JP2002276781A - インヒビタースイッチの位置決め方法、位置決め構造 - Google Patents

インヒビタースイッチの位置決め方法、位置決め構造

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JP2002276781A JP2001075269A JP2001075269A JP2002276781A JP 2002276781 A JP2002276781 A JP 2002276781A JP 2001075269 A JP2001075269 A JP 2001075269A JP 2001075269 A JP2001075269 A JP 2001075269A JP 2002276781 A JP2002276781 A JP 2002276781A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H2057/0056Mounting parts arranged in special position or by special sequence, e.g. for keeping particular parts in his position during assembly
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インヒビタースイッチの自動変速機に対する
正確な位置決めを容易に行うことを可能とする。 【解決手段】 インヒビタースイッチ1を自動変速機に
固定する前にターミナルブロック3及びムービングブロ
ック7間に予め取り付けられ、ターミナルブロック3及
びムービングブロック7を自動変速機の特定の変速位置
を検出する相対的な回転位置で仮止めすると共に設定ト
ルクで破断する仮止め部材29を設け、仮止め部材29
によりムービングブロック7をターミナルブロック3に
対して仮止め状態とし、仮止め状態のムービングブロッ
ク7を特定の変速位置にあるマニュアルシャフトに嵌合
させた後、インヒビタースイッチ1を自動変速機に固定
し、その後、マニュアルシャフトを回転させて仮止め部
材29を破断させ、仮止め状態を解除することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インヒビタースイ
ッチに係り、その自動変速機への取り付けの位置決め方
法、位置決め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインヒビタースイッチの位置決め
方法、位置決め構造としては例えば、特開平8−749
78号公報に記載された図9,図10に示すようなもの
がある。図9はインヒビタースイッチの全体斜視図を示
し、図10は同断面図を示している。
【0003】図9,図10のように、インヒビタースイ
ッチ101はターミナルブロック103及びケース10
5とムービングブロック107とを備えている。前記タ
ーミナルブロック103は、複数の固定端子109を備
えている。ターミナルブロック103には、位置決め孔
113が設けられている。このターミナルブロック10
3には、前記ケース105が溶着などによって結合され
ている。ケース105には、締結固定用の長穴115が
設けられている。
【0004】前記ムービングブロック107は可動接点
111を備えている。このムービングブロック107
は、ターミナルブロック103及びケース105に回転
可能に支持されている。ムービングブロック107に
は、自動変速機のマニュアルシャフト117に嵌合する
嵌合穴119が設けられている。
【0005】このようなインヒビタースイッチ101
は、ムービングブロック107の嵌合穴119が自動変
速機のマニュアルシャフト117に嵌合され、長穴11
5に挿通された図示しないボルトを自動変速機のハウジ
ング側に締結することによって取り付けられる。このイ
ンヒビタースイッチ101の取り付けに際し、インヒビ
タースイッチ101の検出位置とマニュアルシャフト1
17の回転に応じた特定の変速位置とを正確に一致させ
るように調整する。この特定の変速位置は、例えば自動
変速機のニュートラル位置(N位置)となっている。
【0006】この調整に際しては、前記長穴115に締
結するボルトを緩めた状態で、インヒビタースイッチ1
01全体をマニュアルシャフト117に対し長穴115
の範囲で回動可能とする。位置合わせ治具119の二面
幅を有する孔119aを、前記マニュアルシャフト11
7先端の二面幅を有する嵌合部117aに嵌合させる。
次いで、インヒビタースイッチ111全体を回動させ、
位置合わせ治具119の位置決めピン119bを、前記
ターミナルブロック103の位置決め孔113に挿入す
る。この状態で2つの長穴115のボルトを締め込ん
で、インヒビタースイッチ101を自動変速機のハウジ
ングに固定する。
【0007】従って、位置決め治具119を用いた前記
のような取り付けによって、マニュアルシャフト117
のN位置に対し、ムービングブロック107及びターミ
ナルブロック103が全てN位置に正確に合わされ、マ
ニュアルシャフト117に対しインヒビタースイッチ1
01を正確に位置合わせした状態で、確実に固定するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなインヒビタースイッチの位置決め方法、位置決め
構造であると、インヒビタースイッチ101を自動変速
機に組み付ける段階において、位置合わせ治具119を
用いて位置合わせ調整する必要があり、インヒビタース
イッチ101の組付作業が煩雑になるという問題があっ
た。
【0009】本発明は、インヒビタースイッチを自動変
速機に組み付けるときには位置合わせ調整を必要とせ
ず、しかも正確な位置合わせ状態で組み付けることので
きるインヒビタースイッチの位置決め方法、位置決め構
造の提供を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、固定
接点を備えたターミナルブロック及びカバーからなるス
イッチハウジングと、自動変速機のマニュアルシャフト
に嵌合して取り付けられ可動接点を有して前記スイッチ
ハウジングに対し回転可能なムービングブロックとを備
え、前記自動変速機のハウジングに固定され該自動変速
機のマニュアルシャフトの回転に応じた前記固定接点及
び可動接点の相対的な回転位置関係により前記自動変速
機の変速位置を電気的に検出するインヒビタースイッチ
の位置決め方法において、前記インヒビタースイッチを
前記自動変速機に固定する前に、前記スイッチハウジン
グ及びムービングブロックを、設定トルクで破断する易
破断部を介して前記自動変速機の特定の変速位置を検出
する相対的な回転位置で予め仮止めし、該仮止め状態の
ムービングブロックを前記特定の変速位置にあるマニュ
アルシャフトに嵌合させた後、前記インヒビタースイッ
チを前記自動変速機に固定し、その後、前記マニュアル
シャフトを回転させて前記易破断部を破断させ、前記仮
止め状態を解除することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、固定接点を備えたター
ミナルブロック及びカバーからなるスイッチハウジング
と、自動変速機のマニュアルシャフトに嵌合して取り付
けられる嵌合穴及び可動接点を有して前記スイッチハウ
ジングに対し回転可能なムービングブロックとを備え、
前記自動変速機のハウジングに固定され該自動変速機の
マニュアルシャフトの回転に応じた前記固定接点及び可
動接点の相対的な回転位置関係により前記自動変速機の
変速位置を電気的に検出するインヒビタースイッチの位
置決め構造において、前記インヒビタースイッチを前記
自動変速機に固定する前に前記スイッチハウジング及び
ムービングブロック間に予め取り付けられ、該スイッチ
ハウジング及びムービングブロックを前記自動変速機の
特定の変速位置を検出する相対的な回転位置で仮止めす
ると共に設定トルクで破断する仮止め部材を設け、該仮
止め部材により前記ムービングブロックをスイッチハウ
ジングに対して仮止め状態とし、該仮止め状態のムービ
ングブロックを前記特定の変速位置にあるマニュアルシ
ャフトに嵌合させた後、前記インヒビタースイッチを前
記自動変速機に固定し、その後、前記マニュアルシャフ
トを回転させて前記仮止め部材を破断させ、前記仮止め
状態を解除することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明では、固定接点を備えたタ
ーミナルブロックと、自動変速機のマニュアルシャフト
に嵌合して取り付けられる嵌合穴及び可動接点を有して
前記ターミナルブロックに対し回転可能なムービングブ
ロックとを備え、前記自動変速機のハウジングに固定さ
れ該自動変速機のマニュアルシャフトの回転に応じた前
記固定接点及び可動接点の相対的な回転位置関係により
前記自動変速機の変速位置を電気的に検出するインヒビ
タースイッチの位置決め構造において、前記インヒビタ
ースイッチを前記自動変速機に固定する前に前記ターミ
ナルブロック及びムービングブロック間に予め取り付け
られ、該ターミナルブロック及びムービングブロックを
前記自動変速機の特定の変速位置を検出する相対的な回
転位置で仮止めすると共に設定トルクで破断する仮止め
部材を設け、該仮止め部材により前記ムービングブロッ
クをターミナルブロックに対して仮止め状態とし、該仮
止め状態のムービングブロックを前記特定の変速位置に
あるマニュアルシャフトに嵌合させた後、前記インヒビ
タースイッチを前記自動変速機に固定し、その後、前記
マニュアルシャフトを回転させて前記仮止め部材を破断
させ、前記仮止め状態を解除することを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項3記載のインヒ
ビタースイッチの位置決め構造であって、前記仮止め部
材は、樹脂で形成され、前記ターミナルブロック側に固
定される第1固定部と前記ムービングブロック側に固定
される第2固定部と該第1,第2固定部を連結する易破
断部とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項4記載のインヒ
ビタースイッチの位置決め構造であって、前記第1,第
2固定部は、前記ムービングブロックの嵌合穴と略同心
のリング状に形成され、前記易破断部は、前記第1,第
2固定部間で周方向に複数設けられたことを特徴とす
る。
【0015】請求項6の発明は請求項4又は5記載のイ
ンヒビタースイッチの位置決め構造であって、前記第1
固定部に、外側圧入部を設けると共に、前記第2固定部
に、内側圧入部を設け、前記ターミナルブロックに、前
記外側圧入部を圧入させる外側圧入収容部を設けると共
に、前記ムービングブロックに、前記内側圧入部を圧入
させる内側圧入収容部を設け、前記各圧入部の潰れ強度
を、前記易破断部の強度よりも大きく設定したことを特
徴とする。
【0016】請求項7の発明は、請求項6記載のインヒ
ビタースイッチの位置決め構造であって、前記ターミナ
ルブロックに、前記リング状の第1固定部の外周面に対
向する内向き周面を設けると共に、前記ムービングブロ
ックに、前記リング状の第2固定部の内周面に対向する
外向き周面を設け、前記内向き周面及び外向き周面間
に、前記第1、第2固定部を収容する収容凹部を設けた
ことを特徴とする。
【0017】請求項8の発明では、請求項6又は7記載
のインヒビタースイッチの位置決め構造であって、前記
第1固定部に、前記外側圧入部とは別に前記ターミナル
ブロック側に締結固定する外側締結部を設けると共に、
前記第2固定部に、前記内側圧入部とは別に前記ムービ
ングブロック側に締結固定する内側締結部を設け、前記
外側締結部を、前記ターミナルブロック側に熱加締めに
より締結固定すると共に、前記内側締結部を、前記ムー
ビングブロック側に熱加締めにより締結固定したことを
特徴とする。
【0018】請求項9の発明は、請求項7記載のインヒ
ビタースイッチの位置決め構造であって、前記外側圧入
収容部、内側圧入収容部、及び収容凹部は、前記ターミ
ナルブロック及びムービングブロックの外面に開口して
いることを特徴とする。
【0019】請求項10の発明は、請求項4〜9の何れ
かに記載のインヒビタースイッチの位置決め構造であっ
て、前記易破断部は、前記第1,第2固定部間で周方向
に不等間隔で複数設けられたことを特徴とする。
【0020】請求項11の発明は、請求項4〜11の何
れかに記載のインヒビタースイッチの位置決め構造であ
って、前記易破断部は、前記第1固定部及び第2固定部
の双方から相手側に向かって漸次細く形成され、その中
間に応力集中部を設けたことを特徴とする。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明では、固定接点を備えた
ターミナルブロック及びカバーからなるスイッチハウジ
ングと、自動変速機のマニュアルシャフトに嵌合して取
り付けられ可動接点を備えて前記スイッチハウジングに
対し回転可能なムービングブロックとを備え、前記自動
変速機のハウジングに固定され、該自動変速機のマニュ
アルシャフトの回転に応じた前記固定接点及び可動接点
の相対的な回転位置関係により前記自動変速機の変速位
置を電気的に検出するインヒビタースイッチの位置決め
方法において、前記インヒビタースイッチを前記自動変
速機に固定する前に、前記スイッチハウジング及びムー
ビングブロックを、設定トルクで破断する易破断部によ
り前記自動変速機の特定の変速位置を検出する相対的な
回転位置で予め仮止めすることができる。
【0022】従って、スイッチハウジング及びムービン
グブロック相互間の自動変速機の特定の変速位置を検出
する相対的な回転位置を正確に位置決めることができ
る。
【0023】この仮止め状態のムービングブロックを前
記特定の変速位置にあるマニュアルシャフトに嵌合させ
た後、前記インヒビタースイッチを前記自動変速機に固
定することができる。
【0024】従って、マニュアルシャフトの特定の変速
位置と該特定の変速位置を検出するスイッチハウジング
及びムービングブロックの相対的な回転位置とが正確に
位置決められることになる。そしてこの状態でインヒビ
タースイッチを自動変速機に固定するから、スイッチハ
ウジング及びムービングブロックとマニュアルシャフト
との位置関係を正確に決定することができるその後、前
記マニュアルシャフトを回転させて前記易破断部を破断
させ、前記仮止め状態を解除することができる。
【0025】従って、何等特別な作業を必要とすること
なくインヒビタースイッチを使用状態にすることができ
る。
【0026】こうして、インヒビタースイッチ取り付け
時には、治具などを用いた特別な位置合わせ作業を必要
とせず、インヒビタースイッチの自動変速機に対する正
確な組付けを極めて容易に行うことができる。
【0027】請求項2の発明で、固定接点を備えたター
ミナルブロック及びカバーからなるスイッチハウジング
と、自動変速機のマニュアルシャフトに嵌合して取り付
けられる嵌合穴及び可動接点を有して前記スイッチハウ
ジングに対し回転可能なムービングブロックとを備え、
前記自動変速機のハウジングに固定され該自動変速機の
マニュアルシャフトの回転に応じた前記固定接点及び可
動接点の相対的な回転位置関係により前記自動変速機の
変速位置を電気的に検出するインヒビタースイッチの位
置決め構造において、前記インヒビタースイッチを前記
自動変速機に固定する前に、設定トルクで破断する仮止
め部材により、前記スイッチハウジング及びムービング
ブロックを、前記自動変速機の特定の変速位置を検出す
る相対的な回転位置で仮止めすることができる。
【0028】従って、スイッチハウジング及びムービン
グブロック相互間の自動変速機の特定の変速位置を検出
する相対的な回転位置を正確に位置決めることができ
る。
【0029】この仮止め状態のムービングブロックを前
記特定の変速位置にあるマニュアルシャフトに嵌合させ
た後、前記インヒビタースイッチを前記自動変速機に固
定することができる。
【0030】従って、マニュアルシャフトの特定の変速
位置と該特定の変速位置を検出するスイッチハウジング
及びムービングブロックの相対的な回転位置とが正確に
位置決められることになる。そしてこの状態でインヒビ
タースイッチを自動変速機に固定するから、スイッチハ
ウジング及びムービングブロックとマニュアルシャフト
との位置関係を正確に決定することができるその後、前
記マニュアルシャフトを回転させて前記易破断部を破断
させ、前記仮止め状態を解除することができる。
【0031】従って、何等特別な作業を必要とすること
なくインヒビタースイッチを使用状態にすることができ
る。
【0032】こうして、インヒビタースイッチ取り付け
時には、治具などを用いた特別な位置合わせ作業を必要
とせず、インヒビタースイッチの自動変速機に対する正
確な組付けを極めて容易に行うことができる。
【0033】請求項3の発明では、固定接点を備えたタ
ーミナルブロックと自動変速機のマニュアルシャフトに
嵌合して取り付けられる嵌合穴及び可動接点を有して前
記ターミナルブロックに対し回転可能なムービングブロ
ックとを備え、前記自動変速機のハウジングに固定され
該自動変速機のマニュアルシャフトの回転に応じた前記
固定接点及び可動接点の相対的な回転位置関係により前
記自動変速機の変速位置を電気的に検出するインヒビタ
ースイッチの位置決め構造において、前記インヒビター
スイッチを前記自動変速機に固定する前に、設定トルク
で破断する仮止め部材により、前記ターミナルブロック
及びムービングブロックを、前記自動変速機の特定の変
速位置を検出する相対的な回転位置で予め仮止めするこ
とができる。
【0034】従って、ターミナルブロック及びムービン
グブロック相互間の自動変速機の特定の変速位置を検出
する相対的な回転位置を正確に位置決めることができ
る。
【0035】この仮止め状態のムービングブロックを前
記特定の変速位置にあるマニュアルシャフトに嵌合させ
た後、前記インヒビタースイッチを前記自動変速機に固
定することができる。
【0036】従って、マニュアルシャフトの特定の変速
位置と該特定の変速位置を検出するターミナルブロック
及びムービングブロックの相対的な回転位置とが正確に
位置決められることになる。そしてこの状態でインヒビ
タースイッチを自動変速機に固定するから、ターミナル
ブロック及びムービングブロックとマニュアルシャフト
との位置関係を正確に決定することができるその後、前
記マニュアルシャフトを回転させて前記易破断部を破断
させ、前記仮止め状態を解除することができる。
【0037】従って、何等特別な作業を必要とすること
なくインヒビタースイッチを使用状態にすることができ
る。
【0038】こうして、インヒビタースイッチ取り付け
時には、治具などを用いた特別な位置合わせ作業を必要
とせず、インヒビタースイッチの自動変速機に対する正
確な組付けを極めて容易に行うことができる。
【0039】請求項4の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、前記仮止め部材は樹脂で形成され、前記ター
ミナルブロック側に固定される第1固定部と、前記ムー
ビングブロック側に固定される第2固定部と、該第1、
第2固定部を連結する易破断部とを備えたため、仮止め
部材によってターミナルブロック及びムービングブロッ
クの相対的な回転位置を確実に仮止めすることができ
る。
【0040】また、組付け後にマニュアルシャフトが回
転すると、ターミナルブロック側の第1固定部に対しム
ービングブロック側の第2固定部が回転して、易破断部
を設定トルクで破断させることができる。これによっ
て、インヒビタースイッチを容易に使用状態とすること
ができる。さらに、第1、第2固定部及び易破断部を樹
脂により容易に一体整形することができる。
【0041】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加え、前記第1、第2固定部は前記ムービングブロ
ックの嵌合穴と略同心のリング状に形成され、前記易破
断部は前記第1、第2固定部間で周方向に複数設けられ
たため、易破断部のそれぞれを細くすることができ、柔
軟性を抑制しつつ設定トルクで確実に破断させることが
できる。
【0042】請求項6の発明では、請求項4又は5記載
の発明の効果に加え、前記第1固定部に、外側圧入部を
設けると共に、前記第2固定部に、内側圧入部を設け、
前記ターミナルブロックに、前記外側圧入部を圧入させ
る外側圧入収容部を設けると共に、前記ムービングブロ
ックに、前記内側圧入部を圧入させる内側圧入収容部を
設け、前記各圧入部の潰れ強度を、前記易破断部の強度
よりも大きく設定したたため、仮止め部材を前記圧入に
よりターミナルブロック及びムービングブロックに確実
に固定しながら、圧入にがたを招くことなく、易破断部
を確実に破断させることができる。
【0043】請求項7の発明では、請求項6の発明の効
果に加え、前記ターミナルブロックに、前記リング状の
第1固定部の外周面に対向する内向き周面を設けると共
に、前記ムービングブロックに、前記リング状の第2固
定部の内周面に対向する外向き周面を設け、前記内向き
周面及び外向き周面間に、前記第1、第2固定部を収容
する収容凹部を設けたため、第1,第2固定部を収容凹
部に収容させて第1固定部の外周面をターミナルブロッ
クの内向き周面に対向させると共に、第2固定部の内周
面をムービングブロックの外向き周面に対向させること
ができる。
【0044】従って、易破断部を破断させるとき第1固
定部は外側へ、第2固定部は内側へそれぞれ変形しよう
とするが、前記内向き周面及び外向き周面により第1,
第2固定部を支えて変形を防止し、易破断部に破断のた
めの力を確実に伝達して、設定トルクで正確に破断させ
ることができる。
【0045】請求項8の発明では、請求項6又は7記載
の発明の効果に加え、前記第1固定部に、前記外側圧入
部とは別に前記ターミナルブロック側に締結固定する外
側締結部を設けると共に、前記第2固定部に、前記内側
圧入部とは別に前記ムービングブロック側に締結固定す
る内側締結部を設け、前記外側締結部を、前記ターミナ
ルブロック側に熱加締めにより締結固定すると共に、前
記内側締結部を、前記ムービングブロック側に熱加締め
により締結固定したため、易破断部が破断した後も第1
固定部をターミナルブロックに第2固定部をムービング
ブロックにつけたままとすることができ、ゴミの発生を
防止することができる。
【0046】しかも、外側圧入部及び内側圧入部に対
し、外側締結部及び内側締結部の熱加締めの熱影響を抑
制することができ、外側圧入部及び内側圧入部の熱影響
によるがたつきを抑制することができる。従って、易破
断部を確実に破断させることができる。
【0047】請求項9の発明では、請求項7の発明の効
果に加え、前記外側圧入収容部、内側圧入収容部、及び
収容凹部は、前記ターミナルブロック及びムービングブ
ロックの外面に開口しているため、仮止め部材の取り付
けを容易に行わせることができる。また、破断後に仮止
め部材が万が一脱落しても、インヒビタースイッチ外へ
脱落することになり、インヒビタースイッチの機能に支
障がない。
【0048】請求項10の発明では、請求項4〜9の何
れかの発明の効果に加え、前記易破断部は前記第1、第
2固定部間で周方向に不等間隔で複数設けられたため、
易破断部の破断後、インヒビタースイッチの使用時にお
いて、マニュアルシャフトの回転に伴うムービングブロ
ックの回転で、第2固定部が第1固定部に対し回転する
とき、回転方向で第1、第2固定部の各易破断部におけ
る各破断面が複数同時に対向するのが360°回転で一
度だけに抑制され、破断直後の使用時などにおいて、第
1、第2固定部の易破断部における破断面が相互に接触
しても、複数同時に接触する状態と全く接触しない状態
とが繰り返されることもなく、操作トルクの変動を大幅
に抑制することができる。
【0049】請求項11の発明では、請求項4〜10の
何れかの発明の効果に加え、前記易破断部は前記第1固
定部及び第2固定部の双方から相手側に向かって漸次細
く形成され、その中間に応力集中部を設けたため、第2
固定部が第1固定部に対し回転するとき、易破断部の応
力集中部に剪断応力が集中し、易破断部を応力集中部に
おいて設定トルクで容易且つ確実に破断させることがで
きる。易破断部の破断面を第1、第2固定部の相対回転
の方向に沿ったものとすることも容易となり、第2固定
部が第1固定部に対し回転するとき、第1、第2固定部
の易破断部における破断面相互が接触するのを抑制する
ことができ、操作トルクの変動をより確実に防止するこ
とができる。
【0050】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用したインヒビ
タースイッチ1の平面図、図2は要部の拡大平面図、図
3は図2のSA−SA矢視断面図である。これら図1〜
図3のように、インヒビタースイッチ1はターミナルブ
ロック3と、ケース5と、ムービングブロック7とを備
えている。
【0051】前記ターミナルブロック3には、図3のよ
うに固定接点9が複数備えられている。前記ターミナル
ブロック3にはケース5が結合されてスイッチハウジン
グ10が構成され、このスイッチハウジング10の内部
に接点収容室11が形成されている。前記ターミナルブ
ロック3とケース5とは、例えば溶着部12において高
周波溶着などによって結合されている。ターミナルブロ
ック3とケース5との間にはさらに、Oリングなどゴム
のシール材13が介設されている。前記ケース5は、4
箇所の加締め部14においてブラケット15に熱加締め
により固定されている。前記ブラケット15には、2箇
所に固定用突部16,17が突設され、それぞれ締結用
の長穴19,21が設けられている。
【0052】前記ムービングブロック7は、ボス部23
と接点支持盤25とからなっている。前記ボス部23
は、前記ターミナルブロック3及びケース5に回転自在
に支持されている。ボス部23とターミナルブロック3
及びケース5との間には、Oリングなどゴム製のシール
材26が介設されている。ボス部23には、二面幅を有
した嵌合穴24が設けられている。嵌合穴24は、自動
変速機のマニュアルシャフトに嵌合する。前記接点支持
盤25は、前記接点収容室11内に延出している。接点
支持盤25には、複数の可動接点27が支持されてい
る。
【0053】そして、マニュアルシャフトの回転に応じ
た固定接点9及び可動接点27の相対的な回転位置関係
により自動変速機の変速位置を電気的に検出することが
できる。
【0054】かかるインヒビタースイッチ1の位置決め
構造は、図1,図2,図3で示すように、仮止め部材2
9を備えている。仮止め部材29は、ターミナルブロッ
ク3及びムービングブロック5を、前記自動変速機の特
定の変速位置、例えばニュートラル位置(N位置)を検
出する相対的な回転位置で予め仮止めするものである。
従って、前記ターミナルブロック3には収容凹部31が
設けられ、前記仮止め部材29は、前記収容凹部31内
に収容されている。
【0055】前記仮止め部材29は、図4,図5のよう
になっている。図4は仮止め部材29の平面図であり、
図5は図4のSB−SB矢視断面図である。
【0056】図4,図5のように、前記仮止め部材29
は、樹脂、例えばポリフェニレンサルファイド(PP
S)で形成されている。但し、仮止め部材29の材料
は、後述する破断トルクに応じて種々選択することがで
きる。仮止め部材29は、その厚み方向に対称形状とな
っており、厚み方向の方向性はないものとなっている。
【0057】前記仮止め部材29は、第1固定部33と
第2固定部35と第1、第2固定部33,35を連結す
る易破断部37とを備えている。
【0058】前記第1、第2固定部33,35は、前記
ムービングブロック7の嵌合穴24と略同心のリング状
に形成されている。前記第1固定部33は、前記ターミ
ナルブロック3側に固定され、前記第2固定部35は、
前記ムービングブロック7側に固定される。
【0059】前記第1固定部33の外周には、一対の締
結固定用の外側締結部39が突設されている。外側締結
部39は、第1固定部33よりもその厚みが薄く形成さ
れ、半分程度の厚みとなっている。外側締結部39に
は、それぞれ貫通孔39aが設けられている。第1固定
部33の外周には、さらに径方向外側へ突出する外側圧
入部41が複数、例えば4個設けられている。各外側圧
入部41の基部側には圧入用の突起43が周方向両側に
一対突設されている。突起43の先端間の間隔は、外側
圧入部41の幅よりも僅かに大きく形成され、後述する
圧入に寄与する。第1固定部33には、全体的に面取り
45が施されている。面取り45によって、第1固定部
33をターミナルブロック3側に対して装着し易いよう
にしている。
【0060】前記第2固定部35は前記第1固定部33
と略同一の厚みに形成され、その内周には、締結固定用
の内側締結部47が突設されている。内側締結部47
は、第2固定部35よりもその厚みが薄く形成され、半
分程度の厚みとなっている。内側締結部47は、前記第
1固定部33の外側締結部39に対し略90°ずれて配
置されている。従って、略90°ずれた外側締結部39
及び内側締結部47により仮止め部材29を確実に固定
することができる。内側締結部47には、貫通孔47a
が設けられている。第2固定部35の内周には、さらに
径方向内側へ突出する内側圧入部49が複数、例えば4
個設けられている。各内側圧入部49の先端側には、圧
入用の突起51が周方向両側に一対突設されている。突
起51の先端間の間隔は、内側圧入部49の幅よりも僅
かに大きく形成され、後述する圧入に寄与する。この第
2固定部35の内周側には全体的に面取り53が施され
ている。面取り53によって、第2固定部35をムービ
ングブロック7側に対して装着し易いようにしている。
【0061】前記突起43が各外側圧入部41の基部側
に配置され、突起51が各内側圧入部49の先端側に配
置されているのは、各突起43,51をできるだけ回転
中心側へ寄せて配置するためである。この各突起43,
51の配置構成により、各突起43,51において圧入
持の潰れ方に相違があっても、周方向でのずれを極めて
僅かなものとすることができ、精度的なばらつきを大幅
に小さくすることができる。
【0062】前記易破断部37は、前記第1、第2固定
部33,35間で周方向に不等間隔で複数設けられてい
る。易破断部37は、図5及び図6(a)のようになっ
ている。図6(a)は、易破断部を示す要部拡大平面
図、図6(b)は、応力集中部の断面図、図6(c)
は、易破断部破断後の要部拡大平面図、図6(d)は、
応力集中部を有しない易破断部を示す要部拡大平面図、
図6(e)は、同図(d)に示した構造の破断後の応力
集中部を示す要部拡大平面図である。
【0063】図5,図6(a)、(b)のように、易破
断部37は、第1固定部33及び第2固定部35の双方
から相手側に向かって厚み方向(紙面直行方向)、周方
向双方に漸次細く形成され、その中間に応力集中部55
が設けられている。応力集中部55の断面は、図6
(b)のような矩形断面形状となっているが、これは成
形用の型構造を簡単にするためである。但し、応力集中
部55の断面形状は、矩形断面形状に限定されるもので
はなく、円形断面その他の断面形状を任意に選択するこ
とができる。また易破断部37をその厚み方向、周方向
双方で漸次細く形成しているが、厚み方向あるいは周方
向の一方側にのみ漸次細く形成して応力集中部55を形
成することも可能である。
【0064】前記易破断部37の破断強度は、前記外側
圧入部41の突起43などによる外側圧入収容部63に
対する圧入及び内側圧入部49の突起51などによる内
側圧入収容部71に対する圧入の各圧入部の潰れ強度よ
りも小さく設定されている。換言すると、前記各圧入部
の潰れ強度を、前記易破断部37の強度よりも大きく設
定している。
【0065】前記収容部31及びその周辺は、図7,図
8のようになっている。図7は、収容部31及びその周
辺を示す平面図であり、図8は、図7のSC−SC矢視
拡大断面図である。図7,図8のように、収容部31
は、内向き周面57及び外向き周面65間に設けられて
いる。内向き周面57は、前記ターミナルブロック3側
に設けられ、ムービングブロック7の嵌合穴24と同心
の円形状に形成されている。内向き周面57には、前記
第1固定部33の外周面が密着した状態で嵌合し、内向
き周面57は、第1固定部33の外周面に対向する。前
記外向き周面65は、前記ムービングブロック7側に設
けられ、前記ボス部23の外周面として同心の円形状に
形成されている。外向き周面65には、前記第2固定部
35の内周面が密着した状態で嵌合し、外向き周面65
は、第2固定部35の内周面に対向する。
【0066】前記収容凹部31の外周側には、一対の外
側締結収容部59が設けられている。外側締結収容部5
9は、前記外側締結部39を収容するもので、収容凹部
31よりも若干浅くなっている。外側締結収容部59内
には、熱加締め用の突部61が突設されている。
【0067】前記収容凹部31の外周側には、さらに外
側圧入収容部63が設けられている。外側圧入収容部6
3は、前記外側圧入部41に対応して4個設けられてい
る。外側圧入収容部63の周方向両側は、係合面63a
となっている。係合面63aは、前記外側圧入部41が
外側圧入収容部63内に収容されたとき、外側圧入部4
1の周方向側部41aに密に対向し、また係合面63a
間に突起43が圧入される。
【0068】前記ボス部23には、一対の内側締結収容
部67が設けられている。内側締結収容部67は、前記
仮止め部材29の内側締結部47を収容する。内外側締
結収容部67内には、熱加締め用の突部69が設けられ
ている。
【0069】前記ボス部23には、さらに内側圧入収容
部71が設けられている。内側圧入収容部71は、前記
仮止め部材29の内側圧入部49に対応して4箇所に設
けられている。内側圧入収容部71には、周方向両側に
係合面71aが設けられている。係合面71aは、前記
内側圧入部49が内側圧入収容部71内に収容されたと
き、内側圧入部49の周方向側部49aに密に対向し、
また係合面71a間に突起51が圧入される。
【0070】次に、ターミナルブロック3及びムービン
グブロック7の仮止めを説明する。この仮止めは、図
4,図5で示す仮止め部材29を図7,図8の収容凹部
31側に収容することによって行う。この収容に際して
は、ターミナルブロック3及びムービングブロック7を
自動変速機の特定の変速位置、例えばN位置を検出する
相対的な回転位置に調整する。この状態で、収容部31
側に仮止め部材29を嵌め込む。仮止め部材29は、そ
の厚み方向に方向性がないため、表裏何れの側からでも
収容凹部31に嵌め込むことができる。従って、嵌め込
み作業を容易に行うことができる。この嵌め込みによっ
て、外側締結部39は、外側締結収容部59に収容さ
れ、内側締結部47は、内側締結収容部67に収容され
る。外側締結部39及び内側締結部47の貫通孔39
a,47aには、熱加締め用の突部61,69が嵌合す
る。突部61,69を熱加締めして外側締結部39を外
側締結収容部59内に締結固定し、内側締結部47を内
側締結収容部67内に締結固定する。
【0071】同時に、第1固定部33の外側圧入部41
は、外側圧入収容部63に収容され、第2固定部35の
内側圧入部49は、内側圧入収容部71に収容される。
このとき、仮止め部材29の面取り45,53により、
収容を容易に行わせることができる。この収容に際し、
外側圧入部41の突起43は、外側圧入収容部63の係
合面63a間に圧入され、内側圧入部49の突起51
は、内側圧入収容部71の係合面71a間に圧入され
る。
【0072】これらによって仮止め部材29を収容凹部
31内へガタツキなく収容することができる。この場
合、前記外側圧入収容部63、外側締結収容部59、内
側圧入収容部71、内側締結収容部67、及び収容凹部
31は、前記ターミナルブロック3及びムービングブロ
ック7の外面に開口しているため、仮止め部材29の取
り付けを容易に行わせることができる。
【0073】この仮止め状態は、図1,図2,図3のよ
うになっている。この仮止め状態において、インヒビタ
ースイッチ1を自動変速機に組み付ける。すなわち仮止
め状態のムービングブロック7をその嵌合穴24におい
て、特定の変速位置、例えばN位置にあるマニュアルシ
ャフトに嵌合させる。次いで、ブラケット16の長穴1
9,21にボルトを挿入し、自動変速機のハウジング側
に締結固定する。これによってインヒビタースイッチ1
の取り付けが完了する。
【0074】この取り付けに際し、ターミナルブロック
3及びムービングブロック7の仮止め部材29による正
確な位置決めに対し、ケース5側のブラケット16は各
製品毎に組付け誤差を招くことがある。このような誤差
によるブラケット16の自動変速機に対する取付位置の
ズレは長穴19,21内で吸収することができる。すな
わち、ムービングブロック7の嵌合穴24を前記のよう
にマニュアルシャフトに嵌合させてブラケット16の長
穴19,21にボルトを挿入し、そのまま締結する。こ
れによってターミナルブロック3及びムービングブロッ
ク7のN位置の仮止め状態に対し、自動変速機のマニュ
アルシャフトのN位置に正確に位置合わせすることがで
きる。
【0075】インヒビタースイッチ1を組み付けた後
は、検査のためにシフトレバーを動かすと、マニュアル
シャフトがこれに応じて回転する。このとき各易破断部
37が設定トルクで容易に破断することになる。前記易
破断部37は、前記第1、第2固定部33,35間で周
方向に複数設けられたため、易破断部37のそれぞれを
細くすることができ、柔軟性を抑制して設定トルクで確
実に破断させることができる。
【0076】前記外側圧入部41の突起43などによる
外側圧入収容部63に対する圧入及び内側圧入部49の
突起51などによる内側圧入収容部71に対する圧入の
強度を、前記易破断部37の破断強度よりも大きく設定
している。従って、仮止め部材37を前記圧入によりタ
ーミナルブロック3及びムービングブロック7に確実に
固定しながら、圧入にがたを招くことなく、易破断部を
確実に破断させることができる。
【0077】前記易破断部37を破断させるとき、第1
固定部33は外側へ、第2固定部35は内側へそれぞれ
変形しようとするが、前記内向き周面57及び外向き周
面65により第1,第2固定部33、35を支えて変形
を防止し、易破断部37に破断のための力を確実に伝達
して、設定トルクで正確に破断させることができる。
【0078】前記外内側圧入部41、49は、前記外内
側締結部39、47とは別の箇所に突設されているた
め、外側圧入部41及び内側圧入部49に対し、外側締
結部39及び内側締結部47の熱加締めの熱影響を抑制
することができ、外側圧入部41及び内側圧入部49の
熱影響によるがたつきを抑制することができる。従っ
て、易破断部を確実に破断させることができる。
【0079】前記破断の状態を図6(c)に示してい
る。
【0080】前記のように、マニュアルシャフトが回転
すると、第1固定部33に対し第2固定部35が回転す
る。これによって易破断部37に回転方向の剪断力が働
く。このとき易破断部の応力集中部55に剪断応力が集
中し、該応力集中部55で図6(c)のように破断す
る。この破断面37a,37bは、応力集中部55の設
定によって周方向へ沿った破断面とすることができる。
【0081】破断後は、破断面37a側の部分と、破断
面37b側の部分とがそれぞれ樹脂の性質上収縮して、
破断面37a,37b相互が若干離間することになる。
【0082】従って、出荷後ユーザの使用に際し、シフ
トレバーを操作して変速し、マニュアルシャフトが回転
して第1固定部33が第2固定部35に対し回転すると
き、破断面37a,37b相互が当たるのを防止するこ
とができる。かかる構造によって、操作時の回転により
破断面37a,37bが複数同時に接触する状態と全く
接触しない状態とが繰り返されることもなく、変速時に
破断後の仮止め部材29による操作トルクの変動を防止
することができる。
【0083】これに対し、図6(d)のように、易破断
部37Aに応力集中部が設けられていない場合には、図
6(e)のように破断面37Aa,37Abが傾斜した
ものとなる恐れがある。この場合は、マニュアルシャフ
トの回転時に破断面37Aa,37Abが当たり、操作
トルクの変動を招きやすくなる。従って、上記のよう
に、応力集中部55を設けることによって、上記図6
(c)のような周方向に沿った破断面37a,37bと
することができ、操作トルクの変動を確実に防止するこ
とができる。
【0084】また、破断面37a,37bが多少傾斜し
て回転時に相互に当たることがあっても、易破断部37
は不等間隔で複数設けられているため、360°の回転
時に1箇所ずつ一度だけ当たるようにして全てが同時に
当たることを防止することができる。従って、各破断面
37a,37bの全てが同時に当たる場合と全く当たら
ない場合とが繰り返されることもなく、操作トルクの変
動を抑制することができる。
【0085】勿論、図6(d)のような易破断部37A
の構造にすることも可能であり、この場合破断面37A
a,37Abが図6(e)のように傾斜したものとなっ
ても、周方向複数設けられた易破断部37Aを不等間隔
で複数設けることによって、回転時に1箇所ずつ当たる
ようにし、全てが同時に当たることを防止し、操作トル
クの変動を抑制することができる。
【0086】仮止め部材29の破断後においても、第1
固定部33は、ターミナルブロック3側に前記熱加締め
により固定されたままの状態を維持し、第2固定部35
は、ムービングブロック7側に前記熱加締めにより固定
されたままの状態を維持するため、脱落の発生がなく、
ゴミの発生を防止することができる。破断後に、仮止め
部材29が万が一脱落しても、インヒビタースイッチ1
外へ脱落することになり、インヒビタースイッチ1の機
能に支障がない。
【0087】このようにして、インヒビタースイッチ1
取り付け時には、治具などを用いた特別な位置合わせ作
業を必要とせず、インヒビタースイッチ1の自動変速機
に対する正確な組付けを極めて容易に行うことができ
る。
【0088】なお、上記実施形態では、仮止め部材29
をターミナルブロック3及びムービングブロック7間に
予め取り付けているが、ケース5及びムービングブロッ
ク7間、ケース5及びターミナルブロック3の双方とム
ービングブロック7との間に予め取り付け、上記仮止め
を行う構成にすることもできる。また、外側、内側締結
部39,47を熱加締めしているが、ビスなどで締結す
る構成にすることもできる。応力集中部55は、図6
(d)の易破断部37Aにおいて、周方向の溝を形成す
ることによっても形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用したインヒビタース
イッチの平面図である。
【図2】一実施形態に係り、インヒビタースイッチの要
部拡大平面図である。
【図3】一実施形態に係り、図2のSA−SA矢視断面
図である。
【図4】一実施形態に係り、仮止め部材の平面図であ
る。
【図5】一実施形態に係り、図4のSB−SB矢視断面
図である。
【図6】一実施形態に係り、(a)は易破断部を示す要
部拡大平面図、(b)は応力集中部の断面図、(c)は
易破断部破断後の要部拡大平面図、(d)は応力集中部
を有しない易破断部を示す要部拡大平面図、(e)は破
断後の応力集中部を示す要部拡大平面図である。
【図7】一実施形態に係り、収容部を示す要部拡大平面
図である。
【図8】一実施形態に係り、図7のSC−SC矢視拡大
断面図である。
【図9】従来例に係るインヒビタースイッチの斜視図で
ある。
【図10】従来例に係り、インヒビタースイッチの断面
図である。
【符号の説明】
1 インヒビタースイッチ 3 ターミナルブロック 5,7 ムービングブロック 9 固定接点 10 スイッチハウジング 27 可動接点 29 仮止め部材 37 易破断部 55 応力集中部 33 第1固定部 35 第2固定部 39 外側締結部 41 外側圧入部 47 内側締結部 49 内側圧入部 57 内向き周面 63 外側圧入収容部 65 外向き周面 71 内側圧入収容部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点を備えたターミナルブロック及
    びカバーからなるスイッチハウジングと、 自動変速機のマニュアルシャフトに嵌合して取り付けら
    れ可動接点を有して前記スイッチハウジングに対し回転
    可能なムービングブロックとを備え、 前記自動変速機のハウジングに固定され該自動変速機の
    マニュアルシャフトの回転に応じた前記固定接点及び可
    動接点の相対的な回転位置関係により前記自動変速機の
    変速位置を電気的に検出するインヒビタースイッチの位
    置決め方法において、 前記インヒビタースイッチを前記自動変速機に固定する
    前に、前記スイッチハウジング及びムービングブロック
    を、設定トルクで破断する易破断部を介して前記自動変
    速機の特定の変速位置を検出する相対的な回転位置で予
    め仮止めし、 該仮止め状態のムービングブロックを前記特定の変速位
    置にあるマニュアルシャフトに嵌合させた後、前記イン
    ヒビタースイッチを前記自動変速機に固定し、 その後、前記マニュアルシャフトを回転させて前記易破
    断部を破断させ、前記仮止め状態を解除することを特徴
    とするインヒビタースイッチの位置決め方法。
  2. 【請求項2】 固定接点を備えたターミナルブロック及
    びカバーからなるスイッチハウジングと、 自動変速機のマニュアルシャフトに嵌合して取り付けら
    れる嵌合穴及び可動接点を有して前記スイッチハウジン
    グに対し回転可能なムービングブロックとを備え、 前記自動変速機のハウジングに固定され該自動変速機の
    マニュアルシャフトの回転に応じた前記固定接点及び可
    動接点の相対的な回転位置関係により前記自動変速機の
    変速位置を電気的に検出するインヒビタースイッチの位
    置決め構造において、 前記インヒビタースイッチを前記自動変速機に固定する
    前に前記スイッチハウジング及びムービングブロック間
    に予め取り付けられ、該スイッチハウジング及びムービ
    ングブロックを前記自動変速機の特定の変速位置を検出
    する相対的な回転位置で仮止めすると共に設定トルクで
    破断する仮止め部材を設け、 該仮止め部材により前記ムービングブロックをスイッチ
    ハウジングに対して仮止め状態とし、該仮止め状態のム
    ービングブロックを前記特定の変速位置にあるマニュア
    ルシャフトに嵌合させた後、前記インヒビタースイッチ
    を前記自動変速機に固定し、その後、前記マニュアルシ
    ャフトを回転させて前記仮止め部材を破断させ、前記仮
    止め状態を解除することを特徴とするインヒビタースイ
    ッチの位置決め構造。
  3. 【請求項3】 固定接点を備えたターミナルブロック
    と、 自動変速機のマニュアルシャフトに嵌合して取り付けら
    れる嵌合穴及び可動接点を有して前記ターミナルブロッ
    クに対し回転可能なムービングブロックとを備え、 前記自動変速機のハウジングに固定され該自動変速機の
    マニュアルシャフトの回転に応じた前記固定接点及び可
    動接点の相対的な回転位置関係により前記自動変速機の
    変速位置を電気的に検出するインヒビタースイッチの位
    置決め構造において、 前記インヒビタースイッチを前記自動変速機に固定する
    前に前記ターミナルブロック及びムービングブロック間
    に予め取り付けられ、該ターミナルブロック及びムービ
    ングブロックを前記自動変速機の特定の変速位置を検出
    する相対的な回転位置で仮止めすると共に設定トルクで
    破断する仮止め部材を設け、 該仮止め部材により前記ムービングブロックをターミナ
    ルブロックに対して仮止め状態とし、該仮止め状態のム
    ービングブロックを前記特定の変速位置にあるマニュア
    ルシャフトに嵌合させた後、前記インヒビタースイッチ
    を前記自動変速機に固定し、その後、前記マニュアルシ
    ャフトを回転させて前記仮止め部材を破断させ、前記仮
    止め状態を解除することを特徴とするインヒビタースイ
    ッチの位置決め構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインヒビタースイッチの
    位置決め構造であって、 前記仮止め部材は、樹脂で形成され、前記ターミナルブ
    ロック側に固定される第1固定部と前記ムービングブロ
    ック側に固定される第2固定部と該第1,第2固定部を
    連結する易破断部とを備えたことを特徴とするインヒビ
    タースイッチの位置決め構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のインヒビタースイッチの
    位置決め構造であって、 前記第1,第2固定部は、前記ムービングブロックの嵌
    合穴と略同心のリング状に形成され、 前記易破断部は、前記第1,第2固定部間で周方向に複
    数設けられたことを特徴とするインヒビタースイッチの
    位置決め構造。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のインヒビタースイ
    ッチの位置決め構造であって、 前記第1固定部に、外側圧入部を設けると共に、前記第
    2固定部に、内側圧入部を設け、 前記ターミナルブロックに、前記外側圧入部を圧入させ
    る外側圧入収容部を設けると共に、前記ムービングブロ
    ックに、前記内側圧入部を圧入させる内側圧入収容部を
    設け、 前記各圧入部の潰れ強度を、前記易破断部の強度よりも
    大きく設定したことを特徴とするインヒビタースイッチ
    の位置決め構造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のインヒビタースイッチの
    位置決め構造であって、 前記ターミナルブロックに、前記リング状の第1固定部
    の外周面に対向する内向き周面を設けると共に、前記ム
    ービングブロックに、前記リング状の第2固定部の内周
    面に対向する外向き周面を設け、 前記内向き周面及び外向き周面間に、前記第1、第2固
    定部を収容する収容凹部を設けたことを特徴とするイン
    ヒビタースイッチの位置決め構造。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載のインヒビタースイ
    ッチの位置決め構造であって、 前記第1固定部に、前記外側圧入部とは別に前記ターミ
    ナルブロック側に締結固定する外側締結部を設けると共
    に、前記第2固定部に、前記内側圧入部とは別に前記ム
    ービングブロック側に締結固定する内側締結部を設け、 前記外側締結部を、前記ターミナルブロック側に熱加締
    めにより締結固定すると共に、前記内側締結部を、前記
    ムービングブロック側に熱加締めにより締結固定したこ
    とを特徴とするインヒビタースイッチの位置決め構造。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のインヒビタースイッチの
    位置決め構造であって、 前記外側圧入収容部、内側圧入収容部、及び収容凹部
    は、前記ターミナルブロック及びムービングブロックの
    外面に開口していることを特徴とするインヒビタースイ
    ッチの位置決め構造。
  10. 【請求項10】 請求項4〜9の何れかに記載のインヒ
    ビタースイッチの位置決め構造であって、 前記易破断部は、前記第1,第2固定部間で周方向に不
    等間隔で複数設けられたことを特徴とするインヒビター
    スイッチの位置決め構造。
  11. 【請求項11】 請求項4〜10の何れかに記載のイン
    ヒビタースイッチの位置決め構造であって、 前記易破断部は前記第1固定部及び第2固定部の双方か
    ら相手側に向かって漸次細く形成され、その中間に応力
    集中部を設けたことを特徴とするインヒビタースイッチ
    の位置決め構造。
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