JP2002274612A - 自動倉庫 - Google Patents

自動倉庫

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JP2002274612A
JP2002274612A JP2001073172A JP2001073172A JP2002274612A JP 2002274612 A JP2002274612 A JP 2002274612A JP 2001073172 A JP2001073172 A JP 2001073172A JP 2001073172 A JP2001073172 A JP 2001073172A JP 2002274612 A JP2002274612 A JP 2002274612A
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carriage
reflection surface
light
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JP2001073172A
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Inventor
Toshio Wada
俊雄 和田
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格納棚の所定の格納空間にスタッカクレーン
のキャリッジを正確に位置決めできるようにする。 【解決手段】 前記キャリッジ3cに設けられた投受光
可能な光センサ20a,20bと、前記棚受材1bに設
けられ、前記光センサ20a,20bの投射光を反射す
る反射面19とを備え、該反射面19が前記棚受材1b
に装着されるキャップ18a,18bに設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、格納棚に沿って移
動するスタッカクレーンにて荷物の搬入出を行う自動倉
庫に関する。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫の一例として図17〜図19に
示すものがある。これは、互いに所定間隔をおいて平行
する2つの格納棚1と、該両格納棚1間の通路14に敷
設した上下一対のガイドレール2に沿って前後進可能な
スタッカクレーン3とを有し、前記各格納棚1は、前後
方向a,bに所定間隔をおいて立設した多数の支柱1a
と、該各支柱1aに上下方向c,dに所定間隔をおいて
突設した多数の棚受材1bとを有し、その各支柱1a及
び各棚受材1bにより多数の格納空間Aが区画形成され
ている。
【0003】また、前記スタッカクレーン3は、ガイド
レール2に沿って移動可能な台車3aと、該台車3a上
に所定間隔をおいて立設した前後一対のマスト3bと、
該両マスト3b間に昇降可能に配置したキャリッジ3c
とを有する。台車3a上のキャリッジ駆動モータ4によ
り正逆回転される巻取ドラム5から延びる2本の索体6
a,6bの先端がシーブ7を介してキャリッジ3cに連
結されている。そして、台車3aの一方の車輪8に、ス
タッカクレーン3の移動距離を検知するためのエンコー
ダなどからなる移動距離検知器9が接続され、下側シー
ブ7の1つにキャリッジ3cの高さを検知するためのエ
ンコーダなどからなる高さ検知器10が接続されてい
る。
【0004】従来、前記スタッカクレーン3に水平位置
決め装置12と高さ位置決め装置13とが設けられてお
り、前記水平位置決め装置12は、通路14内に前後方
向a,bに沿って所定間隔ごとに配列されて各格納空間
Aに対向する複数のドク12aと、台車3aから側方に
延びるアームの先端に設けられて前記各ドク12aを検
知するための近接スイッチ12bとからなり、前記高さ
位置決め装置13は、一方のマスト3bに上下方向c,
dに沿って所定間隔ごとに配列されて各格納空間Aに対
向する複数のドク13aと、キャリッジ3cに設けられ
て前記各ドク13aを検知するための近接スイッチ13
bとからなっている。
【0005】上記構成において、荷物Wの搬入出手順を
説明すると、エンコーダなどからなる移動距離検知器9
の検知信号に基づいて台車駆動モータ11を駆動するこ
とにより台車3aを前後進させると共に、水平位置決め
装置12の近接スイッチ12bによりドク12aを検知
して、その台車3aの前後方向a,bの位置決めを行
う。これとほぼ同時進行で、エンコーダなどからなる高
さ検知器10の検知信号に基づいて、キャリッジ駆動モ
ータ4により巻取ドラム5を正逆回転させることにより
索体6a,6bを介してキャリッジ3cを昇降させると
共に、高さ位置決め装置13の近接スイッチ13bによ
りドク13aを検知して、該キャリッジ3cの上下方向
c,dの位置決めを行って、キャリッジ3cを所定の格
納空間Aに対向させる。続いて、キャリッジ3cのスラ
イドフォーク15を作動させて、そのキャリッジ3cと
格納空間Aとの間で荷物Wの搬入出を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
水平位置決め装置12及び高さ位置決め装置13は格納
棚に直接設けるのではなくスタッカクレーン3に設けて
いる。このため、格納棚1の製作誤差などにより、その
格納棚1の各格納空間Aとスタッカクレーン3との位置
関係が設計通りでない場合に、所定の格納空間Aに対し
てキャリッジ3cを正確に位置決めできなかった。
【0007】そこで、水平位置決め装置12及び高さ位
置決め装置13のドク12a,13aを各格納空間Aに
設けると共に、その両装置12,13の近接スイッチ1
2b,13bをキャリッジ3cに配置することが考えら
れるが、これでは、多数のドク12a,13aが通路1
4内に突出するので、その突出分だけ通路14の幅を広
げる必要があり、これでは、自動倉庫の専有面積が大き
くなってしまう。
【0008】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、格納棚
の所定の格納空間にスタッカクレーンのキャリッジを正
確に位置決めすることができ、しかも占有面積も大きく
ならない自動倉庫を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の格納空間が形成され
た格納棚と、該格納棚に沿って前後進可能な台車上にキ
ャリッジを昇降可能に配置したスタッカクレーンとから
成り、前記格納棚が前記各格納空間の底面を形成する棚
受材を備える自動倉庫において、前記キャリッジに設け
られた投受光可能な光センサと、前記棚受材に設けら
れ、前記光センサの投射光を反射する反射面とを備え、
該反射面が前記棚受材に装着されるキャップに設けられ
ていることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記反射面は互いに角度の異なる複数の反
射面が隣接されて成り、該複数の反射面のうち、前記光
センサがキャリッジを減速させる角度の反射面からの反
射光を検知したとき、前記キャリッジを減速させ、キャ
リッジを停止させる角度の反射面からの反射光を検知し
たとき、前記キャリッジを停止させることを特徴として
いる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記複数の反射面は、光センサに対して正
面を向いた反射面と、該反射面に隣接し、光センサに対
して傾いて向いた反射面とから成ることを特徴としてい
る。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
何れかに記載の発明において、前記反射面のキャリッジ
側に反射面を覆う蓋体が位置し、該蓋体に前記光センサ
の光が通るスリットが形成されていることを特徴として
いる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明のおいて、前記スリットが前記キャリッジの昇降方向
に長手と成されていることを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明のおいて、前記スリットが前記スタッカクレーンの台
車の前後進方向に長手と成されていることを特徴として
いる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明の第1の実施
の形態である自動倉庫を示すものであって、各格納空間
Aの底面を形成する前後一対の角パイプ製棚受材1bの
端部に装着した上下方向位置決め用キャップ18a及び
前後方向位置決め用キャップ18bのキャリッジ対向端
面に反射面19が設けられ、該反射面19に対向してキ
ャリッジ3cの左右両側面に光センサ20a,20bが
配置されている。上記以外の構成で図17〜図19に示
す構成と同じ部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0016】前記キャップ18a,18bは、合成樹脂
により成形されており、図4及び図5に示すように、棚
受材1bの端部から空洞部に嵌入される角筒部22と、
該角筒部22に一体形成された端板部23とからなり、
該端板部23のキャリッジ側の面に横断面略コ字溝状の
凹部23aが形成され、該凹部23aのキャリッジ対向
面が反射面19と成されている。
【0017】前記反射面19は乱反射又は拡散反射可能
な面、例えば白紙面や樹脂素材面等から形成されてお
り、前記光センサ20a,20bに対しての向かい方が
異なる。つまり、反射面19は角度が異なる複数の反射
面から成る。詳しくは、キャリッジ3cの光センサ20
a,20bに対して正面を向いた反射面(以下底面19
b)と、該底面の両側で隣接し、キャリッジ3cの光セ
ンサ20a,20bに対して傾いて向かい合う反射面
(以下隣接面19a)とから成る。
【0018】前記光センサ20a,20bは、光学式測
距器からなり、図6に示すように、投光部30には、光
源31とレンズ32とが設けられ、受光部33には、レ
ンズ34と多数の光導電素子35aを配列したラインセ
ンサ35とが設けられている。ラインセンサ35の各光
導電素子35aの電圧は端から順番に変化するように設
定されており、投光部30から投射光Oが反射面19に
より反射され、反射光Oが受光部33に受光されると、
ラインセンサ35から距離x1,x2に比例した電圧が
出力されるようになっている。
【0019】上記構成によれば、図7に示すように、反
射面19までの距離x1,x2とラインセンサ35から
出力される電圧Vとが直線的に比例するようになってい
るから、その電圧から距離x1,x2を検出することが
できる。
【0020】図8は、自動倉庫を制御するマイクロコン
ピュータからなる制御部36の制御作用を示すものであ
って、台車3aの前後方向a、bの移動補距離を検知す
る移動距離検知器9(移動エンコーダ)からの検知信
号、キャリッジ3cの上下方向c,dの高さを検知する
高さ検知器10(昇降エンコーダ)からの検知信号、光
センサ20a及び光センサ20bの入力信号に基づい
て、台車駆動モータ11及びキャリッジ駆動モータ4の
駆動を演算制御する。なお、37はメモリである。
【0021】スタッカクレーン3の基本動作を説明する
と、ある格納空間Aの荷物を取りに行く指示を受けたス
タッカクレーン3は、その格納空間Aまでの住所データ
に基づいて走行及び昇降し、この走行及び昇降がどれだ
け行われたかを前記移動距離検知器9及び高さ検知器1
0によって検知する。よって、ある格納空間Aに荷物を
取りに行くスタッカクレーン3は、前記移動距離検知器
9及び高さ検知器10によって、キャリッジ3cをほぼ
格納空間Aの前位置まで移動させることができるのもの
の、最後の微調整は行うことができない。本願発明は、
このキャリッジ3cの最後の微調整位置決めを行う。
【0022】移動距離検知器9の検知信号に基づいて台
車駆動モータ11を制御することにより、台車3aを前
後進させ、それとほぼ同時進行で、高さ検知器10の検
知信号に基づいて、キャリッジ駆動モータ4を制御する
ことにより、巻取ドラム5を正逆回転させて索体6a,
6bを介してキャリッジ3cを昇降させ、これによっ
て、キャリッジ3cを所定の格納空間Aにほぼ対向させ
る位置まで移動させることができる。
【0023】次に所定の格納空間Aにほぼ対向させる位
置まで移動させたキャリッジ3cの最後の微調整位置決
めを下記の通り行う
【0024】先ず、図9を参照して、光センサ20aと
上下方向位置決め用キャップ18a〔図5(a)参照〕
とによりキャリッジ3cの上下方向c,dの位置決めを
行なう場合の制御部36の制御方法を説明する。キャリ
ッジ3cが所定格納空間Aのほぼ対向位置まで移動する
と、光センサ20aから投射される投射光Oは上下方向
位置決め用キャップ18aの反射面19に当たるように
なり、反射光Oが戻ってくる(ステップS1)。
【0025】この反射光Oは受光部33で受光され、そ
のときの電圧Vnがメモリ37に記録される(ステップ
S2)。同時に、投射光Oが受光されだすと光センサ2
0aの受光検知信号によって、上記制御部36がキャリ
ッジ駆動モータ4に減速支持信号を発信し、この信号に
基づいてキャリッジ3cは所定速度まで減速される。そ
して、高さ検知器10で所定距離上昇又は下降を確認
(ステップS3)しながら、投射光Oを投射して、次の
受光時の電圧Vn+1をメモリ37に記録する(ステッ
プS4)。つまり、キャリッジ3cが所定距離(例えば
2mm)だけ昇降するごとに投射光Oが投射され、受光
時の電圧を記録する。
【0026】そして、電圧Vn+1と電圧Vnとの差を
演算し(ステップS5)、その差が任意に定めた許容値
α以下ならキャリッジ3cを停止し、許容値αよりも大
きい場合はステップS2に戻り、引き続き移動、投受光
を繰り返す。
【0027】上記投射光Oが上下方向位置決め用キャッ
プ18aの反射面19に投射され反射される様子を更に
詳しく説明する。投射光Oが光センサ20aに対して傾
斜した隣接面19aに当たって受光されだすと、キャリ
ッジ3cの昇降速度を減速させる。即ち、隣接面19a
からの反射光Oと底面19bからの反射光Oとは、上記
光センサの原理によって電圧に違いがあるので、この電
圧の違いを利用して、隣接面19aからの反射光が受光
されだすとキャリッジ3cを減速させるものである。
【0028】隣接面19aは傾斜していることにより、
隣接面19aからの反射光Oを受光している間は、ライ
ンセンサ35での受光位置が大きく変化し、電圧も大き
く変化する。そのため、図9のステップS5での演算結
果である電圧差も大きくなり、この電圧差は許容値α以
内には入らない。従ってキャリッジ3cは引き続き昇降
し続ける。
【0029】キャリッジ3cの昇降により、投射光Oが
光センサ20aに対して正面を向いた底面19bに当た
ると、底面19bは正面を向いていることにより、ライ
ンセンサ35での受光位置はほとんど変化せず、電圧も
ほとんど変化しない。そのため、図9のステップS5で
の演算結果である電圧差は小さくなり、この電圧差は許
容値α以内に入る。電圧差が許容値α以内に入ると制御
部36からキャリッジ駆動モータ4に停止信号が発信さ
れモータは停止し、キャリッジ3cは停止する。
【0030】以上は図9を参照して、光センサ20aと
上下方向位置決め用キャップ18a〔図5(a)参照〕
とによりキャリッジ3cの上下方向c,dの位置決め及
び停止を行う場合の制御部36の制御方法を説明した。
【0031】次に、図10を参照して、光センサ20b
と前後方向位置決め用キャップ18b〔図5(b)参
照〕とによりキャリッジ3cの前後方向a,bの位置決
めを行なう場合の制御部36の制御方法を説明する。所
定格納空間Aのほぼ対向位置まで移動してきたキャリッ
ジ3cの光センサ20bから投射される投射光Oは、前
後方向位置決め用キャップ18bの反射面19に当たる
ようになり、その反射光Oとして戻ってくる(ステップ
S1)。
【0032】前記反射光Oは前記受光部33で受光さ
れ、そのときの電圧Vnがメモリ37に記録される(ス
テップS2)。同時に、投射光Oが受光されだすとキャ
リッジ3cは減速される。実際は台車3aが減速され
る。そして、移動距離検知器9で所定距離前進又は後進
を確認(ステップS3)しながら、投射光Oを投射し
て、受光時の電圧Vn+1をメモリ37に記録する(ス
テップS4)。つまり、キャリッジ3cが所定距離(例
えば2mm)前後移動するごとに投射光Oが投射され、
受光時の電圧を記録する。
【0033】そして、電圧Vn+1と電圧Vnとの差を
演算し(ステップS5)、その差が任意に定めた許容値
α以下ならキャリッジ3cを停止(台車3aを停止)
し、許容値αよりも大きい場合はステップS2に戻り、
引き続き移動、投受光を繰り返す。
【0034】上記投射光Oが前後方向位置決め用キャッ
プ18bの反射面19に投射され反射される様子を更に
詳しく説明する。投射光Oが光センサ20bに対して傾
斜した隣接面19aに当たって受光されだすと、台車3
aの前後移動速度が減速する。隣接面19aは傾斜して
いることにより、隣接面19aからの反射光Oを受光し
ている間は、ラインセンサ35での受光位置が大きく変
化し、電圧も大きく変化する。そのため、図10のステ
ップS5での演算結果である電圧差も大きくなり、この
電圧差は許容値α以内には入らない。従って台車3bは
引き続き前後移動し続ける。
【0035】台車3bの前後移動により、投射光Oが光
センサ20bに対して正面を向いた底面19bに当たる
と、底面19bは正面を向いていることにより、ライン
センサ35での受光位置はほとんど変化せず、電圧もほ
とんど変化しない。そのため、図10のステップS5で
の演算結果である電圧差は小さくなり、この電圧差は許
容値α以内に入る。従って台車3bは停止する。
【0036】上記説明では、キャリッジ3cが昇降した
場合と、前後進した場合の2つに分けて説明したが、実
際の制御ではこれらの組み合わせによって制御されるも
のである。
【0037】上記のようにして、両光センサ20a,2
0bにより底面19bと隣接面19aを検知して、キャ
リッジ3cの前後方向a,b及び上下方向c,dの位置
決め及び停止を行なうことにより、そのキャリッジ3c
を所定の格納空間Aに対向させて停止させ、続いて、キ
ャリッジ3cのスライドフォーク15を作動させて、そ
のキャリッジ3cと格納空間Aとの間で荷物Wの搬入出
を行なえばよい。
【0038】上記構成によれば、キャリッジ3cに設け
た光センサ20a,20bと、棚受材1bに設けた反射
面との間で投受光を行うことにより、反射面19を検知
した時点で、キャリッジ3cを正確に且つ迅速に所定棚
受材1bの正面に対向させ、停止させることができる。
【0039】しかも、反射面19の形成は、各格納空間
Aの底面を形成する棚受材1bの端部に装着されるキャ
ップ18a,18bを利用するので、格納棚に反射面1
9を簡単に取り付けることができ、しかもキャップ18
a,18bを装着するだけであるので、新しく建設する
格納棚は勿論のこと、既存の格納棚に対しても迅速簡単
に取り付けることができ、取り付けのための作業効率を
向上させることができる。
【0040】また、キャップ18a,18bを棚受材の
空洞部に挿入装着する等した場合には、キャップ18
a,18bを棚受材から突出させることがなく、もしく
は突出のほとんどない状態で取り付けられることによ
り、スタッカクレーン3の通路14側に飛び出すことが
なく、スタッカクレーンの通路幅を広げなければならな
いといった不具合も出ない。
【0041】また、反射面19は互いに角度の異なる複
数の反射面(底面19b、隣接面19a)が隣接されて
成り、前記光センサ20a,20bが複数の反射面(底
面19b、隣接面19a)のうち、キャリッジ3cを減
速させる角度の反射面(隣接面19a)を検知したと
き、前記キャリッジ3cを減速させ、キャリッジ3cを
停止させる角度の反射面(底面19b)を検知したと
き、前記キャリッジ3cを停止させることにより、キャ
リッジ3cの停止を急激に行うことなく、スムーズな停
止を実現することができる。従って荷崩れ等の発生のな
い正確で迅速な位置決め及び停止を行うことができる。
【0042】しかも、各キャップ18a,18bを製作
するにあたって、1種類だけ製作し、取り付け時は向き
を90度変えれば、上下方向位置決め用キャップ18a
としても、前後方向位置決め用キャップ18bとしても
利用でき、製造コスト削減を図ることができる。
【0043】図11及び図12は本発明の第2の実施の
形態である自動倉庫の要部を示すものであって、キャッ
プ18a,18bの端板部23のキャリッジ対向端面に
すり鉢状の凹部23aが形成され、該凹部23aの周縁
部19aから底面19bにかけて白紙状または鏡状の反
射面19が形成されている。上記以外の構成は図1〜図
10に示す第1の実施の形態とほぼ同一であるから、同
一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】上記構成によれば、各キャップ18a,1
8bに上下左右の方向性がないから、各キャップ18
a,18bの取り付けを間違えるおそれがない。
【0045】図13及び図14は本発明の第3の実施の
形態である自動倉庫の要部を示すものであって、キャッ
プ18a,18bの端板部23のキャリッジ対向端面に
突条状の凸部23bが形成され、該凸部23bの隣接面
19aからその凸部23bの頂面19dにかけて白紙状
または鏡状の反射面19が形成されている。上記以外の
構成は図1〜図10に示す第1の実施の形態とほぼ同一
であるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省
略する。
【0046】上記構成によれば、キャリッジ3cを前後
方向a,b及び上下方向c,dに移動させると同時に光
センサ20a,20bから投射光Oを反射面19に向け
て投射することにより、反射面19を形成する凸部23
bの隣接面19aからの受光時はキャリッジ3cを減速
させ、凸部23bの頂面19dからの受光時はキャリッ
ジ33cを停止させる。
【0047】図15及び図16は本発明の第4の実施の
形態である自動倉庫の要部を示すものである。反射面1
9のキャリッジ3c側に蓋体である端板部23を備え、
この端板部23にスリット25が形成されると共に、角
筒部22内に後端板26が設けられており、スリット2
5の隣接面19aから後端板26により形成したスリッ
ト25の底面19dにかけて白紙状または鏡状の反射面
19が形成されている。上記以外の構成は図1〜図10
に示す第1の実施の形態とほぼ同一であるから、同一部
分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0048】上記構成によれば、キャリッジ3cを前後
方向a,b及び上下方向c,dに移動させると同時に光
センサ20a,20bから投射光Oを反射面19に向け
て投射することにより、スリット25の向こうの底面1
9bを検知した時点で、キャリッジ3cの移動を停止さ
せることにより、そのキャリッジ3cを所定の格納空間
Aに正面に正確に且つ迅速に位置決め及び停止させるこ
とができる。
【0049】このスリット25が形成されていることに
より、光センサ20a,20b以外の光が反射面19に
入光することを防止し、この反射光Oを受光してしまう
トラブルを排除することができ、光センサ20a,20
bによる反射面19への正確な投受光を簡単な構造で実
現することができる。
【0050】また、スリット25がキャリッジ3cの昇
降方向の上下方向に長形となるように取り付けた場合、
これが上下方向位置決め用キャップ18bとなり、光セ
ンサ20a以外からの光が反射面19に進入することを
防止しながら、キャリッジ3cの移動方向である上下方
向での光センサ20aからの投受光は正確に行うことが
できる。
【0051】また、スリット25がスタッカクレーンの
台車3aの前後進方向に長形となるように取り付けた場
合、これが前後方向位置決め用キャップ18aとなり、
光センサ20b以外からの光が反射面19に進入するこ
とを防止しながら、台車3aの移動方向である前後方向
での光センサ20bからの投受光は正確に行うことがで
きる。
【0052】また、各キャップ18a,18bを製作す
るにあたって、スリット25を有するものを1種類だけ
製作し、そのスリット25の向きを90度変えるだけ
で、上下方向位置決め用キャップ18b又は前後方向位
置決め用キャップ18aとすることができ、そのキャッ
プ18a,18bを2種類製作する場合に比べて製作費
が安くつく。
【0053】上記各実施の形態では、光センサ20a,
20bとして投光器30と受光器33とを一体的に組み
込んだ光学式測距器を用いたが、これに限定されるわけ
ではなく、投光器30と受光器33とを互いに独立させ
たものを用いてもよい。また、キャリッジ3cの昇降及
び前後移動共に、光センサ20a,20bからの投射を
2mm移動ごとに断続的に行う例を示したが、これ以外
の移動距離で断続的に投射しても良く、また、連続的に
投射しても良い。
【0054】また、2つの光センサ20a,20bを用
いてキャリッジ3cの前後方向a,b及び上下方向c,
dの位置決めを行なう場合を例にあげて説明したが、こ
れに限定されるわけではなく、一方の光センサ(20a
または20b)だけを用いて、前後方向a,bまたは上
下方向c,dの位置決めだけを行なうようにしてもよ
い。
【0055】また、上記キャップ18a,18bは、棚
受材1bの空洞部に対して挿入装着される構造のものを
示したが、棚受材1bのキャリッジ3c側端部にかぶさ
る状態で装着しても良いし、その他の装着方法を選択し
ても良く、装着したキャップ18a,18bが棚受材1
bの端よりキャリッジ3c側に多く突出しないことが望
ましい。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、キャリッ
ジに設けた光センサと、棚受材に設けた反射面との間で
投受光を行うことにより、反射面を検知した時点で、キ
ャリッジ3cを正確に且つ迅速に所定棚受材の正面に対
向位置させ、停止させることができる。
【0057】しかも、反射面の形成は、各格納空間の底
面を形成する棚受材に装着されるキャップを利用するの
で、格納棚に反射面を簡単に備えることができ、しかも
キャップを装着するだけであるので、新しく建設する格
納棚は勿論のこと、既存の格納棚に対しても迅速簡単に
取り付けることができ、取り付けのための作業効率を向
上させることができる。
【0058】また、キャップを棚受材の空洞部に挿入装
着する等してキャップを棚受材から突出させることな
く、もしくは突出のほとんどない状態で取り付ることが
選択可能であり、スタッカクレーンの通路側に飛び出す
ことがなく、スタッカクレーンの通路幅を広げなければ
ならないといった不具合も出ない。
【0059】請求項2記載の発明によれば、反射面は互
いに角度の異なる複数の反射面が隣接されて成り、光セ
ンサが複数の反射面のうち、キャリッジを減速させる角
度の反射面を検知したとき、前記キャリッジを減速さ
せ、停止させる角度の反射面を検知したとき、前記キャ
リッジを停止させることにより、キャリッジの停止を急
激に行うことなく、スムーズな停止を実現することがで
き、従って荷崩れ等の発生のない正確で迅速な位置決め
を行うことができる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、前記複数の
反射面は、光センサに対して正面を向いた反射面と、該
反射面の両側で隣接し、光センサに対して傾いて向いた
反射面とから成ることにより、正面を向いた反射面と、
傾いた反射面とで受光角度が異なり、この受光角度を利
用してキャリッジの動作制御を変えることができる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、反射面のキ
ャリッジ側前面に蓋体が位置し、該蓋体に前記光センサ
の光が通るスリットが形成されていることにより、光セ
ンサ以外の光が反射面に入光することを防止し、この反
射光を受光してしまうトラブルを排除することができ、
光センサによる反射面への正確な投受光を簡単な構造で
実現することができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、キャップに
形成されたスリットがキャリッジの昇降方向に長形と成
されていることにより、光センサ以外からの光が反射面
に進入することを防止しながら、キャリッジの移動方向
である上下方向での光センサからの投受光は正確に行う
ことができる。
【0063】請求項6記載の発明によれば、キャップに
形成されたスリットがスタッカクレーンの台車の前後進
方向に長形と成されていることにより、光センサ以外か
らの光が反射面に進入することを防止しながら、台車の
移動方向である前後方向での光センサからの投受光は正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である自動倉庫の
側面図である。
【図2】 同背面図である。
【図3】 同分解斜視図である。
【図4】 同要部の縦断面図である。
【図5】 (a)は上下方向位置決め用キャップの正面
図、(b)は前後方向位置決め用キャップの正面図であ
る。
【図6】 光センサの原理を示す概略図である。
【図7】 同光センサのラインセンサにおける電圧と距
離との関係を示すグラフである。
【図8】 制御部の制御作用を示すブロック図である。
【図9】 制御部の昇降時の制御作用を示すフローチャ
ートである。
【図10】 制御部の前後移動時の制御作用を示すフロ
ーチャートである。
【図11】 本発明の第2の実施の形態である自動倉庫
の要部の縦断面図である。
【図12】 (a)は同上下方向位置決め用キャップの
正面図、(b)は前後方向位置決め用キャップの正面図
である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態である自動倉庫
の要部の縦断面図である。
【図14】 (a)は同上下方向位置決め用キャップの
正面図、(b)は前後方向位置決め用キャップの正面図
である。
【図15】 本発明の第4の実施の形態である自動倉庫
の要部の縦断面図である。
【図16】 (a)は同上下方向位置決め用キャップの
正面図、(b)は前後方向位置決め用キャップの正面図
である。
【図17】 従来の自動倉庫の側面図である。
【図18】 同背面図である。
【図19】 同分解斜視図である。
【符号の説明】
1 格納棚 1b 棚受材 3 スタッカクレーン 3a 台車 3c キャリッジ 18a 上下方向位置決め用キャップ 18b 前後方向位置決め用キャップ 19 反射面 19a, 隣接面 19b 底面 20a,20b 光センサ 23a 凹部 23b 凸部 25 スリット A 格納空間 W 荷物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の格納空間が形成された格納棚と、
    該格納棚に沿って前後進可能な台車上にキャリッジを昇
    降可能に配置したスタッカクレーンとから成り、前記格
    納棚が前記各格納空間の底面を形成する棚受材を備える
    自動倉庫において、 前記キャリッジに設けられた投受光可能な光センサと、
    前記棚受材に設けられ、前記光センサの投射光を反射す
    る反射面とを備え、該反射面が前記棚受材に装着される
    キャップに設けられていることを特徴とする自動倉庫。
  2. 【請求項2】 前記反射面は互いに角度の異なる複数の
    反射面が隣接されて成り、該複数の反射面のうち、前記
    光センサがキャリッジを減速させる角度の反射面からの
    反射光を検知したとき、前記キャリッジを減速させ、キ
    ャリッジを停止させる角度の反射面からの反射光を検知
    したとき、前記キャリッジを停止させることを特徴とす
    る請求項1記載の自動倉庫。
  3. 【請求項3】 前記複数の反射面は、光センサに対して
    正面を向いた反射面と、該反射面に隣接し、光センサに
    対して傾いて向いた反射面とから成ることを特徴とする
    請求項2記載の自動倉庫。
  4. 【請求項4】 前記反射面のキャリッジ側に反射面を覆
    う蓋体が位置し、該蓋体に前記光センサの光が通るスリ
    ットが形成されていることを特徴とする請求項1から3
    の何れかに記載の自動倉庫。
  5. 【請求項5】 前記スリットが前記キャリッジの昇降方
    向に長手と成されていることを特徴とする請求項4記載
    の自動倉庫。
  6. 【請求項6】 前記スリットが前記スタッカクレーンの
    台車の前後進方向に長手と成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の自動倉庫。
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