JP2002276241A - 水没センサ付きパワーウインドウ装置 - Google Patents

水没センサ付きパワーウインドウ装置

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JP2002276241A
JP2002276241A JP2001075259A JP2001075259A JP2002276241A JP 2002276241 A JP2002276241 A JP 2002276241A JP 2001075259 A JP2001075259 A JP 2001075259A JP 2001075259 A JP2001075259 A JP 2001075259A JP 2002276241 A JP2002276241 A JP 2002276241A
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Masahiro Kato
昌弘 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水面変動や電気分解ガスによる水没センサの抵
抗値変動にもかかわらず車両水没時に確実に窓下降が可
能な水没センサ付きパワーウインドウ装置を提供するこ
と。 【解決手段】窓昇降用モータM、常開形式の窓上昇用及
び窓降下用の操作スイッチ107、106、互いに離れ
て配設される一対の水没検出電極により構成されて両水
没検出電極間の電気抵抗値の減少により水没を検出する
水没センサ108を備える。水没センサ108が、窓降
下用の操作スイッチ106と直列に接続されており、更
に、水没センサ108の電気抵抗値変化をRSフリップ
フロップ130で記憶するので、確実な水没対応動作が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水没センサ付きパ
ワーウインドウ装置に関し、特に水没検出信頼性に優れ
た水没センサ付きパワーウインドウ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開平
2000−34861号公報は、車両水没時にパワーウ
インドウ装置又はスライドルーフ装置の制御部への浸水
によりパワーウインドウが開不能となって乗員が内部に
閉じ込められるのを防止するために、第一の水没センサ
が水没を検出した場合に窓昇降用モータへの通電を制御
する上昇用リレーのコイルに通電し、第二の水没センサ
が水没を検出した場合に窓昇降用モータへの通電を制御
する下降用リレーのコイルに通電し、更に乗員が窓開を
決意して窓降下用の操作スイッチを操作した場合には窓
上昇用のリレーのコイルへの通電を禁止することにより
窓を降下させる技術を提案している。
【0003】しかしながら、上記先行技術の回路構成で
は、プリント基板に実装された上記3個の水没センサに
均一に水が回る必要があるが、車両の振動や姿勢変化、
水流の影響などにより、水面が変動して水没センサの抵
抗値が変動し、その結果、リレー下降を指令しても必ず
しも動作が不安定となるという問題があった。
【0004】更に、実験により判明したことであるが、
水没センサの電極表面積を十分広くできない場合には、
水没センサが水没すると、水没センサの一対の電極間に
水の電気分解電圧以上の電圧が印加されている結果、そ
れらの電極面が発生した電解ガス(酸素ガスや水素ガ
ス)により急速に覆われ、水没してから短時間の後、水
没センサの電気抵抗値が相当に大きくなるという問題が
あった。この結果、水没センサが水没してから、乗員が
窓降下用の操作スイッチを操作するまでの時間が長い
と、上記電気分解ガスにより水没センサの電極面が覆わ
れてその電気抵抗値が増大し、非水没状態と誤検出する
可能性があった。
【0005】水没センサをもつパワーウインドウ装置で
は、水没センサを一度でも検出したら、その後、水面の
揺れや電気分解ガスにもかかわらず所定期間だけ水没対
応動作(窓下降動作)が可能となるように機能すること
が望ましいが、上記したように、従来装置では、水面の
揺れによる水没センサの高電気抵抗状態への復帰や、電
気分解ガスによる高電気抵抗状態化の問題が顧慮されて
おらず、水没時の窓下降操作を確実に実現し得るかどう
かに不安があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、水面変動や電気分解ガスによる水没センサの抵抗
値変動にもかかわらず車両水没時に確実に窓下降が可能
な水没センサ付きパワーウインドウ装置を提供すること
を、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の水没セン
サ付きパワーウインドウ装置は、窓昇降用モータ、常開
形式の窓上昇用及び窓降下用の操作スイッチ、互いに離
れて配設される一対の水没検出電極により構成されて前
記両水没検出電極間の電気抵抗値の減少により水没を検
出する水没センサ、前記操作スイッチ及び前記水没セン
サからの信号に基づいて前記窓昇降用モータを駆動制御
する制御部を備える水没センサ付きパワーウインドウ装
置において、前記水没センサが、前記窓降下用の操作ス
イッチと直列に接続されており、電源電圧が、前記窓降
下用の操作スイッチの作動時のみ前記水没センサに印加
されることを特徴としている。
【0008】すなわち、本構成では、水没センサが水没
してもまだ水没センサの両端子電極間に電圧が印加され
ていないので、電気分解ガスが発生して水没センサの電
極面を覆うことがない。その結果、窓降下用の操作スイ
ッチのオンが遅れても、確実に窓を降下することが可能
となる。なお、水没センサの両端子電極間に電圧(たと
えば12V)を印加した状態で水没が生じると、10秒
程度で端子電極表面は電気分解ガスでほとんど覆われて
しまう。
【0009】請求項2記載の構成は請求項1記載の水没
センサ付きパワーウインドウ装置において更に、互いに
直列接続された前記水没センサと前記窓降下用の操作ス
イッチからなるペアには負荷抵抗を通じて電圧が印加さ
れ、前記ペアと前記負荷抵抗との接続点は、前記窓上昇
用の操作スイッチの導通による前記窓昇降用モータの上
昇動作を禁止することを特徴としている。
【0010】本構成によれば、水没センサがオンした場
合に窓上昇用の操作スイッチによる窓上昇動作を無効と
するので、侵入した水などにより、窓上昇用の操作スイ
ッチをオンしたに等しい状態となって、窓昇降用モータ
が下降方向へ通電不能となるという不具合を防止するこ
とができる。
【0011】請求項3記載の水没センサ付きパワーウイ
ンドウ装置は、窓昇降用モータ、常開形式の窓上昇用及
び窓降下用の操作スイッチ、互いに離れて配設される一
対の水没検出電極により構成されて前記両水没検出電極
間の電気抵抗値の減少により水没を検出する水没セン
サ、前記操作スイッチ及び前記水没センサからの信号に
基づいて前記窓昇降用モータを駆動制御する制御部を備
える水没センサ付きパワーウインドウ装置において、前
記制御部が、水没センサの導通による入力電位変化によ
り持続的に水没信号を出力する記憶回路を有することを
特徴としている。
【0012】すなわち、本構成によれば、水没センサが
水没を検出すればその後、水没センサの水没検出状態を
電気的に保持するので、車両の振動やその姿勢変化や水
流の影響などにより水面が揺れたり、あるいは電気分解
ガスが水没センサの電極端子表面を覆うなどの原因によ
り水没センサの電気抵抗値が再度増大しても、水没対応
動作(たとえば窓上昇動作の禁止)を確実に行うことが
できる。
【0013】請求項4記載の構成によれば請求項3記載
の水没センサ付きパワーウインドウ装置において更に、
前記水没センサが、前記窓降下用の操作スイッチと直列
に接続されており、電源電圧は、前記窓降下用の操作ス
イッチの作動時のみ前記水没センサに印加されることを
特徴としている。
【0014】このようにすれば、既述したように、窓降
下用の操作スイッチを作動させるまでは、水没センサに
電流が流れることがないので、窓降下用の操作スイッチ
を作動させる前に水没センサの両電極端子間に電流が流
れて水没センサが高抵抗化することがない。
【0015】
【発明を実施するための態様】以下、本発明の好適な態
様を以下の実施例に基づいて説明する。
【0016】
【実施例1】この実施例の水没センサ付きパワーウイン
ドウ装置を図1に示す回路図を参照して以下に説明す
る。
【0017】(回路構成)プリント基板(配線基板)1
00には、リレー101、102、リレー駆動用のトラ
ンジスタ103、104、窓上昇禁止用のトランジスタ
105、水没センサ108、抵抗素子r1〜r5が実装
されている。抵抗素子r1は水没センサ回路のローサイ
ド負荷抵抗であり、r2は窓降下用のトランジスタ10
3のベース電流制限抵抗、r3は窓降下用のトランジス
タ103のコレクタ抵抗、r4は窓上昇用のトランジス
タ104のベース電流制限抵抗、r5は窓上昇用のトラ
ンジスタ104のコレクタ抵抗である。窓昇降用モータ
Mは直流モータであって、その両端は切り替えリレー1
01、102の共通接点に接続され、切り替えリレー1
01、102のそれぞれ2つの切り替え接点は不図示の
バッテリの両端に接続されている。切り替えリレー10
1、102は非通電時に不図示のスプリングにより接地
側切り替え接点に倒れている。
【0018】窓降下用の切り替えリレー101のコイル
は、コレクタ抵抗r3を通じて窓降下用のトランジスタ
103により通電制御され、トランジスタ103はベー
ス電流制限抵抗r2及び窓降下用の操作スイッチ106
を通じてバッテリの高位端に接続されている。
【0019】窓上昇用の切り替えリレー102のコイル
は、コレクタ抵抗r5を通じて窓上昇用のトランジスタ
104により通電制御され、トランジスタ104はベー
ス電流制限抵抗r4及び窓上昇用の操作スイッチ107
を通じてバッテリの高位端に接続されている。
【0020】水没センサ108は、プリント基板100
上に所定間隔を隔てて配置された2つの露出電極からな
り、露出電極の一方は窓降下用の操作スイッチ106を
通じてバッテリの高位端に接続され、露出電極の他方は
抵抗素子r1を通じて接地されている。なお、抵抗r1
を省略することも可能であり、水没センサ108とトラ
ンジスタ105のベース電極との間にベース電流制限抵
抗を挿入してもよい。
【0021】(動作)窓降下用の操作スイッチ106を
オンすると、トランジスタ103がオンされて窓降下用
の切り替えリレー101が切り替えられ、窓昇降用モー
タMに窓下降方向へ通電されて窓が降下する。
【0022】非水没時に窓上昇用の操作スイッチ107
をオンすると、水没センサ108又はトランジスタ10
5が高抵抗状態であり、トランジスタ105がオフして
いるため、トランジスタ104がオンされて窓上昇用の
切り替えリレー102が切り替えられ、窓昇降用モータ
Mに窓上昇方向へ通電されて窓が上昇する。
【0023】水没センサ108が水没すると、その電気
抵抗値が低下する。その後、窓降下用の操作スイッチ1
06をオンすると、上述のように切り替えリレー101
が電源側の切り替え接点へ倒れ、窓昇降用モータMは窓
を降下させる。同時に、窓降下用の操作スイッチ10
6、水没センサ108を通じてトランジスタ105がオ
ンされ、トランジスタ105は窓上昇用のトランジスタ
104のオンを阻止するので、水などにより窓上昇用の
操作スイッチ107が短絡しても窓上昇用の切り替えリ
レー102が電源側の切り替え接点へ倒れることがな
く、窓降下動作を確保することができる。
【0024】
【実施例2】実施例2の水没センサ付きパワーウインド
ウ装置を図2を参照して以下に説明する。実施例1と主
要機能が共通する構成要素には同一符号を付す場合もあ
るものとする。
【0025】(回路構成)この実施例は、図1に示す実
施例1において、一対の切り替えリレーの代わりにトラ
ンジスタHブリッジ回路を用いた点に特徴がある。
【0026】このHブリッジ回路はトランジスタ111
〜114とフライホイルダイオードD1〜D4からな
る。ハイサイドトランジスタ111とローサイドトラン
ジスタ112とは第一のインバータを構成し、ハイサイ
ドトランジスタ113とローサイドトランジスタ114
とは第二のインバータを構成し、窓昇降用モータMの両
端は両インバータの出力点に個別接続されている。
【0027】トランジスタ105は2つのトランジスタ
により構成され、両コレクタ電極の一方は窓上昇用のロ
ーサイドトランジスタ112のベース電極と接地ライン
間に介設され、両コレクタ電極の他方は窓上昇用のハイ
サイドトランジスタ113のベース電極と接地ライン間
に介設されている。
【0028】窓上昇用のトランジスタ112、113の
ベース電極はベース電流制限抵抗r4、r4’を個別に
通じて窓上昇用の操作スイッチ107に接続されてお
り、窓降下用のハイサイドトランジスタ111、ローサ
イドトランジスタ114のベース電極はベース電流制限
抵抗r2、r2’を個別に通じて窓降下用の操作スイッ
チ106にに接続されている。
【0029】(動作)窓降下用の操作スイッチ106を
オンすると、トランジスタ111、114がオンされ、
窓昇降用モータMは窓下降方向へ通電されて窓が降下す
る。
【0030】非水没時に窓上昇用の操作スイッチ107
をオンすると、水没センサ108又はトランジスタ11
1、113が高抵抗状態であり、トランジスタ105が
オフしているため、トランジスタ112、113がオン
され、窓昇降用モータMは窓上昇方向へ通電されて窓が
上昇する。
【0031】水没センサ108が水没すると、その電気
抵抗値が低下する。その後、窓降下用の操作スイッチ1
06をオンすると、上述のようにトランジスタ111、
114がオンされ、窓昇降用モータMは窓下降方向へ通
電されて窓が降下する。同時に、窓降下用の操作スイッ
チ106、水没センサ108を通じてトランジスタ10
5がオンされ、トランジスタ105は窓上昇用のトラン
ジスタ112、113のオンを阻止するので、水などに
より窓上昇用の操作スイッチ107が短絡してもHブリ
ッジ回路内部で短絡電流が流れたり、窓上昇が生じたり
することがない。
【0032】なお、この実施例では、リレーを用いない
ので、制御部をワンチップバイポーラICにまとめ、こ
のワンチップバイポーラICを窓昇降用モータMに内蔵
することもできる。
【0033】
【実施例3】実施例3の水没センサ付きパワーウインド
ウ装置を図3を参照して以下に説明する。実施例1と主
要機能が共通する構成要素には同一符号を付す場合もあ
るものとする。
【0034】(回路構成)この実施例は、図1に示す実
施例1において、窓制御用のCPU120を採用した点
に特徴がある。
【0035】窓降下用の操作スイッチ106の低位端は
接地され、その高位端はコイル電流制限抵抗(省略可
能)r6及び窓降下用の切り替えリレー101のコイル
を通じてバッテリから給電されている。
【0036】窓上昇用の操作スイッチ107の低位端は
接地され、その高位端は窓上昇禁止用トランジスタ12
1、コイル電流制限抵抗(省略可能)r7及び窓上昇用
の切り替えリレー102のコイルを通じてバッテリから
給電されている。
【0037】水没センサ108の一端は窓降下用の操作
スイッチ106を通じて接地され、他端は窓上昇禁止用
トランジスタ121のベース電極に接続されている。ま
た窓上昇禁止用トランジスタ121のベース電極は負荷
抵抗r1を通じてバッテリから給電されている。
【0038】窓制御CPU120はマイコンであって、
オート設定スイッチ109、窓降下用の操作スイッチ1
06の高位端及びトランジスタ121のコレクタ電極に
接続されている。
【0039】(マニュアル動作)オート設定スイッチ1
09がオフである場合には、窓制御CPU120は動作
しないので、窓降下用の操作スイッチ106をオンする
と、窓降下用の切り替えリレー101の共通接点は電源
側の切り替え接点に接触し、窓昇降用モータMは窓下降
方向へ通電されて窓が降下する。
【0040】非水没時に窓上昇用の操作スイッチ107
をオンすると、水没センサ108又はトランジスタ12
1が高抵抗状態であり、トランジスタ121のベース電
極電位が高いので、トランジスタ121がオンし、窓上
昇用の切り替えリレー102の共通接点は電源側の切り
替え接点に接触し、窓昇降用モータMは窓上昇方向へ通
電されて窓が上昇する。
【0041】水没により水没センサ108が低抵抗値と
なると、窓降下用の操作スイッチ106のオンにより、
切り替えリレー101が電源側に倒れ、同時にトランジ
スタ121のベース電極電位が低下するので切り替えリ
レー102の電源側への切り替えは禁止される。その結
果、水没などによりたとえ窓上昇用の操作スイッチ10
7がオンしても切り替えリレー102が電源側に倒れる
ことはなく、窓昇降用モータMが停止したり上昇したり
することが阻止される。
【0042】(オート動作)オート設定スイッチ109
がオンされると、窓制御CPU120はラインL1、L
2の電位低下を検出し、電位低下を検出したら、窓制御
CPU120の出力ドライバであるオープンコレクタト
ランジスタ(図示せず)ははラインL1、L2をリミッ
トスイッチが働くまで低電位に保持する。
【0043】水没センサ108が水没により低電気抵抗
となれば、窓降下用の操作スイッチ106のオンにより
トランジスタ121をオフし、窓上昇用の切り替えリレ
ー102のコイルへの通電を禁止するのはマニュアル動
作時と同じである。
【0044】なお、この実施例において、負荷抵抗素子
r1を省略することもできる。この場合、窓降下用の操
作スイッチ106をオンする時にトランジスタ121に
流れるベース電流は切り替えリレー102のコイルを通
じて供給されるが、このベース電流は小さいので切り替
えリレー102が作動することはない。
【0045】
【実施例4】実施例4の水没センサ付きパワーウインド
ウ装置を図4を参照して以下に説明する。実施例3と主
要機能が共通する構成要素には同一符号を付す場合もあ
るものとする。
【0046】(回路構成)この実施例は、図3に示す実
施例3において、水没センサ108の状態を窓制御用C
PU120に読み込み、窓制御用CPU120が、ライ
ンL3が低電位となった場合にラインL4を通じてトラ
ンジスタ121をオフする点だけが異なっているが、効
果は同じである。
【0047】
【実施例5】実施例5の水没センサ付きパワーウインド
ウ装置を図5を参照して以下に説明する。実施例1と主
要機能が共通する構成要素には同一符号を付す場合もあ
るものとする。
【0048】この実施例は、図1に示す実施例1におい
て、水没センサ108と負荷抵抗素子r1との接続点を
RSフリップフロップ130のS端子に接続し、RSフ
リップフロップ130のQ接点をトランジスタ105の
ベース電極に接続した点に特徴がある。
【0049】このようにすれば、水没により水没センサ
108の電気抵抗値が小さくなった状態で窓降下用の操
作スイッチ106をオンすれば、その瞬間にRSフリッ
プフロップ130のQ接点がハイレベルに保持され、そ
の後、水没センサ108の電気抵抗値の変動に無関係に
トランジスタ105をオフして窓上昇用の切り替えリレ
ー102の切り替えを阻止することができる。
【0050】このRSフリップフロップ130のリセッ
ト端子Rは図示しないワンショットマルチバイブレータ
を通じてイグニッションスイッチから給電されている。
これにより、イグニッションスイッチをオンする度に、
RSフリップフロップ130はリセットされる。
【0051】なお、この実施例では水没センサ108は
窓降下用の操作スイッチ106を通じてバッテリの高位
端から給電されているが、その代わりに、水没センサ1
08の高位側電極端子を直接にバッテリの高位端に接続
してもよい。
【0052】
【実施例6】実施例6の水没センサ付きパワーウインド
ウ装置を図6を参照して以下に説明する。実施例2と主
要機能が共通する構成要素には同一符号を付す場合もあ
るものとする。
【0053】この実施例は、図2に示す実施例2におい
て、水没センサ108と負荷抵抗素子r1との接続点を
RSフリップフロップ130のS端子に接続し、RSフ
リップフロップ130のQ接点をトランジスタ105の
ベース電極に接続した点に特徴がある。
【0054】このようにすれば、実施例5と同様の作
用、効果を得ることができる。
【0055】なお、上記各実施例では、リレーと直列電
流制限抵抗(たとえばr6、r7)を設けてコイル電流
を制限したが、コイルと逆並列にフライホイルダイオー
ドうを設けてもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【図2】実施例2の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【図3】実施例3の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【図4】実施例4の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【図5】実施例5の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【図6】実施例6の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【符号の説明】
101 窓降下用の切り替えリレー 102 窓上昇用の切り替えリレー 103 窓降下用のトランジスタ 104 窓上昇用のトランジスタ 105 窓上昇禁止トランジスタ 106 窓降下用の操作スイッチ 107 窓上昇用の操作スイッチ 108 水没センサ M 窓昇降用モータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 BA07 DA06 EA14 EA15 EB01 GA07 GB01 GC02 KA08 LA08 2E184 LC02 LC10 3D127 CB05 CC05 DF04 FF06 FF11 5H571 AA03 BB10 CC02 HA01 HA04 HA08 HB01 HC02 HD01 LL50 MM01 MM08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓昇降用モータ、 常開形式の窓上昇用及び窓降下用の操作スイッチ、 互いに離れて配設される一対の水没検出電極により構成
    されて前記両水没検出電極間の電気抵抗値の減少により
    水没を検出する水没センサ、 前記操作スイッチ及び前記水没センサからの信号に基づ
    いて前記窓昇降用モータを駆動制御する制御部、 を備える水没センサ付きパワーウインドウ装置におい
    て、 前記水没センサは、前記窓降下用の操作スイッチと直列
    に接続されており、電源電圧は、前記窓降下用の操作ス
    イッチの作動時のみ前記水没センサに印加されることを
    特徴とする水没センサ付きパワーウインドウ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の水没センサ付きパワーウイ
    ンドウ装置において、 互いに直列接続された前記水没センサと前記窓降下用の
    操作スイッチからなるペアには負荷抵抗を通じて電圧が
    印加され、 前記ペアと前記負荷抵抗との接続点は、前記窓上昇用の
    操作スイッチの導通による前記窓昇降用モータの上昇動
    作を禁止することを特徴とする水没センサ付きパワーウ
    インドウ装置。
  3. 【請求項3】窓昇降用モータ、 常開形式の窓上昇用及び窓降下用の操作スイッチ、 互いに離れて配設される一対の水没検出電極により構成
    されて前記両水没検出電極間の電気抵抗値の減少により
    水没を検出する水没センサ、 前記操作スイッチ及び前記水没センサからの信号に基づ
    いて前記窓昇降用モータを駆動制御する制御部、 を備える水没センサ付きパワーウインドウ装置におい
    て、 前記制御部は、水没センサの導通による入力電位変化に
    より持続的に水没信号を出力する記憶回路を有すること
    を特徴とする水没センサ付きパワーウインドウ装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の水没センサ付きパワーウイ
    ンドウ装置において、 前記水没センサは、前記窓降下用の操作スイッチと直列
    に接続されており、電源電圧は、前記窓降下用の操作ス
    イッチの作動時のみ前記水没センサに印加されることを
    特徴とする水没センサ付きパワーウインドウ装置。
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