JPH0726575Y2 - リンクレバー支持構造 - Google Patents

リンクレバー支持構造

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JPH0726575Y2
JPH0726575Y2 JP9609891U JP9609891U JPH0726575Y2 JP H0726575 Y2 JPH0726575 Y2 JP H0726575Y2 JP 9609891 U JP9609891 U JP 9609891U JP 9609891 U JP9609891 U JP 9609891U JP H0726575 Y2 JPH0726575 Y2 JP H0726575Y2
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JP
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lever
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JP9609891U
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貴彦 伊藤
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用空気調和装置に
用いられる操作レバー(リンクレバー)の支持構造に係
り、支持部材へリンクレバーをリンク抜け防止部材と共
にビスにより回動自在に取り付けるリンクレバー支持構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のリンクレバー支持構造を
示す断面図である。このリンクレバー支持構造は、ベー
ス10に固定された丸シャフトからなる支持部材12を
有しており、支持部材12にはリンクレバー14が回動
自在に支持されている。そして、リンクレバー14はキ
クワッシャ16によりカシメられて支持部材12への軸
方向への移動を規制されている。これにより、リンクレ
バー14は支持部材12を中心軸として回動自在に支持
される。そして、リンクレバー14の一端には車両用空
気調和装置のダンパ等を操作するケーブル(図示せず)
が接続されており、他端には空気調和機能の強弱等の位
置を指示する操作部(図示せず)が設けられている。
【0003】また、図9は、他の従来のリンクレバー支
持構造を示す断面図であり、リンクレバー支持構造は、
リンクレバー14の回動軸を構成する突部18aを有す
るベース18を備えている。ベース18の中心には穴1
8bが穿設されており、穴18bには段部18cが形成
されている。そして、穴18bには、先端に爪20aを
備える樹脂シャフト20が挿入され、爪20aが段部1
8cに係止されることによりリンクレバー14が抜け止
めされるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のリンクレバー支
持構造は、以上のように構成されているので、図8に示
す従来例では、キクワッシャ16のカシメ状態により支
持部材12とリンクレバー14との間にガタが生じる
と、異音が発生するという問題点があり、またキクワッ
シャ16をかたくカシメ過ぎると、リンクレバー14の
回動がスムーズに行えないという問題点があった。
【0005】また、図9に示す従来例では、爪20aが
段部18cに係止されることによりリンクレバー14を
抜け止めしているので、樹脂シャフト20に軸方向に力
が加わると、樹脂シャフト20が外れ、リンクレバー1
4が支持部材12から外れる虞がある。
【0006】この考案は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、その目的は、異音やガタが生じ
ず、リンクレバーの外れることのないリンクレバー支持
構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述事情に鑑
みなされたもので、この考案に係るリンクレバー支持構
造は、回転軸が同軸の2本のリンクレバーと、2本のリ
ンクレバーを回動自在に支持する支持部材と、支持部材
から2本のリンクレバーが抜けることを防止するリンク
抜け防止部材と、支持部材に設けられた嵌合用凸部また
は嵌合用凹部と、リンク抜け防止部材に設けられ、前記
支持部材の嵌合用凸部または嵌合用凹部と嵌合する嵌合
用凹部または嵌合用凸部とを備え、嵌合用凸部と嵌合用
凹部との嵌合により支持部材に対するリンク抜け防止部
材の回動を規制するように構成したことを特徴とするリ
ンクレバー支持構造。
【0008】
【作用】上述構成に基づき、この考案におけるリンクレ
バー支持構造は、回転軸が同軸の2本のリンクレバーを
支持部材により回動自在に支持し、リンク抜け防止部材
により支持部材から2本のリンクレバーが抜けることを
防止する。そして、支持部材に設けられた嵌合用凸部
と、リンク抜け防止部材設けられた嵌合用凹部とを嵌合
し、嵌合用凸部と嵌合用凹部とにより支持部材に対する
リンク抜け防止部材の回動を規制する。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図を用いて説明
する。
【0010】図1は、本考案に係るリンクレバー支持構
造を示す断面図である。
【0011】このリンクレバー支持構造は、図1に示す
ように、図示しない基板に立設された支持部材22を有
している。支持部材22にはベース24が被嵌されてお
り、支持部材22とベース24とにより下部リンクレバ
ー26を回動自在に支持するようになっている。また、
支持部材22には、リンク抜け防止部材28が被嵌され
ている。リンク抜け防止部材28はビス30により支持
部材22へねじ止めされており、ベース24とリンク抜
け防止部材28とにより下部リンクレバー26と回転軸
が同軸の上部リンクレバー32を回動自在に支持するよ
うになっている。
【0012】そして、ベース24は、図2に詳示するよ
うに、内周に嵌合用凸部としての係止部24aが突設さ
れている。また、リンク抜け防止部材28の支持部材2
2と嵌合する部分の内周にも同様な係止部が突設されて
いる。
【0013】一方、支持部材22には、図3に示すよう
に、外縁の四方に近接して2個づつの溝22a、22b
が刻設されている。溝22a、22bに挟まれた部分は
フランジ34を形成しており、これによりフランジ34
は弾性力を付与されている。更に、フランジ34の下部
リンクレバー26と接する面には、突起36が突設され
ており、突起36は、下部リンクレバー26が支持部材
22とベース24とで回動自在に支持される際に、下部
リンクレバー26をベース24へ押圧付勢するようにな
っている。また、支持部材22の上端側には、中心部分
にねじ止めするための穴22cが刻設されており、かつ
支持部材22の外周には、係止部24aと係合する嵌合
用凹部としての鋸歯状の係合部22dが形成されてい
る。更に、リンク抜け防止部材28は支持部材22と同
様、図3に示すように、外縁の四方に近接して2個ずつ
の溝が刻設されており、溝に挟まれた部分はフランジ3
4を形成しており、これによりフランジ34は弾性力を
付与されている。更に、フランジ34の上部リンクレバ
ー32と接する面には、突起が突設されており、突起
は、上部リンクレバー32がリンク抜け防止部材28を
通して支持部材22へ回動自在にねじ止めされる際に、
上部リンクレバー32をベース24へ押圧付勢するよう
になっている。
【0014】従って、リンクレバー支持構造を組み付け
る場合、支持部材22を治具に固定し、支持部材22に
下部リンクレバー26を被嵌し、ベース24を係止部2
4aと係合部22dとが係合するように回動させながら
支持部材22に被嵌する。これにより、係止部24aと
係合部22dとが係合し、支持部材22のフランジ34
の一面に設けられた突起36がリンクレバー26をベー
ス24へ押圧付勢し、下部リンクレバー26の回動等に
よってベース24が回動することはなく、ガタや異音が
生じることがない。更に、支持部材22上に上部リンク
レバー32を載置した状態でリンク抜け防止部材28を
係止部と係合部22dとが係合するように回動させなが
ら支持部材22に嵌合し、リンク抜け防止部材28と共
に上部リンクレバー32をビス30により支持部材22
へねじ止めすると、リンク抜け防止部材28の係止部と
係合部22dとが係合し、リンク抜け防止部材28のフ
ランジの下面に設けられた突起が上部リンクレバー32
を支持部材22へ押圧付勢し、上部リンクレバー32の
回動等によってビス30が緩むことはなく、ガタや異音
が生じることがない。
【0015】次に、図1に示した実施例を一部変更した
実施例を図4から図7までにより説明する。なお、前述
した部分と同一構成には同一符号を付して説明を省略す
る。図4に示すリンクレバー支持構造は、支持部材22
の先端に窪み部22eを形成し、窪み部22eにリンク
抜け防止部材28が嵌入するようになっている。そし
て、窪み部22eには図2に示すような係止部を形成さ
れ、リンク抜け防止部材28の外周に図3に示すような
鋸歯状の係合部が形成されている。従って、リンク抜け
防止部材28は支持部材22により回動を規制され、支
持部材22はベース24により回動を規制される。
【0016】図5に示すリンクレバー支持構造は、支持
部材22とリンク抜け防止部材28とを嵌合せずに突き
合わせ、支持部材22とリンク抜け防止部材28との外
周に図3に示すような鋸歯状の係合部を形成し、ベース
24に図2に示すような係止部を形成している。従っ
て、ベース24の係止部と支持部材22およびリンク抜
け防止部材28の係合部とを係合することにより支持部
材22とリンク抜け防止部材28との回動を規制してい
る。
【0017】図6に示すリンクレバー支持構造は、支持
部材22とベース24とを嵌合せず、リンク抜け防止部
材28との外周に図3に示すような鋸歯状の係合部を形
成するようにしている。従って、リンク抜け防止部材2
8の係合部とベース24に設けられている係止部とを係
合することにより、リンク抜け防止部材28の回動をベ
ース24により規制し、支持部材22の回動はリンク抜
け防止部材28との嵌合により規制している。
【0018】図7に示すリンクレバー支持構造は、図6
の例において、支持部材22とリンク抜け防止部材28
との嵌合を反転したものであり、リンク抜け防止部材2
8に窪み部28aを形成し、窪み部28aの内周に図2
に示すような係止部を形成している。従って、リンク抜
け防止部材28の係止部とベース24に設けられている
係合部とを係合することにより、リンク抜け防止部材2
8の回動をベース24により規制し、支持部材22の回
動はリンク抜け防止部材28との嵌合により規制してい
る。
【0019】なお、本考案は、車両用空気調和装置に用
いられる操作レバー(リンクレバー)の支持構造ばかり
でなく、レジスタ開閉ダンパーノブ等のリンクレバー支
持構造にも適用し得ることはいうまでもない。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
回転軸が同じ2本のリンクレバーを支持部材により回動
自在に支持し、支持部材に設けられた嵌合用凸部と、リ
ンク抜け防止部材設けられた嵌合用凹部とを嵌合し、嵌
合用凸部と嵌合用凹部とにより支持部材に対するリンク
抜け防止部材の回動を規制し、リンク抜け防止部材によ
り支持部材から2本のリンクレバーが抜けることを防止
するように構成したので、支持部材とリンクレバーとの
間にガタが生じることがなく、異音が発生することを防
止でき、リンクレバーが支持部材から容易に外れること
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るリンクレバー支持構造を示す断面
図である。
【図2】本考案に係るベースを示す平面図である。
【図3】本考案に係るリンク抜け防止部材を示す平面図
である。
【図4】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図8】従来のリンクレバー支持構造を示す断面図であ
る。
【図9】従来のリンクレバー支持構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
22 支持部材 22d 係合部 24 ベース 24a 係止部 26 下部リンクレバー 28 リンク抜け防止部材 30 ビス 32 上部リンクレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸が同軸の2本のリンクレバーと、
    2本のリンクレバーを回動自在に支持する支持部材と、
    支持部材から2本のリンクレバーが抜けることを防止す
    るリンク抜け防止部材とを備え、支持部材へ2本のリン
    クレバーをリンク抜け防止部材と共にビスにより回動自
    在にビス止めするリンクレバー支持構造において、 支持部材に嵌合用凸部または嵌合用凹部を設け、 かつリンク抜け防止部材に、前記支持部材の嵌合用凸部
    または嵌合用凹部と嵌合する嵌合用凹部または嵌合用凸
    部を設け、 嵌合用凸部と嵌合用凹部との嵌合により支持部材に対す
    るリンク抜け防止部材の回動を規制するように構成した
    ことを特徴とするリンクレバー支持構造。
JP9609891U 1991-11-22 1991-11-22 リンクレバー支持構造 Expired - Lifetime JPH0726575Y2 (ja)

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