JP2002276855A - 車両の止め具 - Google Patents

車両の止め具

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JP2002276855A
JP2002276855A JP2001073628A JP2001073628A JP2002276855A JP 2002276855 A JP2002276855 A JP 2002276855A JP 2001073628 A JP2001073628 A JP 2001073628A JP 2001073628 A JP2001073628 A JP 2001073628A JP 2002276855 A JP2002276855 A JP 2002276855A
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Toru Toba
徹 鳥羽
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、サイドレール等の被取付部材に配
されるパイプを保持する車両の止め具に関し、板厚や取
付孔の径等が相違する多種類の被取付部材または径の異
なる多種類のパイプにも、種類を増やさずに対応するこ
とができる車両の止め具を提供することを目的とする。 【解決手段】 形状が異なる複数の係止爪と、パイプを
保持し、前記複数の係止爪のうちの1つが係着される係
止部を有するクリップ本体とを備えているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドレール等の
被取付部材に配されるパイプを保持する車両の止め具に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両のサイドレールやブラケット等の被
取付部材には、例えばクリップの如き止め具を介してブ
レーキパイプやエアーパイプ等のパイプが取り付けられ
る。
【0003】この止め具について図12,図13により
説明する。図において、止め具101は、サイドレール
102の側面部102Aの円形の取付孔103に係着さ
れる。止め具101は、クリップ本体104と、クリッ
プ本体104に一体の係止爪105とで構成されてい
る。
【0004】クリップ本体104は2つのサブクリップ
本体106,107で構成されている。サブクリップ本
体106は、一対の挟持片108A,108Bでパイプ
K1を保持する保持部108を備えている。サブクリッ
プ本体107は、一対の挟持片109A,109Bでパ
イプK2を保持する保持部109を備えている。
【0005】係止爪105の一側は、頭部110と、こ
の頭部110に連続する脚部111とで構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の止め
具101にあっては、以下の問題点があった。
【0007】サイドレール102は、車両の仕様に応じ
て板厚や取付孔の形状が相違する多種類のものがある。
かかる多種類のサイドレール102に対応して、止め具
101をサイドレール102に取り付けようとする場
合、止め具101は、その係止爪105もそれに合致す
べき形状のものが必要になり、多種類になる。また、パ
イプK1,K2にはブレーキパイプやエアーパイプ等が
あり、車両の仕様に応じて径の異なっているものが使用
され、多種類になる。止め具101はパイプK1,K2
の径が異なる毎に、サブクリップ本体106,107の
大きさの異なるものが必要になる。そのため、止め具1
01は、大きさの異なるサブクリップ本体106,10
7と、形状の異なる係止爪105とを組み合わせた多種
類のものを準備する必要がある。
【0008】ここで、止め具101は、1つの係止爪1
05に対して2つのサブクリップ本体106,107だ
けしか対応できない固定構造になっているため、多種類
の取付孔のあるサイドレール102または径の異なる多
種類のパイプK1,K2に対応することができない。ま
た、形状の異なる多種類の止め具101を製作しようと
すると、その止め具101の数に対応してパイプ用金型
を製作する必要があり、止め具101のパイプ用金型の
数が多くなるという問題がある。
【0009】さらに、サイドレール102の厚さや取付
孔103の径が既存のものと異なる場合には、新たな止
め具101を準備する必要があり、簡単に対応すること
ができない。本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、板厚や取付孔の径等が相
違する多種類の被取付部材または径の異なる多種類のパ
イプにも、種類を増やさずに対応することができる車両
の止め具を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
形状が異なる複数の係止爪と、パイプを保持し、前記複
数の係止爪のうちの1つが係着される係止部を有するク
リップ本体とを備えていることを特徴とする。請求項2
に係る発明は、パイプを保持するとともに一側に係合部
を形成し他側に被係合部を形成した複数のクリップを、
隣接する前記クリップ同士の前記係合部と前記被係合部
とを係着させることにより直線状に連続させたことを特
徴とする。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2記載の車
両の止め具において、前記クリップは、形状が異なる複
数の係止爪と、前記複数の係止爪のうちの1つが係着さ
れる係止部を有するクリップ本体とを備えていることを
特徴とする。請求項4に係る発明は、請求項2記載の車
両の止め具において、前記クリップは、係止部を有する
クリップ本体と、前記クリップ本体の前記係止部に係着
可能な係止爪とを備えていることを特徴とする。
【0012】(作用)請求項1記載の発明においては、
形状の異なる複数の係止爪を準備し、複数の係止爪のう
ちから、被取付部材の形状(例えば板厚,取付孔の径)
に合致するものが選択される。その選択された係止爪が
クリップ本体の係止部に係着されるので、1つのクリッ
プ本体と複数の係止爪とを準備することにより、被取付
部材の形状(例えば板厚,取付孔の径)に合致する複数
のクリップを準備したのと同じになる。
【0013】請求項2記載の発明においては、パイプの
数に応じて連続するクリップの組合せが作られ、1つの
止め具に複数のパイプが保持される。請求項3記載の発
明においては、請求項1及び請求項2記載の発明と同様
の作用が生じる。そして、パイプの数と、複数の異なる
被取付部材の形状(例えば板厚,取付孔の径)との組合
せを作ることにより、種類の異なる複数の止め具を準備
したのと同じになる。
【0014】請求項4記載の発明においては、係止爪は
クリップ本体の係止部に係着可能になっているので、複
数のクリップ本体のうちの少なくとも1つ以上のクリッ
プ本体に係止爪を係着し、残りのクリップ本体に係止爪
を着けないようにすることができる。この場合、例え
ば、被取付部材の取付孔の位置に合わせて、クリップの
係止爪の取付位置を選択することにより、クリップを被
取付部材の任意の位置に配置できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1ないし図8は、請求項1な
いし請求項4の発明に係わる車両の止め具の一実施形態
を示す。先ず、図1ないし図5により、止め具のエレメ
ントであるクリップを説明する。
【0016】図において、クリップ1を取り付けるため
の被取付部材としてサイドレール2を挙げて説明する。
サイドレール2の側面部2Aには円形の取付孔3が穿設
されている。この取付孔3にクリップ1が取り付けられ
る。クリップ1は、クリップ本体4と形状が異なる複数
の係止爪5(1個のみ図示)とで構成されている。
【0017】先ず、クリップ本体4について以下に説明
する。クリップ本体4は例えばブレーキパイプ,エアー
配管等のパイプP0を保持するものである。クリップ本
体4は、底板部6と、底板部6から立ち上がって対向す
る一対の板状の立上り部7,8と、一対の立上り部7,
8にそれぞれ連続して対向する一対の挟持片9,10
と、底板部6の裏側に設けられた係止部11と、一方の
立上り部7に形成された係合部12(クリップ本体4の
一側に相当する)と、他方の立上り部8に形成された被
係合部13(クリップ本体4の他側に相当する)とを備
えている。
【0018】挟持片9は、2枚の板片9B,9Cからな
り、板片9B,9Cは係合部12の両側に位置し、パイ
プP0の長手方向に沿って並んでいる。また、底板部6
には一対の挟持片9,10に対向して一対の凸部6A,
6Bが設けられている。一対の挟持片9,10は、断面
逆ハ字形状になっている。一対の挟持片9,10の先端
9D,10Dと底板部6の凸部6A,6BとでパイプP
0を把持する保持部H0が形成されている。パイプP0
は保持部H0から抜け出ないようになっている。
【0019】係止部11は、パイプP0の長手方向に直
交し対向する2枚のL字片14A,14Aからなるガイ
ド部14と、ガイド部14内に配置され底板部6の裏面
から突起した突起部15とを備えている。突起部15
は、傾斜面15Aと、傾斜面15Aに連続して底板部6
の裏面から立ち上がったストッパ15Bとを備えてい
る。係合部12は、一方の立上り部7に立上げ方向(図
3の上下方向)に沿って切り欠いて形成されている。
【0020】また、被係合部13は、断面T字形状のス
ライド片であり、他方の立上り部8に立上げ方向に沿っ
て突出して設けられている。被係合部13は、隣接する
クリップ1(図示せず)の係合部12に係着する形状で
ある。次に、係止爪5について説明する。係止爪5は、
板状のスライド片16(係止爪5の一側に相当する)
と、スライド片16に連続する脚部17と、脚部17に
連続し先端が尖った3角形状の頭部18(係止爪5の他
側に相当する)とで構成されている。
【0021】そして、前記係止爪5の一側であるスライ
ド片16は前記ガイド部14内に嵌挿されている。スラ
イド片16は突起部15のストッパ作用によりガイド部
14の間に係着されている。このようにして、係止爪5
の一側はクリップ本体4の係止部11に係着されてい
る。ここで、形状が異なる複数の係止爪5の中から、1
つの係止爪5が選択される。すなわち、係止爪5は、そ
の脚部17の長さが相違したものを準備することによ
り、サイドレール2の板厚の相違に対応される。また、
係止爪5は、その3角形状状の頭部18の大きさの相違
したものを準備することにより、サイドレール2の取付
孔3の径の相違に対応される。
【0022】そして、係止爪5の他側はサイドレール2
の取付孔3に係着されている。上述の構造の複数のクリ
ップ1を連続させて止め具が構成されている。図6ない
し図8により、止め具について説明する。
【0023】図6は、サイドレール2にパイプP1,P
2,P3,P4を配置した側面図である。図において、
サイドレール2には止め具T1,T2,T3,T4が図
の左側から順番に装着されている。止め具T1はクリッ
プ1A,1B,1C,1Dを連続させて構成されてい
る。止め具T2はクリップ1B,1C,1Dを連続させ
て構成されている。
【0024】止め具T3はクリップ1C,1Dを連続さ
せて構成されている。止め具T4はクリップ1Dで構成
されている。次に、止め具T1について説明する。図
7,図8に示すように、パイプP1,P2,P3,P4
は各クリップ1A,1B,1C,1Dにそれぞれ保持さ
れる。パイプP1,P2,P3,P4の外径寸法は異な
っている。すなわち、パイプP1の外径寸法はパイプP
2の外径寸法より小さく、パイプP2の外径寸法はパイ
プP3の外径寸法より小さく、パイプP3の外径寸法は
パイプP4の外径寸法より小さくなっている。
【0025】クリップ1A,1B,1C,1Dの構造
は、クリップ1の構造と同様であり、説明を省略する。
クリップ1A,1B,1C,1Dの相違点を説明する
と、クリップ1A,1B,1C,1Dのクリップ本体4
の幅Bは同一であるが、保持部H1,H2,H3,H4
の大きさは相違している。クリップ1Aの係合部12
に、隣接するクリップ1Bの被係合部13が係着するこ
とにより、隣接するクリップ1A,1Bは連続して一体
化されている。同様にして、隣接するクリップ1B,1
Cは連続して一体化され、隣接するクリップ1C,1D
は連続して一体化されている。このようにして、4つの
クリップ1A,1B,1C,1Dは、隣接するクリップ
同士の係合部12と被係合部13とを係着させることに
より直線状に連続され、一体化されている。
【0026】そして、係止爪5はクリップ本体4の係止
部11に係着可能になっているので、両端のクリップ1
A,1Dにおいては、各クリップ本体4,4に係止爪
5,5がそれぞれ係着されており、中間のクリップ1
B,1Cにおいては、クリップ本体4,4に係止爪5が
係着されていない。両端のクリップ1A,1Dの各係止
爪5,5はサイドレール2に係着されており、止め具T
は2つの係止爪5,5を介してサイドレール2に係着さ
れている。4つのパイプP1,P2,P3,P4を配置
するのに、2つのクリップ1A,1Dの各係止爪5,5
で足りる。
【0027】なお、止め具T2,T3は、止め具T1の
構造と同様であり、1または2の係止爪5を備えてお
り、説明を省略する。しかして、本実施の形態において
は、形状の異なる複数の係止爪5を準備し、複数の係止
爪5のうちから、サイドレール2の板厚,取付孔3の径
に合致する係止爪5が選択される。その選択された係止
爪5がクリップ本体4の係止部11に係着されるので、
1つのクリップ本体4と複数の係止爪5とを準備するこ
とにより、サイドレール2の板厚,取付孔3の取付孔の
形状に合致する複数のクリップ1を準備してその中から
一つを選択したことと同じになる。
【0028】また、止め具T1,T2,T3,T4は、
クリップ1の数,クリップ本体4の保持部H1,H2,
H3,H4を選択することにより、径の異なる複数のパ
イプP1,P2,P3,P4が保持される。以上の如き
構成によれば、次の効果を奏する。第1に、板厚,取付
孔の径が異なるサイドレール2に止め具T1,T2,T
3,T4を取り付ける場合、サイドレール2の板厚,取
付孔3の径に対応する複数のクリップを準備する必要が
なく、1つのクリップ本体4と複数の係止爪5とを準備
することにより、前記サイドレール2に対応することが
できる。
【0029】また、形状の異なる複数のクリップのため
の金型を製作する必要がないので、クリップ1の金型製
作工数を減らすことができる。第2に、径の異なるパイ
プP1,P2,P3,P4に応じてクリップ1A,1
B,1C,1Dの組合せを簡単に造り、径の異なる複数
のパイプP1,P2,P3,P4に対応することができ
る。
【0030】第3に、径の異なるパイプP1,P2,P
3,P4の組合せに対応でき、同時に板厚,取付孔3の
径が異なるサイドレール2にも対応できる。第4に、そ
れらの組合せを作ることにより、例えば新たな止め具を
準備することなく或いはサイドレール2に孔開け作業を
施すことなく、径の異なるパイプP1,P2,P3,P
4をサイドレール2上の車両設計の要求される位置に配
置させることができる。
【0031】以下、図7,図9,図10により、上述の
効果を詳しく説明する。図9は、クリップ1A,1B,
1C,1Dを連続させて構成された止め具T5を示す。
図において、クリップ1A,1B,1C,1Dの構造は
クリップ1の構造と同様であり、また、4つのクリップ
1A,1B,1C,1Dが連続して一体化されている構
造は図7,図8と同様であり、その説明を省略する。
【0032】係止爪5はクリップ本体4の係止部11に
係着可能になっているので、クリップ1A,1Cにおい
ては、各クリップ本体4,4に係止爪5,5がそれぞれ
係着されており、クリップ1B,1Dにおいては、クリ
ップ本体4,4に係止爪5が係着されていない。クリッ
プ1A,1Cの各係止爪5,5はサイドレール2に係着
されており、止め具Tは2つの係止爪5,5を介してサ
イドレール2に係着されている。4つのパイプP1,P
2,P3,P4を配置するのに、2つのクリップ1A,
1Cの各係止爪5,5で足りる。
【0033】かかる構成の止め具T5によれば、サイド
レール2に図7に示すような位置に取付孔3がなくて
も、クリップ1Aの係止爪5を利用することにより、サ
イドレール2の既存の取付孔を利用できる。これによ
り、新しい取付孔を開けずに済み、サイドレール2の強
度が下がることを回避できる。
【0034】図10は、クリップ1A,1B,1C,1
Dを連続させて構成された止め具T6を示す。図におい
て、クリップ1A,1B,1C,1Dの構造は、クリッ
プ1の構造と同様であり、また、4つのクリップ1A,
1B,1C,1Dが連続して一体化されている構造は、
図7,図8と同様であり、その説明を省略する。
【0035】係止爪5はクリップ本体4の係止部11に
係着可能になっているので、クリップ1Cにおいては、
クリップ本体4に係止爪5が係着されており、クリップ
1A,1B,1Dにおいては、クリップ本体4,4,4
に係止爪5が係着されていない。クリップ1Cの係止爪
5はサイドレール2に係着されており、止め具T6は1
つの係止爪5を介してサイドレール2に係着されてい
る。4つのパイプP1,P2,P3,P4を配置するの
に、1つのクリップ1Cの係止爪5で足りる。
【0036】かかる構成の止め具T6によれば、止め具
T5と同様の効果を奏する。そして、クリップ1A,1
B,1C,1Dの組み合わせにより、図6に示す止め具
T1,図9に示す止め具T5,図10に示す止め具T6
を構成することができる。これにより、サイドレール2
の取付孔3の位置に対応するように、止め具T5,T6
の位置を自由にずらしてパイプP1,P2,P3,P4
をレイアウト上の最適な位置にすることができる。すな
わち、サイドレール2に既存の取付孔がある場合、新た
にサイドレール2に取付孔を開けることなく、連続させ
るクリップの数或いはどのクリップに係止爪を装着して
おくかの選択により、サイドレール2の取付孔に合わせ
て、パイプP1,P2,P3,P4を設計上サイドレー
ル2の配置したい個所に位置されることができる。ちな
みに、図9においては、クリップ1Dをサイドレール2
の図面上の右側に配置させることができ、また、図10
においては、クリップ1Aをサイドレール2の図面上の
左側に配置させることができる。
【0037】また、サイドレール2にパイプ用として開
ける取付孔の数を少なくしてサイドレール2の強度を確
保することもできる。なお、本実施の形態においては、
被取付部材としてサイドレール2を例に挙げて説明して
いるが、これに限定されず、例えばブラケット或いは車
体のパネルに適用することもできる。
【0038】また、本実施の形態においては、クリップ
1を2個ないし4個連続させて止め具を構成した例につ
いて説明しているが、かかる数に限定されることはな
い。さらに、本実施形態においては、クリップ1A,1
B,1C,1Dのクリップ本体4の幅Bは同一である
が、クリップ1A,1B,1C,1Dのクリップ本体4
の幅Bを相違させることもできる。
【0039】そして、本実施の形態においては、被取付
部材の形状として板厚,取付孔の径が相違するものを例
に挙げて説明したが、被取付部材の形状としてこれに限
定されることなく、例えば被取付部材に形成される突起
物に適用することもできる。そして、また、本実施の形
態においては、係止爪は図2に示すものを例に挙げて説
明したが、図11に示す係止爪21にすることもでき
る。係止爪21について以下に説明する。
【0040】係止爪21は、円形係止部22(係止爪2
1の一側に相当する)と、円形係止部22に連続する脚
部23と、脚部23に連続し先端が尖った3角形状の頭
部24(係止爪5の他側に相当する)とで構成されてい
る。クリップ本体4には、孔部25からなる係止部が形
成されている。係止爪21の一側はクリップ本体4の係
止部に係着されるようになっている。
【0041】また、本実施の形態においては、パイプP
1,P2,P3,P4の大きさは異なっている場合を例
に挙げて説明したが、同一径のパイプを保持するように
複数のクリップの保持部の大きさを同一にすることもで
きる。加えて、本実施の形態においては、止め具は複数
のクリップで構成されている例について説明したが、止
め具を1つのクリップ1(図1ないし図5に示す)で形
成することもできる(請求項1に対応)。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、異なる形
状の被取付部材(例えば板厚,取付孔の径が異なる)に
止め具を取り付ける場合、1つのクリップ本体と複数の
係止爪とを準備することにより、被取付部材の形状に対
応する複数のクリップを準備することなく、前記被取付
部材に対応することができる。
【0043】また、形状の異なる複数のクリップのため
の金型を製作する必要がないので、クリップの金型製作
工数を減らすことができる。請求項2記載の発明によれ
ば、パイプの数に応じて連続するクリップの組合せを簡
単に作ることができる。請求項3記載の発明によれば、
複数のパイプの組合せに対応でき、同時に形状が異なる
被取付部材にも対応できる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、新たな止め
具を準備することなく或いは被取付部材に加工を施すこ
となく、径の異なるパイプを被取付部材上の車両設計の
要求される位置に配置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わるクリップの分解矢視図であ
る。
【図2】図1のクリップを反転して見た分解矢視図であ
る。
【図3】同クリップの正面図である。
【図4】同クリップの平面図である。
【図5】図4のX1−X1で切断した図である。
【図6】本実施形態に係わる止め具をサイドレールへ係
着した状態を示す図である。
【図7】図6のX2−X2で切断した図である。
【図8】図7のX3方向矢視図である。
【図9】止め具をサイドレールに係着した状態を示す断
面図である。
【図10】止め具をサイドレールに係着した状態を示す
断面図である。
【図11】係止爪の変形例を示す斜視図である。
【図12】従来における止め具をサイドレールに取り付
けた状態を示す断面図である。
【図13】図12の止め具の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 クリップ 1A クリップ 1B クリップ 1C クリップ 1D クリップ 4 クリップ本体 5 係止爪 12 係合部 13 被係合部 P1 パイプ P2 パイプ P3 パイプ P4 パイプ T1 止め具 T2 止め具 T3 止め具 T4 止め具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状が異なる複数の係止爪と、 パイプを保持し、前記複数の係止爪のうちの1つが係着
    される係止部を有するクリップ本体とを備えていること
    を特徴とする車両の止め具。
  2. 【請求項2】 パイプを保持するとともに一側に係合部
    を形成し他側に被係合部を形成した複数のクリップを、
    隣接する前記クリップ同士の前記係合部と前記被係合部
    とを係着させることにより直線状に連続させたことを特
    徴とする車両の止め具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両の止め具において、 前記クリップは、 形状が異なる複数の係止爪と、 前記複数の係止爪のうちの1つが係着される係止部を有
    するクリップ本体とを備えていることを特徴とする車両
    の止め具。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の車両の止め具において、 前記クリップは、 係止部を有するクリップ本体と、 前記クリップ本体の前記係止部に係着可能な係止爪とを
    備えていることを特徴とする車両の止め具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012026077A1 (ja) * 2010-08-27 2012-03-01 株式会社ニフコ クランプ
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