JP2002274411A - コンバインの操向操作部 - Google Patents

コンバインの操向操作部

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JP2002274411A
JP2002274411A JP2001077990A JP2001077990A JP2002274411A JP 2002274411 A JP2002274411 A JP 2002274411A JP 2001077990 A JP2001077990 A JP 2001077990A JP 2001077990 A JP2001077990 A JP 2001077990A JP 2002274411 A JP2002274411 A JP 2002274411A
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steering
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processing unit
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JP2001077990A
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Inventor
Masahiro Komatsu
正寛 小松
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操向操作が容易なコンバインの操向操作部を
提供することを課題としている。 【解決手段】 左右の走行装置1により支持された機体
2の前方に設けられた前処理部3の側方に配置された機
体操縦用の前方操作部7に機体2を操向せしめる操向操
作部を設け、該操向操作部を、軸芯を中心に回転せしめ
ることにより操向を操作するステアリングハンドル9に
より構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は前後等に複数の操
作部を備えたコンバインの操向操作部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来左右の走行装置により支持された機
体の前方に前処理部が、該前処理部の後方に脱穀部が各
設けられ、上記前処理部の側方に機体操縦用の前方操作
部が設けられると共に、該前方操作部の後方に座席が配
置され、該座席の後方にも機体を操縦する後方操作部を
設けた複数操作部を備えたコンバインが知られており、
すなわち該コンバインは、オペレータが前方操作部又は
後方操作部により機体を操作することができるように構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このとき少なくとも前
方操作部には、機体を操向せしめる操向操作部が備えら
れており、オペレータが該走行操作部を操作することに
より機体の操向操作を行うことができるように構成され
ているが、上記操向操作部は通常マルチ操作レバーや左
右の操向レバー等により構成されており、操作性に違和
感を覚える場合があるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のコンバインの操向操作部は、機体2が左右の
走行装置1により支持され、機体2の前方に前処理部3
を、該前処理部3の後方に脱穀部4を各設け、上記前処
理部3の側方に機体操縦用の前方操作部7を、該操作部
7の後方に座席8を各配置し、座席8の後方に機体2を
操縦する後方操作部48を設けた複数操作部を備えたコ
ンバインにおいて、少なくとも前方操作部7に機体2を
操向せしめる操向操作部を設け、該操向操作部を、軸芯
を中心に回転せしめることにより操向を操作するステア
リングハンドル9により構成したことを第1の特徴とし
ている。
【0005】第2にステアリングハンドル9の軸芯に設
けられたステアリング軸16を支持するステアリングケ
ース18に、前後方向に延出する操作部ブラケット15
を取り付け、該操作部ブラケット15に前方操作部7を
構成する所定の操作装置13,14を取り付けて設けた
ことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の1実施形態を図面に
従って説明する。図1,図2は本発明のコンバインの側
面図及び正面図であり、左右のクローラ式の走行装置1
上に機体2が設けられており、該機体2の前方に圃場の
穀稈を刈り取り後方に搬送する前処理部3が昇降自在に
設けられていると共に、該前処理部3の後方には前処理
部3側から搬送される穀稈の脱穀を行う脱穀部4が設け
られている。
【0007】一方前記前処理部3及び脱穀部4の側方に
は機体2を着座して操縦する運転席6が設けられてお
り、該運転席6には前処理部3の側方に配置される前方
操作部7,該前方操作部7の後方であって、且つ脱穀部
4側方に配置される座席8等が備えられている。
【0008】このとき前方操作部7には、平面視で略ド
ーナッツ形状をなす、外周が円形をなすステアリングハ
ンドル9,座席8前方の運転席6のフロア11から突設
された復帰自在に踏み込み可能な駐車ブレーキペダル1
2,操作用のスイッチ13やアクセルレバー14等が、
前方操作部7を構成する操作装置として設けられてい
る。
【0009】そして前方操作部7は、ステアリングハン
ドル9の回転操作によって機体2の左右操向を、上下昇
降動作によって前処理部3の昇降を、駐車ブレーキペダ
ル12の踏み込み操作により機体2の停止を、アクセル
レバー14の揺動操作によりエンジンの回転数をオペレ
ータが着座した状態で各操作することができる構造とな
っている。すなわちステアリングハンドル9は機体2を
操向せしめる操向操作部となっている。
【0010】このときステアリングハンドル9の軸芯
(中心)には同心でステアリング軸16が取り付けられ
ており、該ステアリング軸16は軸芯を中心に回転自在
にステアリングケース18に支持されている。これによ
りステアリングハンドル9は軸芯を中心に回転操作可能
となっており、このステアリングハンドル9の軸芯を中
心とした回転操作により後述するように機体2が操向せ
しめられる。
【0011】また上記ステアリングケース18の正面視
における左右両縁部には、後方に突出する操作部ブラケ
ット15が取り付けられており、操作用のスイッチ13
が操作部ブラケット15の上方側に,アクセルレバー1
4が操作部ブラケット15の側面側に取り付けられてい
る。これにより前方操作部7が必要以上に左右方向に広
がることがないように構成されている。すなわち前方操
作部7を構成する操作装置の一部である上記スイッチ1
3やアクセルレバー14が操作部ブラケット15側に取
り付けられて設けられている。
【0012】一方上記走行装置1は、従来公知のように
トランスミッションを介してエンジン(図示せず)から
駆動力が入力されて駆動されるが、上記トランスミッシ
ョン内には左右の走行装置1用に左右のサイドクラッチ
(図示せず)が設けられており、左側の走行装置1L用
のサイドクラッチ(左サイドクラッチ)を入り作動させ
ることにより、左側の走行装置1Lが駆動され、右側の
走行装置1R用のサイドクラッチ(右サイドクラッチ)
を入り作動させることにより、右側の走行装置1Rが駆
動されるように構成されている。
【0013】そして本実施形態においては図3〜図5に
示されるようにステアリングハンドル9の基端部には、
ワイヤ19を介してサイドクラッチを操作する操作ボッ
クス21が機体フレーム2a側に固定されて設けられて
おり、ステアリングハンドル9は該操作ボックス21を
介してサイドクラッチを操作して機体2を操向せしめる
ように構成されている。
【0014】次に上記操作ボックス21の構造について
説明すると、上記操作ボックス21は、内部に略V字状
に湾曲した操作アーム22が中央(屈曲)部分において
揺動自在に軸支されて設けられており、上記操作アーム
22の両端には各サイドクラッチを操作せしめるワイヤ
19がサイドクラッチ側との間で連結されて取り付けら
れている。
【0015】このとき上記操作アーム22の中央部分に
は上下に突出してボス23が設けられており、該ボス2
3内に操作ボックス21の上面側から突出するステアリ
ング軸16の下端側が上下方向のスプライン24を介し
て挿入軸支されている。なお本実施形態においてはスプ
ライン24を介してステアリング軸16がボス23に挿
入されているが、回転方向に対してボス23とステアリ
ング軸16が一体となり、軸芯方向にスライド自在とな
れば、いかなる挿入構造であっても良い。
【0016】すなわち上記構造によりステアリング軸1
6とボス23(操作アーム22)とは、回転方向におい
て一体であり、且つステアリング軸16はボス23(操
作アーム22)に対して上下方向にはスプライン24を
介して上下摺動(スライド)自在となっている。
【0017】一方ステアリング軸16は、上端側のステ
アリングハンドル9を取り付ける上方小径部16U,下
端部分の下方小径部16D,上方小径部16Uと下方小
径部16Dとの間の大径部16Mを有した段付きのシャ
フトとなっており、ステアリング軸16の大径部16M
は、操作ボックス21の上面から上方側に突出する筒状
のステアリングケース18の上端側に、ブッシュ又はベ
アリング等の軸受け26を介して回転及び上下摺動(ス
ライド)自在に支持されている。
【0018】また前述のボス23は操作ボックス21の
上面側に設けられたベアリング27に回転自在に支持さ
れており、以上に示されるようにステアリング軸16は
ステアリングケース18内に軸芯を中心として回動自在
に支持されている。このときステアリング軸16はボス
23に対して上下方向はスライド自在であるため、ステ
アリングケース18に対して上下スライド(昇降)自在
となっている。
【0019】これによりステアリングハンドル9を左右
に回転操作することにより、ステアリングハンドル9と
ステアリング軸18とは、一体であるため操作アーム2
2がステアリング軸18と一体に左右に揺動せしめら
れ、ステアリングハンドル9を上下に昇降させると、ス
テアリング軸18は操作アーム22の揺動状態(揺動角
度)を保持したまま操作アーム22(ステアリングケー
ス18)に対して上下スライドする。
【0020】すなわちステアリングハンドル9を左右方
向に回転操作することによって、操作アーム22を介し
てワイヤ19が操作され、このワイヤ操作によりサイド
クラッチが操作せしめられ、機体2が操向せしめられ
る。なおワイヤ19によりサイドクラッチの操作は公知
であるため、詳細な構造については説明を割愛する。
【0021】また操作アーム22の両端部はスプリング
20により付勢されているため、ステアリングハンドル
9の回転操作を解除すると、スプリング20の付勢力に
より中立位置に戻され、機体2は直進せしめられる。
【0022】一方上記操作ボックス21内のステアリン
グ軸16の下端部分(下方小径部16Dの下端部分)に
は、上記操作アーム22より下方位置に左右方向のピン
28が突設されている。また操作ボックス21の内側面
から内側に突設された支軸29には、側面視で略L字状
をなすリンクアーム31が、屈曲部分が上下揺動自在に
軸支されて、前後方向に設けられている。
【0023】そして該リンクアーム31の一端部(上下
方向のアーム31aの端部)と前処理部3の昇降を操作
する油圧バルブ側との間にワイヤ32が介設されてお
り、リンクアーム31の揺動によりワイヤ32を介して
油圧バルブを操作して前処理部3の昇降を制御すること
ができるように構成されている。
【0024】一方リンクアーム31の他方(前後方向)
のアーム31bには長孔33が穿設されており、該長孔
33に前述のピン28が挿入されている。これによりス
テアリングハンドル9を上記のように昇降させることに
よりステアリング軸16が上下にスライドし、ピン28
を介してリンクアーム31が揺動せしめられ、ワイヤ3
2を介して前処理部3が昇降せしめられる。
【0025】なお前述のようにステアリングハンドル9
を回転操作して、ステアリング軸16を回転せしめる
と、ステアリング軸16と一体的にピン28も回転す
る。このためピン28はステアリング軸16の回転によ
りリンクアーム31から抜けない十分な長さを有し、長
孔33の両端にピン28が当接することによりステアリ
ングハンドル9(ステアリング軸16)の回転角度が規
制されるように構成されている。
【0026】一方下方小径部16Dと大径部16Mとの
段部部分と、ベアリング27の上面側との間には圧縮ス
プリング36が、またボス23の下面側とピン28の上
面(上縁)側との間には圧縮スプリング37が、それぞ
れ下方小径部16Dに外嵌せしめられて設けられてい
る。つまり上方側の圧縮スプリング36はステアリング
軸16を上方側に、下方側のスプリング37はステアリ
ング軸16を下方側に各付勢する。
【0027】そして圧縮スプリング36にはステアリン
グ軸16側の荷重、又は該荷重16と下方側の圧縮スプ
リング37の付勢力等からなるステアリング軸16側の
下方への荷重力が掛かっており、すなわちステアリング
軸16(ステアリングハンドル9)は、圧縮スプリング
36の付勢力とステアリング軸16側の下方への荷重力
とのバランスがとれた所定位置(中立位置)に保持され
る。
【0028】なお下方側の圧縮スプリング37の付勢力
は、本実施形態の場合ステアリング軸16の上記上下方
向の中立位置において概ね0、又は上記圧縮スプリング
36の付勢力に比較して小さくなるように設定されてい
る。そして上方側の圧縮スプリング36に対して下方側
の圧縮スプリング37は弾性力が小さく設定されてい
る。
【0029】これにより上記構造のステアリングハンド
ル9の上下昇降機構によって、オペレータは前記のよう
にステアリングハンドル9の上下昇降を、下方には圧縮
スプリング36の付勢力に抗して、上方には圧縮スプリ
ング37の付勢力に抗して行う必要があるため、上昇操
作は下降操作に比較して小さな操作力で行うことがで
き、ステアリングハンドル9に対する昇降操作力を解除
する(ステアリングハンドル9から手を離す)とステア
リングハンドル9は中立位置に自動的に戻る。
【0030】なお本実施形態においてはステアリングハ
ンドル9を下降させることにより前処理部3が下降せし
められ、ステアリングハンドル9を上昇させることによ
り前処理部3が上昇せしめられるように設定されてい
る。つまりステアリングハンドル9を中立位置から下降
させると、リンクアーム31はワイヤ32を介して前処
理部昇降用の油圧バルブを前処理部昇降用の油圧シリン
ダから圧油を排出させるように操作する。
【0031】これにより前処理部3は下降を開始し、前
処理部3の所定の高さにおいてステアリングハンドル9
から手を離すと、ステアリングハンドル9が上下方向の
中立位置に戻り、これによりリンクアーム31はワイヤ
32を介して油圧バルブを中立位置に戻し、前処理部3
の高さが固定される。
【0032】またステアリングハンドル9を中立位置か
ら上昇させると、リンクアーム31はワイヤ32を介し
て前処理部昇降用の油圧バルブを前処理部昇降用の油圧
シリンダに圧油を送るように操作し、これにより前処理
部3は上昇を開始し、前処理部3の所定の高さにおいて
ステアリングハンドル9から手を離すと、ステアリング
ハンドル9が上下方向の中立位置に戻り、これによりリ
ンクアーム31はワイヤ32を介して油圧バルブを中立
位置に戻し、前処理部3の高さが固定される。
【0033】上記構造によりステアリングハンドル9の
昇降によって前処理部3が昇降せしめられるため、従来
のようにステアリングハンドルやマルチ操作レバー等を
前後に揺動させて前処理部を昇降せしめる構造のものに
比較して、前処理部3の昇降を操作するための昇降操作
スペースが前後方向に必要以上に大きくならず、すなわ
ち前処理部3の昇降機構をコンパクトに形成することが
できる他、圃場からの振動等により昇降状態が変化せし
められる等のトラブルを防止することができ、昇降操作
を安定して行うことができる。
【0034】またコンバインを圃場内で作業走行させる
場合は、ステアリングハンドル9を下方に押して下降せ
しめて前処理部3を下降せしめるため、操作を安定して
行うことができる。さらに前処理部3の上昇は、比較的
小さな(軽い)操作力でステアリングハンドル9を引き
上げて上昇させることにより容易に行うことができ、上
昇操作に際して圃場内等において後方に必要以上に荷重
をかける必要が無く、転倒等を防止することもできる。
【0035】そしてステアリングハンドル9の昇降機構
を含む操作機構が備えられた操作ボックス21がコンパ
クトに且つシンプルに構成される。
【0036】一方上記座席8の下方には前述のエンジン
(図示しない)を収容するエンジンルーム41が形成さ
れており、該エンジンルーム41(運転席6)の後方に
は脱穀後の穀粒を籾袋に袋詰めする籾受け部42が設け
られている。そして該籾受け部42には、籾袋を支持す
る前後のハンガー43が左右方向に突出せしめられて設
けられており、この前後のハンガー43間に脱穀部4か
ら突出する揚穀筒44の先端が突出せしめられている。
【0037】 これにより上記籾受け部42内におい
て、籾袋をハンガー43に引っ掛けて支持せしめ、揚穀
筒44の先端を籾袋の給穀口に近接、又は給穀口内に挿
入することにより、脱穀部4から籾袋に穀粒を容易に移
動(排出)させ、袋詰めすることができるように構成さ
れている。
【0038】さらに上記脱穀部4と籾受け部42との間
には、揚穀筒44側に固定されてブラケット46が取り
付けられており、該ブラケット46には籾受け部42の
後方に位置するように、機体の操向や制動を操作する操
作レバー47等からなる後方操作部48が備えられてい
る。
【0039】つまり機体2の後方にオペレータが起立し
て、操作レバー47を構成する左右のサイドクラッチレ
バーを操作することにより機体2の操向を操作すること
ができ、また操作レバー47を構成する駐車ブレーキレ
バーを操作することにより機体2の停止を操作すること
ができる。これによりオペレータは後方操作部48によ
り起立した起立姿勢で機体2を操縦することができ、前
方操作部7により座席8に座って機体2を操縦する乗用
タイプのコンバインを、歩行型として使用することがで
きる。
【0040】これにより当該コンバインを歩行型として
使用する(起立姿勢で後方操作部48により操縦する)
ことにより山間地域の比較的狭い急傾斜の農道の移動
や、比較的狭い圃場での作業走行等を容易に行うことが
できるが、前述のように前方操作部7の少なくとも一部
を取り付ける枠体(ステアリングケース18及び操作部
ブラケット15)は左右方向に必要以上に大きくならな
い。
【0041】このため後方操作部48による起立姿勢で
の操作時において前方の視界が良好となり、後方操作部
48により容易に機体2を操縦することができる。また
後方操作部48が座席8の後方(籾受け部42の後
方)、すなわち機体2の最後部側に配置され、コンバイ
ンが比較的コンパクトに構成されているため、農道の移
動等をより容易に行うことができる。
【0042】このとき前方操作部7による機体2の操向
は、ステアリングハンドル9により行われるため比較的
操作性が高く、機体2の操向を容易に行うことができ
る。一方後方操作部48による機体2の操向は、オペレ
ータが前後に揺動せしめられる操作レバー47を持っ
て、左右いずれか、又は両方のサイドクラッチレバーを
前後揺動操作して行うため、オペレータが機体2を安定
して支持することができると共に、機体2の安定支持状
態を保ったまま操向操作(左右サイドクラッチレバーの
前後揺動操作)を行うことができ、操向を含めた機体2
の操縦を安定して行うことができる。
【0043】以上により当該コンバインはよりコンパク
トに構成され、全幅約1.2m,全長約2.3m,全高
約1.3mとなっており、サイズがコンパクトであるこ
とにより当然軽量となっている。これにより当該コンバ
インを前述のように山間地域等の比較的狭い農道や圃場
等でより容易に取り扱う(使用する)ことができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、オペレータが座席に着座して操作する前方操作
部においては機体の操向を比較的操作性の高いステアリ
ングハンドルによって容易に操作することができ、操向
を含めた機体の操縦を安定して且つ円滑に違和感無く行
うことができるという効果がある。
【0045】このときステアリングハンドルの軸芯に設
けられたステアリング軸を支持するステアリングケース
に、前後方向に延出する操作部ブラケットを取り付け、
該操作部ブラケットに前方操作部を構成する所定の操作
装置を取り付けて設けることにより、前方操作部を取り
付ける枠体が左右方向に必要以上に大きくならず、後方
操作部による起立姿勢での操作時において前方の視界が
良好となり、後方操作部により容易に機体を操縦するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】コンバインの正面図である。
【図3】ステアリング機構部分の正面断面図である。
【図4】操作アーム部分の平面図である。
【図5】操作ボックス部分の側面断面図である。
【符号の説明】
1 走行装置 2 機体 3 前処理部 4 脱穀部 7 前方操作部 8 座席 9 ステアリングハンドル 13 スイッチ(操作装置) 14 アクセルレバー(操作装置) 15 操作部ブラケット 16 ステアリング軸 18 ステアリングケース 48 後方操作部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体(2)が左右の走行装置(1)によ
    り支持され、機体(2)の前方に前処理部(3)を、該
    前処理部(3)の後方に脱穀部(4)を各設け、上記前
    処理部(3)の側方に機体操縦用の前方操作部(7)
    を、該操作部(7)の後方に座席(8)を各配置し、座
    席(8)の後方に機体(2)を操縦する後方操作部(4
    8)を設けた複数操作部を備えたコンバインにおいて、
    少なくとも前方操作部(7)に機体(2)を操向せしめ
    る操向操作部を設け、該操向操作部を、軸芯を中心に回
    転せしめることにより操向を操作するステアリングハン
    ドル(9)により構成したコンバインの操向操作部。
  2. 【請求項2】 ステアリングハンドル(9)の軸芯に設
    けられたステアリング軸(16)を支持するステアリン
    グケース(18)に、前後方向に延出する操作部ブラケ
    ット(15)を取り付け、該操作部ブラケット(15)
    に前方操作部(7)を構成する所定の操作装置(1
    3),(14)を取り付けて設けた請求項1のコンバイ
    ンの操向操作部。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026002A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Fuji Kiko Co Ltd ケーブル式ステアリング装置
JP2010239921A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Yanmar Co Ltd コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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