JP2002276290A - シールド掘進機のカッタヘッド - Google Patents
シールド掘進機のカッタヘッドInfo
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Abstract
に、掘削位置と止水位置との切り換えをコンパクトな構
成で可能とし、地盤改良を行わなくてもディスクカッタ
の交換をカッタヘッドスポーク内部から安全かつ容易に
行うことで、コストダウンや工期短縮に寄与する。 【解決手段】 ズリ排出通路35を有するディスクカッ
タ取付箱21と、このディスクカッタ取付箱21に枢支
される外側カバー23および内側カバー24とを備え、
掘削時には、掘削ズリ等をズリ排出通路35から排出し
つつ掘削を行い、ディスクカッタ13交換時には、外側
カバー23および内側カバー24を回動操作して、外側
カバー23で切羽側を止水し、内側カバー24でズリ排
出通路35を閉止してカッタヘッドスポーク11内に流
入する水、土砂等を阻止したうえで、底部カバー21a
を取り外し、リテーナ25を取り外してディスクカッタ
13を着脱交換する。
Description
カッタヘッドに関し、より詳しくはディスクカッタをカ
ッタヘッドスポーク内から容易かつ安全に交換すること
ができるカッタヘッドに関するものである。
トンネル、地下鉄用トンネル、通信ケーブル用トンネ
ル、共同溝用トンネルなど)をシールド工法により構築
するための掘削装置として、シールド掘進機が広く実用
に供されている。
するシールド掘進機として、掘進機本体の前面に回転式
のカッタヘッドが配備され、このカッタヘッドのカッタ
ヘッドスポークあるいはカッタヘッド面板に複数のディ
スクカッタと複数のツールビットとを備えた形式のシー
ルド掘進機が採用されている。前記各ディスクカッタに
より特に岩盤部、巨礫部の掘削を行い、前記各ツールビ
ットにより特に土砂部の掘削を行う。なお、各ディスク
カッタは、各ツールビットよりも前方(切羽側)に先行
した位置に設けられている。これにより、岩盤部、巨礫
部において確実にそれらディスクカッタによる掘削が行
われることとなる。
距離が長かったりすると、カッタヘッドに設けられてい
るディスクカッタが摩耗、損耗して、ディスクカッタを
交換する必要が生じることがある。
地盤改良剤を前方の地山に注入し、更に前方の地山に凍
結処理を施す等して地盤改良を行い、チャンバー内に
水、土砂等が流入しない状態にしてから、作業者がチャ
ンバー内に入り込んでディスクカッタを交換するという
方法が行われている。しかし、この方法によれば、地盤
改良を行ってからディスクカッタを交換するため、コス
ト高となり、また地盤が改良されるまでに相当の時間が
かかるため、交換作業のための期間が長くなるという問
題点がある。さらに、前方の地山は改良されるものの、
作業者がチャンバー内に入り込み、更に地山付近に位置
するディスクカッタを交換しなければならないため、安
全面で心配があるという問題点がある。
術として、例えば特開2000−96987号公報およ
び特開2000−96986号公報にて開示されている
ものが知られている。両公報には、いずれも、地山の地
盤改良を必要とせず、切羽からカッタヘッドスポーク内
への水、土砂等の流入を阻止して、ディスクカッタをカ
ッタヘッドスポーク内から安全に交換することができる
カッタヘッドが開示されている。
示されたカッタヘッドでは、カッタヘッドスポーク内に
おいて切羽とチャンバーとを連通するズリ排出通路の途
中に、ディスクカッタを回転可能に支持するディスクカ
ッタ支持部材が回動支持部材を介して回動可能に設けら
れている。そして、ディスクカッタを切羽に臨ませて掘
削を行う掘削位置では、前記ズリ排出通路を介して掘削
ズリを排出しつつ掘削を行うことができるようにされて
いる。また、ディスクカッタをその掘削位置から90度
回動させた位置では、前記回動支持部材により前記ズリ
排出通路の切羽側およびチャンバー側を遮蔽して、その
ズリ排出通路の側方に区画形成される空間から作業者が
ディスクカッタを安全に交換できるようにされている。
報に開示されたカッタヘッドでは、ディスクカッタを回
転可能に支持するディスクカッタ支持部材が切羽とチャ
ンバーとを連通する分解組立式テレスコピック構造のズ
リ流通管に介挿されており、掘削ズリを排出しつつ掘削
を行うことができるようにされている。また、前記ズリ
流通管には開閉自在なスライドゲートが切羽側およびチ
ャンバー側に配設されており、前記ディスクカッタ支持
部材を所定位置まで引き下げて両方のスライドゲートを
閉め、カッタヘッドスポーク内部をそれらスライドゲー
トで切羽およびチャンバーと遮蔽した後に、そのズリ流
通管を分解してディスクカッタ支持部材を取り外せば、
作業者がカッタヘッドスポーク内部からディスクカッタ
を安全に交換できるようにされている。
開2000−96987号公報に開示されたカッタヘッ
ドでは、ディスクカッタ周辺部における掘削ズリの排土
性を考慮すると、前記ズリ排出通路をディスクカッタ支
持部材に対して十分に大きな開口通路とする必要があ
る。加えて、ズリ排出通路の両側壁部分に形成された凹
状の回転座に前記回動支持部材が係合支持される構造と
されているため、回動支持部材がディスクカッタ径と比
較してかなり大きなものとなり、ディスクカッタ周りの
構造が大型化してしまう。さらに、作業者がディスクカ
ッタの交換作業を行うための空間がズリ排出通路の側方
に区画形成されている。これらのことから、装置の大型
化が避けられず、ディスクカッタの配置が制限されるこ
ととなり、特にカッタヘッドのコーナ部にディスクカッ
タを配置するのが困難になるという問題点がある。ま
た、大型化に伴い、ディスクカッタ交換時におけるハン
ドリング等が面倒であるという問題点がある。
報に開示されたカッタヘッドでは、カッタヘッドスポー
ク内部に前記両スライドゲートを開閉するための摺動ス
ペースが必要であるとともに、ディスクカッタ支持部材
を前後方向にスライドさせ、かつ抜き差し可能とするた
めには前記テレスコピック構造のズリ流通管は比較的長
いものとなってしまう。したがって、構成上の占有スペ
ースが大きくなり、前記従来技術同様ディスクカッタの
配置が制限されてしまうという問題点がある。
めになされたもので、掘削ズリを排出しつつ掘削するこ
とでディスクカッタの偏摩耗を防止でき、またディスク
カッタの掘削位置と止水位置との切り換えをコンパクト
な構成で可能とし、地盤改良を行わなくてもディスクカ
ッタの交換をカッタヘッドスポーク内部から安全かつ容
易に行うことができて、コストダウンと工期短縮に寄与
することができるシールド掘進機のカッタヘッドを提供
することを目的とするものである。
的を達成するために、本発明によるシールド掘進機のカ
ッタヘッドは、カッタヘッドスポークと、このカッタヘ
ッドスポークの前面に配されるディスクカッタとを備え
たシールド掘進機のカッタヘッドにおいて、前記カッタ
ヘッドスポークに固着され、そのカッタヘッドスポーク
内部への水、土砂等の流入を防ぐディスクカッタ取付箱
と、このディスクカッタ取付箱に枢支され、前記ディス
クカッタを回転可能に支持するディスクカッタカバーと
を備え、前記ディスクカッタ取付箱に掘削ズリ等を排出
するためのズリ排出通路を設け、前記ディスクカッタ取
付箱の底部を開閉自在に構成するとともに、前記ディス
クカッタカバーの枢支軸の回動操作により、前記ディス
クカッタを切羽に臨ませて掘削を行う掘削位置と、前記
ディスクカッタカバーで切羽と前記カッタヘッドスポー
ク内とを遮蔽し、かつ前記ズリ排出通路を閉止する止水
位置とに切換え可能に構成し、前記止水位置に切り換え
たときに、前記カッタヘッドスポーク内部から前記ディ
スクカッタを交換可能に構成することを特徴とするもの
である。
よる前記掘削位置から前記止水位置への切換え操作途中
においては、前記ディスクカッタ取付箱によってカッタ
ヘッドスポーク内部への水、土砂等の流入が防止され
る。また、前記止水位置のときには前記ディスクカッタ
カバーにより切羽とカッタヘッドスポーク内部とが遮蔽
されるとともに、前記ズリ排出口が閉止されるので、前
記ディスクカッタ取付箱の底部を開口しても、そのディ
スクカッタカバーによってカッタヘッドスポーク内部へ
の水、土砂等の流入が防止される。これらのことから、
前記枢支軸の回動操作により前記止水位置とした後に、
前記ディスクカッタ取付箱の底部を開口することによっ
て、水、土砂等に煩わされることなく前記ディスクカッ
タを交換することができる。したがって、地盤改良を行
わなくてもディスクカッタの交換をカッタヘッドスポー
ク内部から安全かつ容易に行うことができ、コストダウ
ンや工期短縮に寄与することができる。
き、前記ディスクカッタ取付箱に流入した掘削ズリ等は
前記ズリ排出通路から排出され、前記ディスクカッタ周
りにその掘削ズリ等が滞留したり、目詰まりしたりする
のが防止されるので、ディスクカッタのスムーズな回転
が担保され、ディスクカッタの偏摩耗を防止することが
可能となる。さらに、本発明によれば、前記ディスクカ
ッタカバーが前記ディスクカッタ取付箱に枢支される構
成とされているので、前記掘削位置と前記止水位置との
切り換えを比較的小さな回動半径で行うことができる。
したがって、コンパクト化が可能となり、ディスクカッ
タの配置やディスクカッタ交換時の取扱いが容易になる
という効果を奏する。
ーが外側カバーとこの外側カバーに内包される内側カバ
ーとからなり、その外側カバーと内側カバーとが同一軸
線周りで相対して回動される構造とされ、その外側カバ
ーとその内側カバーとのうち、一方のカバーで切羽と前
記カッタヘッドスポーク内とを遮蔽し、他方のカバーで
前記ズリ排出通路を閉止するように構成するのが好まし
い(第2発明)。このようにすれば、前記外側カバーお
よび前記内側カバーによって、カッタヘッドスポーク内
への水、土砂等の流入を防ぐという所望の効果を得るこ
とができるとともに、外側カバーに内側カバーを収容
し、両者をコンパクトに纏めて前記ディスクカッタ取付
箱内に配置することがでるので、前記ズリ排出通路を大
きくとることができ、排土性を向上させることができ
る。
機のカッタヘッドの具体的な実施の形態について、図面
を参照しつつ説明する。
ルド掘進機の概略構成図が示されており、正面図(a)
および要部縦断面図(b)がそれぞれ示されている。ま
た、図2および図3には、ディスクカッタの回動支持構
造を説明するための図が示されており、図2には、図1
におけるA−A視要部断面図が、図3には、図2におけ
るX−X視要部断面図がそれぞれ示されている。
(b)に示されるようにシールド本体2と、このシールド
本体2の前部にベアリング4を介して回転可能に設けら
れるカッタヘッド3と、このカッタヘッド3を回転駆動
するためのカッタヘッド駆動装置5とを備えて構成され
ている。前記シールド本体2の隔壁6と前記カッタヘッ
ド3との間には、チャンバー7が区画形成されている。
また、前記シールド本体2内には、いずれも図示省略す
るが、掘進の推力を発生させるためのシールドジャッキ
や掘削されたトンネルの内面にゼグメントを組み付ける
ためのセグメントエレクタ装置、掘削された土砂等を後
流側に排出するための排土装置等がそれぞれ配備されて
いる。
るように中心部から放射状に延びる複数本のカッタヘッ
ドスポーク11が筒状部材12に固着されてなるカッタ
ヘッドフレーム10と、そのカッタヘッドスポーク11
の前面に多数配設されるディスクカッタ13およびツー
ルビット14等を備えて構成されている。
は、図2に示されるように、正面板11a、背面板11
b、右側面板11cおよび左側面板11dにより通路1
1Aが区画形成されている。なお、この通路11Aは、
作業者が後述するディスクカッタ13の交換作業を行え
る程度の広さとされている。
羽に対して一様に掘削できるようにカッタヘッド3にお
ける径方向位置が設定され、カッタヘッド3の回転に伴
い転動する向きで、カッタヘッドスポーク11の正面板
11aより所定量突出されて設けられている。一方、前
記各ツールビット14は、各ディスクカッタ13より所
定量後退した位置まで突出され、各カッタヘッドスポー
ク11の両側部、すなわち右側面板11cおよび左側面
板11dにそれぞれ固着されている。こうして、各ディ
スクカッタ13により特に岩盤部、巨礫部の掘削が行わ
れ、各ツールビット14により特に土砂部の掘削が行わ
れるとともに、岩盤部、巨礫部においては確実に各ディ
スクカッタ13による掘削が行われるようにされてい
る。
カッタヘッドスポーク11に配設される各ディスクカッ
タ13が回動支持機構20を介してカッタヘッドスポー
ク11の前面板11aに回転可能に支持されている。
に示されるように、カッタヘッドスポーク11内部への
水、土砂等の流入を防ぐディスクカッタ取付箱21と、
このディスクカッタ取付箱21に枢支されるディスクカ
ッタカバー22とを備えて構成されている。
材で形成されており、その開口端部がディスクカッタ1
3を包含しつつカッタヘッドスポーク11の正面板11
aに切羽と連通して固着され、図2において左斜下方に
延びてカッタヘッドスポーク11内部に配されている。
また、このディスクカッタ取付箱21は、その内部で前
記ディスクカッタカバー22を回動させたり、その内部
にディスクカッタカバー22を格納したりできるスペー
スと形状とを備えた構造とされている。また、このディ
スクカッタ取付箱21は、その底部が平板状の底部カバ
ー21aがボルト31で締結されてなり、ボルト31の
着脱により開閉自在な構造とされるとともに、その底部
からディスクカッタ13を着脱できるようにされてい
る。
ズリを排出するための通路であるズリ排出通路35がチ
ャンバー7と連通して設けられている。このズリ排出通
路35は、図2においてディスクカッタ13の右斜めや
や下方におけるディスクカッタ取付箱21に形成された
ズリ排出口21cから右斜下方に延びてカッタヘッドス
ポーク11の右側面板11cにおけるチャンバー7に開
放された開口部11c'と接続されている。こうして、
ディスクカッタ13周りの掘削ズリ等は、順次、ズリ排
出通路35を介してチャンバー7に排出される。
クカッタ取付箱21に枢支される外側カバー23と、こ
の外側カバー23を介してそのディスクカッタ取付箱2
1に枢支される内側カバー24とからなる二重構造式の
カバーとされており、内側カバー24が外側カバー23
に内包されるように形成されるとともに、両者が同軸線
周りで相対的に回動されるように構成されている。
する一対の側壁23b,23bの外周部が部分円筒壁2
3cで連接されてなり、各枢支軸23a,23aがディ
スクカッタ取付箱21の側壁に形成された軸穴21d,
21dに係合支持されている。また、この外側カバー2
3は、枢支軸23aの回動操作により切羽側に配された
ときに、ディスクカッタ13をその内部に収容しつつデ
ィスクカッタ取付箱21の開口部を塞ぐように形成され
ている(図4参照)。こうして、比較的小さな回動半径
にて外側カバー23が切羽側に配されるとともに、切羽
側の止水が行われるようにされている。なお、各枢支軸
23a,23aは、中空軸状に形成されている。
枢支軸23aの中空部に挿入される枢支軸24aを有す
る一対の側壁24b,24bの外周が部分円筒壁24c
で連接されてなり、その部分円筒壁24cでディスクカ
ッタ取付箱21のズリ排出口21cを塞ぐことができる
ように形成されている。こうして、枢支軸23aの回動
操作により、ズリ排出通路35の開閉ができるようにさ
れている。
ー24をそれぞれ回動操作することで、外側カバー23
および内側カバー24をディスクカッタ取付箱21内に
格納し、ディスクカッタ13を切羽に臨ませて掘削を行
なう掘削位置と、外側カバー23によってディスクカッ
タ取付箱21の開口部を塞ぐとともに、内側カバー24
によってズリ排出通路35を閉止してカッタヘッドスポ
ーク11内への水、土砂等の流入を防ぐ止水位置との切
換えが行われるようにされている。また、掘削位置のと
き、外側カバー23と内側カバー24とをコンパクトに
纏めてディスクカッタ取付箱21の底部付近に配置する
ことで、ディスクカッタ取付箱21のズリ排出口21c
およびズリ排出通路35をできる限り大きくとり、排土
性の向上が図られている。
b,24bの内側に形成された凹部24e,24eにデ
ィスクカッタ13の軸部13a,13aが嵌入され、各
凹部24eに係合する蓋部材としてのリテーナ25をボ
ルト32で締結することで、ディスクカッタ13の軸部
13a,13aが内側カバー24に固定されており、そ
れらリテーナ25,25の着脱によりディスクカッタ1
3の着脱を行うことができるようにされている。また、
この内側カバー24においては、枢支軸24aの回動操
作によりズリ排出通路を閉止する位置に配されたとき
に、ディスクカッタ取付箱21の底部側にリテーナ2
5,25が配されるように、またディスクカッタ取付箱
21の底部からディスクカッタ13を抜き差しできるよ
うに前記凹部24e,24eへの嵌入方向が決定されて
いる。こうして、ディスクカッタ取付箱21の底部から
ディスクカッタ13を容易に交換できるようにされてい
る。
a,23aの端部には、それぞれこの外側カバー23を
回動させるための操作部23dが形成されており、この
操作部23dは、ディスクカッタ取付箱21の外側面よ
りも所要量突出された枢支軸23aの端部外周に二面幅
が形成されてなるものである。一方、前記内側カバー2
4における各枢支軸24a,24aにも、それぞれこの
内側カバー24を回動させるための操作部24dが形成
されており、この操作部24dは、枢支軸24aの端面
から断面六角状に突設されてなり、外側カバー23の操
作部23dよりやや突出して設けられている。なお、こ
の内側カバー24の操作部24d,24dにおいては、
小型化の観点からこの内側カバー24の枢支軸24aの
端部に六角穴が形成されてなる操作部としても良い。こ
うして、外側カバー23および内側カバー24にそれぞ
れ操作部23d,23d,24d,24dを設けて、カ
ッタヘッドスポーク内部からそれら外側カバー23およ
び内側カバー24を容易に回動操作できるようにされて
いる。
には、外側カバー23がその開口端部を塞いだときに両
者をシールするに好適な位置に1列のシール部材26が
設けられている。また、内側カバー24でズリ排出口2
1cを塞いだとき両者をシールするために、そのズリ排
出口21cの周囲にシール部材27が設けられている。
また、内側カバー24の各枢支軸24a,24aと外側
カバー23の各枢支軸23a,23aとの間の隙間を密
閉するためにシール部材28が、外側カバー23の各枢
支軸23a,23aとディスクカッタ取付箱21の軸穴
21d,21dとの間の隙間を密閉するためにシール部
材29がそれぞれ設けられている。
バー22が掘削位置(格納位置)にあるとき、その掘削
位置を保持するために、ディスクカッタ取付箱21と外
側カバ23ーおよび内側カバー24とがボルト33で締
結されるように構成されている。これに対して、それら
ボルト33を取り外すと、外側カバー23および内側カ
バー24がフリーな状態となり、両者の回動操作が可能
な状態となる。
ド掘進機1の作動およびディスクカッタ13の交換手順
について説明する。
に示されるように、外側カバー23および内側カバー2
4をディスクカッタ取付箱21底部に格納してディスク
カッタ13を切羽に臨ませる掘削位置とし、ディスクカ
ッタ取付箱21に外側カバー23および内側カバー24
をボルト33で締結してその掘削位置を保持する。
常掘削時においては、カッタヘッド駆動装置5の駆動に
よりカッタヘッド3を回転させて、多数のディスクカッ
タ13およびツールビット14で切羽を掘削するととも
に、図示されないシールドジャッキを図示されないセグ
メントに反力を取って伸長させることにより機体を推進
させる。掘削した土砂等は、チャンバー7内に送り込ま
れ、図示されない排土装置により後流側に排出される。
シールドジャッキの1ストローク分を掘進後、分割され
た1リング分のセグメントを搬入し、図示されないセグ
メントエレクタ装置により組立て、再び掘進を開始す
る。このような動作を繰り返すことにより、トンネルを
構築していく。
に起因して交換作業を行なう際には、一旦カッタヘッド
3の回転を停止する。その後、作業者が掘進機本体2内
からカッタヘッドスポーク11内へのアクセス手段(図
示省略)を介してカッタヘッドスポーク11の通路11
A内に入る。続いて、ボルト33を取り外し、外側カバ
ー23および内側カバー24をフリーな状態とする。続
いて、外側カバー23および内側カバー24のそれぞれ
の操作部23d,24dにスパナ等を係合させて回動操
作して、図4に示されるように、外側カバー23により
ディスクカッタ取付箱21の開口部を遮蔽するととも
に、内側カバー24によりズリ排出口21cを塞いでズ
リ排出通路35を閉止する止水位置に切り換える。こう
して、切羽およびチャンバー7からカッタヘッドスポー
ク11内への水、土砂等の流入を阻止した状態とした後
に、ディスクカッタ取付箱21の底部カバー21aを取
り外し、続いてリテーナ25を取り外してディスクカッ
タ13を着脱交換する。
周りの掘削ズリ等を排出しつつ掘削を行うことができる
ので、ディスクカッタ13背面でのズリ閉塞によるディ
スクカッタ13の偏摩耗を防止することができる。ま
た、ディスクカッタ13の交換をカッタヘッドスポーク
11内から水、土砂等に煩わされることなく容易かつ安
全に行うことができるので、地盤改良等の工事が不要と
なり、工期短縮とコストダウンに寄与することができ
る。また、掘削位置と止水位置との切換えをコンパクト
な構成で行うことができるので、ディスクカッタ13交
換時の取扱いが楽となり、ディスクカッタ13の配置も
行い易いという効果を奏する。
進機の概略構成図であり、正面図(a)および要部縦断
面図(b)である。
するための図1におけるA−A視要部断面図である。
するための図2におけるY−Y視要部断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 カッタヘッドスポークと、このカッタヘ
ッドスポークの前面に配されるディスクカッタとを備え
たシールド掘進機のカッタヘッドにおいて、 前記カッタヘッドスポークに固着され、そのカッタヘッ
ドスポーク内部への水、土砂等の流入を防ぐディスクカ
ッタ取付箱と、このディスクカッタ取付箱に枢支され、
前記ディスクカッタを回転可能に支持するディスクカッ
タカバーとを備え、 前記ディスクカッタ取付箱に掘削ズリ等を排出するため
のズリ排出通路を設け、前記ディスクカッタ取付箱の底
部を開閉自在に構成するとともに、前記ディスクカッタ
カバーの枢支軸の回動操作により、前記ディスクカッタ
を切羽に臨ませて掘削を行う掘削位置と、前記ディスク
カッタカバーで切羽と前記カッタヘッドスポーク内とを
遮蔽し、かつ前記ズリ排出通路を閉止する止水位置とに
切換え可能に構成し、 前記止水位置に切り換えたときに、前記カッタヘッドス
ポーク内部から前記ディスクカッタを交換可能に構成す
ることを特徴とするシールド掘進機のカッタヘッド。 - 【請求項2】 前記ディスクカッタカバーが外側カバー
とこの外側カバーに内包される内側カバーとからなり、
その外側カバーと内側カバーとが同一軸線周りで相対し
て回動される構造とされ、その外側カバーとその内側カ
バーとのうち、一方のカバーで切羽と前記カッタヘッド
スポーク内とを遮蔽し、他方のカバーで前記ズリ排出通
路を閉止するように構成する請求項1に記載のシールド
掘進機のカッタヘッド。
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---|---|---|---|
JP2001076806A JP4166958B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | シールド掘進機のカッタヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001076806A JP4166958B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | シールド掘進機のカッタヘッド |
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JP (1) | JP4166958B2 (ja) |
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