらの信号処理
ユニットは、以下単に「ユニット」として説明する。各
ユニットBは、プライベート読み出しバスBBRとプラ
イベート書き込みバスBBWとを介してメモリインター
フェースINTに接続されている。各プライベート読み
出しバスBBRと各プライベート書き込みバスBBWと
は、所定のユニットBに表示されている。メモリインタ
ーフェースINTは、集合的なバスBMを介して集合的
なメモリSDRAMに接続されている。
【0013】信号処理装置の一般的な動作は、以下のよ
うにして行なわれる。要求に基づいて、ユニットBが処
理され、かつ、集合的なメモリSDRAM内に格納され
るべきデータを受信する。これらのデータを処理してし
まってから、ユニットBは、処理されたデータをメモリ
インターフェースINTを介して集合的メモリSDRA
Mに供給する。メモリインターフェースINTは、種々
のユニットBによる集合的メモリSDRAMへのアクセ
スを制御している。
【0014】メモリインターフェースINTは、2つの
基本的な機能を有している。まず最初に、このメモリイ
ンターフェースINTは、種々のユニットB間における
仲裁を集合的メモリSDRAMへのアクセスレベルで行
なう。1つのユニットBは、1回の動作で読み出しまた
は書き込みの何れかのために、集合的メモリSDRAM
にアクセスすることができる。これは、あるユニットB
はバースト(burst)モードにおいてのみメモリにアク
セスできることを意味している。第2に、読み出しの場
合に、メモリインターフェースINTは、集合的なメモ
リSDRAMから供給されると共に特定のユニットBの
ために略々安定したデータ列(ストリーム)として意図
されデータバーストを転送する。このデータ列は、この
ようにして、各々のプライベートデータ読み出しバスB
BRを介してそのユニットBに転送されている。書き込
みの場合には、メモリインターフェースINTは、所定
のユニットBからの略々安定したデータ列を、集合的な
メモリSDRAM内の書き込まれるべきデータバースト
へと変換する。
【0015】図2はメモリインターフェースINTの動
作を説明している。T(BM)は、集合的バスBMを介
して集合的メモリSDRAMとメモリインターフェース
INTとの間でのデータ転送を示している。T(BBR
1),T(BBR2)およびT(BBR3)は、それぞ
れのプライベート読み出しバスBBR1,BBR2およ
びBBR3を介して、メモリインターフェースINTと
ユニットB1,B2およびB3との間でのデータ転送を
それぞれ示している。T(BBW1),T(BBW2)
およびT(BBW3)は、それぞれのプライベート書き
込みバスBBW1,BBW2およびBBW3を介して、
メモリインターフェースINTとユニットB1,B2お
よびB3との間でのデータ転送をそれぞれ示している。
【0016】データ転送T(BM)は、データバースト
DBより構成されている。それぞれのデータバーストD
Bは、書き込みモードと読み出しモードの何れかにおけ
るユニットBによる集合的なメモリSDRAMの1回の
アクセス動作にしたがっている。DBの後に挿入された
参照符号は、ユニットBに対してバースト内のデータが
所属していることを表示すると共に、書き込み(W)ま
たは読み出し(R)のようにアクセスのタイプをも表示
している。例えば、DB1(B1/R)は、データバー
ストDB1が、B1による読み出しモードにおける集合
的メモリSDRAMへのアクセスに関与していることを
表示している。
【0017】図2は、メモリーインターフェースINT
が集合的なメモリSDRAMから送られてきて特定のユ
ニットBに所属しているデータバーストの「平滑化」を
行なっていることを示している。この図はまた、それと
は逆に、メモリインターフェースINTが、バースト
(データ圧縮)として集合的なメモリSDRAMに前記
データを書き込むために、ユニットBから受信したデー
タを時間集中させることをも示している。このように、
プライベート読み出しバスBBRおよびプライベート書
き込みバスBBWを介するデータの転送は、比較的低い
割合で行なわれている。したがって、このことは、プラ
イベート読み出しバスBBRおよびプライベート書き込
みバスBBWが、比較的狭い通過帯域を有すること、そ
の結果として、比較的小さい帯域幅を有することを可能
にさせている。これに関連して、バスの大きさが、この
バスによって転送されるデータの中に含まれるビット数
に必らずしも依存する必要がないことを注目すべきであ
る。例えば、16ビットのデータは4ビットのワードに
分割可能である。このようにして、前記データは4ビッ
トのバスを介して4ワードのシーケンスの形式で転送さ
れ得ることになる。
【0018】図3は、ユニットBを示している。このユ
ニットBは、プロセッサPと、一般的な汎用アドレス処
理回路AGAと、を備えている。このプロセッサPは、
論理要求LRQを行なう。前記ユニットBは、論理要求
LRQが連続する画像における所定のラインの画素用の
例えば要求であるかもしれない場合の画像データを処理
するものであると仮定する。一般的なアドレス処理回路
AGAは、論理要求LRQを物理要求PRQへと変換す
る。物理要求PRQは、要求されたデータが前記集合的
なメモリSDRAM内に格納される場合の物理的なアド
レスを規定するものである。物理要求PRQは、スター
トアドレス、このアドレスからスタートして到達すべき
多数のアドレス、そして、もし適用可能であるならば、
データの探索の間に用いられるべき方法(スキーム)を
含む所定の形式を有していても良い。この方法は、読み
出されるべき多数の連続したアドレス、飛び越されるべ
き多数のアドレス、多数の「読み出しおよび飛び越し」
の繰り返し、を含む形式により定義されていても良い。
このAGAは、翻訳パラメータが論理要求LRQから物
理要求PRQへの翻訳を定義するようにプログラム可能
に設けられていても良い。このことは、集合的なメモリ
SDRAMへのデータの融通性のある格納を可能にして
いる。
【0019】図4は、メモリインターフェースINTを
示している。このメモリインターフェースINTは、ア
ービタARBと、アクセスインターフェースSIFと、
バッファメモリ装置BUFと、アドレス処理およびマク
ロコマンド回路AGBと、を備えている。このアドレス
処理およびマクロコマンド回路AGBはそれぞれのユニ
ットB毎に設けられている。
【0020】全体としては、メモリインターフェースI
NTの内部動作は、以下のようなものである。各々のア
ドレス処理およびマクロコマンド回路AGBは、それが
マクロコマンドへと関連づけられるのに用いられるユニ
ットBからの物理要求を分割する。マクロコマンドは、
メモリ内の所定の列へのアクセスのための要求を示して
いる。マクロコマンドがアービタARBへと出力される
前に、アドレス処理およびマクロコマンド回路AGB
は、バッファメモリ装置BUF内に充分な空きがあるか
否かを確認する。この目的を達成するために、マクロコ
マンド回路AGBは、まず、バッファメモリ装置BUF
にマクロコマンドを供給する。もしもバッファメモリ装
置BUFがマクロコマンドによって定義されている多数
のデータの格納のための空きがあることを確認したなら
ば、アドレス処理およびマクロコマンド回路AGBは、
アービタARBに対してマクロコマンドを出力する。こ
のアービタARBは、種々のアドレス処理およびマクロ
コマンド回路AGBからのマクロコマンドを受信して、
アクセスインターフェースSIFに供給されるべきマク
ロコマンドを選択している。この選択は、以下説明する
仲裁方法(スキーム)にしたがって行なわれる。このア
クセスインタフェースSIFは、アービタARBから受
信されたマクロコマンドをその受信の順序にしたがって
処理している。このようにして、アクセスインターフェ
ースSIFは、集合的なメモリSDRAMに対してアク
セスを提供し、このアクセス動作は、処理された前記マ
クロコマンドによって定義されている。
【0021】マクロコマンドは、Xグループのアドレス
がアクセスされることを可能にし、これらのグループの
それぞれは、Yアドレスを備え、また、アドレスのグル
ープはZワードによって互いに分割されており、これら
のX,Y,Zはそれぞれ整数である。このようにして、
マクロコマンドは、以下の情報: −アクセスされるべき最初のアドレス; −アドレス(Y−1)の1つのグループにおける第1の
アドレスに引き続いてアクセスされるべき複数のアドレ
ス; −連続するアクセス(Z)の2つのグループ間でスキッ
プされるべき複数のアドレス; −第1のグループ(X−1)に加えてアクセスされるべ
き複数のアドレスグループ; −読み出しか書き込みかのアクセスのタイプ:を含んで
いる。
【0022】ビットレベルでのマクロコマンドの一例と
しては、以下のようなものがある。集合的なメモリSD
RAM内に記憶されているデータが、32ビットの幅を
有すると共にこの集合的なメモリSDRAMが256メ
ガビットの最大容量を有しているものと仮定する。この
ことは、1つのアドレスが23ビットに拡張されるとい
うことを意味している。さらに、アクセス動作が16ア
ドレスの最大サイズに限定されるものと仮定する。この
ような限定は、待ち時間の観点より好ましい。このよう
にして、X−1およびY−1は最大でも15となり、4
ビットずつに連続的に符号化されることができる。最終
的には、集合的なメモリSDRAMの構成にしたがっ
て、1つの列が最大で512アドレスを含むことにな
る。したがって、飛び越しが行なわれるべきアドレスの
数は511を超えることはできず、その結果、この数は
9ビットずつに符号化されることができる。マクロコマ
ンドはこのようにして、「23+2×4+9+1=4
1」ビットのサイズを有することになる。このアドレス
は、ビット40からビット18で、アドレスタイプはビ
ット17で、読み出すべきワードの数(Y−1)はビッ
ト16からビット13で、ジャンプされるべきワードの
数(Z)はビット12からビット4で、ワードグループ
の数(X−1)はビット3〜ビット0で、それぞれ符号
化されることができる。
【0023】図5は、所定のユニットBによる読み出し
モードにおける集合的なメモリSDRAMへのアクセス
のプロセスを示している。水平方法の次元は時間を示し
ている。この図における垂直方向は、これに含まれてい
る異なる機能的な構成要素を示している。この図は、複
数の矢印を含んでいる。これらの矢印は、インターフェ
ースメモリSRAMへのアクセスのプロセスにおける種
々のステップSを示している。
【0024】ステップS1:関連するユニットBのプロ
セッサPが汎用アドレス処理回路AGAに対して論理要
求LRQを出力する。この論理要求LRQは、例えば画
像のような処理されるべきデータのセットにおけるライ
ン(走査線)の輝度に関する画素のようなデータサブセ
ットを特定している。 ステップS2:汎用アドレス処理回路AGAが、論理要
求LRQを物理要求PRQに変換する。 ステップS3:汎用アドレス処理回路AGAが、マクロ
コマンドアドレス処理回路AGBに対して物理要求PR
Qを出力する。 ステップS4:マクロコマンドアドレス処理回路AGB
が、物理要求PRQをマクロコマンドに変換する。 ステップS5:マクロコマンドアドレス処理回路AGB
が、物理要求PRQより引き出された複数のマクロコマ
ンドのうちの第1のマクロコマンドを、バッファメモリ
装置BUFに出力する。 ステップS6:バッファメモリ装置BUFが、マクロコ
マンドによって特定されたデータの数を記憶するための
空きがあるか否かを確認する。 ステップS7:バッファメモリ装置BUFが、記憶のた
めの空き領域があることの承認をマクロコマンドアドレ
ス処理回路AGBに対して送出する。 ステップS8:所定の遅延を示している。 ステップS9:マクロコマンドアドレス処理回路AGB
が、アービタARBに対してマクロコマンドを出力す
る。 ステップS10:アービタARBが、(読み出しモード
および書き込みモードにおける)これらのユニットによ
り集合的なメモリSDRAMへの何らかのアクセスを提
供する仲裁方法(スキーム)にしたがって集合的なメモ
リSDRAMへのアクセスのための要求としてのマクロ
コマンドを処理する。 ステップS11:アービタARBが、マクロコマンドを
アクセスインターフェースSIFに出力する。 ステップS11a:アービタARBが、バッファメモリ
装置BUFに対して、マクロコマンドがアクセスインタ
ーフェースSIFに出力されてしまっているという承認
を送出する。 ステップS12:マクロコマンドが、予め受信されたマ
クロコマンドをまず最初に処理するアクセスインターフ
ェースSIF内で待ち行列に入れられる。 ステップS13:前記アクセスインターフェースSIF
が、前記マクロコマンドに基づいて集合的なメモリSD
RAMのための制御信号を生成する。これらの制御信号
は、連続的読み出されるマクロコマンドによって特定さ
れるアドレスでデータを作り出している。 ステップS14:集合的なメモリSDRAMより連続的
読み出されるこのデータは、バッファメモリ装置BUF
に転送される。 ステップS15:このバッファメモリ装置BUFは、一
時的にデータを格納する。 ステップS16:バッファメモリ装置BUFは、このデ
ータを略々安定した方法によりプロセッサPに転送す
る。
【0025】前記ステップS1−ステップS15は、ス
テップS1で生成される論理要求LRQに引き続く各マ
クロコマンドに関して繰り返される。
【0026】次のステップは、図5には示されていな
い。ステップS1に関しては、汎用アドレス処理回路A
GAがプロセッサに対して承認信号を出力するが、この
承認信号は前記論理要求LRQが既に受け入れられてお
り、やがて処理されることを示している。この承認信号
に応答して、プロセッサPは新たな論理要求を作り出し
て更なる通知があるまでその要求を保持する。マクロコ
マンドアドレス処理回路AGBが論理要求LRQに応答
して最後のマクロコマンドを出力するときに、論理要求
LRQの処理は終了する。この場合、マクロコマンドア
ドレス処理回路AGBは、論理要求LRQの処理が終了
してしまった後を示すために汎用アドレス処理回路AG
Aに対して承認信号を送出する。これに応答して、汎用
アドレス処理回路AGAは、ステップS1で行なわれた
論理要求LRQの処理と同様のやり方で新たな論理要求
LRQの処理を開始する。換言すれば、このプロセスが
繰り返される。
【0027】図6(a)および図6(b)は、アービタ
ARBでの仲裁方式(スキーム)を示している。図6
(a)において、8つの状態ST1〜ST8がサークル
状に示されている。これらの状態STは、次から次へ
と、循環的な方法により発生している。各状態STは、
マクロコマンドをアクセスインターフェースSIFに送
出する可能性を示している。このようにして、各状態
は、メモリへのアクセスの可能性を示している。各状態
は、所定のプロセッサPに対応している。所定の状態が
対応しているこのプロセッサPは、この状態を示すサー
クル内に特定されている。
【0028】図6(b)は、図6(a)に対応する仲裁
プロセスを表している。このプロセスは、複数のステッ
プSA1〜SA4を備え、図6(a)における各状態S
Tに関して実行されている。ステップST1は、状態の
ジャンプ後に行なわれる最初のステップである。ステッ
プSA1において、アービタARBは、マクロコマンド
アドレス処理回路AGBより出力されると共に状態S
[i]が対応しているプロセッサP[j]からの論理要
求LRQに続くマクロコマンドが未決のままであるか否
かを立証する。このようなマクロコマンドが未決のまま
であるならば、ステップSA2がステップSA1に追従
する。ステップSA2では、アービタARBは、アクセ
スインターフェースSIFに対して関連するマクロコマ
ンドを送出する。この結果は、所定の遅延の後に、マク
ロコマンドにより定義されるように集合的なメモリSD
RAMが関連するプロセッサPによってアクセスされる
ことになるであろうということである。マクロコマンド
が送出されてしまった後に、このアービタは図6(b)
に表されるプロセスが繰り返されることを意味する次の
状態へとジャンプする。しかしながら、もしもこのステ
ップS1において、状態S[i]が対応するプロセッサ
Pにより関連づけられる未決のマクロコマンドが存在し
ていないことを、前記アービタARBが検出したなら
ば、ステップSA3がステップSA1に追従する。ステ
ップSA3において、アービタARBは、他のマクロコ
マンドが待機しているか否かを立証する。もしも待機し
ている他のマクロコマンドが存在しないならば、アービ
タARBは次の状態にジャンプすると共に、図6(b)
に示されるプロセスが繰り返される。もしも待機してい
る他のマクロコマンドがあるならば、前記アービタAR
BはステップSA4を実行する。このステップSA4に
おいて、アービタARBは優先順位にしたがってマクロ
コマンドを選択する。各マクロコマンドは所定の優先度
レベルを有している。この優先度レベルは、マクロコマ
ンドがもたらされるプロセッサPによって決定される。
このようにして、アービタARBは最も高い優先度レベ
ルを有するマクロコマンドを選択して、このマクロコマ
ンドをアクセスインターフェースSIFに送出する。マ
クロコマンドを送出してしまった後に、アービタARB
は、図6(b)に示されるプロセスが繰り返されること
を意味する次の状態へとジャンプする。
【0029】図6(a)および図6(b)に関しては、
各状態がプロセッサPに対応している必要はないと言う
ことに注意すべきである。如何なるプロセッサPにも対
応することがなく、また、自由な状態を取り入れること
ができることを意味する1またはそれ以上の状態を取り
入れることが可能である。自由な状態の場合、アービタ
ARBは、優先順位に基づいてのみマクロコマンドを選
択する。このような自由な状態は、信号処理装置がプロ
セッサPを含んでいる場合に有用となり得るものであ
り、待ち時間の観点からのプロセッサPの制限と集合的
なメモリSDRAMに対するアクセスのレベルでの通過
帯域とは比較すれば中程度となっている。このようにし
て、このプロセッサPが充分なアクセスを得ていないこ
とを避けるために、自由な状態が導入され得るものであ
る。前記集合的なメモリSDRAMにアクセスするため
に、プロセッサPはこれらの自由な状態をうまく利用し
ている。
【0030】図7は、アクセスインターフェースSIF
の一例を示している。アクセスインターフェースSIF
は、マクロコマンドバッファメモリFIFO_MCと、
カラム発生器CAGUと、コマンド発生器CGUと、制
御信号発生器IF_SDRAMと、データバッファメモ
リIF_Dと、を備えている。アクセスインターフェー
スSIFの一般的な動作は、以下のようになっている。
マクロコマンドバッファメモリFIFO_MCは、アー
ビタARBからのマクロコマンドを受け入れている。こ
のメモリは、これらのマクロコマンドを一時的に格納し
て、それらが到着した順序にしたがってこれらのマクロ
コマンドをカラム発生器CAGUに送信する。マクロコ
マンドバッファメモリFIFO_MCが一杯になってそ
のために新たなマクロコマンドを受け入れることができ
なくなった場合には、このメモリはこのことをアービタ
ARBに報告する。アクセスインターフェースSIFか
ら供給されると共にこの「FIFOが一杯である」こと
を表示するこの信号の結果として、アービタARBは、
マクロコマンドバッファメモリFIFO_MCが新たな
マクロコマンドを受け入れることができることを報告す
る瞬間まで、連続的に選択されたマクロコマンドの転送
を順延する。事実、アクセスインターフェースSIFか
らのこの「FIFOが一杯である」信号は、特定の回に
おけるアービタARBを「フリーズ(凍結)」させる。
【0031】カラム発生器CAGUは、先行するマクロ
コマンドにしたがったメモリアクス動作の実行が完了し
たときに、マクロコマンドバッファメモリFIFO_M
Cからの新たなマクロコマンドを要求する。もっとはっ
きりといえば、コマンド発生器CGUと結合したカラム
発生器CAGUが、マクロコマンドを連続するアドレス
へと翻訳する。集合的なメモリSDARAMのアドレス
は、集合的なメモリSDRAMのバンクの数、列(ロ
ー)の数および行(カラム)の数によって定義される。
既に説明したように、マクロコマンドがインターフェー
スメモリSRAMの単一の列へのアクセスに関連してお
り、マクロコマンドは前記アクセスが単一のバンク内で
行なわれていることを自動的に意味している。それゆえ
に、カラム発生器CAGUが、マクロコマンドにしたが
った連続するアドレスを定義するためのマクロコマンド
に基づいて、連続するカラムを発生させることは満足で
きることである。カラム発生器CAGUの実現は、例え
ば幾つかのカウンタと幾つかの論理回路とを備えるよう
にしても良い。このような実現において、マクロコマン
ドの内容はカウンタをプログラムするために役立ってい
る。
【0032】コマンド発生器CGUは、集合的なメモリ
SDRAMの異なる行(カラム)の数を連続的に受け入
れる。コマンド発生器CGUは、さらにマクロコマンド
バッファメモリFIFO_MCから、マクロコマンドに
より定義されたアドレスのバンク数と列(ロー)数を受
け入れる。この情報は、それぞれのコマンドが単一のア
ドレスを定義すると共に集合的なメモリSDRAMへの
アクセスのための連続するアドレスをカラム発生器CA
GUに定義させている。さらに、コマンド発生器CGU
は、集合的なメモリSDRAMを訂正状態に設定するの
に必要なコマンドを発生させ、これによりアクセス動作
をマクロコマンドによって定義するようにしている。こ
れらのコマンドは、例えば予め負荷をかけておくことや
活性化のように、集合的なメモリSDRAMのための適
切なプロセスに関連するものである。さらに、コマンド
発生器CGUは、集合的なメモリSDRAMが規則正し
い間隔でリフレッシュされると共にこれらのリフレッシ
ュ動作を実行させるのに必要なコマンドを生成すること
を保証している。
【0033】制御信号発生器IF_SDARMは、コマ
ンド発生器CGUから受け入れられたコマンドに基づい
て、制御信号を生成する。例えば、制御信号発生器IF
_SDRAMが、頭文字RAS,CASにより引用され
る信号を生成する。この制御信号発生器IF_SDRA
Mは、連続する制御信号において、集合的なメモリSD
RAM用のある特定の待ち時間が監視されることを保証
する。これらの待ち時間は、用いられる集合的なメモリ
SDRAMのタイプに依存して変化するようにしても良
い。したがって、制御信号発生器IF_SDRAMは、
用いられる集合的なメモリSDRAMのタイプに対して
特定のものである。もしも、他のタイプの集合的なメモ
リSDRAMが用いられるべきならば、制御信号発生器
IF_SDRAMを変形、すなわち再プログラムするこ
とで充分である。原理的には、アクセスインターフェー
スの他の構成要素については如何なる変形をも求めるこ
とはない。
【0034】データバッファメモリIF_Dは、読み出
しの場合には、集合的なメモリSDRAMから図4に示
されるバッファメモリに対してデータを転送し、書き込
みの場合には、バッファメモリBUFから集合的なメモ
リSDRAMに対してデータを転送するために役立って
いる。この目的のために、データバッファメモリIF_
Dは、集合的なメモリSDRAMから供給されるデータ
(読み出し時)または集合的なメモリSDRAMへ供給
するデータ(書き込み時)に同期している。さらに、デ
ータバッファメモリIF_Dは、単位深さを有するFI
FOを形成している。このことは、もしも所定のクロッ
クパルスが集合的なメモリSDRAMから読み出される
べきデータの原因となっているならば、このデータが次
のクロックパルスにおいてバッファメモリ装置BUFへ
と転送されるであろうことを意味している。書き込みの
場合には、反転した他の方法となる。
【0035】図8は、図4に示されたメモリインターフ
ェースINTの部分を形成するバッファメモリ装置BU
Fの一例を示している。このバッファメモリ装置BUF
は、書き込みバッファメモリ装置BUFWと同様の読み
出しバッファメモリ装置BUFRと、承認信号バッファ
メモリFIFO_ACKとを備えている。読み出しバッ
ファメモリ装置BUFRと書き込みバッファメモリ装置
BUFWとは、図1に示されているように、アクセスイ
ンターフェースSIFおよび集合的なバスBMを介して
集合的なメモリSDRAMに接続されている。読み出し
バッファメモリ装置BUFRは、それぞれプライベート
読み出しバスBBR1,BBR2およびBBR3を介し
てユニットB1,B2およびB3にそれぞれ接続されて
いる。書き込みバッファメモリ装置BUFWは、それぞ
れプライベート読み出しバスBBW1,BBW2および
BBW3を介してユニットB1,B2およびB3にそれ
ぞれ接続されている。承認信号バッファメモリFIFO
_ACKは、アービタARBに接続されている。
【0036】バッファメモリ装置BUFの一般的な動作
は以下の通りである。読み出しバッファメモリ装置BU
FRは、書き込みバッファメモリ装置BUFWが異なる
ユニットBから受け入れられると共に集合的なメモリS
DRAM内に書き込まれるべきデータを格納しているの
に対して、集合的なメモリSDRAMから受け入れられ
たデータを一時的に格納している。承認信号バッファメ
モリFIFO_ACKは、アービタARBより供給され
た承認信号を受け入れる。このような信号は、アービタ
ARBがアクセスインターフェースSIFに対してマイ
クロコマンドの供給を完了したことを表示するものであ
る。
【0037】承認信号バッファメモリFIFO_ACK
は、図7に示されるアクセスインターフェースSIFの
マクロコマンドバッファメモリFIFO_MCと同じ程
度の深さを有するものである。したがって、マクロコマ
ンドがマクロコマンドバッファメモリFIFO_MCに
到達し、その結果としてマクロコマンドにしたがったメ
モリアクセスが行なわれたときに、このマクロコマンド
に対応する承認信号が承認信号バッファメモリFIFO
_ACKに到達している。この信号は、関連するアクセ
ス動作が読み出しアクセスであるのか書き込みアクセス
であるのかを表示している。前者(読み出し)の場合に
は、読み出しバッファメモリ装置BUFRが集合的なメ
モリSDRAMからのデータを受け入れるように活性化
され、これに対して、後者(書き込み)の場合には、書
き込みバッファメモリ装置BUFWが集合的なメモリS
DRAMへデータを送出するように活性化される。さら
に承認信号バッファメモリFIFO_ACKより供給さ
れる承認信号は、マクロコマンドにより定義されるアク
セス動作の中に含まれているデータの数をも表示してい
る。この表示は、読み出しまたは書き込みのそれぞれの
場合において、「データをどこに格納してどこからデー
タを取ってくるのか?」に関する内部管理のために、バ
ッファメモリ装置BUFにより用いられている。
【0038】図9は、読み出しバッファメモリ装置BU
FRの一例を示している。この読み出しバッファメモリ
装置BUFRは、入力バッファメモリIBと、インター
フェースメモリSRAMと、複数の出力バッファメモリ
OBを含む配置と、複数の制御回路CONの配置と、イ
ンターフェースメモリアクセスアービタARBBRとを
備えている。入力バッファメモリIBは、図4に既に示
したアクセスインターフェースSIFを介して集合的な
メモリSDRAMに接続されている。前記出力バッファ
メモリOB1,OB2およびOB3は、図2および図3
に示されている構成要素としてのプライベート読み出し
バスBBR1,BBR2およびBBR3をそれぞれ介し
てプロセッサP1,P2およびP3委接続されている。
制御回路CON1,CON2およびCON3はそれぞ
れ、マクロコマンドアドレス処理回路AGB1,マクロ
コマンドアドレス処理回路AGB2およびマクロコマン
ドアドレス処理回路AGB3に接続され、また同様にア
クセスインターフェースSIFにも接続されている。
【0039】読み出しバッファメモリ装置BUFRは、
以下のように動作する。集合的なメモリSDRAMより
受け入れられたデータは、Nを整数とした場合にNビッ
トの幅を有し、周波数Fで到着するインターフェースメ
モリSRAMは、アドレスが2Nビットを含むことが可
能であることを意味する2Nビットの幅を有し、周波数
Fで動作している。入力バッファメモリIBは、集合的
なメモリSDRAMより供給された2つの連続するデー
タを複数ペア形成し、これらのペアをインターフェース
メモリSRAM内にロードさせる(負荷として与え
る)。1つのペアを作成するのには2つのクロックサイ
クルを必要とする。集合的なメモリSDRAMから受け
入れられた連続するデータの全てがペアにされ得るもの
と仮定されるときに、インターフェースメモリSRAM
への書き込みアクセスは、それぞれの2クロックサイク
ルで行なわれるであろう。このようにして、2つのアク
セス動作間における1クロックサイクルは、集合的なメ
モリSDRAMから読み出され他データをユニットBに
転送するために、この読み出しのためにインターフェー
スメモリSRAMにアクセスするのに役立っている。こ
のように、原理的には、インターフェースメモリSRA
Mに対する書き込みアクセスおよび読み出しアクセス
は、交互に次から次へと行なわれることが可能である。
インターフェースメモリSRAMに対するアクセスは、
より詳細に後述される。
【0040】実際問題として、インターフェースメモリ
SRAMは、3つの区域(ゾーン)Z1,Z2およびZ
3に分割されている。区域Z1,Z2およびZ3は、そ
れぞれプロセッサP1,P2およびP3用に予定された
データを含んでいる。集合的なメモリSDRAMからの
データが、連続するマクロコマンドがもたらされるとこ
ろのプロセッサPに依存する入力バッファIBを介して
区域Z1,Z2およびZ3に書き込まれる。区域Z1,
Z2およびZ3内に存在しているデータは、略々規則的
な方法で、かつ、略々固定された方式にしたがって、出
力バッファメモリOB1,OB2およびOB3にそれぞ
れ転送されている。実際の出力バッファメモリは、デー
タを複数の部分に分割して、関連するデータをそれぞれ
のプロセッサPに次々と供給する。例えば、出力バッフ
ァメモリOBは、16ビットデータを4ビットパートに
分割することができる。このようにして、16ビットバ
スを必要とする単一のクロックサイクルでデータを転送
する代わりに、たった4ビットのバスのみを必要とする
4クロックサイクルで、かつ、パートにより次々とデー
タが転送されることになる。
【0041】制御回路CON1,CON2およびCON
3は、区域Z1,Z2およびZ3をそれぞれ制御してい
る。この目的のために、各制御回路CONは、パラメー
タのグループを制御している。これらのパラメータは、
書き込みポインタ、読み出しポインタおよび区域占有値
を含んでいる。書き込みポインタは、集合的メモリSD
RAMからのデータが書き込まれるべきアドレスを定義
する。読み出しポインタは、関連する出力バッファメモ
リOBへと転送されるべきデータのアドレスを定義す
る。区域占有値は、集合的なメモリSDRAMから受信
されたデータの格納のために依然として有用であるアド
レスの数を表示している。制御回路COB1,CON2
およびCON3は、また、出力バッファメモリOB1,
OB2およびOB3を制御する。この目的のために、各
制御回路CONは、対応する出力バッファメモリOBの
占有状態を表現するパラメータをも制御している。
【0042】制御回路CONによって実行された制御プ
ロセスについて、集合的なメモリSDRAMが図5に示
されるようにアクセスされるものと仮定して、説明す
る。ステップS5において、マクロコマンドアドレス処
理回路AGBは、バッファメモリ装置BUFに対するマ
クロコマンドを出力している。このマクロコマンドはマ
クロコマンドがもたらされるプロセッサPに対応して制
御回路CONにより処理されている。この制御回路CO
Nは、マクロコマンドにより定義されるデータの数を占
有値と比較する。このようにして、制御回路CONは、
関連する区域Zに所望のデータを格納するための充分な
空きがあるか否かを確認する。もしも充分な空きがあれ
ば、制御回路CONは、マクロコマンドアドレス処理回
路AGBに対して空きのあることを報告し、さらに、占
有パラメータを更新する。このことは、それが依然とし
て行なわれるべきものである間に、それに関連する区域
に既に格納されているデータであるものと見なすと言う
ことを意味している。それゆえに、占有パラメータの更
新は、関連する区域への予約として考えても良い。
【0043】図5に示されたステップS12の間に発生
することについて説明する。このステップS12は、関
連するマクロコマンドにしたがって行なわれる集合的な
メモリSDRAMの読み出しを表している。既に説明し
たように、アクセスインターフェースSIFがマクロコ
マンドの処理を開始し、これにより読み出しが開始され
るその瞬間に、関連するマクロコマンドにより協働され
る承認信号が図7に示される承認信号バッファメモリF
IFO_ACKに到達する。この承認信号は、アクセス
が書き込み動作であり、さらにこの信号がマクロコマン
ドをせき止めているプロセッサPを特定していることを
示している。このように、このプロセッサPに対応する
制御回路CONは、集合的なメモリSDRAM内にデー
タが格納されているべきであるアドレスを提供すべきで
あることを知っている。さらに、制御回路CONは、そ
の表示が承認信号の一部を形成するマクロコマンドにし
たがったアクセス動作中に含まれている多数のデータの
表示を受け入れている。
【0044】集合的なメモリSDRAMからのデータの
ペアが関連する区域に書き込まれる各回ごとに、制御回
路CONは書き込みポインタを増分(インクリメント)
させている。さらに、制御回路は占有値を更新する。制
御回路はマクロコマンドによって定義されているように
集合的なメモリSDRAMへの読み出しアクセスが完了
するまで、そのような動作をし続けている。この制御回
路CONは、アクセス動作の中に含まれるデータの数に
助けられてアクセス動作の終了を検出し、この数は承認
信号によって表示されると共に、インターフェースメモ
リSRAM内に書き込まれたデータを計数することによ
って得られる。
【0045】所定の区域Zからのデータのペアの読み出
しの後に、この区域Zを制御する制御回路CONは、読
み出しポインタを増分させる。さらに、制御回路は占有
値を更新する。
【0046】インターフェースメモリアクセスアービタ
ARBBRは、インターフェースメモリSRAMに対す
るアクセスを制御する。異なるアクセスのタイプ:
(1)集合的なメモリSDRAMからのデータをインタ
ーフェースメモリSRAMに書き込むためのアクセスイ
ンターフェースSIFによるアクセス、(2)出力バッ
ファメモリOB1によるアクセス動作、(3)出力バッ
ファメモリOB2によるアクセス動作、(4)出力バッ
ファメモリOB3によるアクセス動作、がある。後の3
つ(2)(3)(4)のアクセス動作は、インターフェ
ースメモリSRAM内に含まれているデータをプロセッ
サP1,P2およびP3にそれぞれ転送するための役目
を果たしている。
【0047】インターフェースメモリSRAMへのアク
セスはどれも、インターフェースメモリアクセスアービ
タARBBRへ出力される要求に応答して行なわれてい
る。連続的な要求から、インターフェースメモリアクセ
スアービタARBBRは、最も高い優先度を有する要求
を選択している。書き込みアクセスは、最高の優先度を
有する(アクセスインターフェースSIFを介するアク
セス)を要求する。データの複数ペアが書き込まれたと
いう事実の結果として、上述したように、このような要
求が一般的に2クロックサイクル毎にたった1つ発生す
る。書き込み動作は、たった1つのクロックサイクルを
要求する。したがって、種々のプロセッサPへデータを
転送するために、読み出しモードにおけるインターフェ
ースメモリSRAMへアクセスするためには充分な機会
があるであろう。
【0048】所定の出力バッファメモリOBによる読み
出しアクセス要求は、出力バッファメモリOBとユニッ
トBとの間のプライベート読み出しバスBBRに依存し
て行なわれている。例えばこのバスのサイズがN/2ビ
ットであるものと仮定する。このことは、N/2ビット
の部分が、各クロックサイクル毎に出力バッファメモリ
OBからユニットBへと転送され得ることを意味してい
る。インターフェースメモリSRAMの読み出しは、デ
ータの複数のペアで行なわれる。1つのデータペアは、
2Nビットを備えている。それゆえに、4クロックサイ
クルがユニットBへ1つのデータペアを送出するために
必要とされている。1つのデータペアの転送は、読み出
しモードにおけるインターフェースメモリSRAMへの
アクセスのための要求を含んでいる。このように、この
実施例においては、出力バッファメモリOBは、4クロ
ックサイクル毎に1つのアクセス要求を送出することで
あろう。この実施例は、ユニットBへのバスのサイズが
種々の出力バッファメモリOBのアクセス要求の周波数
を指示している。プライベート読み出しバスBBRのサ
イズがもしもN/4ビットであるならば、8クロックサ
イクル毎にアクセス要求がなされるであろう。
【0049】以下の説明は、インターフェースメモリS
RAMへのアクセスのための仲裁の具体例に関する。プ
ライベート読み出しバスBBR1のサイズはN/2ビッ
トであり、プライベート読み出しバスBBR2のサイズ
およびプライベート読み出しバスBBR3のサイズはN
/4ビットであるものと仮定する。アクセスインターフ
ェースSIFのアクセス動作は、出力バッファメモリO
B1,OB2およびOB3のアクセス動作によって、優
先度の順序にしたがって引き続き行なわれる最高の優先
度を有している。最終的には、アクセスの全てのタイプ
(SIF,OB1,OB2,OB3)のための要求は、
第1のクロックサイクルと時を同じくして送出されてい
る。
【0050】サイクル1:アクセスインターフェースS
IF出力バッファメモリOB1,OB2,OB3;等の
全ての要求が同時に行なわれる。 サイクル2:最高度の優先度を有するインターフェース
アクセスSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している:出力バッファメモリOB1,OB2お
よびOB3はそれらの要求を維持する;未決の要求:出
力バッファメモリOB1,OB2およびOB3。 サイクル3:第2の最高の優先度を有する出力バッファ
メモリOB1がその要求の立ち上がりおよび立ち下がり
を有している;アクセスインターフェースSIFは新た
な要求を出力する;未決の要求:アクセスインターフェ
ースSIF、出力バッファメモリOB2およびOB3。 サイクル4:最高の優先度を有するアクセスインターフ
ェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下がり
を有している;出力バッファメモリOB2およびOB3
はそれらの要求を維持する;未決の要求:出力バッファ
メモリOB2およびOB3。 サイクル5:第3の最高の優先度を有する出力バッファ
メモリOB2がその要求の立ち上がりおよび立ち下がり
を有している;アクセスインターフェースSIFは新た
な要求を送出する;未決の要求:アクセスインターフェ
ースSIFおよび出力バッファメモリOB3。 サイクル6:最高の優先度を有するアクセスインターフ
ェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下がり
を有している;出力バッファメモリOB1がバッファ容
量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の要
求:アクセスインターフェースSIF,出力バッファメ
モリOB1およびOB3。 サイクル7:第2の最高の優先度を有する出力バッファ
メモリOB1がその要求の立ち上がりおよび立ち下がり
を有している;アクセスインターフェースSIFは新た
な要求を出力する;未決の要求:アクセスインターフェ
ースSIF、出力バッファメモリOB3。 サイクル8:最高の優先度を有するアクセスインターフ
ェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下がり
を有している;出力バッファメモリOB3はその要求を
維持する;未決の要求:出力バッファメモリOB3。 サイクル9:第4の最高の優先度を有する出力バッファ
メモリOB3がその要求の立ち上がりおよび立ち下がり
を有している;アクセスインターフェースSIFは新た
な要求を送出する;未決の要求:アクセスインターフェ
ースSIF。 サイクル10:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB1がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB1。 サイクル11:第2の最高の優先度を有する出力バッフ
ァメモリOB1がその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;アクセスインターフェースSIFは新
たな要求を出力する;未決の要求:アクセスインターフ
ェースSIF。 サイクル12:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB2がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB2。 サイクル13:第3の最高の優先度を有する出力バッフ
ァメモリOB2がその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;アクセスインターフェースSIFは新
たな要求を送出する;未決の要求:アクセスインターフ
ェースSIF。 サイクル14:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB1がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB1。 サイクル15:第2の最高の優先度を有する出力バッフ
ァメモリOB1がその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;アクセスインターフェースSIFは新
たな要求を出力する;未決の要求:アクセスインターフ
ェースSIF。 サイクル16:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB3がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB3。 サイクル17:第4の最高の優先度を有する出力バッフ
ァメモリOB3がその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;アクセスインターフェースSIFは新
たな要求を送出する;未決の要求:アクセスインターフ
ェースSIF。 サイクル18:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB1がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB1。 サイクル19:第2の最高の優先度を有する出力バッフ
ァメモリOB1がその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;アクセスインターフェースSIFは新
たな要求を出力する;未決の要求:アクセスインターフ
ェースSIF。 サイクル20:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB2がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB2。 サイクル21:第3の最高の優先度を有する出力バッフ
ァメモリOB2がその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;アクセスインターフェースSIFは新
たな要求を送出する;未決の要求:アクセスインターフ
ェースSIF。 サイクル22:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB1がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB1。 サイクル23:第2の最高の優先度を有する出力バッフ
ァメモリOB1がその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;アクセスインターフェースSIFは新
たな要求を出力する;未決の要求:アクセスインターフ
ェースSIF。 サイクル24:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB3がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB3。 サイクル25:第4の最高の優先度を有する出力バッフ
ァメモリOB3がその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;アクセスインターフェースSIFは新
たな要求を送出する;未決の要求:アクセスインターフ
ェースSIF。 サイクル26:最高の優先度を有するアクセスインター
フェースSIFがその要求の立ち上がりおよび立ち下が
りを有している;出力バッファメモリOB1がバッファ
容量より外へ走り出して、再び要求を送出する;未決の
要求:出力バッファメモリOB1;等。
【0051】上述したアクセス動作は、8サイクルの周
期性を有している。仲裁はあたかも8つの状態を有する
サイクルマシーンによって行なわれるかのようである。
このことは、実施例において、全てのユニットBが規則
的な方法によりそれらのデータを処理するものと仮定す
る事実に負っている。
【0052】さらに、アクセスインターフェースSIF
によるアクセスは2クロックサイクル毎に1つの規則性
をもって送出されているものと仮定する。実際には、こ
れらの仮定は、必ずしも正しくない。この理由として
は、サイクルマシーンの助けよりもむしろ仲裁および優
先度の順位の助けによってインターフェースメモリSR
AMへのアクセスを制御することが望ましい。アービタ
はインターフェースメモリSRAMへのアクセスに関し
て、ある特定の融通性の度合いを許容しており、したが
ってこのことは、データ転送に有用な帯域幅のより良い
実用化を許容している。
【0053】各2クロックサイクル毎のインターフェー
スメモリSRAMに対してたった1つのの書き込みアク
セス(=アクセスインターフェースSIFによるアクセ
ス)があることにしたがった規則に対する例外としての
一例に対低下に説明する。この例外は、偶数のデータを
含むなくロブロックに応答して集合的なメモリSDRA
Mへのアクセスの場合に発生する。最後のデータ要素を
除いてこのアクセスに含まれるデータの全ては、パート
ナーを有しており、これによりインターフェースメモリ
SRAMに書き込まれるべきペアを形成している。最後
のデータ要素は単独である。このデータ要素は他のアク
セス動作の第1のデータ要素であるのでペアを形成する
次のデータ要素を使用することは不可能であり、それゆ
えに他のプロセッサPのために意図されるものである。
その結果、他のアクセス動作におけるこの第1のデータ
要素は、インターフェースメモリSRAMの他の区域Z
に記憶されるべきである。このようにして、偶数のデー
タ要素を含むアクセスの最後のデータ要素の入力バッフ
ァIBへの到着に基づいて、アクセス動作に含まれる最
後のデータペアの書き込み動作に続くクロックサイクル
におけるパートナーを伴うことなく、前記データはイン
ターフェースメモリSRAM内へとロードされる。した
がって、1つのクロックサイクルを壊すことなく次から
次へと2つの書き込みアクセス動作が起こるであろう
し、一方では2つの書き込みアクセス動作の間に1つの
読み出し動作を許容することにもなるであろう。
【0054】図5および図9は、読み出しモードにおけ
るメモリインターフェースの動作に関するものである。
書き込みモードにおける動作は、読み出しモードのそれ
に略々対応している。このことは、上述したように、書
き込みバッファメモリ装置BUFWが読み出しバッファ
メモリ装置BUFRと同一のものであることを意味して
いる。このように、書き込みバッファメモリ装置BUF
Wは、複数の区域に分割され、各々の区域が異なるユニ
ットBと協働するインターフェースメモリを備えてい
る。ユニットBは、集合的なメモリに書き込むべきデー
タがどこに記憶されているべきかを示すマクロコマンド
の前後に、このデータを供給する。事実、ある区域は、
この区域に対応するユニットBが集合的なメモリ内に格
納されるべきデータを供給すると直ちに充満されること
になる。この充満は、例えば、その区域がデータにより
完全に満たされるまで続けられても良い。この場合、こ
のメモリインターフェースINTは、もはや新たなデー
タを格納するための空きが全くなくなっている関連する
ユニットBを表示することになるであろう。このこと
は、関連する区域内での空きが利用できるようになった
時点までユニットBへの新たなデータの供給が停止され
ることになるであろう。区域Zから集合的メモリへのデ
ータの転送は、利用可能となった空きに対して行なわれ
る。このようなダンプ(大量のデータ転送)は、マクロ
コマンドがアービタARBにより受け入れられると直ぐ
に発生し得るものであり、アクセスインターフェースS
IFにより処理されている。マクロコマンドは関連する
ユニットBがデータを供給してしまう前に出力されてい
るということも前記と同様に可能である。如何なる場合
であっても、バッファメモリ装置BUFWが関連する区
域へのデータの適切な充填を表示していない限り、マク
ロコマンドはアービタARBに対して供給されないであ
ろう。
【0055】図10は、[課題を解決するための手段]
の項目において概要を説明したような本発明の基本的か
つ特徴的な構成を表示している。プロセッサPは、論理
要求LRQを生成する。この論理要求LRQは、データ
FRPのグループに共通する少なくとも1つの特徴CA
Rを定義している。アドレス処理回路AGAは、前記論
理要求LRQに基づいて物理要求PRQを生成する。こ
の物理要求PRQはデータGRPのグループに関連する
メモリMEMのアドレスAを定義している。メモリイン
ターフェースINTは、前記写り要求PRQに応答して
メモリMEMとプロセッサPとの間の前記データGRP
のグループの転送TRNSFRを行なっている。
【0056】図10に示されたこの特徴は、例えば、画
像処理装置において用いられても良い。この場合、論理
要求LRQは、例えば、輝度画素のラインを定義するよ
うにしても良い。このような要求は、例えば、表示のた
めの処理動作を実行するためのプロセッサにより行なわ
れ得るものである。論理要求は、それが供給されてくる
プロセッサに対して一般的には適用されることになる。
しかしながら、例えばライン数や輝度または色度(クロ
ミナンス)等の画素のタイプとしての、例えばパラメー
タの変換のためのプロトコルを標準化することも可能で
ある。アドレス処理回路AGAは、格納パラメータ、メ
モリの種類、データの格納が開始される1つまたはそれ
以上のアドレスを格納するためのタスクを一般的に有し
ている。この格納は、中央処理装置(CPU―Central
Processing Unit ―)と協力して行なわれても良い。
【0057】上述した図面やこれに対応する説明は、こ
の発明を限定するものでなく、むしろ例示的に説明する
ものである。この出願に含まれる特許請求の範囲による
限定範囲で多数の選択的な適用例があることは明らかで
ある。結論としては、この関連から幾つかの説明がなさ
れる。機能的な構成要素または機能が、多数の異なる方
法の中で位置づけられ得るものである。これに関連し
て、添付された図面は高度に略式化されたものであり、
各図面はこの発明の単純な実施形態を単に表現している
だけのものである。このように、図面は異なる機能的な
構成要素を分割されたブロックとして示すものであるに
も拘わらず、「備える(to comprise)」という動詞の
使用は、それらが請求項で定義されている以上の構成要
素またはステップの存在を排除するものではない。構成
要素やステップに先行する不定冠詞の「a」は、これら
の構成要素やステップの存在を排除するものではない。
【0058】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明に係
る信号処理装置によれば、メモリと協働するデータ処理
用の装置の設計を容易にすることができ、原理的には、
所望のメモリのために最適な制御信号を、内部アドレス
に基づいて、生成することができるメモリインタフェー
スを設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号処理装置を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の装置のメモリインターフェースの動作を
示す説明図である。
【図3】図1の装置における信号処理ユニットを示すブ
ロック図である。
【図4】図1の装置におけるメモリインターフェースを
示すブロック図である。
【図5】ユニットによるリードアクセスを示す説明図で
ある。
【図6】集合的メモリに対するアクセスの仲裁をそれぞ
れ(a)(b)に示す説明図である。
【図7】前記メモリインターフェースにおけるアクセス
インタフェースを示すブロック図である。
【図8】前記メモリインターフェースにおけるバッファ
メモリ装置を示すブロック図である。
【図9】リードバッファメモリ装置を示すブロック図で
ある。
【図10】請求項1により定義された本発明の基本的か
つ特徴的な構成要素を示すブロック図である。
【符号の説明】
MEM メモリ P プロセッサ LRQ 論理要求 CAR 特徴 GRP データグループ AGA アドレス処理回路 PRQ 物理要求 A アドレス INT メモリインターフェース TRNSFR 転送
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 ティエリー、ヌーベ フランス国カーン、リュ、ルロワ、12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ群に共通する少なくとも1つの特徴
    を定義する論理要求を生成するために設けられたプロセ
    ッサと、 前記論理要求に基づいて、前記データ群に関連するメモ
    リのアドレスを定義する物理要求を生成するアドレス処
    理回路と、 前記物理要求に基づいて、前記メモリと前記プロセッサ
    との間の前記データ群の転送を達成するメモリインター
    フェースと、 を備えることを特徴とするメモリ協働型データ処理装
    置。
  2. 【請求項2】複数のプロセッサと複数のアドレス処理回
    路とを備えると共に、前記メモリインターフェースは、 前記物理要求に基づいて、個々のマクロコマンドが関連
    データ群に関係する前記メモリの一部とこの一部のアド
    レスとを特定する複数のマクロコマンドを生成する付加
    的アドレス処理回路と、 個々のプロセッサにより支援される複数のマクロコマン
    ドを受け入れると共に仲裁スキームにしたがって前記複
    数のマクロコマンドの1つ1つを選択するアービタと、 前記アービタにより選択された順序で前記複数のマクロ
    コマンドを処理して、その処理されたマクロコマンドに
    より前記メモリの一部とそのアドレスが特定されるよう
    にアクセスを確立するアクセスインターフェースと、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のメモリ協働
    型データ処理装置。
JP2000257151A 1999-08-31 2000-08-28 メモリ協働型データ処理装置 Withdrawn JP2001109656A (ja)

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