JP6254908B2 - 駐車システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両を所望の駐車位置まで搬送する搬器を備えた駐車システム(駐車装置)に関する。特には、パレットレスな格納スペースにおける所望の載置領域に車両を搬送することができる搬器を備えた駐車システムに関する。
近年、土地を有効活用した機械式駐車装置が普及している。機械式駐車装置としては、例えば、パレットに入庫した自動車を建物内で循環移動させる垂直循環方式の駐車装置や、自動車を格納する格納スペース(駐車室)と、昇降装置と、この昇降装置から格納スペースへの移動を行う搬器(搬送装置)とを組み合わせたエレベータ方式の駐車装置などが利用されている。
エレベータ方式の駐車装置において利用される搬器としては、例えば、昇降装置に配置され、自動車を格納スペースに搬送させたり、格納スペースから昇降装置に自動車を搬送させたりすることができるものが提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に開示された搬器は、自動車の搬送時に、この自動車を持ち上げ固定する車台を備えている。
特開平9−291716号公報
ところで、特許文献1に開示された搬器では、車両寸法に応じた適切な位置に該車両を移動させることができないという問題がある。
より具体的には、特許文献1に開示された搬器は、車台位置にある車輪を検出するセンサと、車両進入口部を車両が通過したことを検出するセンサと、前後方向に移動可能な可動台とを備え、車台がこの可動台に取り付けられた構成である。このため、車両のホイールベースに合わせて車台を移動させ、この車台により車輪を固定することができる。
しかしながら、特許文献1に開示された搬器(搬送装置)では、例えば、車両の全長、ホイールベース(WB)の長さ、またはフロントオーバーハング(FOH)およびリアオーバーハング(ROH)の長さ等、車両の各種寸法である車両寸法を求めることができない。このため、特許文献1に開示された搬器は、例えば、車両の中心位置を搬器の中心位置に一致させるように車両を移動させたり、格納スペースの載置領域からはみ出ない位置であり、かつ搬器から最短距離となる位置にこの車両を移動させたりするなど、車両寸法に応じて、適切な位置に該車両を移動させることができないという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両寸法に応じた適切な位置に該車両を移動させることができる駐車システムを提供することにある。
本発明に係る駐車システムは、上記した課題を解決するために、車両を所定位置まで移動させる搬送部と、前記車両の各車輪をそれぞれ保持する保持部、および該保持部によって保持される位置に該車輪が存在するか否か検知する車輪検知センサを有し、前記搬送部から前記車両の前後方向に移動して、該車両の車体下部に出し入れ可能な搬出入装置と前記搬出入装置の移動距離を測定する移動距離測定部と、前記搬送部における車両の搬出入側端部に設けられ、該搬送部の該搬出入側端部を該車両が通過するタイミングを検知する車両検知センサと、前記搬出入装置の移動時に得られる前記車輪検知センサおよび前記車両検知センサの検知結果、ならびに前記移動距離測定部の測定結果を取得し、前記車両に関する車両寸法情報を求め、該車両寸法情報に基づき、前記搬出入装置の移動を制御する制御部と、を備える。
上記構成によると、搬送部を備えるため搬送部に載置された車両を所定位置まで移動させることができる。なお、搬送部としては、例えば、水平方向に移動する搬送台車、または垂直方向に移動する昇降装置の昇降台などが挙げられる。さらにまた、搬出入装置を備えている。このため、搬出入装置が搬送部から移動して車両の車体下部に入り、保持部により車輪を保持することができる。
さらに保持部により車輪を保持した状態で搬出入装置が搬送部側に戻るように移動することで、この車両を搬送部上に載置することができる。また、移動距離測定部を備えているため、このような搬出入装置の移動距離(移動量)を把握することができる。また、車輪検知センサを備えているため、上記した搬出入装置の移動時に車輪を検知したタイミングを把握することができる。
さらに本発明に係る駐車システムでは、前記車両検知センサを備えている。このため、搬出入装置が車両を搬送部に載せる際に、車両の搬送部側の端部がこの車両検知センサ前を横切るタイミング、この搬送部側の端部とは反対側端部が車両検知センサ前を横切るタイミングをそれぞれ把握することができる。
また、本発明に係る駐車システムは、さらに制御部を備えるため、移動距離測定部から得られる移動距離と車輪検知センサにより車輪を検知したタイミングとから、例えば、車両の前輪および後輪それぞれの位置を求め、ホイールベースの寸法を算出することができる。また移動距離測定部から得られる移動距離と車両検知センサにより車両がこの車両検知センサ前を横切るタイミングとから、例えば、車両の全長を求めることもできる。さらには、制御部は、求めたホイールベースの寸法および車両の全長から例えば、車両のフロントオーバーハングおよびリアオーバーハングなども求めることができる。
そして、制御部は、求めた車両寸法情報に基づき、搬出入装置の移動を制御することができる。このため、本発明に係る駐車システムは、車両の寸法に応じた適切な位置に該車両を移動させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る駐車システムは、上記した構成において、前記制御部は、前記搬出入装置が前記搬送部から前記車両に向かって移動するときに、所定の第1基準位置から前記車輪検知センサによって前後車輪それぞれが検知された時点までの距離を前記移動距離測定部の測定結果に基づき取得し、前記車両寸法情報として該車両のホイールベースの寸法を求め、前記保持部により各車輪が保持された前記車両を、前記搬出入装置が前記搬送部に向かって移動させるときに、所定の第2基準位置から前記車両の前後の端部それぞれが前記車両検知センサによって検知された時点までの距離を前記移動距離測定部の測定結果に基づき取得し、前記車両寸法情報として該車両の全長ならびに該車両のフロントオーバーハングおよびリアオーバーハングの寸法をそれぞれ求めるように構成されていてもよい。
なお、所定の第1基準位置または第2基準位置とは搬出入装置の移動量(移動距離)を測定するにあたりその測定開始位置の基準とする位置である。例えば、車輪検知センサによる検知結果から搬出入装置の移動距離を計測する場合、この基準位置は、移動開始前の搬出入装置における車輪検知センサの位置となる。一方、搬送部の車両の搬出入側端部から車輪までの移動距離を求める場合は、第1基準位置または第2基準位置は、車両の搬出入側端部位置となる。これら第1基準位置および第2基準位置は、移動距離を求める際に利用するセンサと、求めるべき移動距離の区間とに応じて適宜変更することができる
発明に係る駐車システムは、上記した構成において、前記搬出入装置を移動させるための駆動モーターを備え、前記移動距離測定部は、前記駆動モーターの回転数から前記搬出入装置の移動距離を測定するエンコーダーを有してもよい。
上記した構成によると、前記移動距離測定部がエンコーダーを有するため、駆動モーターの回転により搬出入装置を移動させる際に、この駆動モーターの回転数から搬出入装置の移動距離を計測することができる。
本発明に係る駐車システムは、上記した構成において、前記保持部は、前記搬出入装置において固定され、前記車輪検知センサとして第1車輪検知センサを有する固定保持部と、前記制御部からの制御指示に応じて、前記搬出入装置上で該固定保持部に対して前記車両の前後方向に移動するように動作させるための保持部駆動モーター、および前記車輪検知センサとして第2車輪検知センサを有する可動保持部とを備え、前記移動距離測定部は、前記保持部駆動モーターの回転数から前記可動保持部の移動距離を測定する保持部エンコーダーをさらに有してもよい。
ここで、可動保持部が第2車輪検知センサを有している。このため、第2車輪検知センサによる車輪の検知タイミングを利用して移動距離測定部が搬出入装置の移動距離を求める場合、搬出入装置上における可動保持部の移動距離も考慮する必要がある場合がある。
このような場合であっても移動距離測定部は、保持部エンコーダーを有しているため、エンコーダーにより測定した移動距離と該保持部エンコーダーにより測定した移動距離とから例えば車輪の前後端間隔などを正確に求めることができる。
本発明に係る駐車システムは、上記した構成において、前記固定保持部は、前記車両の前輪側または後輪側いずれか一方における左右の車輪を一対の棒状部材によりそれぞれ挟み込んで前記搬出入装置上に保持する第1アーム部の組を有し、前記可動保持部は、前記車両の前輪側または後輪側いずれか他方における左右の車輪を一対の棒状部材によりそれぞれ挟み込んで前記搬出入装置上に保持する第2アーム部の組を有しており、前記棒状部材によって前記車輪を保持する際、前記制御部は前記駆動モーターおよび前記保持部駆動モーターの停止状態をそれぞれ解放させるように構成されていてもよい。
上記構成によると、棒状部材によって各車輪を保持させる際、制御部は保持部駆動モーターの停止状態を解放させる構成である。このため、可動保持部は固定保持部に対して自由に車両の前後方向に移動できる状態となる。それゆえ、一対の棒状部材によって均等に車輪に力がかかるような位置となるように、固定保持部に対する可動保持部の位置を自律的に微調整することができる。
さらに、制御部は、棒状部材によって各車輪を保持させる際、駆動モーターの停止状態を解放させる構成である。このため、搬出入装置は自由に車両の前後方向に移動できる状態となる。それゆえ、一対の棒状部材によって均等に車輪に力がかかるような位置となるように、搬送部に対する搬出入装置の位置を自律的に微調整することができる。
本発明に係る駐車システムは、上記した構成において、前記車両の入庫時に該車両に関する寸法情報である入庫時車両寸法情報を求める入庫時寸法演算部と、前記入庫時寸法演算部により取得された入庫時車両寸法情報を記憶する記憶装置と、を備え、前記制御部は、前記記憶装置に記憶された前記入庫時車両寸法情報を、前記車両寸法情報により更新するように構成されていてもよい。
上記構成によると入庫時車両寸法演算部および記憶装置を備えるため、入庫時に車両に関する必要な寸法情報を取得し記憶装置に保持しておくことができる。また、制御部が記憶装置6に記憶された入庫時車両寸法情報を車両寸法情報により更新することができる。このため、例えば、入庫時車両寸法情報のデータが失われたり、エラーが生じたりした場合であっても制御部は車両寸法情報によって書き換えることができる。
本発明は以上に説明したように構成され、車両の寸法に応じた適切な位置に該車両を移動させることができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る駐車システムの要部構成を模式的に示す図である。 図1に示す駐車システムが備える搬器の使用態様の一例を示す図である。 図2に示す搬器の要部構成を模式的に示す図である。 図2に示す搬器の第1フォーク部分の構造を示す平面図である。 本実施の形態に係る駐車システムにおける寸法情報取得処理に関する要部構成を示すブロック図である。 自動車と搬出入装置との位置関係と第2車輪検知センサの検知結果の対応関係を示す図である。 搬出入装置上に保持されている車と車両検知センサとの位置関係を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は対応する構成部材には同一の参照符号を付して、その説明については省略する。なお、本実施形態では、格納スペースの所望の載置領域に載置させる車両として自動車を例に挙げて説明するが、車両は自動車に限定されるものではなく、荷役車両、軽車両、または原動機付き自転車などであってもよい。
本実施の形態に係る駐車システム100は、パレットレスな格納スペース5における所望の載置領域7に自動車V(車両)を搬送することができる機械式駐車装置である。特に、駐車システム100は、いわゆる平面往復式の機械式駐車装置である。以下において、図1を参照して本実施の形態に係る駐車システム100の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る駐車システム100の要部構成を模式的に示す図である。
(駐車システムの概略構成)
図1に示すように本実施の形態に係る駐車システム100は、出入庫室1に入庫した自動車Vを地下の所定階まで昇降装置2により降下させる。そして、この降下させた自動車Vを地下に形成された格納スペース5における所望の載置領域7に、搬器3により移動させることができる。地下の各階には、自動車Vを駐車させるための空間である格納スペース5が、搬器3を移動させるための走行レーン4を挟み込むように形成されている。また搬器3は、走行レーン4における所定位置で停止すると、載置領域7との間で自動車Vの搬出および搬入を行う。この自動車の搬出入に関する搬器3の詳細な構成については後述する。なお、図1では1階層しか示していないが、地下に複数階層を設け、各階層それぞれに格納スペース5が形成されていてもよい。
また、出入庫室1内には、入庫した自動車Vの位置を計測するための側位置センサ11および車輪位置検知センサ12が設けられている。駐車システム100では、これら側位置センサ11および車輪位置検知センサ12による計測結果に基づき出入庫室1内における自動車Vの駐車位置を把握することができる。
(搬器の構成)
次に、図2〜図4を参照して、駐車システム100が備える搬器3の構成について詳細に説明する。なお、本実施の形態では、搬器3として水平方向に移動するものを例に挙げて説明する。
図2に示すように、搬器3は、搬送部である搬送台車31と、搬出入装置32とを備えてなる構成である。搬送台車31および搬出入装置32は搬器主制御部(制御部)70からの制御指示に応じて動作するように構成されている。図2は、図1に示す駐車システム100が備える搬器3の使用態様の一例を示す図である。図2では、搬出入装置32が搬送台車31から載置領域7に載置されている自動車Vまで延びた状態の一例を示している。
搬送台車31は、地下に設けられた走行レーン4を移動し、自動車Vを所定位置まで移動させるものである。なお、図2では、搬送台車31の駆動系については省略して図示している。走行レーン4において搬送台車31が停止できる所定位置には不図示のドグがそれぞれ設けられており、搬送台車31に搭載された不図示のセンサが指定されたドグを検知することで搬送台車31をこの指定された位置に停止させることができる。なお、ドグは、走行レーン4の側部に設けられた突起物で実現でき、例えば、金属板を矩形状に折り曲げて形成することができる。
また、搬送台車31における自動車Vの搬出入側端部(自動車Vの進行方向側の端部)には、搬器3からの自動車Vのはみ出しの有無を検知するための車両検知センサ20がそれぞれ設けられている。この車両検知センサ20は、図1に示すように、レーザー光を発光させる発光部20aと、該発光部20aと対向する位置に配置され、この発光部20aで発光されたレーザー光を受光する受光部20bとから構成されている。そして、車両検知センサ20では、受光部20bが受光すべきレーザー光が遮られたか否かにより搬器3からの自動車Vのはみ出しの有無を判定することができる。また、この車両検知センサ20により搬送台車31の一方の搬出入側端部を自動車Vが通過したタイミングを知ることもできる。なお、本実施の形態に係る車両検知センサ20は、自動車Vにより発光部20aで発光されたレーザー光が遮られていない場合ではOFF状態であり、レーザー光が遮られるとON状態に状態が遷移するように構成されている。また、車両検知センサ20は、レーザー光を発光する発光部20aと、このレーザー光を受光する受光部20bとから構成されているがこれに限定されるものではなく検知方式は任意である。例えば、発光部20aはレーザー光の代わりに赤外線を発光し、受光部20bでこの赤外線を受光する構成であってもよい。あるいは、発光部20aおよび受光部20bの代わりに撮像部を設け、撮像部によって撮像された映像から画像処理により車両の有無を検知する構成であってもよい。
搬出入装置32は、搬送台車31と昇降装置2との間または搬送台車31と格納スペース5における載置領域7との間で自動車Vを移動させるものである。搬出入装置32は、搬送台車31上に設けられており、この搬送台車31上から自動車Vの進行方向の前後に移動して、例えば、昇降装置2または載置領域7に載置されている自動車Vの車体下部に出し入れ可能となっている。図2に示すように、搬出入装置32は第1フォーク33、第2フォーク34、固定保持部(保持部)35、および可動保持部(保持部)36を備える。
第1フォーク33および第2フォーク34は、平面形状が矩形となる板状部材であり、それぞれの長手方向が自動車Vの進行方向と一致するように搬送台車31上に配置されている。搬送台車31上では第2フォーク34、第1フォーク33の順に配置されている。搬器3は、後述する搬器主制御部70からの制御指示の下、フォーク駆動部37が動作し、搬送台車31から第1フォーク33および第2フォーク34を伸ばしたり、伸びた第1フォーク33および第2フォーク34を縮ませたりする、いわゆるテレスコーピング構造となっている。
具体的には、図3に示すように搬送台車31、第2フォーク34、および第1フォーク33間それぞれにはチェーンが架け渡されている。そして、フォーク駆動部37が有する駆動モーター38の回転速度および回転方向の変化によりチェーンを引っ張る速度および方向を変化させ、第1フォーク33および第2フォーク34を搬送台車31上から伸ばしたり、あるいは伸びた第1フォーク33および第2フォーク34を縮めたりすることができる。また、第1フォーク33および第2フォーク34の伸縮速度を変化させることもできる。図3は図2に示す搬器3の要部構成を模式的に示す図である。図2では搬送台車31、第1フォーク33、および第2フォーク34の連結構造を模式的に表している。
図3に示すように、まず、紐状の第1チェーン92の各端部が、第2フォーク34における長手方向の両端部(紙面における左右の端部)で固定されており、クロスして搬送台車31における長手方向の両端部に設けられた第1回転体90および駆動モーター38にかけるように配置されている。さらに、搬送台車31、第2フォーク34、および第1フォーク33の間を左右対称に紐状の第2チェーン93および第3チェーン94が架け渡されている。第2チェーンまたは第3チェーンは、搬送台車31の長手方向における一方の端部近傍に一端が固定され、第2フォーク34の長手方向における他方の端部近傍に設けられた第2回転体91aまたは91bを介して、第1フォーク33の長手方向の一方の端部近傍に一端が固定されるように配置されている。
このように第1〜第3チェーンが配置された状態で駆動モーター38が図3において時計周りに回転すると搬送台車31上から第2フォーク34が紙面右手側に突出し、さらにこの第2フォーク34上から第1フォーク33が紙面右手側に突出することで搬出入装置32は図2に示すように、格納スペース5側に延びることができる。また、この伸びた状態から駆動モーター38が逆回転すると搬送台車31上に第2フォーク34および第1フォーク33がそれぞれ戻り、配置される。さらに、駆動モーター38の逆回転動作を維持すると、走行レーン4を挟んで反対側の格納スペース5における載置領域7に向けて搬出入装置32を伸ばすことができる。
また、上記したように搬出入装置32を搬送台車31から載置領域7へ延伸させたり、載置領域7から搬送台車31側へ伸縮させたりするために回転する駆動モーター38にはエンコーダー(移動距離測定部)39(後述の図5参照)が備えられている。
駆動モーター38の回転数と搬出入装置32の移動距離との間は比例関係にある。そこで、このエンコーダー39は、駆動モーター38の回転数を計測し、この回転数から搬出入装置32の移動距離を求めることができる。なお、このエンコーダー39の代わりに第1フォーク33と第2フォーク34との間の相対的な移動距離を計測するエンコーダー(リニアエンコーダー)あるいは、第2フォーク34と搬送台車31との間の相対的な移動距離を計測するエンコーダー(リニアエンコーダー)を備え、搬出入装置32の移動距離を求める構成としてもよい。すなわち、搬出入装置32では、第1フォーク33と第2フォーク34との間の相対的な移動距離は、第2フォーク34と搬送台車31との間の相対的な移動距離の2倍となるという関係がある。このため、第1フォーク33と第2フォーク34との間の相対的な移動距離、あるいは第2フォーク34と搬送台車31との間の相対的な移動距離いずれか一方を求めることができれば、他方の移動距離も求めることができ、搬出入装置32全体での移動距離を求めることができる。なお、エンコーダー39またはリニアエンコーダーは一般的な光学式エンコーダーにより実現できるためその計測メカニズムについては説明を省略する。
また、第1フォーク33には、自動車Vの前後方向における一方の端部側の左右の車輪をそれぞれ保持する固定保持部35と、他方の端部側の左右の車輪をそれぞれ保持する可動保持部36とが搭載されている。本実施形態では固定保持部35は、第1フォーク33に固定されており、この第1フォーク33と一体的に移動する。一方、可動保持部36は、第1フォーク33において固定保持部35に対して相対的に移動するように構成されている。なお、本明細書では説明の便宜上、固定保持部35によって自動車Vの左右の後輪TRを保持し、可動保持部36によって左右の前輪TFを保持するものとする。しかしながら、固定保持部35によって前輪TFを、可動保持部36によって後輪TRを保持する構成であってもよい。すなわち、搬出入装置32の移動方向と自動車Vの載置領域7における載置方向との組合せにより固定保持部35および可動保持部36それぞれで保持する車輪の組合せが変わることが自明であろう。
具体的には、図4に示すように、第1フォーク33は、自動車Vの左右の後輪TRを保持するための固定保持部35と、左右の前輪TFを保持するための可動保持部36とを備えている。なお、図4は、図2に示す搬器3の第1フォーク33部分の構造を示す平面図である。
固定保持部35は、第1車輪検知センサ43、および左右の後輪TRそれぞれに対応するように設けられた1対の第1アーム部52を有する。一方、可動保持部36は、第2車輪検知センサ44、および左右の前輪TFそれぞれに対応するように設けられた1対の第2アーム部53を有している。本実施形態では、第1車輪検知センサ43は、固定保持部35における、自動車Vの右側車輪近傍に設けられ、第2車輪検知センサ44は、可動保持部36における、自動車Vの左側車輪近傍にそれぞれ設けられている。これら第1車輪検知センサ43および第2車輪検知センサ4は、自動車Vの両側にそれぞれ設けられてもよいし、一方の同じ側にそれぞれ設けられてもよい。
第1車輪検知センサ43および第2車輪検知センサ44は、固定保持部35および可動保持部36における所定高さ位置(例えば、固定保持部35および可動保持部36の底面から約5cmの高さ位置)に設けられている。そして、第1車輪検知センサ43および第2車輪検知センサ44は、照射したレーザー光の反射の有無により車輪の有無を検出することができるように構成されている。
また、可動保持部36を固定保持部35に対して相対的に移動することができるように保持部駆動部40を備える。保持部駆動部40は、保持部駆動モーター41を有しており、この保持部駆動モーター41の回転に応じて可動保持部36が固定保持部35に対して相対的に移動することができる。このため、可動保持部36を移動させることで自動車Vのホイールベース(WB)のサイズに合わせて第1アーム部52と第2アーム部53とを配置させることができる。なお、保持部駆動モーター41の回転動作は、搬器主制御部70からの指示に応じて制御されている。
ここで、固定保持部35が有する第1アーム部52および可動保持部36が有する第2アーム部53は同様の構成であるため、以下では第1アーム部52を例に挙げてその構成について説明する。
第1アーム部52は、一対の円柱形状の棒状部材54と、各棒状部材54を水平方向に回動自在となるように固定保持部35に接合させる一対の接合部56を有する。各棒状部材54の先端部には接合部56を中心に回転できるようにアーム部用車輪55が備えられている。
より具体的には固定保持部35において第1アーム部52により車輪を保持しない状態では、一対の棒状部材54は、第1フォーク33の長手方向に沿って互いに逆向きに延伸するように配置される(開状態)。一方、車輪を保持する場合、一対の棒状部材54はこの第1フォーク33の長手方向に対して垂直をなすように互いに平行となるように配置される(閉状態)。すなわち、一対の棒状部材54は、第1フォーク33の長手方向に沿った位置と、この長手方向に対して垂直をなす位置との間で各接合部56を中心に回転することができる。
また、円柱形状を有する棒状部材54自身も、その中心軸を中心に回動自在に設けられている。それゆえ、一対の棒状部材54によって車輪を挟み込む際、この車輪との間で生じる摩擦力で、車輪の右側の棒状部材が時計周りに、車輪の左側の棒状部材が反時計周りに回転する。これにより、一対の棒状部材54が第1フォークの長手方向に延伸している状態から、この長手方向に対して略垂直となる位置へと移動することで、車輪を挟み込み、一対の棒状部材54上に車輪を乗り上げさせて支持することができる。
また、可動保持部36は、上記したように保持部駆動部40が有する保持部駆動モーター41の回転に応じて固定保持部35に対して第1フォーク33の長手方向の前後に移動することができるように構成されている。この保持部駆動モーター41には保持部エンコーダー42が備えられており、この保持部エンコーダー42によって保持部駆動モーター41の回転数を計測し、この回転数から可動保持部36の移動距離を求めることができる。
なお、本実施形態では、固定保持部35は第1フォーク33で固定され可動保持部36のみが第1フォーク33上で固定保持部35に対して相対的に移動する構成であったがこれに限定されるものではない。固定保持部35に代えて可動保持部36を備え、第1フォーク33上に可動保持部36を2つ設けた構成としてもよい。また、可動保持部36の移動距離(移動量)は、保持部エンコーダー42が保持部駆動モーター41の回転数を計測し、求める構成であった。しかしながら、上記したエンコーダー39と同様に、保持部エンコーダー42の代わりにリニアエンコーダーを備え、可動保持部36の第1フォーク上における移動距離(移動量)を計測する構成であってもよい。
(搬器による自動車の搬送)
次に、図2を再度、参照して上記した構成を有する搬器3による自動車Vの搬送について説明する。
搬器3は走行レーン4に沿って移動し、走行レーン4中の所定位置で停止できるように構成されている。そして、搬器3の停止状態時に、搬出入装置32により自動車Vを搬送台車31と載置領域7との間で搬出入する。
例えば、搬出入装置32が載置領域7に載置されている自動車Vを搬送台車31側に移動させる(引き込む)場合、搬器3が走行レーン4を移動し、自動車Vの前方で停止する。このとき固定保持部35の第1アーム部52および可動保持部36の第2アーム部53それぞれにおける一対の棒状部材54は開状態にあり、第1フォーク33の長手方向に沿って一直線上に並んでいる。
次に、図2に示すように、搬出入装置32を搬送台車31から格納スペース5側に移動させる。搬出入装置32は自動車Vの下にもぐりこみ、第1アーム部52が左右の後輪TRの内側に、第2アーム部53が左右の前輪TFの内側にそれぞれ配置される。この状態で、一対の棒状部材54が水平方向に回転して互いに平行に並ぶ閉状態になるまで移動する。これによって第1アーム部52および第2アーム部53それぞれは、一対の棒状部材54によって対応する後輪TR,前輪TFを前後から挟み込み、後輪TR,前輪TFを載置領域7から持ち上げることができる。
このようにして第1アーム部52および第2アーム部53により自動車Vを持ち上げて、支持すると、今度は、搬出入装置32を載置領域7から搬送台車31まで移動させる。これにより、自動車Vは搬器3に載せられた状態となる。そして、搬器3上で後輪TR,前輪TFが第1アーム部52、第2アーム部53それぞれによって挟持されたまま、搬器3は走行レーン4を移動する。そして搬器3が新たな停止位置に停止すると、今度は、上記手順とは逆の手順によって、自動車Vを搬器3から新たな載置領域7に移動させる。
なお、駐車システム100は、上記したように出入庫室1と格納階との間で自動車Vを搬送する昇降装置2を備える。出入庫室1において入庫した自動車Vは、そこで待機している昇降装置2に乗り込む。その後、昇降装置2は自動車Vを載せたまま格納階に移動する。そして格納階に到着した昇降装置2の位置に搬器3が移動し、昇降装置2との間で自動車Vの搬出入を行う。すなわち、搬器3は、自動車Vを載置領域7に払い出したり、載置領域7から引き込んだりする場合だけではなく、昇降装置2内から自動車Vを引き込んだり昇降装置2内に自動車Vを払い出したりするときにも使用することができる。
(寸法情報取得処理)
次に、上記した構成を有する搬器3により格納スペース5の載置領域7に載置する自動車Vの寸法情報の取得処理について説明する。まず、図5を参照して、寸法情報取得処理に関する構成について説明する。図5は、本実施の形態に係る駐車システム100における寸法情報取得処理に関する要部構成を示すブロック図である。なお、このブロック図における各部の配置は一例であって、これに限定されるものではない。例えば、搬器主制御部70を、搬器32外に別途設け、搬器主制御部70と搬器32とが通信可能に接続された構成としてもよい。
駐車システム100は、図5に示すように、上記した搬器3に加え、記憶装置6、および出入庫室1内に入庫時寸法演算部10を備えている。駐車システム100では、自動車Vの入庫時に、入庫時寸法演算部10により自動車Vの寸法に関する情報である入庫時車両寸法情報61を求める。すなわち、上記したように出入庫室1には側位置センサ11および車輪位置検知センサ12が備えられており、これらのセンサによる検知結果から入庫時寸法演算部10が入庫時車両寸法情報61を求める。入庫時寸法演算部10によって求められた入庫時車両寸法情報61は記憶装置6に格納され、搬器3による自動車Vの搬送に利用されるように構成されている。なお、入庫時車両寸法情報61としては、例えば、自動車Vの全長、ホイールベース(WB)の長さ、フロントオーバーハング(FOH)、リアオーバーハング(ROH)の長さ、所定高さ位置における車輪の前後端間隔、ならびに車輪の中心位置(前後端間隔の中点)などを挙げることができる。
通常は、この記憶装置6に記憶された入庫時車両寸法情報61を参照して、搬出入装置32は、搬送台車31と昇降装置2との間、あるいは搬送台車31と載置領域7との間で自動車Vの搬出入を実行する。しかしながら、この記憶装置6に格納された入庫時車両寸法情報61のデータが欠損したり壊れたりする場合がある。このように入庫時車両寸法情報61のデータが欠損したり壊れたりした場合、本実施の形態に係る駐車システム100では、搬出入装置32が昇降装置2から搬送台車31に、あるいは載置領域7から搬送台車31に自動車Vを引き込む際に、別途、車両寸法情報72を求めることができるように構成されている。車両寸法情報72としては、入庫時車両寸法情報61と同様に、例えば、自動車Vの全長、ホイールベース(WB)の長さ、フロントオーバーハング(FOH)、リアオーバーハング(ROH)の長さ、所定高さ位置における車輪の前後端間隔、ならびに車輪の中心位置(前後端間隔の中点)などを挙げることができる。
つまり、搬器3は、上記した構成に加え、搬器主制御部70が寸法演算部71を有し、この寸法演算部71がエンコーダー39、車両検知センサ20、および第2車輪検知センサ44から取得した検知結果に基づき車両寸法情報72を求める。そして、機器主制御部70は、この求めた車両寸法情報72を自身が備えるメモリ等に記憶する。
なお、車両検知センサ20による検知結果は、車両検知センサ20の前を自動車Vが通過している間はON状態となり、自動車が存在しない場合はOFF状態となる。一方、第2車輪検知センサ44の検知結果は、第2車輪検知センサ44の前に車輪が存在している間はON状態となり、車輪が存在しない場合はOFF状態となる。
具体的には、以下のようにして車両寸法情報72を求める。すなわち、図6に示すように、搬出入装置32が、搬送台車31から自動車Vに向かって伸びて、第2車輪検知センサ44が後輪TRの車両後方側端部に達するとON状態となる。基準位置(第1基準位置)からこのON状態に至るときまでの搬出入装置32(すなわち、第2車輪検知センサ44)の移動距離を、寸法演算部71は、基準位置からこのON状態を検知するまでの期間におけるエンコーダー39の計測結果から求めることができる。なお、図6では、このときの搬出入装置32の移動距離を移動量aとして示す。図6は、自動車と搬出入装置32との位置関係と第2車輪検知センサ44の検知結果の対応関係を示す図である。
なお、図6では、説明の便宜上、第2車輪検知センサ44が車両検知センサ20を経過した位置を基準位置(第1基準位置)として示しているが、基準位置はこれに限定されるものではない。すなわち、この基準位置は、搬出入装置32の移動距離を測定するにあたりその測定開始位置の基準とする位置である。例えば、車輪検知センサ44による検知結果から搬出入装置32の移動距離を計測する場合、この基準位置は、移動開始前の搬出入装置32における車輪検知センサ44の位置となる。一方、搬送台車31の搬出入側端部から車輪までの距離を求める場合は、第1基準位置は、搬送台車31の搬出入側端部位置となる。基準位置は、移動距離を求める際に利用するセンサと、求めるべき移動距離の区間とに応じて適宜変更することができる。
さらに、搬出入装置32が搬送台車31から自動車Vの方へ延びて、第2車輪検知センサ44が後輪TRの車両前方側端部を経過するとOFF状態に変化する。このOFF状態に変化する直前までの搬出入装置32の移動距離を、寸法演算部71は基準位置からこのOFF状態に変化したタイミングを検知するまでの期間におけるエンコーダー39の計測結果から求めることができる。なお、このときの搬出入装置32の移動距離を移動量bとして示す。
このように、寸法演算部71は、基準位置から後輪TRの車両後方側端部までの移動量aと基準位置から後輪TRの車両前方側端部までの移動量bとを得ることができるため、両者の差分から後輪TRの前後端間隔(b−a)およびその中点((b−a)/2)を求めることができる。
さらに、搬出入装置32が搬送台車31から自動車Vの方へ延びて、第2車輪検知センサ44が前輪TFの車両後方側端部に達すると、再度、OFF状態からON状態へと検知結果が変化する。この再度ON状態へと状態が遷移したときの搬出入装置32の移動距離を、寸法演算部71は基準位置からこの再度のON状態への状態変化を検知するまでの期間におけるエンコーダー39の計測結果から求めることができる。なお、図6では、このときの搬出入装置32の移動距離を移動量cとして示す。
また、寸法演算部71は、後輪TRと前輪TFとは同じ外径を有するものとみなしている。そのため、前輪TFの車両後方側端部までの移動量cを求めると、この移動量cに先に求めた後輪TRの前後端間隔の値を足し合わせ、前輪TFの車両前方側端部までの移動距離を求めることができる。また、前輪TFの車両後方側端部までの移動量cに先に求めた後輪TRの前後端間隔の中点の値を足し合わせ、前輪TFの中点までの移動距離を求めることもできる(c+(b−a)/2)。そして、寸法演算部71は、基準位置から前輪TFの中点までの移動距離から、基準位置から後輪TRの中点までの移動距離を差し引き、ホイールベース(WB)の長さを求めることができる。
なお、上記ではエンコーダー39の計測結果のデータのみを利用して車両寸法情報72のうち、車輪の前後端間隔およびその中点位置、ならびにホイールベースの長さを求める構成について説明した。しかしながら、第2車輪検知センサ44は可動保持部36に備えられている。このため、第1フォーク33上における可動保持部36の移動も考慮する必要がある場合は、保持部エンコーダー42により計測した可動保持部36の移動距離に関するデータも利用する必要がある。このような場合では、本発明の移動距離測定部はエンコーダー39と保持部エンコーダー42とにより実現されることとなる。逆に、前輪TFおよび後輪TRを第2車輪検知センサ44により検知する間、可動保持部36が移動しない場合は、保持部エンコーダー42により計測した移動距離に関するデータは不要である。
また、上記では搬出入装置32が搬送台車31から載置領域7に載置された自動車Vに向かって移動する際に、第2車輪検知センサ44の検知結果を利用して車輪の前後端間隔およびその中点位置、ならびにホイールベースの長さを求める構成について説明した。しかしながら、走行レーン4を挟んで上記した移動方向とは逆に搬出入装置32が移動する場合は、今度は可動保持部36よりも固定保持部35の方が移動方向に向かって前側となる。したがって、この場合は、搬出入装置32が搬送台車31から載置領域7に載置された自動車Vに向かって移動する際に、第1車輪検知センサ43の検知結果を利用して車輪の前後端間隔およびその中点位置、ならびにホイールベースの長さを上記と同様にして求めることとなる。
また、本実施の形態に係る搬出入装置32は、上記のように求めた車両寸法情報72に基づき、固定保持部35を後輪TRに位置合わせし、可動保持部36を前輪TFに位置合わせする。そして、固定保持部35および可動保持部36によって自動車Vの車輪を保持することができる。
次に、固定保持部35および可動保持部36によって車輪が保持され、自動車Vが載置領域7から搬送台車31に移動させる際に、寸法演算部71は図7に示すようにして自動車Vの全長を求める。図7は、搬出入装置32上に保持されている車と車両検知センサ20との位置関係を示す図であり、(A)〜(C)の3段階での位置関係を示している。なお、図7では説明の便宜上、載置領域7に載置された自動車Vの前端部位置を基準位置(第2基準位置)として示している。
まず、載置領域7において自動車Vが搬出入装置32上に保持されている状態(図7(A))から搬送台車31側に移動し、自動車Vの後方側の端部が車両検知センサ20の検知位置まで達した状態となるとする(図7(B))。このとき、車両検知センサ20の状態がOFF状態からON状態へと遷移する。
寸法演算部71は、搬出入装置32の移動開始からこの車両検知センサ20がON状態へと変化するタイミングまでの搬出入装置32の移動量dを駆動モーター38に設けられているエンコーダー39の計測結果から求める。このとき求めた移動量dは、載置領域7に載置されていた自動車Vの後方側端部と車両検知センサ20との間の距離となる。
さらに搬出入装置32が搬送台車31に向かって移動し、自動車Vの前方側端部が車両検知センサ20の検知位置の直後まで達した状態となる(図7(C))。このとき車両検知センサ20の状態がON状態からOFF状態へと遷移する。
寸法演算部71は、搬出入装置32の移動開始から車両検知センサ20がOFF状態からON状態となり、再度OFF状態へと変化するタイミングまでの搬出入装置32の移動量eを駆動モーター38に設けられているエンコーダー39の計測結果から求める。このとき求めた移動量eは、載置領域7に載置されていた自動車Vの前方側端部と車両検知センサ20との間の距離となる。
以上のように、自動車Vの後方側端部と車両検知センサ20との間の距離と、自動車Vの前方側端部と車両検知センサ20との間の距離とを求めることができるため、寸法演算部71は、両者の差分(e―d)より自動車Vの全長を求めることができる。
また、ここで、車両検知センサ20の検知位置から自動車Vの前方側端部までの距離がeであり、車両検知センサ20の検知位置から前輪の中心までの距離が(c+(b−a)/2)である。そこで、寸法演算部71は、これらの値の差をとるとFOHの長さを求めることができる。また、自動車Vの全長から先ほど求めたWBの長さとFOHの長さとを差し引くとROHの長さを求めることができる。
以上のようにして、駐車システム100では、機器主制御部70の寸法演算部71が自動車Vに関連する車両寸法情報72を求め、メモリに格納することができる。また、記憶装置6に格納された入庫時車両寸法情報61のデータが破損した場合、機器主制御部70は入庫時車両寸法情報61を車両寸法情報72により更新することができる。
さらに、駐車システム100は、より精度よくWBの長さ等を求めるために、以下のように構成されていてもよい。すなわち、第1アーム部52および第2アーム部53それぞれで車輪を挟みこみ自動車Vを保持するタイミングにおいて、駆動モーター38および保持部駆動モーター41の動作を停止させているブレーキを解放させるように構成されている。これにより、第1フォーク33および第2フォーク34、ならびに可動保持部36が長手方向の前後に自由に移動することができるようになる。
このため、固定保持部35の第1アーム部52の位置が後輪TRの位置に応じた位置となるように、第1フォーク33および第2フォーク34の位置関係を調整することができる。さらに、可動保持部36も固定保持部35に対して、第1フォークの長手方向の前後に自由に移動することができるようになる。このため、第1アーム部52と第2アーム部53の間の長さを、エンコーダー39および保持部エンコーダー42で計測した搬出入装置32の移動距離(移動量)に基づき補正することで自動車VのWBの長さに応じたものとなるように精度よく調整することができる。
なお、本実施の形態に係る駐車システム100では、上記したように、搬出入装置32によって載置領域7または昇降装置2にある自動車Vを搬送台車31上へ移動する際に自動車Vに関する車両寸法情報72を寸法演算部71が求めることができる構成である。このため、上記したように、記憶装置6に格納されている、入庫時車両寸法情報61のデータが壊れてしまったり失われてしまったりした場合であっても車両寸法情報72によって更新することができる。
また、寸法演算部71は、上記のように車両寸法情報72として自動車Vの全長を得ることができる構成である。このため、予め搬送台車31の中心位置(例えば、車両検知センサ20から搬送台車31の中心位置までの距離)に関する情報を保持しておく。そして、自動車Vの全長から自動車Vの中心位置を求める。そして求めた自動車Vの中心位置をこの搬送台車31の中心位置に合わせるように該自動車Vを移動させることができる。
また、寸法演算部71は、ROHを求めることができる。このため、搬出入装置32は、搬器主制御部70からの制御指示の下、このROHに基づき自動車Vの後方側端部が載置領域7を超え搬送台車31側にはみ出ない位置に自動車Vを載置することができる。つまり、搬器3から最短距離となる載置領域7に自動車Vを載置することができる。
なお、上記した構成を有する駐車システム100は、以下の実施例1から3に示すように実施することもできる。以下、実施例1から3についてそれぞれ説明する。
(実施例1)
本実施の形態に係る駐車システム100は、上記したように、通常は、入庫時寸法演算部10により求められた入庫時車両寸法情報61を参照して、機器主制御部70からの制御指示の下、搬出入装置32は搬送台車31から載置領域7に載置されている自動車Vに向かって延伸するように構成されている。つまり、搬送台車31から搬出入装置32の第1フォーク33および第2フォーク34をどれだけ伸ばすか、第1フォーク33上の可動保持部36をどれだけ移動させるかについて、搬出入装置32は、入庫時車両寸法情報61に基づき決定する。
このため、入庫時車両寸法情報61に誤りが含まれており、固定保持部35の第1アーム部52の位置、あるいは可動保持部36の第2アーム部53の位置に対応する車輪が存在しない場合がある。このような場合、上記したように搬出入装置32が自動車Vに向かって移動する際に寸法演算部71で求めた車両寸法情報72に基づき、第1フォーク33、第2フォーク34、または可動保持部36の位置決めを再度行うように構成されていてもよい。
(実施例2)
また、本実施の形態に係る駐車システム100では、上記したように、寸法演算部71によって求めた車両寸法情報72によって入庫時車両寸法情報61を更新することができる構成であった。しかしながら、搬器3は、搬器主制御部70がさらに、機能ブロックとして車両寸法情報比較部(不図示)を備え、この車両寸法情報比較部により入庫時車両寸法情報61と車両寸法情報72とを比較できる構成としてもよい。さらにまた、この車両寸法情報比較部による比較の結果、両者が大きく異なる場合は、出入庫室1に備えられている側位置センサ11および車輪位置検知センサ12に故障が発生していると判断し、故障発生を通知する情報を出力する構成としてもよい。
(実施例3)
また、本実施の形態に係る駐車システム100では、上記したように、入庫時車両寸法情報61のうち自動車の全長を参照して、例えば、搬出入装置32が自動車Vの載置位置を決定することができる構成である。
このような構成において、搬出入装置32は、自動車Vを移動させながら寸法演算部71が車両寸法情報72を求め、この求めた車両寸法情報72に基づき、自動車Vの載置位置を補正する構成とすることもできる。
ここで、搬器3に載置されている自動車Vを載置領域7に移動させる場合を例に挙げて説明する。搬出入装置32は、入庫時車両寸法情報61に含まれる自動車Vの全長から、自動車Vが車両検知センサ20の通過後、この全長または全長にいくらか所定のマージンを含めた距離を移動させた位置を目標載置位置として設定することができる。そして、当初、搬出入装置32は、この目標載置位置に自動車Vを移動させようと動作する。
搬出入装置32により自動車Vの移動が開始すると、車両検知センサ20はOFF状態からON状態へと状態が遷移する。さらに、搬出入装置32により自動車Vが移動すると車両検知センサ20はON状態からOFF状態へと状態が遷移する。この車両検知センサ20のON状態およびOFF状態の切り替えタイミングから上述したように自動車の全長を求めることができる。
ここで、搬出入装置32では機器主制御部70が車両検知センサ20の検知結果から求めた全長に基づき、自動車Vの載置位置を特定する。そして、この特定した載置位置と先に求めた目標載置位置とを比較する。そして、両者の比較の結果、異なる場合、目標載置位置を車両検知センサ20の検知結果から求めた載置位置に変更し、自動車Vを移動させるように構成されていてもよい。このように構成されている場合、入庫時車両寸法情報61のデータが誤っているときであっても、車両検知センサ20による検知結果から求めた自動車Vの全長に基づき目標載置位置を補正することができる。
さらに、上記した目標載置位置を補正可能な構成において、車両検知センサ20のチャタリング等により搬送台車31から載置領域7に自動車Vの全体が移動していないにも関わらずON状態からOFF状態への状態遷移を検出してしまう場合がある。この場合、車両検知センサ20による検知結果から求めた自動車Vの全長に基づき目標載置位置を補正すると、誤った位置に自動車Vを載置してしまうこととなる。そこで、搬出入装置32は、所定距離の移動前に車両検知センサ20の検知状態がON状態からOFF状態へと遷移した場合は、目標載置位置の補正を行わないように構成してもよい。なお、この所定距離は、例えば、入庫時車両寸法情報61に含まれる自動車Vの全長とすることができる。
(実施例4)
また、本実施の形態に係る駐車システム100では、上記したように、寸法演算部71によって求めた車両寸法情報72によって入庫時車両寸法情報61を更新することができる構成であった。ここで、例えば、急な停電が生じ、記憶装置6に格納された入庫時車両寸法情報61の全て、あるいは一部が失われる場合がある。このような場合、電源が復旧したら搬器3では保守員からの指令に基づき各載置領域7に載置されている自動車Vの前まで搬送台車31が移動する。そして、搬出入装置32が載置領域7に載置されている自動車Vに向かって移動し、上記したように寸法演算部71が車両寸法情報72を自動的に求め、この求めた車両寸法情報72によって入庫時車両寸法情報61を更新するように構成されていてもよい。
このように構成されている場合、入庫時車両寸法情報61が失われた場合であっても、搬出入装置32が各自動車Vに向かって移動し、各自動車Vについての車両寸法情報72を求めることができる。このため、搬出入装置32は、各自動車Vの車両寸法に応じた位置に固定保持部35および可動保持部36を配置させ車輪を保持することができる。さらにまた車輪を保持した自動車Vを車両寸法に応じた所望の載置領域7における位置または搬器3上の位置に載置させることができる。
なお、上記では本実施の形態に係る駐車システム100として平面往復式の機械式駐車装置を例に挙げて説明したが駐車システム100はこれに限定されるものではなく、エレベータ式またはエレベータスライド式など各種方式の機械式駐車装置とすることができる。また、駐車システム100をエレベータ式の機械式駐車装置とする場合、例えば、搬器3は本発明の搬送部を、上記した搬送台車31の代わりに垂直方向に移動する昇降装置2の昇降台とすることができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の駐車システムは、パレットレスな格納スペースにおける所望の載置領域に車両を搬送することができる搬器を備えたシステムにおいて有用である。
1 出入庫室
2 昇降装置
3 搬器
4 走行レーン
5 格納スペース
6 記憶装置
7 載置領域
10 入庫時寸法演算部
11 側位置センサ
12 車輪位置検知センサ
20 車両検知センサ
31 搬送台車
32 搬出入装置
33 第1フォーク
34 第2フォーク
35 固定保持部
36 可動保持部
37 フォーク駆動部
38 駆動モーター
39 エンコーダー
40 保持部駆動部
41 保持部駆動モーター
42 保持部エンコーダー
43 第1車輪検知センサ
44 第2車輪検知センサ
52 第1アーム部
53 第2アーム部
54 棒状部材
55 アーム部用車輪
56 接合部
61 入庫時車両寸法情報
70 搬器主制御部
71 寸法演算部
72 車両寸法情報
100 駐車システム
V 自動車
TF 前輪
TR 後輪

Claims (6)

  1. 車両を所定位置まで移動させる搬送部と、
    前記車両の各車輪をそれぞれ保持する保持部、および該保持部によって保持される位置に該車輪が存在するか否か検知する車輪検知センサを有し、前記搬送部から前記車両の前後方向に移動して、該車両の車体下部に出し入れ可能な搬出入装置と、
    前記搬出入装置の移動距離を測定する移動距離測定部と、
    前記搬送部における車両の搬出入側端部に設けられ、該搬送部の該搬出入側端部を該車両が通過するタイミングを検知する車両検知センサと、
    前記搬出入装置の移動時に得られる前記車輪検知センサおよび前記車両検知センサの検知結果、ならびに前記移動距離測定部の測定結果を取得し、前記車両に関する車両寸法情報を求め、該車両寸法情報に基づき、前記搬出入装置の移動を制御する制御部と、を備える駐車システム。
  2. 前記制御部は、前記搬出入装置が前記搬送部から前記車両に向かって移動するときに、所定の第1基準位置から前記車輪検知センサによって前後車輪それぞれが検知された時点までの距離を前記移動距離測定部の測定結果に基づき取得し、前記車両寸法情報として該車両のホイールベースの寸法を求め、
    前記保持部により各車輪が保持された前記車両を、前記搬出入装置が前記搬送部に向かって移動させるときに、所定の第2基準位置から前記車両の前後の端部それぞれが前記車両検知センサによって検知された時点までの距離を前記移動距離測定部の測定結果に基づき取得し、前記車両寸法情報として該車両の全長ならびに該車両のフロントオーバーハングおよびリアオーバーハングの寸法をそれぞれ求める請求項1に記載の駐車システム。
  3. 前記搬出入装置を移動させるための駆動モーターを備え、
    前記移動距離測定部は、前記駆動モーターの回転数から前記搬出入装置の移動距離を測定するエンコーダーを有する請求項1または2に記載の駐車システム。
  4. 前記保持部は、
    前記搬出入装置において固定され、前記車輪検知センサとして第1車輪検知センサを有する固定保持部と、
    前記制御部からの制御指示に応じて、前記搬出入装置上で該固定保持部に対して前記車両の前後方向に移動するように動作させるための保持部駆動モーター、および前記車輪検知センサとして第2車輪検知センサを有する可動保持部とを備え、
    前記移動距離測定部は、前記保持部駆動モーターの回転数から前記可動保持部の移動距離を測定する保持部エンコーダーをさらに有する請求項に記載の駐車システム。
  5. 前記固定保持部は、前記車両の前輪側または後輪側いずれか一方における左右の車輪を一対の棒状部材によりそれぞれ挟み込んで前記搬出入装置上に保持する第1アーム部の組を有し、
    前記可動保持部は、前記車両の前輪側または後輪側いずれか他方における左右の車輪を一対の棒状部材によりそれぞれ挟み込んで前記搬出入装置上に保持する第2アーム部の組を有しており、
    前記棒状部材によって前記車輪を保持する際、前記制御部は前記駆動モーターおよび前記保持部駆動モーターの停止状態をそれぞれ解放させる請求項に記載の駐車システム。
  6. 前記車両の入庫時に該車両に関する寸法情報である入庫時車両寸法情報を求める入庫時寸法演算部と、
    前記入庫時寸法演算部により取得された入庫時車両寸法情報を記憶する記憶装置と、を備え、
    前記制御部は、前記記憶装置に記憶された前記入庫時車両寸法情報を、前記車両寸法情報により更新する請求項1からのうちいずれか1項に記載の駐車システム。
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