JP2003034497A - 無人搬送システム - Google Patents

無人搬送システム

Info

Publication number
JP2003034497A
JP2003034497A JP2001220712A JP2001220712A JP2003034497A JP 2003034497 A JP2003034497 A JP 2003034497A JP 2001220712 A JP2001220712 A JP 2001220712A JP 2001220712 A JP2001220712 A JP 2001220712A JP 2003034497 A JP2003034497 A JP 2003034497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unmanned
shelf
moving
unmanned forklift
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001220712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3894753B2 (ja
Inventor
Toshio Wada
俊雄 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Yusoki Co Ltd filed Critical Nippon Yusoki Co Ltd
Priority to JP2001220712A priority Critical patent/JP3894753B2/ja
Publication of JP2003034497A publication Critical patent/JP2003034497A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3894753B2 publication Critical patent/JP3894753B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤ走行式の移動棚と三方向スタッキング
式の無人フォークリフトを組み合わせて使用する場合
に、移動棚の利点を確保しつつ、移動棚に横ずれや前後
ずれが生じた場合でもそれに影響されることなく常に適
切な荷物の積み降ろしを行える無人搬送システムを提供
する。 【解決手段】 床面上を一方向に沿って移動するタイヤ
走行式の移動棚1と、床面に敷設された誘導線路7に沿
って走行される三方向スタッキング式の無人フォークリ
フト2とを備え、移動棚1には、その移動方向に直交す
る方向の横ずれ量を検知する横ずれ検知センサ16と、
その横ずれ検知センサ16の検知データを無人フォーク
リフト2に送信する送信手段17とが設けられる一方、
無人フォークリフト2には、移動棚1からの検知データ
を受信する受信手段41と、この受信手段41で受信さ
れた検知データに基づいて、移動棚1の移動方向と直交
する方向に沿って移動棚1と略平行して走行する際の停
止位置を補正する停止位置補正手段45とが設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面上を一方向に
沿って移動するタイヤ走行式の移動棚と、床面に敷設さ
れた誘導線路に沿って走行される三方向スタッキング式
の無人フォークリフトとの組み合わせによって、荷物の
搬送および積み降ろしを自動的に行う無人搬送システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無人搬送システムとし
て、たとえば、図13に示すような構成を採用したもの
がある。
【0003】この無人搬送システムは、荷物wを保管す
る複数の移動棚1と、荷物wを搬送する無人フォークリ
フト2を備えている。移動棚1は、レール走行式のも
で、棚底部に車輪(図示せず)が取り付けられており、
バッテリなどの駆動源によって車輪が駆動されて床に敷
設したレール3上を走行するようになっている。
【0004】一方、無人フォークリフト2は、自律走行
式のもので、車体に磁気センサなどのガイドセンサが設
けられており、このガイドセンサによって床面の所定位
置に敷設された磁気テープなどからなる誘導線路7を検
出しながらこの誘導線路7に沿って走行するようになっ
ている。
【0005】この無人搬送システムにおいて、荷物wの
搬入や搬出が不要な棚1は、互いに接近させて配置する
一方、荷物wの積み降ろしが必要な移動棚1について
は、当該棚1をレール3に沿って所定距離だけ移動させ
て無人フォークリフト2が進入できる通路4を形成す
る。そして、移動棚1が所定位置に停止すると、次に、
無人フォークリフト2が誘導線路7に沿って移動棚1の
間の通路4内に侵入して指定された移動棚1に対して荷
物の積み降ろを行う。
【0006】このように、移動棚1と無人フォークリフ
ト2とを組み合わせた無人搬送システムは、荷物wの搬
入、搬出時の労力を大幅に削減できるだけでなく、移動
棚1を用いることで、一定間隔ごとに棚を固定配置した
構成のものに比べて棚設置に必要な占有面積を大幅に削
減でき、逆に同じ占有面積であれば、固定棚に比べて荷
物wの収納量を大幅に増やせるなどの利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なレール走行式の移動棚1と無人フォークリフト2とを
組み合わせた従来の無人搬送システムにおいては、次の
点で未だ改善の余地がある。
【0008】すなわち、レール走行式の移動棚1は、床
面にレール3を敷設する必要があるため、システム設置
の工期が長くなるばかりか、設備コストも高くつく。ま
た、レール3を敷設すると、必然的に床面との間に段差
(凹凸)が生じ、そのため、無人フォークリフト2が移
動棚1に近付くためにレール3を横切って走行する際、
大きな衝撃が発生する。このため、無人フォークリフト
2のみならず、搬送途中の荷物wも振動によって破損す
るなどの不具合を生じ易い。なお、誘導線路7は、磁気
テープなどを床面内に埋設した後、エポキシ樹脂などで
封止して構成されているので特に段差は生じない。
【0009】従来、このようなレール走行式のものに代
えて、移動棚1の底部にタイヤを取り付けて床面上を走
行するようにした、いわゆるタイヤ走行式のものが考え
られている。このタイヤ走行式のものは、床面に段差が
生じないので、無人フォークリフト2に余分な振動を発
生させることがなく、しかも、レール3を敷設するため
の設備費や手間を省くことができるといった利点を有す
る。
【0010】しかしながら、単純に、レール走行式のも
のからタイヤ走行式の移動棚1に置き換えただけでは、
次のような問題が新たに生じる。すなわち、レール走行
式のものでは、車輪とレール3とによって走行方向が機
械的に規制されているので、移動棚1が所期の走行位置
から位置ずれすることはない。これに対して、タイヤ走
行式の移動棚1は、走行方向を機械的に規制するものが
ないため、予め設定されている正規の走行方向からその
直交する方向に位置ずれし易い。以下、移動棚の移動方
向に直交する方向への位置ずれを横ずれと称する。
【0011】そして、一旦、このような横ずれが生じる
と、無人フォークリフト2のフォークを移動棚1に対し
て接近させたときには、両者1,2間で相対的な位置ず
れが生じて、荷物wの積み降ろしが適切に行えなくな
り、最悪の場合には、無人フォークリフト2のフォーク
が移動棚1のフレームに引っ掛かって荷物wの積み降ろ
しが不可能になったり、荷物wが移動棚1から脱落する
などの不具合を生じる。
【0012】また、移動棚1は、荷物が積載された重量
物であるので、床面の状態やブレーキ機構等の状態によ
って制動距離が変化し易く、所期の停止位置から移動方
向の前後に位置ずれして停止する場合がある。以下、移
動棚1の移動方向に沿った前後の位置ずれを前後ずれと
称する。
【0013】そして、このような前後ずれが生じた場
合、特に、三方向スタッキング式の無人フォークリフト
においては、フォークを移動棚へ向けて接近させるシフ
ト可能範囲にには自ずと制限があるので、フォークを移
動棚の適正なラック位置まで接近させることができず、
荷物wの積み降ろしが適切に行えなくなるなどの不具合
を生じる。
【0014】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、タイヤ走行式の移動棚と三方向スタッ
キング式の無人フォークリフトとを用いる場合に、タイ
ヤ走行式の移動棚の利点を確保しつつ、移動棚に横ずれ
や前後ずれが生じた場合でもそれらに影響されることな
く常に適切な荷物の積み降ろしを行える無人搬送システ
ムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次のようにしている。すなわち、請求
項1記載に係る本発明の無人搬送システムは、床面上を
一方向に沿って移動するタイヤ走行式の移動棚と、前記
床面に敷設された誘導線路に沿って走行される三方向ス
タッキング式の無人フォークリフトとを備え、前記移動
棚には、前記移動方向に直交する方向の横ずれ量を検知
する横ずれ検知センサと、その横ずれ検知センサの検知
データを前記無人フォークリフトに送信する送信手段と
が設けられる一方、前記無人フォークリフトには、前記
移動棚からの検知データを受信する受信手段と、この受
信手段で受信された検知データに基づいて、前記移動棚
の移動方向と直交する方向に沿って移動棚と略平行して
走行する際の停止位置を補正する停止位置補正手段とが
設けられていることを特徴としている。
【0016】これにより、移動棚の移動に伴って横ずれ
が生じた場合でも、無人フォークリフトが移動棚の間に
侵入走行する際に、無人フォークリフト側でこの横ずれ
量を考慮して停止位置が補正されるので、横ずれに影響
されることなく常に適切な荷物の積み降ろしを行うこと
が可能になる。
【0017】請求項2記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、床面上を一方向に沿って移動するタイヤ走行式の
移動棚と、前記床面に敷設された誘導線路に沿って走行
される三方向スタッキング式の無人フォークリフトとを
備え、前記無人フォークリフトには、前記移動棚に設定
した基準位置を検出する非接触式の基準位置検知センサ
と、この基準位置検知センサの検出出力に基づいて前記
移動棚の移動方向に直交する方向の横ずれ量を算出する
横ずれ量算出手段と、この横ずれ量算出手段の算出結果
に基づいて、前記移動棚の移動方向と直交する方向に沿
って移動棚と略平行して走行する際の停止位置を補正す
る停止位置補正手段とが設けられていることを特徴とし
ている。
【0018】これにより、請求項1記載の発明の場合と
同様に、無人フォークリフトが移動棚の間に侵入走行す
る際に、無人フォークリフト側でこの横ずれ量を考慮し
て停止位置が補正されるので、横ずれに影響されること
なく常に適切な荷物の積み降ろしを行うことが可能にな
る。しかも、無人フォークリフト側で横ずれ量を検知す
るので、移動棚には横ずれ検知センサやその検知データ
を送信する手段を特に設ける必要がなく、移動棚側の構
成を簡略化することができる。
【0019】請求項3記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の発明の構成にお
いて、前記移動棚には、その移動方向に沿う所定の停止
位置からの前後のずれ量を検知する前後ずれ検知センサ
と、その前後ずれ検知センサの検知データを前記無人フ
ォークリフトに送信する送信手段とが設けられる一方、
前記無人フォークリフトには、前記移動棚からの前後ず
れ量の検知データを受信する受信手段と、この受信手段
で受信された検知センサの検知データに基づいて、前記
移動棚の移動方向と直交する方向に沿って走行する際の
移動棚との離間距離を補正する離間距離補正手段とが設
けられていることを特徴としている。
【0020】これにより、移動棚の移動に伴って前後ず
れが生じた場合でも、無人フォークリフトが移動棚の間
に侵入走行する際に、無人フォークリフト側でこの前後
ずれ量を考慮して移動棚との離間距離が補正されるた
め、フォークを移動棚の適正位置までシフトさせて接近
させることができる。したがって、移動棚の前後ずれに
影響されることなく常に適切な荷物の積み降ろしを行う
ことが可能になる。
【0021】請求項4記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の発明の構成にお
いて、前記無人フォークリフトには、移動棚の移動方向
と直交する方向に沿って走行する際の移動棚との離間距
離を非接触で測定する測距センサと、この測距センサの
測定結果に基づいて移動棚の移動方向に沿う所定の停止
位置からの前後のずれ量を算出する前後ずれ量算出手段
と、この前後ずれ量算出手段の算出結果に基づいて、前
記移動棚の移動方向と直交する方向に沿って走行する際
の移動棚との離間距離を補正する離間距離補正手段とが
設けられていることを特徴としている。
【0022】これにより、請求項4記載の発明の場合と
同様に、移動棚の移動に伴って前後ずれが生じた場合で
も、無人フォークリフトが移動棚の間に侵入走行する際
に、無人フォークリフト側でこの前後ずれ量を考慮して
移動棚との離間距離が補正されるため、フォークを移動
棚の適正位置までシフトさせて接近させることができ
る。したがって、移動棚の前後ずれに影響されることな
く常に適切な荷物の積み降ろしを行うことが可能にな
る。しかも、無人フォークリフト側で前後ずれ量を検知
するので、移動棚には、前後ずれ検知センサやその検知
データを送信する手段を特に設ける必要がなく、移動棚
側の構成を簡略化することができる。
【0023】請求項5記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の
発明の構成において、前記無人フォークリフトの車体の
前後には、移動棚の移動方向と直交する方向に沿って走
行する際の移動棚との離間距離を測定する測距センサが
設けられていることを特徴としている。
【0024】これにより、無人フォークリフトが移動棚
の間に侵入走行するための誘導線路を省略することが可
能になる。
【0025】請求項6記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の
発明の構成において、前記無人フォークリフトには、移
動棚の移動方向と直交する方向に沿って走行する際の移
動棚の支柱の有無を検知する非接触式の支柱検知センサ
が設けられていることを特徴としている。
【0026】これにより、無人フォークリフトが移動棚
の間に侵入走行する場合に、移動棚の支柱の数をカウン
トできるので、所定の間口に到達したときに走行を停止
させる基準位置を与えるための磁気棒などを床面に設け
る必要がなくなる。
【0027】請求項7記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の
発明の構成において、前記無人フォークリフトには、前
記移動棚の棚位置を検知する棚検知センサが設けられて
いることを特徴としている。
【0028】これにより、荷物の積み降ろしを行うべき
棚位置を正確に検知できるため、移動棚が前後にわずか
に若干傾斜しているような場合でも、荷物の積み降ろし
作業を確実に行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。 [実施の形態1]図1は本発明の実施の形態1に係る無
人搬送システムの構成を示す斜視図、図2は同システム
の構成を示す平面図、図3は同システムで使用する移動
棚と無人フォークリフトの制御系統のブロック図、図4
は同システムで使用する無人フォークリフトの側面図、
図5は同システムで使用する無人フォークリフトのフォ
ーク取付部分の要部を示す側面図である。
【0030】この実施の形態1の無人搬送システムは、
タイヤ走行式の移動棚1と、三方向スタッキング式の無
人フォークリフト2とを備える。移動棚1が走行する床
面には、その移動方向に沿って磁気テープなどでできた
横ずれ検知用の基準線が、また、無人フォークリフト2
が走行する箇所には磁気テープなどでできた誘導線路7
がそれぞれ敷設されている。この場合の無人フォークリ
フト用の誘導線路7は、無人フォークリフト2を移動棚
1の間に侵入走行するための侵入線7aと、無人フォー
クリフト2を所定の移動棚1のある箇所まで走行させる
ための走行線7bとを備えている。したがって、侵入線
7aは、移動棚1の移動方向に対して直交する方向に延
設されていて、移動棚1の長手方向に略平行している。
また、この侵入線7aの左右には、無人フォークリフト
2を移動棚1の所定の間口に対して停止させる上での基
準位置を与える磁気棒8が侵入線7aの長手方向に沿っ
て所定のピッチで埋設されている。なお、10は固定
棚、11は信号中継用の制御盤である。
【0031】上記の移動棚1は、その底部にタイヤ12
が取り付けられるとともに、このタイヤ12を駆動する
走行装置14、走行距離を計測するための走行エンコー
ダ15、移動棚1の移動方向に直交する方向の横ずれ量
を検知する横ずれ検知センサ16、この横ずれ検知セン
サ16で検知された横ずれ量のデータを無人フォークリ
フト2に送信する送信部17、および、マイクロコンピ
ュータなどからなるコントローラ18を備えている。さ
らに、移動棚1には、図示しないが棚同士が接触しない
ようにするための光学式の近接センサや、棚同士が互い
に平行になっているか否かを検出する平行検出センサな
どが設けられている。
【0032】横ずれ検知センサ16は、たとえば複数の
ホール素子を移動棚1の長手方向に沿ってアレー状に配
列してなる磁気センサからなり、基準線6が横切る位置
に応じて異なる電圧値をもつ信号が出力され、これによ
って、基準線6に対して移動棚1全体の横ずれ量が検出
されるようになっている。また、コントローラ18は、
各種データを記憶するメモリ20と、上記の各部14,
17,20を制御する演算制御部21とを有している。
【0033】無人フォークリフト2は、車体25の前方
側に走行輪26が、後方側に駆動操舵輪27がそれぞれ
設けられ、また、車体25の前方端にマスト28が立設
されるとともに、このマスト28に沿って三方向スタッ
キング機構29が図示しないリフト機構によって昇降可
能に設けられている。そして、この三方向スタッキング
機構29にフォーク30が取り付けられている。したが
って、フォーク30は、三方向スタッキング機構29に
よって前方向および左右の各方向に向けて旋回でき、か
つ車体25の左右方向に所定長さだけシフト可能で、さ
らに、図示しないリフト機構によって三方向スタッキン
グ機構29とともにマスト28に沿って昇降されるよう
になっている。
【0034】また、無人フォークリフト2の車体25の
底部の前後には誘導線路7を検知するガイドセンサ32
a,32bが、車体25のレッグ部31の各走行輪26
に近接した位置には前述の磁気棒8を検知するカウント
センサ36a,36bがそれぞれ取り付けられる一方、
図5に示すように、三方向スタッキング機構29のフォ
ーク取り付け用のフィンガーバー34には、移動棚1の
位置を検知する棚検知センサ35が設けられている。
【0035】上記のガイドセンサ32a,32bは、移
動棚1に設けられている横ずれ検知センサ16と同様な
構成を有する磁気センサであり、また、カウントセンサ
36a,36bはホール素子等の磁気センサで構成され
ている。また、棚検知センサ35は、たとえば、光学的
に移動棚1の有無を検知する光電スイッチで構成されて
いる。なお、棚検知センサ35としては、機械的接触に
よってオン/オフするリミットスイッチ等によって構成
することもできる。
【0036】さらに、車体25には、駆動操舵輪27の
走行駆動用の走行装置38や操舵用の操舵装置39、走
行距離を計測するための走行エンコーダ40、移動棚1
から送信される横ずれ検知データを受信する受信部4
1、マイクロコンピュータなどからなるコントローラ4
2が設けられている。
【0037】コントローラ42は、各種データを記憶す
るメモリ44と、三方向スタッキング機構29や走行装
置38、操舵装置39などを含む各部を制御する演算制
御部45とを有している。そして、演算制御部45は、
受信部41で受信された検知データに基づいて、無人フ
ォークリフト2が移動棚1の移動方向に直交して配設さ
れている侵入線7aに沿って走行する際の停止位置を補
正する停止位置補正手段としての機能を備えている。
【0038】次に、上記構成を有する無人搬送システム
において、無人フォークリフト2を移動棚1に接近させ
て荷物wの積み降ろしを行う場合の動作について図6に
示すフローチャートを参照して説明する。なお、ここで
は、説明の便宜上、一例として、無人フォークリフト2
で搬送する荷物wを移動棚1の図1の符号Pで示す箇所
のラックに載置するものとする。
【0039】移動棚1の間に無人フォークリフト2が進
入できる通路を形成するために、移動棚1は、コントロ
ーラ18の制御により、走行装置14によってタイヤ1
2が駆動されるとともに、その走行距離が走行エンコー
ダ15の出力に基づいて計測される。移動棚1が所定の
走行距離だけ移動すると、コントローラ18は、走行装
置14を停止させる(ステップ1,2)。
【0040】次いで、コントローラ18は、横ずれ検知
センサ16の検知出力に基づいて基準線6に対する横ず
れ量Δxを検知する(ステップ3)。ここでは、一例と
して、図2において移動棚1が右から左に向けて所定距
離だけ走行された結果、横ずれ検知センサ16に対面す
る基準線6の下方(走行方向の左側)にΔx分だけ横ず
れが生じたものとする。
【0041】この横ずれ量Δxの検知データは、コント
ローラ18によって送信部17から無人フォークリフト
2に向けて送信される(ステップ4)。この送信データ
は、制御盤11を経由して無人フォークリフト2の受信
部41で受信された後(ステップ11)、メモリ44に
一旦格納される。
【0042】無人フォークリフト2は、図示しない制御
センタからの指令により、ガイドセンサ32a,32b
の検知出力に基づいて誘導線路7の走行線7bから侵入
線7aに沿って走行して棚間に侵入する(ここでは、図
2の下方から上方に向けて侵入する)(ステップ1
2)。そして、移動棚1の荷物の載置予定箇所Pに対応
した位置にある磁気棒8(たとえば、図2において侵入
線7aの左側の上から1番目)の一つ手間の磁気棒8
(図2において侵入線7aの右側の上から2番目)がカ
ウントセンサ36bによって検出されると(ステップ1
3)、コントローラ42の演算制御部45は、メモリ4
4に先に記憶されている横ずれ量Δxを読み出して走行
エンコーダ40に対応するパルス数に換算した後(ステ
ップ14)、この磁気棒8の位置を基準として、侵入線
7aに沿ってさらに走行すべき距離(つまり、走行エン
コーダ40のパルス数)Pを次式によって算出する。 P=Pi−ΔP (1) ここに、Piは上下の磁気棒8間の距離に対応した走行
エンコーダ40のパルス数、ΔPは上記の横ずれ量Δx
に対応した走行エンコーダ40のパルス数である。
【0043】そして、無人フォークリフト2は、走行エ
ンコーダ40で検出されるパルス数が上記(1)式の計
算で得られたパルス数Pに一致するまで侵入走行し(ス
テップ15)、両者のパルス数が一致したときに、コン
トローラ42は、走行装置38を停止させる。これによ
り、無人フォークリフト2の停止位置が移動棚1の横ず
れ量Δx分だけ補正されることになる。
【0044】次に、コントローラ42は、三方向スタッ
キング機構29を制御してフォーク30が移動棚1に向
き合うように旋回するとともに、図示しないリフト機構
を制御してフォーク30をマスト28に沿って所定の高
さ(ここでは下から3段目のラックの高さ)まで上昇さ
せる(ステップ16)。続いて、コントローラ42は、三
方向スタッキング機構29を制御してフォーク30を移
動棚1に向けてシフトさせる(ステップ17)。そのシ
フトの途中で棚検知センサ35で移動棚1の横フレーム
1aが検知されると(ステップ18)、フォーク30が
若干下降されて荷物wが移動棚1の載置予定箇所Pにあ
るラックに荷降ろしされる(ステップ19)。
【0045】このように、この実施の形態1では、移動
棚1が横ずれしたときには、この横ずれ量Δxに対応し
て無人フォークリフト2の停止位置が補正されるため、
フォーク30と移動棚1との間で相対的な位置ずれが生
じることがない。そのため、荷物wの積み降ろしを常に
適切に行うことができる。したがって、フォーク30が
フレームに引っ掛かって荷物wの積み降ろしが不可能に
なったり、荷物wが脱落するなどの不具合が確実に回避
される。
【0046】なお、ここでは、説明の便宜上、無人フォ
ークリフト2で搬送する荷物wを移動棚1の所定の箇所
Pに搬入する場合について説明したが、移動棚1の他の
箇所に搬入する場合も、基本的な動作は同じである。ま
た、移動棚1に置かれている荷物wを無人フォークリフ
ト2で荷取りして搬出する場合も同様である。
【0047】[実施の形態2]図7は本発明の実施の形
態2に係る無人搬送システムの構成を示す平面図であ
り、図1ないし図5に示した実施の形態1に対応する構
成部分には同一の符号を付す。
【0048】上記の実施の形態1では、移動棚1に横ず
れ検知センサ16を設けることにより、移動棚1自身で
横ずれ量Δxを検知するようにしているが、この実施の
形態2では、このような横ずれ検知センサ16や送信部
17を省略し、主として無人フォークリフト2側で移動
棚1の横ずれ量Δxを検知できるようにしたものであ
る。
【0049】すなわち、この実施の形態2では、侵入線
7a側に対向する移動棚1の長手方向側端部に横ずれ検
知用の反射ミラー50が取り付けられている。一方、無
人フォークリフト2の車体25のレッグ部31の側端部
には、反射ミラー50に対して光ビームを投受光する光
センサからなる基準位置検知センサ51が設けられてい
る。
【0050】さらに、この実施の形態2において、無人
フォークリフト2のコントローラ42を構成する演算制
御部45は、各ガイドセンサ32a,32bおよび基準
位置検知センサ51の検出出力に基づいて移動棚1の移
動方向に直交する方向の横ずれ量を算出する横ずれ量算
出手段、およびこの横ずれ量算出手段の算出結果に基づ
いて移動棚1の移動方向と直交して配置された侵入線7
aに沿って走行する際の停止位置を補正する停止位置補
正手段としての機能を備えている。その他の構成は、図
1ないし図5に示した実施の形態1の場合と基本的に同
じであるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0051】次に、上記構成において、移動棚1の横ず
れ量Δxを求める場合の動作について説明する。移動棚
1は既に所定距離だけ移動されて予め設定されている位
置に停止しているものとする。この状態で無人フォーク
リフト2が誘導線路7の侵入線7aに沿って侵入走行す
る場合、カウントセンサたとえば36aによって移動棚
1の横ずれ量を求める場合の基準位置となる磁気棒(こ
こでは一例として図8の左端の磁気棒)8が検出される
と、これに応じて、演算制御部45は、その内部カウン
タのカウント値をリセットした後、走行エンコーダ40
で得られるパルス数のカウントを開始する。同時に基準
位置検知センサ51によって反射ミラー50からの反射
光の検出を開始する。
【0052】無人フォークリフト2が侵入線7aに沿っ
て棚間に侵入走行し、これに伴い、基準位置検知センサ
51の光が反射ミラー50を横切ると、基準位置検知セ
ンサ51からの光ビームが反射ミラー50で反射されて
基準位置検知センサ51で受光される。このタイミング
に応じて、演算制御部45は、その内部カウンタのカウ
ント値を取り込むとともに、ガイドセンサ32a,32
bで検知出力およびメモリ44に予め記憶されているデ
ータに基づいて移動棚1の横ずれ量Δxを次のようにし
て算出する。
【0053】いま、基準位置となる磁気棒(ここでは図
7の左端の磁気棒)8から移動棚1に横ずれがない場合
の反射ミラー50の位置までの距離をx0、基準位置と
なる磁気棒8を通過してから基準位置検知センサ51と
反射ミラー50とで光ビームが投受光されるまでの無人
フォークリフト2の走行距離をx、移動棚1の横ずれ量
をΔx、無人フォークリフト2の車体25の中心線cが
侵入線7aに対して傾斜している角度をθ、移動棚1の
端面から侵入線7aまでの距離をL、無人フォークリフ
ト2の車体25の中心線cから基準位置検知センサ51
までの距離をM、車体25の中心線cが角度θだけ傾斜
しているために生じる横ずれ方向の測定誤差をx1とす
ると、次の関係がある。
【0054】 x=x0+Δx+x1 (2) (L−M)tanθ≒x1 (3) よって、(2),(3)式から、 Δx=x−(x0+x1) =x−[x0+(L−M)tanθ] (4)
【0055】また、車体20の前後に設けられているガ
イドセンサ32a,32b間の距離をN、各ガイドセン
サ32a,32bの中央部と侵入線7aとの偏位をy
1,y2とすると、 tanθ=(y2−y1)/N (5) よって、(4),(5)式から、 Δx=x−[x0+(L−M)・(y2−y1)/N] (6)
【0056】ここに、x0、L、M、Nの各値は既知で
あり、これらのデータは予めメモリ37に記憶されてい
る。また、xは走行エンコーダ33からの出力パルスを
計測したカウント値に基づいて決定することができる。
さらに、y1,y2はガイドセンサ32a,32bの検
出出力に基づいて決定することができる。したがって、
演算制御部45は、最終的に(6)式に基づいて移動棚
1の横ずれ量Δxを算出する。
【0057】こうして、移動棚1の横ずれ量Δxが算出
された後の無人フォークリフト2の制御動作は、実施の
形態1の場合と基本的に変わらないので、ここでは詳し
い説明は省略する。
【0058】このように、この実施の形態2の無人搬送
システムは、実施の形態1の場合と同様に、移動棚1の
移動に伴って横ずれが生じた場合でも、無人フォークリ
フト2側でこの横ずれ量Δxを考慮して停止位置を補正
するので、横ずれに影響されることなく適切な荷物の積
み降ろしを行うことが可能になる。
【0059】前述の実施の形態1の場合には、移動棚1
側に設けた横ずれ検知センサ16で横ずれ量Δxを直接
に検知するため、横ずれ量Δxの検知精度は高いが、横
ずれ検知センサ16やその検知データを送信する送信部
17を設ける必要があるため、設備費が若干割高にな
る。これに対して、実施の形態2の場合には、無人フォ
ークリフト2側で横ずれ量Δxを算出できるので、実施
の形態1のような横ずれ検知センサ16や送信部17を
省略することができ、移動棚1側の設備費を削減するこ
とができる。
【0060】なお、実施の形態2では、移動棚1に反射
ミラー50を、無人フォークリフト2に光ビームを投受
光する基準位置検知センサ51を設けるようにしている
が、これに限らず、たとえば、移動棚1に発光素子を、
無人フォークリフト2にその発光素子からの光を受光す
る受光素子を設けることにより、移動棚1の横ずれ量を
検出する構成とすることも可能である。
【0061】[実施の形態3]図8は本発明の実施の形
態3に係る無人搬送システムの構成を示す平面図であ
り、図1ないし図5に示した実施の形態1に対応する構
成部分には同一の符号を付す。
【0062】この実施の形態3の無人搬送システムは、
実施の形態1の構成に加えて、さらに次の構成が付加さ
れている。すなわち、この実施の形態3において、移動
棚1が移動される床面には、移動棚1に対して予め設定
された所定の停止位置に対応する箇所に磁気棒52が埋
設されている。また、移動棚1には、その移動方向に沿
う所定の停止位置からの前後のずれ量を検知する前後ず
れ検知センサ53が磁気棒52に直交するように配設さ
れている。この前後ずれ検知センサ53は、たとえば横
ずれ検知センサ16と同じ構成のものが採用される。そ
して、前後ずれ検知センサ53の検知データは、送信部
17から無人フォークリフト2に送信するようになって
いる。
【0063】一方、無人フォークリフト2は、受信部4
1が横ずれ検知センサ16の検知出力とともに、前後ず
れ検知センサ53の検知出力も受信しており、また、演
算制御部45は、前述の停止位置補正手段としての機能
とともに、前後ずれ検知センサ53の検知データに基づ
いて、移動棚1の移動方向と直交する方向に沿って走行
する際の移動棚との離間距離を補正する離間距離補正手
段としての機能も備えている。
【0064】上記構成において、移動棚1の間に無人フ
ォークリフト2が進入できる通路を形成するために、コ
ントローラ18により走行装置14が駆動されて移動棚
1が所定距離だけ移動されると、コントローラ18は、
走行装置14を停止させる。このとき、コントローラ1
8は、前後ずれ検知センサ53の検知出力に基づいて移
動棚1の移動方向に沿う前後ずれ量Δyを求める。ここ
では、一例として、図8において移動棚1が右から左に
向けて所定距離だけ移動された結果、移動棚1の中心線
dが磁気棒52の位置から左側にΔy分だけオーバーラ
ンして前後ずれが生じたものとする。
【0065】この前後ずれ量Δyの検知データは、コン
トローラ18によって送信部17から無人フォークリフ
ト2に向けて送信されて、制御盤11を経由して無人フ
ォークリフト2の受信部41で受信される。無人フォー
クリフト2の演算制御部45は、この前後ずれ量Δyの
データに基づいて、誘導線路7の侵入線7aに沿って侵
入走行する際に、車体25の中心から移動棚1の長手方
向端面までの離間距離を補正する。
【0066】すなわち、移動棚1の短尺方向の中心線が
磁気棒52の位置から左側にΔy分だけオーバーランし
ているときには、演算制御部45は、ガイドセンサ32
a,32bの検出出力に基づいて、車体25の中心が侵
入線7aから左側にΔy分だけ偏位した状態で走行する
ように制御する。このため、移動棚1と無人フォークリ
フト2との相対間距離は、前後ずれの影響を受けること
なく常に一定に保たれる。
【0067】こうして、移動棚1の前後ずれ量Δyが補
正された後の無人フォークリフト2の動作は、実施の形
態1の場合と基本的に変わらないので、ここでは詳しい
説明は省略する。
【0068】このように、この実施の形態3では、移動
棚1がその制動距離が変化して所期の停止位置から前後
に位置ずれして停止した場合には、無人フォークリフト
2が侵入線7aに沿って侵入走行する際に、この前後ず
れ量Δyに応じて移動棚1との間の離間距離が補正され
る。したがって、無人フォークリフト2が侵入走行後に
停止したときには、フォーク30を移動棚1の適正位置
までシフトさせて接近させることができ、常に適切な荷
物wの積み降ろしを行うことが可能になる。
【0069】なお、この実施の形態3では、移動棚1の
長手方向の奥側に横ずれ検知センサ16を、手前側に前
後ずれ検知センサ53をそれぞれ配置しているが、これ
に限らず、図9に示すように、前後ずれ検知センサ53
を移動棚1の奥側、手前側、中央と右側というように複
数箇所に設けることも可能である。
【0070】たとえば、移動棚1の奥側と手前側に前後
ずれ検知センサ35を設けた場合、移動棚1が図中、左
側から右側に向けて移動した結果、手前側で10mm、
奥側で30mmそれぞれ行き過ぎたた状態で、中央の棚
の荷物を取ろうとするときには、2つの前後ずれ検知セ
ンサ35の検出値から、中央の棚の部分が20mm行き
過ぎが生じていることを演算し、この前後ずれ値を無人
フォークリフト2に送信するようにすることができる。
【0071】[実施の形態4]図10は本発明の実施の
形態4に係る無人搬送システムの構成を示す平面図であ
り、図1ないし図5に示した実施の形態1に対応する構
成部分には同一の符号を付す。
【0072】上記の実施の形態3では、移動棚1に前後
ずれ検知センサ53を設けることにより、移動棚1自身
で前後ずれ量Δyを検知するようにしているが、この実
施の形態4では、そのような前後ずれ検知センサ53を
省略し、無人フォークリフト2側で移動棚1の前後ずれ
量Δyを検知できるようにしたものである。
【0073】すなわち、この実施の形態4の無人搬送シ
ステムは、実施の形態1の構成に加えて、移動棚1の短
尺側の端部中央に前後ずれ検知用の反射ミラー55が取
り付けられている。一方、無人フォークリフト2の車体
25のレッグ部31には、反射ミラー55に対して光ビ
ームを投受光して反射ミラー55までの距離を測定する
光学式の測距センサ56が設けられている。なお、測距
センサ56は光学式のものに代えて超音波式のものを採
用することも可能である。
【0074】また、演算制御部45は、前述の停止位置
補正手段としての機能とともに、測距センサ56の検出
出力に基づいて、移動棚1の前後ずれ量を算出する前後
ずれ量算出手段と、この前後ずれ量の値に基づいて無人
フォークリフト2が移動棚1の移動方向と直交する方向
に沿って走行する際の移動棚1との離間距離を補正する
離間距離補正手段としての機能も備えている。その他の
構成は、実施の形態1の場合と同じであるので、ここで
は詳しい説明は省略する。
【0075】この実施の形態4において、移動棚1の制
動距離が変化して前後ずれが生じているとすると、無人
フォークリフト2は侵入線7aに沿って侵入走行する際
に、測距センサ56が移動棚1に取り付けられた反射ミ
ラー55までの距離yを測定する。そして、演算制御部
45は、次式に基づいて、前後ずれ量Δyを算出する。 Δy=y−y0 (7) ここに、y0は移動棚1に前後ずれが生じていない場合
の測距センサ56と反射ミラー55間の距離であって、
予め設定された値である。
【0076】無人フォークリフト2のコントローラ42
は、実施の形態3の場合と同様に、この前後ずれ量Δy
に応じて移動棚1と無人フォークリフト2との離間距離
を補正するので、フォーク30を移動棚1の適正位置ま
でシフトさせて接近させることができ、常に適切な荷物
wの積み降ろしを行うことが可能になる。
【0077】なお、この実施の形態4では、実施の形態
1の構成に対して反射ミラー55や測距センサ56を設
けた場合について説明したが、実施の形態2の構成(図
7)に対してさらに反射ミラー55や測距センサ56を
付加した構成とすることも可能である。
【0078】上記の各実施の形態1〜4について、次の
ような変形例あるいは応用例を考えることができる。 (1) 上記の各実施の形態1〜4では、移動棚1の移
動方向に対して直交する方向に延設された侵入線7aを
設けることで、無人フォークリフト2が移動棚1の間に
侵入走行できるようにしているが、図11に示すよう
に、無人フォークリフト2のたとえばレッグ部31の外
側端に移動棚1の長手方向側端部までの距離を測定する
前後一対の光学式の測距センサ58a,58bを取り付
け、これらの測距センサ58a,58bの検出出力に基
づいて無人フォークリフト2を侵入走行させるようにす
ることもできる。このような構成にすれば、無人フォー
クリフト2と移動棚1との離間距離が直接測定できるの
で、侵入線7aを省略することが可能になる。
【0079】(2) 上記の各実施の形態1〜4では、
移動棚1の移動方向に対して直交する方向に延設された
磁気棒8を設けることで、無人フォークリフト2を移動
棚1の所定の間口に停止させるようにしているが、図1
2に示すように、無人フォークリフト2のたとえばマス
ト28の外側端に光センサからなる一対の支柱検知セン
サ59a,59bを取り付け、これらの支柱検知センサ
59a,59bの検出出力に基づいて、移動棚1の支柱
1bを検出しながら無人フォークリフト2を侵入線7a
に沿って侵入走行させるように構成することもできる。
【0080】この場合、各支柱検知センサ59a,59
bは、これらのセンサから発射される光ビームが移動棚
1の横フレーム1aや荷物wに照射されないような高さ
で、かつ、一対の光ビームの左右の離間幅は、支柱1b
の横幅よりも若干短くなるように予め設定される。
【0081】そして、演算制御部45において、各支柱
検知センサ59a,59bの検出出力の論理和出力が得
られる場合にのみ支柱1bがあると判断するようにすれ
ば、移動棚1の各支柱1bを確実にカウントできるの
で、無人フォークリフト2が移動棚1の所定の間口に到
達したときに走行を停止させることが可能になり、磁気
棒8を省略することができる。
【0082】(3) さらに、本発明は、上記の実施の
形態1〜4や変形例等で説明した構成に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更
して実施することができるのは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。 (1) 請求項1記載に係る本発明の無人搬送システム
は、移動棚の移動に伴って横ずれが生じた場合でも、無
人フォークリフトが移動棚の間に侵入走行する際に、無
人フォークリフト側でこの横ずれ量を考慮して停止位置
が補正されるので、横ずれに影響されることなく常に適
切な荷物の積み降ろしを行うことが可能になる。
【0084】(2) 請求項2記載の発明に係る無人搬
送システムは、請求項1の発明の場合と同様に、無人フ
ォークリフトが移動棚の間に侵入走行する際に、無人フ
ォークリフト側でこの横ずれ量を考慮して停止位置が補
正されるので、横ずれに影響されることなく常に適切な
荷物の積み降ろしを行うことが可能になる。しかも、無
人フォークリフト側で横ずれ量を検知するので、移動棚
には横ずれ検知センサやその検知データを送信する手段
を特に設ける必要がなく、移動棚側の構成を簡素化する
ことができ、設備費を削減することができる。
【0085】(3) 請求項3記載の発明に係る無人搬
送システムは、請求項1または請求項2に記載の発明の
効果に加えて、移動棚の移動に伴って前後ずれが生じた
場合でも、無人フォークリフトが移動棚の間に侵入走行
する際に、無人フォークリフト側でこの前後ずれ量を考
慮して移動棚との離間距離が補正されるため、フォーク
を移動棚の適正位置までシフトさせて接近させることが
できる。したがって、移動棚の前後ずれに影響されるこ
となく常に適切な荷物の積み降ろしを行うことが可能に
なる。
【0086】(4) 請求項4記載の発明に係る無人搬
送システムは、請求項1または請求項2に記載の発明の
効果に加えて、移動棚の移動に伴って前後ずれが生じた
場合でも、無人フォークリフトが移動棚の間に侵入走行
する際に、無人フォークリフト側でこの前後ずれ量を考
慮して移動棚との離間距離が補正されるため、フォーク
を移動棚の適正位置までシフトさせて接近させることが
できる。したがって、移動棚の前後ずれに影響されるこ
となく常に適切な荷物の積み降ろしを行うことが可能に
なる。しかも、無人フォークリフト側で前後ずれ量を検
知するので、移動棚には、前後ずれ検知センサやその検
知データを送信する手段を特に設ける必要がなく、移動
棚側の構成を簡素化することができる。
【0087】請求項5記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、移動棚との離間距離を測定する測距センサを設け
ているので、無人フォークリフトを移動棚の間に誘導し
つつ侵入走行するための誘導線路を省略することが可能
になる。
【0088】請求項6記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、移動棚の支柱を検知する支柱検知センサを設けて
いるので、無人フォークリフトが移動棚の間に侵入して
走行する際に支柱の数をカウントすることができる。こ
のため、無人フォークリフトが移動棚の間に侵入走行し
てから移動棚の所定の間口に到達したときに走行を停止
させる基準位置を決定するための磁気棒などを床面に設
ける必要がなくなる。
【0089】請求項7記載の発明に係る無人搬送システ
ムは、無人フォークリフトに棚検知センサが設けられて
いるので、フォークを移動棚に接近させる場合の棚位置
を正確に検知することができる。このため、移動棚が前
後に傾斜していて高位置のラックに荷物を積み降ろしす
る必要がある場合であっても、荷物の積み降ろし作業を
確実に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無人搬送システム
の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る無人搬送システム
の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る無人搬送システム
で使用する移動棚および無人フォークリフトの制御系統
のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る無人搬送システム
で使用する無人フォークリフトの側面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る無人搬送システム
で使用する無人フォークリフトのフォーク部分の要部を
示す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る無人搬送システム
において、無人フォークリフトによって搬送される荷物
を移動棚に接近して積み降ろしを行う場合の動作説明に
供するフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2に係る無人搬送システム
の構成を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る無人搬送システム
の要部の構成を示す平面図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る無人搬送システム
の変形例を示す平面図である。
【図10】本発明の実施の形態4に係る無人搬送システ
ムの要部の構成を示す平面図である。
【図11】本発明の無人搬送システムの変形例を示す斜
視図である。
【図12】本発明の無人搬送システムの他の変形例を示
す斜視図である。
【図13】従来の無人搬送システムの全体構成を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 移動棚 1b 支柱 2 無人フォークリフト 6 基準線 7 誘導線路 7a 侵入線 7b 走行線 8 磁気棒 16 横ずれ検知センサ 17 送信部(送信手段) 18 コントローラ 21 演算制御部 29 三方向スタッキング機構 30 フォーク 32a,32b ガイドセンサ 35 棚検知センサ 36a,36b カウントセンサ 41 受信部(受信手段) 42 コントローラ 45 演算制御部 51 基準位置検知センサ 53 前後ずれ検知センサ 52 磁気棒 56 測距センサ 58a,58b 測距センサ 59a,59b 支柱検知センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上を一方向に沿って移動するタイヤ
    走行式の移動棚と、前記床面に敷設された誘導線路に沿
    って走行される三方向スタッキング式の無人フォークリ
    フトとを備え、 前記移動棚には、前記移動方向に直交する方向の横ずれ
    量を検知する横ずれ検知センサと、その横ずれ検知セン
    サの検知データを前記無人フォークリフトに送信する送
    信手段とが設けられる一方、 前記無人フォークリフトには、前記移動棚からの検知デ
    ータを受信する受信手段と、この受信手段で受信された
    検知データに基づいて、前記移動棚の移動方向と直交す
    る方向に沿って移動棚と略平行して走行する際の停止位
    置を補正する停止位置補正手段とが設けられていること
    を特徴とする無人搬送システム。
  2. 【請求項2】 床面上を一方向に沿って移動するタイヤ
    走行式の移動棚と、前記床面に敷設された誘導線路に沿
    って走行される三方向スタッキング式の無人フォークリ
    フトとを備え、 前記無人フォークリフトには、前記移動棚に設定した基
    準位置を検出する非接触式の基準位置検知センサと、こ
    の基準位置検知センサの検出出力に基づいて前記移動棚
    の移動方向に直交する方向の横ずれ量を算出する横ずれ
    量算出手段と、この横ずれ量算出手段の算出結果に基づ
    いて、前記移動棚の移動方向と直交する方向に沿って移
    動棚と略平行して走行する際の停止位置を補正する停止
    位置補正手段とが設けられていることを特徴とする無人
    搬送システム。
  3. 【請求項3】 前記移動棚には、その移動方向に沿う所
    定の停止位置からの前後のずれ量を検知する前後ずれ検
    知センサと、その前後ずれ検知センサの検知データを前
    記無人フォークリフトに送信する送信手段とが設けられ
    る一方、 前記無人フォークリフトには、前記移動棚からの前後ず
    れ量の検知データを受信する受信手段と、この受信手段
    で受信された検知センサの検知データに基づいて、前記
    移動棚の移動方向と直交する方向に沿って走行する際の
    移動棚との離間距離を補正する離間距離補正手段とが設
    けられていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の無人搬送システム。
  4. 【請求項4】 前記無人フォークリフトには、移動棚の
    移動方向と直交する方向に沿って走行する際の移動棚と
    の離間距離を非接触で測定する測距センサと、この測距
    センサの測定結果に基づいて移動棚の移動方向に沿う所
    定の停止位置からの前後のずれ量を算出する前後ずれ量
    算出手段と、この前後ずれ量算出手段の算出結果に基づ
    いて、前記移動棚の移動方向と直交する方向に沿って走
    行する際の移動棚との離間距離を補正する離間距離補正
    手段とが設けられていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の無人搬送システム。
  5. 【請求項5】 前記無人フォークリフトの車体の前後に
    は、移動棚の移動方向と直交する方向に沿って走行する
    際の移動棚との離間距離を測定する測距センサが設けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれか1項に記載の無人搬送システム。
  6. 【請求項6】 前記無人フォークリフトには、移動棚の
    移動方向と直交する方向に沿って走行する際の移動棚の
    支柱の有無を検知する非接触式の支柱検知センサが設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    いずれか1項に記載の無人搬送システム。
  7. 【請求項7】 前記無人フォークリフトには、前記移動
    棚の棚位置を検知する棚検知センサが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    に記載の無人搬送システム。
JP2001220712A 2001-07-19 2001-07-19 無人搬送システム Expired - Fee Related JP3894753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001220712A JP3894753B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 無人搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001220712A JP3894753B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 無人搬送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003034497A true JP2003034497A (ja) 2003-02-07
JP3894753B2 JP3894753B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=19054491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001220712A Expired - Fee Related JP3894753B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 無人搬送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3894753B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2008960A2 (de) 2007-06-28 2008-12-31 STILL WAGNER GmbH Flurförderzeug, Lagersystem und Verfahren zur Zielfindung in Lagersystemen
EP2657155A1 (de) * 2012-04-23 2013-10-30 Krones AG Elektronische Absturzsicherung für autonome Shuttle mit Wegmessung und Orientierung
CN104460664A (zh) * 2013-11-12 2015-03-25 上海宝信软件股份有限公司 全自动无人行车装卸位置检测系统
CN112661063A (zh) * 2020-12-16 2021-04-16 安徽宇锋智慧物联科技有限公司 一种便于装卸货物的暂存式agv叉车
CN112678726A (zh) * 2020-12-18 2021-04-20 江苏智库智能科技有限公司 基于叉车式agv运动学模型的取货定位方法及系统
CN114380244A (zh) * 2020-10-21 2022-04-22 阳程科技股份有限公司 料架搬运系统及其方法
CN117429789A (zh) * 2023-10-24 2024-01-23 中兴协力(山东)数字科技集团有限公司 一种工业智能仓储堆垛机远程控制寻址方法及设备
JP7472082B2 (ja) 2021-07-02 2024-04-22 三菱ロジスネクスト株式会社 無人フォークリフトの初期設定方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2008960A3 (de) * 2007-06-28 2009-12-23 STILL WAGNER GmbH Flurförderzeug, Lagersystem und Verfahren zur Zielfindung in Lagersystemen
EP2008960A2 (de) 2007-06-28 2008-12-31 STILL WAGNER GmbH Flurförderzeug, Lagersystem und Verfahren zur Zielfindung in Lagersystemen
EP2657155A1 (de) * 2012-04-23 2013-10-30 Krones AG Elektronische Absturzsicherung für autonome Shuttle mit Wegmessung und Orientierung
CN104460664A (zh) * 2013-11-12 2015-03-25 上海宝信软件股份有限公司 全自动无人行车装卸位置检测系统
CN104460664B (zh) * 2013-11-12 2017-06-09 上海宝信软件股份有限公司 全自动无人行车装卸位置检测系统
CN114380244B (zh) * 2020-10-21 2024-04-09 阳程科技股份有限公司 料架搬运系统及其方法
CN114380244A (zh) * 2020-10-21 2022-04-22 阳程科技股份有限公司 料架搬运系统及其方法
CN112661063A (zh) * 2020-12-16 2021-04-16 安徽宇锋智慧物联科技有限公司 一种便于装卸货物的暂存式agv叉车
CN112678726A (zh) * 2020-12-18 2021-04-20 江苏智库智能科技有限公司 基于叉车式agv运动学模型的取货定位方法及系统
CN112678726B (zh) * 2020-12-18 2022-07-29 江苏智库智能科技有限公司 基于叉车式agv运动学模型的取货定位方法及系统
JP7472082B2 (ja) 2021-07-02 2024-04-22 三菱ロジスネクスト株式会社 無人フォークリフトの初期設定方法
US12030758B2 (en) 2021-07-02 2024-07-09 Mitsubishi Logisnext Co., LTD. Initial setting method for unmanned forklift
CN117429789A (zh) * 2023-10-24 2024-01-23 中兴协力(山东)数字科技集团有限公司 一种工业智能仓储堆垛机远程控制寻址方法及设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3894753B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7729797B2 (en) Article transport apparatus for an article storage system, and a method of operating the apparatus
WO2020119148A1 (zh) 一种装车行走引导系统以及装车行走引导方法
TW200827282A (en) Facility for traveling vehicles and method to control the same
JP3894753B2 (ja) 無人搬送システム
JP3850239B2 (ja) 無人搬送システム
CN114056863A (zh) 无人搬运车系统
JP6368147B2 (ja) 駐車システム
KR20230044306A (ko) 자동 창고
JP2002182744A (ja) 無人搬送車のパレットへの進入誘導装置
JP2003081410A (ja) 無人搬送システム
JP4427360B2 (ja) 無人搬送車のパレットへの進入誘導方法および装置
JP2011243129A (ja) 搬送車システム
JP2010018426A (ja) スタッカークレーンにおける異常検出装置
JPS61118816A (ja) 光学誘導式移動車制御設備
JP2003081595A (ja) 無人フォークリフト
JP7005386B2 (ja) 機械式格納装置
JP7367666B2 (ja) 物品搬送設備
JP2910245B2 (ja) 無人車の安全装置
JP4304588B2 (ja) 物品搬送車
JP4798429B2 (ja) 物品搬送設備
JPH1159818A (ja) 有軌道台車システム
JP6254908B2 (ja) 駐車システム
JP3562437B2 (ja) 荷積みシステム
JP6263416B2 (ja) 駐車システムにおける搬送台車の停止方法
JP7456266B2 (ja) 自動倉庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3894753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees