JP2002274416A - 田植機の操向操作装置 - Google Patents

田植機の操向操作装置

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JP2002274416A
JP2002274416A JP2001075739A JP2001075739A JP2002274416A JP 2002274416 A JP2002274416 A JP 2002274416A JP 2001075739 A JP2001075739 A JP 2001075739A JP 2001075739 A JP2001075739 A JP 2001075739A JP 2002274416 A JP2002274416 A JP 2002274416A
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Japan
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steering
state
turning
brake
clutch
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JP2001075739A
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Kazunori Tani
和典 谷
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回途中での立ち往生の防止に有効な技術を
提供する。 【解決手段】 左右の駆動後輪8それぞれへの伝動系に
操向クラッチ10及び操向ブレーキ11を操向クラッチ
10が伝動上手側に位置する状態で介装し、ステアリン
グハンドル9の直進姿勢から設定角度以上の左右への操
向作動に連動して前記操向クラッチ10のうち旋回内側
のものを切り作動させるとともに旋回内側の操向ブレー
キ11を制動作動させる連動機構を設け、操作具24を
設け、ステアリングハンドル9が直進姿勢から設定角度
以上左右に操向作動している状態で操作具24が第1操
作位置から第2操作位置に操作されたとき、切り作動し
ている旋回内側の操向クラッチ10を切り作動状態に維
持した状態で制動作動している旋回内側の操向ブレーキ
11を可逆的に制動解除作動させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機の操向操作
装置で、詳しくは、左右の駆動後輪それぞれへの伝動系
に操向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝動
上手側に位置する状態で介装し、ステアリングハンドル
の直進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連動
して前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作動
させるとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動させ
る連動機構を設けてあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の田植機の操向操作装置によると
きは、ステアリングハンドルの直進姿勢から左右への設
定角度以上の操向作動に伴い旋回内側の操向クラッチを
切り作動させるとともに操向ブレーキを制動作動させる
ようにしてあるから、枕地での旋回内側の駆動後輪を停
止させての小半径旋回をステアリングハンドルを操作す
るだけで行え、旋回操作性に優れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の技術に
よるときは、左右の駆動後輪のうち旋回内側の駆動後輪
に対する駆動を断って枕地旋回を行うから、深い湿田や
粘土の高い泥土の圃場の場合、ステアリングハンドルを
大きく切って前輪を大きく操向作動させることで推進抵
抗が非常に大きくなったとき、推力不足を招来して、圃
場で立ち往生してしまうおそれがあった。また、そのよ
うな場合、ステアリングハンドルを直進姿勢に戻して推
進抵抗の減少と旋回内側の駆動後輪の駆動復帰を図って
脱出することが考えられるが、前輪に対する操向作動抵
抗が非常に大きいから直進姿勢に戻すことはほとんど不
可能に近い。
【0004】本発明の目的は、旋回途中での立ち往生の
防止に有効な技術を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明に
よる田植機の操向操作装置の特徴・作用・効果は次の通
りである。
【0006】〔特徴〕左右の駆動後輪それぞれへの伝動
系に操向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝
動上手側に位置する状態で介装し、ステアリングハンド
ルの直進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連
動して前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作
動させるとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動さ
せる連動機構を設けてある田植機において、操作具を設
け、前記ステアリングハンドルが直進姿勢から設定角度
以上左右に操向作動している状態で前記操作具が第1操
作位置から第2操作位置に操作されたとき、切り作動し
ている旋回内側の操向クラッチを切り作動状態に維持し
た状態で制動作動している旋回内側の操向ブレーキを可
逆的に制動解除作動させるように構成してある点にあ
る。
【0007】〔作用〕旋回途中で操作具を第1操作位置
から第2操作位置に操作することにより、旋回内側の制
動作動していた操向ブレーキを制動解除作動させて、走
行抵抗を小さくできるから、旋回途中において走行抵抗
が大きくなった場合、操作具を第1操作位置から第2操
作位置に操作することにより走行抵抗を小さくして、走
行できなくなる事態を招来することが少ない。
【0008】〔効果〕従って、旋回内側の操向クラッチ
を切り作動させるとともに操向ブレーキを制動させての
小半径旋回を行えながらも、立ち往生することを少なく
できるようになった。
【0009】請求項2に係る本発明による田植機の操向
操作装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0010】〔特徴〕左右の駆動後輪それぞれへの伝動
系に操向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝
動上手側に位置する状態で介装し、ステアリングハンド
ルの直進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連
動して前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作
動させるとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動さ
せる連動機構を設けてある田植機において、操作具を設
け、前記ステアリングハンドルが直進姿勢から設定角度
以上左右に操向作動している状態で前記操作具が第1操
作位置から第2操作位置に操作されたとき、切り作動し
ている旋回内側の操向クラッチを切り作動状態に維持し
た状態で制動作動している旋回内側の操向ブレーキを可
逆的に制動解除作動させるように前記操作具と操向ブレ
ーキとを連動ワイヤを介して連係させてある点にある。
【0011】〔作用〕旋回途中で操作具を第1操作位置
から第2操作位置に操作することにより、旋回内側の制
動作動していた操向ブレーキを制動解除作動させて、走
行抵抗を小さくできるから、旋回途中において走行抵抗
が大きくなった場合、操作具を第1操作位置から第2操
作位置に操作することにより走行抵抗を小さくして、走
行できなくなる事態を招来することが少ない。
【0012】しかも、連動機構を操作して操向ブレーキ
を操作するのではなく、連動ワイヤを介して操向ブレー
キを操作するようにしてあるから、連動機構を作動させ
る必要がなく操作具の第1操作位置から第2操作位置へ
の操作を小さい操作力をもって行える。
【0013】〔効果〕従って、旋回内側の操向クラッチ
を切り作動させるとともに操向ブレーキを制動させての
小半径旋回を行えながらも、立ち往生することを少なく
でき、しかも、操作性良くその脱出を行えるようになっ
た。
【0014】請求項3に係る本発明による田植機の操向
操作装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0015】〔特徴〕左右の駆動後輪それぞれへの伝動
系に操向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝
動上手側に位置する状態で介装し、ステアリングハンド
ルの直進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連
動して前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作
動させるとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動さ
せる連動機構を設けてある田植機において、操向用の左
右の駆動前輪に対する前輪デフを差動作用させないロッ
ク状態と差動作用させる解除状態とに切り換え自在な前
輪デフロック装置を設け、第1操作具と第2操作具とを
設け、前記ステアリングハンドルが直進姿勢から設定角
度以上左右に操向作動している状態での前記第1操作具
の第1操作位置から第2操作位置への操作動により前記
操向クラッチ及び操向ブレーキを現状維持した状態で前
記前輪デフロック装置を解除状態からロック状態に可逆
的に切り換えるように構成し、前記ステアリングハンド
ルが直進姿勢から設定角度以上左右に操向作動している
状態での前記第2操作具の第1操作位置から第2操作位
置への操作動により前記前輪デフロック装置を解除状態
からロック状態に可逆的に切り換えるとともに旋回内側
の操向ブレーキを可逆的に制動解除作動させるように構
成してある点にある。
【0016】〔作用〕ロック状態と解除状態とに切り換
え自在な前輪デフロック装置を設けてあるから、前輪デ
フロック装置をロック状態に切り換えることにより、左
右の駆動前輪を等速駆動しての効率の良い前輪駆動を実
現することができる。
【0017】しかも、ステアリングハンドルを左右に設
定角度以上操向作動させての旋回時に、制動状態にある
旋回内側の操向ブレーキを制動解除状態に切り換えるこ
とができるようにしてあるから、操向ブレーキを制動解
除状態に切り換えることにより、走行抵抗を低減するこ
とができる。
【0018】ところで、枕地での機体旋回時に走行抵抗
の増大により立ち往生した際に脱出するには、小半径の
旋回性を可及的に維持する上で、先ず前輪デフロック装
置をロック状態にしての脱出を図り、それでもだめなら
前輪デフロック装置をロック状態に維持した状態で旋回
内側の操向ブレーキを制動解除作動させての脱出を図る
手段を採用することが好ましい。上記の点に着目して、
第1操作具を第1操作位置から第2操作位置に操作する
ことにより、前輪デフロック装置をロック状態に切り換
え、第2操作具を第1操作位置から第2操作位置に操作
することにより、前輪デフロック装置をロック状態に切
り換えるとともに旋回内側の操向ブレーキを制動解除作
動させるようにしてあるから、前輪デフロック装置をロ
ック状態にしたい場合には、第1操作具を操作し、前輪
デフロック装置をロック状態に切り換えるとともに旋回
内側の操向ブレーキを制動解除作動させる場合には、第
2操作具を操作することによりそれらを実行することが
できる。換言すれば、第1操作具を操作することで前輪
デフロック装置をロック状態に切り換え、第2操作具を
操作することで旋回内側の操向ブレーキを制動解除作動
させるようにすることも考えられるが、これによるとき
は、前輪デフロック装置をロック状態に切り換えるとと
もに旋回内側の操向ブレーキを制動解除作動させる場
合、第1操作具と第2操作具との二つを同時に操作する
必要があり、操作性に欠ける。これに対して本発明で
は、第2操作具を操作することで前輪デフロック装置を
ロック状態に切り換えるとともに旋回内側の操向ブレー
キを制動解除作動させるようにしてあるから、前輪デフ
ロック装置と操向ブレーキとの二つを操作対象としなが
らも操作具が第2操作具の一つで済み、操作性を改善す
ることができる。
【0019】〔効果〕従って、旋回内側の操向クラッチ
を切り作動させるとともに操向ブレーキを制動させての
小半径旋回を行えながらも、立ち往生することを少なく
でき、しかも、操作性良くその脱出を行えるようになっ
た。
【0020】請求項4に係る本発明による田植機の操向
操作装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0021】〔特徴〕左右の駆動後輪それぞれへの伝動
系に操向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝
動上手側に位置する状態で介装し、ステアリングハンド
ルの直進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連
動して前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作
動させるとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動さ
せる連動機構を設けてある田植機において、操向用の左
右の駆動前輪に対する前輪デフを差動作用させないロッ
ク状態と差動作用させる解除状態とに切り換え自在な前
輪デフロック装置を設け、第1操作具と第2操作具とを
設け、前記ステアリングハンドルが直進姿勢から設定角
度以上左右に操向作動している状態での前記第1操作具
の第1操作位置から第2操作位置への操作動により前記
操向クラッチ及び操向ブレーキを現状維持した状態で前
記前輪デフロック装置を解除状態からロック状態に可逆
的に切り換えるように構成し、前記ステアリングハンド
ルが直進姿勢から設定角度以上左右に操向作動している
状態での前記第2操作具の第1操作位置から第2操作位
置への操作動により前記前輪デフロック装置を解除状態
からロック状態に可逆的に切り換えるとともに旋回内側
の操向クラッチを可逆的に入り作動させかつ旋回内側の
操向ブレーキを可逆的に制動解除作動させるように構成
してある点にある。
【0022】〔作用〕ロック状態と解除状態とに切り換
え自在な前輪デフロック装置を設けてあるから、前輪デ
フロック装置をロック状態に切り換えることにより、左
右の駆動前輪を等速駆動しての効率の良い前輪駆動を実
現することができる。
【0023】しかも、ステアリングハンドルを左右に設
定角度以上操向作動させての旋回時に、制動状態にある
旋回内側の操向ブレーキを制動解除状態に切り換えると
ともに切り作動状態にある旋回内側の操向クラッチを入
り作動状態に切り換えることができるようにしてあるか
ら、操向ブレーキを制動解除状態に切り換えるとともに
操向クラッチを入り作動させることにより、旋回内側の
駆動後輪を駆動させて駆動力を増大させることができ
る。。
【0024】ところで、枕地での機体旋回時に走行抵抗
の増大により立ち往生した際に脱出するには、小半径の
旋回性を可及的に維持する上で、先ず前輪デフロック装
置をロック状態にしての脱出を図り、それでもだめなら
前輪デフロック装置をロック状態に維持した状態で旋回
内側の操向ブレーキを制動解除作動させるとともに操向
クラッチを入り作動させて旋回内側の駆動後輪を駆動し
ての脱出を図る手段を採用することが好ましい。上記の
点に着目して、第1操作具を第1操作位置から第2操作
位置に操作することにより、前輪デフロック装置をロッ
ク状態に切り換え、第2操作具を第1操作位置から第2
操作位置に操作することにより、前輪デフロック装置を
ロック状態に切り換えるとともに旋回内側の操向ブレー
キを制動解除作動させかつ操向クラッチを入り作動させ
るようにしてあるから、前輪デフロック装置をロック状
態にしたい場合には、第1操作具を操作し、前輪デフロ
ック装置をロック状態に切り換えるとともに旋回内側の
操向ブレーキを制動解除作動させかつ旋回内側の操向ク
ラッチを入り作動させる場合には、第2操作具を操作す
ることによりそれらを実行することができる。換言すれ
ば、第1操作具を操作することで前輪デフロック装置を
ロック状態に切り換え、第2操作具を操作することで旋
回内側の操向ブレーキを制動解除作動させるとともに旋
回内側の操向クラッチを入り作動させるようにすること
も考えられるが、これによるときは、前輪デフロック装
置をロック状態に切り換えるとともに旋回内側の操向ブ
レーキを制動解除作動させかつ操向クラッチを入り作動
させる場合、第1操作具と第2操作具との二つを同時に
操作する必要があり、操作性に欠ける。これに対して本
発明では、第2操作具を操作することで前輪デフロック
装置をロック状態に切り換えるとともに旋回内側の操向
ブレーキを制動解除作動させかつ旋回内側の操向クラッ
チを入り作動させるようにしてあるから、前輪デフロッ
ク装置と操向ブレーキとの二つを操作対象としながらも
操作具が第2操作具の一つで済み、操作性を改善するこ
とができる。
【0025】〔効果〕従って、旋回内側の操向クラッチ
を切り作動させるとともに操向ブレーキを制動させての
小半径旋回を行えながらも、立ち往生することを少なく
でき、しかも、操作性良くその脱出を行えるようになっ
た。
【0026】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕田植機は、図1
に示すように、自走本機1の後部に苗植付装置2を4連
リンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴
い前記苗植付装置2を上昇させるとともに排油に伴い苗
植付装置2を自重で下降させる油圧シリンダ4を設けて
構成されている。
【0027】前記自走本機1は、左右一対の操向用の駆
動前輪7と左右一対の駆動後輪8とを備えた機体フレー
ムFの前部にエンジン5を搭載し、前記機体フレームF
の後部に運転座席6を搭載して構成されており、前記運
転座席6の前方にはステアリングハンドル9が配置され
ている。
【0028】前記機体フレームFは、メインフレーム材
FMと、これの前端に連結させたミッションケースM
と、このミッションケースMの前部に連結させたエンジ
ン搭載フレームFEとから構成されている。
【0029】前記ミッションケースM内には、変速機構
Hが配置されており、かつ、前記駆動前輪7に対する前
輪デフDと前輪デフロック装置DLとが配置されてい
る。
【0030】前記前輪デフDは、各駆動前輪7への伝動
軸7aに装着のベベルギヤdaと、これらベベルギヤd
aにピニオンギヤdbを介して連動する入力用のキャリ
ヤーdcとを備えている。
【0031】前記前輪デフロック装置DLは、前記キャ
リヤーdcに噛み合い連動して一方の伝動軸7aとキャ
リヤーdcとを一体回転状態に連動させることにより前
輪デフDを差動作用させないロック位置とキャリヤーd
cに対する噛み合い連動を解除して前記キャリヤーdc
と伝動軸7aとの相対回転を許容することにより前輪デ
フDを差動作用させる解除位置とに位置変更自在なロッ
ク部材Laを設け、解除姿勢からロック姿勢に揺動する
ことによりスプリング( 図示せず) による付勢力に抗し
てロック部材Laを解除位置からロック位置にシフタL
bを介してスライド移動させるロックレバーLcとを設
けて構成されている。
【0032】前記ステアリングハンドル9に連動して前
記駆動前輪7を操向作動させる操向リンク機構は、図2
に示すように、ステアリングハンドル9に連動して縦向
き軸芯P周りに揺動するピットマンアーム14を設け、
前記駆動前輪7とキングピン軸芯KP周りに一体的に揺
動するナックルアーム12を設け、前記ピットマンアー
ム14の揺動に伴いこれら左右のナックルアーム12、
つまり、駆動前輪7がキングピン軸芯KP周りに操向揺
動するように左右のナックルアーム12をピットマンア
ーム14に連動させる左右のドラグリンク13を設けて
構成されている。
【0033】そして、前記左右の駆動後輪8それぞれへ
の伝動系には、図6に示すように、バネSで入り作動方
向に付勢された爪クラッチ利用の操向クラッチ10と操
向用の多板式の操向ブレーキ11とが操向クラッチ10
が伝動上手側に位置する状態で、つまり、操向ブレーキ
11が駆動後輪8に作用する状態で介装されている。
【0034】そして、前記ステアリングハンドル9の直
進姿勢から左右への設定角度以上の操向作動に伴い前記
操向クラッチ10のうち旋回内側のものを可逆的に切り
作動させるとともに旋回内側の操向ブレーキ11を可逆
的に制動作動させるようにステアリングハンドル9に操
向クラッチ10および操向ブレーキ11を連動させる連
動機構を設けてある。
【0035】前記連動機構は、基本的には、図3、図
5、図6に示すように、前記ピットマンアーム14の揺
動にロッド15を介して連動して横向き軸芯X周りに揺
動する縦向き姿勢の中継リンク16とこの中継リンク1
6の揺動軸芯( 横向き軸芯X)に沿った方向に中継リン
ク16から距離を隔てた箇所に位置する状態で中継リン
ク16に軸16aを介して連動する補助リンク16Aと
を設け、一連の揺動で左右一方の操向クラッチ10を付
勢に抗して切り作動させた後左右一方の操向ブレーキ1
1を制動作動させる左操作レバー17Lと、一連の揺動
で左右他方の操向クラッチ10を付勢に抗して切り作動
させた後左右他方の操向ブレーキ11を制動作動させる
右操作レバー17Rとを設け、前記中継リンク16の一
方側への揺動に連動して前記左操作レバー17Lをクラ
ッチ切り制動方向に揺動させるように中継リンク16と
左操作レバー17Lとを連動させる左連動ロッド18L
と、前記中継リンク16の他方側への揺動に連動して前
記右操作レバー17Rをクラッチ切り制動方向に揺動さ
せるように補助リンク16Aと右操作レバー17Rとを
連動させる右連動ロッド18Rとを設けて構成されてい
る。
【0036】前記中継リンク16の左連動ロッド18L
との枢支連結孔19Lは、図7にも示すように、中継リ
ンク16の一方側への揺動は左連動ロッド18Lに伝達
するが他方側への揺動は伝達しない、つまり、中継リン
ク16の他方側への揺動では左連動ロッド18Lを操作
しない長孔に形成されており、また、補助リンク16A
の右連動ロッド18Rとの枢支連結孔19Rも、補助リ
ンク16の他方側への揺動は右連動ロッド18Rに伝達
するが一方側への揺動は伝達しない、つまり、補助リン
ク16の一方側への揺動では右連動ロッド18Rを操作
しない長孔に形成されている。
【0037】前記ロッド15は、中継リンク16に枢支
連結した第3部材20を介して中継リンク16に連動す
るものである。具体的には、図7、図8に示すように、
第3部材20にロッド15に沿った姿勢で形成した一対
の長孔Aに係合して第3部材20に対してロッド長手方
向設定範囲内で移動自在な左連動用部材21Lと右連動
用部材21Rとを設け、これら左連動用部材21Lと右
連動用部材21Rとの間に圧縮スプリング22を介装
し、左操向に伴うロッド15の一方側への移動で右連動
用部材21Rを押圧することにより前記圧縮スプリング
22を介して左連動用部材21Lを一方側に移動させて
この左連動用部材21Lで第3部材20を押圧移動させ
ることで中継リンク16を一方側に揺動させる左押圧具
23Lと、右操向に伴うロッド15の他方側への移動で
左連動用部材21Lを押圧することにより前記圧縮スプ
リング22を介して右連動用部材21Rを他方側に移動
させてこの右連動用部材21Rで第3部材20を押圧移
動させることで中継リンク16を他方側に揺動させる右
押圧具23Rとを設けてある。
【0038】すなわち、前記ピットマンアーム14が直
進姿勢にあるとき、左連動用部材21Lおよび右連動用
部材21Rはともに長孔Aの長手方向の中間に位置して
おり、この直進状態から設定角度未満のピットマンアー
ム14の左右への操向揺動では、左連動用部材21L及
び右連動用部材21Rが長孔Aの端に接当しないことに
より、第3部材20が移動せず、その結果、左右の操向
クラッチ10はともに入り作動状態のまま保持されると
ともに、左右の操向ブレーキ11は制動解除状態に維持
される。つまり、長孔Aの両端部分から、直進状態から
設定角度未満の左右への操向揺動を中継リンク16に伝
えない遊び用の長孔aが構成されている。そして、前記
の直進姿勢から設定角度以上に左にピットマンアーム1
4が操向揺動すると、左連動用部材21Lが長孔Aの端
に接当して第3部材20に対する押圧を開始し、中継リ
ンク16が一方側に揺動して左側(旋回内側)の操向ク
ラッチ10が切り作動した後左側の操向ブレーキ11が
制動作動し、その後も引き続くピットマンアーム14の
操向揺動、つまり、ステアリングハンドル9の操向作動
は、圧縮スプリング22が圧縮変形してロッド15が第
3部材20に対して移動することで許容される。他方、
前記の直進姿勢から設定角度以上に右にピットマンアー
ム14が操向揺動すると、右連動用部材21Rが長孔A
の端に接当して第3部材20に対する押圧を開始し、中
継リンク16が他方側に揺動して右側(旋回内側)の操
向クラッチ10が切り作動した後左側の操向ブレーキ1
1が制動作動し、その後も引き続くピットマンアーム1
4の操向揺動、つまり、ステアリングハンドル9の操向
作動は、圧縮スプリング22が圧縮変形してロッド15
が第3部材20に対して移動することで許容される。つ
まり、圧縮スプリング22は、一方の操向クラッチ10
切り作動後の引き続くステアリングハンドル9の操向作
動を弾性変形することで許容するとともに他方の操向ク
ラッチ10切り作動後の引き続くステアリングハンドル
9の操向作動を弾性変形することで許容する作動差吸収
用のスプリングである。
【0039】かつ、田植機は、前記運転座席6の足元部
に、前記ステアリングハンドル9の操向作動状態にかか
わらず、踏み込みにより第1操作位置から第2操作位置
に操作されることにより前記前輪デフロック装置DLを
解除状態からロック状態に可逆的に切り換えるデフロッ
クペダル50を備え、前記ステアリングハンドル9を左
右に設定角度以上に操向作動させた状態で旋回内側の操
向クラッチ10を切り作動状態から入り作動状態に切り
換える解除手段を備えている。
【0040】前記デフロックペダル50は、前記ロック
レバーLcに作用するものである。
【0041】前記解除手段は、図9〜図12に示すよう
に、前記運転座席6の足元部に解除ペダル24(操作具
の一例)を設け、前記ステアリングハンドル9が直進姿
勢から左右に設定角度以上に操向作動した状態において
前記解除ペダル24が踏み込みにより第1操作位置から
第2操作位置に操作されたとき、前記中継リンク16
を、旋回内側の操向クラッチ10を切り作動させるクラ
ッチ切り姿勢から制動状態にある側の操向ブレーキ11
を制動解除状態にさせる制動解除姿勢に可逆的に揺動さ
せる連係手段を設けて構成されている。つまり、前記ス
テアリングハンドル9が直進姿勢から設定角度以上左右
に操向作動している状態で解除ペダル24が踏み込み操
作されたとき、切り作動している旋回内側の操向クラッ
チ10を切り作動状態に維持した状態で制動作動してい
る旋回内側の操向ブレーキ11を可逆的に制動解除作動
させるように構成されている。
【0042】前記連係手段は、前記解除ペダル24の第
2操作位置への踏み込み操作に伴って下方に押圧揺動操
作される中間リンク25を設け、前記中継リンク16が
左側の操向クラッチ10を切り作動させる揺動姿勢にあ
る状態での前記中間リンク25の押圧揺動操作動に伴い
中継リンク16を左側の操向ブレーキ11が制動解除す
る制動解除姿勢に引っ張り揺動させる第1引っ張りロッ
ド26Lと、前記中継リンク16が右側の操向クラッチ
10を切り作動させる揺動姿勢にある状態での前記中間
リンク25の押圧揺動操作動に伴い中継リンク16を右
側の操向ブレーキ11が制動解除する制動解除姿勢に引
っ張り揺動させる第2引っ張りロッド26Rとを設け、
前記中継リンク16の第1、第2引っ張りロッド26
L,26Rとの枢支連結孔27L,27Rを、中間リン
ク25が元位置に位置するときステアリングハンドル9
の操向作動に伴う中継リンク16の揺動を許容する長孔
に形成する手段である。前記解除ペダル24は、運転ス
テップSTを上下に貫通する状態に配置されており、機
体フレームFに固着の筒部材100を挿通することで姿
勢を規制されている。そして、中間リンク25の復帰に
伴う下方からの突き上げで筒部材100から上方に抜け
ないように摩擦で保持するオーリング利用の抜け抑制部
材101が装着されているが、人為操作により上方に強
制的に抜き出し自在なものである。つまり、解除ペダル
24は、着脱自在なものであって、この解除ペダル24
には、前記筒部材100の上端に接当することにより第
2操作位置を越えての下方への移動を阻止する段部24
aが形成されている。
【0043】従って、この第1実施形態によれば、枕地
での旋回時に走行抵抗の増大により走行不能な事態に陥
ったときには、デフロックペダル50を第2操作位置に
踏み込み操作することにより、前輪デフロック装置DL
をロック状態に切り換えて、左右の駆動前輪7をともに
駆動しての推進力アップを図ることによる脱出を試行で
き、それでも脱出不能なときには、前記デフロックペダ
ル50を第2操作位置に踏み込み操作維持した状態で解
除ペダル24を第2操作位置に踏み込み操作することに
より、左右の駆動前輪7による駆動を保持した状態で、
旋回内側の操向ブレーキ11を制動解除作動させて駆動
後輪8による走行抵抗を減少させての脱出を試行できる
のである。
【0044】〔第2実施形態〕上記第1実施形態を次の
ように改変したものであって、請求項2の実施形態に相
当するものである。連動機構として、図13に示すよう
に、左操作レバー17Lと左連動ロッド18Lとの間及
び右操作レバー17Rと右連動ロッド18Rとの間のそ
れぞれに作動差吸収用のスプリング22を介装した構造
のものを設け、解除手段として、前記ステアリングハン
ドル9が左に設定角度以上操向作動している状態での解
除ペダル24の第2操作位置への踏み込み操作に伴って
旋回内側の左操作レバー17Lを制動解除姿勢まで引っ
張り戻し揺動させる左ワイヤ51Lと、ステアリングハ
ンドル9が右に設定角度以上操向作動している状態での
解除ペダル24の第2操作位置への踏み込み操作に伴っ
て旋回内側の右操作レバー17Rを制動解除姿勢まで引
っ張り戻し揺動させる右ワイヤ51Rとを備えたものを
設ける。つまり、左ワイヤ51Lは、解除ペダル24が
第1操作位置に位置する状態において左操作レバー17
Lが制動位置まで操作されるまで弛み状態にあって、左
操作レバー17Lが制動位置に操作されたとき張り状態
となり、その状態で解除ペダル24が第2操作位置に踏
み込み操作されるに伴って引っ張られて左操作レバー1
7Lを制動解除位置まで引っ張り操作するものであり、
右ワイヤ51Rも同様に、解除ペダル24が第1操作位
置に位置する状態において右操作レバー17Rが制動位
置まで操作されるまで弛み状態にあって、右操作レバー
17Rが制動位置に操作されたとき張り状態となり、そ
の状態で解除ペダル24が第2操作位置に踏み込み操作
されるに伴って引っ張られて右操作レバー17Rを制動
解除位置まで引っ張り操作するものであり、解除ペダル
24が第1操作位置にある状態では、弛み状態にあるこ
とでステアリングハンドル9の操向作動に伴う左操作レ
バー17L及び右操作レバー17Rの作動を許容するも
のである。なお、ロッド15は中継リンク16に直接に
枢支連結されており、枢支連結孔を長孔とすることで前
記の融通が形成されている。
【0045】従って、この第2実施形態によれば、上記
第1実施形態と同様に、枕地での旋回時に走行抵抗の増
大により走行不能な事態に陥ったときには、デフロック
ペダル50を第2操作位置に踏み込み操作することによ
り、前輪デフロック装置DLをロック状態に切り換え
て、左右の駆動前輪7をともに駆動しての推進力アップ
を図ることによる脱出を試行でき、それでも脱出不能な
ときには、前記デフロックペダル50を第2操作位置に
踏み込み操作維持した状態で解除ペダル24を第2操作
位置に踏み込み操作することにより、左右の駆動前輪7
による駆動を保持した状態で、旋回内側の操向ブレーキ
11を制動解除作動させて駆動後輪8による走行抵抗を
減少させての脱出を試行できるのである。
【0046】〔第3実施形態〕上記第1実施形態を次の
ように改変したものであって、請求項3の実施形態に相
当するものである。図14に示すように、ステアリング
ハンドル9の操向作動状態にかかわらず、第1操作位置
から第2操作位置への操作動により前記操向クラッチ1
0及び操向ブレーキ11を現状維持した状態で前記前輪
デフロック装置DLを解除状態からロック状態に可逆的
に切り換える前記デフロックペダル50を第1操作具5
2とし、前記ステアリングハンドル9が直進姿勢から設
定角度以上左右に操向作動している状態での第1操作位
置から第2操作位置への操作動により旋回内側の操向ブ
レーキ11を可逆的に制動解除作動させる前記解除ペダ
ル24を第2操作具53とし、この第2操作具53の第
2操作位置への踏み込み操作で前記前輪デフロック装置
DLを解除状態からロック状態に可逆的に切り換える連
動リンク機構54を設けたものである。
【0047】従って、この第3実施形態によれば、枕地
での旋回時に走行抵抗の増大により走行不能な事態に陥
ったときには、第1操作具52(デフロックペダル5
0)を第2操作位置に踏み込み操作することにより、前
輪デフロック装置DLをロック状態に切り換えて、左右
の駆動前輪7をともに駆動しての推進力アップを図るこ
とによる脱出を試行でき、それでも脱出不能なときに
は、第2操作具53(解除ペダル24)を第2操作位置
に踏み込み操作することにより、前輪デフロック装置D
Lをロック状態に切り換えて、左右の駆動前輪7をとも
に駆動しての推進力アップを図り、かつ、旋回内側の操
向ブレーキ11を制動解除作動させて駆動後輪8による
走行抵抗を減少させての脱出を試行できるのである。
【0048】〔第4実施形態〕上記第3実施形態を次の
ように改変したものであって、請求項4の実施形態に相
当するものである。前記解除手段として、図15、図1
6に示すように、前記ステアリングハンドル9が直進姿
勢から設定角度以上左右に操向作動している状態で第2
操作具53(解除ペダル24)が第2操作位置に踏み込
み操作されたとき、切り作動している旋回内側の操向ク
ラッチ10を入り作動させかつ制動作動している旋回内
側の操向ブレーキ11を可逆的に制動解除作動させる手
段を設けたものである。
【0049】この場合、前記連係手段は、前記解除ペダ
ル24の踏み込み操作に伴って下方に押圧揺動操作され
る中間リンク25を設け、前記中継リンク16が左側の
操向クラッチ10を切り作動させる揺動姿勢にある状態
での前記中間リンク25の押圧揺動操作動に伴い中継リ
ンク16を中立姿勢に引っ張り揺動させる第1引っ張り
ロッド26Lと、前記中継リンク16が右側の操向クラ
ッチ10を切り作動させる揺動姿勢にある状態での前記
中間リンク25の押圧揺動操作動に伴い中継リンク16
を中立姿勢に引っ張り揺動させる第2引っ張りロッド2
6Rとを設け、前記中継リンク16の第1、第2引っ張
りロッド26L,26Rとの枢支連結孔27L,27R
を、中間リンク25が元位置に位置するとき中継リンク
16の揺動を許容する一方、中間リンク25の押圧揺動
操作動に伴い旋回内側の操向クラッチ10を切り作動さ
せるとともに旋回内側の操向ブレーキ11を制動作動さ
せるように揺動していた中継リンク16をいずれの操向
クラッチ10も切り作動させない元の揺動姿勢に戻す長
孔に形成する手段となる。
【0050】従って、この第4実施形態によれば、枕地
での旋回時に走行抵抗の増大により走行不能な事態に陥
ったときには、第1操作具52(デフロックペダル5
0)を第2操作位置に踏み込み操作することにより、前
輪デフロック装置DLをロック状態に切り換えて、左右
の駆動前輪7をともに駆動しての推進力アップを図るこ
とによる脱出を試行でき、それでも脱出不能なときに
は、第2操作具53(解除ペダル24)を第2操作位置
に踏み込み操作することにより、前輪デフロック装置D
Lをロック状態に切り換えて、左右の駆動前輪7をとも
に駆動しての推進力アップを図り、かつ、旋回内側の操
向クラッチ10を入り作動させて左右の駆動後輪8をと
もに駆動した推進力アップ状態での脱出を試行できるの
である。
【0051】〔別実施形態〕上記実施の形態では、操作
具24、第1操作具52、第2操作具53として、ペダ
ルを示したが、これらはレバーであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】操作系統図
【図3】連動機構の側面図
【図4】ミッションケースの断面図
【図5】連動機構要部の平面図
【図6】駆動後輪への伝動機構の断面図
【図7】中継リンク周りの側面図
【図8】中継リンク周りの横断平面図
【図9】左旋回状態を示す中継リンク周りの側面図
【図10】左旋回状態で制動解除した状態を示す中継リ
ンク周りの側面図
【図11】右旋回状態を示す中継リンク周りの側面図
【図12】右旋回状態で制動解除した状態を示す中継リ
ンク周りの側面図
【図13】第2実施形態を示す連動機構要部の平面図
【図14】第3実施形態を示す操作系統図
【図15】第4実施形態での旋回状態を示す中継リンク
周りの側面図
【図16】第4実施形態での旋回状態でクラッチ入り・
制動解除した状態を示す中継リンク周りの側面図
【符号の説明】
8 駆動後輪 10 操向クラッチ 11 操向ブレーキ 9 ステアリングハンドル 24 操作具 51L 連動ワイヤ 51R 連動ワイヤ 7 駆動前輪 D 前輪デフ DL 前輪デフロック装置 52 第1操作具 53 第2操作具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の駆動後輪それぞれへの伝動系に操
    向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝動上手
    側に位置する状態で介装し、ステアリングハンドルの直
    進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連動して
    前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作動させ
    るとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動させる連
    動機構を設けてある田植機において、操作具を設け、前
    記ステアリングハンドルが直進姿勢から設定角度以上左
    右に操向作動している状態で前記操作具が第1操作位置
    から第2操作位置に操作されたとき、切り作動している
    旋回内側の操向クラッチを切り作動状態に維持した状態
    で制動作動している旋回内側の操向ブレーキを可逆的に
    制動解除作動させるように構成してある田植機の操向操
    作装置。
  2. 【請求項2】 左右の駆動後輪それぞれへの伝動系に操
    向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝動上手
    側に位置する状態で介装し、ステアリングハンドルの直
    進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連動して
    前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作動させ
    るとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動させる連
    動機構を設けてある田植機において、操作具を設け、前
    記ステアリングハンドルが直進姿勢から設定角度以上左
    右に操向作動している状態で前記操作具が第1操作位置
    から第2操作位置に操作されたとき、切り作動している
    旋回内側の操向クラッチを切り作動状態に維持した状態
    で制動作動している旋回内側の操向ブレーキを可逆的に
    制動解除作動させるように前記操作具と操向ブレーキと
    を連動ワイヤを介して連係させてある田植機の操向操作
    装置。
  3. 【請求項3】 左右の駆動後輪それぞれへの伝動系に操
    向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝動上手
    側に位置する状態で介装し、ステアリングハンドルの直
    進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連動して
    前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作動させ
    るとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動させる連
    動機構を設けてある田植機において、操向用の左右の駆
    動前輪に対する前輪デフを差動作用させないロック状態
    と差動作用させる解除状態とに切り換え自在な前輪デフ
    ロック装置を設け、第1操作具と第2操作具とを設け、
    前記ステアリングハンドルが直進姿勢から設定角度以上
    左右に操向作動している状態での前記第1操作具の第1
    操作位置から第2操作位置への操作動により前記操向ク
    ラッチ及び操向ブレーキを現状維持した状態で前記前輪
    デフロック装置を解除状態からロック状態に可逆的に切
    り換えるように構成し、前記ステアリングハンドルが直
    進姿勢から設定角度以上左右に操向作動している状態で
    の前記第2操作具の第1操作位置から第2操作位置への
    操作動により前記前輪デフロック装置を解除状態からロ
    ック状態に可逆的に切り換えるとともに旋回内側の操向
    ブレーキを可逆的に制動解除作動させるように構成して
    ある田植機の操向操作装置。
  4. 【請求項4】 左右の駆動後輪それぞれへの伝動系に操
    向クラッチ及び操向ブレーキを操向クラッチが伝動上手
    側に位置する状態で介装し、ステアリングハンドルの直
    進姿勢から設定角度以上の左右への操向作動に連動して
    前記操向クラッチのうち旋回内側のものを切り作動させ
    るとともに旋回内側の操向ブレーキを制動作動させる連
    動機構を設けてある田植機において、操向用の左右の駆
    動前輪に対する前輪デフを差動作用させないロック状態
    と差動作用させる解除状態とに切り換え自在な前輪デフ
    ロック装置を設け、第1操作具と第2操作具とを設け、
    前記ステアリングハンドルが直進姿勢から設定角度以上
    左右に操向作動している状態での前記第1操作具の第1
    操作位置から第2操作位置への操作動により前記操向ク
    ラッチ及び操向ブレーキを現状維持した状態で前記前輪
    デフロック装置を解除状態からロック状態に可逆的に切
    り換えるように構成し、前記ステアリングハンドルが直
    進姿勢から設定角度以上左右に操向作動している状態で
    の前記第2操作具の第1操作位置から第2操作位置への
    操作動により前記前輪デフロック装置を解除状態からロ
    ック状態に可逆的に切り換えるとともに旋回内側の操向
    クラッチを可逆的に入り作動させかつ旋回内側の操向ブ
    レーキを可逆的に制動解除作動させるように構成してあ
    る田植機の操向操作装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012191889A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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