JP2001342798A - トンネル掘削機並びにローラカッタの取付構造及び交換方法 - Google Patents

トンネル掘削機並びにローラカッタの取付構造及び交換方法

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JP2001342798A
JP2001342798A JP2000164108A JP2000164108A JP2001342798A JP 2001342798 A JP2001342798 A JP 2001342798A JP 2000164108 A JP2000164108 A JP 2000164108A JP 2000164108 A JP2000164108 A JP 2000164108A JP 2001342798 A JP2001342798 A JP 2001342798A
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cutter
cylindrical support
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roller
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Shinichi Konta
眞一 紺田
Hirohiko Obayashi
博彦 大林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土水圧に影響されることなく容易にローラカ
ッタの交換が行えるトンネル掘削機並びにローラカッタ
の取付構造及び交換方法を提供する。 【解決手段】 掘削機本体1の前部に回転自在に装着さ
れるカッタヘッド3を作業者の出入りが可能に筺体状に
形成すると共に、該カッタヘッド3の前面部に取り付け
られるローラカッタ5を円筒状支持体13に回転自在に
支持し、該円筒状支持体13をカッターヘッド3の前面
部に形成された前後両端面開放の受け筒14に挿脱可能
に嵌合すると共に支持体13内部に掘削土砂排出用の水
を循環可能とし、且つ前記円筒状支持体13が受け筒1
4から離脱する際に同受け筒14を閉塞するゲート19
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中にトンネルを
掘削・形成するトンネル掘削機並びにローラカッタの取
付構造及び交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、土圧式シールド掘削機等におい
て、礫層に対しカッタビットのチップの欠損や剥離を防
止するために、ローラカッタ(ディスクカッタも含む)
が併用されることは良く知られている。
【0003】例えば、図3に示すように、掘削機本体10
0 の隔壁101 に回転自在に装着されたカッタヘッド102
の前面部に、適当数のローラカッタ103 がボルト、クサ
ビ等で固定・装着されていた。そして、ローラカッタ10
3 の交換の際は、カッタヘッド102 と隔壁101 とで画成
されたチャンバ室104 内に作業者が入り、ボルト、クサ
ビ等の固定具を取り外していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、ロー
ラカッタ103 の交換の際は、作業者がチャンバ室104 内
に入らなければならないため、土水圧の作用する条件下
では圧気作業によりチャンバ室104 内に入らなければな
らず、劣悪作業になる。また、さらに土水圧が高くなれ
ば、この圧気作業も作業環境上不可能となり、ローラカ
ッタ103 の交換も不可能となるという問題点があった。
【0005】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
もので、土水圧に影響されることなく容易にローラカッ
タの交換が行えるトンネル掘削機並びにローラカッタの
取付構造及び交換方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明のトンネル掘削機は、掘削機本体の前部に回転自在
に装着されるカッタヘッドを作業者の出入りが可能に筺
体状に形成すると共に、該カッタヘッドの前面部に取り
付けられるローラカッタを筒状支持体に回転自在に支持
し、該筒状支持体をカッターヘッドの前面部に形成され
た前後両端面開放の受け筒部に挿脱可能に嵌合すると共
に支持体内部に掘削物排出用の流体を循環可能とし、且
つ前記筒状支持体が受け筒部から離脱する際に同受け筒
部を閉塞するゲートを設けたことを特徴とする。
【0007】本発明のローラカッタの取付構造は、筺体
状カッタヘッドの前面部に形成された前後両端面開放の
受け筒部と、該受け筒部に挿脱可能に嵌合してローラカ
ッタを回転自在に支持すると共に内部に掘削物排出用の
流体が循環される筒状支持体と、該筒状支持体が受け筒
部から離脱する際に同受け筒部を閉塞し得るゲートとを
備えたことを特徴とする。
【0008】本発明のローラカッタの交換方法は、前記
ローラカッタの取付構造を有し、筒状支持体を受け筒部
から離脱した後に、同筒状支持体に対しローラカッタの
みを交換することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトンネル掘削
機並びにローラカッタの取付構造及び交換方法を実施例
により図面を用いて詳細に説明する。
【0010】[実施例] [構成]図1は本発明の一実施例を示す、ローラカッタ
取付部の断面図、図2は同じく土圧式シールド掘削機の
要部断面図である。
【0011】図2に示すように、掘削機本体1の隔壁
(バルクヘッド)2には、図示しない出入口を介して作
業者の出入りが可能に筺体状に形成されたカッタヘッド
3が、中間支持方式により回転自在に装着される。カッ
タヘッド3の前面部である面板4には図示しない多数の
カッタビットと適当数のローラカッタ(ディスクカッタ
を含む)5が装着される。そして、カッタヘッド3の後
部にはリングギア6が固定される。
【0012】前記隔壁2には、カッタヘッド駆動手段と
してのカッタ旋回モータ7が取り付けられ、このカッタ
旋回モータ7の駆動ギア8が前記リングギア6に噛み合
っている。従って、カッタ旋回モータ7を稼働して駆動
ギア8を回転駆動すると、リングギア6を介してカッタ
ヘッド3が回転される。尚、図中9はスクリューコンベ
アで、カッタヘッド3と隔壁2とで画成されたチャンバ
室10内の掘削土砂を外部に排出し得るようになってい
る。11は油圧配管等のロータリジョイントである。
【0013】前記ローラカッタ5は、図1に示すよう
に、後端面が取付板12で閉塞された円筒状支持体13
の前端開口部に回転自在に支持される。この円筒状支持
体13は、カッタヘッド3の面板4に貫通・固着された
前後両端面開放の受け筒14内に挿脱可能に嵌合し、取
付板12部においてボルト15で受け筒14の後端面に
結合・固定される。
【0014】前記取付板12には、送水短管16と排水
短管17が貫通支持され、これらによって円筒状支持体
13の内部に、掘削土砂排出用の流体としての水が循環
されるようになっている。即ち、前記送水短管16は図
示しない水供給源にホース等を介して接続されると共に
前記排水短管17も同じくホース等を介して図示しない
排水処理部に接続される。
【0015】前記受け筒部14の長手方向中間部には、
ガイド部材18を介してゲート19が受け筒部14を横
切る方向へ摺動自在に支持され、円筒状支持体13が受
け筒部14から離脱する(抜け出す)際に、ゲート19
が受け筒部14を横切って同受け筒部14を閉塞し得る
ようになっている。即ち、圧気状態の切刃側と大気圧下
のカッタヘッド3の内部との連通を遮断するのである。
【0016】前記ゲート19は、カッタヘッド3の面板
4等に取り付けられる油圧ジャッキにより開閉駆動して
も良いし、手動でも良い。尚、図中20はOリングで、
21はパッキンである。
【0017】[作用・効果]このように構成されるた
め、カッタ旋回モータ7を稼働させてカッタヘッド3を
回転させた状態で図示しない推進ジャッキを伸ばして掘
削機本体1を推進(前進)させると、カッタヘッド3に
装着された多数のカッタビット及びローラカッタ5が前
方の地盤を掘削する。掘削された土砂はチャンバ室10
からスクリューコンベヤ9等によって外部に排出され
る。
【0018】この際、ローラカッタ5の取付部において
は、ローラカッタ5で掘削された土砂が円筒状支持体1
3の内部に取り込まれるが、この掘削土砂は送水管16
及び排水管17により内部を循環する水に混入されて外
部に円滑に排出される。これにより、ローラカッタ5後
方の土砂の圧密が防止され、ローラカッタ5の性能低下
や破損等が回避される。
【0019】そして、ローラカッタ5を交換する際は、
大気圧下の筺体状のカッタヘッド3内に作業者が入り、
ボルト15を緩めて円筒状支持体13を受け筒14から
離脱させ(抜き出し)、その後円筒状支持体13に対し
ローラカッタ5を交換すれば良い。場合によっては、送
水管16及び排水管17からホース等を外して円筒状支
持体13毎新しいものと交換しても良い。
【0020】前記円筒状支持体13を受け筒14から離
脱させる際には、その途中で(円筒状支持体13の後端
がゲート19部を通過した時点で)、受け筒14がゲー
ト19で閉塞されるので、切刃側の掘削土砂や圧気が受
け筒14を介してカッタヘッド3内に流入することが防
止される。
【0021】このように本実施例の土圧式シールド掘削
機にあっては、土水圧に影響されることなく、大気圧下
で容易にローラカッタ5を交換することができる。ま
た、ローラカッタのみを交換する場合は、交換部品が最
少単位で済むという利点ある。
【0022】尚、本実施例では、本発明のトンネル掘削
機を土圧式シールド掘削機として説明したが、泥水式シ
ールド掘削機に適用しても良く、また岩盤を掘削するト
ンネルボーリングマシンに適用することもできる。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能
であることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1に係るトンネル掘削機は、掘削機本体の前部に回
転自在に装着されるカッタヘッドを作業者の出入りが可
能に筺体状に形成すると共に、該カッタヘッドの前面部
に取り付けられるローラカッタを筒状支持体に回転自在
に支持し、該筒状支持体をカッターヘッドの前面部に形
成された前後両端面開放の受け筒部に挿脱可能に嵌合す
ると共に支持体内部に掘削物排出用の流体を循環可能と
し、且つ前記筒状支持体が受け筒部から離脱する際に同
受け筒部を閉塞するゲートを設けたことを特徴とするの
で、ローラカッタを交換する際は、大気圧下のカッタヘ
ッド内で筒状支持体を受け筒部から離脱して行うことが
でき、土水圧に影響されることなく容易に交換すること
ができる。
【0024】本発明の請求項2に係るローラカッタの取
付構造は、筺体状カッタヘッドの前面部に形成された前
後両端面開放の受け筒部と、該受け筒部に挿脱可能に嵌
合してローラカッタを回転自在に支持すると共に内部に
掘削物排出用の流体が循環される筒状支持体と、該筒状
支持体が受け筒部から離脱する際に同受け筒部を閉塞し
得るゲートとを備えたことを特徴とするので、請求項1
と同様の作用・効果が得られる。
【0025】本発明の請求項3に係るローラカッタの交
換方法は、請求項2に係るローラカッタの取付構造を有
し、筒状支持体を受け筒部から離脱した後に、同筒状支
持体に対しローラカッタのみを交換することを特徴とす
るので、請求項1と同様の作用・効果に加えて交換部品
が最少単位で済むという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、ローラカッタ取付部
の断面図である。
【図2】同じく土圧式シールド掘削機の要部断面図であ
る。
【図3】従来例の土圧式シールド掘削機の要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 掘削機本体 2 隔壁 3 カッタヘッド 4 面板 5 ローラカッタ 6 リングギア 7 カッタ旋回モータ 8 駆動ギア 9 スクリューコンベア 10 チャンバ室 11 ロータリジョイント 12 取付板 13 円筒状支持体 14 受け筒 15 ボルト 16 送水管 17 排水管 18 ガイド部材 19 ゲート 20 Oリング 21 パッキン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削機本体の前部に回転自在に装着され
    るカッタヘッドを作業者の出入りが可能に筺体状に形成
    すると共に、該カッタヘッドの前面部に取り付けられる
    ローラカッタを筒状支持体に回転自在に支持し、該筒状
    支持体をカッターヘッドの前面部に形成された前後両端
    面開放の受け筒部に挿脱可能に嵌合すると共に支持体内
    部に掘削物排出用の流体を循環可能とし、且つ前記筒状
    支持体が受け筒部から離脱する際に同受け筒部を閉塞す
    るゲートを設けたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 【請求項2】 筺体状カッタヘッドの前面部に形成され
    た前後両端面開放の受け筒部と、該受け筒部に挿脱可能
    に嵌合してローラカッタを回転自在に支持すると共に内
    部に掘削物排出用の流体が循環される筒状支持体と、該
    筒状支持体が受け筒部から離脱する際に同受け筒部を閉
    塞し得るゲートとを備えたことを特徴とするローラカッ
    タの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2のローラカッタの取付構造を有
    し、筒状支持体を受け筒部から離脱した後に、同筒状支
    持体に対しローラカッタのみを交換することを特徴とす
    るローラカッタの交換方法。
JP2000164108A 2000-06-01 2000-06-01 トンネル掘削機並びにローラカッタの取付構造及び交換方法 Withdrawn JP2001342798A (ja)

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Effective date: 20070807